JP4038814B2 - 半導体装置および電界効果トランジスタ - Google Patents

半導体装置および電界効果トランジスタ Download PDF

Info

Publication number
JP4038814B2
JP4038814B2 JP2002175246A JP2002175246A JP4038814B2 JP 4038814 B2 JP4038814 B2 JP 4038814B2 JP 2002175246 A JP2002175246 A JP 2002175246A JP 2002175246 A JP2002175246 A JP 2002175246A JP 4038814 B2 JP4038814 B2 JP 4038814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
contact
gan
thickness
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002175246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004022774A (ja
Inventor
康宏 岡本
広信 宮本
裕二 安藤
達峰 中山
健資 笠原
正明 葛原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2002175246A priority Critical patent/JP4038814B2/ja
Publication of JP2004022774A publication Critical patent/JP2004022774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4038814B2 publication Critical patent/JP4038814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、III 族窒化物半導体層とこの半導体層にオーミックに接触するオーミック電極とを半導体装置およびこのオーミック電極を有する電界効果トランジスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来技術によるヘテロ接合電界効果トランジスタ(Hetero-Junction Field Effect Transistor ;以下、HJFETという)の概略断面図である。このような従来技術のHJFETは、例えば、江川(T.Egawa )等により文献1999年インターナショナル・エレクトロン・デバイス・ミーティング・ダイジェスト(IEDM 99-401〜404)に報告されている。
図8(a)は、従来技術によるHJFETの断面構造を示す。このHJFETは、基板にサファイアを用い、サファイア基板110の上にGaNバッファ層111が形成されている。GaNバッファ層111の上にGaNチャネル層112が形成され、その上にAlGaN電子供給層113が形成されている。この電子供給層113上にn型GaN層114が形成されている。このn型GaN層114に接してソース電極101とドレイン電極103が形成されている。これら電極はn型GaN層114にオーム性接触している。また、n型GaN層114およびAlGaN電子供給層113の一部を除去して形成したリセス部には、AlGaN供給層113に接してゲート電極102が形成され、このゲート電極は、AlGaN供給層113にショットキー性接触してている。
図8(b)は、図8(a)のオーミックコンタクト部に対応する伝導帯エネルギー分布を示すエネルギーバンド図である。縦軸はエネルギー、横軸は深さをそれぞれ示す。電極と接触している半導体界面には空乏層が広がり、電子に対するポテンシャルバリアが生成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記構造の半導体装置は、電極から半導体へ電子が移動する際に高いポテンシャルバリアが存在するため、低コンタクト抵抗のソース・ドレイン電極を得ることが困難である。コンタクト抵抗を下げるには650℃以上の高温でアニール処理を行うことが有効であるが、高温アニール処理を行うときはプロセスの工程順に大きな制約がかかるという問題が起こる。また、低抵抗が得られる電極金属がAlを含む材料に限られており、したがって、熱的に不安定であるという問題があった。
本発明の課題は、上記の従来技術の問題点を解決することであって、その目的は、高温でのアニール工程を経ることなく低いコンタクト抵抗が得られるHJFETなどの半導体装置を提供できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明によれば、III 族窒化物半導体層と前記III 族窒化物半導体層にオーミックに接触するオーミック電極とを有する半導体装置において、前記III 族窒化物半導体層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とこのGaN層またはn型AlGa1−uN層の上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)を含、前記AlGa1−yN層の厚さは、このAlGa1−yN層中の電子の1波長を上限、前記AlGa1−yN層とGaN層の界面の伝導帯がフェルミ準位に一致する厚さを下限とし、前記オーミック電極は、前記AlGa1−yN層上に形成されていることを特徴とする半導体装置、が提供される。
