JP4037839B2 - 画像符号化方法及び装置 - Google Patents

画像符号化方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4037839B2
JP4037839B2 JP2004069254A JP2004069254A JP4037839B2 JP 4037839 B2 JP4037839 B2 JP 4037839B2 JP 2004069254 A JP2004069254 A JP 2004069254A JP 2004069254 A JP2004069254 A JP 2004069254A JP 4037839 B2 JP4037839 B2 JP 4037839B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encoding
code amount
coding
distortion
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004069254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005260576A (ja
Inventor
健 中條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004069254A priority Critical patent/JP4037839B2/ja
Publication of JP2005260576A publication Critical patent/JP2005260576A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4037839B2 publication Critical patent/JP4037839B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

本発明は、動画像または静止画像のための画像符号化方法及び装置に関する。
ITU-T H.261, H.263, H.264, ISO/IEC MPEG-2, MPEG-4 Part 2といった動画像符号化標準方式では、マクロブロックと呼ばれる符号化単位で、予測モードを切替えて符号化を行う。この切替操作をどのように行うかは、符号化性能に大きく影響すると言われている。
予測モードの切替手法の一つは、例えばITU-T H.263のテストモデルであったTMN9(ITU-T, Study Group 16 : “Video Codec Test Model,Near-Term, Version 9 (TMN9),” Document :Q15-C-15)(非特許文献1)に開示されている。非特許文献1では、入力画像と動き補償により得られる予測画像との絶対値差分和、及び入力画像と入力画像のマクロブロック平均との絶対値差分和を用いて閾値処理を行うことで、8×8のブロックのフレーム間予測モードと16×16ブロックのフレーム間予測モード及びフレーム内予測モードの3つ予測モードの切り替えを行っている。
一方、Gary J. Sullivan and Thomas Wiegand, “Rate-Distortion Optimization for Video Compression”, IEEE Signal Processing Magazine, Vol.15, No.6, pp. 74-90, Nov. 1998.(非特許文献2)には、ラグランジェの未定乗数法に基づいて各マクロブロックの予測モードを選択する方法が紹介されている。より詳しくは、実際に各予測モードで符号化を行って符号量(レート)と符号化歪を求めた上で、ラグランジェの未定乗数を量子化パラメータの関数と仮定して、同じ量子化パラメータに対する各予測モードのコストを計算し、コストが最小の予測モードを選択している。この手法により、TMN9と比較して大幅に符号化効率が向上することが紹介されている。
ITU-T, Study Group 16 : "Video Codec Test Model,Near-Term, Version 9 (TMN9)," Document :Q15-C-15 Gary J. Sullivan and Thomas Wiegand, "Rate-Distortion Optimization for Video Compression", IEEE Signal Processing Magazine, Vol.15, No.6, pp.74-90, Nov. 1998.
非特許文献1に開示された予測モードの切替方法は簡易な手法であり、少ない計算量で予測モードの切り替えを行うことができる。しかし、トレードオフの関係にある実際の符号量(レート)と歪を考慮しているわけではないので、符号量と歪の関係で最適な予測モードの切り替えが行われているとはいえない。従って、符号化効率の大幅な改善は得られない。
文献2の手法では、同一の量子化パラメータに対して同じ傾きを持つ符号量−符号化歪関数を仮定しているため、量子化パラメータが異なる場合や符号量−符号化歪関数の形が仮定と異なる場合には、符号化コストの正しい比較評価ができず、適切な予測モードが選択されないという問題点がある。また、符号量制御と組み合わせた場合の量子化パラメータが異なる場合の符号化コストの比較もできない。従って、この手法によっても符号化効率の大幅な改善をは望めない。
