JP2000194671A - 自律オブジェクト制御システム - Google Patents

自律オブジェクト制御システム

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JP2000194671A
JP2000194671A JP10368829A JP36882998A JP2000194671A JP 2000194671 A JP2000194671 A JP 2000194671A JP 10368829 A JP10368829 A JP 10368829A JP 36882998 A JP36882998 A JP 36882998A JP 2000194671 A JP2000194671 A JP 2000194671A
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scenario
action
autonomous object
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autonomous
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JP10368829A
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Yoshifumi Fukuda
善文 福田
Yoshiaki Usami
芳明 宇佐美
Norito Watanabe
範人 渡辺
Masanori Miyoshi
雅則 三好
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シナリオの記述内容を自律オブジェクトに効
率的に実行させること。 【解決手段】 利用者の操作に応答してその操作内容を
入力部101が入力し、この入力情報から仮想世界にお
ける利用者の行動に関する情報を利用者行動処理部10
2で算出し、この算出結果にしたがって、利用者の視点
から見た仮想世界の画像を出力部106に表示する。デ
ータベース107からシナリオを、データベース103
から自律オブジェクトの状態を、データベース104か
ら自律オブジェクトの行動基準を読み出し、シナリオ制
御部108でシナリオを実現する自律オブジェクトの次
に行動の候補を算出する。この算出結果と自律オブジェ
クトの仮想世界における状態と行動基準を基に処理部1
05でシナリオを実現する自律オブジェクトの次の行動
をイベントに関連づけて決定し、その内容を出力部10
6の画面上に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自律オブジェクト
制御システムに係り、特に、シナリオに基づいて複数の
自律オブジェクトを制御して一連の行動を画像表示する
に好適な自律オブジェクト制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自律オブジェクトを制御するため
のシステムとして、アトラクションやゲームなど、エン
ターテイメント分野のコンテンツ製作において、複数の
登場キャラクタ、すなわち自律オブジェクトの行動を制
御するものが知られている。従来、この種のシステムに
おいては、予め作成されたシナリオに基づいて、アトラ
クションの表現の場として準備された仮想世界の中にお
ける登場キャラクタの行動基準を決定し、さらにキャラ
クタ一体について変化を持たせた行動基準を適用するこ
とにより、キャラクタ全体の動きを微調整し、シナリオ
に記載された演出を実現する構成が採用されている。
【0003】例えば、道路交通をシミュレートするため
のシステムでは、「HCMS:AFramework
for Behavior and Scenario
Control in Virtual Enviro
nments,JAMES CREMER, JOSE
PH KEARNEY, and YIANNIS P
APELIS, The University of
Iowa,ACM Transactions on
Modeling and Computer Si
mulation, Vol.5, No.3, Ju
ly1995, pp.242−267」に記載されて
いるように、利用者の運転する自動車の他に、擬似的な
道路交通を生成するために、予め行動を登録され、自律
的に行動する自動車が複数存在する場合、自律自動車は
登録された行動に基づいて加減速や信号待ちなどの動作
を実行するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の自律オブジェク
ト制御システムでは、各自律オブジェクトに一つずつ行
動基準を与えるようになっているため、全体的な行動の
演出を記述したシナリオから各自律オブジェクト用の行
動基準を作成したり、この行動基準を各自律オブジェク
トに適用したりするのに手間がかかり、コンテンツ製作
の効率が低下する。また、自律オブジェクトの行動はオ
ブジェクト自身に権限が委ねられているため、実行結果
が必ずしもシナリオにおいて期待した通りにならないこ
とがある。さらに、シナリオに記載されたイベントが期
待通りに実行されても、利用者はその時間、その場所に
居合わせないときには利用者にイベントを体験させるこ
とができない。
【0005】また、従来技術では、道路交通のシミュレ
ーションを行うシステムについて説明しているが、シナ
リオを作成する際には自動車1台ずつに対して行動を記