また、上記の課題を解決するために、本発明によれば、III 族窒化物半導体層と前記III 族窒化物半導体層にオーミックに接触するオーミック電極とを有する半導体装置において、前記III 族窒化物半導体層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とこのGaN層またはn型AlGa1−uN層の上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)を含、前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、0.25≦d(nm)≦5で、かつ、0.5≦y≦1であり、前記オーミック電極は、前記AlGa1−yN層上に形成されていることを特徴とする半導体装置、が提供される。
また、上記の課題を解決するために、本発明によれば、III 族窒化物半導体層と前記III 族窒化物半導体層にオーミックに接触するオーミック電極とを有する半導体装置において、前記III 族窒化物半導体層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とこのGaN層またはn型AlGa1−uN層の上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)を含、前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、
0.64×y−1−0.06−0.69×y+0.14×y≦d(nm)≦0.42×(1.3×y+0.84)−0.5
を満たし、前記オーミック電極は、前記AlGa1−yN層上に形成されていることを特徴とする半導体装置、が提供される。
【0005】
また、上記の課題を解決するために、本発明によれば、チャネル層、または、チャネル層および電子供給層を含む活性層と、前記チャネル層の電子伝導度を制御するゲート電極と、前記活性層上に形成されたコンタクト層と、前記コンタクト層に接して形成されたソース電極およびドレイン電極とを備え、前記コンタクト層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とその上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)とを含み、前記AlGa1−yN層の厚さは、前記AlGa1−yN層中の電子の1波長を上限、前記AlGa1−yN層とGaN層の界面の伝導帯がフェルミ準位に一致する厚さを下限とすることを特徴とする電界効果トランジスタ、が提供される。
また、上記の課題を解決するために、本発明によれば、チャネル層、または、チャネル層および電子供給層を含む活性層と、前記チャネル層の電子伝導度を制御するゲート電極と、前記活性層上に形成されたコンタクト層と、前記コンタクト層に接して形成されたソース電極およびドレイン電極とを備え、前記コンタクト層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とその上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)とを含み、前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、1≦d(nm)≦5であり、かつ、0.5≦y≦1であることを特徴とする電界効果トランジスタ、が提供される。
また、上記の課題を解決するために、本発明によれば、チャネル層、または、チャネル層および電子供給層を含む活性層と、前記チャネル層の電子伝導度を制御するゲート電極と、前記活性層上に形成されたコンタクト層と、前記コンタクト層に接して形成されたソース電極およびドレイン電極とを備え、前記コンタクト層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とその上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)とを含み、前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、
0.64×y−1−0.06−0.69×y+0.14×y ≦d(nm)≦0.42×(1.3×y+0.84)−0.5
を満たすことを特徴とする電界効果トランジスタ、が提供される。
【0006】
[作用]
オーミック接触がなされるコンタクト層をこのような構成とすることにより、高温でのアニール工程を経ることなく低いコンタクト抵抗のオーミック電極を得ることができる。また、この構成においては、コンタクト抵抗の電極材料依存性が小さく、熱的に安定なWSi等の高融点材料を電極材料として用いても低いコンタクト抵抗が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、実施例に即して発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施例)
図1を参照して本発明の第1の実施例を説明する。
