JP4051754B2 - 画像入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の画像情報を光電変換により読み取る画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、原稿の画像情報を読み取る画像入力装置においては、その光学系スペースは、装置全体を極力薄くして小型化することが要求されている。画像入力装置は原稿を照射するため光源部を有している。例えば、光源部から放射状に発せられた光はライン状に変換され、ライン状の光により照明された原稿の画像情報が読み取られる。
【0003】
かかる構造の画像入力装置の一例として図18ないし図21に示すものが知られている。
図18,図19において、画像入力装置101は、照明部102と、キャリッジ103と、投影部104とで構成されている。
照明部102は、板状のベース部材105と、ベース部材105上に設けられた光源装置106と、第1ミラー装置107と、第2ミラー装置108と、スリット109Aを有する蓋部材109とで構成されている。図18において、第1ミラー装置107,第2ミラー装置108,光源装置106が順番に図の左方から配置されている。
【0004】
光源装置106の光源は、電気的に赤(R)、緑(G)、青(B)に切り替えて発光可能となっており、各色の点灯時の原稿Pの透過光を読み取ることで、原稿Pのカラー読み取りが可能となっている。
【0005】
第1ミラー装置107は、トーリックミラー110と、レバー111,111とを備えている。各レバー111,111は、ベース部材105に固定した第1ブラケット112,112に角度調整自在に支持されている。
すなわち、各レバー111,111にはピン113がそれぞれ設けられている。第1ブラケット112には、切欠き部113Aが形成され、切欠き部113Aの一端には軸受け部113Bが形成されている。各レバー111,111のピン113が第1ブラケット112の軸受け部113Bに軸支されている。レバー111,111は、そのピン113を軸として回動自在に構成されている。また、ベース部材105に第2ブラケット112A,112Aが固定されている。第2ブラケット112A,112Aには螺子穴が形成されている。また、レバー111,111の基端111Aには略三日月状の貫通穴部112Bが形成されている。螺子112Cが貫通穴部112Bを介して螺子穴に締め付けられることにより、レバー111は第2ブラケット112Aに固定される。
【0006】
レバー111,111の先端111B,111Bには前記トーリックミラー110が取り付けられている。従って、トーリックミラー110は、レバー111,111を介して後述のように調整される。
そして、トーリックミラー110は、凹形状の反射面が形成されたミラーである。すなわち、図21に示すように、トーリックミラー110は第1の曲率を有する曲面R1と、第2の曲率を有する曲面R2とが複合されて形成されている。そして、図21の(a)に示すように、トーリックミラー110は、光源装置106から放射される光L106を曲面R1により原稿面Fの位置において読取り1ライン分の幅で照明するようにしている。また、図21の(b)に示すように、曲面R2により光源装置106からの光L106を原稿面F上に集光させている。
【0007】
第2ミラー装置108は、光路を変換するためのものである。
また、キャリッジ103は、原稿Pを保持して移動するものである。すなわち、キャリッジ103は、上キャリッジ114と、下キャリッジ115とで構成されている。上キャリッジ114と下キャリッジ115の間に、原稿Pが挟んで保持されるようになっている。上キャリッジ114と下キャリッジ115は、平行に配置された2本のガイドバー116に案内され、副走査方向(図18の左右方向)に移動可能である。
【0008】
投影部104は、第3ミラー装置117と、投影レンズ118と、CCDからなるラインイメージセンサ119とを備え、原稿Pを透過する透過光をラインイメージセンサ119上に集光するものである。
そして、照明部102の光源装置106から放射状に光が発せられる。
光源装置106から放射された光は、トーリックミラー110に入射される。
【0009】
ここで光はトーリックミラー110の軸線110Aに対し、角度110Bで入射される。これにより、光は、次の光路変換ミラーである第2ミラー装置108に向けて方向変換される。
トーリックミラー110で反射された光は、第2ミラー装置108により原稿Pの方向すなわち垂直方向へ向きを変えられ、原稿面F上で線状に集光される。
【0010】
さらに、光は、第2ミラー装置108を介してラインイメージセンサ119に向けて方向変換される。
光に照明された原稿Pの画像は、投影レンズ118によりラインイメージセンサ119上にライン状に結像される。
上述の1ラインの読取りが終了すると、照明部102の光源装置106を消灯したままでキャリッジ103が走査され、原稿Pの読取り分1ライン分だけ移動される。このようにして、1ライン読取りのシーケンスが、所定のライン数だけ繰り返され、原稿Pのl画面分の読取りが終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光源装置106の光を線状に変換する従来の集光方式の画像入力装置においては、以下のような問題点があった。
