JP4048846B2 - 情報機器、情報システムおよびその制御方法、プログラム - Google Patents

情報機器、情報システムおよびその制御方法、プログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宅内での人体の位置を特定し、行動パターンを検知する情報機器、情報システムおよびその制御方法、プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、家屋侵入による窃盗犯罪の増加に伴い、住居における監視システムの需要が増加している。従来この種の監視システムは、侵入者検知用の複数のセンサ端末機器とその情報を収集し警報を発する中央処理装置との組み合わせであった。また最近では、特開平10−253736号公報で示すように歩行している物体の位置を検出するものも開発され始めている。さらに、特開2000−285342公報で示すように人体にID発信器を持たせるものもある。
【0003】
また、個人の位置を同定する方法はRF−IDやCCD画像からの画像認識による方法が挙げられる。RF−IDは人体や物などの移動体に取り付けられたタグ(トランスポンダ)の識別情報をコンピュータなどの処理装置に接続されたアンテナ(リーダー)が特定周波数の電波を受信し、対象物を自動的に識別するシステムである。このシステムにはタグの読み取り距離について大きく2つに分類できる。1つは低周波を用いた近距離タイプで、タグとアンテナの読み取り距離が50cm前後以下のものである。これらは、タグをアンテナにかざしたり、タグをズボンの端に縫込んだり、床設置のアンテナで読み取るのが一般的である。もう1つは、マイクロ波を用いた遠距離タイプで、タグとアンテナの読み取り距離が1mを超えるようなものである。これらは、体の一部や物体の一部に携帯させることにより、アンテナの近傍を通過した際に、意識することなく、タグ情報を読み取ることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した方法にもいくつかの課題が存在する。個人や特定物体を同定する方法として挙げたRF−IDにおいて、近距離タイプは、タグとアンテナの通信距離が短いことから、意識的にタグをアンテナにかざす必要がある。一方、遠距離タイプはタグとアンテナの通信距離が長いために、出入り口を通過した場合のみ認識するのではなく、入室せずにアンテナのそばを通っただけで認識してしまう場合がある。
【0005】
さらに、こうした個人の位置を同定する方法では精度は高いが、システムとしては複雑で高価なものになってしまうという課題がある。また、CCD画像を用いる方法ではプライバシーの問題もあり容易に実現することは困難である。そのため、容易に簡便に人体の位置を概略つかむことができる安価な装置、システムが要望されている。
【0006】
本発明は上記従来の課題を考慮し、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができる。このようにして、本発明は人体検知情報より個人の行動パターンを測定し、これをもとにして不審人物を見つけ出すことができる情報機器、情報システムおよびその制御方法、プログラムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために、家庭内の1つまたは複数の人体検知可能な端末機器と通信手段を介して接続することができる情報機器において、前記端末機器から前記情報機器へ逐次情報を送信し、前記送信された情報より宅内での人体の位置を特定し、前記特定された人体位置より人体の行動パターンを推定し、他の人体検知可能な端末機器からの情報と連携することによって異常行動パターンを得て不審人物を判定する情報機器を提供するものである。
【0008】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、家庭内の1つまたは複数のGPS機能を有する位置特定装置とネットワークを介して接続することができる情報機器において、前記位置特定装置に対してネットワークを通じて前記情報機器から位置検索を行い、宅内での人体の位置を特定し、前記特定された人体位置より人体の行動パターンを推定し、他の人体検知可能な端末機器からの情報と連携することによって異常行動パターンを得て不審人物を判定する情報機器を提供するものである。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、家庭内の1つまたは複数のGPS機能を有する位置特定装置からの情報をネットワークを介して収集することができる情報収集手段と、前記位置特定装置に対してネットワークを通じて前記情報収集手段から定期的な位置検索を行い、宅内での人体の位置を特定する人体位置特定手段と、他の人体の行動パターンを検知する行動パターン検知手段と連携する情報システムを提供するものである。
【0016】
また、請求項3に記載の発明は、家庭内の1つまたは複数のGPS機能を有する位置特定装置からの情報をネットワークを介して収集することができる情報機器とからなる情報システムにおいて、前記位置特定装置に対してネットワークを通じて前記情報機器から定期的な位置検索を行い、宅内での人体の位置を特定するステップと、前記特定した人体の位置情報を基にして人体の行動パターンを検知し、他の人体検知可能な端末機器からの情報と連携することによって異常行動パターンを得て不審人物を判定するステップとからなることを特徴とする情報システムの制御方法を提供するものである。
【0017】
