JP4042038B2 - フローティングフラップゲート - Google Patents

フローティングフラップゲート

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JP4042038B2 JP2002169596A JP2002169596A JP4042038B2 JP 4042038 B2 JP4042038 B2 JP 4042038B2 JP 2002169596 A JP2002169596 A JP 2002169596A JP 2002169596 A JP2002169596 A JP 2002169596A JP 4042038 B2 JP4042038 B2 JP 4042038B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フローティングフラップゲートに関し、空気の出し入れで起倒させる場合の動力の大幅削減を可能としたもので、特に幅が500m程度の航路など、大径間であっても開閉して船舶の航路を確保しながら防潮堤として使用できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から高潮を防ぐため河川や運河などの河口に防潮ゲートが設けられており、高潮が予想される場合にゲートを閉じるとともに、ゲート内側の水位の上昇に応じて排水できるように防潮ゲートに隣接して排水機場を設けてポンプで排水するようにしている。
【0003】
このような高潮を防ぐため、河川や運河ごとに防潮ゲートを設置するとともに、排水機場を設置すると、それぞれの運転保守管理が必要となることから、これらを統合して、例えば500m程度の大径間の防潮ゲートを設けることが考えられている。
【0004】
一方、これまで大径間の防潮ゲートとしてはリフティングタイプのシェルゲートが多く用いられているが、最大径間は60m程度であり、リフティングタイプのトラスゲートでは、使用されている例は少ないものの、最大径間が90mのものがある。
【0005】
さらに、径間の大きなゲートとしては、垂直ヒンジタイプのセクターゲートが用いられ、オランダのマエスラント可動堰で世界最大の径間が360mのものが稼動している。
【0006】
ところが、リフティングタイプのゲートでは、径間の2乗に比例して曲げモーメントが大きくなり、径間の3乗に比例して撓み量が大きくなることから、径間が100m以上のものは実現困難である。
【0007】
一方、垂直ヒンジタイプのセクターゲートでは、径間が大きいものが作られているものの、背後に巨大な支持構造物が必要となり、径間が500m程度の大きなものを構築することは現状では不可能に近く、例え構築できるとしても膨大なコストが掛かってしまう。
【0008】
そこで、フローティングタイプのフラップゲートを用いることが考えられ、イタリアでは径間が420mのものが計画(モーゼ計画)されており、20m単位の長さのゲートを並べて、独立させて作動させることから、設置台数を増大することで最大径間の規制は原理的にはなくすことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このフローティングタイプのフラップゲートでは、扉体を中空構造とし、水路底部に回動可能に取り付けておき、扉体の内部に水を入れて常時は倒伏状態としておき、高潮の恐れなどでゲートを閉じる必要が場合には、コンプレッサを運転して圧縮空気を送り込んで扉体に浮力を与えて起立状態とするようにしている。
【0010】
一方、防潮ゲートとして用いる場合には、常時は航路となっていことから交通の障害とならぬように短時間に開閉する必要がある。
【0011】
ところが、短時間に扉体を閉じようとすると、大量の空気を送り込まなければならず、そのため大規模な設備と動力を必要とするという問題がある。
【0012】
また、圧縮空気の供給設備で、万一、停電、燃料切れ、機械の故障などが生じると、圧縮空気を供給できず、扉体を起立してゲートを閉じることができなくなるという問題もある。
【0013】
この発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたもので、扉体の起立・倒伏のために大規模な設備や動力を必要とせず、万一、停電などがあっても確実に閉じることができるフローティングフラップゲートを提供しようとするものである。