本発明の目的は、符号化効率をより改善する予測モード及び量子化パラメータの選択を可能とする画像符号化方法及び装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一つの観点によると任意の符号化単位毎に複数の予測モードから選択される一つの予測モードを用いて量子化パラメータを制御しつつ画像の符号化を行う際、符号化単位毎に予測モードと量子化パラメータとの複数の組み合わせにそれぞれ対応する符号量と符号化歪との対を推定して第1の符号量−符号化歪対集合を得るステップと、第1の符号量−符号化歪対集合から凸包を形成する第2の符号量−符号化歪対集合を選択するステップと、第2の符号量−符号化歪対集合から符号化単位毎の最適な符号量と符号化歪との対を選択するステップと、最適な符号量と符号化歪との対から符号化に用いる予測モード及び量子化パラメータを決定するステップとを具備する画像符号化方法を提供する。
本発明の他の観点によると、符号化単位毎に予測モードと量子化パラメータとの複数の組み合わせにそれぞれ対応する符号量と符号化歪との対を推定して第1の符号量−符号化歪対集合を得るステップと、第1の符号量−符号化歪対集合から符号量と符号化歪とのトレードオフに基づいて(トレードオフを考慮して)第2の符号量−符号化歪対集合を選択するステップと、第2の符号量−符号化歪対集合から符号化単位毎の最適な符号量と符号化歪との対を選択するステップと、最適な符号量と符号化歪との対から符号化に用いる予測モード及び量子化パラメータを決定するステップとを具備する画像符号化方法を提供する。
このように第1の符号量−符号化歪対集合から凸包を形成する集合、すなわち符号化単位毎の符号量と符号化歪のトレードオフを考慮したより正確な符号量と符号化歪との関係の推定に基づく第2の符号量−符号化歪対集合が求まる。従って、第2の符号量−符号化歪対集合から符号化単位毎の最適な符号量と符号化歪との対を選択して、符号化に用いる予測モード及び量子化パラメータを決定することにより、正確な符号量と符号化歪との関係を予測モード及び量子化パラメータに反映させることができる。また、量子化パラメータが異なる場合や符号量−符号化歪関数の形が仮定と異なる場合、あるいは符号量制御と組み合わせたときの量子化パラメータが異なる場合の符号化コストの正しい比較評価を予測モード及び量子化パラメータに反映させることも可能である。従って、本発明によると従来技術に比較して符号化効率の改善が期待できる。
さらに、第2の符号量−符号化歪対集合を該第2の符号量−符号化歪対集合に含まれる符号量−符号化歪対を含む不等式で表現し、該不等式を用いた線形計画問題を解くことで符号化単位毎の符号量と符号化歪のトレードオフを最適な複数の推定値から線形計画法で予測モード及び量子化パラメータを決定すれば、予測モード及び量子化パラメータのより最適化が可能となるため、さらなる符号化効率の向上が期待できる。
本発明によれば、適切な予測モード及び量子化パラメータを決定することにより、効率の高い画像符号化を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る動画像符号化のための画像符号化装置を示す。画像符号化装置には、画像信号100として例えばフレーム単位で動画像信号が入力される。減算器101により入力画像信号100と予測画像信号102との差分がとられ、予測誤差信号103が生成される。生成された予測誤差信号103に対して、直交変換器104により直交変換、例えば離散コサイン変換(DCT)が施される。直交変換器104では直交変換係数情報105、例えばDCT係数情報が得られる。直交変換係数情報105は量子化器106により量子化された後、二分岐される。二分岐された量子化直交変換係数情報107の一方は、エントロピー符号化器108に導かれる。
二分岐された量子化直交変換係数情報107の他方は、逆量子化器109及び逆直交変換器110により、量子化器106及び直交変換器104の処理と逆の処理を順次受けて予測誤差信号と同様の信号とされた後、加算器110で予測画像信号102と加算されることにより、局部復号画像信号112が生成される。局部復号画像信号112は、フレームメモリ/予測画像生成器108に入力される。
フレームメモリ/予測画像生成器113は、入力画像信号100及び局部復号画像信号112から予測画像信号を生成する。フレームメモリ/予測画像生成器113の詳細については、後述する。エントロピー符号化器108では、量子化直交変換係数情報107、動きベクトル情報/予測モード情報114がエントロピー符号化され、これによって生成された各符号が多重化器116で多重化された後、出力バッファ117により平滑化される。こうして出力バッファ117から出力される符号化データ118は、図示しない伝送系または蓄積系へ送出される。
モード選択器121は、直接的にはフレームメモリ/予測画像作成器113内の切替器を制御することにより予測モードを選択する共に、量子化パラメータを制御する。モード選択器121の詳細については、後述する。符号化制御器115は、減算器101からフレームメモリ/予測画像作成器113までの要素を含む符号化部115の制御を行う。本実施形態においては、バッファ117のバッファ量を考慮しつつ、符号化単位毎の符号量割り当てを行う。符号化単位は、本実施形態では例えばマクロブロック単位とするが、これに限られるものではない。
