JP4050686B2 - 補給電力購入計画システム及び補給電力購入計画方法 - Google Patents

補給電力購入計画システム及び補給電力購入計画方法 Download PDF

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本発明は、補給電力購入計画システム及び補給電力購入計画方法に関する。
従来の電力小売事業においては、発電設備が発電する電力を電気事業者が購入し、その電力を前記電気事業者とは異なる他社の送電網を利用して前記発電事業者もしくは電気事業者から電力使用者へ供給するようにしている。ここで、発電業者から電力を購入し、電力需要家に電力を売る電気事業者(特定規模電気事業者など)は、電力需要家が必要とする電力を確実に確保する必要がある。そのため、電気事業者は、非常用電源設備を保有するか、非常用電源設備を保有する別の発電業者と契約を結ぶか、電力系統を管理する電力会社と契約を結び、発電ユニットの予定外停止などによる電力の供給不足に備えている。
従来の電力制御・管理システムとしては、例えば、特開2003−32899号公報に記載されているように、電力需要家が必要とする電力を確実に確保して、電力需要家に電力を安定供給するものが知られている。
特開2003−32899号公報
ここで、電気事業者が電力の供給不足に備える電力量(事故時補給電力量)は、基本的に発電ユニットの最大発電能力と等しいとされており、この電力量は、発電ユニットの機器の劣化度合い、整備の良し悪しに関わらないものである。複数の発電ユニットを保有している発電所から電気を購入する場合、発電ユニットの機器の劣化が進んでいない状態では、複数の発電ユニットが同時に故障する確率はほとんどないので、最大発電能力を賄うだけの事故時補給電力が必要になることはほとんどありえないものである。
言い換えれば、事故時補給電力の準備量は、少なくとも発電ユニットの機器の状態に応じて決定されるべきであるが、例えば、特開2003−32899号公報記載の方法では、事故時補給電力量と機器の状態とを関連づけるものではなかった。
本発明の目的は、適正な事故時補給電力の準備量を演算する補給電力購入計画システム及び補給電力購入計画方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に前記電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画方法において、少なくとも前記発電設備の運転データに基づき発電設備の故障確率を演算する工程と、演算された該故障確率と前記発電設備の設計情報に基づき該発電設備の電力供給不足発生確率を演算する工程と、演算された電力供給不足発生確率に基づき電力取引必要量を算出する工程と、算出された電力取引必要量に基づき前記電気事業者が準備する電力量を算出する工程とを含み、前記電力を発電する発電設備の運転データに基づいて、前記電気事業者が準備する電力量を算出する。
或いは、上記目的を達成するために、電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に前記電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画方法において、前記電力を発電する発電設備の運転データに基づき発電設備の故障確率を演算する工程と、前記電力を発電する発電設備の故障確率に基づき、前記電気事業者が準備する電力量を算出する工程とを備える。
または、電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に前記電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画方法において、前記電力を発電する発電設備の故障確率に基づき、該発電設備の電力供給不足発生確率を演算する工程と、演算された電力供給不足発生確率に基づき、前記電気事業者が準備する電力量を算出する工程とを備える。
本発明によれば、適正な事故時補給電力の準備量を演算する補給電力購入計画システム及び補給電力購入計画方法を提供することができる。
以下、図1〜図9を用いて、本発明の一実施形態による電力小売り事業における補給電力購入計画方法及びそのシステムについて説明する。特に、電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画システム及び方法につき説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による電力小売り事業における補給電力購入計画方法を実行するネットワークのシステム構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による電力小売り事業における補給電力購入計画方法を実行するネットワークのシステム構成図である。
A発電所3と、B発電所7と、電力会社13と、電力需要家12は、電力ネットワーク10で接続されている。2つの発電ユニット4(第1発電ユニット4a,第2発電ユニット4b)を保有するA発電所3と電気事業者11とは電力売買に関する契約を結んでおり、電気事業者11は購入した電力を電力需要家12へ販売している。
