JP4050304B1 - 塗布用化粧料繰出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 繰出容器本体内に残留する空気を、吐出孔から排出するとともに、押出杵より後方に排出する事で粘性化粧料内に点在する空気を繰出容器本体の前後より排出し、貯蔵部内に充満した粘性化粧料の残圧を調整する。
【構成】 先筒10と基筒20を回動可能脱落不能に組付け、先筒10の天面12にシール6を貼るとともに、内挿した押出杵30の貫通孔34より粘性化粧料Aを先筒10の貯蔵部10aに充填し、尾栓40で前記貫通孔34に止着する。繰出機構で前進する押出杵30は、残留空気を空気溝5より排出しながら前進限迄前進する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、繰出容器の先筒内に充填された粘性の化粧料を、先筒天面に穿設された吐出孔より吐出して塗布使用する塗布用化粧料繰出容器に関する。
繰出容器の先筒内に塗布用化粧料を充填し、先筒の天面に備えた吐出孔より化粧料を吐出して使用する繰出容器は公知であり、例えば特許第3693522号公報が知られている。公報の図1に示される如く、貯蔵部10に製品12が充填され、塗布部材16が貯蔵部10と連結され、ピストン26が繰出機構によって進出する事で、塗布部材16に貯まった残留空気を吐出した後に製品10を塗布部材16の吐出孔より吐出させる構造となっている。
又、特開2006−102076号公報では、図1に示される如く、筒状の収納部1は一端を開口部2とし、他端を粘性化粧料5の分配口4を設けた塗布壁3とし、この分配口4をシール部材10で開口可能に閉止するとともに、開口部2側の内周面12に空気抜き用の凹溝7を形成し、凹溝7に至らない範囲で粘性化粧料5を開口部2から充填し、収納部1の内周に密着する中皿6を、中皿6と粘性化粧料5との間に介在する空気を凹溝7から排出する手段が採られている。
特許3693522号公報では、繰出容器の上側の塗布部材16内の残留空気をピストン26の前進で吐出孔より吐出させ、特開2006−102076号公報では、繰出容器の下側の中皿6と粘性化粧料5との間の残留空気を、中皿6の前進で凹溝7より排出する手段が採られている。それぞれの繰出容器が製品12、粘性化粧料5を吐出した状態では、製品12及び粘性化粧料5内に含まれる残留空気は、繰出容器内に閉じ込められた状態を維持する為、外気温度の変化や気圧の変化で残留空気が変化、又は膨張し、吐出孔より製品12や粘性化粧料5が吐出孔より漏れ出す事が大きな欠点となっていた。
特許第3693522号公報 特開2006−102076号公報
本発明は前記問題点を解決し、顧客が安心して使用できるとともに、部品点数を削減して、故障の無い塗布用化粧料繰出容器を提供する事を目的とする。
第1の発明は、天面に吐出孔を備える先筒貯蔵部内に充填された塗布用粘性化粧料を、化粧料容器内に摺動自在に配設された押出杆が前進する事で、前記吐出孔より吐出する塗布用化粧料容器において、前記先筒と基筒を回動可能、脱落不能に連結した中に押出杆を内挿し、この押出杆には貫通孔が穿設され、天面と立脚部を備えた尾栓が、前記貫通孔に止着され、繰出機構で、前記押出杆を進退可能とするとともに、前記押出が後退限より前進限に至る迄、前記先筒貯蔵部内に残留する空気が前記押出杆の貫通孔内周面と前記尾栓の立脚部外周の隙間の空気溝より前記押出の後方側へ排出されることを特徴とする。
第2の発明は、天面に吐出孔を備える先筒貯蔵部内に充填された塗布用粘性化粧料を、化粧料容器内に摺動自在に配設された押出杆が前進する事で、前記吐出孔より吐出する塗布用化粧料容器において、前記先筒と基筒を回動可能、脱落不能に連結した中に押出杆を内挿し、この押出杆の天面に微小な空気孔を穿設し、繰出機構で、前記押出杆を進退可能とするとともに、前記押出杆が後退限より前進限に至る迄、前記先筒貯蔵部内に残留する空気が前記空気孔より前記押出杆の後方側へ排出される事を特徴とする。
