JP4041709B2 - セメント製品強度試験用の供試体型枠及びセメント製品強度試験用の供試体の作製方法 - Google Patents

セメント製品強度試験用の供試体型枠及びセメント製品強度試験用の供試体の作製方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート、セメントペースト及びモルタル等のセメント製品強度試験用の供試体型枠及び供試体の作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリートの品質管理の一手法としてコンクリートの圧縮強度試験(JIS A 1108)が行われている。また、コンクリート以外のセメント製品もこのJIS A 1108に準拠して同様の試験が行われている。圧縮強度試験とは、円筒形状の供試体をその一端面が下面になるように圧縮試験機のベッド上に載置し、供試体の上面を圧縮試験機により押圧することで、圧縮強度を求める試験のことである。
【0003】
次に、供試体を作製する方法を図7を用いて説明する。先ず、一端が開口した有底円筒形状の型枠1を、水平出しがなされたベッド3の上面に開口側が上側になるように載置し、この型枠1の収容部5にコンクリート7を充填する。次いで、コンクリート7を充填してから2時間以上経過したら、収容部5内のコンクリート7の上面を水洗いしてレイタンスを除去する。ここで、レイタンスとは、主に石灰からなる軟質な物質のことである。
【0004】
次いで、水洗いに用いた水を拭き取った後、セメントペースト等によるキャッピングを行う。そして、コンクリート7を収容部5に充填してから24時間〜48時間経過したら、コンクリート7を型枠1から分離させる。その後、強度試験を行うまで、20℃程の雰囲気中で供試体を養成しておく。
なお、キャッピングを行う替わりに、供試体の長さを長めに作製しておき、上端面を研磨する方法も行われている。
【0005】
上述したようにキャッピングや研磨を行う理由は、コンクリートの圧縮強度試験では、正確な圧縮強度を求めるために円筒状の供試体の両端面を平滑にする必要や両端面を相互に平行にする必要があるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなキャッピングや研磨により供試体の端面を整える作業は、手間がかかる上、経験を必要とする。
【0007】
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、供試体の端面を整える必要がないセメント製品強度試験用の供試体型枠及びセメント製品強度試験用の供試体の作製方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠は、円筒状の容器本体と、この容器本体と中心軸が等しく、前記容器本体の一端側及び他端側に設けられる円板状蓋体と、を有するセメント製品強度試験用の供試体型枠であって、前記容器本体の外周面には、前記容器本体と前記円板状蓋体とから形成される収容部に連通する注入穴を有する注入用筒部と、前記収容部に連通する排出穴を有する排出用筒部とが設けられることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠は、請求項1に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、前記容器本体は前記中心軸方向に沿って複数の分割部に分割され、前記複数の分割部は締結部材により連結され、組立及び分解が可能であることを特徴とする。
請求項3に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠は、請求項2に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、前記注入用筒部及び前記排出用筒部は、前記複数の分割部のうち2つの前記分割部に跨って設けられることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠は、請求項1に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、前記容器本体には、前記容器本体の中心軸方向に沿って、近接する2本の平行線状の第1筋目が形成され、この2本の平行線状の第1筋目の一端には摘み部が形成され、この摘み部を把持し、前記容器本体から引き離す方向へ引張り、前記第1筋目に剪断力を加えることにより、前記2本の平行線状の第1筋目を切断可能であることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠は、請求項4に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、前記容器本体には、前記近接する2本の平行線状の第1筋目の一端側と他端側とに、前記容器本体の周方向に沿って第2筋目が接続して形成されたことを特徴とする。