【0014】
また、この発明は、扉体の起立・倒伏に必要な開閉弁などの腐食の防止や保守点検の容易化を図ることができるフローティングフラップゲートを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためフローティングフラップゲートについて鋭意研究を重ねた結果、水が入って倒伏状態の扉体では、水を排水できれば必ずしも圧縮空気を送って排水する必要がなく、扉体の内部の水を排水できる貯水槽を扉体よりも下方に設置すれば、起立のために集中して大動力を必要とせず、次の起立の必要な時までに貯水槽内を空にすれば良いことを見出だし、この発明を完成したものである。
【0016】
また、開閉弁などを水中に設置する場合に比べ、気中に設置できれば腐食を防止できるとともに、保守点検などがやり易くなることからこのために必要な構造を見出だし、この発明を完成したものである。
【0017】
この発明の請求項1記載のフローティングフラップゲートは、中空構造の扉体を水路底部に回動可能に支持し、当該扉体内に空気を入れて起立状態にするとともに、空気に代えて水を入れて倒伏状態にするフローティングフラップゲートであって、前記扉体の回動支持位置より下方に扉体内の水を排水し得る貯水槽を設ける一方、この貯水槽に排水用のポンプを設け、この貯水槽と前記扉体とを配管で接続するとともに、この配管を、排水用と空気用との少なくとも2本で構成し、これら配管の前記貯水槽内に開閉弁を設け、前記排水用の配管の端部より前記空気用の配管の端部を上方に配置したことを特徴とするものである。
【0018】
このフローティングフラップゲートによれば、扉体の回動支持位置より下方に扉体内の水を排水し得る貯水槽を設ける一方、この貯水槽に排水用のポンプを設け、この貯水槽と前記扉体とを配管で接続するとともに、この配管を、排水用と空気用との少なくとも2本で構成し、これら配管の前記貯水槽内の端部に開閉弁を設け、前記排水用の配管の端部の開閉弁より前記空気用の配管の端部の開閉弁を上方に配置するようにしており、扉体を起立させてゲートを閉じる場合には、扉体の内部の水を、開閉弁の開閉操作だけで、円滑に貯水槽内に排水できるようになり、次にゲートを閉じる必要があるまでの期間を利用してポンプで貯水槽内を排水すれば良く、大動力を必要とせず、しかも停電などの場合にも容易に対応してゲートの開閉ができるようにしている。
【0021】
さらに、この発明の請求項記載のフローティングフラップゲートは、前記請求項1記載の構成に加え、前記開閉弁を操作する通路を水路底部に設けたことを特徴とするものである。
【0022】
このフローティングフラップゲートによれば、開閉弁を操作する通路を水路底部に設けるようにしており、通路を介して開閉弁を操作することができ、停電などで遠隔操作できない場合でも容易に対応してゲートを操作することができるようになる。
【0023】
また、この発明の請求項記載のフローティングフラップゲートは、前記請求項1記載の構成に加え、前記貯水槽と前記扉体とを接続する前記配管を水用と空気用とで構成し、空気用配管を前記扉体内の先端から前記貯水槽の天井付近まで配管するとともに、前記貯水槽上部と大気中とを連通させて配管する一方、水用配管を前記扉体の底端部から前記貯水槽底部付近まで排水用開閉弁を介して配管するとともに、前記扉体の内部とこれより上方の水中とを給水用開閉弁を介して配管し、これら排水用開閉弁および給水用開閉弁を前記貯水槽に隣接した水密の操作室内に設けたことを特徴とするものである。
【0024】
このフローティングフラップゲートによれば、貯水槽と扉体とを接続する前記配管を水用と空気用とで構成し、空気用配管を前記扉体内の先端から前記貯水槽の天井付近まで配管するとともに、前記貯水槽上部と大気中とを連通させて配管する一方、水用配管を前記扉体の底端部から前記貯水槽底部付近まで排水用開閉弁を介して配管するとともに、前記扉体の内部とこれより上方の水中とを給水用開閉弁を介して配管し、これら排水用開閉弁および給水用開閉弁を前記貯水槽に隣接した水密の操作室内に設けるようにしており、扉体と貯水槽には、水中に位置する配管が設けられるものの、排水用開閉弁および給水用開閉弁を貯水槽に隣接した水密の操作室内に設けて気中に設置することで、腐食を防止するとともに、保守点検などをやり易くするようにしている。
【0025】
