JP3520330B2 - 交通流模擬装置による交通流予測制御システム - Google Patents

交通流模擬装置による交通流予測制御システム

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JP3520330B2
JP3520330B2 JP2000358950A JP2000358950A JP3520330B2 JP 3520330 B2 JP3520330 B2 JP 3520330B2 JP 2000358950 A JP2000358950 A JP 2000358950A JP 2000358950 A JP2000358950 A JP 2000358950A JP 3520330 B2 JP3520330 B2 JP 3520330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通流予測制御シ
ステムに関するものであり、特に、交通流センサから入
力される実交通データに従い、交通流を計算機上におい
て模擬し、その結果と実交通との偏差から交通流模擬に
必要なパラメータを修正しつつ、時々刻々と変わる交通
流を学習する交通流模擬用パラメータの推定機能と、そ
のパラメータ値に従い、現在の交通状況から未来の交通
状況を模擬することで、事故あるいは工事等が発生した
場合における交通流の変化を予測して、交通管制におけ
る最適な交通誘導方法を抽出する交通管制報補における
交通流模擬装置による交通流予測制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の交通流予測は、ある地点からある
地点までの距離と、現時点の平均速度をベースに、その
旅行時間を推定するため、事故や工事区間による車線閉
鎖等による事象発生時については、その予測の精度が低
下するという問題がある。
【0003】また、このような事象発生時における交通
流を評価するについては、交通流模擬装置を用いるのが
効果的であるが、実交通によるパラメータの補正を行っ
ていないことから、その交通流模擬結果は、交通流模擬
用パラメータを決定した時点の交通流に基づく再現しか
行うことができないため、実交通との偏差による誤差を
含んだ予測を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】記した従来の交通流
模擬装置による交通流予測制御システムでは、運転者の
目標速度、目標車間、目標車線および車線変更等の可否
判断における、目標車線上を走行中の車両間の安全ギャ
ップ等の交通流量模擬用パラメータを固定値としている
ために、交通流を形成する各車両の運転者の特性が天候
時刻等に影響されて、視程距離が変わることにより変化
したり、季節および曜日により運転者の目的等が変わる
ことにより、日時天候季節等によって大きくその様相が
変わる。このため、交通流がある一定の誤差を含んだ結
果でしか出せないという問題があった。
【0005】さらに、事故、工事、違法駐車等の車線閉
鎖による該当区間における交通容量の低下に起因する混
雑時には、現状のシミュレーションでは、シミュレータ
の道路構造の変更、もしくは、障害物等の設定を行わな
ければ、シミュレーション結果が大幅に現状の交通流か
ら乖離してしまうという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記した問題を解決し、
シミュレーションを用いて交通流を予測し、交通流を最
適に制御する交通流予測制御システムを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、交通流模擬装
置のパラメータが実際と合致しなく、その精度が低下す
ことに鑑みなされたものである。交通流模擬装置のパ
ラメータには、模擬区間全体の傾向として現われる運転
者特性のパラメータと、障害物、工事等の道路構造の変
更による道路構造のパラメータがあり、この道路構造パ
ラメータが局所的現象のため、センサ間のアンバランス
として現われることに着目し、センサ全体の情報を使っ
て、運転者のパラメータを調整するとともに、センサ間
のアンバランス情報を用いて道路構造パラメータを修正
する手段を備える交通流予測制御システムを提供する
【0008】本発明は、実交通の交通流センサ、運転者
への情報提供装置及び前記交通流センサの情報を基に交
通流を模擬する交通流模擬装置を備えた交通流予測制御
システムにおいて、前記交通流センサの情報信号を基
に、前記交通流模擬装置の交通流模擬用パラメータを演
算する実交通パラメータ推定機構と、前記交通流模擬装
置に複数の交通管制シナリオを実行させて交通流の予測
を行い、その予測値から予め設定された評価関数を最適
にする交通管制シナリオを選択する交通流予測制御機構
と、を設け、前記情報提供装置は、前記交通流予測制御
