JP4038970B2 - リンク発生交通量算出方法及びod交通量の推定方法並びに装置 - Google Patents

リンク発生交通量算出方法及びod交通量の推定方法並びに装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、OD交通量を推定するためのリンク発生交通量算出方法及びその方法を用いたOD交通量の推定方法、並びにそれらの方法を実現するための装置に関するものである。交通量とは、単位時間当たりの通過台数をいう。
【0002】
【従来の技術】
OD交通量は、起終点交通量ともいわれ、一定規模の道路網のある地点から発生し、他の地点で消滅する、単位時間当たりの車両台数をいう(間藤隆一 他「起終点交通量計測システム」Matsushita Technical Journal Vol. 44 No. 3 Jun. 1998)。
前記「発生」とは、より細かな規模の道路網(細街路)や駐車場から前記一定規模の道路網に車両が進入する場合をいい、前記「消滅」とは、前記一定規模の道路網から、前記細街路や駐車場に車両が退出する場合をいう。
【0003】
また、ある地点から発生し、一定のルートを通って、他の地点で消滅することを「トリップ」という
これに対して、ある地点を通過する単位時間当たりの車両台数を地点交通量という。
OD交通量は、地点交通量に比較して、交通量をより厳密に表現できるので、交通量予測や交通量制御に役立つ重要なパラメータになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、OD交通量を直接計測することは難しく、現在では、ドライバのインタビュー調査や、カメラの観測データなどに基づいて、OD交通量を推定することが行われているにすぎない。
本発明者は、OD交通量を効率よく、より正確に推定するために、道路区間(リンク)ごとに発生した交通量が、最短経路トリーに従って各方面のリンクに分散し消滅していくモデルを想定した。
【0005】
(1)本発明のリンク発生交通量算出方法は、出発リンクに一定の交通量を設定し、経路トリーに沿って、経路トリーの分岐部で交通量を分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、各リンクにおける通過交通量を求める手順Aと、エリア内の各リンクを出発リンクに選ぶことによりそれぞれ求めた通過交通量から、リンクの地点交通量とリンク発生交通量とを結びつける通過確率行列を求める手順Bと、この通過確率行列と、リンクで計測した地点交通量計測値とに基づいて、リンク発生交通量を算出する手順Cとを含む方法である。
【0006】
前記の方法によれば、出発リンクで発生する交通量を、経路トリーに沿って分配し消滅させることにより、各リンクを通過する確率を知ることができる。したがって、出発リンクに一定の交通量を設定することにより、各リンクの通過交通量を求めることができる。この通過交通量を、出発リンクを変えてそれぞれ求めることにより、リンクの地点交通量とリンク発生交通量とを結びつける通過確率行列を求めることができる。
【0007】
通過確率行列が求められると、実際に計測したリンク地点交通量計測値に使って、各リンクのリンク発生交通量を算出することができる。
(2) 以下3つの方法は、前記手順Aにおいて、交通量を経路トリーの分岐部で分配する具体的方法を述べている。
前記交通量を経路トリーの分岐部で分配するのに、交差点に流入するリンクと同一交差点から流出するリンクを1つの領域とし、当該領域で交差点から流出する地点交通量計測値から交差点に流入する地点交通量計測値を引き、それを流出リンク数又は流入リンク数で割ってリンク消滅交通量設定値を求め、経路トリーの分岐部の下流のリンク消滅交通量設定値の和に比例した分配率で、交通量を分配することができる(請求項1)。
【0008】
この方法は、リンクで分配する確率を求めるために、交差点の地点交通量計測値に基づいて、リンク1本あたり消滅する交通量である「リンク消滅交通量設定値」を、流出リンク数又は流入リンク数を使って設定する。流出リンク数又は流入リンク数で割るのは、リンク消滅交通量は、交差点につながるリンクごとに均等に分配されると近似しているからである。そして、経路トリーの分岐部の下流のリンク消滅交通量設定値の和に比例した分配率で、交通量を分配する。
【0009】
また、交通量を経路トリーの分岐部で分配するのに、分岐部の先の経路トリー下流のリンク地点交通量計測値×距離の和に比例した分配率で、交通量を分配することもできる(請求項2)。