【0012】
照明部102,投影部104の各部品の精度が許容範囲内に収まらない場合があった。或いは、照明部102と投影部104との間の組立誤差が許容範囲内に収まらない場合があった。かかる部品精度,組立誤差を吸収するため、照明部102と投影部104との間で光学調整がされる。この光学調整により光はラインイメージセンサ119の読取り範囲を正確に照明することが求められている。ところが、トーリックミラー110による光学調整では、光源装置106から導かれる光がラインイメージセンサ119のライン状の読取り範囲を正確に照明することが困難であった。
【0013】
すなわち、かかる光学調整の際には、孔部112Aの調整範囲内でレバー111を動かすことにより、反射面であるトーリックミラー110の角度が変更される。しかし、最終的な読取り位置でのラインイメージセンサ119における光の位置変化量はトーリックミラー110の角度調整量の2倍で効いてくる。そのため、トーリックミラー110の僅かの回転角度変更で、ラインイメージセンサ119における光の位置が大きく振られることになる。その結果、ラインイメージセンサ119のライン状の読取り位置に光を集光させる微妙な調整が困難であった。ラインイメージセンサ119において、光がライン状の読取り範囲内に収まり難かった。
【0014】
特に、従来は、上述のように光源装置106からの光をトーリックミラー110で集光し、原稿面F上で線状になるようにしている。加えて、画像入力装置101の全体をコンパクトにするためにトーリックミラー110を用いている。これにより、原稿面F上の集光が弓なりになるいわゆるラインボウ現象(例えば、特開平7−212536号公報参照)が発生していた。そのために、ラインイメージセンサ119の原稿読取り位置において光が弓なりに曲がった形になり、光の均一性が悪くなる(いわゆる光量ムラが生じる)という問題点がある。光量ムラの調整は反射面であるトーリックミラー110の角度変更及び位置変更により行なわれていた。かかる調整作業は難しかった。
【0015】
また、トーリックミラー110の調整の際、ラインイメージセンサ119における光の照明位置と光の均一性を両立させる必要があった。ラインイメージセンサ119における光の照明位置を変化させるとそれに応じて光量ムラも変化していた。トーリックミラー110は、照明位置(光量)と光量ムラの両方を許容範囲になるように調整する必要がある。かかる調整作業は難しかった。
【0016】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされた画像入力装置及び照明位置調整方法である。その目的は、ラインイメージセンサの読取り位置に光を正確に集光させる光学調整を簡単に行ない、また、光の照明位置と光の均一性を両立させることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ライン状の光を原稿に照射するとともに前記ライン状の光のライン方向と交わる副走査方向に長くなっている長孔からなる位置調整手段を有する照明手段と、ライン状に照明された前記原稿の画像を読み取る1次元読取手段と、前記照明手段と前記1次元読取手段とを、前記ライン状の光のライン方向と交わる副走査方向に移動する移動手段と、前記照明手段を移動自在に支持するフランジを有するとともに前記1次元読取手段を支持する支持部材と、前記照明手段の長孔を貫通して前記支持部材上に前記照明手段を固定する締結部からなる固定手段と、前記照明手段に設けられ、前記支持部材のフランジ上を移動可能な切り欠き溝部を有し、前記照明手段を前記副走査方向へ移動可能にガイドするガイド手段とことを特徴とする。
【0018】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像入力装置において、前記照明手段は、光を発する光源と、前記光源の光を前記原稿に向けて集光する集光レンズとを含むことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像入力装置において、前記照明手段は、光を発する光源と、前記光源の光を前記原稿に向けて集光する凹形状の反射面が形成されるミラーとを含むことを特徴とする。
【0021】
(作用)
請求項1記載の発明の装置において、1次元読取手段と照明手段の副走査方向における相対位置をずらすことにより、光学調整する必要がある。
かかる光学調整の際には、ガイド手段により、支持部材に対して、照明手段は副走査方向へガイドされる。光学調整の際、支持部材と照明手段の仮止めは必要がない。
かかるガイド動作で、1次元読取手段と照明手段の副走査方向における最適な相対位置が探し出されると、固定手段を介して照明手段は支持部材に固定される。
このようにして、照明手段と1次元読取手段は支持部材を介して一体化される。
【0022】
請求項2記載の発明においては、集光レンズにより、ライン状の光が原稿上に照射される。