機構により選択された最適な交通管制シナリオに従った
交通管制情報を、実交通上の運転者に通知する交通流模
擬装置による交通流予測制御システムであって、前記実
交通パラメータ推定機構は、前記交通流模擬用パラメー
タを前記交通流センサの情報信号で同定する実交通パラ
メータ推定機能及び前記交通流センサの情報信号のう
ち、複数の前記交通流センサの設置点における流入交通
量と流出交通量を用いて前記交通流センサ間の断面交通
量のアンバランスを検出し、アンバランスが検知された
場合には、前記交通流センサ間の道路区間の車線を封鎖
するような障害物の占有パターンを推定し、この占有パ
ターンに基づいて封鎖車線数を1から車線数−1まで変
更した車線閉鎖シナリオを準備し、これらの車線閉鎖シ
ナリオに基づいて前記交通流模擬装置により交通流模擬
を実施して、現状交通に最も近い障害物の占有パターン
を選択することで交通障害区間を推定する交通障害区間
推定機構を備え、前記交通流予測制御機構は、複数の交
通管制シナリオが設定された交通管制シナリオデータベ
ースと、前記交通管制シナリオデータベースの交通管制
シナリオ、前記交通流模擬用パラメータ及び前記交通流
センサ装置の情報信号を用いて、複数の交通管制シナリ
オについて並列して交通流模擬を行う交通流予測装置
と、前記交通流予測装置の模擬結果を保管する交通流予
測データベースと、前記交通流予測データベースの模擬
結果を用い、前記評価関数で交通管制シナリオを評価す
る交通管制シナリオ評価機構と、を備えることを特徴と
する。これによって、交通流模擬による交通流予測の精
度を向上させ、最適な交通管制システムの構築を図るよ
うにしてなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの実施形態の全体構成を
示す。
【0010】図1の交通流予測制御システム1は、実交
通パラメータ推定機構2と、交通流模擬装置14と、交
通流現況データベース17と、交通流予測制御機構
と、情報提供装置22と、運転者への情報提供装置(V
ICS、可変表示板および信号管制)23とから構成さ
れている。
【0011】発明のシステムが処理対象とする道路ネ
ットワ−クは、事前に定義され予め交通流現況データベ
ース(現況シナリオ7に記憶されている。実交通
高速道路)10上に配置されている交通流センサ11
から入力される通過車両の車頭間隔、通過速度および台
数が情報信号として、交通流センサ11から制御機構1
8へ入力される。これらの交通流センサ11の情報信号
は、制御機構18を経由して、実交通パラメータ推定機
12と交通障害区間推定機構13へ入力される。
【0012】実交通パラメータ推定機能12は、交通流
センサ信号を基にして、交通需要の予測を行うと共に
交通流センサ信号から演算される交通流模擬用パラメ−
、交通流現況データベース(現況シナリオ)17
記憶する。
【0013】交通障害区間推定機構13は、所定の処理
周期で起動されて、単路区間における入出の交通流セン
サ1間における通過交通量のアンバランスをチェック
し、アンバランスを検出した場合に、該当する単路区間
に障害物を設定することにより、車線が閉鎖された車線
閉鎖シナリオを複数個準備し、それらの車線閉鎖シナリ
オを交通流現況データベース(現況シナリオ)17に記
憶する。一方、アンバランスが検出されない場合は、車
線閉鎖シナリオは設定せず、車線閉鎖区間無しのシナリ
オを設定する。
【0014】つぎに交通障害区間推定機構13にて設定
されて、交通流現況データベース(現況シナリオ)17
に記憶された車線閉鎖シナリオは、交通流模擬装置
へ入力される。この交通流模擬装置4は、その入力さ
れた車線閉鎖シナリオに基づいて、実交通パラメータ推
定機能12で推定した交通需要と交通流模擬用パラメ−
タを用いて交通流模擬を実施し、車線閉鎖シナリオの
内、最も実交通に近い車線閉鎖シナリオを交通流現況デ
ータベース(現況シナリオ)17に記憶する。さらに、
その交通流模擬結果と実交通との偏差により、交通流
擬用パラメータの補正処理を実施し、この補正された交
通流模擬用パラメータを交通流現況データベース(現況
シナリオ)17に記憶する。
【0015】このように、実交通パラメータ推定機能
で交通需要と交通流模擬用パラメを推定すると
ともに、交通障害区間推定機構13において、車線閉鎖
が想定される場合には、車線閉鎖区間を推定するそし
、その車線閉鎖シナリオに従い、交通流模擬を交通流
模擬装置14にて実施し、車線閉鎖区間を同定し、前回
の交通流模擬結果から現在時刻までの交通流模擬を実施
することにより、実交通と交通流模擬結果との偏差か
ら、交通流模擬用パラメ−タの補正を行い、交通流模擬
結果と車線閉鎖区間を設定した道路パラメータと、実交
通により補正された交通流模擬用パラメ−タとを現況シ
ナリオとして、交通流現況データベース(現況シナリ