第3の発明は、前記先筒内径は非円形に形成され、押出杆の摺動頭部は前記先筒内径に係合して回転止機構を形成し、この押出杆の摺動頭部に延設される軸部には雄ネジが螺刻され、基筒内に設置された雌ネジと螺合して繰出機構を構成するとともに、前記押出杆の摺動頭部に弾性体が巻装され、前記先筒貯蔵部内を密着摺動する事を特徴とする。
第1の発明により、繰出容器本体は先筒と基筒を回動する事で、繰出機構が働き、押出が前進して貯蔵部内に充填された粘性化粧料を吐出孔より吐出して化粧を可能とするとともに、貯蔵部内、粘性化粧料内に点在する残留空気を押出に設けた空気溝もしくは空気孔より、後方側に排出可能な為、残留空気の外気温の変化による膨張を防ぐとともに、粘性化粧料の内圧の上昇を緩和することで粘性化粧料の吐出孔からの漏れを防止する事が出来る。又、この残留空気の排出は押出が後退限にある状態より、前進限に至るまで行われるため、未使用の塗布用化粧料繰出容器はもちろん、使用途中の塗布用化粧料繰出容器でも、粘性化粧料の吐出孔からの漏れを防止できる事を特徴としている。また、粘性化粧料が押出杆の貫通孔より貯蔵部に充填可能であり、残留空気は、前記押出杆の貫通孔内周面と尾栓の立脚部外周の隙間の空気溝より排出する手段が採られる。
第2の発明により、粘性化粧料は繰出容器本体の前端側より充填され、押出杆の天面に微小な空気孔を穿設する事で先筒貯蔵部内に残留する空気を後方へ排出するとともに、粘性化粧料の残圧を空気孔より逃し、吐出孔からの粘性化粧料の漏れを防止する事が可能となる。
第3の発明により、繰出容器本体の繰出機構は前記先筒内径を非円形に形成し、押出杆の摺動頭部を、この先筒内径に係合して回転止機構を構成し、前記押出杆の摺動頭部に延設される軸部には雄ネジが螺刻され、基筒内に設置された雌ネジと螺合して繰出機構を構成し、更に押出杆の摺動頭部に弾性体を巻装し、貯蔵部内を押出杆が密着摺動する手段を採った為、繰出容器本体は簡素な構成となり、粘性化粧料は繰出容器本体の後部(第1実施例)、又は前部(第2実施例)の両方より、先筒の貯蔵部に充填が可能である。
本発明を図により詳細に説明する。
図1は本発明の塗布用化粧料繰出容器1の縦一部断面図で、図2は各部材を示し、(A)は先筒10、(B)は基筒20を、(C)は押出30を、(D)は尾栓40を示す。(A)先筒10、(B)基筒20、(C)押出30、(D)尾栓40、及び弾性体4で繰出容器本体2が構成される。
塗布用化粧料繰出容器1は、前記繰出容器本体2と、図2の(E)に示すキャップ3から構成される、このキャップ3は先筒10のキャップ嵌合部17に着脱自在に嵌合する。
繰出容器本体2の各部材を説明する。
(A)先筒10は、天面12に単数もしくは複数の吐出孔11を備えた筒体で構成され、内径の押出30が摺動する部位は非円形の角形内径13が形成される。又、内径下部の円筒内径14の内径端面には、基筒20と回動可能に連結される嵌合凹部15が設けられる。又、先筒10の外周にはキャップ3と着脱自在に嵌合するキャップ嵌合部17が突設される。
(B)基筒20は、軸方向に先筒嵌入部22としての円筒体と外筒21としての円筒体よりなり、先筒嵌入部22の外周には先筒10に嵌合する嵌合凸部23が突設される。又、貫通孔26の上端内周には雌ネジ24が螺刻され、押出30の雄ネジ33と螺合する。
(C)押出30は軸方向に摺動頭部31とこれに延設する軸部32より構成され、軸部32外周にはストローク長の雄ネジ33が螺刻される。摺動頭部31は、前端の円筒部31dより角形部31a、角形部31bが形成され、この角形部31a、31bが前記先筒10の角形内径13に係合して回転止機構を構成する。又、角形部31aと角形部31bの間には弾性体4が巻装され、角形内径13に密着して摺動する。