(フレームメモリ/予測画像生成器113について)
図2に、入力画像信号100及び局部復号画像信号112から予測画像信号102を生成するフレームメモリ/予測画像生成器113の具体例を示す。図1中の加算器111からの局部復号画像信号112は、フレームメモリ200に一旦蓄えられる。動きベクトル検出器201は、フレーム内のブロック毎に入力画像信号100とフレームメモリ200に蓄えられた局部復号画像信号との間のマッチング(ブロックマッチング)をとり、動きベクトルを検出する。
フレーム間予測器202は、動きベクトル検出器201で検出された動きベクトルに基づいてフレームメモリ200内の局部復号画像信号に対して動き補償を施し、フレーム間予測に基づく予測画像信号を作成する。一方、フレーム内予測器203は、入力画像信号100とフレームメモリ200内のフレーム内で既に符号化された領域の局部復号画像信号からフレーム内予測に基づく予測画像信号を作成する。
フレーム間予測器202はK個(Kは複数)のフレーム間予測モードを有し、フレーム内予測器203はL個(Lは複数)のフレーム内予測モードを有する。フレーム間予測器202及びフレーム内予測器203の出力に、切替器204が接続される。切替器204はモード選択器121によって制御され、K個のフレーム間予測モードから選択された一つの予測モードに基づく予測画像信号、あるいはL個のフレーム内予測モードから選択された一つの予測モードに基づく予測画像信号を出力する。
動きベクトル情報/予測モード114、すなわち動きベクトル検出器201から出力される動きベクトル情報とモード選択器121によって切替器204で選択された予測モードを示す予測モード情報は、エントロピー符号化器108に送られる。動きベクトル情報は、フレーム間予測モードが選択された場合にのみ動きベクトル検出器201から出力される。
(符号化制御器119及びモード選択器121について)
図3には、図1における符号化制御器119及びモード選択器121の動作の流れを示す。まず、符号化制御器119は符号化部115を制御し、符号化部115に複数の予測モード(K個のフレーム間予測モード及びL個のフレーム内予測モード)で順次符号化を行わせ、かつ量子化パラメータ(量子化幅あるいは量子化ステップサイズともいう)を各予測モード内で切り替える。
これに伴い、モード選択器121はマクロブロック毎に、予測コード毎かつ量子化パラメータ毎の符号量Rと符号化歪Dとの対(R−Dポイント)を推定して、第1の符号量−符号化歪対集合(以下、1次R−Dポイント集合という)を取得する(ステップS301)。
次に、ステップS301で取得された1次R−Dポイント集合から、マクロブロック毎に符号量Rと符号化歪Dとのトレードオフを考慮したより好ましい符号量Rと符号化歪Dとの対の集合である第2の符号量−符号化歪対集合(以下、2次R−Dポイント集合という)を選択する(ステップS302)。
次に、2次R−Dポイント集合と符号量制御器119から与えられるフレーム単位での目標符号量情報120に基づいて、2次R−Dポイント集合の中からマクロブロック毎に最適な符号化量Rと符号化歪Dの対(以下、最適R−Dポイントという)を決定する(ステップS303)。
最後に、ステップS303で決定された最適R−Dポイントに基づいて、実際に符号化時に用いる予測モード及び量子化パラメータを決定する(ステップS304)。1次R−Dポイント集合に含まれる各R−Dポイントに対して、予測モード及び量子化パラメータの一つの組み合わせが対応しているので、ステップS304では最適R−Dポイントに対応する組み合わせの予測モード及び量子化パラメータを選択すればよい。
次に、図3の各ステップS301〜S304の処理の具体例を示す。ここで、符号量Rと符号化歪Dとの間には、量子化パラメータをQとして数式(1)(2)のような関係が成り立つものと仮定する。a,b,c,dは係数である。
Figure 0004037839
[ステップS301]ステップS301では、同一の入力画像信号100に対して一つの予測モード毎に例えば2つの量子化パラメータQ1, Q2 で実際に符号化を行い、各々の符号化時の符号量R1, R2 及び符号化歪D1, D2 を求める。符号化歪D1, D2 には、例えば入力画像信号100と局部復号画像信号112の平均2乗誤差が用いられる。このような処理を入力画像信号100の各符号化単位であるマクロブロック毎に行うことによって、1次R−D集合を求める。
[ステップS302]ステップS302では、ステップS301で求められる1次R−D集合に含まれる符号量R1, R2 及び符号化歪D1, D2 を用いて、数式(1)(2)で仮定した係数a,b,c,dを数式(3)〜(6)により推定する。
Figure 0004037839
これらの4つの係数a,b,c,dから、ステップS301で用いた予測モードにおける量子化パラメータ毎の符号量Rと符号化歪Dを数式(7)(8)に従って推定する。
Figure 0004037839
図4に、符号量と符号化歪の実測値と数式(7)(8)により推定される推定値の例を示す。
