JP4042949B2 - 開閉弁を設けた液量チェック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は工作機械の切削時に用いる切削液の液量を確認する開閉弁を設けた液量チェック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液量チェッカーとしては、例えば、本出願人が開示した特開2001−21405号公報に示すようなものが知られている。この従来例は、工作機械の切削時に用いる切削液の液量を作業者が目で確認する装置であって、中空の透明パイプ内に、滴下のスピードで切削液の液量を少量づつ注入する注入針を挿入した口金具を螺嵌し、この口金具は切削液容器に連結され、パイプの出口部にホースに連結されるホース口金具を螺嵌するように構成されていて、液量の調節を液量チェッカーを見ながら、初心者でも容易に行うことができる便利なものであった。
【0003】
しかしながら、液量チェッカーの使用停止状態で、長時間放置した場合には、液量チェッカーのパイプ内の空気が温度変化により、体積が変化することによって、液面レベルが上がってしまい長時間放置後に本装置の使用を再開しようとする場合に、液量の滴下を確認できなくなることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記従来技術の問題点に斯かる実情に鑑みなされたもので、本発明は液量チェッカー上部に、開閉弁を設け、装置停止時に開閉弁を閉めることによって、液量チェッカーのパイプ内の液面レベルの上昇を防ぐ開閉弁を設けた液量チェック装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は工作機械の切削時に用いる切削液の液量を確認する液量チェッカーであって、中空の透明パイプ内に、切削液容器に連結されて滴下のスピードで切削液の液量を少量づつ注入する注入針を挿入した口金具を螺嵌し、パイプの出口部にホースに連結されるホース口金具を螺嵌するように構成された液量チェッカーの上部に切削液の液量の調整を行う開閉弁を設け、前記開閉弁は、上面部、側面部、下面部からなり、前記上面部に上面部から前記下面部まで切削液が貫流するように穿孔が設けられ、また前記側面部には、前記穿孔と交差し貫通する穿孔を設け、前記側面部に設けられた穿孔に押動可能な調整バルブが取り付けられ、前記下面部には前記切削液が貫流する穿孔に前記液量チェッカーを螺嵌できるように螺刻し、前記調整バルブを押動することにより、切削液の貫流を遮断できることを特徴とする。
【0006】
上記本発明によれば、前記調整バルブを押動することにより、上面部から下面部に貫流する穿孔を閉栓し、切削液の貫流を遮断することができる。
【0007】
又、この本発明は、前記調整バルブの中央部を前記貫通する穿孔より小径にし、該中央部両端に鍔部を設け、前記調整バルブは前記開閉弁側面部を貫通させ両側面部から当該調整バルブが突設するように設けて構成し、該調整バルブを押動することにより、該鍔部が移動し、前記側面部に設けた穿孔と該調整バルブ中央部を小径したことによって生じた隙間を切削液が貫流し、該調整バルブを引く又は反対側から押動することによって該鍔部が移動し、該隙間を無くすことによって切削液の貫流を遮断できるようにしたことを特徴とする。
【0008】
このため本発明は、調整バルブ中央部を側面部より貫通する穿孔より小径にすることによって、その間に隙間を生じさせ、切削液を流入させることができる。また、調整バルブ両側面から調整バルブが突設してあるので、調整バルブの押動をすれば鍔部が移動し開栓され、また押動した側とは反対側に大きく突設するため、閉栓時には、反対側から調整バルブの押動を行うことによって閉栓することができる。
【0009】
更に本発明は、前記調整バルブの片端部を前記貫通する穿孔より小径にし、前記調整バルブの調整によって、前記鍔部が移動し、前記切削液の貫流を遮断するとき、前記側面部に設けた穿孔と該調整バルブの片端部を小径したことによって生じた隙間によって、前記液量チェッカー内の空気が開放され、前記液量チェッカー内の空気圧を大気圧に調整することができるようにしたことを特徴とする。
【0010】
従って本発明は、調整バルブ片端部を側面部より貫通する穿孔より小径にすることによって生じた隙間によって、前記液量チェッカー内の空気が開放され、前記液量チェッカー内の空気圧を大気圧に調整するができ、閉栓時に、液量チェッカー内の空気圧が、大気圧と同一になり、パイプ内の空気が温度変化により、体積が変化し液量チェッカー内が満水になるのを防ぐことができる。