さらに、この発明の請求項記載のフローティングフラップゲートは、前記請求項記載の構成に加え、前記空気用配管に、空気用開閉弁を介装するとともに、この空気用開閉弁を前記水密の操作室内に設けたことを特徴とするものである。
【0026】
このフローティングフラップゲートによれば、空気用配管に、空気用開閉弁を介装するとともに、この空気用開閉弁を前記水密の操作室内に設けるようにしており、空気配管に設けた空気用開閉弁を閉じることで、一層完全に密閉状態を保持するようにし、しかも空気用開閉弁を気中に設置することで、腐食を防止するとともに、保守点検などをやり易くするようにしている。
【0027】
また、この発明の請求項記載のフローティングフラップゲートは、前記請求項3または4記載の構成に加え、前記水密の操作室内に前記排水用のポンプを設けたことを特徴とするものである。
【0028】
このフローティングフラップゲートによれば、水密の操作室内に前記排水用のポンプを設けるようにしており、排水用のポンプも気中に設置することで、腐食を防止するとともに、保守点検などをやり易くするようにしている。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1および図2はこの発明のフローティングフラップゲートの一実施の形態にかかり、図1は全体および一部分を拡大した概略構成図、図2は横断面図およびA−A断面図である。
【0030】
このフローティングフラップゲート10は、例えば径間が500m程度の水路(航路)等を開閉する防潮ゲートとして利用されるもので、水路11を挾んで対向する両端部にゲート支持部12がそれぞれ設けられ、これらゲート支持部12間を開閉するため複数に分割された中空構造の扉体(ゲート)13が設けられ、例えば各扉体13が20m程度とされる。この扉体13は内部に空気を入れることで得られる浮力で起立状態となり、空気に代わり水を入れてその重さで倒伏状態にし、水路11を閉じたり開いたりする。
【0031】
これらゲート支持部12はコンクリート構造などとされて防潮堤14の端部に配置されている。
【0032】
そして、これらゲート支持部12によって形成される水路11の底部に、例えばコンクリート構造の扉体支持台15が構築され、図2(a)に示すように、扉体13の下端部が回動可能に支持されるとともに、扉体13に注水して倒伏した状態でほぼ水平に載置できるように上面に扉体13に対応する凹部15aが形成してある。
【0033】
この扉体支持台15には、扉体13の内部空間より多少大きい貯水槽16が形成され、扉体13より下方に配置してある。
【0034】
この貯水槽16は扉体支持台15のコンクリート構造物内に空間として形成され、水密構造としてある。この貯水槽16は、例えば沈埋函を埋設することで構築され、この沈埋函に扉体13を支持する構造などが設けてある。
【0035】
そして、この貯水槽16と扉体13の内部空間とが空気管17と排水管18とで連通され、扉体13の回動に支障がないようにこれら空気管17と排水管18とが回動中心と同心に配置されたり、フレキシブル管で接続してある。
【0036】
この空気管17の扉体13内の端部は回動部から離れた扉体13の先端部に開口する一方、排水管18の扉体13内の端部は回動部に近い扉体13の基端部に開口している。
【0037】
これら空気管17と排水管18の貯水槽16内の端部には、空気弁(A)19と排水弁(B)20とが取付けられ、空気弁(A)19が排水弁(B)20より貯水槽16の高い位置に設置してある。
【0038】
また、扉体13には、内部に水を入れて倒伏させるため、2つの開閉弁(C,D)21,22が設けられ、これら2つの開閉弁は、扉体13の回動部から離れた扉体13の先端部表面に開口する排気弁(C)21と、扉体13の回動部に近い扉体13の基端部表面に開口する給水弁(D)22として用いられる。
【0039】
これらの空気弁(A)19、排水弁(B)20、排気弁(C)21、給水弁 (D)22は、通常、電動等とされて遠隔操作可能とされるが、少なくとも空気弁(A)19と排水弁(B)20は、万一停電などがあっても直接手動操作できるように貯水槽16に隣接して人が通ることができる通路(作業用トンネル)を形成しておくことが好ましい。
【0040】
また、貯水槽16には、排水ポンプ23が設置してあり、貯水槽16内の水を次の扉体13の起立が予想される期間に応じて排水できるように排水ポンプ23の容量が定められ、例えば高潮用の防潮ゲートとする場合には、せいぜい数年に1度程度であるとすれば、小容量の排水ポンプでゆっくり排水すれば良く、これに応じた容量とされる。
