JP4051183B2 - 下水処理場の水質制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水を水処理プロセス部で処理し生じる汚泥を汚泥処理プロセス部の脱水装置で脱水し、前記脱水装置で脱水されて生じる返流水を前記水処理プロセス部へ返流する下水処理場の水質制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
下水処理場は、下水の水処理プロセスを行う水処理プロセス部51と水処理プロセスで生じる汚泥を汚泥処理プロセスで汚泥処理を行う汚泥処理プロセス部52を備えている。
【0003】
下水処理場における水処理プロセスについて図7を用いて説明する。下水処理場の水処理プロセス部51は、最初沈殿池1、生物反応槽2、最終沈殿池3とを備えている。最初沈殿池1で微細な浮遊物を沈殿除去する。生物反応槽2では、下水を活性汚泥と混合し、空気によって曝気を行い、活性汚泥にふくまれる微生物の代謝作用を利用して有機物を除去する。活性汚泥混合液は最終沈殿池3にて活性汚泥を沈降分離することにより浄化される。
【0004】
下水の窒素除去のため、生物反応槽2は曝気装置5によって静気装置6を介して曝気を行う好気槽7と曝気を行わない無酸素槽8とに分けられ、曝気する好気槽7でアンモニア等の窒素化合物を酸化し硝酸となし、好気槽7から無酸素槽8へ活性汚泥混合液を循環させ、硝酸を窒素ガスへと還元させる。
【0005】
下水のリン除去のため、生物反応槽2には、曝気も混合液の循環も行わない嫌気槽9が設けられており、嫌気槽9において嫌気−好気法(嫌気状態における汚泥からのリン酸の放出と好気状態における汚泥へのリンの過剰摂取を利用したリン除去方法)によりリンを汚泥中に取り込ませる。このリンを含んだ汚泥は余剰汚泥として最終沈殿池3より引き抜かれ、水処理系外へと排出され処理水のリンが除去される。リンを含む余剰汚泥は、脱水装置14や焼却装置15等による汚泥処理プロセスに送られる。
【0006】
下水処理場における汚泥処理プロセスについて図7を用いて説明する。汚泥処理プロセス部5は、脱水装置14を備えている。最初沈殿池3から引き抜かれた生汚泥と最終沈殿池3から引き抜かれた余剰汚泥は汚泥処理プロセスに送られ、脱水装置14によって水分を除去され、焼却装置15等によって含水率を低減された後、処理場外へ排出される。脱水装置14には多種あり、それは本発明とは直接は関係しないため詳細は省略するが、基本的には汚泥に凝集剤を添加し汚泥の凝集性を高め、真空脱水、加圧脱水、などを行う。また、脱水処理後に焼却炉によって焼却処理を行う場合もあるが、これも同様の理由により詳細は省略する。
【0007】
脱水装置14により除去された水分は水処理プロセスに送られる。これを返流水という。脱水装置14の脱水機による固液分離が十分に機能した場合には、返流水の汚泥濃度は、水処理プロセスにおいて無視できる範囲まで低減される。
【0008】
従来、返流水の水質の影響を考慮した水質制御装置は存在していなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、水処理プロセスにおける汚泥の沈降性悪化のため、汚泥処理プロセスに送られる汚泥濃度は低下の傾向にある。このため、所定量の汚泥固形物を水処理プロセスから取り除くため、より多くの量の汚泥を引き抜く必要が生じている。従って、汚泥処理プロセスは低濃度の汚泥を多量に処理することになり、結果として、脱水装置14による固液分離が十分に行われない場合があった。
【0010】
すなわち、脱水後の脱水汚泥の含水率を十分に低減できず、また、返流水の汚泥濃度も十分に低減できない状況があった。返流水の汚泥濃度は10,000mg/Lに達する場合もあるという。このような状況において、返流水が水処理プロセスに与える悪影響を無視できない。
【0011】
また、高汚泥濃度の場合、汚泥の酸素消費により返流水は嫌気化しORP(酸化還元電位)は低下する。この場合、汚泥中に取り込まれたリンが、返流水の返送過程における嫌気状態で再び汚泥から溶解性リン酸として放出され、高濃度リン酸を含んだ返流水が水処理プロセスに送られる場合があり、これも水処理プロセスに与える悪影響を無視できない。
【0012】
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の有する問題を解消し、下水処理場における返流水が水処理プロセスに与える悪影響を低減する下水処理場の水質制御装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る下水処理場の水質制御装置は、下水を水処理プロセス部で処理し生じる汚泥を汚泥処理プロセス部の脱水装置で脱水し、前記脱水装置で脱水されて生じる返流水を前記水処理プロセス部へ返流する下水処理場の水質制御装置であって、前記返流水の水質を測定する水質測定手段と、前記水質測定手段の測定結果に基づき、前記返流水の汚泥濃度が許容濃度になるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
