JP4037405B2 - ディスプレイ焼付防止装置 - Google Patents

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本発明は、ブラウン管やプラズマディスプレイ表示装置(PVD)等の画面焼き付けを防止するようにした装置に関するものである。
ブラウン管、プラズマディスプレイ表示装置、自発光型液晶ディスプレイ等のように、ガラス体に熱を発生するディスプレイにあっては、ガラス面の焼き付けが問題となる。これは常に同様の表示を行うような表示を行った場合、常に同じ位置に表示される文字等の画像データが薄く焼き付けを起こし、残って陰になってしまうという特性がある。例えば、業務用として同一の文字、画像等の画像データを表示せざるを得ない場合は、非常に短い期間で画面の焼き付けが発生し、異なった画面に切り替わったときには焼けた文字等の画像データが表面に写り、非常に見苦しい状態になってしまうという欠点がある。
このようなディスプレイの焼き付けを防止する技術として特許文献1に記載された発明が公知である。この特許文献1の従来技術に記載されているように、静止画のような表示画面の同一位置に同一画像を長時間表示し続けると、画面の焼付が発生するので、通常は、画像データを表示画面内で移動させることで画面の焼き付けの防止を行っている。ところが、画像データを表示画面内で移動させるだけでは、移動によって移動前の表示フレーム内の領域と移動後の表示フレーム内の領域との間に、ブランキング(非表示)部分が生じ、このブランキング部分に焼き付けや残像が発生するという問題があった。すなわち、画像データの移動によって移動後の表示フレーム内の明るい部分と前記ブランキング部分の暗い部分との間に大きな輝度差が生じ、焼き付けや残像発生の原因になっていた。
そこで、特許文献1の発明では、画像データの表示位置を設定時間経過ごとに移動させると共に、移動画像データの表示サイズを拡大し、画像移動で生じたブランキング部分を画面表示領域に含めるようにすることで、表示画像の輝度差によって生じる焼き付け及び残像発生を防止するようにしている。
特開2003−271120号公報
ところが、特許文献1のように、表示している画像データを設定時間経過ごとに移動させると、文字情報等を表示している場合は画面が変化することによって非常に見づらいものになるという欠点があった。
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、画像全体を走査線方向で多数に分割して人間の目の残像が残っている時間範囲内でこれを順次表示させることで、画面の焼き付けを防止し、固定的であることが望ましい文字情報などの画像データであっても見易く表示することのできる技術を提供せんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、中央演算処理装置及び表示出力部を備えたハードウェアと、焼付防止表示プログラム及び表示デバイスドライバーのソフトウェアとが組み込まれた画面表示制御装置を有し、該画面表示制御装置の表示出力部にはディスプレイが接続されて成り、前記ソフトウェアの表示デバイスドライバーは、インターネット等の外部から入力される画像データの全体又は前記ハードウェアの各種メディアから読み取った画像データの全体を、前記ディスプレイの所定の走査線の数ごとに多数に分割すると共に、これらの分割された画像データを人間の目の残像が残っている0.1秒を越えて0.5秒以内の時間内に順次時間間隔をあけて画面表示することにより、残像効果により全体の画像データが表示されるようにしたことを特徴とするディスプレイ焼付防止装置である。
請求項1の発明にあっては、ディスプレイに画面表示される画像データの全体を、所定数の走査線ごとに多数に分割し、人間の目の残像が残っている時間範囲内でこれを順次表示させるようにしている。これにより、人間が見たディスプレイの画像データは、人間の目の残像によって分割された画像データが順次つながって一つになり、全体の画像データとなる。つまり、ディスプレイには画像データの全体が表示され続けているように人間の目には写っている。一方、ディスプレイにあっては、画面の同一の位置で表示される画像データの表示時間は、分割した数で割った分だけの時間となり、画面の焼付を防止することが可能であり、画面上で残像が発生することもない。また画像データの表示位置自体は変わることがなく、固定的であるので、文字情報であっても見易いという利点がある。