述している。このため、自動車の数が増大した場合やシ
ナリオが切り替わった場合などには、記述された行動を
変更するのに手間がかかり、コンテンツ製作の効率が低
下する。
【0006】本発明の目的は、シナリオの記述内容を自
律オブジェクトに効率的に実行させることができる自律
オブジェクト制御システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、利用者の操作に応答して操作内容に応じ
た情報を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段の
入力情報から仮想世界における利用者の行動に関する情
報を算出する行動算出手段と、前記行動算出手段の算出
結果に従って前記仮想世界の画像を画面上に表示する表
示手段と、前記仮想世界で自律的に行動する複数の自律
オブジェクトの前記仮想世界における状態を検出して記
憶する状態検出記憶手段と、前記自律オブジェクトの全
体的な行動を演出するためのシナリオを記憶するシナリ
オ記憶手段と、前記自律オブジェクトの前記仮想世界に
おける行動基準を記憶する行動基準記憶手段と、前記シ
ナリオに記述された自律オブジェクトの行動に関する情
報と前記行動算出手段の算出による情報および前記自律
オブジェクトの前記仮想世界における状態と行動基準に
関する情報に基づいて前記シナリオを実現する自律オブ
ジェクトの次の行動の候補を算出するシナリオ制御手段
と、前記自律オブジェクトの前記仮想世界における状態
と行動基準および前記シナリオ制御手段の算出結果を基
に前記シナリオを実現する自律オブジェクトの次の行動
を前記シナリオに記述されたイベントに関連付けて決定
し、この決定に従って前記自律オブジェクトの行動を前
記表示手段の画面上に表示させる自律オブジェクト行動
処理手段とを備えてなる自律オブジェクト制御システム
を構成したものである。
【0008】前記自律オブジェクト制御システムを構成
するに際しては、以下の要素を付加することができる。
【0009】(1)前記表示手段は、前記行動算出手段
の算出による情報を基に前記自律オブジェクトのうち利
用者に相当する利用者自律オブジェクトの位置から見た
前記仮想世界の画像を表示してなる。
【0010】(2)前記シナリオ記憶手段は、実行優先
度の相異なる複数のシナリオを有し、前記シナリオ制御
手段は、前記シナリオ記憶手段にイベントの発生する時
間帯と範囲が同一のシナリオが複数存在するときには実
行優先度の高いシナリオの情報のみを選択してなる。
【0011】(3)前記シナリオ記憶手段は、実行優先
度の相異なる複数のシナリオを有し、前記シナリオ制御
手段は、前記シナリオ記憶手段にイベントの発生する時
間帯と範囲が同一のシナリオが複数存在するときには実
行優先度の高いシナリオの情報を選択するとともに、実
行優先度の低いシナリオのイベントの発生時間帯を実行
優先度の高いシナリオのイベントの発生時間帯と重なら
ない時間までずらし、実行優先度の高いシナリオの実行
後に実行優先度の低いシナリオの情報を選択してなる。
【0012】(4)前記シナリオ記憶手段は、実行優先
度の相異なる複数のシナリオを有し、前記シナリオ制御
手段は、前記シナリオ記憶手段にイベントの発生する時
間帯と範囲が同一のシナリオが複数存在するときには実
行優先度の高いシナリオの情報を選択するとともに、実
行優先度の低いシナリオのイベントの発生範囲を実行優
先度の高いシナリオのイベントの発生範囲と重ならない
位置までずらし、実行優先度の高いシナリオの実行後に
実行優先度の低いシナリオの情報を選択してなる。
【0013】(5)前記シナリオ記憶手段は、複数のシ
ナリオを有し、各シナリオには、次に実行すべきシナリ
オへの分岐先を示す情報が格納されてなり、前記シナリ
オ制御手段は、各シナリオを実行したときに、分岐先の
情報に従って次に実行すべきシナリオを指定してなる。
【0014】(6)前記シナリオ記憶手段は、実行優先
度の相異なる複数のシナリオを有し、前記シナリオ制御
手段は、各シナリオを実行したときに、前記シナリオ記
憶手段に格納されたシナリオのうちその後に実行すべき
シナリオの実行優先度を更新してなる。
【0015】前記した手段によれば、利用者の操作に基
づく入力情報と自律オブジェクトの状態(行動結果)を
基にシナリオの記述内容を効率的に実現させる行動とし
て、シナリオを実現させる自律オブジェクトの次の行動
の候補を算出し、この算出結果と自律オブジェクトの仮
想の世界における状態および行動基準を基にシナリオを
実現させる自律オブジェクトの次の行動をシナリオに記
述されたイベントに関連づけて決定し、この決定にした
がって自律オブジェクトの行動を表示部の画面上に表示
させるようにしたため、シナリオの記述内容を自律オブ
ジェクトに効率的に実行させることができ、シナリオに
記述されたイベントを利用者に確実に体験させることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
システムの全体構成図である。図1において、自律オブ
ジェクト制御システムは、情報入力手段としての入力部
101、行動算出手段としての利用者行動処理部10
2、状態検出記憶手段としての自律オブジェクト状態デ
ータベース103、行動基準記憶手段としての自律オブ
ジェクト行動基準データベース104、自律オブジェク
ト行動処理手段としての自律オブジェクト行動処理部1
05、表示手段としての出力部106、シナリオ記憶手