この方法は、リンク地点交通量計測値とリンク距離の積(これはリンクごとに求まる)を経路トリーの分岐部の下流のリンクについて足し算して、交通量を分配する。
【0010】
また、交通量を経路トリーの分岐部で分配するのに、分岐部における車両の右左折率に基づいて、交通量を分配することもできる。
この方法は、統計上、交差点ごとに車両の右左折率が求まるので、この右左折率を用いて交通量を分配する方法である。
(3) 以下2つの方法は、前記手順Aにおいて、交通量を経路トリーのリンクで消滅させる具体的方法を述べている。
【0011】
まず、リンクで交通量を一部消滅させるのに、交差点に流入するリンクと同一交差点から流出するリンクを1つの領域とし、当該領域で交差点から流出する交通量から交差点に流入する交通量を引き、それを流出リンク数又は流入リンク数で割ってリンク消滅交通量設定値を求め、このリンク消滅交通量設定値とリンク地点交通量計測値との比に基づいて消滅させることができる(請求項3)。
この方法によれば、リンク消滅交通量設定値を使って、リンクで消滅する確率を求めることができる。
【0012】
また、リンクで交通量を一部消滅させるのに、走行距離に基づいて設定した消滅確率分布に従って、リンク交通量を消滅させることもできる(請求項4)。
この方法は、車両が発生してから消滅するまでの統計的な走行距離分布を仮定し、その確率分布に従って、リンクで交通量を消滅させる方法である。前記消滅確率分布は、複数の車両の走行軌跡の統計的分布に基づいて決定してもよい。
【0014】
(4)本発明のOD交通量の推定方法は、あるリンクで発生し、走行後他のリンクで消滅するまでの、単位時間あたりの車両台数の総計、究極的には全発生車両のトリップであるOD交通量を推定するための方法であって、
道路網の各リンクのリンク地点交通量計測値に基づいて、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の方法でリンク発生交通量を算出し、各リンクを出発リンクとして探索した経路トリーに沿って、前記リンク発生交通量を、経路トリーの分岐部で分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、OD交通量を推定する方法である(請求項5)。
【0015】
この発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の方法で求めた正確なリンク発生交通量を使って、OD交通量を推定することができる。
また、本発明のリンク発生交通量算出装置及びOD交通量の推定装置は、それぞれ前記リンク発生交通量算出方法及びOD交通量の推定方法の発明と実質同一の発明にかかる装置である(請求項6〜請求項9)。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
―OD交通量推定装置―
本発明のOD交通量の推定方法を実施するOD交通量推定装置は、コンピュータ、メモリ、入出力装置等を備え、以下の機能を実行する。
図1は、OD交通量推定装置の機能ブロック図である。OD交通量推定装置は、車両感知器の感知信号を変換する入力変換部1、カメラの画像信号を変換する入力変換部2、車両感知器の感知信号に基づいて、地点交通量を算出する交通量計測部3、車両感知器の感知信号やカメラの画像信号に基づいて車両がリンクを通過する時間(リンク旅行時間)を求める旅行時間計測部4、道路地図データ及びリンク旅行時間データに基づいて最適経路トリーを算出する最適経路トリー算出部5、並びに地点交通量計測値及び最適経路トリーを用いてOD交通量を推定するOD交通量推定部6を有している。図1で円柱体として描かれているものは、各部の処理に用いるメモリである。
【0017】
図2は、各交差点に車両感知器が設置された幹線道路(以下単に「道路」という)のエリア地図である。この地図では、道路は、縦横複数本描かれ、交差点が存在する。交差点間の道路を1リンク単位として、上り下りのリンクL1〜LN(図2ではL=48)を構成している。リンク同士の十字接続点が交差点ノードN1,N2,‥‥となっている。車両感知器は、例えば超音波式の感知器であり、各リンクから交差点に進入する位置に設置され、図2では黒い▲印で表されている。カメラは、一定範囲の道路を見下ろす形で随所に設置されている。また、道路の途中から細街路がつながり、道路の途中に店舗や住宅の駐車場が存在している。この図2では、作図の都合上、一部の道路のみに細街路や駐車場を描いているが、実際には、ほとんどの道路に細街路がつながり、駐車場が存在している。