請求項6に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、前記容器本体の外周面に設けられた前記注入用筒部は、ホッパー状に形成されることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載のセメント製品強度試験用の供試体の作製方法は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠を用いたセメント製品強度試験用の供試体の作製方法であって、前記注入用筒部の前記注入穴へ事後的に固化する自硬性流体を充填し、充填後、所定時間が経過して前記自硬性流体が固化し供試体が形成されたら、脱型することを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載のセメント製品強度試験用の供試体の作製方法は、請求項7に記載のセメント製品強度試験用の供試体の作製方法において、前記収容部内に前記自硬性流体を充填する場合には、前記容器本体の中心軸を水平方向に向け、かつ前記注入用筒部と前記排出用筒部とを垂直方向に向けることを特徴とする。
【0014】
(作用)
請求項1に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠では、容器本体の外周面には、容器本体と円板状蓋体とから形成される収容部へ注入用筒部の注入穴から経時的に流体から固体に変化する物質である自硬性流体が注入される。すると、収容部内の空気は、収容部と連通する排出用筒部の排出穴から排出される。そして、自硬性流体で収容部を充填した後は、排出穴からは自硬性流体のみ排出される。また、容器本体の中心軸を水平にし、かつ注入用筒部及び排出用筒部を上側にすれば、自硬性流体の固化中に上方に貯まるブリージング水は、注入用筒部及び排出用筒部内にて蓄積され、供試体の円柱部分をむらなく仕上げることができる。さらに、供試体の端面は、円板状蓋体により正確に仕上がるため、供試体の端面を整える必要がない。
【0015】
請求項2に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠では、容器本体は中心軸方向に沿って複数の分割部に分割され、複数の分割部は締結部材により連結される。そして、供試体型枠を組み立てた後、自硬性流体を注入し固化させ、その後供試体型枠が分解され供試体が取り出される。そのため、供試体型枠を幾度も利用することができ、省資源化を図ることができる。
【0016】
請求項3に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠では、注入用筒部及び排出用筒部は、複数の分割部のうち2つの分割部に跨って設けられ、脱型するときに注入用筒部及び排出用筒部はその軸方向に沿って分割される。そのため、注入用筒部内及び排出用筒部内で固化した供試体の突起部に沿って注入用筒部及び排出用筒部を抜脱する必要がないので、力を加えず、また供試体に傷を付けるおそれなく脱型することができる。そのため、供試体型枠の寿命を大きく延ばすことができる。
【0017】
請求項4に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠では、容器本体には、容器本体の中心軸方向に沿って、近接する2本の平行線状の第1筋目が形成される。そして、この2本の平行線状の第1筋目の一端には摘み部が形成され、この摘み部を把持し、容器本体から引き離す方向へ引張り、第1筋目に剪断力を加えることにより、2本の平行線状の第1筋目を切断することができる。そのため、摘み部を含む切断部分が容器本体から分離されるので、容器本体の第1筋目が切断されて形成された端部に、ハサミやカッター等で切欠きを入れれば、容器本体を供試体から剥がすことができる。
【0018】
請求項5に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠では、容器本体には、近接する2本の平行線状の第1筋目の一端側と他端側とに、容器本体の周方向に沿って第2筋目が接続して形成されるので、第1筋目が切断されて形成された切断面側を摘み上げることで第2筋目が切断され、容器本体が開かれ、供試体を取り出すことができる。すなわち、簡易な構成の使い捨てできる供試体型枠を提供することができる。そのため、供試体を大量に必要な場合には、一時に多くの供試体を作製しなければならないので、有効である。
【0019】
請求項6に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠では、容器本体の外周面に設けられた注入用筒部はホッパー状に形成され、径が大きい側から自硬性流体が流し込まれ、径の小さい側から収容部に自硬性流体が注入される。そのため、広い的に向けて自硬性流体を注ぐことになるため、容易に自硬性流体を収容部に注入することができる。