段としてのシナリオデータベース107、シナリオ制御
手段としてのシナリオ制御部108を備えて構成されて
いる。
【0017】入力部101は、ジョイスティックを備
え、利用者がジョイスティックを操作したときに、ジョ
イスティックの操作内容に応じた情報を入力し、仮想世
界(出力部106の画面上に表示される画像の世界)の
中に存在する利用者を表わすキャラクタ(利用者自律オ
ブジェクト)の視点を移動させるようになっている。例
えば、自動車レースのシミュレーションなどのシステム
では、ジョイスティックの操作によりハンドル操作、ブ
レーキ操作に関する情報が入力されるようになってい
る。
【0018】利用者行動処理部102は、入力部101
に入力された情報に基づいて、利用者の仮想世界内にお
ける位置や視線方向、移動速度、利用者の行動内容を算
出し、これらの情報を利用者の仮想世界における行動に
関する情報として出力部106に出力するようになって
いる。例えば、シナリオに基づく登場キャラクタとし
て、図2に示すように、利用者を表わすキャラクタとし
ての利用者オブジェクト201と、それ以外のキャラク
タとしての自律オブジェクト203、204、205、
206、208が存在し、利用者オブジェクト201を
シナリオにしたがってイベント発生範囲202まで誘導
する場合、利用者の仮想世界内における位置として、利
用者オブジェクト201の仮想世界における位置(仮想
世界の座標軸を基準とした位置)を求めるとともに、利
用者オブジェクト201の移動速度を求め、さらにジョ
イスティックの操作方向から利用者オブジェクト201
の視線方向を求めるようになっている。そしてこれらの
結果が出力部106とともに自律オブジェクト行動処理
部105に出力されると、出力部106の画面上には、
図3に示すように、仮想世界の画像として、自律オブジ
ェクト201の位置からみた画像が表示されるようにな
っている。
【0019】自律オブジェクト状態データベース103
は、仮想世界内に存在する個々の自律オブジェクトの位
置や方向および内部状態を検出する検出手段(図示省
略)からの情報を保持し、保持した情報を自律オブジェ
クト行動処理部105からの要求に応じて出力するよう
になっている。
【0020】自律オブジェクト行動基準データベース1
04は、各自律オブジェクトが仮想世界内で自律的に行
動するための行動基準に関する情報を保持するようにな
っている。この場合、1種類の自律オブジェクトにつき
行動基準のクラスが一つ割り当てられ、仮想世界内に同
一種類のオブジェクトが複数存在する場合は、同一の行
動基準が用いられる。
【0021】自律オブジェクト行動処理部105は、仮
想世界内に存在する複数の自律オブジェクトについて、
それぞれ対応する状態および行動基準を自律オブジェク
ト状態データベース103と自律オブジェクト行動基準
データベース104より取り出し、各自律オブジェクト
の次の行動に関する情報を算出し、算出結果をシナリオ
制御部108に出力するようになっている。また、自律
オブジェクト行動処理部105は、シナリオ制御部10
8から特定の行動を実行する要求を受けた場合は、各自
律オブジェクトの状態および行動基準と照らし合わせ、
要求にしたがった行動の実現が可能であれば次の行動を
決定し、この行動をシナリオに記述されたイベントに関
連づけて決定し、この決定にしたがって自律オブジェク
トの行動を出力部106の画面上に表示させるようにな
っている。また要求にしたがった行動の実現が不可能な
ときにはその旨を出力するようになっている。
【0022】出力部106は、利用者行動処理部102
および自律オブジェクト行動処理部105において算出
された結果を反映する仮想世界の状態として、仮想世界
の画像を表示するようになっている。
【0023】シナリオデータベース107は、仮想世界
における全体的な処理の流れを演出した複数のシナリオ
に関する情報を格納しており、シナリオ制御部108か
らの要求に応じて、各シナリオに記述された自律オブジ
ェクトの行動に関する情報やイベントに関する情報を出
力するようになっている。
【0024】シナリオ制御部108は、シナリオデータ
ベース107より入力したシナリオに記述されている自
律オブジェクトの行動に関する情報および入力部101
から入力した利用者の操作に関する情報、すなわち、ジ
ョイスティックの操作を基に、利用者の仮想世界内にお
ける位置、視線方向、移動速度、利用者の行動内容に関
する情報を算出するとともに、自律オブジェクト行動処
理部104の処理結果をもとに、シナリオに記述された
演出を実現可能な自律オブジェクトの次の行動に関する
候補を算出し、この算出結果を、自律オブジェクトを制
御するための制御命令として自律オブジェクト行動処理
部105へ出力するようになっている。
【0025】次に、本実施形態におけるシステムの作用
を図4に示すフローチャートにしたがって説明する。
【0026】まず、シナリオ制御部108における処理
として、シナリオを基に自律オブジェクトを制御するた
めの命令を発行する処理から説明する。
【0027】利用者の操作にしたがってシナリオの読み
出しが指令されると、シナリオデータベース107の保
持する複数のシナリオの中から一つのシナリオを読み出
す(ステップ401)。例えば、シナリオとして、図5
に示すように、#1のシナリオ501が読み出だされた
ときは、シナリオ501に記述されたイベントの発生す
る時刻を定めたイベント発生時間帯502と現在の時刻
とを比較し(ステップ402)、現在の時刻がイベント