【0018】
−前処理−
交通量計測部3は、入力変換部1から得られる、車両感知器の感知信号に基づいて地点交通量(単位時間(例えば5分間)あたりの車両の通過台数)を検知する。車両感知器はリンクごとに設置されているので、地点交通量もリンクごとに求められる。したがって、以下「リンク地点交通量計測値」という。
さらに交通量計測部3は、占有時間O(単位時間(例えば5分間)内に、各車両kが車両感知器を横切った時間tkの総和Σtk)を検知する。
【0019】
旅行時間計測部4は、次のようにしてリンク旅行時間を計測する。
リンク地点交通量計測値q、占有時間O、及び平均車長(一定値とする)Iを用いて、式V=I・q/Oにより車両の平均速度Vを計算し、これとリンクの長さLを用いて、式T=L/Vによりリンク旅行時間Tを計算する。
また、カメラの計測画像から車両のプレートナンバーをマッチングして車両を同定し、同一車両がリンクの端を通過した時刻とリンクの他の端を通過した時刻とから、リンクを走行するのに要した時間T′を求める。単位時間に通過した車両が複数であれば、各車両のリンク旅行時間T′の平均をとる。
【0020】
そして、以上のようにして求めたリンク旅行時間T若しくはリンク旅行時間T′のいずれか、またはこれらの重み付き平均をとって、リンク旅行時間とする。なお、旅行時間の計測誤差を吸収するためにフィルター値を用いてもよい。また曜日、時間帯、天候等によってばらつきがあるので、過去の統計的な値を加味してもよい。
最適経路トリー算出部5は、次のようにして最適経路トリーを算出する。最適経路トリーとは、いずれかのリンクを出発リンクとし、エリア内のすべてのリンクに至る最適経路の集合のことである(特開平7−244798号公報参照)。出発リンクから他の特定のリンクに至る最適経路は1本しか存在しないから、最適経路トリーは、出発リンクからトリー状に広がっていき、先で再び交わることはない。
【0021】
最適経路トリーを算出するには、旅行時間計測部4により求められたリンク旅行時間を使うが、これ以外にリンク距離を用いてもよい。
最適経路トリー算出部5は、エリア内のすべてのリンクを出発リンクとして最適経路トリーを算出する。したがって、エリア内のリンクがN本あれば、最適経路トリーはN枚求まる。
−通過確率行列Hの算出−
OD交通量推定部6の行う通過確率行列Hの算出方法を説明する。
【0022】
図3は、通過確率行列Hの算出方法を説明するためのフローチャートである。まず、OD交通量推定部6は、交通量計測部3から、車両感知器の感知信号に基づいて得られたリンク地点交通量計測値を取得する(ステップS1)。このリンク地点交通量計測値はリンクの数Nだけあるので、N次元ベクトルとして扱える。
次に、リンク発生交通量設定値、リンク消滅交通量設定値を算出する(ステップS2)。
【0023】
図2に示したように、通常、車両感知器は1本のリンクあたり1台設置されていて、リンクの終点にも起点にも設置されている、ということは少ない。
そこで、図4に示すように、あるノード(例えばN5とする)と、当該ノードN5に流入するリンクL12,L25,L27,L30と、ノードから流出するリンクL11,L26,L28,L29とを1つの領域とし、単位時間に、この領域に発生する領域発生交通量又は消滅する領域消滅交通量Jを考える。領域発生交通量又は領域消滅交通量Jは、図4の例を使えば、4本のリンクL11,L26,L28,L29を通して流出する交通量Qoutから、4本のリンクL12,L25,L27,L30を通して流入する交通量Qinを引いたものである。Jが正の場合は、領域発生交通量J>0,領域消滅交通量=0とし、負の場合は、領域消滅交通量|J|>0,領域発生交通量=0とする。
【0024】
そしてこの領域発生交通量を流出するリンク本数で割った値を、「リンク発生交通量設定値」といい、領域消滅交通量を流出するリンク本数で割った値を、「リンク消滅交通量設定値」という。流出するリンク本数が4本であれば、リンク発生交通量設定値は、領域発生交通量の4分の1となり、リンク消滅交通量設定値は、領域消滅交通量の4分の1となる。