照明手段と1次元読取手段の副走査方向の位置関係が調整されても、照明手段のラインイメージセンサ等の撮像素子における光量ムラが生じることはない。
請求項3記載の発明においては、照明手段と1次元読取手段の副走査方向の位置関係が調整される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1ないし図15により、請求項1、請求項2記載の発明の実施の形態(第1実施形態)に係わる画像入力装置及び請求項5記載の発明の実施の形態に係わる照明位置調整方法について、画像入力装置としてフィルムスキャナを例に挙げて説明する。
【0026】
図1,図2において、スキャナ1は、カメラで撮影したフィルム画像(原稿)を読み取るためのフィルムスキャナで、直方体形状の筐体2を有している。筐体2の図192の左側には、開口部2Aが形成されている。
図2,図4,図5に示すように、筐体2の内部にはシャシ3が固設されている。シャシ3は外側支持枠4と、外側支持枠4に一体の内側支持枠5とで構成されている。図4,図5に示すように、外側支持枠4は細長の断面コ字状に構成されている。内側支持枠5は外側支持枠4の内側に配置されており、断面コ字状に構成されている。
【0027】
外側支持枠4の上壁面4Aと内側支持枠5の上壁面5Aとの間には照明光学装置6が配置されている。
内側支持枠5の内側には原稿保持装置7が配置されている。
外側支持枠4の下壁面4Bと内側支持枠5の下壁面5Bとの間には原稿読取装置8が配置されている。
【0028】
内側支持枠5の図2の左側側面には、開口部5Cが形成されている。
原稿保持装置7は、マウントアダプタ7Aと、マウントアダプタ7A内に配設され原稿Pをセットして保持する挟持部材7Bとで構成されている。マウントアダプタ7Aは、内側支持枠5に挿脱自在になっている。原稿としては、例えばネガフィルムやリバーサルフィルムが挙げられる。マウントの厚さや種類に応じて原稿Pは図2の上下方向の位置が相違する(K寸法が相違する)。フィルムの種類に応じて原稿保持装置7が準備される。原稿保持装置7は、他のものに交換できるようになっている。原稿Pが、他のものに交換されると、図2,図7のK寸法が相違し、後述のAF用モータ13により照明光学装置6,側板38,38,原稿読取装置8,後述のスキャン用ステッピングモータ12が一体となって図2の垂直方向に調整される。これにより、図2の垂直方向において、原稿保持装置7に保持された原稿Pの位置と照明光学装置6からの光の集光位置が一致される。
【0029】
内側支持枠5の下壁面5Bと外側支持枠4の下壁面4Bとの間には原稿読取装置8の下方に位置してAF用ブロック9が配置されている。
また、図4に示すように、3本のガイドバー10A,10B,10Cが副走査方向(図2)に沿って配置され、シャシ3に固定(図示せず)されている。
図2において、シャシ3の外側支持枠4の下壁面4Bには、ガイドピン11が立設されている。このガイドピン11に前記AF用ブロック9の中央の台部9Aが図2の上下方向(フォーカス方向)に沿って昇降自在にガイドされている。
【0030】
AF用ブロック9の端部の支持ブラケット9Dにはスキャン用ステッピングモータ12が固設されている。外側支持枠4の下壁面4Bの中央部にはAF用モータ13が固設されている。
スキャン用ステッピングモータ12の出力軸には、第1リード螺子14が外側支持枠4の下壁面4Bに平行に取り付けられている。第1リード螺子14の先端14AはAF用ブロック9の中央の台部9Aの側部9Bに支持されている。第1リード螺子14の回転により原稿読取装置8が副走査方向に沿って往復される第1回転直線運動変換機構14Bが構成されている。
【0031】
AF用モータ13の出力軸には、第2リード螺子15が設けられている。第2リード螺子15の回転によりAF用ブロック9が図面上の上下方向に沿って昇降される第2回転直線運動変換機構15Aが構成されている。
照明光学装置6を、図1ないし図5,図7,図8,図11,図12により説明する。
【0032】
照明光学装置6は、矩形形状のベース板材16を有し、ベース板材16上には、図1ないし図3の右側から順番に光源装置17と、集光レンズ18と、第1ミラー装置19とが配置されている。ベース板材16には照明蓋20が覆設されている。
図11,図12に示すように、光源装置17は、ステム17A上にBGGB列光源21とRIIR列光源22の2列の光源を実装した構成になっている。
【0033】
BGGB列光源21は、発光源である青(B)のLED21A,緑(G)のLED21B,21B,青(B)のLED21Aからなる。
RIIR列光源22は、発光源である赤(R)のLED22A,赤外線(I)のLED22B,22B,赤(R)のLED22Aからなる。