【0020】
請求項7に記載のセメント製品強度試験用の供試体の作製方法では、注入用筒部の注入穴へ事後的に固化する自硬性流体が注入され、排出用筒部の排出穴から収容部内の空気が排出されながら自硬性流体が収容部内に充填されるので、作成される供試体の端面に相当する部分は、収容部を形成する部材である円板状蓋体により形成される。そのため、供試体の端面を整える必要がない。
【0021】
請求項8に記載のセメント製品強度試験用の供試体の作製方法では、収容部内の自硬性流体を充填する場合に、容器本体の中心軸が水平方向に向けられ、かつ注入用筒部と排出用筒部とが垂直方向に向けられる。そのため、自硬性流体の固化中に上方に貯まるブリージング水は、注入用筒部及び排出用筒部内にて蓄積されるので、供試体の円柱部分をむらなく仕上げることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明のセメント製品強度試験用の供試体型枠の第1実施形態を示している。
【0023】
この第1実施形態の供試体型枠9は、円筒状の容器本体11と、この容器本体11と中心軸が等しく容器本体11の一端側に設けられる円板状蓋体13と、容器本体11と中心軸が等しく容器本体11の他端側に設けられる円板状蓋体15と、を有している。
容器本体11は、その中心軸方向に沿って2つに分割され、半円断面を有する第1分割部17と第2分割部19とから構成されている。
【0024】
この第1分割部17の外周面17aの一端側中央には、2つの相平行な立設片21aからなる係合突起部21が設けられている。同様に、この第1分割部17の外周面17aの他端側中央には、2つの相平行な立設片23aからなる係合突起部23が設けられている。
また、第1分割部17の長手方向に沿う縁部17b寄りの一端側には、第1分割部17と第2分割部19とを連結するための係合突起部25が設けられている。この係合突起部25は、2つの直方体状の立設片25aが相平行に配置されて構成されている。この2つの立設片25aの間には、第1分割部17と第2分割部19とを連結するための締結部材として係合ボルト43が回動可能に設けられている。また、この係合ボルト43の先端側には、締結部材として蝶ナット45が螺合されている。
【0025】
さらに、第1分割部17の長手方向に沿う縁部17b寄りの他端側には、第1分割部17と第2分割部19とを連結するための係合突起部27が設けられている。この係合突起部27は、2つの直方体状の立設片27aが相平行に配置されて構成されている。この2つの立設片27aの間には、第1分割部17と第2分割部19とを連結するための締結部材として係合ボルト47が回動可能に設けられている。この係合ボルト47の先端側には、締結部材として蝶ナット49が螺合されている。
【0026】
また、第1分割部17の一端から所定距離離れた位置の縁部17bには、半円筒部材29が立設されている。この半円筒部材29の半長円の開口側は、端面17c側に向けられている。ここで、所定距離は、半円筒部材29の長径から円筒状の容器本体11の半径程度の距離にすることが好ましい。半円筒部材29の長径からとしたのは、半円筒部材29が他端側に寄り過ぎると後述する供試体82の端面を損傷してしまうおそれがあるからである。
【0027】
さらに、第1分割部17の他端から所定距離離れた位置の縁部17bには、半円筒部材31が立設されている。この半円筒部材31の半長円の開口側は、端面17c側に向けられている。ここで、所定距離は、半円筒部材31の長径から円筒状の容器本体11の半径程度の距離にすることが好ましい。半円筒部材31の長径からとしたのは、半円筒部材31が一端側に寄り過ぎると後述する供試体82の端面を損傷してしまうおそれがあるからである。
【0028】
一方、第2分割部19の一端側かつ半円断面の円弧の中央の外周面19aには、2つの相平行な立設片33aからなる係合突起部33が設けられている。同様に、この第2分割部19の他端側かつ半円断面の円弧の中央の外周面19aには、2つの相平行な立設片35aからなる係合突起部35が設けられている。
【0029】
また、第2分割部19の長手方向に沿う縁部19b寄りの一端側には、第1分割部17と第2分割部19とを連結するための係合突起部37が設けられている。この係合突起部37は、2つの直方体状の立設片37aが相平行に配置されて構成されている。
さらに、第2分割部19の他端側かつ半円断面の円弧の一側には、第1分割部17と第2分割部19とを連結するための係合突起部39が設けられている。この係合突起部39は、直方体状の立設片39aが2つ相平行に配置されて構成されている。
【0030】