図5は、リンク発生交通量設定値又はリンク消滅交通量設定値を説明するためのリンク図であり、図5(a)は領域発生交通量J>0の場合に、リンク発生交通量設定値がJ/4、リンク消滅交通量設定値は0となることを示し、図5(b)は領域消滅交通量J>0の場合に、リンク消滅交通量設定値がJ/4、リンク発生交通量設定値は0となることを示している。
【0025】
また、領域発生交通量、領域消滅交通量をともに「流出」リンク本数で割ったのは、他のノードでの処理結果とリンクの重複を回避するためである。勿論、領域発生交通量、領域消滅交通量をともに「流入」リンク本数で割ってもよい。
リンク本数で割るので粗い近似になるが、後に説明するような数学手法を用いることにより、精度よく「リンク発生交通量」を算出することができる。
また、精度にこだわらなければ、リンク発生交通量設定値をそのまま「リンク発生交通量」とすることもできる。
【0026】
次に、最適経路トリー算出部5から、エリア内のあるリンクを出発リンクとする最適経路トリーを取得する(ステップS3)。
そして、一定の交通量を、最適経路トリーに沿ってシミュレート走行させる(ステップS4)。
以上のステップS3,S4の処理を、出発リンクを変えて、繰り返し行う(ステップS5)。
【0027】
これらの走行結果に基づき、通過確率行列を算出する(ステップS6)。
以下、ステップS4〜S6の内容を詳説する。
一定の大きさの交通量を、最適経路トリーに沿ってシミュレート走行させる場合、最適経路トリーのそれぞれのノードで、交通量は所定割合で各リンクに分配され、分配後所定割合で消滅する。そして、消滅後の各リンクに残った交通量(これを「リンク通過交通量」という)が、次のノードで再度分配され、所定割合消滅するという動作を繰り返す、と考える。
【0028】
出発リンクの交通量を1とすると、前記通過交通量は、当然1より小さい値をとる。通過交通量は、リンクの数だけ求まるので、N次元ベクトルで記述できる。これを以下「通過交通量ベクトル」という。
交通量を分配する方法として、次の3つの方法a1,方法a2、方法a3が考えられる。
方法a1:ノードの先の各リンクよりつながる部分的な経路トリーを1まとめに考え(これを「経路ブロック」という)、経路ブロックを構成するリンクのリンク消滅交通量設定値の総和を求め、この総和に比例した割合で、分配される、とする方法である。
【0029】
図6は、図2の道路地図に対応する経路トリーの一例を示す図であり、出発リンクをリンクL1にとっている。リンクL1から先のリンクは、L3,L6,L7である。リンクL3の先のリンクはこのエリアでは存在せず、経路ブロックB1の構成リンクはL3のみである。リンクL6の先のリンクL22,L25,L24,‥‥を含む経路ブロックをB2で示し、リンクL7の先のリンクL9,L12,L13,‥‥を含む経路ブロックをB3で示している。
【0030】
経路ブロックを構成する各リンクについて、リンク消滅交通量設定値の和JBiを求める。経路ブロックB1については、JB1は、リンクL3のリンク消滅交通量設定値となる。経路ブロックB2については、JB2は、リンクL6,L22,L25,L24,‥‥のリンク消滅交通量設定値の和となる。経路ブロックを構成する各リンクのリンク発生交通量設定値を考慮しないのは、各経路トリーの出発リンクで、リンク発生交通量が考慮されているからである(ステップS3,S5)。
【0031】
方法a2:経路ブロックを構成する各リンクの、リンク地点交通量計測値×リンク距離の総和を求め、この総和に比例した割合で、分配される、とする方法である。
方法a3:交差点における直進右左折の比率を利用する。この直進右左折の比率は、車両感知器やカメラの情報に基づいて、各車両の走行経路を蓄積すれば、統計的に求めることができる。勿論、曜日、時間帯、天候等によって有意差があれば、これらの条件を加味してもよい。
【0032】
交通量をリンクにおいて消滅させる方法として、次の2つの方法b1,方法b2が考えられる。
方法b1:当該リンクのリンク消滅交通量設定値を用いて、割合
(リンク消滅交通量設定値)/(リンク地点交通量計測値)
で消滅していくとする方法である。
方法b2:走行距離に従って、ある確率で消滅していくとする方法である。
【0033】
道路網に発生した車両は、走行していくと、走行距離に応じてある確率分布をもって消滅していく。この確率分布をP(u)(uは走行距離)と書くと、車両が距離u走行するまでに消滅する確率は、
【0034】
【数1】
Figure 0004038970
【0035】
で表される。P(∞)=1である。
