JP4042451B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止画や動画を撮影するデジタルカメラ、及び撮影した静止画等を画面に表示したりプリントしたりする画像表示装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリント装置では、デジタルカメラで撮影した画像データを選択してプリントした際、焦点が合っていない画像のデータまでもプリント出力してしまうことがあり、たびたびプリントが無駄になっていた。
【0003】
このような無駄なプリントをなくすため、焦点が合っているかどうか画像を確かめるためにプリント対象画像を拡大し、被写体に焦点が合っているかどうか確認してプリント選択することを要していた。しかしこれは操作が煩雑になる。また、多量の撮影画像がある場合には、プリントする画像を選択するだけで膨大な時間を要してしまう。このため、被写体に合焦した画像のみプリントすることはユーザに作業負担をかけることになっていた。
【0004】
合焦不可能表示を行う例として特許第2590898号公報が存在するが、これはマイクロフィルムにおいて合焦可能か否か、光学的な焦点調整手段を用いて判断し、合焦不可能表示を行っている。
【0005】
容易に合焦画像のみプリントするために、特開2001−128044は、撮影画像の合焦データを位置情報として画像データと共に記録し、画像表示時に合焦位置情報に基づき、合焦箇所を表示することを開示している。しかし、この公報では被写体が動いている場合や、撮影者がシャッターボタンを半押しして構図を決めた状態とその後全押しして撮影した状態とで画角を変えた場合には、合焦位置情報と記録画像データとの整合をとるのが難しかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情を考慮して、被写体が動いている場合や、撮影者がシャッターボタンを半押しした状態とその後全押しした状態とで画角を変えた場合にも、容易に合焦画像のみプリントするためのデジタルカメラ及び画像表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明は、撮影画像の画像データを記録できるデジタルカメラであって、撮影時に撮影画面内の所定箇所に合焦させる動作を行って合焦位置を得、当該合焦位置でのフォーカスエリアとしての合焦箇所の情報を得る合焦箇所入手手段と、前記合焦箇所の周波数スペクトルを算出する算出手段と、前記算出した周波数スペクトルを前記撮影画像の画像データと共に記録する記録手段と、からなるデジタルカメラ、からなる。
【0008】
発明によれば、合焦箇所入手手段で撮影時に撮影画面内の所定箇所に焦点を合わせる動作を行って合焦箇所の情報を得る。算出手段で前記焦点が合っている(合焦している)箇所の周波数スペクトルを算出する。記録手段で前記算出した周波数スペクトルを前記撮影画像の画像データと共に記録する。したがって、本発明のデジタルカメラでは撮影した画像データと共に合焦箇所の周波数スペクトルが記録されているので、当該画像データをプリントするときに当該画像データを解析して合焦箇所の周波数スペクトル成分と同一か類似の周波数スペクトルが当該画像データに存在するか確認して存在していることがわかれば、その画像データに合焦箇所が存在することが判別され、さらに合焦箇所も特定できる。
【0009】
請求項の本発明は、記録されている撮影画像の画像データと共に記録されている撮影画像の合焦箇所の周波数スペクトルを読み取る読み取り部と、前記読み取り部で読み取った合焦箇所の周波数スペクトルに基づき、当該合焦箇所の周波数スペクトルの周波数成分と等しいかもしくは類似した周波数スペクトルが前記記録されている画像データに存在するか当該画像データを解析し、合焦箇所を特定する解析部と、前記解析部で特定した合焦箇所を表示する表示部と、からなる画像表示装置、からなる。
【0010】
請求項の本発明によれば、読み取り部でメモリ、記録媒体、インターネットサーバ等に撮影した画像データと共に記録されている撮影画像の合焦箇所の周波数スペクトルを読み取る。解析部で前記読み取り部で読み取った合焦箇所の周波数スペクトルの周波数成分と等しいかもしくは類似した周波数スペクトルが前記記録されている画像データに存在するか当該画像データを解析し、存在する場合には当該画像データに合焦箇所が存在すると判断し、さらに合焦箇所を特定する。表示部で前記解析部で特定した合焦箇所を表示する。
【0011】