【0041】
なお、この扉体13は、長期間内部に水が入れられて倒伏状態とされて水中に置かれることから、扉体13の内外とも重防食塗装や電気防食が施され、腐食防止が図られる。
【0042】
このように構成したフローティングフラップゲート10の動作について、図3および図4に示す説明図にしたがって説明する。
【0043】
水路11を開放した休止状態では、図3(1)に示すように、扉体13内に完全に水を入れた倒伏状態とされ、扉体支持台15の上面の凹部15aに扉体13が入った状態となっており、空気弁(A)19、排水弁(B)20、排気弁(C)20、給水弁(D)22の4つの開閉弁はいずれも閉じた状態としてある。
【0044】
そして、この扉体13の倒伏状態では、扉体支持台15の内部に設けた貯水槽16は排水ポンプ23で排水されて空の状態としてある。
【0045】
このような休止・倒伏状態から高潮が予想されて水路11を閉じる必要がある場合には、図3(2)に示すように、扉体13の内部に配管された空気管17および排水管18の貯水槽16側に設けた空気弁(19)Aと排水弁(20)Bを開ける。これら空気弁(19)Aと排水弁(20)Bは、通常、電動アクチュエータや油圧アクチュエータ等を遠隔操作することで操作するが、万一、停電などの場合には、貯水槽16に隣接して設けた通路(図示せず)を使い、安全に人が開閉弁19,20のところに行って直接開けることもできる。
【0046】
こうして空気弁(19)Aと排水弁(20)Bとが開かれると、貯水槽16内で空気弁(19)Aが排水弁(20)Bより上方に配置してあるので、圧力差によって排水管18からは扉体13内の水が貯水槽16に落ち、その分の貯水槽16内の空気が空気管17を介して扉体13内に入ることになり、扉体13は次第に浮力が大きくなって起立する。
【0047】
そして、扉体13の水が貯水槽16に完全に排水されると、図3(3)に示すように、扉体13の起立が完了し、水路11が塞がれ、高潮の影響が防潮堤14の内側に及ぶことを防止することができる。
【0048】
このようにして扉体13の水を排水して浮力を与えて起立させて水路11を閉じるが、このフラップゲート10では、貯水槽16内に空気弁(19)Aと排水弁(20)Bを開いて排水するだけで浮力を得ることができ、従来の扉体13に直接大量の空気を短時間に送って水を排水する場合に比べ、そのための大規模な圧縮空気供給設備とこれを駆動する動力が不要となり、2つの開閉弁19,20を開閉する動力で済むので、所要動力を格段に小さくすることができる。
【0049】
なお、このフラップゲート10では、貯水槽16内の水を排水しておく必要があるが、通常、高潮は、特殊な地域を除き、頻繁に起こるものでなく、日本ではせいぜい数年に1度程度の頻度であるので、1度扉体13を操作した後、直ちに再度扉体13を閉じるための操作を行う必要がなく、小容量の排水ポンプ23で時間を掛けて貯水槽16内の水を排水すれば良く、排水に必要な設備と動力を大巾に削減することができる
一方、水路11を扉体13で閉じた状態にすることで内側の水位が上昇することがあるが、この場合には、通常の高潮用の防潮ゲートの場合と同様に、フラップゲート10の脇に排水機場を設けておき、扉体13で閉じた内側の水を扉体13の外側に排水して水位の上昇を防止するようにすれば良い。そして、排水機場をこのフラップゲート10に隣接して設ける場合には、排水機場の排水ポンプを利用して貯水槽16内の水の排水を行うようにすることもできる。
【0050】
このような扉体13を閉じた状態として高潮を防止するが、高潮は12時間以上続くことがないので、水路11を閉じることで、例え船舶の航行が出来なくなってもほとんど影響はなく、ゲートを閉じた後に高潮を避けるため防潮堤の内側に入る必要のある小型船などに対しては、ゲート支持部12の脇に小さな閘門等を設置することで対応するようにすれば良い。
【0051】
そして、高潮が終って扉体13の外側の水位が下降してきたら、図4(4)に示すように、扉体13を倒伏させるため、起立のため開いておいた空気弁(19)Aと排水弁(20)Bを閉じ(閉じる時期は、起立状態とした直後などでも良い)、扉体13の表面に設けた排気弁(21)Cと給水弁(22)Dを開き、下方の給水弁(22)Dから扉体13内に水を入れ、上方の排気弁(21)Cから空気を抜くことによって浮力を失わせ、扉体13を倒伏させていく。