図1は、この実施例に係るHJFETの概略図であり、図1(a)は、HJFETの断面構造を示す。このHJFETは、サファイアなどの基板10上に形成される。基板10上には半導体層からなるバッファ層11が形成されている。このバッファ層11上にGaNチャネル層12が形成されている。チャネル層の上には、AlGaN電子供給層13が形成され、この電子供給層13上にはn型GaN層14が形成されている。n型GaN層14上に最上層のAlGaN層15が形成されている。また、AlGaN層15に接してソース電極1とドレイン電極3とが形成され、いずれもオーム性接触がとられている。AlGaN層15、n型GaN層14およびAlGaN電子供給層13の一部は除去され、除去により形成されたリセス部には、AlGaN供給層13に接してショットキー性接触のゲート電極2が形成されている。
【0008】
図1(b)は、図1(a)のオーミックコンタクト部に対応する伝導帯エネルギー分布を示す特性図である。縦軸はエネルギー、横軸は深さをそれぞれ示している。この実施例におけるオーミック性接触は、電極金属中の電子がAlGa1−yN層15を透過してGaN層14に到達することによって得られる。
図1(b)において、電極−半導体界面のポテンシャルバリアは、電極金属の種類とAlGa1−yNのAl組成yによって決まる。AlGa1−yN−GaNの伝導帯エネルギー差もAl組成yによって決まる。またAlGa1−y N層中の電界は、ピエゾ分極と自発分極によって生じた電荷に起因するものであり、これもAl組成yによって決まる。
電子が電極から半導体へ透過するためには、AlGa1−yN層の厚さは、AlGa1−y中の電子の1波長以下である必要がある。これによって決まるAlGaN層の厚さの上限値をd(nm)とする。また、AlGa1−yN層とGaN層の界面におけるGaNの伝導帯エネルギーがフェルミ準位以下になる必要があり、この条件よりAlGa1−yNの厚さの下限が決まる。この下限値をd(nm)とする。
【0009】
ここでhはプランク定数(=6.62617×10−34Js)、πは円周率(=3.14159)、mは電子質量(=9.1095×10−31kg)、ε は真空の誘電率(=8.85418×10−12F/m)、qは素電荷(=1.60219×10−19C)、m*はAly Ga1−y N中の電子の有効質量、Φはショットキーバリア高さ、εはAlGa1−yNの比誘電率、△EcはAlGa1−yNとGaNの界面の伝導帯エネルギー差、σは分極電荷とすると、dはAlGa1−yN中の電子の波長と一致するから、
(nm)=h/2π×(2m*m Φ−0.5 ・・・(1)
と書ける。
また、AlGa1−yN層とGaN層の界面におけるGaNの伝導帯エネルギーがフェルミ準位と一致するときのAlGa1−yNの厚さがdであるから、AlGa1−yN中の電界強度をEとすると、
qΦ−qdE=△Ec ・・・(2)
が成り立つ。ここで
E=σ/(εε) ・・・(3)
の関係より、
(nm)=εε ×(qΦ −△Ec)/qσ ・・・(4)
が得られる。
【0010】
アンバシャー(Ambacher)らによる文献ジャーナル・オブ・アプライド・フィジクス(J.Appl.Phys.)、第85巻、第6号、第3222頁によると、m*、Φ、ε、△Ecおよびσの各々のAl組成y依存性は以下の通りである。
m*=0.22×m ・・・(5)
Φ =1.3×y+0.84 ・・・(6)
ε=−0.5×y+9.5 ・・・(7)
△Ec=0.7 ×y +1.20×y ・・・(8)
σ=1.89×10−2×y +8.35×10−2×y ・・・(9)
この関係を用いると式(1)および式(4)をyの関数として書き直すことができる。
(nm)=0.42×(1.3×y+0.84)−0.5 ・・・(10)
(nm)=0.64×y−1−0.06−0.69×y+0.14×y・・・(11)
【0011】
以上より、この実施例の構成において、オーミックコンタクトを実現できるAlGa1−yN層のAl組成yと厚さdの関係は、
0.64×y−1−0.06−0.69×y+0.14×y ≦d(nm)≦0.42×(1.3×y+0.84)−0.5 ・・・(12)
と設定される。(12)式はアンバシャー(Ambacher)らによる文献に示されたm*、Φ、ε、△EcおよびσのAl組成依存性を用いて導かれた関係であるが、これらのAl組成依存性としてより正確な関係が得られた場合は、(1)式および(4)式よりAlGa1−yN層厚さの上限値および下限値とAl組成の関係を導くことができる。
【0012】
以上は数値計算より導かれるAl組成比と厚さの関係であるが、実験により得られた結果を図7に示す。図7は、縦軸がコンタクト抵抗(Ωcm )、横軸がAl組成yである。n型GaN層14の上にAl組成と厚さを変えてAlGa1−yNを成長させてエピタキシャル成長基板を作製し、該エピタキシャル成長基板上にAlを蒸着してTLM(Transmission Line Measurement)パターンを形成して実験試料を形成し、コンタクト抵抗を測定した。厚さ5nm以下、Al組成yが0.5以上で10−5Ωcm 以下の低いコンタクト抵抗が得られている。また、AlGa1−yNの1 分子層に相当する厚さ0.25nmにおいても低いコンタクト抵抗が得られているが、AlGa1−yN層がない場合(y=0に相当)は10−3Ωcm台の高い抵抗値であり、1 分子層以上のAlGa1−yNが必要である。この実験結果よりAlGa1−yN層の厚さdが0.25≦d(nm)≦5であり、かつ、Al組成比yが0.5≦y≦1の範囲であれば低いコンタクト抵抗を得ることができる。実験結果はオーミック金属としてAlの場合を示したが、Ti/Al、W、WSi、Moを用いた場合も同様の結果が得られた。また、図7には蒸着後にアニールを行わない場合の結果を示したが、アニールを行うことにより更に低いコンタクト抵抗を得ることができる。
【0013】