また、前記水質測定手段は前記返流水のリン酸濃度を測定するリン酸計であり、前記制御手段は、前記リン酸計の測定結果に基づき、前記脱水装置の汚泥処理量を補正することを特徴とする。
【0015】
また、前記水質測定手段は前記返流水のリン酸濃度を測定するリン酸計であり、前記制御手段は、前記リン酸計の測定結果に基づき、前記脱水装置へ添加される凝集剤添加量を補正することを特徴とする。
【0016】
また、前記水質測定手段は前記返流水の濁度を測定する濁度計であり、前記制御手段は、前記濁度計の測定結果に基づき、前記脱水装置の汚泥処理量を補正することを特徴とする。
【0017】
また、前記水質測定手段は前記返流水の濁度を測定する濁度計であり、前記制御手段は、前記濁度計の測定結果に基づき、前記脱水装置へ添加される凝集剤添加量を補正することを特徴とする。
【0018】
また、前記水質測定手段は前記返流水の酸化還元電位を測定するORP計であり、前記制御手段は、前記ORP計の測定結果に基づき、前記脱水装置の汚泥処理量を補正することを特徴とする。
【0019】
また、前記水質測定手段は前記返流水の酸化還元電位を測定するORP計であり、前記制御手段は、前記ORP計の測定結果に基づき、前記脱水装置へ添加される凝集剤添加量を補正することを特徴とする。
【0020】
上述の発明において、汚泥処理プロセス部の脱水装置で脱水されて生じる返流水の水質を水質測定手段によって測定し、水質測定手段の測定結果に基づき、制御手段によって、返流水の汚泥濃度が許容濃度になるように制御する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
まず、図1を参照して第1の実施形態について説明する。
【0023】
図1に示すように、図7に示した部材には同じ符号をつけて重複する説明を省略する。
【0024】
脱水装置14へ最初沈殿池1から生汚泥が送られるとともに最終沈殿池3から余剰汚泥が送られる。脱水装置14によって生汚泥及び余剰汚泥は脱水され、生じた水は返流水として返流水路20を介して脱水装置14から生物反応槽2の嫌気槽9へ送られる。
【0025】
返流水路20には水質測定手段として、返流水のリン酸濃度を測定するリン酸計(PO4−P計)22が設けられている。また、水質測定手段の測定結果に基づき、返流水の汚泥濃度が許容濃度になるように制御する制御手段25が設けられている。本実施の形態では、制御装置25はリン酸計22の測定結果に基づき、脱水装置14の汚泥処理量を補正するように作用する。脱水装置14の汚泥処理量を補正するには、例えば、脱水装置14に単位時間当たりに供給される生汚泥及び余剰汚泥の量を制御すればよい。
【0026】
制御装置25は、リン酸計22の計測値SPO4と設定された返流水中のリン酸量目標値SVPO4とをもとに脱水装置14の汚泥処理流量の補正係数mQを算出し、この補正係数mQをもってあらかじめ設定された脱水装置14の汚泥処理流量Qの指示値PVQを、
【数1】
として与える。ここで、tは時間、a,Kp,Ki,Kdは定数。添え字のn,n−a,n−1はステップ数を示し、自由に設定可能とする。
【0027】
制御装置25は、返流水中のリン酸濃度があらかじめ設定した値を超えた場合、返流水中のリン酸濃度が設定された値となるよう脱水装置14の処理流量を低減させるようにする。これにより脱水装置14は良好な固液分離処理が可能となる。
【0028】
この効果、脱水装置14の処理流量増大に伴う、脱水装置14の固液分離処理能力の低減による返流水中のリン酸量の増加が抑制され、返流水の水質が水処理プロセスに与える悪影響を抑制することができる。
【0029】
なお、補正係数mQを、
【数2】
で表されるものを用いることもできる。
【0030】
次に、図2を参照して第2の実施形態について説明する。
【0031】
本実施形態では、返流水路20には、返流水のリン酸濃度を測定するリン酸計(PO4−P計)22が設けられている。また、本実施の形態では、制御装置25はリン酸計22の測定結果に基づき、脱水装置14へ添加される凝集剤添加量を補正するように作用する。
【0032】
制御装置25は、リン酸計22の計測値SPO4と設定された返流水中のリン酸量目標値SVPO4とをもとに脱水装置14への凝集剤注入量qflocの補正係数mflocを算出し、この補正係数mflocをもってあらかじめ設定された脱水装置14の凝集剤注入量qflocの指示値PVflocを、
【数3】
として与える。ここで、tは時間、a,Kp,Ki,Kdは定数。添え字のn,n−a,n−1はステップ数を示し、自由に設定可能とする。
【0033】