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の情報機器、情報システムおよびその制御方法の少なくとも一つの手段をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供するものである。
【0018】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0019】
またプログラムであるので汎用コンピュータや携帯情報端末を用いて本発明の情報機器の一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
(実施例1)
実施例1の情報機器について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例1における情報機器および端末機器の機能ブロック図を示すものである。以下に本実施例における構成を説明する。
【0022】
図1に示す本実施例の情報機器1は、人体位置判定部2、送受信部4、情報処理部5、情報収集部6、情報送信部7とから構成されている。本情報機器1は、センサからなる各端末機器等と無線通信8によって接続されており、各機器からの情報収集を情報収集部6によって行う。これらの収集された情報等は情報処理部5によって処理し、人体位置判定部2によって家の内部での人体の位置を特定する。また、送受信部4を用いて、電話回線手段10を経由して外部に送受信することができる。
【0023】
また、端末機器11としては焦電型赤外線センサやビームセンサのような人体検知可能なセンサがあげられる。この端末機器11は、人体検知部15、情報処理部12、情報受信部14、情報送信部13とから構成されている。また、端末機器21も同様の構成になっている。これらのセンサを用いて人体を検知すると、これらの情報が端末機器の情報送信部13から送信され、情報機器1は情報収集部6によってそれらの情報を取得する。これらの情報をもとにして、人体位置判定部2によって人体が家の中や部屋の中のどのあたりにいるかをほぼ特定することができる。さらに、これらの情報をもとにして人体の行動パターンを推定することができる。
【0024】
たとえば、人体検知センサからなる端末機器を各部屋の入口や中央に設置すると、どの部屋に入って、どこにどのくらいの時間居たかを検知することができる。すなわち、朝寝室で起きて、トイレに入って、洗面所に行って、リビングに行って、食卓について食事をして、玄関から外に出る、という一連の行動を人体の特定された位置から行動パターンを推定することができる。この時、窓の外で人体検知センサが反応したり、窓の開閉センサが反応したような通常の行動パターンと異なった場合、異常行動とみなして、不審人物を検知することができる。
【0025】
なお、人体検知センサは通過検知センサや開閉センサ、圧力センサのようなものでもよい。
【0026】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0027】
(実施例2)
実施例2の情報機器について図面を参照しながら説明する。図2は本発明の実施例2における情報機器および端末機器の機能ブロック図を示すものである。以下に本実施例における構成を説明する。
【0028】
図2に示す本実施例の情報機器1は、人体位置判定部2、送受信部4、情報処理部5、情報収集部6、情報送信部7とから構成されている。また、本情報機器1は、送受信部4を用いて、電話回線手段10を経由して外部と情報の送受信を行うことができる。このようにして収集された情報等は情報処理部5によって処理し、人体位置判定部2によって家の内部での人体の位置を特定することができる。
【0029】
端末機器111としては人体の位置を特定できるGPS機能を持ったPHS等があげられる。この端末機器111は、人体位置特定部112、電波送信部113とから構成されている。また、端末機器121も同様の構成になっている。情報機器1から部屋内の人体の位置を検知するために、電話回線を経由してインターネットで、GPSを搭載したPHSを探す。端末機器111であるPHSからは電波送信部113より電波が発信され、その情報がインターネット経由で情報機器1に入ってくる。この情報収集を定期的に行うことによって、これらの情報をもとにして、人体位置判定部2によって人体が家の中や部屋の中のどのあたりにいるかをほぼ特定することができる。さらに、これらの情報をもとにして人体の行動パターンを推定することができる。
【0030】
たとえば、GPSを搭載したPHSを持っている人体が、どの部屋に入って、どこにどのくらいの時間居たかを検知することができる。すなわち、朝寝室で起きて、トイレに入って、洗面所に行って、リビングに行って、食卓について食事をして、玄関から外に出る、という一連の行動を人体の特定された位置から行動パターンを推定することができる。
【0031】
また、このPHSからの情報と他の端末機器である人体検知センサからの情報を連携させることによって、信頼性の高い人体位置検知、行動パターンを検知することができる。人体検知センサが反応した時点で、情報端末から個人の位置検知検索を行い、そのセンサの近くに人体がいることが確認できればよいが、そのセンサの近くに人体がいないと、不審人物とみなすことができる。
【0032】
なお、人体検知センサは通過検知センサや開閉センサ、圧力センサのようなものでもよい。また、GPS以外の、人体の位置を特定するものであればいずれでも良い。
【0033】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0034】
(実施例3)
実施例3の情報システムについて図面を参照しながら説明する。図3は本発明の実施例3のシステム全体を概略的に示す構成説明図を示すものである。以下に本実施例における構成を説明する。
【0035】
図3に示す本実施例のシステムは、各家庭100の各部屋の出入口に設置された人体検知センサ54、扉の開閉センサ55等のセキュリティ機器を接続した情報機器1と、情報機器1を外部と接続するための回線接続手段53、外部のネットワークである宅外回線網52、情報センターサーバ装置50とから成る。
【0036】
端末機器であるセンサとしては焦電型赤外線センサやビームセンサのような人体検知可能なセンサ54や開閉センサ55等があげられる。まず、センサからなる端末機器が人体を検知した後、このセンサからその人体検知の状況の情報が情報機器1に送信される。情報機器1はその情報を受信して、これらの情報をもとにして、人体が家の中や部屋の中のどのあたりにどの程度の時間滞在しているかをほぼ特定することができる。さらに、これらの情報をもとにして人体の行動パターンを推定することができる。
【0037】
たとえば、人体検知センサからなる端末機器を各部屋の入口や中央に設置すると、どの部屋に入って、どこにどのくらいの時間居たかを検知することができる。すなわち、夜外から帰ってきて玄関から部屋の中に入って、トイレに入って、洗面所に行って、寝室で着替えて、リビングに行って、食卓について食事をして、寝室で寝る、という一連の行動を人体の特定された位置から行動パターンを推定することができる。この時、窓の外で突然人体検知センサが反応したり、窓の開閉センサのみが突然反応したような通常の行動パターンと異なった場合、異常行動とみなして、不審人物を検知することができる。さらに、これらの情報は逐一宅外回線網52を用いて、センターサーバ装置50に送信・保存される。
【0038】
なお、人体検知センサは通過検知センサや開閉センサ、圧力センサのようなものでもよい。
【0039】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、これらの情報は常にセンターサーバに蓄積されるので、常にいつでもそれらの情報を読みにいくことが可能である。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0040】
(実施例4)
実施例4の情報システムについて図面を参照しながら説明する。図4は本発明の実施例4のシステム全体を概略的に示す構成説明図を示すものである。以下に本実施例における構成を説明する。
【0041】
図4に示す本実施例のシステムは、各家庭100の情報機器1と、各個人が持っているPHSである端末機器56、情報機器1を外部と接続するための回線接続手段53、外部のネットワークである宅外回線網52、情報センターサーバ装置50とから成る。
【0042】
端末機器としては人体の位置を特定できるGPS機能を持ったPHS等があげられる。情報機器1から部屋内の人体の位置を検知するために、電話回線52を経由してインターネットで、GPSを搭載したPHSを探す。端末機器であるPHSからは電波が発信され、その情報がインターネット経由で情報機器1に入ってくる。この情報収集を定期的に行うことによって、これらの情報をもとにして、人体が家の中や部屋の中のどのあたりにどの程度の時間滞在しているかをほぼ特定することができる。さらに、これらの情報をもとにして人体の行動パターンを推定することができる。
【0043】
たとえば、GPSを搭載したPHSを持っている人体が、どの部屋に入って、どこにどのくらいの時間居たかを検知することができる。すなわち、夜外から帰ってきて玄関から部屋の中に入って、トイレに入って、洗面所に行って、寝室で着替えて、リビングに行って、食卓について食事をして、寝室で寝る、という一連の行動を人体の特定された位置から行動パターンを推定することができる。さらに、これらの情報は逐一宅外回線網52を用いて、センターサーバ装置50に送信・保存される。
【0044】
また、このPHSからの情報と他の端末機器である人体検知センサからの情報を連携させることによって、信頼性の高い人体位置検知、行動パターンを検知することができる。各部屋の出入口に人体検知センサや扉の開閉センサ等のセキュリティ機器を設置し、情報機器1と無線通信で接続する。人体検知センサが反応した時点で、情報端末から個人の位置検知検索を行い、そのセンサの近くに人体がいることが確認できればよいが、そのセンサの近くに人体がいないと、不審人物とみなすことができる。
【0045】
また、窓の外で突然人体検知センサが反応したり、窓の開閉センサのみが突然反応したような通常の行動パターンと異なった場合、異常行動とみなして、不審人物を検知することができる。
【0046】
なお、人体検知センサは通過検知センサや開閉センサ、圧力センサのようなものでもよい。通過検知センサは赤外線センサや距離センサなどを用いて、人体や物体の移動方向に応じたセンサ出力をするものであり、人体や物体の入室や退出の移動方向の判定を行うことができる。
【0047】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、これらの情報は常にセンターサーバに蓄積されるので、常にいつでもそれらの情報を読みにいくことが可能である。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0048】
(実施例5)
次に、実施例5の制御方法について図面を参照しながら説明する。図5は本発明の実施例5における制御方法の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施例における構成フローを説明する。
【0049】
まず、焦電型赤外線センサやビームセンサのような人感センサや開閉センサ等のセキュリティ機器の動作の開始を行う。このセンサ動作時の中で、人体を検知する(ステップS1)。その人体検知の情報を情報機器に送信する(ステップS2)。次に、情報機器はその情報を受信して、これらの情報をもとにして、人体が家の中や部屋の中のどのあたりにどの程度の時間滞在しているかをほぼ特定する(ステップS3)。次に、この位置情報が前回の位置情報と比較して移動距離が大きいかどうかの判定を行う(ステップS4)。移動距離が所定値より大きい、例えば30cm以上の場合は、これらを人体位置情報として蓄積し、これらの情報をもとにして人体の行動パターンを推定する(ステップS5)。移動距離が所定値より小さい、例えば30cm以下の場合は、再度人体位置情報を収集する。
【0050】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0051】
(実施例6)
次に、実施例6の制御方法について図面を参照しながら説明する。図6は本発明の実施例6における制御方法の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施例における構成フローを説明する。
【0052】
まず、端末機器としては人体の位置を特定できるGPS機能を持ったPHS等があげられる。情報機器から部屋内の人体の位置を検知するために、電話回線を経由してネットワークで、GPSを搭載したPHSを検索する(ステップS11)。その人体位置検索の情報をPHSに送信する(ステップS12)。端末機器であるPHSからは電波が発信され、その情報がネットワークに送信される(ステップS13)。その後、これらの人体位置情報は情報機器に入ってくる(ステップS14)。情報機器はその情報を受信して、これらの情報をもとにして、人体が家の中や部屋の中のどのあたりにどの程度の時間滞在しているかをほぼ特定する。次に、この位置情報が前回の位置情報と比較して移動距離が大きいかどうかの判定を行う。移動距離が所定値より大きい、例えば30cm以上の場合は、これらを人体位置情報として蓄積し、これらの情報をもとにして人体の行動パターンを推定する(ステップS15)。移動距離が所定値より小さい、例えば30cm以下の場合は、再度人体位置情報を収集する。
【0053】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0054】
(実施例7)
次に、実施例7の制御方法について図面を参照しながら説明する。図7は本発明の実施例7における制御方法の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施例における構成フローを説明する。
【0055】
まず、焦電型赤外線センサやビームセンサのような人感センサや開閉センサ等のセキュリティ機器の動作の開始を行う。このセンサ動作時の中で、人体を検知する(ステップS21)。その人体検知の情報を情報機器に送信する(ステップS22)。次に、情報機器はその情報を受信して、これらの情報をもとにして、人体が家の中や部屋の中のどのあたりにどの程度の時間滞在しているかをほぼ特定する(ステップS23)。次に、この位置情報が前回の位置情報と比較して移動距離が大きいかどうかの判定を行う(ステップS24)。移動距離が所定値より大きい、例えば30cm以上の場合は、これらを人体位置情報として蓄積し、これらの情報をもとにして人体の行動パターンを推定する(ステップS25)。移動距離が所定値より小さい、例えば30cm以下の場合は、再度人体位置情報を収集する。これらの蓄積された人体位置情報より行動パターンを取得し、この行動パターンと他のセンサからの人体位置情報を比較する(ステップS26)。これら行動パターンと異なる人体位置情報が得られたら不審人物と判定する(ステップS27)。例えば、朝寝室で起きて、トイレに入って、洗面所に行って、リビングに行って、食卓について食事をして、玄関から外に出る、という朝一連の行動パターンをとっていた時に、窓の外で突然人体検知センサが反応したり、窓の開閉センサのみが突然反応したような通常の行動パターンと異なった場合、異常行動とみなして、不審人物を検知することができる。
【0056】
なお、人体検知センサは通過検知センサや開閉センサ、圧力センサのようなものでもよい。
【0057】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体を検知することができるセンサを用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0058】
(実施例8)
次に、実施例8の制御方法について図面を参照しながら説明する。図8は本発明の実施例8における制御方法の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施例における構成フローを説明する。
【0059】
まず、端末機器としては人体の位置を特定できるGPS機能を持ったPHS等が動作する(ステップS31)。情報機器から部屋内の人体の位置を検知するために、電話回線を経由してネットワークで、GPSを搭載したPHSを検索する(ステップS32)。その人体位置検索の情報をPHSに送信する。端末機器であるPHSからは電波が発信され、その情報がネットワークに送信される。その後、これらの人体位置情報は情報機器に入ってくる。情報機器はその情報を受信して、これらの情報をもとにして、人体が家の中や部屋の中のどのあたりにどの程度の時間滞在しているかをほぼ特定する(ステップS33)。次に、この位置情報が前回の位置情報と比較して移動距離が大きいかどうかの判定を行う(ステップS34)。移動距離が所定値より大きい、例えば30cm以上の場合は、これらを人体位置情報として蓄積し、これらの情報をもとにして人体の行動パターンを推定する(ステップS35)。移動距離が所定値より小さい、例えば30cm以下の場合は、再度人体位置情報を収集する。これらの蓄積された人体位置情報より行動パターンを取得し、この行動パターンと他のセンサからの人体位置情報を比較する(ステップS36)。これら行動パターンと異なる人体位置情報が得られたら不審人物と判定する(ステップS37)。例えば、夜外から帰ってきて玄関から部屋の中に入って、トイレに入って、洗面所に行って、寝室で着替えて、リビングに行って、食卓について食事をして、寝室で寝る、という一連の行動パターンをとっていた時に、窓の外で突然人体検知センサが反応したり、窓の開閉センサのみが突然反応したような通常の行動パターンと異なった場合、異常行動とみなして、不審人物を検知することができる。
【0060】
なお、人体検知センサは通過検知センサや開閉センサ、圧力センサのようなものでもよい。
【0061】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、人体の位置を検知することができるGPSやセンサ等を用いて、その家庭内での人体の行動を検知し、その情報より行動パターンを推定することができるものである。また、この各個人の行動パターンから異常な行動を推測することができ、不審人物を検知することができるようになる。
【0062】
また、これらの情報システム、およびその制御方法を情報機器で行うためには、情報機器内のCPUコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な独自のプログラムが必要である。
【0063】
なお、実施例では、端末機器は人体検知部を備えて説明したが、必ずしもこれに限らず、人体検知部を備えていない端末機器があってこれと連係動作してもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明の情報機器、情報システムおよびその制御方法によれば、家庭内の1つまたは複数の人体検知可能な端末機器と通信手段を介して接続することができる情報機器において、前記端末機器から前記情報機器へ逐次情報を送信し、前記送信された情報より宅内での人体の位置を特定し、前記特定された人体位置より人体の行動パターンを推定することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における情報機器および端末機器の機能ブロック図
【図2】本発明の実施例2における情報機器および端末機器の機能ブロック図
【図3】本発明の実施例3におけるシステム全体を概略的に示す構成説明図
【図4】本発明の実施例4におけるシステム全体を概略的に示す構成説明図
【図5】本発明の実施例5におけるシステムの処理手順を示すフローチャート
【図6】本発明の実施例6におけるシステムの処理手順を示すフローチャート
【図7】本発明の実施例7におけるシステムの処理手順を示すフローチャート
【図8】本発明の実施例8におけるシステムの処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1 情報機器
2 人体位置判定部(行動パターン検知手段)
6 情報収集部
11 端末機器
13 情報送信部(通信手段)
15 人体検知部
21 端末機器
24 情報受信部(通信手段)
25 人体検知部
56、57 位置特定装置
111、121 人体位置特定装置

Claims (4)

  1. 家庭内の1つまたは複数のGPS機能を有する位置特定装置とネットワークを介して接続することができる情報機器において、前記位置特定装置に対してネットワークを通じて前記情報機器から位置検索を行い、宅内での人体の位置を特定し、前記特定された人体位置より人体の行動パターンを推定し、他の人体検知可能な端末機器からの情報と連携することによって異常行動パターンを得て不審人物を判定する情報機器。
  2. 家庭内の1つまたは複数のGPS機能を有する位置特定装置からの情報をネットワークを介して収集することができる情報収集手段と、前記位置特定装置に対してネットワークを通じて前記情報収集手段から位置検索を行い、宅内での人体の位置を特定する人体位置特定手段と、他の人体の行動パターンを検知する行動パターン検知手段と連携することを特徴とする情報システム。
  3. 家庭内の1つまたは複数のGPS機能を有する位置特定装置からの情報をネットワークを介して収集することができる情報機器とからなる情報システムにおいて、前記位置特定装置に対してネットワークを通じて前記情報機器から位置検索を行い、宅内での人体の位置を特定するステップと、前記特定した人体の位置情報を基にして人体の行動パターンを検知し、他の人体検知可能な端末機器からの情報と連携することによって異常行動パターンを得て不審人物を判定するステップとからなることを特徴とする情報システムの制御方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の情報機器、情報システムおよびその制御方法の少なくとも一つの手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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