本実施形態では、数式(1)(2)のような量子化パラメータQ毎の符号量Rと符号化歪Dとの関係の仮定を行い、2回の符号化を行うことでR−Dポイントの推定を行ったが、量子化パラメータQ毎のR−Dポイントを推定することができるのであれば、上述以外の方法でもかまわない。このようにして、例えば図5に示すような1次R−Dポイント集合が得られる。図5は予測モードが3種類の例であり、R−Dポイントは予測モード毎に異なる記号で示されている。
[ステップS302]ステップS302では、ステップS301で得られた1次R−Dポイント集合から、図5の実線及び破線で示すような凸包(convex hull)を形成し、その中の実線で示す左下に凸な集合を選択する。ここで凸包とは、R−Dポイント集合を含む最小の凸多角形のことを指す。図5中に示す左下に凸な凸包を形成する2次R−Dポイント集合(実線上に存在するR−Dポイントの集合)は、当該マクロブロックにおける符号量Rと符号化歪Dのトレードオフを考慮したより好ましいR−Dポイントの集合である。
次に、図6及び図7を用いて図5のように左下からの凸包を見出す手法について延べる。まず、1次R−Dポイント集合を例えば符号化歪Dの値を基準として昇順または降順に並べ替える。実際には、各予測モードの符号化歪Dは量子化パラメータQが大きくなるほど大きくなるので、並べ替えは不要であり、1次R−Dポイント集合を昇順または降順になるようにマージすればよい。図6は、図5の1次R−Dポイントを符号化歪Dの値を基準に順序づけした例であり、破線で接続された1次R−Dポイントの順に符号化歪Dが大きくなっている。
次に、図7で示されるように符号化歪Dの昇順または降順に1次R−Dポイント集合の各ポイントに次の1ポイントを順次加えていき、最近の3ポイントを接続する折れ線の形状を調べる。ここで、図7(a)のように折れ線の形状が左下から見て凸ならば、それら3つのポイントを2次R−Dポイント集合のポイントとして残し、次のポイントを追加してゆく。一方、図7(b)のように折れ線の形状が左下から見て凹になったら、当該3ポイントの真ん中のポイントを削除する。
このような処理を1次R―Dポイント集合の全てのポイントについて行い、それが終了した時点で残ったR−Dポイントが2次R−Dポイント集合となる。1次R―Dポイント集合の全てのポイントについての処理が終了したか否かは、上記折れ線形状を全ポイント数分だけチェックしたことをもって判断できる。
このようにして符号量Rと符号化歪Dのトレードオフを考慮したより好ましい2次R−Dポイント集合を求めることによって、量子化パラメータの値に依存しない最適な予測モードの選択が可能となる。
[ステップS303]ステップS303では、まずステップS302で得られた2次R−Dポイント集合について、図8に示すように隣接2ポイントを通過する直線を引くことにより、2次R−Dポイント集合を数式(9)のような符号量Rと符号化歪Dを含む不等式の集合として表現する。ここで、iはマクロブロックのアドレス、mi は注目マクロブロックの2次R−Dポイント集合のポイント数−1、s隣接2ポイント通過する直線傾き、tは切片である。
Figure 0004037839
数式(9)に示される不等式は、図8中に示す各直線が凸包上の2次R−Dポイント集合上の隣接2ポイントを通過する直線であることを示している。
次に、フレーム内の全てのマクロブロックについての数式(9)に示されるような不等式を集めて、各マクロブロックの符号化歪Di の合計DF を最小とする、数式(10)で示される線形計画問題を作り、線形計画法により各マクロブロックの最適な符号量Rと符号化歪Di の対を決定する。すなわち、フレーム内の総マクロブロック数をnとし、フレーム全体の目標符号量RF として、フレーム内の全てのマクロブロックの符号化歪の合計(総符号化歪)DF を最小とし、かつフレーム内の全てのマクロブロックの符号量の合計(総符号量)を目標符号量RF 以下とするように問題設定する。
Figure 0004037839
この線形計画問題を解くことによって、各マクロブロックの最適な符号量Rと符号化歪Di の対を決定することができる。
[ステップS304]ステップS304では、ステップS303で決定された最適な符号量Rと符号化歪Di の対に対応する予測モードと量子化パラメータを決定する。
本実施形態ではフレーム単位で目標符号量を設定し、その目標符号量に従って各マクロブロックの最適な符号量Rと符号化歪Dの割当を行ったが、目標符号量を設定する単位はフィールドやスライス、ピクチャあるいはGOP(グループオブピクチャ)などの単位であっても構わない。
また、本実施形態においては符号化単位をマクロブロックとし、マクロブロック毎に予測モード及び量子化パラメータの対を決定する例について記述したが、符号化単位はスライス、フィールド、フレーム、ピクチャ、あるいはGOPなど他の単位でも構わない。
さらに、本実施形態においては動画像符号化を例にとり説明したが、静止画像符号化にも本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態に従う画像符号化装置の構成を示すブロック図 図1中のフレームメモリ/予測画像作成器の構成を示すブロック図 図1中の符号化制御器及びモード選択器の処理手順を示す流れ図 符号量と符号化歪を実測値から推定する過程を説明する図 1次R−Dポイント集合及び1次R−Dポイント集合から符号量と符号化歪のトレードオフを考慮して選択される凸包上の2次R−Dポイント集合を示す図 2次R−Dポイント集合を求めるために凸包を見出す手法の具体例を説明する図 2次R−Dポイント集合を求めるために凸包を見出す手法の具体例を説明する図 2次R−Dポイント集合から不等式を求める過程を説明する図