制御装置25は、返流水中のリン酸濃度があらかじめ設定した値を超えた場合、返流水中のリン酸濃度が設定された値となるよう脱水装置14への凝集剤注入量を増加させるようにする。これにより脱水装置14によって良好な固液分離処理が可能となる。
【0034】
この効果、脱水装置14の処理流量増大に伴う、脱水装置14の固液分離処理能力の低減による返流水中のリン酸量の増加が抑制され、返流水の水質が水処理プロセスに与える悪影響を抑制することができる。
【0035】
なお、補正係数mQを、
【数4】
で表されるものを用いることもできる。
【0036】
次に、図3を参照して第3の実施形態について説明する。
【0037】
本実施形態では、返流水路20には、返流水の濁度を測定する濁度計23が設けられている。また、本実施の形態では、制御装置25は濁度計23の測定結果に基づき、脱水装置14の汚泥処理量を補正するように作用する。
【0038】
制御装置25は、濁度計23の計測値Sturbと設定された返流水中の濁度の目標値SVturbとをもとに脱水装置14の汚泥処理流量の補正係数mQを算出し、この補正係数mQをもってあらかじめ設定された脱水装置14の汚泥処理流量Qの指示値PVQを、
【数5】
として与える。ここで、tは時間、a,Kp,Ki,Kdは定数。添え字のn,n−a,n−1はステップ数を示し、自由に設定可能とする。
【0039】
制御装置25は、返流水中の濁度があらかじめ設定した値を超えた場合、返流水中の濁度が設定された値となるよう脱水装置14の処理流量を低減させるようにする。これにより脱水装置14によって良好な固液分離処理が可能となる。
【0040】
この結果、脱水装置14の処理流量増大に伴う、脱水装置14の固液分離処理能力の低減による返流水中の濁度の上昇が抑制され、返流水の水質が水処理プロセスに与える悪影響を抑制することができる。
【0041】
なお、補正係数mQを、
【数6】
で表されるものを用いることもできる。
【0042】
次に、図4を参照して第4の実施形態について説明する。
【0043】
本実施形態では、返流水路20には、返流水の濁度を測定する濁度計23が設けられている。また、本実施の形態では、制御装置25は濁度計23の測定結果に基づき、脱水装置14へ添加される凝集剤添加量を補正するように作用する。
【0044】
制御装置25は、濁度計23の計測値Sturbと設定された返流水中の濁度の目標値SVturbとをもとに脱水装置14の凝集剤注入量qflocの補正係数mflocを算出し、この補正係数mflocをもってあらかじめ設定された脱水装置14の凝集剤注入量qflocの指示値PVflocを、
【数7】
として与える。ここで、tは時間、a,Kp,Ki,Kdは定数。添え字のn,n−a,n−1はステップ数を示し、自由に設定可能とする。
【0045】
制御装置25は、返流水中の濁度があらかじめ設定した値を超えた場合、返流水中の濁度が設定された値となるよう脱水装置14の処理流量を低減させるようにする。これにより脱水装置14によって良好な固液分離処理が可能となる。
【0046】
この結果、脱水装置14の処理流量増大に伴う、脱水装置14の固液分離処理能力の低減による返流水中の濁度の上昇が抑制され、返流水の水質が水処理プロセスに与える悪影響を抑制することができる。
【0047】
なお、補正係数mflocを、
【数8】
で表されるものを用いることもできる。
【0048】
次に、図5を参照して第5の実施形態について説明する。
【0049】
本実施形態では、返流水路20には、返流水の酸化還元電位(ORP)を測定するORP計24が設けられている。また、本実施の形態では、制御装置25はORP計24の測定結果に基づき、脱水装置14の汚泥処理量を補正するように作用する。
【0050】
制御装置25は、ORP計24の計測値SORPと設定された返流水中の濁度の目標値SVORPとをもとに脱水装置14の汚泥処理流量の補正係数mQを算出し、この補正係数mQをもってあらかじめ設定された脱水装置14の汚泥処理流量Qの指示値PVQを、
【数9】
として与える。ここで、tは時間、a,Kp,Ki,Kdは定数。添え字のn,n−a,n−1はステップ数を示し、自由に設定可能とする。
【0051】
制御装置25は、返流水中の汚泥濁度の増加により、返流水が嫌気化し、返流水中のORPがあらかじめ設定した値を下回った場合、返流水中のORPが設定された値となるよう脱水装置14の処理流量を低減させるようにする。これにより脱水装置14によって良好な固液分離処理が可能となる。
【0052】
この結果、脱水装置14の処理流量増大に伴う、脱水装置14の固液分離処理能力の低減による返流水中の汚泥濃度増大によるORPの低下が抑制され、返流水の水質が水処理プロセスに与える悪影響を抑制することができる。
【0053】
なお、補正係数mQを、
【数10】
で表されるものを用いることもできる。
【0054】