従って、出発リンクから最適経路トリーを走行して、n本目の当該リンクを通過した地点で消滅する確率Pnから、当該リンクに入る前に(n−1)本目で消滅している確率Pn-1を引けば、当該リンクで消滅する確率を求めることができる。
前記確率分布F(t)の形は、多数の車両の走行データから数値的に求めることが好ましいが、この実施形態では、簡単のため、平均距離m,分散σの正規分布と仮定しておく(実際の分布も正規分布に近い形になると考えている)。
【0036】
【数2】
Figure 0004038970
【0037】
以上のように、一定の交通量を、最適経路トリーに沿ってシミュレート走行させ、通過交通量ベクトルを求め、出発リンクを変えて、同様の処理を行い、通過交通量ベクトルを求める。すべての出発リンクについて終了すれば、Nとおりの通過交通量ベクトルが求まるので、これを行列形式で書くことができる。この行列を「通過確率行列」Hということにする。
−リンク発生交通量の算出−
次に、リンク発生交通量xを算出する。リンク発生交通量xは、「単位時間内に、リンクの終点から流出する交通量から、当該リンクの始点に流入する交通量を引いたもの」と定義される。つまりリンクの途中で細街路に入ったり、細街路から現れたり、駐車場に入ったり駐車場から出たりする交通量の差し引き、と理解できる。このリンク発生交通量xもリンクの数Nだけあるので、N次元ベクトルとして扱える。
【0038】
リンク発生交通量xとリンク地点交通量計測値qとの関係は、通過確率行列を使って、
q=Hx (2)
x=H-1
となる。したがって、リンク地点交通量計測値に基づいて、通過確率行列を使ってリンク発生交通量xを算出することができる。
【0039】
以上の処理で、通過確率行列Hは、交通量を分配する方法として方法a1,方法a2又は、方法a3を用い、交通量を消滅させる方法として、方法b1又は方法b2を用いて算出した。しかし、これらの方法は、近似的な方法であり、実際にはリンク地点交通量計測値qは誤差を含む。その誤差をηと書くと、(2)式は、
q=Hx+η (3)
となる。
式(3)について、リンク発生交通量xの分散及び誤差ηの分散がわかっている場合には、ベイズの推定を用いて正確なリンク発生交通量xを推定することができる。
【0040】
リンク発生交通量設定値a、リンク発生交通量xの分散Σ、誤差ηの分散Rを下記のように表す。
a = E(x) a:リンク発生交通量設定値
Σ= cov(x) Σ:リンク発生交通量xの分散
R= cov(η) R:誤差ηの分散
ベイズの推定を用いて、リンク発生交通量xを推定することができる。
【0041】
Γ-1-1 + H'R-1H H':Hの転置行列
x=Γ(H'R-1q +Σ-1a)
一方、リンク発生交通量xに制約条件がある場合、例えば、リンク発生交通量xの上下限値(ただし交通容量以下)が設定してある場合には、式(3)が極力成立するように、2次計画法を用いてリンク発生交通量xを推定することができる。Σ|ηi|が最小値となるようにリンク発生交通量xを推定する。すなわち、(Hx−q)'(Hx−q) の最小値を求めることにより、リンク発生交通量xが求まる。
【0042】
ただし、制約条件は、0≦xi≦Xi (Xiはxiの上限値)
Figure 0004038970
−OD交通量の推定方法−
図7は、OD交通量推定方法を説明するためのフローチャートである。
まず、OD交通量推定部6は、一定時間ごとに、リンク地点交通量計測値qを取得し(ステップT1)、リンク発生交通量を算出する(ステップT2)。各リンクを出発リンクとして最適経路トリーを求める(ステップT3)。
【0043】
出発リンクごとに、一定時間分のリンク発生交通量を、最適経路トリーに従って走行させ、トリーの分岐部では交通量を分配させ、リンク部では消滅交通量を生じさせて交通をトリー末端に向けて流してゆく(ステップT4)。交通量が全て消滅したところで処理を終了する。
その結果、発生した車両のうち所定割合の車両について、各リンクの通過時刻および消滅時刻などを統計的に把握することができる(ステップT5)。
【0044】
この結果、OD交通量を推定することができる。次の表1は、発生車両について、各リンクの通過時刻および消滅時刻などを把握したテーブルの例である。
【0045】
【表1】
Figure 0004038970
【0046】
以上の結果を用いれば、リンクごとに、各時刻のOD交通量を予測することができ、交通量予測や交通量制御に役立てることができる
【0047】