また、第2分割部19の一端から所定距離離れた位置の縁部19bには、半円筒部材40が立設されている。この半円筒部材40の半長円の開口側は、端面19c側に向けられている。ここで、所定距離は、半円筒部材40の長径から円筒状の容器本体11の半径程度の距離にすることが好ましい。半円筒部材40の長径からとしたのは、半円筒部材40が一端側に寄り過ぎると後述する供試体82の端面を損傷してしまうおそれがあるからである。
【0031】
さらに、第2分割部19の他端から所定距離離れた位置の縁部19bには、半円筒部材41が立設されている。この半円筒部材41の半長円の開口側は、半円筒部材31の端面19c側に向けられている。ここで、所定距離は、半円筒部材41の長径から円筒状の容器本体11の半径程度の距離にすることが好ましい。半円筒部材41の長径からとしたのは、半円筒部材41が他端側に寄り過ぎると後述する供試体82の端面を損傷してしまうおそれがあるからである。
【0032】
容器本体11と中心軸が等しく容器本体11の一端側に設けられる円板状蓋体13には、その外周に2つの相平行な立設片51aからなる係合突起部51が設けられている。この2つの立設片51aの間には、円板状蓋体13と第1分割部17とを連結するための締結部材として係合ボルト53が回動可能に設けられている。この係合ボルト53の先端側には、締結部材として蝶ナット55が螺合されている。
【0033】
さらに、係合突起部51と対向する位置にも2つの相平行な立設片57aからなる係合突起部57が設けられている。この2つの立設片57aの間には、円板状蓋体13と第2分割部19とを連結するための締結部材として係合ボルト59が回動可能に設けられている。この係合ボルト59の先端側には、締結部材として蝶ナット61が螺合されている。
【0034】
一方、容器本体11と中心軸が等しく容器本体11の他端側に設けられる円板状蓋体15には、その外周に2つの相平行な立設片63aからなる係合突起部63が設けられている。この2つの立設片63aの間には、円板状蓋体15と第1分割部17とを連結するための締結部材として係合ボルト65が回動可能に設けられている。この係合ボルト65の先端側には、締結部材として蝶ナット67が螺合されている。
【0035】
さらに、係合突起部63と対向する位置にも2つの相平行な立設片69aからなる係合突起部69が設けられている。この2つの立設片69aの間には、円板状蓋体15と第2分割部19とを連結するための締結部材として係合ボルト71が回動可能に設けられている。この係合ボルト71の先端側には、締結部材として蝶ナット73が螺合されている。
【0036】
次に、供試体型枠9の組立構造について説明する。
図2に示すように立設片51aには、回動軸用ボルト75を挿通するための貫通穴51bが形成されている。2つの立設片51aの間には、係合ボルト53が挟み込まれている。この係合ボルト53にも、回動軸用ボルト75を挿通させるための貫通穴53aが形成されている。そして、回動軸用ボルト75を一方の立設片51aの貫通穴51bへ挿入し、続いて係合ボルト53の貫通穴53aに挿入し、続いて他方の立設片51aの貫通穴51bに挿入して、最後にナット77で締結することにより、係合ボルト53は回動自在にされる。また、係合ボルト53の先端側を2つの立設片21aの間に挿入し、蝶ナット55を係合ボルト53に螺合し立設片21aを締め付けることで、円板状蓋体13と第1分割部17とが結合される。
【0037】
また、係合ボルト43と蝶ナット45、係合ボルト47と蝶ナット49、係合ボルト59と蝶ナット61、係合ボルト65と蝶ナット67及び係合ボルト71と蝶ナット73との結合も同様になされる。
なお、第1分割部17と第2分割部19との結合がなされると、図1に示すように半円筒部材29,31は、それぞれ半円筒部材40,41と当接し、注入穴79aを有する注入用筒部79と排出穴81aを有する排出用筒部81とを形成する。また、円板状蓋体13と円板状蓋体15と第1分割部17と第2分割部19とが結合されると、収容部83が形成される。
【0038】
次に、セメント製品強度試験用の供試体の作製方法について説明する。
先ず、第1分割部17と第2分割部19と円板状蓋体13と円板状蓋体15との収容部83側の面に鉱物性の油又は非反応性の剥離材を塗り、その後、供試体型枠9を組み立てる。次いで、供試体型枠9を横向きにし、すなわち供試体型枠9の軸方向を水平方向に向け、かつ注入用筒部79及び排出用筒部81が上側に来るように供試体型枠9を回転させる。次いで、混練されたコンクリート、セメントペースト及びモルタル等の自硬性流体を注射器内に入れ、注射器の先端を注入用筒部79に挿入し、注射針の先端から収容部83内に自硬性流体を流し込む。ここで、自硬性流体とは、経時的に流体から固体に変化する物質をいう。
【0039】