送電網などの電力ネットワーク10は、電気事業者11とは異なる他社、例えば電力会社13が所有する設備である。電力ネットワーク10を所有する電力会社13に電気事業者11が送電を委託することにより、電気事業者11がA発電所3から購入した電力が、電力ネットワーク10を介してA発電所3から電力需要家12に直接的に供給される。
A発電所3の保有する発電ユニット4が故障したり、落雷など自然災害による送電網が切断された場合、A発電所3が電力ネットワーク10に電力を供給できなくなることがある。電力需要家12への電力の供給不足に備えて、電気事業者11と電力会社13との間には、電力会社13からの電力補充を受けることについて契約が締結されている。この電力補充には、電力会社13がもともと自身の事業用として電力ネットワーク10に供給している電力の一部を急な電力供給不足の解消のために事故時補給電力として緊急避難的に要請なしで使用する場合と、電気事業者11が電力会社13に要請を出して必要量の電力を受ける場合の2通りがある。
また、電気事業者11は、電力の供給不足に備えた非常用電源設備8を持つB発電所7から、電力の供給を受けることもできる。この場合、電気事業者11は、電力の供給不足の情報を通信ネットワーク2を介して入手し、B発電所7へ非常用電源設備8の起動を指示することができる。なお、本実施形態では、電気事業者11と電力売買に関する契約を結んでいる発電所をひとつ、電力需要家をひとつ、非常用電源発電設備を保有する発電所をひとつとしているが、実際には複数ある。
ところで、電力会社13から受ける事故時補給電力の電力料金は、電力会杜13の通常の電力料金や、B諸電所の電力料金に比べて高額であるため、電力電気事業者11はなるべく電力会社13の事故時補給電力は購入したくないものである。
従って、電力の供給不足に備えて、電気事業者11は予め電力会社13やB発電所7と電力取引の契約を結ぶことを考える。この電力取引量の上限は、契約料金で変化する。すなわち、B発電所の第1非常用電源設備8aを電力の供給不足に備えて準備する場合と、第2非常用電源設備8bを準備する場合と、2つの非常用電源設備を準備する場合とでは、電力取引量の上限値も変り、それに応じて電気事業者11とB発電所7との契約料金も異なる。電力会社13との契約でも、電力取引量に応じて、契約料金が異なる。
電気事業者11は、電力の供給不足の際に電気会社13から受ける事故時補給電力を「0」とするために、電力会社13とB発電所7との電力取引量を、電力需要家へ販売している電力量と一致させる必要がある。しかし、発電ユニット4a,4bが同時に故障する確率はほとんどないため、発電ユニット4a,4bの合計の電力発電量を、電力会社13とB発電所7との電力取引量と一致させる必要は必ずしもない。従って、発電ユニット電気事業者11は、電力の供給不足に備えた電力取引量を出来るだけ減らし、電力会社13とB発電所7との契約料金を下げることを望んでいる。
図1に示したサービス会社1が保有している電力取引必要量算出システム20は、この電気事業者11の要求に答えるものである。すなわち、電力取引必要量算出システム20は、電力の供給不足が起こる確率を推定し、推定した電力の供給不足が起こる確率に見合った電力量を、電気事業者11と電力会社13,B発電所7との電力取引量とするシステムである。
サービス会社1の電力取引必要量算出システム20と、A発電所3のデータ送信手段6と、B発電所7のデータ受信手段9と、電気事業者11とは、通信ネットワーク2で接続されている。
以下、電力取引必要量算出システム20の概要を詳細に説明する。
サービス会社1の電力取引必要量算出システム20は、データ受信手段100を用いて、A発電所3の発電ユニット4の運転データを取得する。この運転データは、A発電所3の運転データ記憶手段5に保存され、データ送信手段6により通信ネットワーク2へ送信された情報である。発電ユニット4a,4bの運転状態を示す温度,圧力,流量,発電機出力などのプロセス量は、各種センサーで測定される。測定したプロセス量値は発電ユニット4の制御装置に取り込まれて、制御信号の演算に使用される。また、発電ユニット4の機器は整備員の手によって補修・交換されており、この補修・交換は機器の使用年数等に応じて実施されている。これら発電ユニット4のプロセス値,制御信号,機器の使用年数の情報が、運転データ記憶手段5に保存されている。この運転データをデータ受信手段100を通して取得し、運転データ記憶手段200に保存する。
データ入力手段400には、発電ユニット4a,4bを構成する機器や、その機器モデル,発電ユニット4の定格出力の情報と、非常用電源設備8の定格出力,契約料金の情報と、電力会社13の電力料金の情報を入力する。発電ユニット4に関する情報は発電ユニット情報記憶手段500に保存され、非常用電源設備8と電力会社13に関する情報は非常用電源設備情報記憶手段600に保存される。
電力供給不足発生確率算出手段300は、運転データ記憶手段200に保存されている発電ユニット4の運転データと、発電ユニット情報記憶手段500に保存されている発電ユニットの情報から電力の供給不足が起こる確率D1を算出する。なお、電力供給不足発生確率算出手段300の構成については、図2を用いて後述する。