前記HJFETは、以下のように形成される。まず、(0001)サファイアからなる基板10上に、例えば、分子線エピタキシ(Molecular Beam Epitaxy:MBE)成長法によって半導体層を成長させる。このようにして形成した半導体層は、基板側から順に、アンドープAlNからなるバッファ層11(膜厚20nm)、アンドープのGaNチャネル層12(膜厚2μm)、アンドープAl0.2Ga0.8NからなるAlGaN電子供給層13(膜厚25nm)、n型GaN層14(n型不純物濃度5×1018cm−3、膜厚50nm)、アンドープAl0.7 Ga0. NからなるAlGaN層15(膜厚1nm)である。
次いで、エピタキシャル層構造の一部をGaNチャネル層12が露出するまでエッチング除去することにより、素子間分離メサを形成する。続いてアンドープのAlGaN層15上に、例えば、Ti/Alなどの金属を蒸着することにより、ソース電極1およびドレイン電極3を形成し、オーム性接触をとる。ここではAlGaN層15のAl組成0.7、膜厚1nmの例をあげたが、厚さdが0.25≦d(nm)≦5であり、かつ、Al組成比yが0.5≦y≦1の範囲であれば低いコンタクト抵抗を得ることができることは先に述べた通りである。
【0014】
次に、AlGaN層15、n型GaN層14およびAlGaN電子供給層13の一部をエッチング除去することによって露出したAlGaN電子供給層13上に、例えば、Ni/Auなどの金属を蒸着してショットキー接触のゲート電極2を形成する。このようにして図1に示したHJFETを作製する。ここで示した基板材料、作製方法およびAlGaN層15以外の層構造は具体的な実施例の一例であり、発明の構造を限定するものではない。これは後述の第2の実施例以降も同様である。
【0015】
(第2の実施例)
次に、図2を参照して本発明の第2の実施例を説明する
図2は、この実施例に係るHJFETの断面構造である。この実施例は、第1の実施例のアンドープをAlGaN層15をn型AlGaN層16に置き換えたものである。すなわち、このHJFETは、(0001)サファイアからなる基板10上に、基板側から順に、アンドープAlNからなるバッファ層11(膜厚20nm)、アンドープのGaNチャネル層12(膜厚2μm)、アンドープAl0.2Ga0.8NからなるAlGaN電子供給層13(膜厚25nm)、n型GaN層14(n型不純物濃度5×1018cm−3、膜厚50nm)、n型AlGaN層16が積層されてなるものである。
この実施例においては、イオン化した不純物によりAlGaN層中の電界が更に強められ、電極からn型GaN層14へ電子が透過するトンネル確率を高めることができるため、第1の実施例と比較して更に低抵抗なオーミック電極を実現することができる。
【0016】
(第3の実施例)
次に、図3を参照して本発明の第3の実施例を説明する。
図3は、この実施例に係るHJFETの断面構造である。この実施例は、第1の実施例に係るHJFETを構成するn型GaN層14をn型AlGaN層17に置き換えたものである。すなわち、このHJFETは、(0001)サファイアからなる基板10上に、基板側から順に、アンドープAlNからなるバッファ層11(膜厚20nm)、アンドープのGaNチャネル層12(膜厚2μm)、アンドープAl0.2Ga0.8NからなるAlGaN電子供給層13(膜厚25nm)、n型AlGaN層17、アンドープのAlGaN層15(膜厚1nm)が積層されてなるものである。
n型AlGaN層17のAl組成zは、AlGaN供給層13と同程度の0.1≦z≦0.4が適当である。例えば、n型AlGaN層17のAl組成を0.2(n型不純物濃度5×1018cm−3、膜厚50nm)とし、アンドープAlGaN層15のAl組成を0.8(膜厚1nm)とすることにより、第1の実施例と同様の効果が得られる。また、アンドープAlGaN層15をn型AlGaN層とすることにより、イオン化した不純物によりAlGaN層中の電界が更に強められ、電極からn型GaN層14へ電子が透過するトンネル確率を高めることができるため、更に低抵抗のオーミック電極を実現することができる。
【0017】
(第4の実施例)
次に、図4を参照して本発明の第4の実施例を説明する。
図4は、この実施例に係るHJFETの断面構造である。この実施例は、第1の実施例に係るHJFETを構成するn型GaN層14とAlGaN電子供給層13との間にn型AlGaN層18を挿入したものである。すなわち、このHJFETは、(0001)サファイアからなる基板10上に、基板側から順に、アンドープAlNからなるバッファ層11(膜厚20nm)、アンドープのGaNチャネル層12(膜厚2μm)、アンドープAl0.2Ga0.8NからなるAlGaN電子供給層13(膜厚25nm)、n型AlGaN層18、n型GaN層14(n型不純物濃度5×1018cm−3、膜厚50nm)、アンドープのAlGaN層15(膜厚1nm)が積層されてなるものである。
【0018】
この実施例では第1の実施例で説明した効果と併せて電子供給層13の電極側にピエゾ分極によって誘起された負電荷をn型不純物のイオン化正電荷で打ち消すことにより、電子に対する伝導帯バリアを低下させ、チャネル層12からn型GaN層14へ電子が透過するトンネル確率を高めることができるため、この間の抵抗を下げることができ、第1の実施例よりも更に低いコンタクト抵抗のオーミック電極を実現することができる。また、アンドープのAlGaN層15をn型AlGaN層とすることにより、イオン化した不純物によりAlGaN層中の電界が更に強められ、電極からn型GaN層14へ電子が透過するトンネル確率を高めることができるため、更なる低抵抗化を実現することができる。