オ)17に記憶する。これらの現況シナリオ推定と、交
通流模擬用パラメ−タと、その交通流模擬結果と、実交
通との比較による現況シナリオの特定と、交通流模擬用
パラメ−タの補正の一連の処理は、一定周期で起動され
て、常時、パラメータの更新を行う。
【0016】また、渋滞が発生した場合に、その渋滞情
報が制御機構18に入力される。この制御機構18は、
渋滞を緩和させる交通管制シナリオを交通流予測制御機
の交通管制シナリオデータベース16に設定し、現
況シナリオで検知している車線規制部分へ車両が集中し
ないように、ランプ規制や迂回誘導等を行う交通管
ナリオを数ケース抽出し、その交通管制シナリオを交通
管制シナリオデータベース16に設定する。また制御機
構18は、交通流予測装置19に対し、交通流模擬装置
4から出力される交通管制シナリオ毎の交通流模擬の
処理を行う。交通流予測装置19は、交通流模擬装置
4により、交通流模擬を実時間よりも早い速度で実施す
ることで、近未来の交通状況を模擬し、予測を実施す
る。
【0017】車両の旅行時間の統計情報は、交通流予測
データベース20に記憶される。この交通流予測データ
ベース20内に格納された交通流模擬結果は、交通管制
シナリオ評価機構21により参照され、この交通管制シ
ナリオ評価機構21は、各車両の旅行時間、走行距離、
通行料金あるいはこれらの組合せの評価関数に従い、そ
の評価関数値を算出する。そして、各々の交通管制シナ
リオ毎に出力される各車両の評価関数値のバラツキが或
る一定内のシナリオであって、各車両の評価関数値の総
和が、現況シナリオで予測した評価関数値より改善され
ている交通管制シナリオをシナリオ候補として決定す
る。このようにして決定されたシナリオ候補は、情報提
供装置22を介して、運転者への情報提供装置(VIC
S、可変表示板および信号管制)23にて道路上を走行
する車両の運転者に対し提される。
【0018】図2、上記した実交通パラメータ推定機
構2における実交通パラメータ推定機能12の処理フロ
を示す。この実交通パラメータ推定機能12では、現
状の交通状況(現況シナリオ)の推定と交通流模擬用パ
ラメータの推定が行われる。ここで、現状の交通状況
(現況シナリオ)としては、道路ネットワークにおける
車両の発生元と目的地のペアに時間当たりの車両台数を
規定した交通需要が挙げられる。一方、交通流模擬用パ
ラメータとしては、下記の項目が挙げられる。 1) 運転者の目標速度とその分布 2) 運転者の目標車頭間隔とその分布
【0019】交通流センサ情報受信ステップ201に
て、短時間内に交通流センサ11下を通過した車両の速
度、車頭間隔を入力する。処理ステップ202の交通需
要予測処理においては、単位時間当たりに通過した車両
台数から断面交通量の計算を行う。そして対象となる
路ネットワークについて事前にパーソントリップ法、又
はアンケート調査により推定されている該当道路ネット
ワークにおけるサンプルOD(Origin Dest
ination)を基に、そのODが調査された時点の
該当個所の断面交通量と、交通流センサ11から得られ
る実交通の断面交通量の倍率を求めて、サンプルOD
その比率を乗ずることで、交通需要を推定し、その交通
需要を現状の交通状況(現況シナリオ)として、交通量
現況データベース17に記憶する。
【0020】ステップ203は交通流模擬用パラメータ
演算処理である。交通流模擬用パラメータとしては、運
転者の目標速度とその分及び目標車頭間隔とその分
の推定演算を行う。ここで、後記する式(1)〜(4)
で用いる係数を列記する。 Vave:通過車両の平均速度 Vmax:通過車両の最大速度 Vmin:通過車両の最小速度 Have:通過車両の平均車頭 Hmax:車頭間隔最大値 Hmin:車頭間隔最小値 通流模擬装置14内において、各模擬車両に与える目
標速度の平均値Vpは、式(1)に従って決定される Vp(n)=Vp(n−1)×α+Vave×(1−α)……(1) α:平均速度用平滑定数 通流模擬装置14内において、各模擬車両に与える目
標速度の最大値Vpmaxは、式(2)に従って決定さ
れる Vpmax=max(Vpmax,Vmax)……(2) 通流模擬装置14内において、各模擬車両に与える目
標速度の最小値Vpminは、式(3)に従って決定さ
れる。 Vpmin=min(Vpmin,Vmin)……(3) 通流模擬装置14内において、各模擬車両に与える
標車頭間隔(H)の平均値Hpは、式(4)に従って決
定される。 Hp(n)=HP(n−1)×β+Have×(n−β)……(4) β:車頭間隔用平滑定数あと、交通流模擬用パラメータとしては、目標車頭間隔
最大値Hpmax、目標車頭間隔最小値Hpminが挙
げられる。
【0021】ステップ204のパラメータ設定において
は、交通流模擬用パラメータ演算処理203で求めた交
通流模擬用パラメータを交通流現況データベース(現況