次いで、注入した自硬性流体の量が収容部83の容積を超えると空気抜きの役割を果たす排出用筒部81の排出穴81aに自硬性流体が吐出される。このとき、小型ハンマー等で供試体型枠9を幾度も衝打し、収容部83内の空気が完全になくなるようにする。次いで、自硬性流体の注入を止め、養成を行う。養成時にも、供試体型枠9を横向きにし、すなわち供試体型枠9の軸方向を水平方向に向け、かつ注入用筒部79及び排出用筒部81が上側に来るように配置する。それは、自硬性流体が注入用筒部79又は排出用筒部81から漏れるのを防止することができるからである。また、自硬性流体の上方に貯まるブリージング水を注入用筒部79及び排出用筒部81内にて収容することができるからでもある。
【0040】
次いで、所定時間経過したら供試体型枠9の脱型をし、図3に示すような固化した供試体82を取り出す。このとき、供試体82には2つの突起部82aが形成される。脱型後は湿潤状態で強度試験時まで養成する。なお、強度試験前までに突起部82aをやすり等で削っておくことが望ましい。しかし、供試体82の圧縮強度試験を行う場合には、図4に示すようなクラック84が入るため、突起部82を残したままで試験することも可能である。また、供試体82の直径の標準はコンクリート強度試験では、10cm、12cm、15cmであり、高さは直径の2倍以上とされている(JIS A 1132参照)。
【0041】
上述した第1実施形態のセメント製品強度試験用の供試体型枠では、容器本体11の外周面17a,19aには、容器本体11と円板状蓋体13と円板状蓋体15とから形成される収容部83へ注入用筒部79の注入穴79aから自硬性流体が注入される。すると、収容部83内の空気は、収容部83と連通する排出用筒部81の排出穴81aから排出される。そして、自硬性流体で収容部83を充填した後は、排出穴81aからは自硬性流体のみ排出される。また、供試体型枠9の軸方向を水平にし、かつ注入用筒部79及び排出用筒部81を上側にすれば、自硬性流体の固化中に上方に貯まるブリージング水は、注入用筒部79及び排出用筒部81内にて蓄積され、供試体82の円柱部分をむらなく仕上げることできる。さらに、供試体82の端面は、円板状蓋体13,15により正確に仕上がるため、供試体82の端面を整える必要がない。
【0042】
また、容器本体11は中心軸方向に沿って第1分割部17と第2分割部19とに分割され、この第1分割部17及び第2分割部19は係合ボルト43,47,53,59,65,71と蝶ナット45,49,55,61,67,73とを用いて連結される。そして、供試体型枠9を組み立てた後、自硬性流体を注入し固化させ、その後、供試体型枠9が分解され供試体82が取り出される。そのため、供試体型枠9を幾度も利用することができ、省資源化を図ることができる。
【0043】
さらに、注入用筒部79及び排出用筒部81は、第1分割部17と第2分割部19とに跨って設けられ、脱型するときに注入用筒部79及び排出用筒部81はその軸方向に沿って分割される。そのため、注入用筒部79内及び排出用筒部81内で固化した供試体82の突起部82aの表面を摺動させて注入用筒部79及び排出用筒部81を抜脱する必要がないので、力を加えず、また供試体82に傷を付けることなく脱型することができる。そのため、供試体型枠9の寿命を大きく延ばすことができる。
【0044】
上述した第1実施形態のセメント製品強度試験用の供試体の作製方法では、注入用筒部79の注入穴79aへ事後的に固化する自硬性流体が注入され、排出用筒部81の排出穴81aから収容部83内の空気が排出されながら自硬性流体が収容部83内に充填されるので、作成される供試体82の端面に相当する部分は、収容部83を形成する部材である円板状蓋体13,15により形成される。そのため、供試体82の端面を整える必要がない。
【0045】
また、収容部83内の自硬性流体を充填する場合に、容器本体11の中心軸が水平方向に向けられ、かつ注入用筒部79と排出用筒部81とが垂直方向に向けられる。そのため、自硬性流体の固化中に上方に貯まるブリージング水は、注入用筒部79及び排出用筒部81内にて蓄積されるので、供試体82の円柱部分をむらなく仕上げることができる。
【0046】
(第2実施形態)
図5は、本発明のセメント製品強度試験用の供試体型枠の第2実施形態を示している。この第2実施形態は、注入用筒部87及び排出用筒部89の配置のみ第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同一構成要素には、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0047】
この第2実施形態の供試体型枠85の容器本体86では、収容部83と連通する注入穴87aを有する注入用筒部87と、収容部83と連通する排出穴89aを有する排出用筒部89とは、第1分割部91の半円断面の円弧の中央の外周面91aに位置している。そのため、第2分割部92の外周面92aには、注入用筒部87及び排出用筒部89は設けられていない。
【0048】
この第2実施形態でも、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