ステム17Aの上側には、光軸合わせ用のミラー23が、ステム17Aに対して略45°の傾きで配置されている。このミラー23の下面には、青と緑の波長域を選択的に反射するダイクロイックミラー面23Aが形成されており、上面には全反射ミラー面23Bが形成されている。BGGB列光源21からの発光すなわち青LEDからの光及び緑LEDからの光は、前記ダイクロイックミラー面23Aで反射し、光源装置17の前方へと光路変換される。RIIR列光源22からの発光すなわち赤LEDからの光と赤外LEDからの光は、前記ダイクロイックミラー面23Aでは反射せず、屈折してミラー23の内部へ入射する。入射した光はミラー23の裏面の全反射ミラー面23Bで反射し、再び、ミラー23の内部へ進み、ダイクロイックミラー面23Aで再度屈折して光源装置17の前方へと射出される。このときに、BGGB列光源21からの光軸とRIIR列光源22からの光軸が一致するよう、ミラー23の厚さ、屈折率、ステム17AのBGGB列光源21,RIIR列光源22の2列のピッチ等が設定されている。したがって、光源装置17の前方から見たときにあたかも同一箇所から4色のLEDが発光しているように見える。
【0034】
また、BGGB列光源21,RIIR列光源22の2列の光源の前面には拡散板17Bが配置されており、これにより照明波形の均一化を図っている。
図1,図3,図7,図8に示すように、集光レンズ18は、光源装置17からの光を線状に変換するためのもので、第1レンズ24と、第1レンズ24に対向して対称に配置された第2レンズ25とからなるコンデンサーレンズである。
【0035】
第1レンズ24は、第1曲面部24Aと第2曲面部24Bとで構成されたレンズである。第1曲面部24Aは、一方の面に形成され長手方向に断面形状が沿ったシリンドリカルな形状になっている。第2曲面部24Bは、反対側の面に短手方向(長手方向に直交する方向)に断面形状が沿ったシリンドリカルな形状になっている。
【0036】
第2レンズ25は、第1レンズ24と同様の形状で、長手方向に沿った第1曲面部25Aと短手方向に沿った第2曲面部25Bとが形成されている。第1レンズ24の第1曲面部24Aと第2レンズ25の第1曲面部25Aは対向している。
このように、第1レンズ24,第2レンズ25の2つの光学素子で集光レンズ18が構成されている。従って、集光レンズ18は必要な曲率を簡単に得ることができ、部品を薄くでき、非球面を用いる必要がない。また、集光レンズ18の部品製造コストを下げることができる。
【0037】
図1において、ベース板材16上には、その両側の縁部に小ポスト26,26が固定され、この小ポスト26,26に、板バネ材27,27を介して第1レンズ24,第2レンズ25が取り付けられ、固定されている。すなわち、板バネ材27は、2つのU字状部を副走査方向に沿って並べて構成されている。板バネ材27の頂部27A,27Aで第1レンズ24の上端面24C及び第2レンズ25の上端面25Cが規制されている、また、板バネ材27の端部27B,27B(図には1ヶ所のみ図示)で第1レンズ24,第2レンズ25の副走査方向の位置が規制されている。
【0038】
また、ベース板材16の両端角部には、副走査方向で長くなっている長孔28A,28B,28C,28Cが形成されている。
図1,図4ないし図6,図10において、ベース板材16の裏面の両側の縁部には、切欠き溝部29,29が副走査方向に沿って形成されている。切欠き溝部29は、ベース板材16の裏面側を断面4角形状に切り欠いて端面16Aからわずかに内側に逃げたものである。
【0039】
図6,図10において、切欠き溝部29の縦壁29Aには、円弧状の突起部29B,29B,29B,29Bが4箇所に設けられている。突起部29B,29B,29B,29Bは、後述の側板38,38のフランジ38A,38Aの端面38C,38Cに接触している。これにより、ベース板材16と側板38,38の接点が小さくなる。従って、ベース板材16が副走査方向にスムーズに移動可能になっている。
【0040】
図1,図7において、第1ミラー装置19は、ベース板材16の一端に取り付けられ、下向きに傾斜しており、その傾斜角は光軸L1に対して略45°である。
照明蓋20は、ベース板材16の上方全体を覆い、ベース板材16に係止して固定されている。これにより、光源装置17,集光レンズ18,第1ミラー装置19への外光、迷光の侵入が防止されている。
【0041】
原稿読取装置8は、メカブロック30を有し、メカブロック30上には、図2の左側から順番に第2ミラー装置31と、投影レンズ32と、CCDからなるラインイメージセンサ33とが配置されている。
図4に示すように、メカブロック30は、底板30Aと、底板30Aの側部に立設された脇板30B,30Bとを有している。底板30Aの裏面の左右には、それぞれ2本のレール34,34が副走査方向に沿って固定され、各レール34,34には、ガイド孔34A,34Aが設けられている。レール34,34のガイド孔34A,34Aには、ガイドバー10B,10Cが挿通されている。
【0042】
図2において、メカブロック30の底板30Aの裏面には、ブラケット35が固設され、ブラケット35には雌螺子部36が設けられている。この雌螺子部36は前記第1リード螺子14に螺合している。スキャン用ステッピングモータ12の駆動により、第1リード螺子14が回転し、メカブロック30はブラケット35を介して副走査方向に往復できるようになっている。このようにして、前記第1回転直線運動変換機構14Bが構成されている。なお、ブラケット35には、図4に示すバネ材15Cが副走査方向に沿って設けられている。このバネ材15Cの付勢力により第1回転直線運動変換機構14Bのガタが防止されている。