【0011】
そして、本発明は請求項1において、前記開閉弁の上部には、切削液容器の出口部にホースを介して差し込み螺嵌するキャップを設けたことを特徴とする。
【0012】
上記本発明によれば、切削液容器の容量が大きい場合、例えば1リットル、2リットルの場合に、キャップを用いて液量チェッカーをしっかりと固定することができる。
【0013】
更に、本発明は請求項1又は2において、前記上面部から前記下面部まで設けられた穿孔を、前記側面に設けた穿孔との交差点を境とし、上部側と下部側のぞれぞれの穿孔が重ならない位置に設けたことを特徴とする。
【0014】
上記本発明によれば、上流からの水圧及び過度な切削液の流入を防ぎ、液量チェッカー内が満水状態になるのを軽減することができる。
【0015】
また、本発明は請求項1乃至3の何れかにおいて、前記調整バルブの両端を異なる形状に設けて構成し、指先の触覚のみで開閉状態を識別することができることを特徴とする開閉弁を設けたことを特徴とする。
【0016】
上記本発明によれば、開閉弁が開栓状態にあるか、開閉の状態にあるかを一目で判断でき、また、開閉弁に触れることにより、開閉の状態を識別することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
工作機械の切削時に用いる切削液の液量を確認する液量チェッカーにおいて、前記液量チェッカーの上部に切削液の液量の調整を行う開閉弁を設け、前記開閉弁は、上面部、側面部、下面部からなり、前記上面部に上面部から前記下面部まで切削液が貫流するように穿孔が設けられ、また前記側面部には、前記穿孔と交差し貫通する穿孔を設け、前記側面部に設けられた穿孔に押動可能な調整バルブが取り付けられ、前記下面部には前記切削液が貫流する穿孔に前記液量チェッカーを螺嵌できるように螺刻し、
また、前記調整バルブの中央部を前記貫通する穿孔より小径にし、該中央部両端に鍔部を設け、前記調整バルブは前記開閉弁側面部を貫通させ両側面部から当該調整バルブが突設するように設けて構成し、該調整バルブを押動することにより、該鍔部が移動し、前記側面部に設けた穿孔と該調整バルブ中央部を小径したことによって生じた隙間を切削液が貫流し、該調整バルブを引く又は反対側から押動することによって該鍔部が移動し、該隙間を無くすことによって切削液の貫流を遮断できるようにした。
【0018】
また、前記調整バルブの片端部を前記貫通する穿孔より小径にし、前記調整バルブの調整によって、前記鍔部が移動して切削液の貫流を遮断する閉栓状態としたとき、前記側面部に設けた穿孔と該調整バルブの片端部を小径したことによって生じた隙間によって、前記液量チェッカー内の空気が開放され、前記液量チェッカー内の空気圧を大気圧に調整することができるように設けた。
【0019】
また、前記開閉弁の上部には切削液容器の出口部にホースを介して差し込み螺嵌するキャップを設けた。
【0020】
また、前記上面部から前記下面部まで設けられた穿孔を、前記側面に設けた穿孔との交差点を境とし、上部側と下部側のぞれぞれの穿孔が重ならない位置に設けた。
【0021】
また、前記調整バルブの両端を異なる形状に設けて構成した。
【0022】
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1及び2は本発明に係る開閉弁を設けた液量チェック装置の外観を表す斜視図であり、図3は、縦断面図を示したものである。
【0023】
液量チェッカーAのパイプ1は中空の透明部材で形成されており、硬質塩化ビニールを用いるとよい。パイプ1の両端のパイプ入口部1a、パイプ出口部1bは開口され、その内側に雌螺子1c、1dが螺刻されている。パイプ1のパイプ入口部1aには口金具2の口金具下端部2bがパイプ1内に挿入された状態で雌螺子に螺嵌されている。そして口金具2の口金具下端部2bには切削液が滴下する注入針3が圧着されている。
【0024】
口金具2の口金具上端部2aには開口部2cが穿設され、開閉弁10から切削液がスムーズに流れるようにするために、その底部をテーパーに形成して、注入針3と連通してある。そして口金具上端部2a側面には開閉弁10に連結するための雄螺子2dが螺刻されている。
【0025】
他方、パイプ出口部1bにはホースに連結するためのホース口金具4がパイプ1内に挿入された状態で雌螺子1dに螺嵌されている。ホース口金具4の内部は、パイプ内の切削液が流下するために開口部4aが設けられている。またホース口金具4の下端部4bには、連結したホースを固定するための固定ナット4cが着脱自在に取り付けられている。
【0026】
なお、パイプと連結する口金具2、ホース口金具4にはパイプ内の機密性を保持するために、パッキン5、6がそれぞれ取り付けられている。また、開閉弁と連結する口金具2にもパッキン7が取り付けられている。これらのパッキンは、Oリング、ポリパッキンのいずれであってもよい。
【0027】
また、液量チェッカーAの上流に設けられた、開閉弁10の開閉弁上面部10aには開口部10dが穿設され、切削液容器Bから切削液がスムーズに流れるようにする為に、その底部をテーパーに形成してある。そして、開閉弁上面部10a上端部側面には、切削液容器Bに連結するための雄螺子10fが螺刻されている。
【0028】
開閉弁10の開閉弁側面部10bには、切削液の調整を行う調整バルブ11を挿入する為の穿孔10eが設けられ、側面部から反対側面部まで、上面部に設けられた穿孔と交差するように貫通されている。
【0029】
調整を行う調整バルブ11は、中央部11aが細く形成され、細く形成されたその両端はテーパーに形成されている。さらに、両テーパーの外側に、鍔部としてパッキン12を設置するための溝11bを両側に形成し、パッキン12が鍔部として設置されている。また、調整バルブの両端11cには、Cリング設置の為の溝11dが設けられ、調整バルブ11を押動時に調整バルブ11の埋没を防ぐCリング13が設置されている。また、調整バルブ11は、閉栓時に液量チェッカーA内の空気圧を調整を行う空気通路を設けるために調整バルブ11の片端部を細く形成している。さらに、調整バルブ11の両端部11c、若しくは片側端部を一見して開閉弁の開閉状態の確認を行うことが可能である。また、開閉弁に触れることにより、調整の状態を識別することが可能な様にテーパーに形成してある。両端部11cにテーパーを設ける場合それぞれ形状を異なるテーパーにするのが望ましい。また、一見して両端部11cをそれぞれ判断できるならば、両端部11cをどのような形状にしても構わないし、メッキや、着色などでも構わない、さらに片側のみでも構わない。
【0030】
また、開閉弁10の開閉弁下面部10cには液量チェッカーAと連結するために穿設された穿孔10gを有し、該穿孔10gには雌螺子が螺刻され、液量チェッカーAと螺嵌されている。また、連結用に設けられた穿孔10gの底面となる開閉弁下面部10cからの穿孔10gの上端より開閉弁側面部10bに設けられた穿孔10eまで、開閉弁上面部10aに設けられた穿孔10dの軸位置とは異なる位置に小孔の穿孔が穿設され、上面部から下面部まで連通されている。この開閉弁下端部10cの穿孔10gから調整バルブ11用の穿孔10eまでの小孔である穿孔と、開閉弁上面部10aの開口部10dの下端から調整バルブ11用の穿孔10eまでの穿孔は、開閉弁10の上面及び下面に設けられた穿孔として軸位置が異なる例を示しているが、上面及び下面部に設けられた穿孔の軸位置が同じ若しくは、重なる位置に設置してもかまわない。
【0031】
この液量チェッカーAは、図10に示す様に、工作機械を長時間使用しない場合、開閉弁10を閉じる事によって、切削液の液流が遮断され、また、閉栓時に空気通路を設けるように調整バルブ11の片端部を細くしているため、液量チェッカーAのパイプ1内の空気を開放する空気通路が開放されることにより、パイプ内1の空気圧が、大気圧と同一になり、パイプ1内の空気が温度変化により、体積が変化し液量チェッカーAのパイプ1内の空気が抜けて、液面レベルが上がってしまい滴下を確認できなくなる事を防ぐことができる。
【0032】
図4〜図7は、開閉弁10となる調整バルブ11を押動することにより、開閉弁10の調整を行う図である。図4及び5は、開栓状態を表し、図4は、本発明の開閉弁の縦断面図であり、図 5は、本発明の開閉弁の図4に示した横断面A−Aを示したものである。また、図6及び7は、閉栓状態を表し、図6は、本発明の開閉弁の縦断面図であり、図7は、本発明の開閉弁の図6に示した横断面B−Bを示したものである。
【0033】
図4及び図5は、開栓状態である。閉栓状態から開栓を行う場合、通常、調整を行う調整バルブ11の片端面をテーパー処理を施した側から調整バルブ11に設けられた埋没を防ぐCリング13が開閉弁10の側面部10bに当たるまで押動することにより、調整バルブ11の中央部11aの穿孔10eより小径にした部分が開閉弁10の開閉弁上面部10aからの穿孔10dと、下面部10cからの穿孔10gまで、つなぐようにスライドすることによって、開栓を行うことができる。図5横断面A−Aに示すように、開閉弁上面部10aより下面部10cまで、切削液が貫流するようになっている。
【0034】
図6及び図7は、閉栓状態である。開栓状態から閉栓を行う場合、通常、調整を行う調整バルブ11の片端面をテーパー処理を施されて無い側から調整バルブ11に設けられた埋没を防ぐCリング13が開閉弁10の側面部10bに当着するまで押動することにより、調整バルブ11の中央部11aの穿孔10eより小径にした部分がスライドすることによって、開閉弁10の下面部10cからの穿孔を遮断することによって、閉栓を行うことができる。図7横断面B−Bに示すように、開閉弁上面部10aより下面部10cまで、切削液を遮断するようになっている。
【0035】
図8は、本発明に係る開閉弁を設けた液量チェック装置の使用状態を示す図である。図1の開閉弁を設けた液量チェック装置Aを切削液容器Bに連結した図である。液量チェッカーAは開閉弁10の下端部に連結され、また、切削液容器Bの下端部に開閉弁10が連結されている。液量チェッカーAの下端部には液体ホースCが連結されている。そして液体ホースCの他端部はノズルEが連結されている2流体ノズルDに連結されている。
【0036】
ここで使用方法を説明すると、まず切削液を切削液容器Bに少し入れる。そして、開閉弁10を開栓状態にする。その後、2流体ノズルDのエア調節器D1をしっかりと閉めた後、エア調整器D1つまみを1/2〜1/3回転くらい反時計方向に回しながら開く。次に、液量調節器D2を同じく反時計方向に回して全開にしておく。この時、ノズルEの先端に切削液を受ける容器を置く。その後、2流体ノズルDに空気を送ると、2流体ノズルに内蔵してあるピストンバルブが開いて、重力落下で切削液が切削液容器Bから液体ホースCへ流れ始める。切削液が2流体ノズルDに届き、ノズルEの先端からミストが出始めたら、液量調節器D2を時計方向に回して液量を微調節する。そして、エア調節器を全開し、切削液を切削液容器Bに満たす。
【0037】
液量チェッカーA内の液面レベルは、液下限(A0)から液上限(A1)の範囲にあれば適正レベルである。図中、滴下位置(A2)において作業者は目に見えない程のごく微量のオイルの液量を、注入針からの滴下スピードで確認しながら、液量調節器D2で調節することができる。
【0038】
図9は、本発明の3軸用液量チェッカーの一実施例である。切削液容器Bの容量が1リットル、2リットルの場合を示している。3軸用の場合には、3軸用分岐管を用意すればよいが、市販されていないことが多く、作業上は4軸用分岐管が用いられるのが通常である。この場合には、分岐管Fの孔fをプラグPで塞ぐ必要がある。また、切削液容器の容量が大きい場合には、切削液容器Bにキャップ9をホースを介して強く差し込んだ後、分岐管Fと螺嵌しなければならない。したがって、一軸用、多軸用いずれの場合にも切削液容器の容量が大きいときはキャップ9を容器に差し込むことが必要となる。
【0039】
キャップ9に分岐管Fを螺嵌した後、分岐管の孔fをプラグPで塞ぎ、ホースプレート8を介して3本の液量チェッカーAの各ホースaを分岐管の孔f以外の3つの孔に差し込み使用する。
【0040】
尚、本発明の開閉弁を設けた液量チェック装置は、上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次のような効果を有する。
【0042】
本発明は、前記調整バルブを押動することにより、上面部から下面部に貫流する穿孔を閉栓し、切削液の貫流を遮断することができる。
【0043】
また本発明は、調整バルブ中央部を側面部より貫通する穿孔より小径にすることによって、その間に隙間を生じさせ、切削液を流入させることができる。また、調整バルブ両側面から調整バルブが突設してあるので、調整バルブの押動すれば鍔部が移動し開栓され、また押動した側とは反対側に大きく突設するため、閉栓時には、反対側から調整バルブの押動を行うことによって閉栓することができる。
【0044】
また本発明は、調整バルブ片端部を側面部より貫通する穿孔より小径にすることによって生じた隙間によって、前記液量チェッカー内の空気が開放され、前記液量チェッカー内の空気圧を大気圧に調整するができ、閉栓時に、液量チェッカー内の空気圧が、大気圧と同一になり、パイプ内の空気が温度変化により、体積が変化し液量チェッカー内が満水になるのを防ぐことができる。
【0045】
また本発明は、切削液容器の容量が大きい場合、例えば1リットル、2リットルの場合にキャップを用いてしっかりと固定することができる。
【0046】
そして本発明は、上流からの水圧及び過度な切削液の流入を防ぎ、液量チェッカー内が満水状態になるのを軽減することができる。
【0047】
さらに、本発明は、開閉弁が開栓状態にあるか、開閉の状態にあるかを一目で判断でき、また、開閉弁に触れることにより、開閉の状態を識別することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る開閉弁を設けた液量チェック装置の外観を表す斜視図(調整バルブを外した状態)である。
【図2】 本発明に係る開閉弁を設けた液量チェック装置の外観を表す斜視図(通常使用状態)である。
【図3】 本発明に係る開閉弁を設けた液量チェック装置の縦断面図である。
【図4】 本発明に係る開閉弁の開栓状態の縦断面図である。
【図5】 本発明に係る開閉弁の開栓状態のA−A断面図である。
【図6】 本発明に係る開閉弁の閉栓状態の縦断面図である。
【図7】 本発明に係る開閉弁の閉栓状態のB−B断面図である。
【図8】 本発明に係る開閉弁を設けた液量チェック装置の使用状態を示す図である。
【図9】 本発明の3軸使用時の開閉弁を設けた液量チェック装置の一実施例である。
【図10】 本発明に係る開閉弁の閉栓状態の断面図である。
【符号の説明】
A 液量チェッカー
a 各ホース
B 切削液容器
C 液体ホース
D 流体ノズル
D1 エア調節器
D2 液量調節器
E ノズル
f 孔
F 分岐管
P プラグ
1 パイプ
1a パイプ入口部
1b パイプ出口部
1c 雌螺子
1d 雌螺子
2 口金具
2a 口金具上端部
2b 口金具下端部
2c 開口部
2d 雄螺子
3 注入針
4 ホース口金具
4a 開口部
4b 下端部
4c 固定ナット
5〜7 パッキン
8 ホースプレート
9 キャップ
10 開閉弁
10a 開閉弁上面部
10b 開閉弁側面部
10c 開閉弁下面部
10d 開口部(穿孔)
10e 穿孔
10f 雌螺子
10g 穿孔
11 調整バルブ
11a 中央部
11b 溝
11c 両端部
11d 溝
12 鍔部(パッキン)
13 Cリング
Claims (4)
- 工作機械の切削時に用いる切削液の液量を確認する液量チェッカーであって、中空の透明パイプ内に、切削液容器に連結されて滴下のスピードで切削液の液量を少量づつ注入する注入針を挿入した口金具を螺嵌し、パイプの出口部にホースに連結されるホース口金具を螺嵌するように構成された液量チェッカーの上部に切削液の液量の調整を行う開閉弁を設け、前記開閉弁は、上面部、側面部、下面部からなり、前記上面部に上面部から前記下面部まで切削液が貫流するように穿孔が設けられ、また前記側面部には、前記穿孔と交差し貫通する穿孔を設け、前記側面部に設けられた穿孔に押動可能な調整バルブが取り付けられ、前記下面部には前記切削液が貫流する穿孔に前記口金具を螺嵌できるように螺刻し、前記調整バルブの中央部を前記貫通する穿孔より小径にし、該中央部両端に鍔部を設け、前記調整バルブは前記開閉弁側面部を貫通させ両側面部から当該調整バルブが突設するように設けて構成し、該調整バルブを押動することにより、該鍔部が移動し、前記側面部に設けた穿孔と該調整バルブ中央部を小径したことによって生じた隙間を切削液が貫流し、該調整バルブを引く又は反対側から押動することによって該鍔部が移動し、該隙間を無くすことによって切削液の貫流を遮断できるようにすると共に、前記調整バルブの片端部を前記貫通する穿孔より小径にし、前記調整バルブの調整によって、前記鍔部が移動し、前記切削液の貫流を遮断するとき、前記側面部に設けた穿孔と該調整バルブの片端部を小径したことによって生じた隙間によって、前記液量チェッカー内の空気が開放され、前記液量チェッカー内の空気圧を大気圧に調整することができることを特徴とする開閉弁を設けた液量チェック装置。
- 請求項1において、前記開閉弁の上部には、切削液容器の出口部にホースを介して差し込み螺嵌するキャップを設けたことを特徴とする開閉弁を設けた液量チェック装置。
- 請求項1又は2において、前記上面部から前記下面部まで設けられた穿孔を、前記側面に設けた穿孔との交差点を境とし、上部側と下部側のぞれぞれの穿孔が重ならない位置に設けたことを特徴とする開閉弁を設けた液量チェック装置。
- 請求項1乃至3の何れかにおいて、前記調整バルブの両端を異なる形状に設けて構成し、指先の触覚のみで開閉状態を識別することができることを特徴とする開閉弁を設けた液量チェック装置。
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