シナリオ)17へ格納する。
【0022】図3は交通障害区間推定機構13の処理フ
ローを示す。ステップ301においては、路部におけ
る交通流センサ11間の断面交通量のアンバランスを検
知する。アンバランスが検知された場合には、ステップ
302の交通障害区間推定の処理で、その当該区間
線を封鎖するような、障害物が設定された車線閉鎖シナ
リオを準備する。このとき障害物が当該区間を占有する
パターン(面積)は、当該道路区間が通常の自由流で流
れていた場合と、ンバランスが生じた場合の当該区間
内の滞留車両台数の偏差から推定する。ここで、滞留車
両台数の偏差が、障害物の滞留域と同じになる。 N:台/sec 流入交通量 M:台/sec 流出交通量 X:道路閉鎖規模(面積) Vave: 流出平均速度 α:車一台当たりの占有面積 当該単路区間内の道路閉鎖規模Xは、式()で推定さ
れる。 X=(N−M)×(Vave×α)………(
【0023】障害物(面積)が決まれば、封鎖車線数を
1車線から該当区間の車線数−1の車線数が閉鎖された
車線閉鎖シナリオ各々準備してこれらの車線閉鎖シナ
リオを、交通現況(現況シナリオ)として、ステップ
03のシミュレーション機能により交通流模擬を実施す
る。具体的には、交通流模擬装置14により交通流模擬
実施する。この交通流模擬の結果の中で、現状交通に
最も近い障害物のパターンを選択するのがステップ30
4の評価機構である。選択された障害物のパターンを具
備した道路交通パラメータは、交通現況データベース
(現況シナリオ)17に記憶される。
【0024】ステップ305のパラメータ修正機構は
交通現況データベース(現況シナリオ)17に記憶し
てある各交通流センサ11の測定結果を使用して交通流
模擬用パラメータ修正を行う。測定項目としては、単位
時間当たりの車線別車両通過台数、その平均速度、速度
の標準偏差、通過車両の平均車頭間隔時間、車頭間隔時
間の標準偏差である。これらの項目と、交通流模擬結果
の同一項目データの比較を行い、交通流模擬用パラメー
タの修正を行う。修正を実施する交通流模擬用パラメー
タは下記の通りである。 1)運転者の目標速度とその分布 2)運転者の目標車頭間隔とその分布 運転者の目標速度とその分布の修正方法としては、下記
の手順で行う。ここで、後記する式(6)〜(11)で
用いる係数を列記する。 Vpave:交通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える目標速度の平均値 Vrave:実交通通過車両の平均速度 Vsave:交通流模擬における通過車両の平均速度 Vpmax:交通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える目標速度の最大値 Vrmax:実交通通過車両の最大速度 Vsmax:交通流模擬における通過車両の最大速度 Vpmin:交通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える目標速度の最小値 Vrmin:実交通通過車両の最小速度 Hpave:交通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える目標車頭間隔の平均値 Hrave:実交通通過車両の平均車頭間隔 Hsave:交通流模擬装置14内における通過車両の
平均車頭間隔 Hpmax:交通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える目標車頭間隔の最大値 Hrmax:実交通通過車両の最大車頭隔 Hsmax:交通流模擬における通過車両の最大車頭
隔 Hpmin:交通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える目標車頭隔の最小値 Hrmin:実交通通過車両の最小隔 Hsmin:交通流模擬おける通過車両の最小車頭間
【0025】通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える目標速度の平均値Vpaveは、式()に
従って決定される。 Vpave(n)=Vpave(n−1)×αpave
+(Vrave−Vsave)×(1−αpave)…
…(6) この式では、交通流模擬の結果と実交通データの偏差を
パラメータに反映させるものである。
【0026】通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える目標速度の最大値Vpmaxは、式()に
したがって決定される。 Vpmax(n)=Vpmax(n−1)×αpmax
+(Vrmax−Vsmax)×(1−αpmin)…
……(αp max:交通流模擬用パラメータ目標速度最大パラ
メータ平滑係数 αpmin:交通流模擬用パラメータ目標速度最小値パ