請求項の本発明によれば、解析部は合焦箇所の合焦レベルの判定をすることができる。
【0012】
請求項の本発明によれば、表示部が合焦箇所の拡大画像を表示することができる。
【0013】
請求項の本発明によれば、解析部での解析で、画像データに、記録されている撮影画像の合焦箇所の周波数スペクトルが存在しない場合や所定閾値以上の高周波数成分の周波数スペクトルが存在しないと判断された場合には、当該画像を選択したときに警告表示をする。画像データに、記録されている撮影画像の合焦箇所の周波数スペクトルが存在しない場合や所定閾値以上の高周波数成分の周波数スペクトルが存在しないと判断された場合とは、画像データにほしいレベル以上の合焦箇所が存在しないことになるので、その撮影画像をプリントしようと選択したときに警告表示をだしてプリントしてよいものかどうかの確認を促す。警告表示には、警告音をだしたり、表示部に警告サインを表示したりする例がある。
【0014】
請求項の本発明は、記録されている撮影画像の画像データと共に記録されている撮影画像の合焦箇所の周波数スペクトルを読み取るステップと、読み取った合焦箇所の周波数スペクトルに基づき、当該合焦箇所の周波数スペクトルの周波数成分と等しいかもしくは類似した周波数スペクトルが前記記録されている画像データに存在するか当該画像データを解析して合焦箇所の存否を判別し、合焦箇所が存在する場合には合焦箇所を特定するステップと、前記特定した合焦箇所を表示するステップと、をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム、からなる。
【0015】
請求項の本発明によれば、まず、メモリ、記録媒体、インターネットサーバ等に撮影した画像データと共に記録されている撮影画像の合焦箇所の周波数スペクトルを読み取る。次に、読み取った合焦箇所の周波数スペクトルの周波数成分と等しいかもしくは類似した周波数スペクトルが前記記録されている画像データに存在するか当該画像データを解析して合焦箇所の存否を判別し、存在する場合には当該画像データに合焦箇所が存在すると判断し、存在する場合には合焦箇所を特定し、そして、特定した合焦箇所を表示する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明の実施の形態を詳説する。
【0017】
図1(a)は本実施の形態に係るデジタルカメラ2の正面斜視図、図1(b)はその背面斜視図である。
【0018】
このカメラ2は、静止画・動画の記録・再生が可能なデジタルカメラであり、カメラ前面には沈胴式のズームレンズからなる撮影レンズ112、光学ファインダー105、ストロボユニット102が設けられている。撮影レンズ112の後方には撮像素子としてのCCDイメージセンサ(図1中不図示、以下「CCD」という)が配置されている。
【0019】
カメラ2の上面にはレリーズボタン103が設けられている。レリーズボタン103は、合焦箇所の入手を指示したり画像記録開始を指示したりする手段である。レリーズボタン103は、半押しでスイッチS1がオン(焦点合わせ等の撮影準備)、全押しでスイッチS2がオン(レリーズ)となる操作部材である。
【0020】
カメラ2の一方の側面には、メモリカード挿入口110が設けられている。メモリカード挿入口110は、スリット状に形成された挿入口で、カメラ2内へメモリカード22(記録媒体)を挿入するためのものである。
【0021】
カメラ2の裏面には光学ファインダー105、パワー及びモードスイッチ107、表示部であるLCDパネル10が設けられている。パワー及びモードスイッチ107は、電源ON/OFF手段であると共に撮影系モードが選択されている場合に、連写、マニュアル撮影、オート撮影、シーンポジション、動画の各モードを選択するための手段である。シーンポジションモードでは、メニュー操作によって、人物(ポートレート)モード、風景モード、夜景モード、モノクロモードを選択できる。撮影状況に応じてこれらモードを利用することにより、撮影シーンに適した設定が自動的に行われる。
【0022】
LCDパネル10は、カラー液晶ディスプレイで構成されており、CCDを介して取り込まれる画像やメモリカード22から読み出した再生画像が表示されると共に、モード情報、電池残量警告、撮影日時、標準撮影可能枚数、再生コマ番号などの各種情報も表示される。各種のメニュー表示、メニューの選択や各メニューにおける各種設定項目の設定等もLCDパネル10の表示画面を用いて行われる。
【0023】