【0052】
そして、扉体13内に完全に水が入ると、図4(5)に示すように、扉体13の倒伏が終了し、水路11が完全に開放される。
【0053】
こうして扉体13を倒伏状態としたのち、扉体13の表面に設けた排気弁(21)Cと給水弁(22)Dを閉じた状態にしておくことで、休止状態にする。
【0054】
このようなフローティングフラップゲート10によれば、これまでの空気の注入の動力に対して、空気弁19と排水弁20を開閉する動力だけで扉体13を閉じることができ、所要動力を格段に小さくすることができる。
【0055】
また、扉体13が大きくても、空気弁19と排水弁20を人が操作できる程度の大きさにして必要数設置するようにすれば、万一、停電などの場合にも人力で扉体13を閉じることができる。
【0056】
なお、上記実施の形態では、空気管と排水管をそれぞれ1本ずつ設ける場合で説明したが、これに限らずそれぞれを複数本としても良い。
【0057】
また、貯水槽は扉体の直下に設置する必要はなく、扉体より低い位置であれば多少離れたところに設置しても良い。
【0058】
また、貯水槽は扉体より低い位置であれば密閉されていなくても良く、例えば常時は人や車の交通用の海底トンネルとして利用し、高潮時には、交通を遮断して貯水槽として転用することもでき、設備の有効利用を図ることができる。
【0059】
次に、この発明の他の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明するが、既に説明した上記実施の形態と同一部分には、同一記号を記し、重複する説明は省略する。
【0060】
図5〜図8はこの発明のフローティングフラップゲートの他の一実施の形態にかかり、図5は一部分を拡大した概略構成図、図6は概略断面図、図7は前半の動作説明図、図8は後半の動作説明図である。
【0061】
なお、図面では、扉体の両側のゲート支持部をゲートの前後に示したり、配管の位置なども説明のための便宜上のものであり、実際の配置とは異なるものである。
【0062】
このフローティングフラップゲート30では、扉体13を起立状態にしたり、倒伏状態にするために必要な開閉弁や排水ポンプの腐食を防止できるようにするとともに、保守点検などが容易にできるようにしてある点で、上記実施の形態と異なるものである。
【0063】
すなわち、このフローティングフラップゲート30では、水路11を挾んで対向する両端部のゲート支持部12間を開閉するため複数に分割された中空構造の扉体(ゲート)13が配置され、防潮堤14の端部に配置されたこれらゲート支持部12によって形成される水路11の底部に構築されたコンクリート構造の扉体支持台15に扉体13の下端部が回動可能に支持されている。
【0064】
この扉体支持台15には、扉体13の内部空間より多少大きい水密構造の貯水槽16が形成され、扉体13より下方に配置してあり、この貯水槽16に隣接して水密の操作室31が設けられ、開閉弁や排水ポンプなどの機器を気中に設置できるようにしてある。
【0065】
これら貯水槽16および操作室31は、例えば沈埋函を埋設することで構築され、この沈埋函を利用して扉体13を支持する構造などが設けられる。
【0066】
そして、これら貯水槽16および操作室31と扉体13の内部空間とが空気用および水用の配管で接続されている。
【0067】
空気用配管32は扉体13の先端に開口し、この先端から扉体13の上部内側に沿って配管されるとともに、扉体13の回動に支障がないようにヒンジ部に設けたフレキシブル管33を介して操作室31内に配管され、操作室31内に設けた空気用開閉弁34を介して貯水槽16の天井部分まで配管され、天井部分で開口している。
【0068】
また、貯水槽16の上面に開口し、ここからゲート支持部12の上部に開口して気中まで延びる大気用配管35が設けてあり、貯水槽16内を常時大気圧状態とするようにしてある。
【0069】
水用配管36は扉体13の底部に一端が開口し、ヒンジ部のフレキシブル管37を介して操作室31内に配管され、操作室31内に設けた排水用開閉弁38を介して貯水槽16の底部付近まで配管されて他端が開口している。
【0070】
また、操作室31の排水用開閉弁38の上部に分岐して給水用開閉弁39が設けられ、この給水用開閉弁39を介してゲート支持部12の水中に端部が開口するよう給水用配管40が配管され、給水用開閉弁39から扉体13内への配管は水用配管36と兼用するようにしてある。