符号の説明
100…入力動画像信号;
101…減算器;
102…予測画像信号;
103…予測残差信号;
104…直交変換器;
105…直交変換係数情報;
106…量子化器;
107…量子化直交変換係数情報;
108…エントロピー符号化器;
109…逆量子化器;
110…逆直交変換器;
111…加算器;
112…局部復号画像信号;
113…フレームメモリ/予測画像作成器;
114…動きベクトル情報、予測モード情報;
115…符号化部;
116…多重化器;
117…出力バッファ;
118…符号化データ;
119…符号化制御器;
120…目標符号量情報;
121…モード選択器;
200…フレームメモリ;
201…動きベクトル検出器;
202…フレーム間予測器;
203…フレーム内予測器;
204…切替器

Claims (4)

  1. 任意の符号化単位毎に複数の予測モードから選択される一つの予測モードを用いて量子化パラメータを制御しつつ画像の符号化を行う画像符号化方法において、
    前記符号化単位毎に前記予測モードと前記量子化パラメータとの複数の組み合わせにそれぞれ対応する符号量と符号化歪との対を推定して第1の符号量−符号化歪対集合を得るステップと、
    前記第1の符号量−符号化歪対集合から凸包を形成する第2の符号量−符号化歪対集合を選択するステップと、
    前記第2の符号量−符号化歪対集合から前記符号化単位毎の最適な符号量と符号化歪との対を決定するステップと、
    前記最適な符号量と符号化歪との対から前記符号化に用いる予測モード及び量子化パラメータを決定するステップとを具備する画像符号化方法。
  2. 前記最適な符号量と符号化歪との対を決定するステップは、前記第2の符号量−符号化歪対集合を
    Figure 0004037839


    (ここで、iは前記符号化単位のアドレス、mi は注目符号化単位の前記第2の符号量−符号化歪対集合のポイント数−1、sは隣接する2つの対を通過する直線の傾き、tは切片)に示される符号量Ri と符号化歪Di を含む不等式の集合として表現し、前記符号化単位の全てについての前記不等式を集めて前記符号化単位の全ての符号化歪の合計を最小とする
    Figure 0004037839


    (ここで、nは前記符号化単位の数、RFは目標符号量、DFは前記符号化単位の全ての符号化歪の合計)で表される線形計画問題を解くことにより前記最適な符号量と符号化歪との対を決定する請求項1記載の画像符号化方法。
  3. 前記線形計画問題は、前記画像信号のフレーム内の全ての符号化単位の符号化歪の合計を最小とするように設定される請求項記載の画像符号化方法。
  4. 任意の符号化単位毎に複数の予測モードから選択される一つの予測モードを用いて量子化パラメータを制御しつつ画像の符号化を行う画像符号化装置において、
    前記符号化単位毎に前記予測モードと前記量子化パラメータとの複数の組み合わせにそれぞれ対応する符号量と符号化歪との対を推定して第1の符号量−符号化歪対集合を得る手段と、
    前記第1の符号量−符号化歪対集合から凸包を形成する第2の符号量−符号化歪対集合を選択する手段と、
    前記第2の符号量−符号化歪対集合から前記符号化単位毎の最適な符号量と符号化歪との対を決定する手段と、
    前記最適な符号量と符号化歪との対から前記符号化に用いる予測モード及び量子化パラメータを決定する手段とを具備する画像符号化装置。
JP2004069254A 2004-03-11 2004-03-11 画像符号化方法及び装置 Expired - Fee Related JP4037839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004069254A JP4037839B2 (ja) 2004-03-11 2004-03-11 画像符号化方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004069254A JP4037839B2 (ja) 2004-03-11 2004-03-11 画像符号化方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005260576A JP2005260576A (ja) 2005-09-22
JP4037839B2 true JP4037839B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=35085878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004069254A Expired - Fee Related JP4037839B2 (ja) 2004-03-11 2004-03-11 画像符号化方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4037839B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8891615B2 (en) * 2008-01-08 2014-11-18 Qualcomm Incorporated Quantization based on rate-distortion modeling for CABAC coders