(D)尾栓40は、天面43と立脚部44を備え、フランジ42と凸部41で押出30の尾栓嵌合部35に止着される。
繰出容器本体2の組立方法、及び粘性化粧料Aの充填方法を説明する。
押出30は、後端開口孔36側より基筒20の雌ネジ24に軸部32の雄ネジ33を螺合しつつ、基筒20の貫通孔26内に収容する。先筒10の円筒内径14を、基筒20の先筒嵌入部22に被装し、嵌合凹部15と嵌合凸部23を嵌合する。その際、先筒の角形内径13に押出30、摺動頭部31に形成した角形部31a、31bを係合する。尾栓40を除き、繰出容器本体2の組立は終了し、粘性化粧料Aを充填する前の状態となる。
図3は繰出容器本体2に粘性化粧料Aを充填する方法を示したもので、(F)は、先筒10の天面12にシール6を貼り付けノズルXを押出30の後端開口孔36側より挿入していき、先筒10の貯蔵部10aに定量の粘性化粧料Aを充填する。
(G)に示す通り、貯蔵部10aに定量の粘性化粧料Aを充填した後に、尾栓40を押出30の後端開口孔36より挿入していき、貯蔵部10aの後部に留まった残留空気αを押出30の貫通孔34の内周面37と尾栓40の立脚部44外周との間の隙間の空気溝5より後方へ排出しながら、尾栓嵌合部35に凸部41を止着して繰出容器本体2を完成させる。
次に作動を説明する。
図1は、図3によって粘性化粧料Aを充填された繰出容器本体2に、キャップ3を嵌合した、未使用状態の塗布用化粧料繰出容器1を示す縦一部断面図である。使用者が使用する際は、キャップ3を先筒10より外し、シール6を先筒10の天面12より剥がす。
先筒10と基筒20を回動すると、押出30の摺動頭部31に形成された角形部31a、31bは先筒10の角形内径13に係合して回転止機構を形成し、この押出30の摺動頭部31に延設される軸部32の外周に螺刻された雄ネジ33は基筒20内に設置された雌ネジ24に螺合して繰出機構が構成される為、押出30は貯蔵部10a内を前進する。又、押出30の角形部31a、31bの間には弾性体4が巻装されている為に押出30は貯蔵部10a内を密着摺動して、粘性化粧料Aが角形部31a、31bの外周より漏れる事はない。
図1は、押出30の後退限を示す未使用状態の塗布用化粧料繰出容器1の図であるが、この状態から先筒10と基筒20を回動すると、貯蔵部10a後部に残る残留空気αは、押出30の前進によって前記に説明した空気溝5より排出される。更に、押出30を前進させると、粘性化粧料Aは吐出孔11より吐出され化粧を可能とする。又、使用途中で、貯蔵部10a内の粘性化粧料A内に点在する残留空気も常に空気溝5より排出される為、残留空気の膨張によって起きる吐出孔11よりの粘性化粧料Aの漏れを防止できるとともに、粘性化粧料Aが膨張した場合も、微量の粘性化粧料Aを前記空気溝5側に逃すことで残留圧力の調整が可能となる。この際、空気溝5から排出される粘性化粧料Aは、わずかであり、使用途中に容器外部へ漏れたりすることはない。この空気溝5の後方への空気の排出は押出30が後退限の状態より前進限に至るまで行われる。
図4は第2実施例である塗布用化粧料繰出容器101を示す縦一部断面図であり、(H)は未使用である容器の状態を示し、(I)は使用途中である容器の状態を示す。図5は塗布用化粧料繰出容器101の各部材を示す図である。
塗布用化粧料繰出容器101は、繰出容器本体102とキャップ103より構成され、(N)キャップ103は、先筒110に着脱不自在に嵌合する。又、キャップ103は、先筒110のキャップ嵌合凸部117に嵌合部103aが嵌合した状態では、キャップ103の天面内径103bより垂下した止栓103cが、先端筒110bの吐出孔111bに係合して粘性化粧料Bの漏れを防止している。
繰出容器本体102は、(J)先端筒110b、(K)先筒110、(L)基筒120、(M)基筒尾栓150、(O)八角形Oリング104、(P)押出130より構成される。
繰出容器本体102の各部材より説明する。
(J)先端筒110bは、貯蔵部110aに粘性化粧料Bが充填された後に先筒110の前端開口孔111aより挿入止着される部材で、天面112bには粘性化粧料Bの吐出孔111bを備え、後部には先筒110に嵌合する嵌合凸部119bと、縦リブ118bが設けられ、Oリング107が巻装されて先筒110の円筒内径に密着して粘性化粧料Bの漏れを防止している。
(K)先筒110は、円筒状の形状をなし、軸方向に摘部110d、大径部110c、基筒嵌入部114より構成され、内径の押出130が摺動する範囲は八角形内径113に形成される。前端開口孔111a近くの内径には縦溝118と嵌合凹部119が設けられ、先端筒110bが回動不能脱落不能に嵌合される。又、基筒嵌入部114には基筒連結凸部115が突設され、基筒120の嵌合凹部123に回動可能脱落不能に、基筒120に連結される。
(L)基筒120は、円筒状の外筒121が外周を形成し、内径上部の先筒嵌入部122には先筒110の基筒嵌入部114が嵌入して前記凹凸嵌合で連結される。又、基筒120aの内径中段の内突部に螺旋部120aを構成し、螺旋部120aの内径には雌ネジ124が螺刻される。この螺旋部120aは、基筒120の内径に別部材として設置してもよい。又、内径下端には嵌合凹部127が設置され基筒尾栓150を止着する。
(M)基筒尾栓150は、フランジ151より立脚部152が立脚し腔部154を形成するとともに、この外周に嵌合凸部153を突設して基筒120の嵌合凹部に嵌合する。
(O)八角形Oリング104は、押出130の摺動頭部131の八角形部131aと八角形部131bの間のOリング溝130bに巻装され、先筒110の八角形内径113に密着摺動する。
(P)押出130は天面130aを備え、この天面には微小な空気孔5aが単数もしくは複数穿設され、摺動頭部131は先筒110の八角形内径113に係合する八角形部131a、八角形部131bに形成され、延設する軸部132外周に雄ネジ133がストローク長に螺刻される。この雄ネジは基筒の螺旋部120aの雌ネジに螺合する。又、押出130内径には腔部138が設けられる。
繰出容器本体102の組立方法と粘性化粧料Bの充填方法を説明する。
まず、基筒120の嵌合凹部127と、基筒尾栓150の嵌合凸部153を嵌着して一体化する。次に、押出130を基筒120の螺旋部120aの雌ネジ124に軸部132の雄ネジ133を螺合させ、押出130を後退限迄移動させる。基筒120の先筒嵌入部122に先筒110の基筒嵌入部114を挿入して、基筒連結凸部115と嵌合凹部123を嵌合し、先筒110を基筒120に回動可能脱落不能に連結する。その際、先筒110の八角形内径113に押出130の摺動頭部131の八角形部131a、八角形部131bを係合する。
以上で粘性化粧料Bが充填前の状態が完成する。
先端筒110bがない状態で、粘性化粧料Bは、先筒110内の貯蔵部110aに所定量充填され、その後、先端筒110bは先筒110に回動不能に取付けられ、繰出容器本体102が完成する。
図4の(H)は、前記組立方法と充填方法によって貯蔵部110aに粘性化粧料Bを充填され、キャップ103を被装された塗布用化粧料繰出容器101の、未使用時の後退限を示す図である。
未使用状態で塗布用化粧料繰出容器101を保管している際に、キャップ103が繰出容器本体102に被装されている場合は、キャップ103の止栓103cが先端筒110bの吐出孔111bに係合して、粘性化粧料Bの漏れを防止している。この間の外気温や気圧の変化による粘性化粧料Bの膨張に対して、残留空気βが止栓103cの外周と吐出孔111bの外周の隙間より外側へ排出される設計となっている。