次に、図6を参照して第6の実施形態について説明する。
【0055】
本実施形態では、返流水路20には、返流水の酸化還元電位(ORP)を測定するORP計24が設けられている。また、本実施の形態では、制御装置25はORP計24の測定結果に基づき、脱水装置14へ添加される凝集剤添加量を補正するように作用する。
【0056】
制御装置25は、ORP計24の計測値SORPと設定された返流水中の濁度の目標値SVORPとをもとに脱水装置14の凝集剤注入量qflocの補正係数mflocを算出し、この補正係数mflocをもってあらかじめ設定された脱水装置14の凝集剤注入量qflocの指示値PVflocを、
【数11】
として与える。ここで、tは時間、a,Kp,Ki,Kdは定数。添え字のn,n−a,n−1はステップ数を示し、自由に設定可能とする。
【0057】
制御装置25は、返流水中の濁度があらかじめ設定した値を超えた場合、返流水中の濁度が設定された値となるよう脱水装置14の処理流量を低減する。これにより脱水装置14によって良好な固液分離処理が可能となる。
【0058】
この結果、脱水装置14の処理流量増大に伴う、脱水装置14の固液分離処理能力の低減による返流水中の濁度の上昇が抑制され、返流水の水質が水処理プロセスに与える悪影響を抑制することができる。
【0059】
なお、補正係数mflocを、
【数12】
で表されるものを用いることもできる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、本発明の構成によれば、返流水の水質を測定する水質測定手段によって返流水の水質を監視し、水質測定手段の測定結果に基づき、返流水の汚泥濃度が許容濃度になるように制御するので、汚泥処理プロセスからの返流水が水処理プロセスに与える好ましくない影響を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る下水処理場の水質制御装置の一実施形態を示すブロック図。
【図2】本発明に係る下水処理場の水質制御装置の他の実施形態を示すブロック図。
【図3】本発明に係る下水処理場の水質制御装置の他の実施形態を示すブロック図。
【図4】本発明に係る下水処理場の水質制御装置の他の実施形態を示すブロック図。
【図5】本発明に係る下水処理場の水質制御装置の他の実施形態を示すブロック図。
【図6】本発明に係る下水処理場の水質制御装置の他の実施形態を示すブロック図。
【図7】従来の下水処理場の水質制御装置を示すブロック図。
【符号の説明】
1 最初沈殿池
2 生物反応槽
3 最終沈殿池
7 好気槽
8 無酸素槽
9 嫌気槽
14 脱水装置
20 返流水路
22 PO4−P計
23 濁度計
24 ORP計
25 制御手段
51 水処理プロセス部
Claims (7)
- 下水を水処理プロセス部で処理し生じる汚泥を汚泥処理プロセス部の脱水装置で脱水し、前記脱水装置で脱水されて生じる返流水を前記水処理プロセス部へ返流する下水処理場の水質制御装置であって、
前記返流水の水質を測定する水質測定手段と、
前記水質測定手段の測定結果に基づき、前記返流水の汚泥濃度が許容濃度になるように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする下水処理場の水質制御装置。 - 前記水質測定手段は前記返流水のリン酸濃度を測定するリン酸計であり、前記制御手段は、前記リン酸計の測定結果に基づき、前記脱水装置の汚泥処理量を補正することを特徴とする請求項1に記載の下水処理場の水質制御装置。
- 前記水質測定手段は前記返流水のリン酸濃度を測定するリン酸計であり、前記制御手段は、前記リン酸計の測定結果に基づき、前記脱水装置へ添加される凝集剤添加量を補正することを特徴とする請求項1に記載の下水処理場の水質制御装置。
- 前記水質測定手段は前記返流水の濁度を測定する濁度計であり、前記制御手段は、前記濁度計の測定結果に基づき、前記脱水装置の汚泥処理量を補正することを特徴とする請求項1に記載の下水処理場の水質制御装置。
- 前記水質測定手段は前記返流水の濁度を測定する濁度計であり、前記制御手段は、前記濁度計の測定結果に基づき、前記脱水装置へ添加される凝集剤添加量を補正することを特徴とする請求項1に記載の下水処理場の水質制御装置。
- 前記水質測定手段は前記返流水の酸化還元電位を測定するORP計であり、前記制御手段は、前記ORP計の測定結果に基づき、前記脱水装置の汚泥処理量を補正することを特徴とする請求項1に記載の下水処理場の水質制御装置。
- 前記水質測定手段は前記返流水の酸化還元電位を測定するORP計であり、前記制御手段は、前記ORP計の測定結果に基づき、前記脱水装置へ添加される凝集剤添加量を補正することを特徴とする請求項1に記載の下水処理場の水質制御装置。
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