さらに、この第2実施形態のセメント製品強度試験用の供試体型枠では、注入用筒部87及び排出用筒部89が、第1分割部91の半円断面の円弧の中央の外周面91aに位置し、その反対側にはそれぞれ2つずつの立設片33a,39aが設けられたので、立設片33a,39aを4本の脚として供試体型枠85の動きを拘束することができ、自硬性流体を注入するときに安定した状態で、上側に位置した注入用筒部87から自硬性流体を注入することができる。
【0049】
(第3実施形態)
図6は、本発明のセメント製品強度試験用の供試体型枠の第3実施形態を示している。
この第3実施形態の供試体型枠93は、ロール成形により形成される金属製の容器本体94と、この容器本体94と中心軸が等しく、容器本体94の一端側にかしめられる円板状蓋体95と、容器本体94と中心軸が等しく、容器本体94の他端側にかしめられる円板状蓋体96とを有している。
【0050】
また、容器本体94の外周面94aには、ロール成形時に板材の両端を接合してなる接合線97が形成されている。また、容器本体94の中心軸方向に沿って、近接する2本の平行線状の第1筋目99a,99bが接合線97を挟んで形成され、この2本の平行線状の第1筋目99a,99bの一端には摘み部100が形成されている。この摘み部100は、供試体型枠93の収容部98よりも一端側に形成されている。さらに、2本の第1筋目99a,99bの両端から、供試体型枠93の周方向に沿って、第2筋目101a,101bが形成されている。
【0051】
また、供試体型枠93の一端から所定距離離れた位置には、自硬性流体を注入するための注入用筒部であるホッパー103が立設されている。このホッパー103は、自硬性流体を容易に流し込めるようにするための傘部103aと、この傘部103aの小径側に連結された円筒部103bとを有している。そして、このホッパー103には、収容部98と連通する注入穴103cが形成されている。なお、所定距離とは、ホッパーの円筒部103bの直径から円筒状の容器本体94の半径程度の距離をいう。
【0052】
さらに、供試体型枠93の他端から所定距離離れた位置には、自硬性流体を排出するための排出用筒部105が立設されている。ここで、所定距離とは、排出用筒部105の直径から円筒状の容器本体94の半径程度の距離をいう。
次に、セメント製品強度試験用の供試体の作製方法について説明する。
先ず、供試体型枠93を横向きにし、すなわち供試体型枠93の軸方向を水平方向に向け、かつホッパー103及び排出用筒部105が上側に来るように供試体型枠93を回転させる。次いで、ホッパー103の傘部103aに自硬性流体を注ぎ込み、円筒部103bを介して収容部98内に自硬性流体を流し込む。
【0053】
次いで、注入した自硬性流体の量が収容部98の容積を超えると空気抜きの役割を果たす排出用筒部105の排出穴105aに自硬性流体が吐出される。このとき、小型ハンマー等で供試体型枠93を幾度も衝打し、収容部98内の空気が完全になくなるようにする。次いで、自硬性流体の注入を止め、養成を行う。自硬性流体の注入を止めるときに注意する点は、ホッパー103の傘部103aに自硬性流体が満たされないことである。それは、後述するように脱型を容易に行うためである。また、養成時には、自硬性流体注入時と同様に、供試体型枠93を横向きにし、すなわち供試体型枠93の軸方向を水平方向に向け、かつホッパー103及び排出用筒部105が上側に来るように配置する。それは、自硬性流体がホッパー103又は排出用筒部105から漏れるのを防止することができるからである。また、自硬性流体の上方に貯まるブリージング水をホッパー103及び排出用筒部105内にて収容することができるからでもある。
【0054】
次いで、所定時間経過したら供試体型枠93の脱型をし、図3に示したような固化した供試体82を取り出す。このとき、供試体82には2つの突起部82aが形成される。脱型後は湿潤状態で強度試験時まで養成する。なお、強度試験前までに突起部82aをやすり等で削っておくことが望ましい。しかし、供試体82の圧縮強度試験を行う場合には、図4に示したようなクラック84が入るため、突起部82を残したままで試験することも可能である。
【0055】
次に、供試体型枠93の脱型方法について説明する。
先ず、摘み部100をペンチ等で摘み上げ、さらに摘み部100を容器本体94から引き離す方向へ引張り、第1筋目99a,99bに剪断力を加えることにより第1筋目99a,99bを切断し、切断部分107を容器本体94から分離する。なお、摘み部100は円板状蓋体95と重なっているため、容器本体94側のみ摘み上げるようにする必要がある。また、供試体82の端面は、容器本体94の長手方向において、摘み部100と重なる場所に位置している。
【0056】