次に、塗布用化粧料繰出容器101の作動について説明する。
使用者は、キャップ103を繰出容器本体2より外し、先筒110と基筒120の回動によって押出130の軸部132外周に螺刻した雄ネジ133と、基筒120の螺旋部120aの雌ネジ124の螺合機構と、先筒110内の八角形内径113と押出130の摺動頭部131の八角形部131a、八角形部131bの係合による回転止機構の働きによって、繰出機構が働き、押出130は貯蔵部110a内を前進する。押出130の摺動頭部131に巻装される八角形Oリング104が密着摺動する為、粘性化粧料Bが八角形内径113と摺動頭部131の間から漏れる事はない。
押出130が貯蔵部110a内を前進すると、先端筒110b内の残留空気βは吐出孔111bより排出された後、粘性化粧料Bが吐出孔より吐出され化粧を可能とする。
図4の(I)に示すように、塗布用化粧料繰出容器101が使用途中の状態で、粘性化粧料Bが外気温や気圧の変化によって膨張した場合、押出130の天面130aに設けた微小の空気孔5aから押出130の後方側へ、粘性化粧料Bや粘性化粧料B内の残留空気を微量に排出し、貯蔵部110a内の残圧を調整し、吐出孔111bからの粘性化粧料Bの漏れを防止する。この際、空気孔5aから排出される粘性化粧料Bは微量であり、使用途中に容器外部へ漏れたりすることはない。
実施例2の塗布用化粧料繰出容器101では、押出130の天面130aに微小の空気孔5aを単数もしくは複数設けることによって、貯蔵部110a内の残留空気を押出130の後方側にも排出する事を特徴とし、この排出は押出130が後退限の状態より前進限に至る迄行われる。又、外気温の変化や気圧の急激な変化によって粘性化粧料Bが膨張した場合、この空気孔5aより粘性化粧料Bや粘性化粧料B内の残留空気を微量に排出し、貯蔵部110a内の残圧を調整する事が出来、吐出孔111bからの粘性化粧料Bの漏れを防止する。
実施例2の押出130のかわりに、実施例1の押出30を用いて尾栓40を止着し、空気溝5を構成して、繰出容器本体102を構成することも可能である。
本発明の塗布用化粧料繰出容器は、粘性化粧料を押出の貫通孔側と先筒の先端側の両方より充填を可能とするとともに、押出の後退限から前進限に至る迄、貯蔵部内の残留空気を押出の後方側へも排出可能としたため、塗布用化粧料繰出容器は、使用者が未使用の状態で外気温や気圧の変化による粘性化粧料や残留空気の膨張に対しても、吐出孔からの粘性化粧料の漏れを防止するばかりでなく、使用者が使用途中において、塗布用化粧料繰出容器が外気温や気圧の変化を受けても、吐出孔からの粘性化粧料の漏れを防止可能とする発明である。
本発明の実施例1である、塗布用化粧料繰出容器1を示す縦一部断面図であ る。 図1の各部材を示し、(A)は先筒10を(B)は基筒20を(C)は押出 30を(D)は尾栓40を(E)はキャップ3を示している。 本発明の繰出容器本体2に粘性化粧料Aを充填している状態を(F)に、粘 性化粧料Aを充填した後に尾栓40を止着する状態を(G)に示す。 本発明の実施例2である塗布用化粧料繰出容器101を示す縦一部断面図で ある。(H)は未使用である容器の状態を示し、(I)は使用途中の容器の状態を示 す。 図4の各部材を示し、(J)は先端筒110bを、(K)は先筒110を、 (L)は基筒120を、(M)は基筒尾栓150を、(N)はキャップ103を、( O)は八角形Oリング104を、(P)は押出130を示している。
符号の説明
A・・・・・粘性化粧料
B・・・・・粘性化粧料
α・・・・・残留空気
β・・・・・残留空気
X・・・・・ノズル
1・・・・・塗布用化粧料繰出容器
2・・・・・繰出容器本体
3・・・・・キャップ
3a・・・・嵌合部
4・・・・・弾性体
5・・・・・空気溝
5a・・・・空気孔
6・・・・・シール
10・・・・先筒
10a・・・貯蔵部
11・・・・吐出孔
12・・・・天面
13・・・・角形内径
14・・・・円筒内径
15・・・・嵌合凹部
16・・・・後端開口孔
17・・・・キャップ嵌合部
20・・・・基筒
21・・・・外筒
22・・・・先筒嵌入部
23・・・・嵌合凸部
24・・・・雌ネジ
25・・・・上端面
26・・・・貫通孔
30・・・・押出
31・・・・摺動頭部
31a・・・角形部
31b・・・角形部
31c・・・下端面
31d・・・円筒部
32・・・・軸部
33・・・・雄ネジ
34・・・・貫通孔
35・・・・尾栓嵌合部
36・・・・後端開口孔
37・・・・内周面
40・・・・尾栓
41・・・・凸部
42・・・・フランジ
43・・・・天面
44・・・・立脚部
101・・・塗布用化粧料繰出容器
102・・・繰出容器本体
103・・・キャップ
103a・・嵌合部
103b・・天面内径
103c・・止栓
104・・・八角形Oリング
107・・・Oリング
110・・・先筒
110a・・貯蔵部
110b・・先端筒
110c・・大径部
110d・・摘部
111a・・前端開口孔
111b・・吐出孔
112b・・天面
113・・・八角形内径
114・・・基筒嵌入部
115・・・基筒連結凸部
117・・・キャップ嵌合凸部
118・・・縦溝
118b・・縦リブ
119・・・嵌合凹部
119b・・嵌合凸部
120・・・基筒
120a・・螺旋部
121・・・外筒
122・・・先筒嵌入部
123・・・嵌合凹部
124・・・雌ネジ
127・・・嵌合凹部
130・・・押出
130a・・天面
130b・・Oリング溝
131・・・摺動頭部
131a・・八角形部
131b・・八角形部
132・・・軸部
133・・・雄ネジ
138・・・腔部
150・・・基筒尾栓
151・・・フランジ
152・・・立脚部
153・・・嵌合凸部
154・・・腔部

Claims (3)

  1. 天面に吐出孔を備える先筒貯蔵部内に充填された塗布用粘性化粧料を、化粧料容器内に摺動自在に配設された押出杆が前進する事で、前記吐出孔より吐出する塗布用化粧料容器において、
    前記先筒と基筒を回動可能、脱落不能に連結した中に押出杆を内挿し、
    この押出杆には貫通孔が穿設され、天面と立脚部を備えた尾栓が、前記貫通孔に止着され、
    繰出機構で、前記押出杆を進退可能とするとともに、
    前記押出が後退限より前進限に至る迄、前記先筒貯蔵部内に残留する空気が前記押出杆の貫通孔内周面と前記尾栓の立脚部外周の隙間の空気溝より前記押出の後方側へ排出される事を特徴とする塗布用化粧料繰出容器。
  2. 天面に吐出孔を備える先筒貯蔵部内に充填された塗布用粘性化粧料を、化粧料容器内に摺動自在に配設された押出杆が前進する事で、前記吐出孔より吐出する塗布用化粧料容器において、
    前記先筒と基筒を回動可能、脱落不能に連結した中に押出杆を内挿し、
    この押出杆の天面に微小な空気孔を穿設し、
    繰出機構で、前記押出杆を進退可能とするとともに、
    前記押出が後退限より前進限に至る迄、前記先筒貯蔵部内に残留する空気が前記空気孔より前記押出の後方側へ排出される事を特徴とする塗布用化粧料繰出容器。
  3. 前記先筒内径は非円形に形成され、押出杆の摺動頭部は前記先筒内径に係合して回転止機構を形成し、この押出の摺動頭部に延設される軸部には雄ネジが螺刻され、基筒内に設置された雌ネジと螺合して繰出機構を構成するとともに、前記押出の摺動頭部に弾性体が巻装され、前記先筒貯蔵部内を密着摺動する事を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布用化粧料繰出容器。
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