発生時間帯502に含まれているか否かの判定を行う
(ステップ403)。そして現在の時刻がイベント発生
時間帯502の範囲に含まれていないときにはステップ
414の処理に移行し、含まれているときにはイベント
発生範囲503に関する情報を読み出す(ステップ40
4)。このあとシナリオ501からイベント実行に必要
な自律オブジェクトの種類と数504を読み出し、ステ
ップ406の処理に移行する。ステップ406では、ス
テップ405にてシナリオから読み出した処理の自律オ
ブジェクトを、シナリオに記述されていた数だけ仮想世
界から算出し、これらの自律オブジェクトに対してイベ
ントの発生範囲502へ移動する命令を自律オブジェク
ト行動処理部105に対して出力する。このとき自律オ
ブジェクト行動処理部105では、該当する自律オブジ
ェクトをそれぞれ移動させ、各自律オブジェクトが移動
を完了するごとにその旨をシナリオ制御部108へ返信
する。すなわち各登場キャラクタをシナリオにしたがっ
て配置するための処理を行う。このあとステップ407
において、自律オブジェクト行動処理部105からの戻
り値(状態情報)を計測し、この計測結果がシナリオに
おいて指定された必要な自律オブジェクトの種類と数5
04の条件を満たしているときにはステップ408の処
理に移行し、条件を満たしていないときにはステップ4
14の処理に移行する。ステップ408では、利用者の
仮想世界における現在の状態を入力部101より取得す
る。
【0028】例えば、図2に示すように、利用者に相当
す利用者オブジェクト201をイベント発生範囲202
へ誘導する場合、利用者オブジェクト201の仮想世界
における位置を取得する。このあと利用者の現在位置と
して利用者オブジェクト201の位置とイベント発生範
囲202(図5のシナリオ501で規定されたイベント
発生範囲503に相当するもの)とを比較し、利用者オ
ブジェクト201がイベント発生範囲201内に存在す
るときにはステップ412の処理に移行し、利用者オブ
ジェクト201がイベントの発生範囲202内に存在し
ないときにはステップ410の処理に移行する。ステッ
プ410では、自律オブジェクト105に対して、利用
者オブジェクト201をイベント発生範囲202内に誘
導する要求を発行する。
【0029】ステップ410の処理として利用者オブジ
ェクト201をイベント発生範囲202へ誘導するため
の処理が実行されると、その後利用者オブジェクト20
1がイベント発生範囲202内に存在するか否かの判定
を行う(ステップ411)。このとき利用者オブジェク
ト201がイベント発生範囲202内に存在するときに
はステップ412の処理に移行し、存在しないときには
ステップ414の処理に移行する。ステップ412で
は、シナリオ501からイベントの内容505を読み出
し、各自律オブジェクトの動作要求を自律オブジェクト
行動処理部105に対して発行する。イベントとして、
自動車2台によるレースが実行されたあとは、ステップ
413において、シナリオ501にて同定されるシナリ
オ501の実行が終了したことの処理を行い、再度シナ
リオ501を実行しないための処理を行う。このあとス
テップ414では、実行の終了していないシナリオの数
をシナリオデータベース107より取得し、その数が0
でなければ処理をステップ401に移行し、0のときに
は全体の処理を終了する。
【0030】ここで、ステップ410において、各自律
オブジェクトの行動を決定するに際しては、図6に示す
ように、まずシナリオ制御部108によって選択された
自律オブジェクト、例えば利用者オブジェクト201の
位置がイベント発生範囲202内に存在するか否かを判
定し、存在するときにはステップ605の処理に移行
し、存在しないときにはステップ602の処理に移行す
る。ステップ602では、他の自律オブジェクトが、イ
ベントの発生範囲202と利用者オブジェクト201の
現在位置とを結ぶ経路207の間に存在するか否かを算
出し、利用者オブジェクト201とイベント発生範囲2
02とを結ぶ経路207の経路上に他の自律オブジェク
トが存在するときにはステップ603の処理に移行し、
存在しないときにはステップ604の処理に移行する。
ステップ603では、他の自律オブジェクトに対して、
イベント発生範囲202と利用者オブジェクト201と
を結ぶ経路207上から離れる方向へ移動させるための
命令を発行し、ついで全体の処理を終了する。
【0031】一方、ステップ604では、利用者オブジ
ェクト201をイベント発生範囲202へ向かわせるた
めに、他の自律オブジェクトが利用者オブジェクト20
1の存在する位置の方向へ移動しないように、脇路を塞
ぐための動作命令を発行し、ついで全体の処理を終了す
る。ステップ605では、利用者オブジェクト201の
現在の状態と存在位置を求め、利用者オブジェクト20
1の視界内に他の自律オブジェクトが存在するか否かを
判定し、存在するときにはステップ606の処理に移行
し、存在しないときには全体の処理を終了する。そして
ステップ606では、利用者オブジェクト201をイベ
ントの発生範囲202へ誘導するために、利用者オブジ
ェクト201をイベント発生範囲202へ招くための動
作命令を各自律オブジェクトに対し発行し、ついで全体
の処理を終了する。
【0032】ステップ601〜ステップ606の処理が
実行される過程では、各自律オブジェクトに対して、利
用者オブジェクト201をイベントの発生範囲202に