【実施例】
実際の道路網(リンク本数1274本)において、リンク地点交通量を計測し、通過確率行列を用いてリンク発生交通量を算出した。このリンク発生交通量が正しく求まっているかどうかを検証するために、リンク発生交通量をシミュレート走行させて各リンクの地点交通量を推定した。そして、これをリンク地点交通量推定値とし、初めのリンク地点交通量計測値とを比較した。
【0048】
図8は、通過確率行列を計算するときの条件、及びリンク発生交通量をシミュレート走行させる条件を説明するための図である。
リンク部で交通量を消滅させる方法として、走行距離に従って消滅させる方法b2を採用した。確率分布は、平均距離m,分散σの正規分布とした。分岐部での交通量の分配方法として、方法a1と方法a2とを使った。
この結果、6とおりの条件を採用したことになる。
【0049】
なお、通過確率行列を計算するときの条件と、リンク発生交通量をシミュレート走行させる条件とは同一である。例えば、方法b2及び方法a1(平均距離m=2km,分散σ=1km)で通過確率行列を計算した場合、リンク発生交通量をシミュレート走行させるときの条件も、方法b2及び方法a1(平均距離m=2km,分散σ=1km)となる。
前述したようにリンク地点交通量計測値には誤差が含まれているため、リンク地点交通量推定値とリンク地点交通量計測値とは一致しない可能性があるが、おおよその傾向が合っているかどうかを確認する必要がある。
【0050】
本実験では、前記の確認をするためにリンク地点交通量推定値とリンク地点交通量計測値との相関を求めた。
リンク地点交通量推定値の分布を図9から図14に示す。
リンク地点交通量計測値の分布を図15に示す。
リンク地点交通量推定値とリンク地点交通量計測値との相関をとったところ、図16から図19のようになった。図16は、図9と図15との比較の結果を示し、図17は、図10と図15との比較の結果を示し、図18は、図11と図15との比較の結果を示し、図19は、図12と図15との比較の結果を示す。
【0051】
図13、図14のデータとは比較していないが、図13と図11とはデータの内容がほとんど同じであり、図14と図12とはデータの内容がほとんど同じである。したがって、分岐部での分配方法a1とa2とでは、ほとんど結果に差が現れないということができる。
相関係数を求めたところ、図16−76%、図17−71%、図18−68%、図19−21%となった。
【0052】
この結果、方法a1で平均距離mが短いほど、リンク地点交通量推定値は、リンク地点交通量計測値とよく一致し、リンク発生交通量の算出精度が高いことが裏付けられる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明のリンク発生交通量算出方法及びOD交通量の推定方法並びに装置によれば、リンク地点交通量計測値に基づいて、リンク発生交通量を良好な精度で算出することができる。したがって、リンク発生交通量に基づいて精度よくOD交通量を算出することができ、交通量予測や交通量制御に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】OD交通量推定装置の機能ブロック図である。
【図2】各交差点に車両感知器が設置された道路のエリア地図である。
【図3】通過確率行列Hの算出方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】領域発生交通量又は領域消滅交通量を説明するための交差点リンク図である。
【図5】リンク発生交通量設定値又はリンク消滅交通量設定値を説明するためのリンク図である。
【図6】図2の道路地図に対応する経路トリーの一例を示すリンク図である。
【図7】OD交通量推定方法を説明するためのフローチャートである。
【図8】通過確率行列を計算するときの条件、及びリンク発生交通量をシミュレート走行させる条件を説明するための図である。
【図9】算出したリンク発生交通量に基づき、方法a1、平均距離m=2km,分散σ=1kmの正規確率分布を用いて算出したリンク地点交通量推定値の分布図である。
【図10】算出したリンク発生交通量に基づき、方法a1,平均距離m=3km,分散σ=2kmの正規確率分布を用いて算出したリンク地点交通量推定値の分布図である。
【図11】算出したリンク発生交通量に基づき、方法a1、平均距離m=4km,分散σ=2kmの正規確率分布を用いて算出したリンク地点交通量推定値の分布図である。