パワー及びモードスイッチ107は、撮影系モードと再生系モードとを選択的に切り替えるための手段である。
【0024】
図4は本実施の形態のデジタルカメラ2の構成を示すブロック図である。図4において、撮像部4、ROM6、CPU8、表示部10、操作部14、画像処理部16、伸張/圧縮部18、メモリ20、メモリカード22は、バス12を介して接続されている。
【0025】
図4に示すように、デジタルカメラ2は、撮像部4で、レリーズボタン103の押圧操作により撮影レンズ112を通過した光がCCDに入射する。このレリーズボタン103は、撮影時に半押しで操作部14中のスイッチS1がONして合焦箇所の周波数スペクトルを算出指示し、撮影時に全押しで操作部14中のスイッチS2がONして露出を指示する。
【0026】
図10は撮影シーケンスを示したフローチャートである。
【0027】
レリーズボタン103を半押しすると焦点合わせ処理がスタートし、CPU8がフォーカスエリアの設定を行う(ステップ42)。例えば、撮影画面を等面積で8×8の64個ブロックに分割し、中央部分の所定の複数ブロックが周波数スペクトル算出対象のフォーカスエリアに設定される。オートフォーカス(AF)の場合は、撮影レンズ112が合焦位置サーチのために光軸に沿って前後に移動してフォーカスエリアについて自動焦点調節処理が行われ、合焦位置が得られてその位置に撮影レンズ112が移動される(ステップ44)。合焦位置でのフォーカスエリアが合焦箇所となる。
【0028】
合焦位置が定まったら、合焦箇所を規定する光が撮影レンズ112を介してCCDに入射され、信号電荷に変換されて電圧信号として読み出され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は、画像処理部16に入力される。画像処理部16は合焦箇所の周波数スペクトルを算出する回路を有し、入力される合焦箇所の画像信号から周波数スペクトルを算出し(ステップ46)、メモリ20内に一時記憶される。これで合焦箇所の周波数スペクトルがデジタルカメラ2内に取り込まれたことになる。レリーズボタン103の半押し状態が解除されるまで撮影レンズ112はその合焦位置に保持される。それとともに、画像処理部16での焦点合わせの動作が停止し、撮影記録許可の状態となる。
【0029】
撮影記録許可な状態が得られると、CPU8によってレリーズボタン103の操作状態が確認され、レリーズボタン103の全押しに応動して、現在のズーム位置及び合焦された焦点位置によって被写体が撮像される(ステップ48)。
【0030】
レリーズボタン103を全押しして撮影レンズ112を通過した光がCCDに入射すると、CCDの受光面にはフォトセンサが平面的に配列されているので、撮影レンズ112を介してCCDの受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、電圧信号(画像信号)として順次読み出され、CCDから出力された画像信号はアナログ処理されて相関二重サンプリング処理並びにR、G、Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整が行われて、その後デジタル信号に変換され、画像処理部16へ送られる。
【0031】
画像処理部16に送られてきた画像信号は伸張/圧縮部18でJPEG等の圧縮処理が行われ、再び画像処理部16に送られる。
【0032】
図6は記録媒体22に記録されている画像ファイルの構造を示した図である。画像ファイルの副情報領域には上述の算出されてメモリ20に一時記憶されていた合焦周波数スペクトルデータが書き込まれ、画像処理部16に送られてきた圧縮済みの画像データと共に1つの画像ファイルが形成され、メモリカード22に記録される(ステップ50)。記録態様としては、画像ファイルがExifの場合には画像ファイルのタグに周波数スペクトルデータが書き込まれる。
【0033】
これで撮影が終了する(ステップ52)。
【0034】
図7は、(a)が合焦周波数スペクトルデータの態様図及び合焦箇所をマークした図、(b)が撮影画像を9つのエリアに分けて各エリアごとの周波数スペクトルを示した図、である。
【0035】
合焦箇所の周波数スペクトルデータは、周波数とレベルからなるデータであり、どの周波数がどれくらいのレベルで存在するかのデータを有している。高い周波数が多いレベルで存在する場所であればあるほどそこが合焦箇所ということになる。周波数スペクトルデータは合焦箇所のものであるので、合焦箇所を示す情報も含まれている。図7(b)の例でいうと、9分割したエリアのどのエリアが一番合焦しているかの情報と、その合焦エリアのスペクトル内容とが周波数スペクトルデータに含まれている。