誘導するための命令をシナリオ制御部108が発行す
る。そしてこのとき各自律オブジェクトは、図6に示す
処理にしたがって自分の次の行動を決定する。
【0033】例えば、図2に示すように、自律オブジェ
クト203は、イベント発生範囲202内に存在するた
め、図6に示すステップ601の処理のあとは、ステッ
プ605の処理を実行することになる。さらに、自律オ
ブジェクト203は、図3から利用者オブジェクト20
1の視界内に存在するため、ステップ606の処理を実
行することになる。ここで、自律オブジェクト203は
利用者オブジェクト201を招く動作を実行する。
【0034】一方、自律オブジェクト204は、図2よ
り、イベントの発生範囲202内に存在しないため、図
6のステップ601からステップ602の処理を実行
し、さらに、利用者オブジェクト201の現在位置とイ
ベントの発生範囲202とを結ぶ経路207上に存在し
ないため、ステップ604の処理を実行する。ここで、
自律オブジェクト204は、利用者オブジェクト201
が経路207から外れないように立ち塞がる動作、すな
わちその場に立ち止まる動作を実行する。また自律オブ
ジェクト205と208は、イベントの発生範囲202
内に存在せず、利用者オブジェクト201とイベントの
発生範囲202とを結ぶ経路207上に存在しないた
め、自律オブジェクト204と同様の動作を実行する。
一方、自律オブジェクト206は、図2より、イベント
の発生範囲202内に存在しないため、図6のステップ
601からステップ602の処理を実行し、さらに利用
者オブジェクト201の現在位置とイベント発生範囲2
02とを結ぶ経路207上に存在するため、ステップ6
03の処理を実行する。ここで、自律オブジェクト20
6は、利用者オブジェクト201が経路207から外れ
ないように、路を譲る動作、すなわち経路207上から
離れる動作を実行する。
【0035】なお、自律オブジェクト203、204、
205、206および208の具体的な動作は、自律オ
ブジェクトの種類によって変化する。そして自律オブジ
ェクトの種類および208の具体的な動作は、自律オブ
ジェクトの種類によって変化する。そして自律オブジェ
クトの種類および動作の行動基準は自律オブジェクト行
動基準データベース104に保持されており、自律オブ
ジェクトの種類に対応した行動基準が自律オブジェクト
行動処理部105へ送出されるようになっている。自律
オブジェクトが人間として表現されている場合には、ス
テップ603、604および606の動作は上述のよう
になるが、自律オブジェクトが道路信号機として表現さ
れる場合には、ステップ603の路を譲る動作では、赤
信号から青信号への転換を実行することになり、ステッ
プ604の立ち塞がる動作では青信号から赤信号への転
換を実行することになる。さらにステップ600の利用
者オブジェクト201を招く動作では、対応するものが
ないため、何も実行しないものになる。
【0036】本実施形態によれば、利用者による操作お
よび自律キャラクタの行動結果を基にシナリオの記述内
容を効率的に実現させるための行動として、シナリオを
実現する自律オブジェクトの次の行動を、シナリオに記
述されたイベントに関連づけて決定し、この決定にした
がって自律オブジェクトの行動を画面上に表示させるよ
うにしたため、シナリオ501に記述されたイベントを
利用者に確実に体験させることができ、シナリオの記述
内容を自律オブジェクトに効率的に実行させることがで
きる。
【0037】次に、シナリオデータベース107に格納
された各シナリオに相異なる実行優先度に関する情報が
格納されているときの処理を図7と図8にしたがって説
明する。例えば、図7に示すように、シナリオ501
に、新たな情報として実行優先度701に関する情報が
格納されている場合、実行優先度に関連する処理を実行
するに際して、図4のステップ404とステップ405
の間で図8に示す処理が実行されることになる。なお、
図8のなかではステップ401で読み出したシナリオを
主シナリオと呼び、それに対して、ステップ801で読
み出されるシナリオを副シナリオと呼ぶこととする。
【0038】まず、ステップ401で読み出されたシナ
リオの実行が終了されたあと、新たに副シナリオが読み
出されたときには(ステップ801)、主シナリオと副
シナリオに記載されたイベント発生時間帯502の内容
を比較し、両者の内容が同一であればステップ803の
処理に移行し、同一でなければステップ807の処理に
移行する。ステップ804では主シナリオと副シナリオ
に記載されたイベントの実行優先度701を比較し、主
シナリオの実行優先度の方が高いときにはステップ80
5の処理に移行し、副シナリオの実行優先度の方が高い
ときにはステップ806の処理に移行する。ステップ8
05では、図4のステップ413と同様のシナリオ終了
処理を副シナリオに対して施し、副シナリオを実行不可
に設定する。ステップ806では、図4のステップ41
3と同様のシナリオ終了処理を主シナリオに施し、この
主シナリオを実行不可に設定すると同時に、このときの
副シナリオを新たな主シナリオに設定する。また、ステ
ップ807では、図4のステップ414と同様に、終了
していないシナリオの数をシナリオデータベース107
から取得し、その数が0でなければステップ801の処
理に移行し、0のときには全体の処理を終了する。
【0039】本実施形態においては、複数のシナリオの
イベント発生時間帯とイベント発生範囲が同一であった