【図12】算出したリンク発生交通量に基づき、方法a1、平均距離m=10km,分散σ=4kmの正規確率分布を用いて算出したリンク地点交通量推定値の分布図である。
【図13】算出したリンク発生交通量に基づき、方法a2、平均距離m=4km,分散σ=2kmの正規確率分布を用いて算出したリンク地点交通量推定値の分布図である。
【図14】算出したリンク発生交通量に基づき、方法a2、平均距離m=10km,分散σ=4kmの正規確率分布を用いて算出したリンク地点交通量推定値の分布図である。
【図15】リンク地点交通量計測値の分布図である。
【図16】図9のリンク地点交通量推定値と図15のリンク地点交通量計測値との相関図である。
【図17】図10のリンク地点交通量推定値と図15のリンク地点交通量計測値との相関図である。
【図18】図11のリンク地点交通量推定値と図15のリンク地点交通量計測値との相関図である。
【図19】図12のリンク地点交通量推定値と図15のリンク地点交通量計測値との相関図である。
【符号の説明】
1 入力変換部
2 入力変換部
3 交通量計測部
4 旅行時間計測部
5 最適経路トリー算出部
6 OD交通量推定部

Claims (9)

  1. 出発リンクに一定の交通量を設定し、経路トリーに沿って、経路トリーの分岐部で交通量を分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、各リンクにおける通過交通量を求める手順Aと
    エリア内の各リンクを出発リンクに選ぶことによりそれぞれ求めた通過交通量から、リンクの地点交通量とリンク発生交通量とを結びつける通過確率行列を求める手順Bと
    この通過確率行列と、リンクで計測した地点交通量計測値とに基づいて、リンク発生交通量を算出する手順Cとを含むリンク発生交通量算出方法であって、
    前記手順Aにおいて、交通量を経路トリーの分岐部で分配するのに、交差点に流入するリンクと同一交差点から流出するリンクを1つの領域とし、当該領域で交差点から流出する地点交通量計測値から交差点に流入する地点交通量計測値を引き、それを流出リンク数又は流入リンク数で割ってリンク消滅交通量設定値を求め、経路トリーの分岐部下流のリンク消滅交通量設定値の和に比例した分配率で、交通量を分配することを特徴とするリンク発生交通量算出方法。
  2. 出発リンクに一定の交通量を設定し、経路トリーに沿って、経路トリーの分岐部で交通量を分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、各リンクにおける通過交通量を求める手順Aと、
    エリア内の各リンクを出発リンクに選ぶことによりそれぞれ求めた通過交通量から、リンクの地点交通量とリンク発生交通量とを結びつける通過確率行列を求める手順Bと、
    この通過確率行列と、リンクで計測した地点交通量計測値とに基づいて、リンク発生交通量を算出する手順Cとを含むリンク発生交通量算出方法であって、
    前記手順Aにおいて、交通量を経路トリーの分岐部で分配するのに、分岐部の先の経路トリー下流のリンク地点交通量計測値×リンク距離の和に比例した分配率で、交通量を分配することを特徴とするリンク発生交通量算出方法。
  3. 前記手順Aにおいて、リンクで交通量を一部消滅させるのに、交差点に流入するリンクと同一交差点から流出するリンクを1つの領域とし、当該領域で交差点から流出する交通量から交差点に流入する交通量を引き、それを流出リンク数又は流入リンク数で割ってリンク消滅交通量設定値を求め、このリンク消滅交通量設定値とリンク地点交通量計測値との比に基づいて消滅させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリンク発生交通量算出方法。
  4. 出発リンクに一定の交通量を設定し、経路トリーに沿って、経路トリーの分岐部で交通量を分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、各リンクにおける通過交通量を求める手順Aと、
    エリア内の各リンクを出発リンクに選ぶことによりそれぞれ求めた通過交通量から、リンクの地点交通量とリンク発生交通量とを結びつける通過確率行列を求める手順Bと、
    この通過確率行列と、リンクで計測した地点交通量計測値とに基づいて、リンク発生交通量を算出する手順Cとを含むリンク発生交通量算出方法であって、