【0071】
さらに、貯水槽16には、底部に一端が開口したポンプ用配管41が設けられて操作室31内に設置した排水ポンプ42を介してゲート支持部12の水面上に開口するよう配管され、貯水槽16内の水を排水できるようにしてある。
【0072】
これらの空気用開閉弁34、排水用開閉弁38、排水用開閉弁39は、通常、電動等とされて遠隔操作可能とされるが、万一停電などがあっても操作室31内で直接手動操作できるようにしてある。
【0073】
なお、この排水ポンプ42も貯水槽16内の水を次の扉体13の起立が予想される期間に応じて排水できるように容量が定められ、例えば高潮用の防潮ゲートとする場合には、せいぜい数年に1度程度であるとすれば、小容量の排水ポンプでゆっくり排水すれば良く、これに応じた容量としてある。
【0074】
また、扉体13、空気用配管32、フレキシブル管33、空気用配管35、水用配管36、給水用配管40、ポンプ用配管41などは、長期間内部に水が入れられたり、水中に置かれることから、必要に応じて内外とも重防食塗装や電気防食が施され、腐食防止が図られる。
【0075】
このように構成したフローティングフラップゲート30の動作について、図7および図8に示す説明図にしたがって説明する。
【0076】
水路11を開放した待機時(休止状態)には、図7(1)に示すように、扉体13内に完全に水を入れた倒伏状態とされ、扉体支持台15の上面の凹部15aに扉体13が入った状態となっており、空気用開閉弁34、排水用開閉弁38、給水用開閉弁39の3つの開閉弁はいずれも閉じた状態としてある。
【0077】
そして、この扉体13の倒伏状態では、扉体支持台15の内部に設けた貯水槽16は排水ポンプ42で排水されて空の状態としてある。
【0078】
このような休止・倒伏状態から高潮が予想されて水路11を閉じる必要がある場合には、図7(2)に示すように、起立状態にする必要があり、扉体13の内部に配管された空気用開閉弁34と排水用開閉弁38を開ける。これら空気用開閉弁34および排水用開閉弁38は、通常、電動アクチュエータや油圧アクチュエータ等を遠隔操作することで操作するが、万一、停電などの場合には、貯水槽16に隣接して設けた操作室31に予め設けた通路43(図5参照)から入り、安全に人が直接開けることもできる。
【0079】
こうして空気用開閉弁34および排水用開閉弁38が開かれると、貯水槽16内への配管先端位置の圧力差によって水用配管36からは扉体13内の水が貯水槽16に落ち、その分の貯水槽16内の空気が空気用配管32を介して扉体13内に入ることになり、扉体13は次第に浮力が大きくなって起立する。
【0080】
そして、扉体13の水が貯水槽16に完全に排水されると、図7(3)に示すように、扉体13の起立が完了して高潮時の状態になり、水路11が塞がれ、高潮の影響が防潮堤14の内側に及ぶことを防止することができる。
【0081】
この扉体13の起立状態では、扉体13の前後面13a,13bが扉体支持台15に設けた支圧板44,44aに当り、完全な起立状態が保持される。
【0082】
このようにして扉体13の水を排水して浮力を与えて起立させて水路11を閉じるが、このフラップゲート30では、貯水槽16内に空気用開閉弁34と排水用開閉弁38を開いて排水するだけで浮力を得ることができ、従来の扉体に直接大量の空気を短時間に送って水を排水する場合に比べ、そのための大規模な圧縮空気供給設備とこれを駆動する動力が不要となり、2つの開閉弁34,38を開閉する動力で済むので、所要動力を格段に小さくすることができる。
【0083】
なお、このフラップゲート30では、貯水槽16内の水を予め排水しておく必要があるが、通常、高潮は、特殊な地域を除き、頻繁に起こるものでなく、日本ではせいぜい数年に1度程度の頻度であるので、1度扉体13を操作した後、直ちに再度扉体13を閉じるための操作を行う必要がなく、小容量の排水ポンプ42で時間を掛けて貯水槽16内の水を排水すれば良く、排水に必要な設備と動力を大巾に削減することができる
一方、水路11を扉体13で閉じた状態にすることで内側の水位が上昇することがあるが、この場合には、通常の高潮用の防潮ゲートの場合と同様に、フラップゲート30の脇に排水機場を設けておき、扉体13で閉じた内側の水を扉体13の外側に排水して水位の上昇を防止するようにすれば良い。そして、排水機場をこのフラップゲート30に隣接して設ける場合には、排水機場の排水ポンプを利用して貯水槽16内の水の排水を行うようにすることもできる。
【0084】
このような扉体13を閉じた状態として高潮を防止するが、高潮は12時間以上続くことがないので、水路11を閉じることで、例え船舶の航行が出来なくなってもほとんど影響はなく、ゲートを閉じた後に高潮を避けるため防潮堤の内側に入る必要のある小型船などに対しては、ゲート支持部12の脇に小さな閘門等を設置することで対応するようにすれば良い。
【0085】
そして、高潮が終って扉体13の外側の水位が下降してきたら、図8(4)に示すように、扉体13を倒伏させるため、起立のため開いておいた排水用開閉弁38を閉じ(閉じる時期は、起立状態とした直後などでも良い)、給水用開閉弁39を開き、ゲート支持部12の水中に開口する給水用配管40から扉体13内に水を入れ、上方に開口する空気用配管32から空気を貯水槽16を介して大気用配管35によって大気中に放出して抜くことによって浮力を失わせ、扉体13を倒伏させていく。
【0086】
そして、扉体13内に完全に水が入ると、図8(5)に示すように、扉体13の倒伏が終了し、水路11が完全に開放される。
【0087】
こうして扉体13を倒伏状態としたのち、操作室31内の空気用開閉弁34、排水用開閉弁38および給水用開閉弁39を閉じた状態にしておくことで、休止状態にする。
【0088】
そして、次の高潮などに備えるため、貯水槽16内の水を排水ポンプ42を運転することで排水した状態にする。
【0089】
このようなフローティングフラップゲート30によれば、上記実施の形態のフローティングフラップゲート10と同様の効果を奏するほか、操作室31内に空気用開閉弁34、排水用開閉弁38および給水用開閉弁39を設けるとともに、排水ポンプ42を設けて大気中に設置するようにしたので、水中に設ける場合に比べ、腐食を大巾に減少することができるとともに、機器自体や開閉弁の遠隔操作に必要な電気配線などの保守点検も簡単に行うことができる。
【0090】
なお、この実施の形態では、空気用配管に空気用開閉弁を設けるようにしたが、必ずしも開閉弁を設ける必要はなく、省略することもできる。
【0091】
また、この実施の形態では、排水ポンプを大気中の操作室内に設置するようにしたが、水中ポンプなどで構成して貯水槽内に設置するようにしても良い。
【0092】
さらに、既に説明した実施の形態と同様に、種々の構成を変更するようにしても良い。
【0093】
【発明の効果】
以上、一実施の形態とともに具体的に説明したようにこの発明の請求項1記載のフローティングフラップゲートによれば、扉体の回動支持位置より下方に扉体内の水を排水し得る貯水槽を設ける一方、この貯水槽に排水用のポンプを設け、この貯水槽と前記扉体とを配管で接続するとともに、この配管を、排水用と空気用との少なくとも2本で構成し、これら配管の前記貯水槽内に開閉弁を設け、前記排水用の配管の端部より前記空気用の配管の端部を上方に配置するようにしたので、扉体を起立させてゲートを閉じる場合には、扉体の内部の水を、開閉弁の開閉操作だけで、円滑に貯水槽内に排水することができ、次にゲートを閉じる必要があるまでの期間を利用してポンプで貯水槽内を排水すれば良く、大動力を必要とせず、しかも停電などの場合にも容易に対応してゲートの開閉を行うことができる。
【0095】
さらに、この発明の請求項記載のフローティングフラップゲートによれば、開閉弁を操作する通路を水路底部に設けるようにしたので、通路を介して開閉弁を操作することができ、停電などで遠隔操作できない場合でも容易に対応してゲートを操作することができ、一層信頼性の高いゲートにすることができる。
【0096】
また、この発明の請求項記載のフローティングフラップゲートによれば、貯水槽と扉体とを接続する前記配管を水用と空気用とで構成し、空気用配管を前記扉体内の先端から前記貯水槽の天井付近まで配管するとともに、前記貯水槽上部と大気中とを連通させて配管する一方、水用配管を前記扉体の底端部から前記貯水槽底部付近まで排水用開閉弁を介して配管するとともに、前記扉体の内部とこれより上方の水中とを給水用開閉弁を介して配管し、これら排水用開閉弁および給水用開閉弁を前記貯水槽に隣接した水密の操作室内に設けるようにしたので、扉体と貯水槽には、水中に位置する配管が設けられるものの、排水用開閉弁および給水用開閉弁を貯水槽に隣接した水密の操作室内に設けて気中に設置することで、腐食を防止することができるとともに、保守点検などをやり易くすることができる。
【0097】
さらに、この発明の請求項記載のフローティングフラップゲートによれば、空気用配管に、空気用開閉弁を介装するとともに、この空気用開閉弁を前記水密の操作室内に設けるようにしたので、空気配管に設けた空気用開閉弁を閉じることで、一層完全に密閉状態を保持することができ、しかも空気用開閉弁を気中に設置することで、腐食を防止することができるとともに、保守点検などをやり易くすることができる。
【0098】
また、この発明の請求項記載のフローティングフラップゲートによれば、水密の操作室内に前記排水用のポンプを設けるようにしたので、排水用のポンプも気中に設置することで、腐食を防止することができるとともに、保守点検などをやり易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフローティングフラップゲートの一実施の形態にかかる全体および一部分を拡大した概略構成図である。
【図2】この発明のフローティングフラップゲートの一実施の形態にかかる横断面図およびA−A断面図である。
【図3】この発明のフローティングフラップゲートの一実施の形態にかかる前半の動作の説明図である。
【図4】この発明のフローティングフラップゲートの一実施の形態にかかる後半の動作の説明図である。
【図5】この発明のフローティングフラップゲートの他の一実施の形態にかかる一部分を拡大した概略構成図である。
【図6】この発明のフローティングフラップゲートの他の一実施の形態にかかる概略断面図である。
【図7】この発明のフローティングフラップゲートの他の一実施の形態にかかる前半の動作説明図である。
【図8】この発明のフローティングフラップゲートの他の一実施の形態にかかる後半の動作説明図である。
【符号の説明】
10,30 フローティングフラップゲート
11 水路
12 ゲート支持部
13 扉体(ゲート)
13a,13b 前後面
14 防潮堤
15 扉体支持部
15a 凹部
16 貯水槽
17 空気管
18 排水管
19 空気弁(A)
20 排水弁(B)
21 排気弁(C)
22 給水弁(D)
23 排水ポンプ
31 操作室
32 空気用配管
33,37 フレキシブル管
34 空気用開閉弁
35 大気用配管
36 水用配管
38 排水用開閉弁
39 給水用開閉弁
40 給水用配管
41 ポンプ用配管
42 排水ポンプ
43 通路
44,44a 支圧板

Claims (5)

  1. 中空構造の扉体を水路底部に回動可能に支持し、当該扉体内に空気を入れて起立状態にするとともに、空気に代えて水を入れて倒伏状態にするフローティングフラップゲートであって、前記扉体の回動支持位置より下方に扉体内の水を排水し得る貯水槽を設ける一方、この貯水槽に排水用のポンプを設け、この貯水槽と前記扉体とを配管で接続するとともに、この配管を、排水用と空気用との少なくとも2本で構成し、これら配管の前記貯水槽内に開閉弁を設け、前記排水用の配管の端部より前記空気用の配管の端部を上方に配置したことを特徴とするフローティングフラップゲート。
  2. 前記開閉弁を操作する通路を水路底部に設けたことを特徴とする請求項記載のフローティングフラップゲート。
  3. 前記貯水槽と前記扉体とを接続する前記配管を水用と空気用とで構成し、空気用配管を前記扉体内の先端から前記貯水槽の天井付近まで配管するとともに、前記貯水槽上部と大気中とを連通させて配管する一方、水用配管を前記扉体の底端部から前記貯水槽底部付近まで排水用開閉弁を介して配管するとともに、前記扉体の内部とこれより上方の水中とを給水用開閉弁を介して配管し、これら排水用開閉弁および給水用開閉弁を前記貯水槽に隣接した水密の操作室内に設けたことを特徴とする請求項1記載のフローティングフラップゲート。
  4. 前記空気用配管に、空気用開閉弁を介装するとともに、この空気用開閉弁を前記水密の操作室内に設けたことを特徴とする請求項記載のフローティングフラップゲート。
  5. 前記水密の操作室内に前記排水用のポンプを設けたことを特徴とする請求項3または4記載のフローティングフラップゲート。
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