【0043】
第2ミラー装置31は、第1ミラー装置19の下方にあり、垂直方向で対向した位置にある。第2ミラー装置31は、上向きに傾斜しており、その傾斜角は光軸L2に対して略45°である。
ラインイメージセンサ33は、メカブロック30の端部に設けた奥板30Cに固定されている。図2,図9に示すように、ラインイメージセンサ33は、ライン方向(図2の紙面に対して直交する方向)にライン状に画素を配列させて構成されている。
【0044】
また、メカブロック30の上方全体を覆う照明蓋37がメカブロック30に係止して固定されている。これにより、第2ミラー装置31,投影レンズ32,CCDからなるラインイメージセンサ33への外光、迷光の侵入が防止されている。
そして、図1,図4,図5に示すように、メカブロック30の脇板30B,30Bには、それぞれ側板38,38が固定されている。
【0045】
側板38,38の頂部には内側に向くフランジ38A,38A,38A,38Aが形成されている。各フランジ38A,38A,38A,38Aの端部には、雌螺子部38B,38B,38B,38Bが穿設されている。
雄螺子39,39,39,39がベース板材16の長孔28A,28B,28C,28Dを貫通し、側板38,38のフランジ38A,38A,38A,38Aの雌螺子部38B,38B,38B,38Bに4ヶ所に亘って螺合されている。この螺合により、側板38,38はベース板材16に固定されている。
【0046】
従って、照明光学装置6と原稿読取装置8は、側板38,38を介して一体化されている。
一方の側板38には、断面U字状のガイドレール40が設けられている。このガイドレール40に前記ガイドバー10Aが挿通されている。
側板38,38及びメカブロック30は、一体になっており、ガイドバー10A,10B,10Cに支持されている。照明光学装置6,側板38,38,原稿読取装置8は、一体となってガイドバー10A,10B,10C上を副走査方向に往復自在になっている。
【0047】
そして、前記の構成の照明光学装置6により、ライン状の光を原稿Pに照射する照明手段が構成されている。
前記の原稿読取装置8により、ライン状に照明された原稿Pの画像を読み取る1次元読取手段が構成されている。
前記スキャン用ステッピングモータ12,第1回転直線運動変換機構14Bにより、照明光学装置6,側板38,38,原稿読取装置8をライン状の光のライン方向と交わる副走査方向に移動する移動手段が構成されている。
【0048】
側板38,38により、前記照明光学装置6と前記原稿読取装置8とを支持する支持部材が構成されている。
ベース板材16の裏面の切欠き溝部29,29と側板38,38のフランジ38A,38Aにより、前記支持部材に対して前記照明光学装置6を前記副走査方向へ移動可能にガイドするガイド手段が構成されている。
【0049】
雄螺子39,39,39,39と側板38,38の雌螺子部38B,38B,38B,38Bにより、前記照明光学装置6を前記側板38,38に固定する固定手段が構成されている。
次に、スキャナ1の動作について説明する。
先ず、原稿保持装置7に原稿がセットされる。
【0050】
照明光学装置6においては、光源装置17から放射された光は、集光レンズ18を通過する。光は、第2ミラー装置31の読取り位置へ導くために第1ミラー装置19で略直角に反射される。集光レンズ18により、集光レンズ18を通過した光は、原稿P上に線状に集光される。すなわち、光はライン方向で幅があり(図3,図4に図示)、副走査方向で原稿Pの面上に集光される(図2,図7に図示)。
【0051】
原稿Pを通過した光は、第2ミラー装置31で略直角に反射される。さらに、光は、投影レンズ32通過して絞られ、断面くさび状の光線経路になる。光は、ラインイメージセンサ33上にライン状に集光される。光に照明された原稿Pの画像は、投影レンズ32によりラインイメージセンサ33上にライン状に結像し、ラインイメージセンサ33に読み取られる。ラインイメージセンサ33からの原稿Pの画情報は電気回路(図示せず)に伝達され、スキャナ1における周知の動作が行なわれる。
【0052】
光源装置17は赤(R)、緑(G)、青(B)を電気的に切り替えて発光可能となっており、ラインイメージセンサ33は各色点灯時の原稿Pの透過光を読み取ることで、原稿Pのカラー読取りが可能となっている。
原稿Pの読取りシーケンスは以下のようになっている。先ず、スキャン用ステッピングモータ12により照明光学装置6及び原稿読取装置8が移動される。原稿の1ライン目がラインイメージセンサ33の読取り位置に配置される。光源装置17がまず赤(R)を点灯させると、照明された原稿Pの画像は投影レンズ32によりラインイメージセンサ33に結像され、赤(R)のデータが読みとられる。同様に、緑(G)点灯・読取り、青(B)点灯・読取りを行なうことで、RGBのデータがそれぞれ読み取られる。
【0053】
1ラインのRGB読取りが終了すると、光源装置17を消灯したままで照明光学装置6及び原稿読取装置8がスキャン用ステッピングモータ12により走査される。これにより、原稿Pの読取りの1ライン分だけ移動され、続いて1ライン読取りのシーケンスが繰り返される。この動作が所定のライン数だけ繰り返され、原稿Pのl画面分の読取りが終了する。