事故時補給電力必要量算出手段700は、電力の供給不足が起こる確率D1と、発電ユニット情報記憶手段500に保存されている発電ユニットの情報から電力取引必要量D2を算出する。事故時補給電力必要量算出手段700の構成については、図7を用いて後述する。
このように、本実施形態では、事故時補給電力必要量を定量化する上で、発電設備の運転データや故障確率等に着目している。そして、運転データ記憶手段200に保存され、電力を発電する発電設備の運転データに基づき、電気事業者が準備する電力量である事故時補給電力必要量を算出するので、適切で精度の良い事故時補給電力必要量を求めることができる。また、電力を発電する発電設備の故障確率に基づき、事故時補給電力必要量を算出するので、適切で精度の良い事故時補給電力必要量を求めることができる。従って、適正な事故時補給電力の準備量を演算する補給電力購入計画システム及び補給電力購入計画方法を提供することができる。
非常用電源設備決定手段800は、算出された電力取引必要量D2と、非常用電源設備情報記憶手段600に保存されている情報から、電力取引必要量D2を賄う電力を確保できるように非常用電源設備の選択や電力会社との電力取引量D3を決定する。画面表示手段900には、電力取引必要量D2と、非常用電源設備決定手段800で決定された非常用電源設備と電力会社との電力取引量D3が表示される。
次に、図2を用いて、本実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力供給不足発生確率算出手段300の構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力供給不足発生確率算出手段の構成を示すブロック図である。
電力供給不足確率算出手段300の発電ユニット故障確率算出部310(第1発電ユニット故障確率算出部310a,第2発電ユニット故障確率算出部310b)は、運転データ記憶手段200に保存された発電ユニットの運転データと、設計情報記憶手段500に保存された発電ユニットの設計情報から、発電ユニット毎の故障確率D4a,D4bを算出し、発電ユニット故障確率記憶手段330に保存する。なお、第1発電ユニット故障確率算出部310aの構成については、図3を用いて後述する。
電力供給不足確率予測手段340は、発電ユニット故障確率D4と、発電ユニット情報記憶手段500に保存されている発電ユニットが建設されている気象情報(落雷の確率)から、電力の供給不足が発生する確率D1を算出する。算出された電力の供給不足が発生する確率D1は、電力供給不足発生確率記憶手段360に保存される。
次に、図3〜図6を用いて、本実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部310aの構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部の構成を示すブロック図である。図4は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部で用いるワイブル累積分布関数の説明図である。図5は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部で用いる発電出力の経時変化の説明図である。
図3に示すように、第1発電ユニット故障確率算出部310aは、機器故障確率算出部311と、第1発電ユニット故障確率算出部313とを備えている。ここで、第1発電ユニット4aが、ガスタービン等の3つの機器で構成される発電ユニットとすると、機器故障確率算出部311は、第1の機器の故障確率を算出する第1機器故障確率算出部311aと、第2機器故障確率算出部311bと、第3機器故障確率算出部311cとからなる。それぞれの機器故障確率算出部311は、運転データ記憶手段200に保存されている第1発電ユニットの運転データと、設計情報記憶手段に保存されている第1発電ユニットの情報からそれぞれの機器の故障確率D4aa,D4ab,D4acを算出する。
機器の故障確率D4aa,D4ab,D4acは、発電ユニット情報記憶手段500に保存されている機器の設計情報と、運転データ記憶手段200に保存されている機器の使用年数を用いて、ワイブル累積分布関数で算出される。
ここで、図4にワイブル累積分布関数の一例を示す。図4は、機器を使用する年数が長くなるにつれて機器の故障確率が増加していき、8年経過後には機器がほぼ故障することを示している。ここで、機器の形状母数をm、尺度母数をβ、時間をtすると、ワイブル累積分布関数F(t;m,β)は、以下の式(1)で与えられる。
Figure 0004050686
ここで、機器毎の形状母数m,尺度母数βは、発電ユニット情報記憶手段500に保存されており、また時間tは、運転データ保存手段200に保存されている。
機器故障確率算出部311は、ワイブル累積分布関数で算出された故障確率に、機器の劣化状態に応じた補正を加える。すなわち、機器が使われている環境により、機器が故障する確率も変わる。例えば、ガスタービンは圧縮機,燃焼器,タービンによって構成され、それらの間を空気,燃焼ガスまたは燃料が流通する。ガスタービンを、発電ユニット情報記憶手段500に保存されている圧縮機,燃焼器,タービンの機器モデルの組み合わせによって構成し、燃料,軸回転数,吸込空気に関する流量,温度等の実測データを運転データ記憶手段200から呼び出し、そのデータを機器モデルの入力に設定すると、その入力条件の基で本来出力されるべき発電出力を推定することができる。