次いで、ホッパー103が下側に来るように供試体型枠93を回転させ、第2筋目101a,101bに剪断力を加えて切断しながら、容器本体94を供試体82の外周面に沿って開く。具体的には、第1筋目99a側からホッパー103付近まで開き、次いで第1筋目99b側からホッパー103付近まで開いて第2筋目101a,101bを全体に渡り切断する。それから、円板状蓋体95,96を供試体82から取り外す。次いで、ホッパー103が上側に来るように供試体型枠93を回転させ、ベッド上に載置する。次いで、ホッパー103及び排出用筒部105を指で摘みながら上方へ持ち上げる。すると、重力により、供試体82の突起部82aがホッパー103の円筒部103bと排出用筒部105とから抜脱され、供試体82が取り出される。
【0057】
上述した第3実施形態のセメント製品強度試験用の供試体型枠では、容器本体94の外周面94aには、容器本体94と円板状蓋体95と円板状蓋体96とから形成される収容部98へホッパー103の注入穴103cから自硬性流体が注入される。すると、収容部98内の空気は、収容部98と連通する排出用筒部105の排出穴105aから排出される。そして、自硬性流体で収容部98を充填した後は、排出穴105aからは自硬性流体のみ排出される。また、供試体型枠93の軸方向を水平にし、かつホッパー103及び排出用筒部105を上側にすれば、自硬性流体の固化中に上方に貯まるブリージング水は、ホッパー103及び排出用筒部105内にて蓄積され、供試体82の円柱部分をむらなく仕上げることできる。さらに、供試体82の端面は、円板状蓋体95と円板状蓋体96とにより正確に仕上がるため、供試体82の端面を整える必要がない。
【0058】
また、容器本体94の外周面94aにホッパー103が設けられ、径が大きい側から自硬性流体が流し込まれ、径の小さい側から収容部98に自硬性流体が注入される。そのため、広い的に向けて自硬性流体を注ぐことになるため、容易に自硬性流体を収容部93に注入することができる。
さらに、容器本体94には、容器本体94の中心軸方向に沿って、近接する2本の平行線状の第1筋目99a,99bが形成されている。そして、この2本の平行線状の第1筋目99a,99bの一端には摘み部100が形成され、この摘み部100をペンチ等で把持し、容器本体94から引き離す方向へ引張り、第1筋目99a,99bに剪断力を加えることにより、2本の平行線状の第1筋目99a,99bを切断することができる。そして、摘み部100を含む切断部分107が容器本体94から分離される。また、容器本体94には、近接する2本の平行線状の第1筋目99a,99bの一端側と他端側とに、容器本体94の周方向に沿って第2筋目101a,101bが接続して形成されているので、第1筋目99a,99bが切断されて形成された切断面側をペンチ等で摘み上げることで第2筋目101a,101bが切断され、容器本体94が開かれ、供試体82を取り出すことができる。すなわち、簡易な構成であり、かつ使い捨てできる供試体型枠93を提供することができる。そのため、供試体82を大量に必要な場合には、一時に多くの供試体82を作製しなければならないので、有効である。
【0059】
上述した第3実施形態のセメント製品強度試験用の供試体の作製方法では、注入用筒部103の注入穴103cへ事後的に固化する自硬性流体が注入され、排出用筒部105の排出穴105aから収容部98内の空気が排出されながら自硬性流体が収容部98内に充填されるので、作成される供試体82の端面に相当する部分は、収容部98を形成する部材である円板状蓋体95,96により形成される。そのため、供試体82の端面を整える必要がない。
【0060】
また、収容部98内の自硬性流体を充填する場合に、容器本体94の中心軸が水平方向に向けられ、かつ円筒部103bと排出用筒部105とが垂直方向に向けられる。そのため、自硬性流体の固化中に上方に貯まるブリージング水は、円筒部103b内及び排出用筒部105内にて蓄積されるので、供試体82の円柱部分をむらなく仕上げることができる。
【0061】
なお、上述した第1及び第2実施形態では、締結部材として係合ボルト43,47,53,59,65,71及び蝶ナット45,49,55,61,67,73を用いたが、締結部材はこれに限定されない。例えば、C型クランプを用いて係合突起部21,23,25,27,33,35をそれぞれ係合突起部51,63,37,39,57,69と結合させても良い。要するに、容器本体11と円板状蓋体13,15とを連結させることができるものであれば良い。
【0062】
また、上述した第3実施形態では、第1筋目99a,99b及び第2筋目101a,101bとして、線状の筋目を入れた例について説明したが、所定間隔毎に容器本体94に貫通穴を開け、点線状の筋目にしても良い。なお、自硬性流体を供試体型枠に充填した際にこの点線状の貫通穴から自硬性流体が漏れるようであれば、それが固まる前にウエスで拭き取る必要がある。
【0063】
【発明の効果】