ラメータ平滑係数 通流模擬装置14内において、各模擬車両に与える目
標速度の最小値Vpminは、式()にしたがって決
定される。 Vpmin(n)=Vpmin(n−1)×αpmin
+(Vrmin−Vsmin)×(1−αpmin)…
……(
【0027】通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える車頭間隔の平均値Hpave、式)に
したがって決定される。 Hpave(n)=Hpave(n−1)×βpave
+(Hrave−Hsave)×(1−βpave)…
……() βpave:交通流模擬用パラメータ目標車頭間隔
均値パラメータ平滑係数交通流模擬装置14内におい
て、各模擬車両に与える目標車頭間隔の最大値Hpma
は、式(10)にしたがって決定される。 Hpmax(n)=Hpmax(n−1)×βpmax
+(Hrmax−Vsmax)×(1−βpmax)…
……(10) βpmax:交通流模擬用パラメータ目標車頭間隔の最
大値パラメータ平滑係数
【0028】交 通流模擬装置14内において、各模擬車
両に与える目標車頭間隔の最小値Hpminは、式(
)にしたがって決定される。 Hpmin(n)=Hpmin(n−1)×βmin+
(Hrmin−Hsmin)×(1−βpmin)……
…(11
【0029】このようにステップ305のパラメータ修
正機構では、前記パラメータ補正処理にて修正した交通
流模擬用パラメータを交通流現況データベース17ヘ登
録する
【0030】 図4は交通流模擬装置14によるシミュレ
ーション機能フローを説明したものである。道路構築処
理401においては、予め今回の装置が処理する範囲の
道路についての道路構造を道路ネットワークとして記憶
しておく。交通流現況データベース17より、現況シナ
リオ従って道路ネットワークに障害物を展開する
下、移動体処理402〜統計処理407まで、交通流模
擬時間刻みピッチで所定の時間まで処理を反復する。
【0031】移動体発生処理402は交通流時間刻み内
に、交通流模擬を実施する道路に進入してくる車両を、
交通流現況データベース17の交通需要データを参照し
て、所定の道路ネットワーク上に登録する。各運転者が
保持する交通流模擬用パラメータの値は、交通流現況デ
ータベース17に登録されている現況の交通流模擬用パ
ラメータの目標平均速度とその分布及び目標車頭間隔と
その分布に従い、各運転者に対して目標速度と目標車頭
間隔を決定して交通流模擬用パラメータ値として設定す
る。周辺認識処理403と次操作決定処理404は、道
路ネットワーク内の全車両について、1台毎に処理が実
行される。周辺認識処理403は、自車両の周辺状況を
抽出する。次操作決定処理404は、周辺認識処理40
で抽出した周辺状況と運転者の車両模擬装置用パラメ
ータ目標平均速度と目標車頭間隔に従い、個々の車両
の目標平均速度と目標車頭間隔を決定し、そのパラメー
タ値に従ってその車両の時間刻みにおける運転操作を決
定して、それを各車両に記憶る。
【0032】処理ステップ405の全移動体処理完了か
の判定で、未完了なら引き続き移動体位置補正処理40
6へ移行する。移動体位置補正処理406では、全移動
体の交通流時間刻み内での移動体の移動距離を個々の車
両の縦速度と横速度に従って計算し、道路ネットワーク
上の位置を修正る。統計処理407は各道路ネットワ
ークにおいて、交通流センサ11が配置されている道路
部位での通過車両の平均速度、平均車頭間隔、及びそれ
らの標準偏差を計算して交通流現況データベース17
記憶する。以上の交通流模擬、時間刻み毎に、前回処
理した時間よりも順次時間を進めながら、一連の実交通
推定装置と、交通流模擬装置14、交通流模擬パラメー
タ補正装置にて交通流模擬用パラメータを決定した時点
まで、交通流模擬の時間が進んだ時点で、交通流模擬は
一旦終了する。その終了判定を行うのが、408の交通
流予測処理終了かの判定である。
【0033】図5は、制御機構18の処理フローであ
る。交通流センサ信号受信501は、交通流センサ信号
を受信する。ステップ502の実交通パラメータ推定要
求は、実交通パラメータ推定機12に対して交通流模
擬用パラメータの推定を行うように要求する。ステップ
503の交通障害区間推定要求は、交通障害区間推定機
構13に処理要求を行う。渋滞情報受け付処理504
は、交通流センサ11から該当センサの通過交通量の低
下を渋滞として受け付ける。渋滞区間特定処理505
は、交通流センサ11の検出する道路部位の通過交通量
が低下している箇所を渋滞箇所として検知する。道路ネ
ットワークパラメータ設定506では、道路ネットワー
クの車線情報に対して、渋滞の属性を設定して、交通管
制シナリオデータベース16に記憶する。閉鎖車線によ
る交通管制シナリオ抽出507では、予め渋滞を想定し
て、事前に決定しておいたランプ規制及び経路誘導等の