【0054】
このように、1ライン読取り→1ライン移動の繰返しのシーケンスで、原稿Pの面全体の情報が順次ラインイメージセンサ33に読み取られ、これにより、原稿Pの1画面の読取りが可能になる。
次に、スキャナ1の照明位置調整方法について説明する。
スキャナ1の動作中には、照明光学装置6から発っせられた光は原稿Pの面に線状になるよう導かれるが、その集光位置は照明光学装置6の各部品の精度や取付位置によって原稿読取装置8の受光位置(図13,図14のJ点)に対してずれることがある。すなわち、原稿読取装置8に対して単に照明光学装置6を取り付けて固定するだけでは、光が図13,図14のJ点に到達しないことがあり得る。そのため、スキャナ1の動作前には、ラインイメージセンサ33上に原稿Pの画像が正確に照射されてラインイメージセンサ33での受光状態が正常になるように、光学調整が必要になる。
【0055】
ここで、スキャナ1の組立誤差により、▲1▼ラインイメージセンサ33での受光状態が正常である場合(原稿の画像がラインイメージセンサ33のライン状の読取り範囲内に到達する場合)、▲2▼ラインイメージセンサ33での受光状態が正常でない場合(原稿Pの画像がラインイメージセンサ33のライン状の読取り範囲内に到達しない場合)の2つの場合がある。
【0056】
▲1▼ラインイメージセンサ33での受光状態が正常である場合
照明光学装置6,側板38,38,原稿読取装置8の各装置自体は、それぞれ副走査方向,ライン方向,上下方向で組立誤差があり、また、各装置間での関係でも組立誤差がある。
例えば、照明光学装置6において、光源装置17,集光レンズ18,第1ミラー装置19が副走査方向で組立誤差が生じた場合には、図14に示すように、原稿Pに対して、光の集光位置Sが図13,図14のJ点からδ1だけずれることになる。しかし、光はラインイメージセンサ33の読取り範囲に入り、ラインイメージセンサ33に入射される光量は確保される。この場合、画像の質は確保される。
【0057】
また、光の集光位置Sが図13,図14のJ点からライン方向でずれた場合には、以下のように、ラインイメージセンサ33に入射される光量は確保される。すなわち、図4に示すように、原稿読取装置8の第1ミラー装置19を通った光の原稿Pの面における幅LBを、原稿Pの幅PBよりも広くすることができる。
これにより、光の集光位置Sがライン方向で図13,図14のJ点からずれていても、光は第2ミラー装置31の許容範囲内に入り、さらに、光はラインイメージセンサ33の読取り範囲に入る。このようにして、光の原稿Pの面におけるライン方向でのずれは、ラインイメージセンサ33の受光状態に悪影響は及ぼさない。
【0058】
▲2▼ラインイメージセンサ33での受光状態が正常でない場合
図13(A)は原稿Pの面における集光位置Sが図13,図14のJ点よりも図面上の左側に来ている状態を示す。図13(B)は原稿Pの面における集光位置Sが図13,図14のJ点に到達している状態を示す。図13(C)は原稿Pの面における集光位置が図13,図14のJ点よりも図面上の右側に到達している状態を示す。
【0059】
図13(A),図13(C)のような状態の場合には、図14に示すように、光はラインイメージセンサ33の読取り範囲(図14の上下方向)からずれて集光される。光はラインイメージセンサ33の読取り範囲に入らず、ラインイメージセンサ33に入射される光量は確保されない場合がある。以下のように光学調整される。
【0060】
最初は、雄螺子39,39,39,39は側板38,38の雌螺子部38B,38B,38B,38Bに締め付けられていない状態になっている。
照明光学装置6を点灯した状態において、ベース板材16は、その裏面の切欠き溝部29,29を介して側板38,38のフランジ38A,38A,38A,38A上を移動される。照明光学装置6は図13の副走査方向(図面上の左右方向)に沿って原稿読取装置8に対して矢印方向に平行に移動される。図13(A)においては、照明光学装置6は図13の副走査方向(図面上の左右方向)に沿って平行に矢印Y方向へ移動調整される。図13(C)においては、同様にして照明光学装置6は矢印Z方向へ移動調整される。
【0061】
図15に示すように、この移動変化に対応してラインイメージセンサ33からCCD信号が出力される。さらに、図示しない光量計測装置により光量(CCD信号の出力レベル)が読み取られ、表示される。ラインイメージセンサ33から出力された画像信号の光量がほぼ最大を示す原稿読取装置8の位置が探される。続いて、ベース板材16の長孔28A,28B,28C,28Dに雄螺子39,39,39,39が挿通され、雄螺子39,39,39,39は雌螺子部38B,38B,38B,38Bに締め付けられる。これにより、ベース板材16は、雄螺子39,39,39,39,雌螺子部38B,38B,38B,38Bを介して側板38,38に固定される。従って、照明光学装置6は側板38,38に固定され、照明光学装置6の原稿読取装置8に対する副走査方向の位置が確保される。図13(A),図13(C)の状態から図13(B)の状態になる。