【0036】
次に、デジタルカメラ2で撮影した画像をプリントするプリンタ24を説明する。図2は本実施の形態に係るプリンタ24の外観図、図3はプリンタ24のコントローラ116上面の要部拡大図である。
【0037】
このプリンタ24は、コントローラ116とコントローラ116に接続したプリント部40とからなる。コントローラ116はプリントする際の各種設定、選択、表示、実行指示等をおこなうものであり、上面に拡大表示ボタン118、合焦確認ボタン124、選択ボタン120、決定ボタン122、表示部32、手前側面にメモリカード挿入口126が配設されている。合焦確認ボタン124は画像選択画面において合焦箇所を表示させるためのボタンである。選択ボタン120は上下左右に動かすことにより画像選択を行う。拡大表示ボタン118は選択ボタン120で選択した画像を拡大表示するためのボタンである。決定ボタン122は選択した画像をプリント実行するボタンである。表示部32はカラー液晶表示面であり、画像を表示する。メモリカード挿入口126にはメモリカードを挿入する。
【0038】
図5は本実施の形態のプリンタ24の構成を示すブロック図である。図5において、操作部26、ROM28、CPU30、表示部32、画像処理部36、伸張部38、プリント部40、メモリカード22は、バス34を介して接続されている。
【0039】
図11はプリントシーケンスを示したフローチャートである。
【0040】
まず、圧縮済み画像データと合焦周波数スペクトルデータとが格納された画像ファイルが記録されたメモリカード22をメモリカード挿入口126に挿入する(ステップ54)。メモリカード22内の最も最近記録された9面の画像の画像ファイルが自動指定され、伸張部38は自動指定された9コマの画像ファイルから画像データを取り込み、圧縮されている画像データを伸張して画像処理部36に送る(ステップ56)。画像処理部36には、指定された9個の画像データが存在する。9個の画像データは画像処理部36において、インデックス表示のためにインデックス画像生成される。生成されたインデックス画像は表示部32で図8(a)のようにインデックス表示される(ステップ58)。図8は、(a)が通常のインデックス表示画面を示す図、(b)が焦点拡大表示したインデックス表示画面を示す図、である。
【0041】
一方、画像処理部36は上記9個の画像ファイルから副情報領域を読み出し、デジタルカメラ2のレリーズボタン103を半押しした際に取り込んだ各画像の合焦箇所についての周波数スペクトルデータを読み取る(ステップ60)。
【0042】
画像処理部36は、現在表示している各画像の画像データの周波数スペクトルデータを解析する。すなわち、画像処理部36は、読み取った上記副情報領域の周波数スペクトルデータに基づいて、読み取った合焦周波数スペクトルの周波成分と等しいかもしくは類似した周波数スペクトルを上記各画像データの周波数スペクトルデータからサーチして(ステップ62)、類似した周波数スペクトルが存在すれば各画像データの該当しそうな箇所のスペクトルの状態が確定され、結果的に各画像データの画像における合焦箇所の存否の確認及び合焦箇所の特定がされる(ステップ64)。
【0043】
ここで、インデックス表示された9個の画像で合焦箇所を確認したいときは、合焦確認ボタン124を押す(ステップ66)。合焦確認ボタン124は、図5でいうと操作部26に該当する。操作部26から表示指示信号が画像処理部36に送られる。すると、図8(b)のように、インデックス画面において合焦箇所が実プリントと同一の大きさに拡大された表示が表示部32にでる(ステップ68)。ただし、ここでの拡大表示は任意の大きさに拡大表示させることもできる。これによって、合焦箇所がどこかという確認と合焦箇所の画像状態(所望のピントが得られているか)がわかる。ここでの表示は、図7(a)のように、通常インデックス画面において合焦箇所をマーキングする形態でもよい。
【0044】