交通管制シナリオを抽出する。交通管制シナリオデータ
ベースへ設定508では、抽出し交通管制シナリオを
交通管制シナリオデータベース16に設定する。交通流
測処理要求509は、交通管制シナリオデータベース
16に設定した交通管制シナリオに従い、現在の交通状
況を起点として、交通管制シナリオに基づいて、交通流
予測の実施を行うように、図1の交通流予測装19に
対して、処理要求を行う。
【0034】図6は交通流予測装置19の処理フローで
ある。道路構築処理601では、交通管制シナリオデー
タベース16に設定された車線閉鎖情報と交通管制シナ
リオを基に、交通流現データベース17に格納された
現状の交通状況に従って障害物等を設定し、交通流模擬
を行う道路ネットワークと標識及び可変表示板を、交通
流模擬装置14内に構築する。以下移動体発生処理60
2〜統計処理607までを、交通流模擬時間刻みピッチ
でシナリオにて決定された時間まで反復する。移動体発
生処理602〜統計処理607までの演算に要する時間
を、刻みよりも短い時間で実施することで、未来の交通
状況予測可能とすることができる。通常時間刻み
0.1秒から1秒の間で任意の値を採用する。移動体発
生処理602は、現在の交通需要パメータが今後も持
続するという前提で、交通流時間刻み内に交通流模擬を
実施する道路ネットワークに進入してくる車両を所定の
道路ネットワークに登録する。各運転者が保持する交
通流模擬用パラメータの値は、交通流現況データベース
17に登録されている現況の交通模擬用パラメータの
目標平均速度とその分布と目標車頭間隔とその分布に従
い、各運転者に対して目標速度と目標車頭間隔を決定し
て、車両模擬装置用パラメータ値として設定する。
【0035】周辺認識処理603と次操作決定処理60
4は、道路ネットワーク内の全車両、1台1台毎に処理
が実行される。周辺認識処理603は、自車両の周辺状
況を抽出する。次操作決定処理604は、周辺認識処理
603で抽出した周辺状況と運転者の車両模擬装置用パ
ラメータの目標平均速度と目標車頭間隔に従い、個々の
車両の目標速度と目標車頭間隔を決定し、そのパラメー
タ値に従いその車両の次時間刻みにおける運転操作を決
定してそれを各車両に記憶する。605の全移動体処理
完了かの判定で、完了なら引き続き残りの車両の周辺
認識処理603と、次操作決定処理604を継続実施
る。全体移動について処理完了ならば、移動体位置補正
処理606へ移行する。移動体位置補正処理606で
は、全体移動の交通流時間刻み内での移動体の移動距離
を個々の車両の縦速度と、横速度に従って計算して道路
ネットワーク上の位置を修正する。
【0036】統計処理607は、各道路ネットワークに
おいて、交通流センサ11が配備されている道路部位で
の、通過車両の平均速度、平均車頭間隔及びそれらの標
準偏差を計算して交通管制シナリオデータベース16に
記憶し、すべての車両の発生から目的地までの旅行時間
を計算する。交通流模擬は並列で複数の交通管制シナリ
オについて、交通流模擬を実施する。以上の交通流模擬
は、時間刻み事に前回処理した時間より順次時間を進め
ながら、交通管制シナリオに従い現在の交通状況が継続
したとし仮定して、その未来の交通状況を交通流を模
擬することで予測しようとするものであり、交通管制
ナリオ毎に交通流模擬を終了する時間が設定されてい
る。この交通管制シナリオ毎に設定された交通流模擬の
終了時まで交通流模擬の時間が進んだ時点で、交通流模
擬処理は、一旦終了する。その終了判定を行うのが、
テップ608の交通流予測処理終了かの判定である。交
通流予測処理終了ならば、ステップ609の交通予測
データベース20更新処理おいて、各交通管制シナリ
オ毎の交通流予測結果であるすべての移動体の発生から
目的地での旅行時間が、交通流予測データベース20
に記載される。
【0037】図7は、交通管制シナリオ評価機構21
処理フローである。シナリオ別交通流模擬結果取りだし
701は、交通管制シナリオデータベース16より、
通管制シナリオ別の交通流模擬結果を読み込む。個々の
車両の旅行時間と旅行距離と料金で計算される評価関数
値を参照する。評価関数値は、(14)式で計算され
る。 C: 評価関数値 α: 旅行時間の重み係数 β: 走行距離の重み係数 γ: 料金の重み係数 T: 旅行時間 L: 走行距離 M: 料金 C=α×T+L+γ×M………(14) 個々の車両の評価関数値バラツキの評価において
は、取り出し車両の評価関数値(14)を用い
て、そのバラツキをシナリオ毎に評価する。評価関数値
の偏差が、所定の時間範囲内の交通管制シナリオにつ
いては、公平の観点から適応可能となる。車両の評価関
数値バラツキと、評価関数値の累計を演算する。
適応可能な交通管制シナリオの決定703においては、
車両の評価関数値の累計が現況シナリオによる交通流