【0062】
ここで、ラインイメージセンサ33においては、従来例の如きラインボウ現象による光量ムラは発生しないため、光はほぼフラットな特性となり、光量ムラが小さい。また、光学調整をしても光量ムラはあまり変化することがなく、調整が容易である。
【0063】
かかる光学調整により、光はラインイメージセンサ33の読取り範囲に照明される。
以上の如き構成によれば、次の効果を奏する。
第1に、調整者により原稿読取装置8の読取位置(原稿Pの面における図13,図14のJ点)に対する照明光学装置6の副走査方向における位置決めが行なわれる。その際、ベース板材16はその切欠き溝部29,29が側板38,38のフランジ38A,38A,38A,38A上を案内されて移動される。従って、照明光学装置6は副走査方向に沿って移動され、調整者は、従来の装置よりも簡単に照明光学装置6の副走査方向における位置決めを行なうことができる。また、従来微妙で困難な調整が必要であった照明光学装置6の位置調整が光量のみを目安に簡単に行なうことができ、組立コストの低減も可能である。
【0064】
第2に、照明光学装置6の副走査方向における位置決め後、ベース板材16は雄螺子39,39,39,39,雌螺子部38B,38B,38B,38Bを介して側板38,38に固定される。従って、調整者はガイド手段と固定手段とが一体の場合に比べて、ベース板材16の仮止めの工程を削減でき、コストを下げることができる。
【0065】
ここで、ガイド手段と固定手段とが一体の場合とは、例えば、長孔28A,28B,28C,28D,雄螺子39,39,39,39,雌螺子部38B,38B,38B,38Bだけを用いる場合である。勿論、ベース板材16の裏面の切欠き溝部29,29と側板38,38のフランジ38A,38Aからなるガイド手段は用いていない。
【0066】
第3に、ライン状の集光のために、従来のトーリックミラーを用いずに、集光レンズ18を用いている。従って、ラインイメージセンサ33における光量ムラを無くすことができ、照明光学装置6の位置決めが容易になる。また、トーリックミラー110のミラー角度調整よりも微妙な調整を容易にできる。
【0067】
すなわち、ラインボウ現象を防止することができ、光量ムラが良くなる。従って、照明位置調整と光量ムラ調整を両立する必要がなくなり、照明光学装置6の位置調整だけに専念すれば良いので調整作業が簡単になる。
また、従来は光量ムラを規定範囲に収めるために、光量的にベストな位置からわざとずらすようなことがあった。しかし、かかる調整作業が不要になるために、光量も従来より稼ぐことが可能になる。
【0068】
第4に、原稿読取装置8における光量が最大になる照明光学装置6の位置を光量計測装置のモニタリングで探し出すことにより、照明光学装置6と原稿読取装置8の副走査方向における相対位置を容易に確定できる。従って、原稿読取装置8の原稿の読取り範囲の光学調整を容易にできる。
なお、本実施の形態においては、画像入力装置としてフィルムスキャナを例に挙げて説明した。しかし、フィルムスキャナに限定されることなく、例えば、反射原稿用スキャナにも適用できる。
【0069】
また、本実施の形態においては、集光レンズ18は、第1レンズ24からなる一つの光学素子と、第2レンズ25からなる一つの光学素子とを組み合せたコンデンサーレンズとして構成されている。しかし、集光レンズを適切な曲率を選定した1つの光学素子で構成し、1つの光学素子でも光の線状への変換が可能である。
【0070】
さらに、本実施の形態においては、ガイド手段が固定手段と独立して設けられている例について説明した。しかし、ガイド手段と固定手段を一体にし、請求項1,請求項2記載の発明の実施の形態に係わる画像入力装置を構成することができる。ここで、ガイド手段と固定手段とが一体の場合とは、例えば、長孔28A,28B,28C,28D,雄螺子39,39,39,39,雌螺子部38B,38B,38B,38Bだけを用いる場合である。勿論、ベース板材16の裏面の切欠き溝部29,29と側板38,38のフランジ38A,38Aとからなるガイド手段は用いていない。
【0071】
そして、本実施の形態においては、原稿Pを原稿保持装置7に固定して保持させ、側板38,38を介して一体になっている照明光学装置6,原稿読取装置8を走査させることにより、原稿Pを読み取っている。しかし、照明光学装置6,原稿読取装置8を固定させ、原稿保持装置7を走査させることにより、原稿Pを読み取ることもできる。
【0072】
図16,図17により、請求項1,請求項3記載の発明の実施の形態(第2実施形態)に係わる画像入力装置について、フィルムスキャナを例に挙げて説明する。
第2実施形態に係わる画像入力装置は、第1実施形態に係わる画像入力装置と全体的には同じ構造である。その照明光学装置6に代えて他の照明光学装置を用いている点で相違している。
【0073】
図16において、照明光学装置41は、光源装置42と、光源装置42の光を原稿に向けて集光する凹形状の反射面が形成されるトーリックミラー43と、光路変換ミラー44とを備えている。
光源装置42は、第1実施形態に係わるスキャナ1の光源装置17と同様の構成であり、その説明を省略する。