【0019】
(第5の実施例)
次に、図5を参照して本発明の第5の実施例を説明する。
図5は、この実施例に係るHJFETの断面構造である。この実施例は、第1の実施例がAlGaN電子供給層13に接して形成していたゲート電極を、n型GaN層14に接する構造としたものである。すなわち、このHJFETは、(0001)サファイアからなる基板10上に、基板側から順に、アンドープAlNからなるバッファ層11(膜厚20nm)、アンドープのGaNチャネル層12(膜厚2μm)、アンドープAl0.2Ga0.8 NからなるAlGaN電子供給層13(膜厚25nm)、n型GaN層14(n型不純物濃度5×1018cm−3、膜厚50nm)、アンドープのAlGaN層15(膜厚1nm)が積層されてなるものである。
この実施例では、ゲート電極2下のAlGaN電子供給層13のn型GaN層14側に負のピエゾ電荷が誘起される。このピエゾ電荷の作用により、実効的なショットキー障壁を高くすることができ、第1の実施例の効果に加えて、ゲートリーク電流を抑制することができる。また、アンドープのAlGaN層15をn型AlGaN層とすることにより、イオン化した不純物によりAlGaN層中の電界が更に強められ、電極からn型GaN層14へ電子が透過するトンネル確率を高めることができるため、更なる低抵抗化を実現することができる。
【0020】
(第6の実施例)
図6を参照して本発明の第6の実施例を説明する。
図6は、この実施例に係るMESFETの断面構造である。このMESFETは、基板10上に、バッファ層11、アンドープGaNバッファ19、n型GaNチャネル層20、n型GaN層14、アンドープAlGaN層15が順次形成されてなる。そして、AlGaN層15に接してソース電極1とドレイン電極3が形成され、オーム性接触がとられている。また、AlGaN層15およびn型GaN層14を除去して形成したリセス部には、n型GaNチャネル層20に接してゲート電極2が形成され、ショットキー性接触がとられている。
このようなMESFETは、以下のように作製する。まず、(0001)サファイアからなる基板10上に、例えば、MBE成長法により、基板側から順にAlNからなるバッファ層11(膜厚20nm)、アンドープGaNバッファ19(膜厚350nm)、n型GaNチャネル層20(n型不純物濃度1×1018cm−3、膜厚150nm)、n型GaN層14(n型不純物濃度5×1018cm−3、膜厚50nm)、アンドープAl0.7Ga0.3 NからなるAlGaN層15(膜厚1nm)を成長させる。続いてエピタキシャル層構造の一部をアンドープGaNバッファ19が露出するまでエッチング除去して素子間分離メサを形成した後に、第1の実施例と同様のプロセスにより作製される。
【0021】
この実施例において、オーミックコンタクトを実現できるAlGa1−yN層のAl組成yと厚さdの関係は、数値計算によれば(12)式より、
0.64×y−1−0.06−0.69×y+0.14×y ≦d(nm)≦0.42×(1.3×y+0.84)−0.5
である。また、実験結果によれば、図7より、AlGa1−yN層の厚さdが0.25≦d(nm)≦5であり、かつ、Al組成比yが0.5≦y≦1の範囲であれば低いコンタクト抵抗を得ることができる。また、アンドープのAlGaN層15をn型AlGaN層とすることにより、イオン化した不純物によりAlGaN層中の電界が更に強められ、電極からn型GaN層14へ電子が透過するトンネル確率を高めることができるため、更なる低抵抗化を実現することができる。また、この実施例ではアンドープのAlGaN層15とn型GaNチャネル層18の間に高濃度のn型GaN層14がある構造を示しているが、n型GaN層14がない構造でもこの実施例と同様の効果が得られる。
【0022】
以上好ましい実施例について説明したが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜の変更が可能なものである。各実施例におけるGaNチャネルはInGa1−xN(但し、0<x≦1)によって置き換えることが可能である。また、第2、第5、第6の実施例におけるn型GaN層14はn型AlGaN層によって置き換えることが可能である。また、実施例のHJFETでは、チャネル層上に電子供給層が配置されていたが、その逆であってもよく、また、チャネル層の上下に電子供給層が配置されてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体装置は高温のアニール処理を行うことなく低いコンタクト抵抗を得ることができる。また、この構成においてはコンタクト抵抗の電極材料依存性が小さく、熱的に安定なWSi等の高融点材料を電極材料として用いても低いコンタクト抵抗が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るHJFETの断面構造図とそのコンタクト部の伝導帯エネルギー分布図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るHJFETの断面構造図である。
【図3】第3の実施例に係るHJFETの断面構造図である。
【図4】第4の実施例に係るHJFETの断面構造図である。
【図5】第5の実施例に係るHJFETの断面構造図である。
【図6】第6の実施例に係るMESFETの断面構造図である。