ときには、実行優先度の高いシナリオから実行すること
で、複数のシナリオのイベント発生時間帯やイベント発
生範囲が重複しても各シナリオを確実に実行することが
できる。
【0040】次に、上述の実行優先度を利用し、同一の
時間帯に複数のシナリオのイベントを同時に発生させな
いときの処理を図9および図10にしたがって説明す
る。なお、主シナリオと副シナリオの定義は図7および
図8の定義と同様である。
【0041】まず、主シナリオを読み出したあと副シナ
リオをシナリオデータベース107から読み出したとき
に(ステップ901)、主シナリオと副シナリオに記載
されたイベント発生時間帯502の内容を比較し(ステ
ップ902)、両者のイベント発生時間帯502の内容
が同一のときにはステップ903の処理に移行し、同一
でないときにはステップ904の処理に移行する。ステ
ップ903では、副シナリオに記載されたイベント発生
時間帯502を、主シナリオに記載されたイベント発生
時間帯に重ならないようにずらす処理を行う。
【0042】具体的には、図10に示すように、主シナ
リオのイベント発生時間帯の中心1001から((主シ
ナリオのイベント発生時間帯の境界の大きさ1002)
/2+(副シナリオのイベント発生時間帯の境界の大き
さ1004)/2)よりも大きい遷移時間1005だけ
副シナリオのイベント発生時間帯の中心1003を遅ら
せる。
【0043】次に、ステップ904では、まだ処理して
いないシナリオの数を調べ、その数が0であれば全体の
処理を終了し、0でないときにはステップ901の処理
に移行する。
【0044】本実施形態によれば、複数のシナリオのイ
ベント発生時間帯が同一であっても、一方のシナリオの
イベント発生時間帯を重複した時間帯からずらすことで
各シナリオのイベントを確実に実行することができる。
【0045】次に、実行優先度を利用し、同一の発生範
囲において複数のシナリオに属するイベントを同時に発
生させないときの処理を図11および図12にしたがっ
て説明する。
【0046】主シナリオを読み出したあと副シナリオを
読み出したときに(ステップ1101)、主シナリオと
副シナリオに記載されたイベント発生範囲503の内容
を比較し(ステップ1102)、両者の内容が同一のと
きにはステップ1103の処理に移行し、同一でないと
きにはステップ1104の処理に移行する。ステップ1
103では副シナリオに記載されたイベント発生範囲5
03を、主シナリオに記載されたイベント発生範囲に重
ならないようにずらす処理を行う。
【0047】具体的には、図12に示すように、主シナ
リオのイベント発生範囲の中心1201から((主シナ
リオのイベント発生範囲の境界の大きさ1202)/2
+(副シナリオのイベント発生範囲の境界の大きさ12
04)/2)よりも大きい遷移距離1205だけ副シナ
リオのイベント発生範囲の中心1203をずらす。
【0048】次に、ステップ1104では、まだ処理し
ていないシナリオの数を調べ、その数が0であれば全体
の処理を終了し、0でないときにはステップ1101の
処理に移行する。
【0049】本実施形態によれば、複数のシナリオのイ
ベント発生範囲が同一であっても、一方のシナリオの範
囲を、重複した範囲を避けた位置までずらすことで、各
シナリオに属するイベントを確実に実行することができ
る。
【0050】また図9ないし図12の実施形態では、主
シナリオおよび副シナリオにおいてイベント発生時間帯
あるいはイベント発生範囲が同一である場合にずらす処
理を行っているが、これを、イベント発生時間帯あるい
はイベント発生範囲に重なりが生じた場合にずらす処理
を行うことで、各イベントの発生がより分散し、利用者
がより多くのイベントを体験することが可能になる。
【0051】次に、一つのシナリオの実行結果に応じて
次に実行すべきシナリオの分岐先を指定するときの実施
形態を図13および図14にしたがって説明する。な
お、図14では、図14におけるステップ413からス
テップ414への処理の移動を置き換えたものである。
【0052】ここで、シナリオ501にはシナリオ50
1の分岐先が記載されており、この情報はイベント発生
時間帯502などの情報とともにシナリオデータベース
107に格納されているものとする。まず、図4のステ
ップ401〜ステップ413の処理が行われたあと、す
なわちステップ413においてシナリオ終了処理を終え
たあと、ステップ1401の処理に移行する。このステ
ップ1401では、シナリオ501の分岐先1301を
読み出す。次にステップ1402において、ステップ4
12におけるイベントの実行結果を基に、次に実行する
シナリオを判断し、この判断結果を基にシナリオデータ
ベース107のデータを検索し、分岐先のシナリオを読
み出す。例えば、イベントの実行結果として、自動車A
が勝った場合の分岐先のシナリオとしてシナリオ2を読
み出し、自動車Bが勝った場合の分岐先のシナリオとし
てシナリオ10を読み出す。このあとは、ステップ40
2の処理に移行し、新たに読み出されたシナリオにした
がった処理を実行する。
【0053】本実施形態によれば、一つのシナリオの実
行結果に応じて次に実行すべきシナリオを指定すること
ができる。
【0054】次に、一つのシナリオの実行結果に応じて
他のシナリオの実行優先度を更新するときの実施形態を
図15にしたがって説明する。
【0055】本実施形態では、シナリオデータベース1
07に格納されているシナリオには、図15に示すよう
に、優先度更新値1501に関する情報が格納されてい