    前記手順Aにおいて、リンクで交通量を一部消滅させるのに、走行距離に基づいて設定した消滅確率分布に従って、リンクで交通量を消滅させることを特徴とするリンク発生交通量算出方法。
  5. あるリンクで発生し、走行後他のリンクで消滅するまでのOD交通量を推定するための方法であって、
    道路網の各リンクのリンク地点交通量計測値に基づいて、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の方法でリンク発生交通量を算出し、各リンクを出発リンクとして探索した経路トリーに沿って、前記リンク発生交通量を、経路トリーの分岐部で分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、OD交通量を推定することを特徴とするOD交通量の推定方法。
  6. 出発リンクに一定の交通量を設定し、経路トリーに沿って、経路トリーの分岐部で交通量を分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、各リンクにおける通過交通量を求める手段Aと、
    エリア内の各リンクを出発リンクに選ぶことによりそれぞれ求めた通過交通量から、リンクの地点交通量とリンク発生交通量とを結びつける通過確率行列を求める手段Bと、
    この通過確率行列と、リンクで計測した地点交通量計測値とに基づいて、リンク発生交通量を算出する手段Cとを含むリンク発生交通量算出装置であって、
    前記手段Aにおいて、交通量を経路トリーの分岐部で分配するのに、交差点に流入するリンクと同一交差点から流出するリンクを1つの領域とし、当該領域で交差点から流出する地点交通量計測値から交差点に流入する地点交通量計測値を引き、それを流出リンク数又は流入リンク数で割ってリンク消滅交通量設定値を求め、経路トリーの分岐部下流のリンク消滅交通量設定値の和に比例した分配率で、交通量を分配することを特徴とするリンク発生交通量算出装置。
  7. 出発リンクに一定の交通量を設定し、経路トリーに沿って、経路トリーの分岐部で交通量を分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、各リンクにおける通過交通量を求める手段Aと、
    エリア内の各リンクを出発リンクに選ぶことによりそれぞれ求めた通過交通量から、リンクの地点交通量とリンク発生交通量とを結びつける通過確率行列を求める手段Bと、
    この通過確率行列と、リンクで計測した地点交通量計測値とに基づいて、リンク発生交通量を算出する手段Cとを含むリンク発生交通量算出装置であって、
    前記手段Aにおいて、交通量を経路トリーの分岐部で分配するのに、分岐部の先の経路トリー下流のリンク地点交通量計測値×リンク距離の和に比例した分配率で、交通量を分配することを特徴とするリンク発生交通量算出装置。
  8. 出発リンクに一定の交通量を設定し、経路トリーに沿って、経路トリーの分岐部で交通量を分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、各リンクにおける通過交通量を求める手段Aと、
    エリア内の各リンクを出発リンクに選ぶことによりそれぞれ求めた通過交通量から、リンクの地点交通量とリンク発生交通量とを結びつける通過確率行列を求める手段Bと、
    この通過確率行列と、リンクで計測した地点交通量計測値とに基づいて、リンク発生交通量を算出する手段Cとを含むリンク発生交通量算出装置であって、
    前記手段Aにおいて、リンクで交通量を一部消滅させるのに、走行距離に基づいて設定した消滅確率分布に従って、リンクで交通量を消滅させることを特徴とするリンク発生交通量算出装置。
  9. あるリンクで発生し、走行後他のリンクで消滅するまでのOD交通量を推定するための装置であって、
    道路網の各リンクのリンク地点交通量計測値に基づいて、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の方法でリンク発生交通量を算出し、各リンクを出発リンクとして探索した経路トリーに沿って、前記リンク発生交通量を、経路トリーの分岐部で分配し、リンクで交通量を一部消滅させながらシミュレート走行させることにより、OD交通量を推定することを特徴とするOD交通量の推定装置。
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