【図7】本発明の効果を説明するための、コンタクト層中のAlGa1−xNのAl組成および膜厚とコンタクト抵抗の相関について得られた実験結果を示す特性図である。
【図8】 従来技術によるHJFETの断面構造とそのコンタクト部の伝導帯エネルギー分布図である。
【符号の説明】
1、101 ソース電極
2、102 ゲート電極
3、103 ドレイン電極
10 基板
11 バッファ層
12、112 GaNチャネル層
13、113 AlGaN電子供給層
14、114 n型GaN層
15 AlGaN層
16、17、18 n型AlGaN層
19 アンドープGaNバッファ層
20 n型GaNチャネル層
110 サファイア基板
111 GaNバッファ層

Claims (15)

  1. III 族窒化物半導体層と前記III 族窒化物半導体層にオーミックに接触するオーミック電極とを有する半導体装置において、前記III 族窒化物半導体層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とこのGaN層またはn型AlGa1−uN層の上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)を含、前記AlGa1−yN層の厚さは、このAlGa1−yN層中の電子の1波長を上限、前記AlGa1−yN層とGaN層の界面の伝導帯がフェルミ準位に一致する厚さを下限とし、前記オーミック電極は、前記AlGa1−yN層上に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. III 族窒化物半導体層と前記III 族窒化物半導体層にオーミックに接触するオーミック電極とを有する半導体装置において、前記III 族窒化物半導体層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とこのGaN層またはn型AlGa1−uN層の上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)を含、前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、0.25≦d(nm)≦5で、かつ、0.5≦y≦1であり、前記オーミック電極は、前記AlGa1−yN層上に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. III 族窒化物半導体層と前記III 族窒化物半導体層にオーミックに接触するオーミック電極とを有する半導体装置において、前記III 族窒化物半導体層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とこのGaN層またはn型AlGa1−uN層の上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)を含、前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、
    0.64×y−1−0.06−0.69×y+0.14×y≦d(nm)≦0.42×(1.3×y+0.84)−0.5
    を満たし、前記オーミック電極は、前記AlGa1−yN層上に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記AlGa1−yN層には、n型の不純物がドープされていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記III 族窒化物半導体層には前記GaN層の下層にn型の不純物がドープされたAlGaN層が含まれていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の半導体装置。
  6. チャネル層、または、チャネル層および電子供給層を含む活性層と、前記チャネル層の電子伝導度を制御するゲート電極と、前記活性層上に形成されたコンタクト層と、前記コンタクト層に接して形成されたソース電極およびドレイン電極とを備え、前記コンタクト層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とその上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)とを含み、前記AlGa1−yN層の厚さは、前記AlGa1−yN層中の電子の1波長を上限、前記AlGa1−yN層とGaN層の界面の伝導帯がフェルミ準位に一致する厚さを下限とすることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  7. チャネル層、または、チャネル層および電子供給層を含む活性層と、前記チャネル層の電子伝導度を制御するゲート電極と、前記活性層上に形成されたコンタクト層と、前記コンタクト層に接して形成されたソース電極およびドレイン電極とを備え、前記コンタクト層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とその上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)とを含み、前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、1≦d(nm)≦5であり、かつ、0.5≦y≦1であることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  8. チャネル層、または、チャネル層および電子供給層を含む活性層と、前記チャネル層の電子伝導度を制御するゲート電極と、前記活性層上に形成されたコンタクト層と、前記コンタクト層に接して形成されたソース電極およびドレイン電極とを備え、前記コンタクト層は、GaN層またはn型AlGa1−uN層(但し、0<u≦1)とその上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)とを含み、前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、