なお、表示部32での表示について、インデックス画面から単一画像画面に移行したいときは、インデックス画面上で枠囲みされている画面のところで拡大表示ボタン118を押す。すると、その拡大画面が単一画像として表示部32に表示される。インデックス画面上での枠囲み画面の選択は、選択ボタン120を上下左右に動かすことにより行う。単一画像が表示された段階でその画像をプリントしたいときは、コントローラ116上の操作ボタンを押して枚数選択を行う(ステップ70)。選択した画像及びプリント枚数が表示部32に表示されるので、ユーザはその表示を見てそれで選択状態がよいかどうか確認する(ステップ72)。選択状態がよくなければ、ステップ70に戻る。なお、単一画像画面で合焦箇所を確認したいときは、合焦確認ボタン124を押せば、単一画像画面において合焦箇所が拡大された表示が表示部32にでる。
【0045】
選択状態がよければ、決定ボタン122を押してプリントを実行する(ステップ74)。図5において、操作部26に該当する決定ボタン122を押すと、プリント指示信号が画像処理部36に送られ、画像処理部36からプリント指定された画像の画像データがプリント部40に送られ、プリント部40においてプリントされる(ステップ76)。これでプリントは終了する(ステップ78)。
【0046】
この結果、合焦箇所を確認してからその画像をプリントするので、焦点の合った画像のみをプリントでき、無駄なプリントをしないでも済む。さらに、ピントの合っている画像をユーザにプリント選択時に知らせることでプリント選択作業時間の短縮化が図れる。また、撮影画像の画像データの周波数スペクトルデータを解析するので、レリーズボタンがS1の状態とS2の状態とでフレームの画像が変化している場合、すなわち、被写体が動いている場合や撮影者がS1の状態とS2の状態とで被写体を変えた場合にも、合焦箇所の存否及び合焦箇所の特定ができて大変便利である。
【0047】
ステップ66で合焦箇所を確認しないときは、通常のインデックス画面で画像が表示され(ステップ80)、プリント画像を選択することができる。ここで、選択ボタン120でプリントしようとする画像の選択または操作ボタンでプリント枚数の選択が行われると(ステップ82)、図5において操作部26から確認信号が画像処理部36に送られて合焦箇所の存否のデータが読み出され(ステップ84)、合焦箇所が存在するときは選択完了か否か確認し(ステップ86)、選択完了しているならばステップ74に移行する。選択完了していないとき(次の画像を選択したいときや画像を選択し直すとき)はステップ82に戻る。
【0048】
ステップ84で合焦箇所が存在しないときは、図9のように、インデックス画面上で、選択した画像において合焦NGの表示または警告音がでて(ステップ88)、確認を促す。ステップ84での合焦箇所の存否の判断は、ステップ62でのサーチの結果、画像データのスペクトルに、ある閾値以上の高周波成分スペクトルが存在しない場合や副情報領域に記録されている周波数スペクトルデータと等しいか類似するスペクトルが存在しない場合は、「合焦箇所が存在しない」と判断する。図9はインデックス画面上で合焦NGの表示がでた表示面の図である。その後、ステップ86に移行する。
【0049】
ステップ66で合焦箇所を確認する際に、使用者の操作を簡易にするため、合焦確認ボタン124を押さなくても、自動的に合焦箇所を表示する構成としてもよい。
【0050】
ステップ64で合焦箇所が複数存在する場合には、高周波数スペクトルのレベルが高い方を合焦箇所として選択すればよい。
【0051】
なお、本形態では、インデックス画面を9個の画像が表示できるようにしたが、インデックス画面は9個に限らず、例えば16個や25個の画像を表示できるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】
発明によれば、プリント時に合焦箇所が存在することが判別されかつ合焦箇所が特定される要因を撮影時に生成することができるので、プリント時に合焦画像を容易にプリント選択でき、合焦している画像のみプリントできて無駄なプリントを発生させないで済ませることができる。
【0053】
請求項の本発明によれば、デジタルカメラ等で撮影した画像をプリントするときに合焦箇所を表示させて合焦画像を容易にプリント選択できる。したがって、合焦している画像のみプリントできて無駄なプリントを発生させないで済ませることができる。さらに、被写体が動いている場合や、撮影者がシャッターボタンを半押しした状態とその後全押しした状態とで画角を変えた場合にも、撮影した画像データを解析するので容易に合焦箇所の存否判断及び特定ができる。また、焦点の合っている画像を選択前にユーザに知らせることでプリント選択作業時間の短縮化が図れる。
【0054】
請求項の本発明によれば、画像データの合焦箇所の合焦の度合いを判断することができる。
【0055】
請求項の本発明によれば、撮影画像に合焦箇所が存在するかどうかすぐにわかるため、プリント選択の判断が容易にできる。
【0056】
請求項の本発明によれば、焦点が合っていない撮影画像をプリント選択時に明確にすることができ、誤ってプリントすることを防止できる。
【0057】
請求項の本発明によれば、デジタルカメラ等で撮影した画像をプリントする際に合焦箇所を表示させて合焦画像を容易にプリント選択でき、合焦している画像のみプリントできて無駄なプリントを発生させないで済ませることができる。さらに、被写体が動いている場合や、撮影者がシャッターボタンを半押しした状態とその後全押しした状態とで画角を変えた場合にも、撮影した画像データを解析するので容易に合焦箇所の存否判断及び特定ができる。また、焦点の合っている画像を選択前にユーザに知らせることでプリント選択作業時間の短縮化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施の形態に係るデジタルカメラの正面斜視図、(b)はその背面斜視図。
【図2】本実施の形態に係るプリンタの外観図。
【図3】プリンタのコントローラ上面の要部拡大図。
【図4】本実施の形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図。
【図5】 本実施の形態のプリンタの構成を示すブロック図。
【図6】記録媒体に記録されている画像ファイルの構造を示した図。
【図7】(a)が合焦周波数スペクトルデータの態様図及び合焦箇所をマークした図、(b)が撮影画像を9つのエリアに分けて各エリアごとの周波数スペクトルを示した図。
【図8】(a)が通常のインデックス表示画面を示す図、(b)が焦点拡大表示したインデックス表示画面を示す図。
【図9】インデックス画面上で合焦NGの表示がでた表示面の図。
【図10】撮影シーケンスを示したフローチャート。
【図11】プリントシーケンスを示したフローチャート。
【符号の説明】
2…デジタルカメラ、4…撮像部、6…ROM、8…CPU、10…表示部、12…バス、14…操作部、16…画像処理部、18…伸張/圧縮部、20…メモリ、22…メモリカード(記録媒体)、24…プリンタ、26…操作部、28…ROM、30…CPU、32…表示部、34…バス、36…画像処理部、38…伸張部、40…プリント部、103…レリーズボタン、110…メモリカード挿入口、112…撮影レンズ、116…コントローラ、118…拡大表示ボタン、120…選択ボタン、122…決定ボタン、124…合焦確認ボタン、126…メモリカード挿入口

Claims (5)

  1. 記録されている撮影画像の画像データと共に記録されている撮影画像の合焦箇所の周波数スペクトルを読み取る読み取り部と、
    前記読み取り部で読み取った合焦箇所の周波数スペクトルに基づき、当該合焦箇所の周波数スペクトルの周波数成分と等しいかもしくは類似した周波数スペクトルが前記記録されている画像データに存在するか当該画像データを解析し、合焦箇所を特定する解析部と、
    前記解析部で特定した合焦箇所を表示する表示部と、からなる画像表示装置。
  2. 前記解析部は前記合焦箇所の合焦レベルの判定をすることができる請求項の画像表示装置。
  3. 前記表示部は合焦箇所を拡大した画像を表示する請求項の画像表示装置。
  4. 前記解析部で当該合焦箇所の周波数スペクトルの周波数成分と等しいかもしくは類似した周波数スペクトルが前記記録されている画像データに存在するか解析を試みたときに、当該画像データに、前記記録されている撮影画像の合焦箇所の周波数スペクトルが存在しない場合や所定閾値以上の高周波数成分の周波数スペクトルが存在しない場合には、当該画像を選択したときに警告表示をする請求項の画像表示装置。
  5. 記録されている撮影画像の画像データと共に記録されている撮影画像の合焦箇所の周波数スペクトルを読み取るステップと、
    読み取った合焦箇所の周波数スペクトルに基づき、当該合焦箇所の周波数スペクトルの周波数成分と等しいかもしくは類似した周波数スペクトルが前記記録されている画像データに存在するか当該画像データを解析して合焦箇所の存否を判別し、合焦箇所が存在する場合には合焦箇所を特定するステップと、
    前記特定した合焦箇所を表示するステップと、をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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