JP4048801B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタなどの印刷装置および印刷システムならびに印刷用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、印刷装置の一種である、プリンタはカラー印刷(4色印刷、更には7色印刷)、高解像度、写真印刷、高速印刷等、非常に高性能に、また多機能になってきている。
【0003】
特に、インクジェット方式によるプリンタを用いた印刷物は、プリンタの性能の向上やインクの性能向上等と合いまって、その印刷品質は飛躍的に向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような高性能、多機能のプリンタを複数の者で使用する場合、従来の技術では、全ての者に一様に使用機会が与えられることが多い。全ての者に同様に使用機会が与えられると、印刷時間やコストがかかりがちな高機能も全ての者が使用することとなり、待ち時間の増大、コストの増大等の問題が生ずる。
【0005】
この問題を解決するため、特開平5−330152号公報に記載されているように、特定の使用者のみが使用できるようにすることも考えられる。この特開平5−330152号公報にはプリンタ内のROMにそのプリンタを識別する識別コードを記憶させておき、プリンタが受信したデータにその識別コードと一致するデータがあるときのみ、プリント動作を可能としている。この技術によって特定のものにのみ使用を可能とすることができ、上述の問題点は解決できるが、使用を許可された者が多くなると、待ち時間の増大、コストの増大等の問題はやはり発生してくる。これらの問題に加え、使用を許可されない者は、近くにプリンタがあっても印刷できないこととなり、業務効率が落ちると共に大きな不満が蓄積される。
【0006】
待ち時間の増大、コストの増大等の問題を以下に具体的に説明する。たとえば、カラー印刷機能を備えているプリンタであっても、カラー印刷ではなく、黒色のみで印刷して良い場合が多い。一般的には、カラーインクと黒色インクとではコストが大幅に違う。また黒色印刷とカラー印刷では、印刷速度に大きな相違がある。このような場合、カラー印刷は限られた者のみに使用させ、黒色印刷は他の者にも開放するようにすれば、待ち時間は減少すると共に、コストも低減する。しかしながら、現状ではこのような規制がなされておらず、印刷の命令が多数の使用者から発生すると、待ち時間が増大し、コストも増加してしまう問題が発生している。
【0007】
また最近、粒状感のない写真高画質をシャドウ部にまで徹底して表現する7色カラー印刷機能を備えているプリンタが登場している。このような機能を有するプリンタであっても4色複写でよい場合がある。また時には黒色のみでよい場合もある。一般的に7色印刷の場合は4色印刷または黒色印刷に比し、印刷時間がかかり、インクコストも高い。全ての者がそのプリンタを使用できるようにするのが好ましいが、7色印刷を全ての者に開放すると、むやみに7色印刷がなされ待ち時間が増大し、印刷コストも増大する。
【0008】
さらに最近デジタルカメラの発達と共に、プリンタもデジタルカメラの発達に対応した写真画質の印刷が求められ、この要求に応えられる緻密な解像度を有するプリンタも登場している。しかし、一般的には解像度の高いデータを印刷する高精細印刷は解像度の低い印刷より印刷時間がかかる。全ての者がそのプリンタを使用できるようにするのが好ましいが、高繊細の印刷を全ての者に開放すると、高繊細の印刷を行う者が多くなり、待ち時間が増大してしまう。
【0009】
また、高解像度のデータの印刷や写真画質の印刷を行う際には、そのような印刷に適した高質な印刷用紙を使用することが多い。高質紙は、普通紙に比してコストが高い。高質紙を使用しての印刷を全ての者に開放した場合、高質紙を利用する者が増加し、コストの増加を招くこととなる。
【0010】
また、高写真高画質等の印刷を7色で行う場合、仮に使用する用紙が高質紙で無いとすると、折角7色を使用して印刷してもその印刷画像の画質は劣ったものとなり、7色使用の意味が薄れてしまう。
【0011】
本発明は上述のような種々の問題点を解決するためになされたものであり、簡易な対策によって、印刷装置を使用したい者に不満がほとんど発生せず、しかも待ち時間やコストの増大等を防止できる印刷装置および印刷システムならびに印刷用プログラムを提供することを目的とする。また、他の発明は、紙質に合った色合い、たとえば良い紙質の場合は多数の色を十分に生かせるようにできる印刷装置および印刷システムならびに印刷用プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明の印刷装置は、保存用パスワードを事前に書き込み可能な記憶手段と、パスワードの入力が必要な所定の印刷と、パスワードの入力が不要な一般の印刷のいずれかを判断する判断手段と、所定の印刷に際しては、使用者に対しパスワードの入力を要求し、記憶手段内の事前に書き込まれた保存用パスワードと入力されたパスワードとの一致を判別する判別手段とを有し、両パスワードが一致したときに所定の印刷を可能とし、一般の印刷に際してはパスワードの入力を不要とし、全ての者が印刷可能としたことを特徴としている。