ここで、図5に、発電出力の実測値と推定値の経時変化を示す。機器モデルによる推定値とプラントデータから取得した実測値との間に偏差値が生じた場合、ガスタービンが正常状態を逸脱しているものと判断できる。この偏差値から、ガスタービンの劣化状態がわかる。機器故障確率算出部311は、この劣化状態に応じた補正を、ワイブル累積分布関数で算出された故障確率に加える。このような補正により、算出精度の向上が図れる。
電力取引量は、B発電所7あるいは電力会社3との契約で決められた一定期間(契約期間)、変更することができない。電力取引必要量を機器の故障確率に基づいて決定するため、機器の故障確率D4aは、契約期間の最大値である必要がある。機器故障確率算出部311では、このことも考慮にいれて、契約期間内の機器の故障確率を推定し、その最大値を機器の故障確率D4aとする。例えば、契約期間が1年間である場合、機器の1年後の故障確率を推定し、その推定結果を故障確率D4aとする。
次に、図6を用いて、本実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部313の構成について説明する。図6は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部の構成を示すブロック図である。
第1発電ユニット故障確率算出部313は、機器の故障確率D4aa,D4ab,D4acからFTA(fault tree analysis)を用いて第1発電ユニットの故障確率D4aを算出するものであり、ORゲート314と、ANDゲート316とを備えている。機器の故障確率D4aaをp1、故障確率D4abをp2、故障確率D4acをp3とすると、発電ユニットの故障確率D4aは、以下の式(2)から、
Figure 0004050686
となる。
図2において、第2発電ユニット故障確率算出部310bも、第1発電ユニット故障確率算出部310aと同様の機能を持っており、第2発電ユニット4bの故障確率D4bを算出することができ、算出された故障確率は発電ユニット故障確率記憶手段330に保存される。
電力供給不足発生確率予測手段340は、発電ユニット情報記憶手段500に保存されている発電ユニットの建設されている地域の気象条件から求まる落雷などの自然災害により送電網が断裂する確率と、運転データ記憶手段に保存されている発電ユニットを動かす燃料の備蓄状況から求まる発電ユニットの燃料不足による予定外停止確率と、発電ユニットの故障確率とを足し合わせて、発電ユニット毎の電力供給不足の発生確率D1を算出する。算出された発電ユニット毎電力供給不足の発生確率D1は、電力供給不足発生確率記憶手段360に保存される。
次に、図7を用いて、本実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力取引必要量算出手段700の構成について説明する。図7は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力取引必要量算出手段の構成を示すブロック図である。
電力取引必要量算出手段710は、電力供給不足発生確率記憶手段360に保存されている発電ユニットの電力供給不足の発生確率D1と設計情報記憶手段に保存されている発電ユニットの定格出力から、発電ユニット毎に電力供給不足の発生確率と定格出力を掛け合わせて、発電ユニット毎に電力取引必要量の期待値D2a,D2bを算出する。A発電所に関する電力取引必要量算出手段730では発電ユニット毎の電力取引量の期待値D2a,D2bを全て足し合わせた値と、発電ユニット毎の定格出力値のうち最大値を選択し、A発電所に関する電力取引必要量D2を算出する。これは、電力の供給不足が起きる要因として発電ユニットの予定外停止を考えた場合、電力取引必要量D2は少なくとも発電ユニット4の最大定格出力を賄うだけの電力量が必要であることから、このようにして電力取引必要量D2を決める。
図1の非常用電源設備決定手段800は、算出した電力取引必要量D2をまかなうため、B発電会社7の保有する非常用電源設備8を選択し、電力会杜13の間で契約する電力取引量を決定する。
ここで、図8を用いて、本実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力取引必要量と、実際に契約する電力取引量との関係について説明する。
図8は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力取引必要量と、実際に契約する電力取引量との関係の説明図である。B発電所7の保有する第1非常用電電源設備8aの定格出力は、第2非常用電源設備8bの定格出力よりも大きく、契約料金単価も高い。また、電力会社の契約料金は、B発電所7との契約料金よりも高額であるとする。この条件の場合、電力必要量D2が「A」の範囲である場合は第1非常用電源設備8aを、「B」の範囲である場合は第2非常用電源設備8bを、「C」の範囲である場合は第1,第2非常用電源設備8a,8bを、「D」の範囲である場合は第1、第2非常用電源設備8a,8bと電力会社13とを選択する。すなわち、電力取引必要量D2以上の電力取引量を確保し、かつ契約料金が少なくなるよう設定する。契約料金は最小となるように設定することが望ましい。
次に、図9を用いて、本実施形態による補給電力購入計画方法に用いる図面表示部900の表示例について説明する。図9は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる図面表示部の表示例の説明図である。
図面表示部900には、電力取引必要量D2と、非常用電源設備決定手段800で決定された非常用電源設備と電力会社13との電力取引量の情報D3と、電力事業者11とB発電所7,電力会社13との間の契約料金の総和D5とが表示される。
以上のようにして、本実施形態では、発電ユニット毎に機器の状態に応じた故障確率を算出し、また、この発電ユニットの故障確率を用いて発電ユニット毎の電力の供給不足が発生する確率を算出し、さらに、算出した発電ユニット毎の電力の供給不足が発生する確率を用いて発電ユニット毎に電力の供給不足に備えた電力の必要量の期待値を算出する。したがって、この期待値の合計の電力量を電力不足に備えて準備すればよいものである。このようにして、本実施形態によれば、発電ユニットの機器の状態に基づいて、適正な事故時補給電力の準備量を演算することができる。
従って、発電ユニット電気事業者11は、発電設備に関する専門的知識が無くても、補給電力量の定量的な目安が分かる。また、発電設備の故障に関するリスクを回避できる。更に、電力の供給不足に備えた電力取引量を出来るだけ減らし、電力会社13とB発電所7との契約料金を下げることが可能となる。
なお、サービス会社1は、電力取引量D2と、非常用電源設備決定手段800で決定された非常用電源設備と電力会社13との電力取引量の情報D3を、電気事業者11へ教えるサービスを提供できる。サービス会社1が、電力会社13との補給電力量を決定し、事故発生時には電気事業者11に電力を供給するビジネスにおいては、適切なサービス提供が可能である。
また、本実施形態では、電気事業者11を1つ(電気事業者11)、電気事業者に電力を販売する発電所を1つ(A発電所3)、非常用電源設備を保有する発電所を1つ(B発電所)、電力会社を1つ(電力会社13)としたが、それぞれ複数であってもよいものである。また、A発電所3の所有する発電ユニット数と、B発電所7の所有する非常用電源設備の数は、いくつであってもよいものである。
さらに、本実施形態では非常用電源設備8としてはディーゼル発電機等を考えており、発電ユニット4が停止した場合のみ起動し、電力を供給する構成とした。しかし、電力の供給元としては、例えば電力会社13のみから電力供給を受ける場合や、通常運転している発電所がその出力を増加させ、電力を供給する場合もある。その場合でも、本実施例と同様の方法で電力取引必要量を計算することができる。
非常用電源設備決定手段800は、B発電所7が保有する非常用電源設備8が多数あり、さらに電力会社13からの電力供給を受けない条件の場合には、例えば次のようにして非常用電源設備を選択する。この場合、非常用電源情報記憶手段600には、m個(1≦m)の非常用電源設備のj個(1≦j≦m)の定格出力Q(j)および契約料金R(j)が保存されている。また、電力取引必要量D2をYと定義する。A発電所3に対する非常用電源設備として、非常用電源設備jが選択されたときf(j)=1、選択されない場合はf(j)=0となる配列f(j)を定義する。そして、以下の式(3)を満足する配列f(j)、すなわち電力取引必要量D2以上の電力を発電できる非常用電源設備の組み合わせに対して、以下の式(4)を計算する。
Figure 0004050686
Figure 0004050686
ここで、式(4)の計算結果は、非常用電源設備の契約料金の総和に相当する金額であり、この値が最小となるような配列f(j)を選択する。
また、B発電所7の保有する非常用電源設備8が多数あり、さらに電力会社13からも電力供給を受ける場合には非常用電源設備決定手段800は次のようにして非常用電源設備を決定する。電力会社13との電力取引量をE、単位電力あたりの契約料金をCとする。そして、以下の式(5)を満足する配列f(j)、事故時補給電力量Eの組み合わせに対して、以下の式(6)を計算する。
Figure 0004050686
Figure 0004050686
そして、この値が最小となるように配列f(j)、電力会杜の事故時補給電力量Eを決定する。
本実施形態ではサービス会社1が発電ユニット4の運転データから電気事業者11が電力取引必要量算出システム20を保有しているが、電力取引必要量算出システム20を電気事業者11,A発電会社3,B発電会社7が保有するようにしてもよいものである。例えば、電気事業者11が電力敢引必要量算出システム20を持てば、電力の供給不足に備えた電力取引必要量を自ら算出し、B発電所7や電力会社13と電力敢引契約を結ぶことができる。また、例えばB発電所7が電力取引必要量算出システム20を持てば、電気事業者11に契約を結んでもらいやすい非常用電源設備を建設することができる、
以上説明したように、本実施形態によれば、発電ユニットの機器の状態に基づいて、適正な事故時補給電力の準備量を演算することができる。
次に、図10〜図15を用いて、本発明の他の実施形態による電力小売り事業における補給電力購入計画方法について説明する。
最初に、図10を用いて、本実施形態による電力小売り事業における補給電力購入計画方法を実行するネットワークのシステム構成について説明する。
図10は、本発明の他の実施形態による電力小売り事業における補給電力購入計画方法を実行するネットワークのシステム構成図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、メンテナンス会社14が、発電ユニット4の保守を実施するとともに、電力取引必要量算出システム20を拡張した保守計画評価システム30をメンテナンス会社が保有している。
電力供給不足の発生確率D1は、発電ユニットの故障確率D4を用いて算出される。発電ユニットの故障確率D4は、発電ユニットの保守を高品質とすることで下げることができ、この場合電力取引必要量D2は少なくなり、電力供給不足に備えた電力の契約料金を下げることができる。また、発電ユニットの保守料金が高額となる場合には、電力取引必要量D2を多くすることで、電力の供給不足に備えることもできる。
また、発電ユニット4の機器を交換するような保守の効果は長時間持続され、将来の発電ユニットの故障確率も機器を交換しなかった場合に比べて低下するはずである。従って、このような保守により、将来の電力供給不足に備えた電力の契約料金も下げることができる。
そこで、A発電所3から発電ユニットの保守・管理業務を請け負うメンテナンス会社が、発電ユニット4の保守を行うとともに、発電ユニットの様々な保守計画に対して、保守計画を実施するために必要な料金と、保守計画を実施したときの将来の電力供給不足に備えた電力の契約料金を予測し、この合計料金が少なくなるよう、望ましくは最小となるような保守を実施することが有効である。
図10の保守計画評価システム30は、発電ユニットの様々な保守計画に対して、保守計画を実施するために必要な料金と、保守計画を実施したときの将来の電力供給不足に備えた電力の契約料金を予測する機能がある。以下、図10に示した保守計画評価システム30を詳細に説明する。
メンテナンス会社14は、データ受信手段100を通して通信ネットワーク2から発電ユニット4の運転データを受信し、運転データ記憶手段200に保存する。データ入力手段410は、A発電所の保守計画,発電ユニットの情報,非常用電源設備の情報を入力し、入力した情報はそれぞれ保守計画記憶手段1000,発電ユニット情報記憶手段500,非常用電源情報記憶手段600に保存される。
電力供給不足発生確率推定手段1100は、運転データ記憶手段200に保存されている発電ユニットの運転データと、保守計画記憶手段1000に保存されている発電ユニットの保守計画と、発電ユニット情報記憶手段500に保存されている発電ユニットの情報とから将来の電力供給不足が発生する確率D10を推定する。なお、電力供給不足発生確率推定手段1100の詳細構成については、図11を用いて後述する。
電力取引必要量算出手段700は、将来の電力供給不足が発生する確率D10と、発電ユニット情報記憶手段500に保存されている発電ユニットの情報とから、将来の電力取引必要量D11を推定する。非常用電源設備決定手段800は、将来の電力取引必要量D11と、非常用電源情報記憶手段600に保存されている非常用電源設備情報とから、非常用電源設備8と電力会社との電力取引量を決定し、非常用電源記憶手段1200に保存する。
保守計画評価手段1300は、非常用電源設備記憶手段1000に保存されている保守計画及びその保守費用と非常用電源記憶手段1200に保存されている電力取引必要量D11を調達するために必要な契約料金とから、その保守計画を評価する。評価結果は、図面表示手段950に表示される。
データ入力手段410には、発電ユニットに対する複数の保守計画と、その保守計画を実施するために必要となる費用を入力する。それぞれの保守計画を特定するIDが割り振られ、そのIDと共に保守計画と費用が保守計画記憶手段1000に保存される。
次に、図11を用いて、本実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力供給不足発生確率推定手段1100の構成について説明する。図11は、本発明の他の実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力供給不足発生確率推定手段の構成を示すブロック図である。
発電ユニット毎に将来の故障確率を推定する発電ユニット故障確率推定部1110(第1発電ユニット故障確率推定部1110a,第2発電ユニット故障確率推定部1110b)が設けられている。推定した発電ユニットの故障確率D10a,D10bは、発電ユニット故障確率記憶手段1130に保存される。第1発電ユニット故障確率推定部1110aの詳細構成については、図12を用いて後述する。
電力供給不足発生確率予測手段1140は、発電ユニット情報記憶手段500に保存されている発電ユニットの建設されている地域の気象条件から求まる落雷などの自然災害により送電網が断裂する確率と、運転データ記憶手段200に保存されている発電ユニットを動かす燃料の備蓄状況から求まる発電ユニットの燃料不足による予定外停止確率と、推定した発電ユニットの故障確率とを足し合わせて、将来の発電ユニット毎の電力供給不足の発生確率D10を算出する。算出された将来の発電ユニット毎の電力供給不足の発生確率D10は、電力供給不足発生確率記憶手段1160に保存される。
次に、図12〜図14を用いて、本実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率推定部1110aの構成について説明する。
図12は、本発明の他の実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率推定部の構成を示すブロック図である。図13は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率推定部で用いるワイブル累積分布関数の説明図である。図14は、本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率推定部における保存データの説明図である。
第1機器故障確率推定部1111aは、運転データ記憶手段200に保存されている機器の使用年数と、保守計画記憶手段1000に保存されている機器の保守計画と、設計情報記憶手段500に保存されている機器の設計情報とから、第i機器の故障確率D10aaを推定し、第1機器故障確率記憶手段1113aに保存する。
第1機器故障確率推定部1111aは、図13に示したワイブル累積分布関数に従って、機器の故障確率を推定する。保守計画記憶手段1000に保存されている保守計画が、第1機器の交換は実施されない保守計画である場合、機器の故障確率は実線Y1のように推移する。第1機器が4年目に交換される保守計画である場合には、故障確率は破線Y2のように推移する。
第1機器故障確率記憶手段1113aには、図14に示すように、発電所の名称,機器の名称,保守計画のID,機器の故障確率の推移が保存される。
図10の電力取引必要量算出手段700は、将来の電力供給不足発生確率1170と発電ユニット情報記憶手段500に保存されている発電ユニットの情報から、将来の電力取引必要量D11を算出する。非常用電源設備決定手段800は、将来の発電ユニットの電力取引必要量D11と、非常用電源情報記憶手段600に保存されている非常用電源設備情報とから、将来の非常用電源設備を決定し、その結果を非常用電源設備記憶手段1200に保存する。
予防保全計画評価手段1300は、全ての保守計画について、保守計画を実施するためにかかる費用と、10年間の非常用電源基本料金との合計金額を求め、その合計金額が小さい順番に並べる。非常用電源の基本料金を積算する期間は、任意に設定することができる。
ここで、図15を用いて、本実施形態による補給電力購入計画方法に用いる図面表示手段への表示例について説明する。
図15は、本発明の他の実施形態による補給電力購入計画方法に用いる図面表示手段への表示例の説明図である。
図面表示手段950には、予防保全計画評価手段1300によって求められた全ての保守計画と、保守計画を実施するためにかかる費用(保守金額)と、10年間の非常用電源基本料金との合計金額が表示される。
なお、図10に示した構成では、メンテナンス会社14が保守計画評価システム30を保有しているが、電気事業者11,A発電所3,B発電所7が保守計画評価システム30を保有するようにしてもよいものである。
本実施形態によれば、適正な事故時補給電力量を確保するための契約料金と、発電設備の保守料金から、発電設備の保守計画を評価することができる。
本発明の一実施形態による電力小売り事業における補給電力購入計画方法を実行するネットワークのシステム構成図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力供給不足発生確率算出手段の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部で用いるワイブル累積分布関数の説明図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部で用いる発電出力の経時変化の説明図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率算出部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力取引必要量算出手段の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力取引必要量と、実際に契約する電力取引量との関係の説明図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる図面表示部の表示例の説明図である。 本発明の他の実施形態による電力小売り事業における補給電力購入計画方法を実行するネットワークのシステム構成図である。 本発明の他の実施形態による補給電力購入計画方法に用いる電力供給不足発生確率推定手段の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率推定部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率推定部で用いるワイブル累積分布関数の説明図である。 本発明の一実施形態による補給電力購入計画方法に用いる第1発電ユニット故障確率推定部における保存データの説明図である。 本発明の他の実施形態による補給電力購入計画方法に用いる図面表示手段への表示例の説明図である。
符号の説明
1…サービス会社
2…通信ネットワーク
3…A発電所
4…発電ユニット
5…運転データ記憶手段
6…データ送信手段
7…B発電所
8…非常用電源設備
9…データ受信手段
10…電力ネットワーク
11…電気事業者
12…電力需要家
13…電力会社
14…メンテナンス会社
20…電力取引必要量算出システム
30…保守計画評価システム
100…データ受信手段
200…運転データ記憶手段
300…電力供給不足発生確率算出手段
400…データ入力手段
500…発電ユニット情報記憶手段
600…非常用電源設備情報記憶手段
700…電力取引必要量算出手段
800…非常用電源設備決定手段
900…画面表示手段
950…画面表示手段
1000…保守計画記憶手段
1100…電力供給不足発生確率推定手段
1200…非常用電源設備記憶手段
1300…保守計画評価手段

Claims (6)

  1. 電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に前記電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画方法において、
    少なくとも前記発電設備の運転データに基づき発電設備の故障確率を演算する工程と、
    演算された該故障確率と前記発電設備の設計情報に基づき該発電設備の電力供給不足発生確率を演算する工程と、
    演算された電力供給不足発生確率に基づき電力取引必要量を算出する工程と、
    算出された電力取引必要量に基づき前記電気事業者が準備する電力量を算出する工程とを含み、
    前記電力を発電する発電設備の運転データに基づいて、前記電気事業者が準備する電力量を算出することを特徴とする補給電力購入計画方法。
  2. 電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に前記電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画システムにおいて、
    少なくとも前記発電設備の運転データに基づき発電設備の故障確率を演算する手段と、
    該故障確率を演算する手段により演算された該故障確率と前記発電設備の設計情報に基づき該発電設備の電力供給不足発生確率を演算する手段と、
    該電力供給不足発生確率を演算する手段により演算された電力供給不足発生確率に基づき電力取引必要量を算出する手段と、
    該電力取引必要量を算出する手段により算出された電力取引必要量に基づき前記電気事業者が準備する電力量を算出する手段とを備え、
    前記電力を発電する発電設備の運転データに基づいて、前記電気事業者が準備する電力量を算出することを特徴とする補給電力購入計画システム。
  3. 電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に前記電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画方法において、
    前記電力を発電する発電設備の運転データに基づき発電設備の故障確率を演算する工程と、
    前記電力を発電する発電設備の故障確率に基づき、前記電気事業者が準備する電力量を算出する工程とを備えることを特徴とする補給電力購入計画方法。
  4. 電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に前記電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画システムにおいて、
    前記電力を発電する発電設備の運転データに基づき発電設備の故障確率を演算する手段と、
    前記電力を発電する発電設備の故障確率に基づき、前記電気事業者が準備する電力量を算出する手段とを備えることを特徴とする補給電力購入計画システム。
  5. 電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に前記電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画方法において、
    前記電力を発電する発電設備の故障確率に基づき、該発電設備の電力供給不足発生確率を演算する工程と、
    演算された電力供給不足発生確率に基づき、前記電気事業者が準備する電力量を算出する工程とを備えることを特徴とする補給電力購入計画方法。
  6. 電気事業者から送電網を介して電力使用者へ供給する電力が不足した場合に前記電気事業者が準備する電力量を算出する補給電力購入計画システムにおいて、
    前記電力を発電する発電設備の故障確率に基づき、該発電設備の電力供給不足発生確率を演算する手段と、
    演算された電力供給不足発生確率に基づき、前記電気事業者が準備する電力量を算出する手段とを備えることを特徴とする補給電力購入計画方法。
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