【0074】
トーリックミラー43は、レバー45の先端45Aに取り付けられている。レバー45は、ベース部材46に固定したブラケット47の孔部47Aにピン48を介して回動自在に軸支されている。従って、レバー45の孔部47Aの軸心を中心とした回動によりトーリックミラー43の角度が調整される。
また、原稿読取装置49は、第1実施形態に係わるスキャナ1の原稿読取装置8と同様の構成であり、その説明を省略する。
【0075】
しかして、トーリックミラー43自体の光学調整に加えて、第1実施形態に係わる画像入力装置と同様に、照明光学装置6と原稿読取装置8の副走査方向の関係が位置調整される。
従って、第1実施形態に係わる画像入力装置と同様の作用,効果に加えて、従来のトーリックミラー110を用いた画像入力装置より、光学調整を容易にできる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、調整者は、1次元読取手段の読取位置に対する照明手段の位置決めを行なう際、ガイド手段のガイドで照明手段を移動すれば良い。従って、調整者は、従来の画像入力装置よりも簡単に照明手段の位置決めを行なうことができる。また、ガイド手段と固定手段とが一体の場合に比べて、支持部材と照明手段の仮止めの工程が削減でき、コストを下げることができる。
【0077】
請求項2記載の発明によれば、ライン状の光を原稿上に照射するために、集光レンズが用いられているので、照明手段のラインイメージセンサ等の撮像素子における光量ムラがなくなり、照明手段の位置決めを容易にできる。
請求項3記載の発明によれば、照明手段と1次元読取手段の副走査方向の位置関係を調整すれば良いので、従来のトーリックミラーの角度を変更する場合に比べて、容易に光学調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係わる画像入力装置の要部を示す斜視図である。
【図2】同画像入力装置の内部を示す側面図である。
【図3】照明光学装置を示す平面図である。
【図4】図2のI-I線に沿って切断した横断面図である。
【図5】図2のII-II線に沿って切断した横断面図である。
【図6】図1のIII-III線に沿って切断し、ベース板材及び側板を裏面から視た横断面図である。
【図7】照明光学装置の光学系を示す側面図である。
【図8】第1レンズを示す斜視図である。
【図9】ラインイメージセンサを示す斜視図である。
【図10】図5のX部に係わり、ベース板材及び側板の関係を示す断面図である。
【図11】光源装置を示す平面図である。
【図12】光源装置を示す縦断面図である。
【図13】同画像入力装置の作用状態説明図である。
【図14】同画像入力装置の作用状態説明図である。
【図15】画像入力装置の照明位置調整方法の説明図である。
【図16】第2実施形態に係わる画像入力装置の光学系を示す側面図である。
【図17】同画像入力装置のトーリックミラーの調整方法の説明図である。
【図18】従来における画像入力装置の内部を示す側面図である。
【図19】同画像入力装置の照明部を示す斜視図である。
【図20】同画像入力装置のトーリックミラーの調整方法の説明図である。
【図21】同画像入力装置の光学系の説明図である。
【符号の説明】
1 スキャナ
6 照明光学装置
7 原稿保持装置
8 原稿読取装置
12 スキャン用ステッピングモータ
14B 第1回転直線運動変換機構
15A 第2回転直線運動変換機構
16 ベース板材
17 光源装置
18 集光レンズ
19 第1ミラー装置
24 第1レンズ
25 第2レンズ
28A 長孔
28B 長孔
28C 長孔
28D 長孔
29 切欠き溝部
31 第2ミラー装置
32 投影レンズ
33 ラインイメージセンサ
38 側板
38A フランジ
38B 雌螺子部
39 雄螺子
Claims (3)
- ライン状の光を原稿に照射するとともに前記ライン状の光のライン方向と交わる副走査方向に長くなっている長孔からなる位置調整手段を有する照明手段と、
ライン状に照明された前記原稿の画像を読み取る1次元読取手段と、
前記照明手段と前記1次元読取手段とを、前記ライン状の光のライン方向と交わる副走査方向に移動する移動手段と、
前記照明手段を移動自在に支持するフランジを有するとともに前記1次元読取手段を支持する支持部材と、
前記照明手段の長孔を貫通して前記支持部材上に前記照明手段を固定する締結部からなる固定手段と、
前記照明手段に設けられ、前記支持部材のフランジ上を移動可能な切り欠き溝部を有し、前記照明手段を前記副走査方向へ移動可能にガイドするガイド手段と
ことを特徴とする画像入力装置。 - 請求項1記載の画像入力装置において、
前記照明手段は、光を発する光源と、前記光源の光を前記原稿に向けて集光する集光レンズとを含むことを特徴とする画像入力装置。 - 請求項1記載の画像入力装置において、
前記照明手段は、光を発する光源と、前記光源の光を前記原稿に向けて集光する凹形状の反射面が形成されるミラーとを含むことを特徴とする画像入力装置。
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