US9008171B2 (en) 2008-01-08 2015-04-14 Qualcomm Incorporated Two pass quantization for CABAC coders
KR101614781B1 (ko) * 2009-11-24 2016-04-22 에스케이 텔레콤주식회사 왜곡 블록 기반 2차 예측을 통한 동영상 부호화/복호화 장치, 방법 및 기록 매체
US11166034B2 (en) 2017-02-23 2021-11-02 Netflix, Inc. Comparing video encoders/decoders using shot-based encoding and a perceptual visual quality metric
US10917644B2 (en) 2017-02-23 2021-02-09 Netflix, Inc. Iterative techniques for encoding video content
US10742708B2 (en) 2017-02-23 2020-08-11 Netflix, Inc. Iterative techniques for generating multiple encoded versions of a media title
US11153585B2 (en) 2017-02-23 2021-10-19 Netflix, Inc. Optimizing encoding operations when generating encoded versions of a media title
US10666992B2 (en) * 2017-07-18 2020-05-26 Netflix, Inc. Encoding techniques for optimizing distortion and bitrate

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005260576A (ja) 2005-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7856053B2 (en) Image coding control method and device
KR100987765B1 (ko) 동영상 부호화기에서의 예측 수행 방법 및 장치
US8559501B2 (en) Method and apparatus for adaptively determining a bit budget for encoding video pictures
JP4752631B2 (ja) 画像符号化装置、及び画像符号化方法
KR100750136B1 (ko) 영상의 부호화, 복호화 방법 및 장치
JP4127818B2 (ja) 動画像符号化方法及びその装置
JP5234586B2 (ja) 映像符号化方法及び復号方法、それらの装置、及びそれらのプログラム並びにプログラムを記録した記憶媒体
JP4650173B2 (ja) 符号化装置、符号化方法、符号化方法のプログラム及び符号化方法のプログラムを記録した記録媒体
KR100871588B1 (ko) 인트라 부호화 장치 및 그 방법
JP2006157881A (ja) 可変長符号化装置及びその方法
JP2007267414A (ja) フレーム内画像符号化方法及びその装置
JP4250638B2 (ja) 動画像符号化装置及びその方法
JP4677932B2 (ja) 動画像符号化方法及び動画像符号化装置とプログラムならびに媒体
JP4037839B2 (ja) 画像符号化方法及び装置
JP2004215275A (ja) 動き補償に基づいた改善されたノイズ予測方法及びその装置とそれを使用した動画符号化方法及びその装置
JP5649296B2 (ja) 画像符号化装置
JP2006135557A (ja) 動画像符号化装置
JP2006100871A (ja) 符号化装置、符号化方法、符号化方法のプログラム及び符号化方法のプログラムを記録した記録媒体
JP4253276B2 (ja) 画像符号化方法
JP4257789B2 (ja) 動画像符号化装置
JP4130617B2 (ja) 動画像符号化方法および動画像符号化装置
JP3888533B2 (ja) 画像特徴に応じた画像符号化装置
JP4375143B2 (ja) 動画像符号化装置
JP2009194474A (ja) 動画像符号化装置
JP5171658B2 (ja) 画像符号化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071101

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131109

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees