JP4050445B2 - 継管具、接続口作製具および継管システム - Google Patents

継管具、接続口作製具および継管システム Download PDF

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    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/04Access sites having pierceable self-sealing members
    • A61M39/045Access sites having pierceable self-sealing members pre-slit to be pierced by blunt instrument

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、継管具、接続口作製具および継管システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療現場では、手術時や入院時、また中心静脈栄養療法等において、静脈にカテーテルや針を挿入し、点滴注射で輸液を行うことがよく行われる。
【0003】
各種の輸液中において、他の薬液等を注入する場合は、輸液と並行して、あるいは輸液を一時中断してその注入を行なう。この方法としては、輸液ルートの途中に別ルートの輸液ラインやシリンジを接続し得る混注部を予め設けておき、この混注部を介して薬液等を注入する方法が通常用いられている。
【0004】
この混注部に用いられる部品としては、混注用ゴム管、Yサイト等の液体混注具(ト字管ともいう)または三方活栓、さらに三方活栓を連結した多連活栓(マニホールド)が知られている。
【0005】
また、継続的動脈圧モニタリング等を目的とする動脈ラインにおいても、予めラインの途中に混注部とほぼ同じ作用を有する分岐部を設け、必要の都度、その分岐部より採血等を行う方法が用いられている。
【0006】
混注部に用いられる部品のうち、最も原始的な混注用ゴム管は、針の付いたシリンジ等で刺通して用いるため、医師や看護婦(以下、医療従事者という)が誤って自らの手指を刺してしまうおそれがあり、また、長期間接続した場合、薬液(液体)が漏れ易くなったり、長期の混注の場合に固定し難かったり、穿刺を繰り返すと薬液が漏れ易い(穿刺耐久性が低い)等の問題はあるが、安価なため現在も使用されている。
【0007】
近年、医療従事者の誤刺防止を目的に、混注口にゴム製の開閉自在バルブを設け、針を使用せず、シリンジや延長チューブのルアーチップのまま、あるいは、ルアーチップより外径の小さい鈍針を用いて接続できるバルブ付き混注口が開発されてきた。
【0008】
しかしながら、前記バルブ付き混注口では、バルブに内外面を連通したスリットを設け、スリットを強く圧迫し、大きく歪ませて閉じる必要があり、このため、構造が複雑化し、高価になり、また、長期間接続した場合には、バルブが変形してしまい、その変形によりスリットが十分に閉じず、これにより液漏れが生じてしまう等、未だ問題が多い。
【0009】
また、三方活栓は、混注部に通常雌型ルアーコネクターの構造をもち、針を利用せずにシリンジや輸液ラインの雄型ルアーコネクターと接続できるという利点がある。また、主薬液と同時に別の薬液を注入したり、主薬液の注入を一時中断して側注のみ行う等、注入ルートを切り換える機能を有し、便利なため、現在最も多用されている。
【0010】
しかしながら、前記三方活栓では、その活栓を閉じた場合、薬液の流れない部分(デッドスペース)が雌ルアー内部にあり、さらに外部とを遮断するゴムセプタムを持たないために、雌ルアーに空気中の落下細菌等が付着し、接続後、増殖し易く、患者体内にそれらの細菌が混入する可能性があるという問題がある。
【0011】
また、三方活栓のコック内部に流路を切り替えるためのY字型の空間があるため、一方向が閉じられている場合、薬液の流れ難い部分が生じてしまったり、数個の三方活栓を連続して接続して多連活栓として用いる場合には、接続部に段差があるため、薬剤の流れに乱れが生じ易く、少量の薬剤を正確に持続注入する際、流れ難い部分で希釈されたり、あるいは、全量側注終了したはずが、段差やコック内部に残液して、全量流すのに時間がかかってしまうという不便さがある。
【0012】
さらに、このような薬液の流れ難い部分や段差、デッドスペースは、薬液が回り難いため、輸液ラインを患者に接続する前にライン内の空気を除去する作業(プライミング)を煩雑にするという問題もある。
【0013】
上記の問題は、ゴムセプタムの付いた従来のYサイトでも、また、医療従事者の誤刺防止を目的として鈍針や雄ルアーコネクターを挿入できるように改良された新しい混注口でも同様である。
【0014】
ここで、上述の混注部は、予め設定された数しかないため、使用時に足りなくなることがある。
【0015】
このような場合は、主流路でない側注用のポートを追加接続しなければならず、手間がかかる。また、この側注用のポートに常時液体を流すことは通常無いため、薬剤を側注した後、例えば生理食塩水等で残留薬剤を流しきる必要があり、手間がかかるとともに、その生理食塩水を長時間滞留させると細菌の増殖を招きやすく、再度側注したときに増殖した大量の細菌が患者に注入されるおそれがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、構造が簡易であり、必要に応じて、容易に接続口を設けることができる継管具、接続口作製具および継管システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜()の本発明により達成される。
【0018】
(1) 内部に流路を有し、少なくとも一部分が柔軟な材料で構成されたチューブと、該チューブに装着可能なハウジングとを有する継管具であって、
前記チューブは、該チューブの軸に沿って設けられ、その内周面に到達し、外周面に到達しない、閉じた状態または開いた状態の少なくとも1つの内側切り込みと、
前記内側切り込みの位置を示す位置表示手段とを有し、
前記ハウジングは、前記チューブの外周面の少なくとも一部を露出し得る開放部を有し、前記チューブを前記内側切り込みの内面同士が圧着されるような状態にし得るよう構成されており、
前記ハウジングが装着された前記チューブの前記開放部内に位置する部分に、前記内側切り込みと略直交し、かつ内部において交差し、前記外周面に到達し、前記内周面に到達しない、閉じた状態の外側切り込みを形成することにより、接続口が形成されることを特徴とする継管具
【0019】
(2) 前記チューブの外周部に、該チューブの軸に沿って、少なくとも1つの凹部または凸部が設けられ、前記ハウジングに、前記凹部または前記凸部に係合する凸部または凹部が設けられている上記(1)に記載の継管具。
【0020】
(3) 前記チューブに対し、前記ハウジングの少なくとも周方向の位置を規制する位置規制手段を有する上記(2)または(3)に記載の継管具。
【0021】
(4) 内部に流路を有し、少なくとも一部分が柔軟な材料で構成されたチューブに、接続口を形成する接続口作製具であって、
前記チューブは、該チューブの軸に沿って設けられ、その内周面に到達し、外周面に到達しない、閉じた状態または開いた状態の少なくとも1つの内側切り込みと、
前記内側切り込みの位置を示す位置表示手段とを有し、
前記チューブを着脱自在に保持するチューブ保持部と、
前記チューブ保持部に対し、変位可能に設置され、刃を備えたカッター部とを有し、
前記チューブ保持部は、前記チューブの外周面の少なくとも一部を露出し得る開放部を有し、前記チューブを前記内側切り込みの内面同士が圧着されるような状態に保持し得るよう構成されており、
前記カッター部の変位により前記刃で、前記チューブ保持部に装着された前記チューブの前記開放部内に位置する部分に、前記内側切り込みと略直交し、かつ内部において交差し、前記外周面に到達し、前記内周面に到達しない、閉じた状態の外側切り込みを形成することにより、接続口を形成するよう構成されていることを特徴とする接続口作製具。
【0022】
(5) 前記カッター部を前記チューブ保持部に対し、前記チューブの軸に略垂直な方向に移動させて、前記外側切り込みを形成するよう構成されている上記(4)に記載の接続口作製具。
【0023】
(6) 内部に流路を有し、少なくとも一部分が柔軟な材料で構成されたチューブと、
前記チューブに、接続口を形成する接続口作製具とを有する継管システムであって、
前記チューブは、該チューブの軸に沿って設けられ、その内周面に到達し、外周面に到達しない、閉じた状態または開いた状態の少なくとも1つの内側切り込みと、
前記内側切り込みの位置を示す位置表示手段とを有し、
前記接続口作製具は、上記(4)または(5)に記載の接続口作製具であることを特徴とする継管システム。
【0024】
(7) 前記形成された接続口に接続可能なコネクタを有する上記(6)に記載の継管システム。
【0059】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の継管具、接続口作製具および継管システムを添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0060】
図1は、本発明の継管システムの実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す継管システムの一部分を示す拡大斜視図、図3は、図1に示すチューブを示す横断面図、図4は、図1に示す継管具(第1実施形態)を示す横断面図である。
【0061】
これらの図に示すように、継管システム1は、継管具2およびコネクタ5を有している。
【0062】
そして、継管具2は、チューブ3と、チューブ3に対し、装着される硬質のハウジング4とを有し、そのチューブ3は、円筒状の弾性体で構成されている。なお、ハウジング4は、チューブ3に対し、着脱自在であってもよく、また、装着後、チューブ3から取り外すことができないように構成されていてもよいが、装着後、チューブ3から取り外すことができないように構成されているのが好ましい。
【0063】
図2に示すように、チューブ3には、内周面32に到達し、外周面31に到達しない、閉じた状態の内側切り込み33が設けられている。この内側切り込み33は、チューブ3の軸に沿って形成されている。
【0064】
なお、内側切り込み33は、ハウジング4を装着したとき、そのハウジング4の部分の内側切り込み33が閉じていれば(好ましくは、内側切り込み33の内面同士が圧着されれば)、ハウジング4が装着されていないときは、開いていてもよい。
【0065】
チューブ3のこの内側切り込み33が設けられている部分の厚さは、他の部分の厚さより厚く設定されている。
【0066】
また、このチューブ3の内側切り込み33が設けられている部分の厚さは、特に限定されないが、チューブ3の厚さ、特に内側切り込み33が設けられている部分のチューブ3の厚さは、例えば、後述する接続口30に挿入されるコネクタ5の硬質のパイプ(管体)51の外径(直径)や長さ、当該チューブ3の内外圧力差、内側切り込み33の内面同士の圧着力等の諸条件に応じて、挿入し易い厚さに設定するのが好ましく、具体的には、パイプ51の外径(直径)の0.1倍以上であるのが好ましく、0.3〜1倍程度であるのがより好ましい。また、比較的大きな内外圧力差に対応するためには、パイプ51の外径(直径)の2倍以上であるのが好ましい。
【0067】
なお、チューブ3の厚さは、本実施形態では一定ではないが、本発明では、一定であってもよい。
【0068】
また、内側切り込み33の長さ(深さ)L1は、特に限定されないが、該内側切り込み33が設けられている部分のチューブ3の厚さの20〜80%程度が好ましく、50〜70%程度がより好ましい。
【0069】
また、チューブ3の外周面31には、内側切り込み33に沿って、指標(位置表示手段)34が設けられている。この指標34により、内側切り込み33の位置を把握することができる。
【0070】
指標34としては、例えば、図示のような連続したライン、不連続のライン、複数の点等を例えば印刷等で形成したもの、溝のような凹部等が挙げられる。
【0071】
また、チューブ3の外周部には、その軸に沿って、溝35が形成されている。この溝35は、チューブ3の軸を中心に内側切り込み33から約180°回転した位置に形成されている。
なお、このチューブ3の溝35は、凹部であってもよい。
【0072】
また、チューブ3の両端部には、それぞれ、図示しない接続部に液密(気密)に接続し得るコネクタ61が固着されている。
【0073】
チューブ3の構成材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムのような各種ゴムや、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種エラストマー等の弾性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
【0074】
なお、チューブ3は、本実施形態では、弾性体で構成されているが、本発明では、その少なくとも一部分が柔軟な材料で構成されていればよい。
【0075】
ハウジング4は、チューブ3に対し、その軸方向の任意の位置を選択して装着することができるように構成されている。
【0076】
このハウジング4の横断面での形状は、略C字状をなしている。すなわち、ハウジング4には、該ハウジング4をチューブ3に装着したときに、そのチューブ3の外周面31の一部を露出する開放部43が形成されている。
【0077】
また、ハウジング4には、該ハウジング4をチューブ3に装着したときに、そのチューブ3の溝35に係合するリブ41が形成されている。このリブ41は、ハウジング4をチューブ3に装着したときに、内側切り込み33が開放部43の中央部に位置するように配置されている。
【0078】
ハウジング4をチューブ3に装着すると、リブ41が溝35に係合し、チューブ3に対してハウジング4が周方向に移動(回転)するのが阻止される。
【0079】
従って、前記リブ41および溝35により、チューブ3に対し、ハウジング4の周方向の位置を規制する位置規制手段が構成される。
なお、このハウジング4のリブ41は、凸部であってもよい。
【0080】
このハウジング4をチューブ3に装着すると、ハウジング4により、チューブ3は、内側切り込み33の内面同士が圧着されるように変形(弾性変形)し、また、ハウジング4によりチューブ3が保持(挟持)され、これにより、ハウジング4がチューブ3に対してその軸方向に移動するのが阻止される。
【0081】
ここで、「変形」とは、外力を付与しないときの形状に対して、その少なくとも一部が異なる形状になること(相似形であって、寸法が変る場合を含む)を言う。
【0082】
但し、ハウジング4を外側に向けて若干開くことにより、ハウジング4をチューブ3に対してその軸方向に移動させることができる。この場合、チューブ3の溝35は、ハウジング4を前記軸方向に移動させる際のガイドとして機能する。
【0083】
また、ハウジング4の外周部には、後述するコネクタ5の一対の弾性片54、54の爪541、541に係合し得る一対の溝44、44が形成されている。
【0084】
各溝44は、それぞれ、ハウジング4の軸方向(ハウジング4をチューブ3に装着したときのチューブ3の軸方向)に延存している。
【0085】
また、ハウジング4の図2中上側の端部の外周側には、後述するコネクタ5の一対の弾性片54、54に係合し得る一対の切欠き部45、45が形成されている。
【0086】
ハウジング4の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート、ポリサルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアクリレート、ポリアミド、硬質ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、環状ポリオレフィン、フッ素樹脂、ポリ−(4−メチルペンテン−1)等の各種樹脂や、ステンレス鋼、アルミニウム、チタン等の各種金属や、アルミナ等の各種セラミックスや、これらの複合体等が挙げられる。
【0087】
この継管具2では、チューブ3の開放部43の位置に、内側切り込み33と内部において交差し、外周面31に到達し、内周面32に到達しない外側切り込み37を形成することにより、接続口30が形成される。なお、外側切り込み37の形成方法は、後に詳述する。
【0088】
本実施形態では、この外側切り込み37と内側切り込み33とは、十文字状に交差しており、すなわち、外側切り込み37と内側切り込み33との交差角度は、90°となっているが、この交差角度は、90°に限らない。
【0089】
また、前述したように、接続口30の内側切り込み33の内面同士は、圧着されており、外側切り込み37は、閉じている。
【0090】
また、本実施形態では、外側切り込み37と内側切り込み33とが交差する交差部38は、直線状である。
【0091】
この外側切り込み37と内側切り込み33との交差部38の長さL2は、特に限定されないが、接続口30の部分のチューブ3の厚さの20〜50%程度が好ましく、30〜40%程度がより好ましい。
【0092】
コネクタ5は、先端側(図2中下側)に、硬質のパイプ(管体)51を有し、基端側(図2中上側)に、雌ルアー53を有している。
【0093】
この雌ルアー53には、例えば、図示しないシリンジ等を接続することができる。
【0094】
なお、コネクタ5の基端側に、図示しないチューブが接続されていてもよい。
また、コネクタ5のパイプ51の基端側には、パイプ51の外径より大きい外径を有する拡径部52が設けられている。コネクタ5をチューブ3の接続口30に接続する際、すなわち、コネクタ5のパイプ51をチューブ3の接続口30に挿入する際、この拡径部52がチューブ3の外周面31に当接し、パイプ51のチューブ3内への挿入深さが規制される。
【0095】
パイプ51の長さは、接続口30の部分のチューブ3の厚さより長く、かつ、コネクタ5を接続口30に接続したとき、パイプ51の先端がチューブ3の接続口30と反対側の内周面32に接触しない程度に設定するのが好ましい。
【0096】
また、コネクタ5の外周部には、対向する一対の弾性片54、54が形成されている。各弾性片54は、それぞれ、コネクタ5の軸方向に向って立設されており、その先端部には、それぞれ、パイプ51側に向って突出する爪541が形成されている。
【0097】
なお、このコネクタ5の弾性片54および前記ハウジング4の溝44により、係合手段が構成される。
【0098】
このコネクタ5の構成材料としては、例えば、前述したハウジング4と同様のものが挙げられる。
【0099】
次に、継管システム1の作用を説明する。
まず、チューブ3の軸方向の所定の位置(コネクタ5を接続しようとする位置)を選択し、その位置にハウジング4を装着する。
【0100】
ハウジング4をチューブ3に装着すると、リブ41が溝35に係合し、内側切り込み33がハウジング4の開放部43の中央部に位置し、ハウジング4がチューブ3に対してその周方向に移動(回転)するのが阻止されるとともに、ハウジング4によりチューブ3が保持され、これにより、ハウジング4がチューブ3に対してその軸方向に移動するのが阻止される。
【0101】
次いで、例えば、指標34により内側切り込み33の位置を確認しつつ、図示しないカッター(刃)等により、チューブ3の開放部43内に位置する部分に、外側切り込み37を形成する。これにより、接続口30が形成される。
【0102】
次いで、図2に示すように、コネクタ5をチューブの接続口30に接続する。
この場合、コネクタ5を指で把持し、そのパイプ51を接続口30の位置に位置させ、押し込む。これにより、パイプ51が接続口30からチューブ3内に挿入されるとともに、コネクタ5の各弾性片54がそれぞれハウジング4の各切欠き部45に沿って移動し、弾性片54の各爪541がそれぞれ各溝44に係合する。
【0103】
この際、各弾性片54の爪541がそれぞれ各溝44に係合することにより、チューブ3およびハウジング4に対するコネクタ5の位置が規制される。すなわち、パイプ51の差し過ぎが防止されるとともに、パイプ51挿入後のそのパイプ51の離脱が防止される。
【0104】
また、各弾性片54の爪541がそれぞれ各溝44に係合し、各弾性片54がそれぞれ切欠き部45に係合することにより、ハウジング4に対するコネクタ5の姿勢が保持される。
【0105】
接続口30にパイプ51が挿入されているときは、交差部38の内面がそのパイプ51の外周面に密着し、液密性(気密性)が保持される。この状態で、例えば液体の混注(側注)やサンプリングを行う。
【0106】
なお、この継管システム1では、前記コネクタ5を取り外し、他のコネクタ5を接続することもできる。
【0107】
また、この継管システム1では、該継管システム1の使用中に接続口30を形成してもよく、また、使用前に、予め、接続口30を形成しておいてもよい。このため、継管システム1の使い方の幅は、非常に広い。
【0108】
また、この継管システム1は、以下のようにして使用することもできる。
まず、チューブ3に対し、コネクタ5を接続する複数の位置を決定し、これらの位置に、それぞれ、ハウジング4を装着する。
【0109】
次いで、チューブ3の各ハウジング4の開放部43内に位置する部分に、それぞれ、外側切り込み37を形成する。これにより、複数の接続口30が形成される。
【0110】
次いで、前記形成された複数の接続口30のうちの所定の接続口30にコネクタ5を接続する。
【0111】
また、途中で、コネクタ5を他の接続口30に付け替えることもできる。
また、複数の接続口30にそれぞれコネクタ5を接続することもできる。
【0112】
以上説明したように、この継管システム1によれば、チューブ3の任意の位置に接続口30を容易に形成することができ、多彩な流路回路形成を行うことができる。
【0113】
また、指標34により、内側切り込み33の位置を把握することができ、これにより接続口30を確実に形成することができる。
【0114】
また、デッドスペースや、液体が滞留し易い段差のない滑らかな流路が形成され、これにより、液体が円滑かつ確実に流れる。すなわち、乱流が生じ難く、液体が滞留するのを防止することができる。
【0115】
また、接続口30へのコネクタ5の接続の際の操作を容易かつ安全に行うことができる(接続操作性が良い)。
【0116】
そして、内側切り込み33の内面同士が圧着されているので、接続口30に、何も挿入(挿通)されていないときはもちろんのこと、例えばパイプ51が挿入されているときでも、また、異なる外径のパイプが挿入されているときでも、また、パイプ51の挿入時および引き抜き時でも、液密性が確保され、チューブ3からの液漏れを確実に防止することができる。
【0117】
また、内側切り込み33の内面同士が圧着されているので、パイプ51を長期間挿入している場合、そのパイプ51を引き抜いた後も確実に液密状態となり、チューブ3からの液漏れを確実に防止することができる。すなわち、耐久性が非常に良い。
【0118】
また、仮に、外側切り込み37内や内側切り込み33内に若干の液体が残った場合には、パイプ51が引き抜かれると、外側切り込み37内および内側切り込み33がそれぞれ閉じ、その切り込み内に滞留していた液体はすべて排出される。
【0119】
また、内側切り込み33の内面同士が圧着されているので、外側切り込み37の幅を比較的大きくしても、チューブ3からの液漏れを防止することができる。
【0120】
そして、外側切り込み37の幅を比較的大きくすることにより、パイプ51の挿入時および引き抜き時の摩擦抵抗を比較的小さくすることができ、これにより、パイプ51の挿入、引き抜き等の操作をさらに容易に行うことができる。
【0121】
また、交差部38以外の部分では、外側切り込み37や内側切り込み33の内面が、挿入されたパイプ51の全周に渡って接触していなくても、チューブ3からの液漏れを防止することができる。このため、パイプ51を挿入したときのチューブ3(外側切り込み37や内側切り込み33)の変形量を比較的小さくすることができ、これにより、パイプ51を長期間挿入している場合、そのパイプ51を引き抜いた後も確実に液密状態となり、チューブ3からの液漏れを確実に防止することができる。
【0122】
また、継管システム1は、構造が簡易である。
なお、本発明では、ハウジング4が、チューブ3の周方向の任意の位置に装着し得るように構成されていてもよく、また、チューブ3の軸方向および周方向の任意の位置に装着し得るように構成されていてもよい。
【0123】
また、本発明では、ハウジング4が、チューブ3の周方向に移動し得るように構成されていてもよく、また、チューブ3の軸方向および周方向に移動し得るように構成されていてもよい。
【0124】
また、本発明では、コネクタ5の基端側に接続されている図示しないチューブが、例えば前述したチューブ3のように構成されていてもよい。すなわち、コネクタ5の基端側に接続されている図示しないチューブの任意の位置に接続口を形成することができるようになっており、その形成された接続口に図示しないコネクタを接続し得るように構成されていてもよい。これにより、より多彩な流路回路形成を行うことができる。
【0125】
また、本発明では、チューブ3が途中で分岐していてもよい。この場合には、例えば、分岐点(分岐部)を介して、接続口を選択し、多彩な混注やサンプリング等を行うことができる。
【0126】
次に、本発明の継管具の第2実施形態を説明する。なお、前述した第1実施形態の継管具2との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0127】
図5は、本発明の継管具の第2実施形態を示す横断面図、図6は、図5に示すチューブを示す横断面図である。
【0128】
図6に示すように、この継管具2のチューブ3の横断面での外形は、略楕円状をなしている。
【0129】
チューブ3の外周部には、その軸に沿って、リブ36が形成されている。このリブ36は、チューブ3の軸を中心に内側切り込み33から約180°回転した位置に形成されている。
なお、チューブ3のリブ36は、凸部であってもよい。
【0130】
また、図5に示すように、ハウジング4には、該ハウジング4をチューブ3に装着したときに、そのチューブ3のリブ36が係合する溝42が形成されている。この溝42は、ハウジング4をチューブ3に装着したときに、内側切り込み33が開放部43の中央部に位置するように配置されている。
【0131】
ハウジング4をチューブ3に装着すると、リブ36が溝42に係合し、チューブ3に対してハウジング4が周方向に移動(回転)するのが阻止される。
【0132】
従って、前記リブ36および溝42により、チューブ3に対し、ハウジング4の周方向の位置を規制する位置規制手段が構成される。
なお、このハウジング4の溝42は、凹部であってもよい。
【0133】
この継管具2によれば、任意の位置に接続口30を容易に形成することができる等、前述した第1実施形態の継管具2と同様の効果が得られる。
【0134】
次に、本発明の継管具の第3実施形態を説明する。なお、前述した第2実施形態の継管具2との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0135】
図7は、本発明の継管具の第3実施形態におけるチューブを示す横断面図である。
【0136】
同図に示すように、この継管具2のチューブ3には、内周面32に到達し、外周面31に到達しない、開いた状態の内側切り込み33が設けられている。この切り込み33の横断面での形状は、V字状をなしている。
【0137】
この継管具2によれば、任意の位置に接続口30を容易に形成することができる等、前述した第2実施形態の継管具2と同様の効果が得られる。
【0138】
次に、本発明の継管具の第4実施形態を説明する。なお、前述した第3実施形態の継管具2との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0139】
図8は、本発明の継管具の第4実施形態を示す横断面図、図9は、図8に示すチューブを示す横断面図である。
【0140】
図9に示すように、この継管具2のチューブ3の外周部には、その軸に沿って、一対の溝39、39が形成されている。各溝39は、チューブ3の内側切り込み33に対して対称に配置されている。
【0141】
また、図8に示すように、ハウジング4の図8中上側の端部の内周側には、該ハウジング4をチューブ3に装着したときに、そのチューブ3の一対の溝39、39に係合する一対のリブ46、46が形成されている。
【0142】
ハウジング4をチューブ3に装着すると、各リブ46がそれぞれ対応する溝39に係合し、チューブ3に対してハウジング4が周方向に移動(回転)するのが阻止され、また、内側切り込み33が開放部43の中央部に位置する。
【0143】
従って、前記各リブ46および各溝39により、チューブ3に対し、ハウジング4の周方向の位置を規制する位置規制手段が構成される。
【0144】
この継管具2によれば、任意の位置に接続口30を容易に形成することができる等、前述した第3実施形態の継管具2と同様の効果が得られる。
【0145】
次に、本発明の継管システムの他の実施形態を説明する。なお、前述した実施形態の継管システム1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0146】
図10は、本発明の継管システムの他の実施形態を示す断面図、図11は、図10に示すハウジングを示す斜視図、図12は、図10に示す継管具(第5実施形態)を示す横断面図である。
【0147】
これらの図に示すように、チューブ3の外周部には、その軸に沿って、リブ36が形成されている。このリブ36は、チューブ3の軸を中心に内側切り込み33から約180°回転した位置に形成されている。
【0148】
また、ハウジング4には、該ハウジング4をチューブ3に装着したときに、そのチューブ3のリブ36に係合する開放部47が形成されている。
【0149】
ハウジング4をチューブ3に装着すると、リブ36が開放部47に係合し、チューブ3に対してハウジング4が周方向に移動(回転)するのが阻止される。
【0150】
従って、前記リブ36および開放部47により、チューブ3に対し、ハウジング4の周方向の位置を規制する位置規制手段が構成される。
【0151】
また、ハウジング4の外周部の開放部47と反対側には、開口(開放部)48が形成されている。この開口48は、ハウジング4の軸方向の中央部に形成されている。なお、ハウジング4をチューブ3に装着すると、この開口48からそのチューブ3の外周面31の一部が露出する。
【0152】
また、図10に示すように、コネクタ5の基端側(図10中上側)には、チューブ71が接続されている。
【0153】
この継管システム1によれば、任意の位置に接続口30を容易に形成することができる等、前述した実施形態の継管システム1と同様の効果が得られる。
【0154】
以上説明した各実施形態の継管システム1は、さらに、チューブ3に外側切り込み37を形成することにより接続口30を形成する刃として、カッターを有している。以下、代表的に、図10に示す継管システム1について説明する。
【0155】
図13は、図12に示す継管具にカッターにより接続口を形成する工程を示す斜視図、図14は、図12に示す継管具に接続口が形成された状態を示す斜視図である。
【0156】
図13に示すように、継管システム1は、さらにカッター9を有している。このカッター9には、直線状の刃面を有する刃91が形成されている。
【0157】
接続口30を形成する場合には、図13に示すように、カッター9をハウジング4の開口48に位置させ、そのカッター9の刃91をハウジング4の開口48に臨む縁部481のうちの最も低い部分(底部)482に当接させる。そして、カッター9をその縁部481の底部482に沿って移動させる。これにより、図14に示すように、そのチューブ3に、外側切り込み37が形成される。すなわち、接続口30が形成される。
【0158】
この際、縁部481の底部482により、カッター9の刃91の位置および方向、すなわち、外側切り込み37の位置および方向が規制される。
【0159】
また、縁部481の底部482により、外側切り込み37の深さが規制される。
これにより、外側切り込み37を容易かつ正確に形成することができる。
【0160】
次に、本発明の継管システムの他の実施形態を説明する。なお、前述した各実施形態の継管システム1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0161】
図15は、本発明の継管システムの他の実施形態における接続口作製具の実施形態であって、カッター部を取り外した状態を示す斜視図、図16は、図15に示す接続口作製具のカッター部であって、一部を切り欠いた状態を示す斜視図、図17は、図15に示す接続口作製具であって、カッター部を装着した状態を示す斜視図、図18は、図17中のA−A線での断面図である。
【0162】
これらの図に示すように、継管システム1は、接続口作製具8と、図示しないチューブ3と、コネクタ5とを有している。
【0163】
接続口作製具8は、チューブ3を着脱自在に保持する接続口作製具本体81と、接続口作製具本体81に対し、変位可能に設置されたカッター部82とで構成されている。
【0164】
カッター部82は、板状の部材で構成されており、その全体形状は、略U字状をなしている。すなわち、カッター部82は、略平行に対向配置された一対の平板部821、822と、これらの図15中左側に接続された湾曲部823とで構成されている。
【0165】
カッター部82の湾曲部823の中央部には、開口824が形成されている。また、カッター部82の平板部821の、平板822に対向する面側には、略三角形の刃825が固定されている。
【0166】
刃825の方向は、チューブ3に外側切り込み37を形成するときの平板部821の移動方向と一致するように設定されている。
【0167】
また、刃825は、平板部821の、前記移動方向に対して垂直な方向の略中間に配置されている。
【0168】
また、カッター部82の平板部822の、平板部821に対向する面側の先端部には、リブ826が形成されている。
【0169】
また、カッター部82の湾曲部823の、前記平板部821の移動方向に対して垂直な方向の両端部には、それぞれ、段差部827が形成されている。
【0170】
接続口作製具本体81は、基台83と、この基台83に設けられ、チューブ3を着脱自在に保持するチューブ保持部84とを有している。
【0171】
チューブ保持部84は、前述したハウジング4を兼ねるものであり、その横断面での形状は、略C字状をなしている。すなわち、チューブ保持部84の図15中上側には、チューブ3を該チューブ保持部84に装着したときに、そのチューブ3の外周面31の一部を露出する開放部841が形成されている。
【0172】
また、チューブ保持部84の図15中上側であって、カッター部82の刃825が通過する部分には、一対の溝842が形成されている。この溝842の深さは、前記カッター部82の刃825の高さより大きく設定されている。
【0173】
また、チューブ保持部84の外周部には、前記カッター部82のリブ826に係合し得る溝843が形成されている。
【0174】
この溝843は、チューブ保持部84の軸方向(チューブ3をチューブ保持部84に装着したときのチューブ3の軸方向)に延存している。
【0175】
また、チューブ保持部84の外周部には、前述したコネクタ5の一対の弾性片54、54の爪541、541に係合し得る一対の溝844、844が形成されている。
【0176】
各溝844は、それぞれ、チューブ保持部84の軸方向(チューブ3をチューブ保持部84に装着したときのチューブ3の軸方向)に延存している。
【0177】
なお、前述したコネクタ5の弾性片54および前記溝844により、係合手段が構成される。
【0178】
この接続口作製具本体81のチューブ保持部84にチューブ3を装着すると、チューブ保持部84により、チューブ3は、内側切り込み33の内面同士が圧着されるように変形(弾性変形)し、また、チューブ保持部84によりチューブ3が保持(挟持)され、これにより、チューブ3がチューブ保持部84に対してその軸方向および周方向に移動するのが阻止される。
【0179】
但し、チューブ保持部84を外側に向けて若干開くことにより、チューブ3をチューブ保持部84に対してその軸方向および周方向に移動させることができる。
【0180】
また、基台83には、この接続口作製具本体81に前記カッター部82を装着したとき、カッター部82の平板部821の図18中下側の面に当接する一対の突起831、831と、平板部821の図18中上側の面に当接する一対の突起833、833と、平板部822の図18中下側の面に当接する一対の突起832、832とが、それぞれ形成されている。なお、突起831および833は、基台83の図18中上側に配置され、突起832は、基台83の図18中下側に配置されている。
【0181】
この接続口作製具8の構成材料としては、例えば、前述したハウジング4と同様のものが挙げられる。
【0182】
チューブ3およびコネクタ5については、それぞれ、前述した各実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0183】
なお、本発明では、チューブ3とチューブ保持部84とのうちの、一方に、凸部を設け、他方に、前記凸部に係合する凹部を設けてもよい。
【0184】
また、本発明では、チューブ保持部84を前述した各実施形態におけるハウジング4と同様に構成してもよい。
【0185】
次に、継管システム1の作用を説明する。
図19、図20および図21は、それぞれ継管システム1の作用を説明するための斜視図である。
【0186】
まず、図17および図18に示すように、接続口作製具本体81にカッター部82を装着することにより、接続口作製具8を組み立てる。
【0187】
この場合、カッター部82の平板部821を図18中左側から接続口作製具本体81の突起831と突起833との間に挿入するとともに、平板部822のリブ826をチューブ保持部84の溝843に係合させる。すなわち、カッター部82の平板部821の図18中下側の面を接続口作製具本体81の一対の突起831、831に当接させ、平板部821の図18中上側の面を一対の突起833、833に当接させ、平板部821の先端部の図18中下側の面をチューブ保持部84の図18中上側の端面845に当接させ、平板部822の図18中下側の面を一対の突起832、832に当接させ、平板部822のリブ826をチューブ保持部84の溝843に係合させる。
【0188】
次いで、図19に示すように、接続口作製具本体81のチューブ保持部84に、チューブ3を装着する。この際、チューブ3の軸方向の所定の位置(コネクタ5を接続しようとする位置)を選択するとともに、図示しない指標によりチューブ3の内側切り込み33の位置を確認しつつ、その内側切り込み33がチューブ保持部84の開放部841の中央部に位置するように、チューブ3を装着する。
【0189】
チューブ3をチューブ保持部84に装着すると、チューブ保持部84により、チューブ3は、その内側切り込み33の内面同士が圧着されるような状態に保持され、チューブ保持部84に対してチューブ3がその軸方向および周方向に移動するのが阻止される。
【0190】
次いで、カッター部82を接続口作製具本体81に対して図18中右側へ移動させる。この際、カッター部82の平板部821を図18中下側に向けて押圧しつつ、その平板部821を図18中右側へ移動させる。
【0191】
これにより、図20に示すように、平板部821は、接続口作製具本体81の突起831およびチューブ保持部84の端面845に沿って、かつ、側面834に沿って、図20中右側(チューブ3の軸に垂直な方向)へ移動し、刃825により、チューブ3に外側切り込み37が形成される。すなわち、接続口30が形成される。
【0192】
この場合、カッター部82の平板部821と、接続口作製具本体81の側面84とにより、外側切り込み37の位置および方向が規制され、カッター部82の平板部821と、接続口作製具本体81の突起833およびチューブ保持部84の端面845とにより、外側切り込み37の深さが規制される。従って、これらにより、規制手段が構成される。
【0193】
次いで、図21に示すように、カッター部82を接続口作製具本体81に対し、湾曲部823を中心にして約90°回転させ、カッター部82の段差部827を接続口作製具本体81の突起831に係合させる。
【0194】
これにより、カッター部82は、接続口作製具本体81に保持され、そのカッター部82の開口824からチューブ3の接続口30の近傍が露出し、接続口30にコネクタ5を接続し得る状態となる。
【0195】
以下の作用は、前述した各実施形態と同様であるので、説明を省略する。
この継管システム1によれば、任意の位置に接続口30を容易に形成することができる等、前述した各実施形態の継管システム1と同様の効果が得られる。
【0196】
そして、この継管システム1は、接続口作製具8を有しているので、外側切り込み37を容易かつ正確に形成することができる。
【0197】
なお、本実施形態では、接続口作製具のチューブ保持部がハウジングを兼ねているが、本発明では、これに限らず、接続口作製具は、接続口(外側切り込み)を形成するための専用の器具であってもよい(ハウジングとしての機能を有していなくてもよい)。
【0198】
以上、本発明の継管具、接続口作製具および継管システムを、図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0199】
例えば、本発明では、前記各実施形態の任意の構成を適宜組み合わせてもよい。
【0200】
また、本発明の用途は、特に限定されず、例えば、混注具、液体容器の排出口、粉体容器への溶解液の混注ルート等が挙げられる。
【0201】
また、本発明を混注具に適用する場合、その形態(種類)は、特に限定されず、例えば、ポンプ式または重力式点滴用輸液セット等の輸液セットの混注ポートや、混注用マニホールド、Yサイト、人工肺や人工腎臓の血液回路の混注兼サンプリングポート、血液バッグのサンプリングポート、留置針を血管内に留置した際、血液の逆流を防止する逆止弁等が挙げられる。
なお、本発明は、医療用のものには限定されない。
【0202】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、接続口(例えば混注やサンプリングを行うことができる混注口等)を、必要に応じて、容易に作製することができる。
これにより、多彩な流路回路形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の継管システムの実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す継管システムの一部分を示す拡大斜視図である。
【図3】図1に示すチューブを示す横断面図である。
【図4】図1に示す継管具(第1実施形態)を示す横断面図である。
【図5】本発明の継管具の第2実施形態を示す横断面図である。
【図6】図5に示すチューブを示す横断面図である。
【図7】本発明の継管具の第3実施形態におけるチューブを示す横断面図である。
【図8】本発明の継管具の第4実施形態を示す横断面図である。
【図9】図8に示すチューブを示す横断面図である。
【図10】本発明の継管システムの他の実施形態を示す断面図である。
【図11】図10に示すハウジングを示す斜視図である。
【図12】図10に示す継管具(第5実施形態)を示す横断面図である。
【図13】図12に示す継管具にカッターにより接続口を形成する工程を示す斜視図である。
【図14】図12に示す継管具に接続口が形成された状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の継管システムの他の実施形態における接続口作製具の実施形態であって、カッター部を取り外した状態を示す斜視図である。
【図16】図15に示す接続口作製具のカッター部であって、一部を切り欠いた状態を示す斜視図である。
【図17】図15に示す接続口作製具であって、カッター部を装着した状態を示す斜視図である。
【図18】図17中のA−A線での断面図である。
【図19】図15に示す継管システムの作用を説明するための斜視図である。
【図20】図15に示す継管システムの作用を説明するための斜視図である。
【図21】図15に示す継管システムの作用を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 継管システム
2 継管具
3 チューブ
30 接続口
31 外周面
32 内周面
33 内側切り込み
34 指標
35 溝
36 リブ
37 外側切り込み
38 交差部
39 溝
4 ハウジング
41 リブ
42 溝
43 開放部
44 溝
45 切欠き部
46 リブ
47 開放部
48 開口
481 縁部
482 底部
5 コネクタ
51 パイプ
52 拡径部
53 雌ルアー
54 弾性片
541 爪
61 コネクタ
71 チューブ
8 接続口作製具
81 接続口作製具本体
82 カッター部
821、822 平板部
823 湾曲部
824 開口
825 刃
826 リブ
827 段差部
83 基台
831〜833 突起
834 側面
84 チューブ保持部
841 開放部
842〜844 溝
845 端面

Claims (7)

  1. 内部に流路を有し、少なくとも一部分が柔軟な材料で構成されたチューブと、該チューブに装着可能なハウジングとを有する継管具であって、
    前記チューブは、該チューブの軸に沿って設けられ、その内周面に到達し、外周面に到達しない、閉じた状態または開いた状態の少なくとも1つの内側切り込みと、
    前記内側切り込みの位置を示す位置表示手段とを有し、
    前記ハウジングは、前記チューブの外周面の少なくとも一部を露出し得る開放部を有し、前記チューブを前記内側切り込みの内面同士が圧着されるような状態にし得るよう構成されており、
    前記ハウジングが装着された前記チューブの前記開放部内に位置する部分に、前記内側切り込みと略直交し、かつ内部において交差し、前記外周面に到達し、前記内周面に到達しない、閉じた状態の外側切り込みを形成することにより、接続口が形成されることを特徴とする継管具
  2. 前記チューブの外周部に、該チューブの軸に沿って、少なくとも1つの凹部または凸部が設けられ、前記ハウジングに、前記凹部または前記凸部に係合する凸部または凹部が設けられている請求項に記載の継管具。
  3. 前記チューブに対し、前記ハウジングの少なくとも周方向の位置を規制する位置規制手段を有する請求項2または3に記載の継管具。
  4. 内部に流路を有し、少なくとも一部分が柔軟な材料で構成されたチューブに、接続口を形成する接続口作製具であって、
    前記チューブは、該チューブの軸に沿って設けられ、その内周面に到達し、外周面に到達しない、閉じた状態または開いた状態の少なくとも1つの内側切り込みと、
    前記内側切り込みの位置を示す位置表示手段とを有し、
    前記チューブを着脱自在に保持するチューブ保持部と、
    前記チューブ保持部に対し、変位可能に設置され、刃を備えたカッター部とを有し、
    前記チューブ保持部は、前記チューブの外周面の少なくとも一部を露出し得る開放部を有し、前記チューブを前記内側切り込みの内面同士が圧着されるような状態に保持し得るよう構成されており、
    前記カッター部の変位により前記刃で、前記チューブ保持部に装着された前記チューブの前記開放部内に位置する部分に、前記内側切り込みと略直交し、かつ内部において交差し、前記外周面に到達し、前記内周面に到達しない、閉じた状態の外側切り込みを形成することにより、接続口を形成するよう構成されていることを特徴とする接続口作製具。
  5. 前記カッター部を前記チューブ保持部に対し、前記チューブの軸に略垂直な方向に移動させて、前記外側切り込みを形成するよう構成されている請求項に記載の接続口作製具。
  6. 内部に流路を有し、少なくとも一部分が柔軟な材料で構成されたチューブと、
    前記チューブに、接続口を形成する接続口作製具とを有する継管システムであって、
    前記チューブは、該チューブの軸に沿って設けられ、その内周面に到達し、外周面に到達しない、閉じた状態または開いた状態の少なくとも1つの内側切り込みと、
    前記内側切り込みの位置を示す位置表示手段とを有し、
    前記接続口作製具は、請求項4または5に記載の接続口作製具であることを特徴とする継管システム。
  7. 前記形成された接続口に接続可能なコネクタを有する請求項に記載の継管システム。
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