るものとする。この実行優先度更新値1501には、こ
のシナリオ501を実行した結果に応じてどのシナリオ
の実行優先度701をどの値に更新するかの情報が記載
されている。例えば、自動車Aが勝った場合、シナリオ
2の優先度を3に更新する。また自動車Bが勝った場合
はシナリオ10の優先度を4に更新する。そして一つの
シナリオが実行されたあと、シナリオ制御部108は、
図4のステップ413におけるシナリオ終了処理の際
に、シナリオ501の実行優先度更新値1501を読み
出し、シナリオ501に保持された実行優先度701を
優先度更新値1501にしたがって更新する。優先度7
01が更新されたときには、更新されたシナリオ501
を改めてシナリオ制御部108が実行する際、実行優先
度701の更新されたシナリオが利用される。
【0056】本実施形態によれば、一つのシナリオの実
行結果に応じて他のシナリオの実行優先度を更新するこ
とができ、シナリオの選択に変化を持たせることができ
る。
【0057】なお、上述した実施形態では、実行優先度
に応じたシナリオの選択、イベントの発生時間帯および
発生範囲の移動、イベント実行結果に応じたシナリオ分
岐先の選択および他のシナリオの実行優先度の更新をそ
れぞれ別々に実行するものについて述べたが、これらの
処理を組み合わせて実行することもできる。
【0058】また前記各実施形態における処理の流れは
ソフトウエアで記述することが可能であり、これらの処
理の内容は記憶媒体に記録可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者の操作に基づく入力情報と自律オブジェクトの状
態を基にシナリオの記述内容を効率的に実現させる行動
として、シナリオを実現させる自律オブジェクトの次の
行動の候補を算出し、この算出結果と自律オブジェクト
の仮想の世界における状態および行動基準を基にシナリ
オを実現させる自律オブジェクトの次の行動をシナリオ
に記述されたイベントに関連づけて決定し、この決定に
したがって自律オブジェクトの行動を画面上に表示させ
るようにしたため、シナリオの記述内容を自律オブジェ
クトに効率的に実行させることができ、シナリオに記述
されたイベントを利用者に確実に体験させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すシステムの全体構成
図である。
【図2】図1に示すシステムに適用される仮想世界の様
子を示す鳥瞰図である。
【図3】利用者の視点から仮想世界を眺めた様子を示す
図である。
【図4】図1のシステムにおいてシナリオを基に自律オ
ブジェクトを制御するときの処理の説明をするためのフ
ローチャートである。
【図5】本発明に係るシナリオの構成図である。
【図6】図1に示すシステムにおいてシナリオによる要
求を基に自律オブジェクトの行動を決定するときの処理
を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明に係るシナリオにイベントの実行優先度
を記載したときの構成を示す図である。
【図8】図1に示すシステムにおいてイベントの実行優
先度を基に次に実行するシナリオを決定するときの処理
を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に係る複数のシナリオに記載されたイベ
ントが同一時間帯に発生したときの処理を説明するため
のフローチャートである。
【図10】本発明においてイベントの発生時間帯をずら
す方法を説明するための図である。
【図11】本発明において複数のシナリオに記載された
イベントが同一場所で発生したときの処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図12】本発明においてイベントの発生範囲をずらす
方法を説明するための図である。
【図13】本発明においてシナリオの分岐先を記載した
シナリオの構成図である。
【図14】本発明においてシナリオに記載された分岐先
へ分岐する処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図15】本発明において他のシナリオに記載された実
行優先度を更新するときのシナリオの構成図である。
【符号の説明】
101 入力部 102 利用者行動処理部 103 自律オブジェクト状態データベース 104 自律オブジェクト行動基準データベース 105 自律オブジェクト行動処理部 106 出力部 107 シナリオデータベース 108 シナリオ制御部 201 利用者オブジェクト 202 イベント発生範囲 203、204、205、206、208 自律オブジ
ェクト 207 経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 範人 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 三好 雅則 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5B045 AA03 EE12 GG01 KK04 5B050 BA08 BA09 CA07 EA24 EA27 FA02 5H180 AA01 AA27 BB15 EE02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の操作に応答して操作内容に応じ
    た情報を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段の
    入力情報から仮想世界における利用者の行動に関する情
    報を算出する行動算出手段と、前記行動算出手段の算出
    結果に従って前記仮想世界の画像を画面上に表示する表
    示手段と、前記仮想世界で自律的に行動する複数の自律
    オブジェクトの前記仮想世界における状態を検出して記
    憶する状態検出記憶手段と、前記自律オブジェクトの全
    体的な行動を演出するためのシナリオを記憶するシナリ
    オ記憶手段と、前記自律オブジェクトの前記仮想世界に
    おける行動基準を記憶する行動基準記憶手段と、前記シ
    ナリオに記述された自律オブジェクトの行動に関する情
    報と前記行動算出手段の算出による情報および前記自律
    オブジェクトの前記仮想世界における状態と行動基準に
    関する情報に基づいて前記シナリオを実現する自律オブ
    ジェクトの次の行動の候補を算出するシナリオ制御手段
    と、前記自律オブジェクトの前記仮想世界における状態
    と行動基準および前記シナリオ制御手段の算出結果を基
    に前記シナリオを実現する自律オブジェクトの次の行動
    を前記シナリオに記述されたイベントに関連付けて決定
    し、この決定に従って前記自律オブジェクトの行動を前
    記表示手段の画面上に表示させる自律オブジェクト行動
    処理手段とを備えてなる自律オブジェクト制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記行動算出手段の算
    出による情報を基に前記自律オブジェクトのうち利用者
    に相当する利用者自律オブジェクトの位置から見た前記
    仮想世界の画像を表示してなることを特徴とする請求項
    1記載の自律オブジェクト制御システム。
  3. 【請求項3】 前記シナリオ記憶手段は、実行優先度の
    相異なる複数のシナリオを有し、前記シナリオ制御手段
    は、前記シナリオ記憶手段にイベントの発生する時間帯
    と範囲が同一のシナリオが複数存在するときには実行優
    先度の高いシナリオの情報のみを選択してなることを特
    徴とする請求項1または2記載の自律オブジェクト制御
    システム。
  4. 【請求項4】 前記シナリオ記憶手段は、実行優先度の
    相異なる複数のシナリオを有し、前記シナリオ制御手段
    は、前記シナリオ記憶手段にイベントの発生する時間帯
    と範囲が同一のシナリオが複数存在するときには実行優
    先度の高いシナリオの情報を選択するとともに、実行優
    先度の低いシナリオのイベントの発生時間帯を実行優先
    度の高いシナリオのイベントの発生時間帯と重ならない
    時間までずらし、実行優先度の高いシナリオの実行後に
    実行優先度の低いシナリオの情報を選択してなることを
    特徴とする請求項1または2記載の自律オブジェクト制
    御システム。
  5. 【請求項5】 前記シナリオ記憶手段は、実行優先度の
    相異なる複数のシナリオを有し、前記シナリオ制御手段
    は、前記シナリオ記憶手段にイベントの発生する時間帯
    と範囲が同一のシナリオが複数存在するときには実行優
    先度の高いシナリオの情報を選択するとともに、実行優
    先度の低いシナリオのイベントの発生範囲を実行優先度
    の高いシナリオのイベントの発生範囲と重ならない位置
    までずらし、実行優先度の高いシナリオの実行後に実行
    優先度の低いシナリオの情報を選択してなることを特徴
    とする請求項1または2記載の自律オブジェクト制御シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記シナリオ記憶手段は、複数のシナリ
    オを有し、各シナリオには、次に実行すべきシナリオへ
    の分岐先を示す情報が格納されてなり、前記シナリオ制
    御手段は、各シナリオを実行したときに、分岐先の情報
    に従って次に実行すべきシナリオを指定してなることを
    特徴とする請求項1または2記載の自律オブジェクト制
    御システム。
  7. 【請求項7】 前記シナリオ記憶手段は、実行優先度の
    相異なる複数のシナリオを有し、前記シナリオ制御手段
    は、各シナリオを実行したときに、前記シナリオ記憶手
    段に格納されたシナリオのうちその後に実行すべきシナ
    リオの実行優先度を更新してなることを特徴とする請求
    項1または2記載の自律オブジェクト制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163748A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 交通流模擬装置による交通流予測制御システム
JP2005216149A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Ntt Docomo Inc 携帯通信端末及びプログラム
KR20170055906A (ko) 2015-11-12 2017-05-22 엔에이치엔엔터테인먼트 주식회사 정보처리 장치, 정보처리방법 및 기록매체

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