    0.64×y−1−0.06−0.69×y+0.14×y ≦d(nm)≦0.42×(1.3×y+0.84)−0.5
    を満たすことを特徴とする電界効果トランジスタ。
  9. 前記チャネル層および電子供給層が、InGa1−xN(但し、0≦x≦1)層およびAlGa1−zN(但し、0<z≦1)層であり、前記コンタクト層が前記電子供給層上に形成され、前記ゲート電極が前記電子供給層に接して形成されていることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
  10. 前記チャネル層がInGa1−xN(但し、0≦x≦1)層であり、前記コンタクト層が前記チャネル層上に形成され、前記ゲート電極が前記チャネル層に接して形成されていることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
  11. 基板と、前記基板上に形成されたInGa1−xN(但し、0≦x≦1)からなるチャネル層と、前記チャネル層上に形成されたAlGa1−zN(但し、0<z≦1)からなる電子供給層と、前記電子供給層上に形成されたGaN層と、前記GaN層上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)と、前記GaN層に接して形成されたゲート電極と、前記AlGa1−yN層(但し、0<y≦1)に接して形成されたソース電極およびドレイン電極とを備え前記AlGa1−yN層の厚さは、前記AlGa1−yN層中の電子の1波長を上限、前記AlGa1−yN層とGaN層の界面の伝導帯がフェルミ準位に一致する厚さを下限とすることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  12. 基板と、前記基板上に形成されたInGa1−xN(但し、0≦x≦1)からなるチャネル層と、前記チャネル層上に形成されたAlGa1−zN(但し、0<z≦1)からなる電子供給層と、前記電子供給層上に形成されたGaN層と、前記GaN層上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)と、前記GaN層に接して形成されたゲート電極と、前記AlGa1−yN層(但し、0<y≦1)に接して形成されたソース電極およびドレイン電極とを備え前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、1≦d(nm)≦5であり、かつ、0.5≦y≦1であることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  13. 基板と、前記基板上に形成されたInGa1−xN(但し、0≦x≦1)からなるチャネル層と、前記チャネル層上に形成されたAlGa1−zN(但し、0<z≦1)からなる電子供給層と、前記電子供給層上に形成されたGaN層と、前記GaN層上に形成されたAlGa1−yN層(但し、0<y≦1)と、前記GaN層に接して形成されたゲート電極と、前記AlGa1−yN層(但し、0<y≦1)に接して形成されたソース電極およびドレイン電極とを備え前記AlGa1−yN層の厚さ(d)は、
    0.64×y−1−0.06−0.69×y+0.14×y ≦d(nm)≦0.42×(1.3×y+0.84)−0.5
    を満たすことを特徴とする電界効果トランジスタ。
  14. 前記AlGa1−yN層には、n型の不純物がドープされていることを特徴とする請求項から1のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
  15. 前記コンタクト層には、前記GaN層の下層挿入された、n型の不純物がドープされたAlGaN層が含まれていることを特徴とする請求項6から10のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
JP2002175246A 2002-06-17 2002-06-17 半導体装置および電界効果トランジスタ Expired - Fee Related JP4038814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002175246A JP4038814B2 (ja) 2002-06-17 2002-06-17 半導体装置および電界効果トランジスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002175246A JP4038814B2 (ja) 2002-06-17 2002-06-17 半導体装置および電界効果トランジスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004022774A JP2004022774A (ja) 2004-01-22
JP4038814B2 true JP4038814B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=31173959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002175246A Expired - Fee Related JP4038814B2 (ja) 2002-06-17 2002-06-17 半導体装置および電界効果トランジスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4038814B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8174048B2 (en) 2004-01-23 2012-05-08 International Rectifier Corporation III-nitride current control device and method of manufacture
JP2005285869A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Kyocera Corp エピタキシャル基板及びそれを用いた半導体装置
JP2005302916A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体装置
JP4751150B2 (ja) * 2005-08-31 2011-08-17 株式会社東芝 窒化物系半導体装置
JP5334149B2 (ja) * 2006-06-02 2013-11-06 独立行政法人産業技術総合研究所 窒化物半導体電界効果トランジスタ
JP4282708B2 (ja) 2006-10-20 2009-06-24 株式会社東芝 窒化物系半導体装置
JP5207874B2 (ja) * 2008-08-08 2013-06-12 親夫 木村 半導体装置およびその製造方法
JP5431756B2 (ja) * 2009-03-18 2014-03-05 株式会社豊田中央研究所 Iii族窒化物半導体からなる半導体装置
JP2015026629A (ja) 2011-11-18 2015-02-05 パナソニック株式会社 窒化物半導体装置の構造及び製造方法
JP6214978B2 (ja) * 2013-09-17 2017-10-18 株式会社東芝 半導体装置
JP7484785B2 (ja) 2021-03-29 2024-05-16 富士通株式会社 窒化物半導体装置及び窒化物半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004022774A (ja) 2004-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11699748B2 (en) Normally-off HEMT transistor with selective generation of 2DEG channel, and manufacturing method thereof
JP5805830B2 (ja) 半導体装置
JP4022708B2 (ja) 半導体装置
JP3751791B2 (ja) ヘテロ接合電界効果トランジスタ
JP5334149B2 (ja) 窒化物半導体電界効果トランジスタ
US7777254B2 (en) Normally-off field-effect semiconductor device
KR100808344B1 (ko) 전계 효과 트랜지스터
JP5810293B2 (ja) 窒化物半導体装置
US8344422B2 (en) Semiconductor device
CN109037324B (zh) 在断态期间具有高应力顺应性的hemt晶体管及其制造方法
TWI641133B (zh) 半導體單元
CN109004033A (zh) 氮极性iii族/氮化物磊晶结构及其主动元件与其积体化的极性反转制作方法
JP2011210751A (ja) Iii族窒化物半導体素子、iii族窒化物半導体素子の製造方法、および電子装置
JP4038814B2 (ja) 半導体装置および電界効果トランジスタ
TWI569439B (zh) 半導體單元
JP5510324B2 (ja) 電界効果トランジスタの製造方法
JP2005210105A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4869563B2 (ja) 窒化物半導体装置及びその製造方法
JP2020080362A (ja) 窒化物半導体装置
JP2009246307A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5272727B2 (ja) 半導体装置
JP2008172085A (ja) 窒化物半導体装置及びその製造方法
JP4759923B2 (ja) 半導体装置
JP2008258310A (ja) 窒化物半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070806

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071028

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees