JP4039943B2 - 電磁弁 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガスバーナなどの燃焼装置に通じるガス配管中に設けられ、燃料ガスの供給を制御する電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスバーナなどの燃焼装置への燃料ガスの供給を制御するため、燃焼装置に通じるガス供給管には開閉弁である電磁弁が設けられる。従来、電磁弁は、弁体を有する駆動体、弁座を形成したシート体及び内部に設けた流体通路を介して相互に連通する流入部と流出部とを設けたケース本体をそれぞれ製作し、ケース本体に形成した組付部にシート体を組付けた後、駆動体を組付けて構成されていた(特許文献1)。
【0003】
駆動体は、一端が開口したハウジング内に、ガイドを内装したコイルを挿入し、ガイドとの間にシール部材を介して押え板を嵌挿した後に、ハウジングのシート体側の端部をカシメて固定することで組立てられる。ガイドには、一端に弁体を装着したプランジャが摺動自在に挿入される。この場合、ガイド内へのプランジャの挿入はシート体に駆動体を固定するときに行われる。
【0004】
一方、シート体は、プレス成形によって中空の略円筒形状に形成され、その側面にはケース本体の流入部に連通する流入孔が開設されると共に、弁体が着座する弁座が形成され、この弁座に弁体が着座することで流出部に連通する流出孔が閉鎖できるようになっている。そして、弁座に対向したシート体の開口部の外周縁を、押え板に形成した環状の突出片の外側に嵌合することで駆動体とシート体とが組付けられる。ところで、駆動体にシート体を組付けたとき、弁座に対してプランジャの軸心が傾いていると弁体を弁座方向に移動させてもこの弁体が弁座に正確に着座せず、弁体と弁座との間に隙間が生じて流出孔を閉鎖できない。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−55041号公報(例えば、図1参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報のものでは、駆動体のハウジングに押え板を組付け、この押え板にシート体を組付けるので、特に押え板の加工誤差及びこの押え板のハウジングに対する組付誤差の影響を受けてプランジャの軸心が弁座に対して傾き易い。このため、押え板の加工精度を高めると共にこの押え板の組付時に正確に位置合わせを行う必要があり、組付け困難で生産性が悪い。また、このものでは、ガイドと押え板との間にシール部材を設ける必要があり、部品点数が増加してコスト高を招く。
【0007】
そこで、本発明は、上記点に鑑み、弁座に対してプランジャの軸心が傾かないように駆動体とシート体とを組付るときに加工誤差及び組付誤差の影響を少なくして組付容易で生産性が高く、その上、低コストで製作できる電磁弁を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の電磁弁は、電磁力で往復動自在であって一端に弁体を装着したプランジャとこのプランジャの往復動を案内するガイドとをハウジングに内蔵して構成した駆動体と、相互に連通する流入孔及び流出孔を開設すると共に弁体が着座して流入孔と流出孔との連通を遮断できるように弁座を形成したシート体とを備え、このシート体をケース本体に挿入して保持させた電磁弁において、前記ガイドの一端に、プランジャの移動方向に対して直角方向外側に延出させてフランジを形成し、このフランジの外周に、プランジャの移動方向に延出させて突出片を設けると共に、突出片の外周にケース本体との間のシールを行うシール部材が装着できるように、この突出片を環状に形成し、かつシート材の外周を円筒状に形成してシート材の上端部を突出片に挿入することにより突出片でシート体を着脱自在に保持したことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、シート体をプランジャの移動方向に対して直角方向外側に延出させて形成したフランジに直接係止するので、他の部品を介してシート体を駆動体のハウジングに組付けるものに比べて、加工誤差や組付誤差の影響が少なくなり、プランジャの軸心が弁座に対して傾かないように容易に組付けできて生産性を向上できる。また、シール部材等が不要になって部品点数を少なくして低コストで製作できる。
【0010】
ここで、前記フランジの外周に、プランジャの移動方向に延出させて突出片を設け、この突出片でシート体を保持するようにすれば、駆動体へのシート体の着脱をプランジャの移動方向に手作業で力を加えてでき、その着脱作業が容易にでき、その上、着脱時に弁体を傷付ける恐れが少ない。
【0011】
この場合、前記突出片の外周にシール部材が装着できるように、この突出片を環状に形成しておけば、駆動体にシート体を組付けたものを、例えば相互に連通する流入部と流出部とを設けたケース本体にさらに組付けて電磁弁を構成する場合にその組付作業を容易にできる。
【0012】
また、前記弁座の背向したシート体の外壁に、前記流出孔の周囲を囲んでケース本体との間のシールを行うシール部材の装着を可能とする段部を形成しておくのがよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を参照して、1は、本発明の電磁弁である。開閉弁であるこの電磁弁1は、例えばアルミダイカスト製の本体ケース2を有する。この本体ケース2の側面には流入部21が、この下面には流出部22が設けられ、この流入部21と流出部22とは流体通路23を介して相互に連通している。この流体通路23は、略直角に屈曲され、その屈曲させた部分には、上面を開口した組付部23aが形成されている。この組付部23aには、外形がほぼ一致したシート体3がその上方から挿設される。
【0014】
シート体3は、樹脂材料の成型またはアルミニウムなどの非磁性体の材料をプレス加工して、中空の略円筒形状に形成され、その側面には流入部21に連通する流入孔31が形成されている。シート体3の底部にはまた、後述する弁体が着座する弁座32が形成され、この弁座32で囲まれた開口が流出部22に連通する流出孔33を構成する。このシート体3の上部には駆動体4が組付けられている。駆動体4は、一端が開口され、その中央部に、後述のガイドが収納される円筒形状の収納部411を形成したハウジング41を有する。このハウジング41には、収納部411の周囲にコイル42が配設されている。また、収納部411には、ガイド43を介してコア44とプランジャ45とが挿設され、プランジャ45のシート体3側の端部には、弁座32に着座可能な弁体46が装着されている。
【0015】
ところで、シート体3を駆動体4に組付たとき弁座32に対してプランジャ45の軸心が傾いたのでは、弁体46が弁座32に正確に着座せず、隙間が生じて流出孔33を閉鎖できない。このため、駆動体4とシート体3との組付時、弁座32に対してプランジャ45の軸心が傾かないようにする必要があるが、組付容易にして生産性を向上させるには、加工誤差及び組付誤差の影響が少ない構造とするのがよい。本実施の形態では、ガイド43の一端にプランジャ45の移動方向(図1の下側)に対して直角方向外側に延出させてフランジ431を形成すると共にフランジ431の外周にプランジャ45の移動方向に延出させて環状の突出片432を設け、この突出片432にシート体3を直接係止することとした。
【0016】
次に、本実施の形態の電磁弁1の組付けを説明する。ハウジング41の開口面を上にして収納部411の周囲にコイル42を配設する。そして、ハウジング41の収納部411に下側からガイド43を挿入し、Oリングなどのシール部材441を装着したコア44を挿入した後、ハウジング41の開口面側に、コア44を保持する押え板47をコイル42の上面に当接させて設置し、この押え板47をハウジング41に固定して駆動体4を組立てる。この場合、ガイド43は、フランジ431がハウジング41の外面に当接するようにコア44によって保持される。
【0017】
次に、ガイド43内に、一端に弁体46を装着したプランジャ45を摺動自在に挿入し、フランジ431と弁体46との間にばね48を配置した後、プランジャ45の移動方向上側に手動で力を加えてシート体3の上面の外周縁部をフランジ431の突出片432の内側に嵌合させ、この突出片432でシート体3を保持させる。この場合、シート体3の外周縁部に外側に向かって隆起させた環状の隆起部36を形成している。
【0018】
これにより、シート体3をフランジ431の突出片432で直接保持することで部品の加工誤差や組付誤差の影響が少なくなる。この場合、フランジ431へのシート体3の組付けにより弁座32に対してプランジャ45の軸心が傾かないように位置決めできると共に、駆動体4へのシート体3の着脱をプランジャ45の移動方向に手作業で力を加えてでき、組付容易で生産性を向上でき、その上、着脱時に弁体46を傷付ける恐れが少ない。また、シート体3と駆動体4との間のシールがコア44に装着したシール部材441のみによってでき、部品点数を少なくして低コストで製作できる。さらに、シート体3と駆動体4とを先ず組付けることで弁座32と弁体46との漏れの確認作業も行い得る。
【0019】
そして、コイル42に通電していないと弁体46はばね48の付勢力を受けて弁座32に着座し、他方、コイル42に通電されると電磁力によりプランジャ45が上方に移動して弁座32から離間して開弁する。
【0020】
ところで、駆動体4にシート体3を組付けた弁体ユニットを本体ケース2の組付部23aに組付けるとき、本体ケース2側にOリングなどのシール部材を装着するのでは、シール部材の装着ミスを生じ易い。本実施の形態では、弁座32の背向したシート体3の外壁に、流出孔33の周囲を囲んでOリングなどのシール部材34の装着を可能とする段部35を形成し、弁体ユニット3、4を本体ケース2に組付ける前にこの段部35にシール部材34を装着することとした。これにより、目視によりシール部材35の装着を確認でき、組付ミスが生じ難い。同様に、突出片432の外周にもOリングなどのシール部材433を装着した後、弁体ユニット3、4を本体ケース2に組付ける。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電磁弁は、弁座に対してプランジャの軸心が傾かないように駆動体とシート体とを組付る時、加工誤差及び組付誤差の影響が少なくして組付容易で生産性が向上し、その上、低コストで製作できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁弁を閉弁状態で示す分解断面図
【図2】本発明の電磁弁を開弁状態で示す断面図
【符号の説明】
1 電磁弁
2 ケース本体
3 シート体
32 弁座
4 駆動体
43 ガイド
431 フランジ
432 突出片

Claims (2)

  1. 電磁力で往復動自在であって一端に弁体を装着したプランジャとこのプランジャの往復動を案内するガイドとをハウジングに内蔵して構成した駆動体と、相互に連通する流入孔及び流出孔を開設すると共に弁体が着座して流入孔と流出孔との連通を遮断できるように弁座を形成したシート体とを備え、このシート体をケース本体に挿入して保持させた電磁弁において、
    前記ガイドの一端に、プランジャの移動方向に対して直角方向外側に延出させてフランジを形成し、このフランジの外周に、プランジャの移動方向に延出させて突出片を設けると共に、突出片の外周にケース本体との間のシールを行うシール部材が装着できるように、この突出片を環状に形成し、かつシート材の外周を円筒状に形成してシート材の上端部を突出片に挿入することにより突出片でシート体を着脱自在に保持したことを特徴とする電磁弁。
  2. 前記弁座の背向したシート体の外壁に、前記流出孔の周囲を囲んでケース本体との間のシールを行うシール部材の装着を可能とする段部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
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