【0013】
この印刷装置によれば、一般の印刷に際しては全ての者が印刷装置を使用しての印刷が可能となる。一方、所定の印刷に際しては予めパスワードを登録しておいた者のみがこの印刷装置を使用しての印刷が可能となる。このため、印刷装置を使用したい人全てに印刷装置の使用を許可することができ、印刷装置を使用したい者に不満がたまるということが生じない。しかも、印刷時間がかかる印刷やコストがかかる印刷等を所定の印刷とすることで、それらの印刷はパスワードを予め登録しておいた特定の者のみができるようにすることができる。このため、待ち時間の増大やコストの増大等の不具合を防止することができる。
【0014】
また所定の印刷には少なくともカラー印刷を含んだものとし、印刷モードがカラー印刷モードである場合にパスワードの入力を要求し、記憶手段内の保存用パスワードと一致すればカラー印刷を行うようにすると共に黒色のみ使用するモノトーン印刷を一般の印刷に含ませるようにするのが好ましい。
【0015】
このようにすると、カラー印刷のように、印刷時間がかかると共に、コストの高い多数のカラーインクの使用による高コスト化する印刷を所定の者に制限できることとなり、待ち時間の増大やコストの増大を防止することができる。また、カラー印刷でない通常のモノトーン印刷は全ての者が使用できるので、最も印刷頻度の高い印刷を全ての者が自由に行えることとなり、印刷装置の使用者には不満がほとんど生じない。
【0016】
また、所定の印刷には少なくとも高精細印刷を含んだものとし、印刷モードが高解像度のデータを印刷する精細モードである場合にパスワードの入力を要求し、記憶手段内の保存用パスワードと一致すれば高解像度印刷を行うようにすると共に、高精細より低い低精細の印刷を一般の印刷に含ませるようにするのが好ましい。
【0017】
この発明では、高精細印刷のように印刷時間のかかる印刷を所定の者のみに許可することとなり、待ち時間の増大を防止することができる。また低精細印刷はだれでも行えるので、印刷装置の使用者には不満がほとんど生じない。
【0018】
また所定の印刷には少なくとも5色以上の多色印刷を含んだものとし、印刷モードが5色以上の多色印刷である場合にパスワードの入力を要求し、記憶手段内の保存用パスワードと一致すれば5色以上の多色印刷を行うようにすると共に、4色以下の印刷を一般の印刷に含ませるようにするのが好ましい。
【0019】
この構成によると、コストの高いカラーインクを多数使用することとなると共に印刷時間がかかる5色以上の印刷を所定の者のみが行えるようになり、コストの低減と待ち時間の減少を図ることができる。しかも4色以下の印刷は全ての者が行えるので、一般的なカラー印刷や最も多いモノトーン印刷をだれでも実行できることとなる。このため、5色以上の印刷をできない者も不満を抱くことはほとんどない。
【0020】
さらに、所定の印刷には少なくとも写真画像が印刷できる写真印刷を含むものとし、印刷モードが写真印刷の場合に前記パスワードの入力を要求し、記憶手段内の保存用パスワードと一致すれば上記写真印刷を行うようにすると共に、写真印刷以外の通常のモノトーン印刷を一般の印刷に含ませるようにするのが好ましい。
【0021】
このようにすると、コストの高いカラーインクを使用することとなると共に印刷時間がかかるデータ容量の多い写真の印刷を所定の者のみが行えるようになり、コストの低減と待ち時間の減少を図ることができる。しかも写真印刷以外の通常のモノトーン印刷は全ての者が行えるので、最も多いモノトーン印刷をだれでも実行できることとなる。このため、写真印刷をできない者も不満を抱くことはほとんどない。
【0022】
また、所定の印刷には高質紙使用印刷を含むものとし、印刷モードが高質紙使用印刷の場合にパスワードの入力を要求し、記憶手段内の保存用パスワードと一致すれば高質紙使用印刷を行うようにすると共に、高質紙より低い品質の通常の用紙を使用しての印刷を一般の印刷に含ませるようにするのが好ましい。
【0023】
この発明では、コストの高い高質紙を使用しての印刷は所定の者に限定でき、コストの増加を防止できる。しかも、高質紙でない通常の用紙での印刷はだれでも自由にできるので印刷装置の使用者には不満はほとんど生じない。しかも、高質紙を使用しての印刷は一般的に高精細印刷や多色印刷など時間のかかる印刷となることが多いので、この発明を採用すると、待ち時間の減少にもつながることとなる。
【0024】
さらに、所定の印刷には少なくとも就業時間外にも印刷できる就業時間外印刷または就業日以外にも印刷できる就業日外印刷を含むものとし、印刷モードがそれらのいずれか一方または両方の印刷を可能とする場合にパスワードの入力を要求し、記憶手段内のパスワードと一致すれば就業時間外印刷または就業日外印刷を行うようにすると共に、就業時間内のみ印刷できる印刷または就業日のみ印刷できる印刷を一般の印刷に含ませるようにするのが好ましい。
【0025】
この構成を採用すると、就業時間内または就業日はだれでも自由に印刷が可能になる。一方、就業時間外または就業日以外は所定の者しか印刷が出来なくなる。このため、就業時間外や、就業日以外に、こっそりと大量の印刷を行おうとする者が出てきても、許可されている者のみが印刷できるので、用紙の大量消費などを防止でき、コストの増加を抑えることができる。また、機密データの安全性の面でも好ましいものとなる。また通常の時間帯で就業する場合には、印刷制限が無いので、印刷装置を使用する者にとっては、大きな不便とはならない。
【0026】
また、所定の印刷には印刷モードがカラーモードでかつ高精細モードである場合または5色以上の多色印刷でかつ高精細モードである場合を含むものとし、当該印刷モードの際に前記パスワードの入力を要求し、記憶手段内の保存用パスワードと一致すれば印刷モードにて印刷を行うようにするのが好ましい。
【0027】
このようにすると、カラー印刷でかつ高精細印刷のように、印刷時間がかかると共に、コストの高い多数のカラーインクの使用による高コスト化する印刷を所定の者に制限できることとなり、待ち時間の増大やコストの増大を防止することができる。また、モノトーン印刷でかつ低精細印刷を一般の印刷とすることで、最も印刷頻度の高い印刷を全ての者が自由に行えることとなり、印刷装置の使用者には不満がほとんど生じない。
【0028】
また所定の印刷には印刷モードがカラーモードで高精細モードでかつ高質紙印刷である場合、または5色以上の多色印刷で高精細モードでかつ高質紙印刷である場合を含むものとし、当該印刷モードの際にパスワードの入力を要求し、記憶手段内の保存用パスワードと一致すれば上記印刷モードにて印刷を行うようにするのが好ましい。
【0029】
このようにすると、カラー印刷でかつ高精細モードでさらに高質紙印刷の場合、または5色以上の多色印刷でかつ高精細モードでさらに高質紙印刷である場合のように、印刷時間がかかると共に、コストの高い多数のカラーインクの使用による高コスト化する印刷を所定の者に制限できることとなり、待ち時間の増大やコストの増大を防止することができる。また、モノトーン印刷でかつ低精細モードでさらに4色以下の印刷を一般の印刷とすることで、最も印刷頻度の高い印刷を全ての者が自由に行えることとなり、印刷装置の使用者には不満がほとんど生じない。しかもコストの高い高質紙を使用しての印刷を所定の者に限定でき、印刷用紙のコストの増加を防止することができる。
【0030】
また他の発明の印刷装置は、印刷用紙の紙質を判断する紙質検知手段と、検知手段の検査結果が紙質の良い印刷用紙の際には多数の色からなる多色印刷を可能とし、紙質の悪い印刷用紙の際には紙質の良い印刷用紙の場合に比較してより少ない数の色での多色印刷に制限する制限手段を有している。
【0031】
本発明の印刷装置では、紙質が良い印刷用紙に多数の色を使用しての印刷を可能としているので、インクの各色を十分生かしたきれいな印刷結果を得ることができる。また、紙質が悪い場合は、色数の少ないカラー印刷となるようにしているので、見栄えが悪いのにも拘わらず多くのインクを使用してしまうという無駄を防止することができる。この結果、インクコストの上昇や待ち時間の増加といった問題も回避することができる。
【0032】
さらに本発明では印刷装置をインクジェットプリンタとするのが好ましい。
【0033】
インクジェットプリンタの場合、使用するインクのコストが高く、しかもインクを印刷用紙にインクを出射するため、印刷に時間がかかりがちである。このため、インクジェットプリンタに対して、【削除】特定の機能を利用できる者を制限することで、コストの低下や待ち時間の減少を大幅に図ることが可能となり、インクジェットプリンタは最も好ましい適用形態となる。
【0034】
また本発明の印刷システムは、請求項1に記載の印刷装置であって同一の機能を有する印刷装置を複数有し、各印刷装置毎に所定の印刷を設定すると共に、当該システム中に当該所定の印刷となる条件を複数種類設定されていることを特徴とする印刷システムとされている。
【0035】
この印刷システムによれば、一般の印刷に際しては、全ての者が印刷システムを使用しての印刷が可能となる。一方、所定の印刷に際しては予めパスワードを登録しておいた者のみがこの印刷システムを使用しての印刷が可能となる。このため、印刷システムを使用したい人全てに印刷システムの使用を許可することができ、印刷システムを使用したい者に不満がたまるということが生じない。しかも、印刷時間がかかる印刷やコストがかかる印刷等を所定の印刷とすることで、それらの印刷はパスワードをあらかじめ登録しておいた特定の者のみができるようにすることができる。このため待ち時間の増大やコストの増大等の不具合を防止することができる。
【0036】
しかもこの印刷システム中には複数の種類の印刷条件が設定されているので、印刷装置を使用する人をきめ細かく分担して印刷装置の使用制限を行うことができる。また、ある使用者にとって所定の印刷装置によっては、たとえば7色使用のカラー印刷を行えないが、他の印刷装置を使用すれば、7色印刷が可能となるということも発生する。このため、印刷装置の負荷分散も容易に可能となる。
【0037】
また、複数の請求項1記載の印刷装置およびこれらの印刷装置に印刷命令と印刷用のデータを送信する複数のコンピュータをネットワークで結び、複数のコンピュータの少なくとも1台から所定の印刷となる条件を複数の印刷装置に設定できるようにしている。
【0038】
この構成を採用すると、特定の印刷を行える者を、コンピュータ上で設定できることとなり、印刷装置が夫々異なる場所に多数配置されるような場合でも、時間をかけることなく短時間での設定が可能となる。また、所定の印刷のみを設定すれば、その設定以外の印刷は一般の印刷となるようにすることができ、このようにすると、印刷条件の設定が一層容易となる。
【0039】
また本発明の印刷装置用プログラムは、印刷装置内のコンピュータまたは印刷装置に接続されるコンピュータに、保存用パスワードを事前に記憶手段に書き込む事前書き込み手段と、パスワードの入力が必要な所定の印刷とパスワードの入力が不要な一般の印刷のいずれかを判断する判断手段と、所定の印刷に際して使用者に対しパスワードの入力を要求し、記憶手段内の保存用パスワードと入力されたパスワードとの一致を判別する判別手段と、両パスワードが一致したときに上記所定の印刷を行うと共に一般の印刷に際してはパスワードの入力を不要として当該一般の印刷を行う印刷手段とを実行させるものとなっている。
【0040】
この印刷装置用プログラムは、印刷装置内等のコンピュータに各手順を実行させることで、一般の印刷に際しては、全ての者が印刷装置を使用しての印刷が可能となる。一方、所定の印刷に際しては予めパスワードを登録しておいた者のみがこの印刷装置を使用しての印刷が可能となる。このため、印刷装置を使用したい人全てに印刷装置の使用を許可することができ、印刷装置を使用したい者に不満がたまるということが生じない。しかも、印刷時間がかかる印刷やコストがかかる印刷等を所定の印刷とすることで、それらの印刷はパスワードを予め登録しておいた特定の者のみができるようにすることができる。このため待ち時間の増大やコストの増大等の不具合を防止することができる。
【0041】
また他の発明の印刷装置用プログラムは、印刷装置内のコンピュータまたは印刷装置に接続するコンピュータに使用する印刷用紙の紙質の判断結果に基づいて使用する色の数または色自体を変更する色変更手順を実行させるものとなっている。
【0042】
この印刷装置用プログラムは、印刷装置内等のコンピュータに各手順を実行させることで、使用する紙質に合った色合いを出させることができる。たとえば、紙質の良い場合はフルカラーを使用し、紙質が良くない場合は少ない画粒にしたり、異なる色にすることで、紙の良さを十分生かせることができると共に、使用インクの無駄が無くなる。
【0043】
さらに、印刷用紙の紙質が良いと判断されたときに多数の色からなる多色印刷を行う手順と、紙質が悪いと判断されたときに紙質の悪い印刷用紙の場合に比較してより少ない数の色での印刷を行う減数多色印刷手段とを有するようにすることが好ましい。
【0044】
このプログラムをコンピュータに実行させることで、紙質が良い印刷用紙に多数の色を使用しての印刷を可能としているので、インクの各色を十分生かしたきれいな印刷結果を得ることができる。また、紙質が悪い場合は、色数の少ないカラー印刷となるようにしているので、見栄えが悪いのにも拘わらず、多くのインクを使用してしまうという無駄を防止することができる。この結果、インクコストの上昇や待ち時間の増加といった問題も回避することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、印刷装置として、インクジェット式のプリンタを例にして説明する。
【0046】
図1は、プリンタ10の概略構成を示すブロック図である。プリンタ10は、装置全体の制御を行う中央制御処理装置としてのマイクロプロセッサ(CPU)と、各種プログラム情報や辞書情報並びにその他各種データ等の情報を格納する、読み出し専用の内設された記憶部となるROM(Read Only Memory)2と、入力された文書情報を記憶したり文書書式情報を始め各種制御データ等の情報を格納する読み書き可能な内設された記憶部となるRAM(Random Access Memory)3と、保存用パスワードを書き込むための記録および消去可能なEEPROM4と、を有している。このCPU1と、ROM2と、RAM3とEEPROM4の全体またはその一部でいわゆるコンピュータを構成していると共に、判断手段を形成している。
【0047】
プリンタ10は、さらに、各種の印刷モードを手入力にて設定するための押しボタン等からなる入力部5と、各種の設定を行うに当って、ガイド文や設定された印刷モードを表示するため等に使用される表示部6と、デスクトップコンピュータ等のコンピュータ11からのデータをCPU1の制御のもとで印刷用紙に印刷する印刷部7とそのコンピュータ11との間でデータのやり取りを行う通信インターフェース8とを有している。
【0048】
そして、このプリンタ10の特殊な印刷モードの際に、限定された者のみが使用することが出来るようにするため、その限定された者の、パスワードを予め書き込み可能なROMであるEEPROM4に、保存用パスワードとして登録しておく。また、印刷に当って、パスワードの入力を必要とする所定の印刷となる印刷モードを選択しておく。たとえば、カラーインクを使用しての印刷であるカラー印刷モード、200dpi以上や300dpi以上の高解像度の画像を印刷する高精細モード、インクが5色以上ある場合(たとえば7色)にその5色以上のインクを使用しての多色印刷モード、写真画像を印刷する写真印刷モード、高品質の用紙を使用する際に設定される高品質紙使用モード、就業時間外にも使用できる時間外使用モード、就業日以外にも使用できる就業日外使用モード、B4用紙以上の用紙を使用できる用紙モード、等のいずれか1つまたは複数の選択が可能となっている。
【0049】
なお、保存用パスワードの登録や、パスワードの入力が必要となる印刷モードの選択は、プリンタ10内のROM2やRAM3に保存されている印刷装置用プログラム(図は省略)の起動により、表示部6に表示されるガイドに従って入力部5を操作することで行われる。また、パスワードの入力が必要となる印刷モードの選択については、プログラムの初期設定や対象モードが1つのときのみのような場合は実行不要となる。
【0050】
また、プリンタ10に接続されるコンピュータ11にプリンタドライバとなるプログラムをインストールしておく。このプリンタドライバに保存用パスワードの登録や所定の印刷となる印刷モードを設定できるプログラムを組み込んでおいても良い。
【0051】
図2にプリンタ10が行う印刷処理フローを示す。
【0052】
コンピュータ11から印刷命令と印刷用のデータがくると、プリンタ10のCPU1は、まず、パスワードモードか否かを判断する(ステップS31)。すなわち、このステップS31では、パスワードの入力が必要な所定の印刷(先に選択された印刷モード)とパスワードの入力が不要な一般の印刷のいずれであるかを判断する。
【0053】
パスワードモードの場合、すなわちパスワードの入力が必要な所定の印刷である場合、印刷装置用プログラムは、印刷命令を出したコンピュータ11の表示部分にパスワード入力画面を表示させ、印刷を行おうとする者に、パスワードを入力させる(ステップS32)。次にあらかじめ登録されたEEPROM4内の保存用パスワードと入力されたパスワードとが一致するか、CPU1は判断する(ステップS33)。両パスワードが一致すれば所定の印刷となる印刷処理に付される。一致しない場合は所定の印刷はできない旨を印刷命令を出したコンピュータ11の表示部に表示して(ステップS34)、終了する。
【0054】
なお、所定の印刷が出来ない旨の表示(ステップ34)に際して、同時に、もしくはステップ34の後に一般の印刷処理に変更するかの問い合わせを行うようにしても良い。そして、一般の印刷処理をする旨の入力や、選択がなされた場合には、所定の印刷ではなく、一般の印刷を行うようにしても良い。
【0055】
図3は所定の印刷となる印刷モードがカラー印刷モードである場合の印刷処理フローである。
【0056】
印刷実行の命令と印刷用データがプリンタ10に送信されると、プリンタ10は送信されてきたデータの印刷モードがカラー印刷モードか否かの判断を行う(ステップS41)。カラー印刷モードでない場合はモノトーン印刷の印刷処理に付される。このモノトーン印刷は通常の黒色インクを使用した印刷である。
【0057】
カラー印刷モードの場合、印刷命令を送信したコンピュータ11の表示部にパスワード入力画面を表示させ、印刷実行者にパスワードを入力させる(ステップS42)。次にあらかじめ登録されたEEPROM4内の保存用パスワードと入力されたパスワードとが一致するか否かの判断をCPU1がおこなう(ステップS43)両パスワードが一致すればカラー印刷処理に付される。一致しない場合はカラー印刷ができない旨を印刷命令を送信したコンピュータの表示部に表示する(ステップS44)。この表示と同時にまたは表示の後にモノトーン印刷に変更するか否かの問い合わせがコンピュータ11に表示され(ステップS45)、変更する場合はモノトーン印刷が行われ、変更しない場合は印刷が行われないまま終了する。
【0058】
所定の印刷となる印刷モードが高精細印刷モードである場合、5色以上の多色印刷の場合、写真印刷のモードの場合、高品質紙使用印刷モードの場合、時間外使用モードの場合、就業日外使用モードの場合、B4以上の用紙を使用する用紙モードの場合等でも図2、図3の場合と同様な印刷処理フローとなる。
【0059】
なお、所定の印刷として高品質紙使用印刷モードが選択された場合、図1のCPU1に紙質検知手段を接続し、図4に示す手順により、紙質を検知させ、普通紙の場合は一般の印刷となる普通紙印刷処理に付され、高品質紙の場合にはパスワードを入力させ、あらかじめ登録されたEEPROM4内の保存用パスワードと一致すれば高品質紙使用印刷処理に付され、一致しない場合は印刷できない旨を表示して、終了させるようにしてもよい。
【0060】
すなわち、図4に示すように、プリンタ10はコンピュータ11から印刷命令がくると、まず内蔵または外付けの紙質検知手段となる紙質センサによってプリンタ10にセットされた紙質を検知する(ステップS51)。高品質紙使用印刷モードは普通紙の場合は一般の印刷として処理し、表面がなめらかに加工され、写真画像印刷や高精細印刷や5色以上のインクを使用しての印刷等に好適な高品質な印刷用紙(以下高品質紙とも言う)を使用する場合に所定の印刷として選択されるものであるので、紙質を検知して(ステップS51)、次に当該検知結果が高品質紙であるか否かすなわちパスワードが必要な紙質か否かを判断する(ステップS52)。
【0061】
検知された紙質が高品質でない場合、すなわちパスワードの入力が不要な一般の印刷で十分な紙質である場合はプリンタ10はそのままその印刷用紙を使用しての印刷を実行する。一方、検知された紙質が高品質であるときは、パスワードの入力画面をコンピュータに表示し、パスワードの入力をユーザに行ってもらう(ステップS53)。
【0062】
次にCPU1は入力されたパスワードと保存用パスワードが一致するか否か判断し(ステップS54)、両パスワードが一致した場合は、その高品質な印刷用紙を使用しての印刷処理を可能とする。一方、両パスワードが一致しないときはコンピュータ11に印刷できない旨またはセットされている高品質紙を使用しての印刷はできない旨を表示する(ステップS55)。この表示と共にまたはこの表示の後に、セットされる紙を普通紙に変更すれば印刷ができる旨を表示する(ステップS56)
【0063】
その後、普通紙にセットし直した後に、変更OKがクリックされたか否かを判断し(ステップS57)、肯定的な場合にはステップS51、S52へ戻り、事前に普通紙への変更セットがなされていたときは普通紙(通常の用紙)での印刷処理が実行される。一方、ステップ57で否定的な場合には印刷が行われないまま終了する。なお、ステップS57で肯定的であってもセットされていた高品質紙が普通紙に変更されていなければ、再度ステップS51、S52、S53、S54の各ステップが実行されることとなる。
【0064】
なお、就業時間外の場合に印刷できる者を制限したり、休日の場合に印刷できる者を制限しようとする場合は、あらかじめプリンタ10のRAM3またはEEPROM4に就業時間外となる時間帯(または就業時間帯)や休日(または就業日)を記録しておく。またEEPROM4に就業時間外または/および休日にプリンタ10を利用できる人のパスワードを保存用パスワードとしてあらかじめ記憶させておく。
【0065】
CPU1は内部の時計と設定された時間帯等とを比較チェックし、就業時間外や休日にプリンタ10が使用される場合は使用者にパスワードの入力をさせる。両パスワードが一致すると、プリンタの使用を許可し、両パスワードが一致しないときはプリンタの使用を許可しない(印刷させない)。プリンタ10を使用する時間帯が就業時間帯または就業日である場合には印刷装置用プログラムは、パスワードの入力を指示する表示をコンピュータ11に行わせない。
【0066】
この印刷には先に示した各印刷モードを「AND条件」で組み合わせたり、「OR条件」で組み合わせたり、「AND条件」と「OR条件」さらにはその他の条件を組み合わせることで所定の印刷を行う印刷モードとすることができる。たとえば所定の印刷の印刷モードとしてカラー印刷モードでかつ高精細印刷モードである場合を採用したり、5色以上の多色印刷モードでかつ高精細印刷モードである場合を採用しても良い。
さらには、所定の印刷を行う印刷モードとしてカラー印刷モードで高精細印刷モードでかつ高品質紙使用印刷モードである場合を採用したり、5色以上の多色印刷モードで高精細印刷モード及び高品質紙使用印刷モードである場合を採用したりしても良い。
【0067】
次に紙質検知手段を利用した他の印刷処理フローを図5に基づいて説明する。
【0068】
図5は図4のパスワードを入力させる手段を省略して、CPU1に接続された紙質検知手段により紙質を検知し、普通紙の場合は普通紙印刷の処理がされ、高品質紙の場合には高品質紙印刷処理がされるフローである。
【0069】
さらに詳しく説明すると、紙質検知手段となる紙質センサによってプリンタ10にセットされた印刷用紙の紙質を検知する(ステップ61)。そしてCPU1は印刷装置用プログラムを起動させ、その検知結果をプログラム内に読み込み、セットされた印刷用紙が高品質紙か否かを判断する(ステップ62)。ここで普通紙とは一般の書類作成用に使用されているもので、コピーやFAX等にも使用できる、いわゆるゼロックス用紙と呼ばれているもので、高品質紙とは上記の通り、印刷表面がなめらかに加工され、写真画像印刷等に好適な用紙である。
【0070】
高品質紙である場合、使用するインクの数が5色以上(この実施の形態では7色)の印刷を行い、普通紙である場合には4色印刷を行う。すなわちステップS62の判断結果に基づいて印刷に使用する色の数を変更する手順を、印刷装置用プログラムは、CPU1等で構成されるコンピュータに実行させている。このような印刷装置用プログラムは、プリンタ10内に保存するのが好ましいが、プリンタドライバと組み込みコンピュータ11側に保存させるようにしても良い。
【0071】
図5に示す印刷処理フローでは、紙質検知手段の検知結果に基づいて使用するインクの数を変更するようにしているが、使用するインクを変更するようにしても良い。たとえば、プリンタ10にセットされているインクが、A1,A2,B1,B2,C1,C2,D1,D2の8種類であるとき、高品質紙の場合にはA1,B1,C1,D1のインクを使用し、普通紙の場合にはA2,B2,C2,D2を使用するようにしても良い。
【0072】
以上の実施の形態は本発明の好適な実施例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更実施が可能である。たとえば、図6に示すように、プリンタ10と同様な構成のプリンタ10A,10B,10CをLAN等のネットワーク12に接続し、さらにコンピュータ11をそのネットワーク12に接続して印刷システム20を構成しても良い。この印刷システム20ではプリンタ10A,10Bは所定の印刷となる印刷モードをそれぞれ異なるものに設定している。プリンタ10Cはプリンタ10Aと同一の設定とされると共に、コンピュータ11が起動されているときは直接に接続されているコンピュータ11以外にネットワーク12を介して他のコンピュータ11からの印刷指示命令を受け取り、印刷ができるようになっている。
【0073】
たとえば、プリンタ10A,10Cでは、所定の印刷として、カラー印刷モードが設定され、プリンタ10Bでは所定の印刷として5色以上の多色印刷モードが設定されている。また、これらの設定は、各プリンタ10A,10B,10Cで行うことも可能であるが、ネットワーク12に接続されている1台または複数のコンピュータ11から設定できるようにもなっている。これは当該コンピュータ11に、上述した各手順を実行する印刷装置用プログラムをインストールしておくことで達成される。
【0074】
また、各プリンタ10A,10B,10Cの各EEPROM内の保存用パスワードはそれぞれ異なる人のものが保存されている。たとえばプリンタ10Aは、G1,G2,G3の人のパスワードを保存し、プリンタ10BはG1,G4,G5,G6の人のパスワードを保存し、プリンタ10CはG1,G5,G7の人のパスワードを保存するようにしている。
【0075】
同一機能を有する複数のプリンタ10A,10B,10Cに設定された所定の印刷となる条件を異ならせ、印刷システム20に複数の種類のパスワード必要な印刷モードを組み入れるようにすると、各プリンタ10A,10B,10Cの負荷分散を図ることができる。すなわち、同一の機能を有するプリンタには必ず所定の印刷条件が設定されるため、所定の印刷に関しては当該プリンタの負荷が軽減される。このためそのプリンタを所定の印刷以外の印刷に多く利用できる。各プリンタがそれぞれ所定の印刷以外の印刷を多く利用できることになれば、全体として負荷が分散されることになる。また特定のプリンタの集中使用を排除できる。
【0076】
またパスワードの入力によって利用できる人をプリンタ毎に異ならせれば、一層プリンタの負荷を分散できると共に、特定のプリンタの集中使用も排除できる。たとえば、先の例では、G2,G3の人はプリンタ10Aを多く使用することとなり、G4,G6の人はプリンタ10Bを多く使用することとなり、G7の人はプリンタ10Cを多く使用することとなる。これはパスワードの入力さえすれば高機能を利用できることとなるプリンタを通常使用するプリンタとして選択するのが各人にとっては最も都合が良いためである。
【0077】
上述の各実施の形態では、印刷装置としてインクジェットプリンタを例として説明したが、静電式プリンタ、サーマルプリンタなど他のプリンタにも適用できる。さらにはプリンタ以外に、XYプロッタ等他の印刷装置(出力装置を含む)にも本発明を適用することができる。また、EEPROM4に保有されると共に印刷時に入力されるパスワードとしては、数字や記号からなり、キーボードによって入力可能とされるものや、指紋等のバイオ情報、さらには磁気カードやICカードに保存されている情報を利用しても良い。指紋情報の場合には指紋読み取り手段を、磁気カードやICカードの場合はカードリーダを、それぞれコンピュータ11に接続することが必要とされる。
【0078】
また各実施の形態で示すコンピュータ11は、表示部を一体的に有している構造とされているもの、表示部を別体のモニタとして有する構成としても良い。また1台のコンピュータ11に複数のプリンタ10を接続するようにしても良い。さらに、ネットワーク12としては、LANの他にまたはLANに加えてインターネット等他のネットワークとしたり、加えるようにしても良い。またパスワードを保存する記憶手段をEEPROMとしているが、RAM、HDD等の磁気記録装置、抜き差し可能なフラッシュメモリ等の他の半導体記録媒体としても良い。
【0079】
また、データ容量が大きい印刷の場合として写真印刷を挙げたが、データ容量を検知して所定以上のデータ容量となる印刷の場合には、パスワード入力を必要とするようにしても良い。さらに、プリンタ10をパスワード入力を必要とするようにしても良い。さらに、プリンタ10を一定期間使用していなかったコンピュータ11から印刷命令がきた場合にはパスワード入力を必要とするようにしても良い。
【0080】
さらに、上述の実施の形態では、所定の印刷となる多色印刷を7色とし、一般の印刷を4色印刷としたが、5色以上の印刷を所定の印刷とし、4色以下を一般の印刷とすることができる。また、上述の各手順を実行するための印刷装置用プログラムは、CDやDVD等の記録媒体に入れ、その記録媒体をコンピュータ11やプリンタ10にかけ、その情報となる印刷装置用プログラムをコンピュータ11やプリンタ10に読み込ませるようにしても良い。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、上述のような種々の問題点を解決するためになされたものであり、簡易な対策によって、印刷装置を使用したい者に不満が殆ど発生せず、しかも待ち時間やコストの増大等を防止できる印刷装置および印刷システムならびに印刷用プログラムを得ることができる。他の発明によれば、紙質に合った色合いたとえば良い紙質の場合は多数の色を十分に生かせるようにできる印刷装置および印刷システムならびに印刷用プログラムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる印刷装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の印刷装置によって実行される印刷処置のフローを示す図である。
【図3】図1の印刷装置によって実行される印刷処置のフローであって、所定の印刷がカラー印刷の場合を示す図である。
【図4】図1の印刷装置によって実行される印刷処置のフローであって、所定の印刷が高品質紙使用印刷の場合を示す図である。
【図5】図1の印刷装置によって実行される印刷処置のフローであって、図4に示すフローの変形例を示す図である。
【図6】図1の印刷装置を組み入れた印刷システムを組み入れた印刷システムを示す図である。
【符号の説明】
1 CPU(中央処理装置、判別手段の一部)
2 ROM(判別手段の一部)
3 RAM(判別手段の一部)
4 EEPROM(記憶手段)
10 プリンタ(印刷装置)
11 コンピュータ
12 ネットワーク
20 印刷システム
Claims (2)
- 印刷データに基づいて印刷用紙に印刷を行う印刷装置であって、
表示手段と、
保存用パスワードを書き込み可能な記憶手段と、
パスワードの入力を受け付け可能な受付手段と、
前記保存用パスワードと前記パスワードとの一致を判別する判別手段と、
印刷用紙の紙質を判断する紙質判断手段と、
を有し、
前記紙質判断手段が前記印刷用紙を普通紙と判断した場合、該普通紙と判断した印刷用紙に印刷を可能とし、
前記紙質判断手段が前記印刷用紙を高品質紙と判断した場合、前記パスワードの入力を受け付け、前記判別手段が該受け付けたパスワードと前記保存用パスワードとの一致を判別し、一致すると判別したとき前記高品質紙に印刷を可能とし、一致しないと判別したとき前記表示手段に高品質紙を使用しての印刷はできない旨と前記印刷用紙を普通紙に変更すれば印刷可能である旨とを表示し、該表示の後印刷用紙がセットされかつ印刷用紙変更可能の指示を受け付けた場合、前記紙質判断手段により前記セットされた印刷用紙の紙質を判断し、前記セットされた印刷用紙を普通紙と判断したとき印刷が行われる
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置であって、
印刷用紙の変更が可能でない旨の指示を受け付けた場合、印刷が行われない
ことを特徴とする印刷装置。
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