模擬の結果よりも小さくて、車両旅行時間のバラツキ
所定の値よりも小さい交通管制シナリオを適用可能交通
管制シナリオとして決定する。情報提供装置22に最適
シナリオ通知704では、選択された適用可能交通管制
シナリオの識別情報を情報提供装置22に通知る。複
数の交通管制シナリオについて適用するのは、複合効果
を期待するためである。
【0038】このような構成による、交通流予測システ
ムの動作例を図を用いて説明る。図8は図2の具体例
を示すものである。交通流センサ11より入力される平
均車両速度Vave=19.4m/sと最大車両速度V
max=22.0m/sec、平均車頭間隔時間Hav
e=1.3secと最大車頭間隔時間Hmax=2.6
secの入力値を交通流センサ実測値として交通流現況
データベース17に記憶する。
【0039】ステップ202の交通需要予測処理では、
交通流センサ11からの入力値185台/5分間の車両
台数を基に、一時間当たりの車両通過台数を計算して、
断面交通量として、交通流現況データベース17に記憶
する。185台/5分間を一時間当たりに換算すると、
2200台/時間となる。つぎに断面交通量を用いて、
事前に調査されているサンプルOD801に対して、断
面交通量の倍率からODを推定する方式を説明る。具
体的には、今回使用している交通流センサ11が、地点
A〜Bの区間に設置されたものとする。801のサンプ
ルODでは、A地点からB地点への移動車両台数は、1
100台となっている。今回の計測結果では、単位時間
当たり2200台の車両が通過したことが計測されてい
るため、断面交通量は2倍となる。この2倍の倍率をサ
ンプルODの各地点間の移動車両台数に乗じて、802
のODを推定することが可能となる。現状の交通状況推
定処理では、単路部の流入部と流出部間での交通流セン
11の通過交通量のアンバランスを検知したタイミン
グで、該当区間での車線閉鎖状況を推定し、車線閉鎖区
間を道路ネットワーク上の障害物としてシミレーショ
ンにおける交通状況として、交通流現況データベース
に記憶する。
【0040】交通流模擬用パラメ−タ演算処理ステップ
203においては、交通流センサ11から実測された車
両平均速度、車両速度最大値、車両速度最小値、平均車
頭間隔時間、最大車頭間隔時間、最小車頭間隔時間か
ら、交通流模擬用パラメ−タを演算する。各種パラメ−
タの演算のための式は、上述した式(1)〜()を使
用する。また処理ステップ204におけるパラメ−タ設
定は、交通流模擬用パラメ−タ演算処理ステップ203
において演算した結果を、交通流模擬用パラメ−タ値と
して、その値を交通流現況データベース(現況シナリ
オ)17に記憶する。これにより、交通流模擬必要な
交通流模擬用パラメ−タと交通需要を決定するODが確
定される。そして、交通流現況データベース(現況シナ
リオ)17に設定されている交通流模擬用パラメ−タと
交通需要ODを使用して、交通流模擬が実施される。情
報提供装置23は、交通管制シナリオに従い、実交通上
の車両の運転者に対し情報提供を行うと共に、ランプ規
制等の交通管制施策の実行を行うことをガイダンスする
ことが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る交通
流模擬装置による交通流予測制御システムによれば、交
通流センサから入力される実交通の実測データを基に、
交通流模用パラメータ、例えば、道路閉鎖状況、運転
者の特性、交通需要等のパラメータを常に実交通状況に
適合させながら、交通流模擬を実施することができるた
めに、交通流予測の精度を向上させることができる。ま
た、渋滞発生等の交通障害事象に対する複数の交通管制
シナリオによって、交通流模擬による交通流予測を行う
とともに、その結果を比較評価することができ、これに
より、最適な交通管制システムを選択することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る交通流模擬装置による交通流予測
制御システムの全体構成を示す説明図である。
【図2】実交通パラメータ推定機構における実交通パラ
メータ推定機能の処理状態を示すフローチャートであ
る。
【図3】実交通パラメータ推定機構における交通障害区
間推定機構の処理状態を示すフローチャートである。
【図4】交通流模擬装置によるシミュレション機能処
理のフロチャートである。
【図5】制御機構による処理状態を示すフロチャート
である。
【図6】交通流模擬装置による交通流予測装置の処理状
態を示すフローチャートである。
【図7】交通管制シナリオ評価機構の処理状態を示すフ
チャートである。