本発明では、供試体の端面を整える必要がないセメント製品強度試験用の供試体型枠及びセメント製品強度試験用の供試体の作製方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセメント製品強度試験用の供試体型枠の第1実施形態を示す説明図である。
【図2】図1の締結部材の詳細を示す説明図である。
【図3】図1の供試体型枠を用いて形成される供試体を示す説明図である。
【図4】図3の供試体の圧縮強度試験時のクラック位置を示す説明図である。(a)は供試体の端面を示しており、(b)は外周面を示している。
【図5】本発明のセメント製品強度試験用の供試体型枠の第2実施形態を示す説明図である。
【図6】本発明のセメント製品強度試験用の供試体型枠の第3実施形態を示す説明図である。
【図7】従来のコンクリート強度試験用の供試体型枠を示す説明図である。
【符号の説明】
9,85,93 供試体型枠
11,86,94 容器本体
13,15,95,96 円板状蓋体
17,91 第1分割部
19,92 第2分割部
17a,19a,91a,92a,94a 外周面
43,47,53,59,65,71 係合ボルト
45,49,55,61,67,73 蝶ナット
79,87 注入用筒部
79a,87a,103c 注入穴
81,89,105 排出用筒部
81a,89a,105a 排出穴
82 供試体
83,98 収容部
99a,99b 第1筋目
100 摘み部
101a,101b 第2筋目
103 ホッパー

Claims (8)

  1. 円筒状の容器本体と、
    この容器本体と中心軸が等しく、前記容器本体の一端側及び他端側に設けられる円板状蓋体と、
    を有するセメント製品強度試験用の供試体型枠であって、
    前記容器本体の外周面には、
    前記容器本体と前記円板状蓋体とから形成される収容部に連通する注入穴を有する注入用筒部と、
    前記収容部に連通する排出穴を有する排出用筒部と、
    が設けられることを特徴とするセメント製品強度試験用の供試体型枠。
  2. 請求項1に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、
    前記容器本体は前記中心軸方向に沿って複数の分割部に分割され、
    前記複数の分割部は締結部材により連結され、組立及び分解が可能であることを特徴とするセメント製品強度試験用の供試体型枠。
  3. 請求項2に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、
    前記注入用筒部及び前記排出用筒部は、前記複数の分割部のうち2つの前記分割部に跨って設けられることを特徴とするセメント製品強度試験用の供試体型枠。
  4. 請求項1に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、
    前記容器本体には、前記容器本体の中心軸方向に沿って、近接する2本の平行線状の第1筋目が形成され、
    この2本の平行線状の第1筋目の一端には摘み部が形成され、
    この摘み部を把持し、前記容器本体から引き離す方向へ引張り、前記第1筋目に剪断力を加えることにより、前記2本の平行線状の第1筋目を切断可能であることを特徴とするセメント製品強度試験用の供試体型枠。
  5. 請求項4に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、
    前記容器本体には、前記近接する2本の平行線状の第1筋目の一端側と他端側とに、前記容器本体の周方向に沿って第2筋目が接続して形成されたことを特徴とするセメント製品強度試験用の供試体型枠。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠において、
    前記容器本体の外周面に設けられた前記注入用筒部は、ホッパー状に形成されることを特徴とするセメント製品強度試験用の供試体型枠。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のセメント製品強度試験用の供試体型枠を用いたセメント製品強度試験用の供試体の作製方法であって、
    前記注入用筒部の前記注入穴へ事後的に固化する自硬性流体を充填し、
    充填後、所定時間が経過して前記自硬性流体が固化し供試体が形成されたら、脱型することを特徴とするセメント製品強度試験用の供試体の作製方法。
  8. 請求項7に記載のセメント製品強度試験用の供試体の作製方法において、
    前記収容部内に前記自硬性流体を充填する場合には、前記容器本体の中心軸を水平方向に向け、かつ前記注入用筒部と前記排出用筒部とを垂直方向に向けることを特徴とするセメント製品強度試験用の供試体の作製方法。
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