【図8】実交通パラメータ推定機能の具体的な動作例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 交通流予測制御システム 2 実交通パラメータ推定機構 交通流予測制御機構12 実交通パラメータ推定機能13 交通障害区間推定機構14 交通流模擬装置16 交通管制シナリオデータベース17 交通流現況データベース(現況シナリオ)18 制御機構19 交通流予測装置20 交通流予測データベース21 交通管制シナリオ評価機構22 情報提供装置23 運転者への情報提供装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 哲啓 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社 日立製作所 大みか電機本部 内 (56)参考文献 特開 平11−232583(JP,A) 特開 平6−266993(JP,A) 特開 平5−126590(JP,A) 特開 2000−259976(JP,A) 特開 2000−194671(JP,A) 特開 2000−11290(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 G06F 17/60 112 G06F 17/60 150 G06F 19/00 110

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実交通の交通流センサ、運転者への情報提
    供装置及び前記交通流センサの情報を基に交通流を模擬
    する交通流模擬装置を備えた交通流予測制御システムに
    おいて、 前記交通流センサの情報信号を基に、前記交通流模擬装
    置の交通流模擬用パラメータを演算する実交通パラメー
    タ推定機構と、 前記交通流模擬装置に複数の交通管制シナリオを実行さ
    せて交通流の予測を行い、その予測値から予め設定され
    た評価関数を最適にする交通管制シナリオを選択する交
    通流予測制御機構と、を設け、 前記情報提供装置は、前記交通流予測制御機構により選
    択された最適な交通管制シナリオに従った交通管制情報
    を、実交通上の運転者に通知する交通流模擬装置による
    交通流予測制御システムであって、 前記実交通パラメータ推定機構は、前記交通流模擬用パ
    ラメータを前記交通流センサの情報信号で同定する実交
    通パラメータ推定機能及び前記交通流センサの情報信号
    のうち、複数の前記交通流センサの設置点における流入
    交通量と流出交通量を用いて前記交通流センサ間の断面
    交通量のアンバランスを検出し、アンバランスが検知さ
    れた場合には、前記交通流センサ間の道路区間の車線を
    封鎖するような障害物の占有パターンを推定し、この占
    有パターンに基づいて封鎖車線数を1から車線数−1ま
    で変更した車線閉鎖シナリオを準備し、これらの車線閉
    鎖シナリオに基づいて前記交通流模擬装置により交通流
    模擬を実施して、現状交通に最も近い障害物の占有パタ
    ーンを選択することで交通障害区間を推定する交通障害
    区間推定機構を備え、 前記交通流予測制御機構は、複数の交通管制シナリオが
    設定された交通管制シナリオデータベースと、 前記交通管制シナリオデータベースの交通管制シナリ
    オ、前記交通流模擬用パラメータ及び前記交通流センサ
    装置の情報信号を用いて、複数の交通管制シナリオにつ
    いて並列して交通流模擬を行う交通流予測装置と、 前記交通流予測装置の模擬結果を保管する交通流予測デ
    ータベースと、 前記交通流予測データベースの模擬結果を用い、前記評
    価関数で交通管制シナリオを評価する交通管制シナリオ
    評価機構と、を備えることを特徴とする交通流予測制御
    システム。
  2. 【請求項2】前記評価関数は、車両毎の旅行時間、料金
    及び走行距離の積であることを特徴とする請求項1に記
    載の交通流模擬装置による交通流予測制御システム。
  3. 【請求項3】前記交通管制シナリオデータベースに設定
    された交通管制シナリオ毎の、前記模擬結果を比較し、
    各々の交通管制シナリオについて、交通流を形成する各
    車両の、前記評価関数の値を比較して、車両毎の評価関
    数の値の前記旅行時間に関するバラツキが最も少なく、
    前記評価関数の値の累計が所定値よりも小さい交通管制
    シナリオを抽出する交通管制シナリオ決定手段を備えた
    ことを特徴とする請求項に記載の交通流模擬装置によ
    る交通流予測制御システム。
  4. 【請求項4】前記交通管制シナリオ決定手段にて抽出さ
    れた交通管制シナリオを実交通上の各運転者に通知する
    情報提供手段を備えたことを特徴とする請求項に記載
    の交通流模擬装置による交通流予測制御システム。
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