また請求項1の発明にあっては、画像データの分割を所定数の走査線ごとに区画して行っているので、大型の画面であってもハイビジョン放送等の走査線の数の多いディスプレイであっても対応が可能である。
更に、請求項1の発明にあっては、画像データの分割及び分割した画像データの表示を経時的に順次行うことをソフトウエアの表示デバイスドライバーで行っており、ハードウエア機器が不要であり、その製作準備が容易であり、既存のディスプレイへ適用することもできる。
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1〜図3は本発明の一実施の形態に係るディスプレイの画面を示すものであり、図1の図(A)及び図(B)は画面を走査線方向に分割した場合を示す図面、図2はディスプレイ焼付防止装置1を含むシステムの全体構成を示す図面、図3は画面表示制御装置2の構成を示す図面である。図2に示す如く、プラズマディスプレイパネル(以下は、単にディスプレイという)3は、画面表示制御装置2によって画面へ表示される画像データが制御されるようになっている。また画面表示制御装置2は、通常のパソコン等であり、LAN又はWAN等のネットワークを通じて表示管理サーバー装置4及びインターネット等へ接続されている。
画面表示制御装置2は、図3に示すように、一つのパソコンであり、パソコン内には中央演算処理装置(CPU)5及び表示出力部6を備えたハードウエア7と、焼付防止表示プログラム及び表示デバイスドライバー等のソフトウエア9とが組み込まれている。ソフトウエア9は、前記ハードウエア7の内蔵機器によって各種のメディアに書き込まれた画像データ8等を読み取るか又はインターネット等の外部から入力された画像データ8等を処理・加工し、前記表示出力部6を通じてディスプレイ3へ出力するものである。ハードウエア7に内蔵された機器とは、FD(フロッピィーディスク)やCD(コンパクトディスク)或いはDVD(デジタルビデオディスク)等の一般的な各種のメディアに対して読み書き可能なハードウエア機器をいう。
前記ソフトウエア9は、図1の図(A)及び図(B)に示すように、外部又は内部から入力された画像データ8等の全体を、ディスプレイ3の走査線方向で多数に分割している。分割は、所定数の走査線ごとに区画して行っている。そして、分割した画像データを、表示出力部6を介してディスプレイ3へ出力し、人間の目の残像が残っている時間範囲内でこれを順次表示させるようにしている。これにより、人間が見たディスプレイ3の画像データは、人間の目の残像によって分割された画像データが順次つながって一つになり、全体の画像データとなる。つまり、ディスプレイ3には画像データの全体が表示され続けているように人間の目には写ることになる。
プラズマディスプレイの場合、ドットマトリックス方式を原理として表示をしているため、電源波長に依存して画面が点滅していることになる。つまり、60Hz地域の関西では、1画像表示に0.016秒の表示時間となる(1秒/60=0.016)。因みに、50Hz地域の関東地区では、1秒/50=0.02秒の表示時間である。人間の目に残像として残る時間は、個人差はあるが、およそ0.1秒を越える時間である。従って、0.1秒を越える画像は認識され、残像として残るので、残像として認識する時間を越えて画像を切り換えることで、残像画像と現在表示している画像が1枚の画像として認識されることになる。例えば、画像の切換時間を関西地区ではおよそ6/60秒を越える時間、関東地区では5/50秒を超える時間で表示するようにすれば、分割された各画像の全体を一つの画像として認識することが可能である。一方、分割された各画像の表示時間が長くなるとチラついて見えたり、一つ一つの画像として認識されるので最大でも0.5秒程度で各画像は消滅するようにその表示時間を設定しておくことが必要である。そして、これらの画像表示方式を繰り返して行うようにすれば、ディスプレイ3の焼付を防止した上で、画像全体を一つの画像として認識させることが可能である。なお、図1の図(A)と、図(B)とは図面上では同じように見えるけれども、図(A)の状態から前記時間経過後の画像データを表示しているのが図(B)の状態である。
このように画像データを走査線方向で分割して順次これを表示すると、ディスプレイ3の同一の位置で表示される画像データの表示時間は、一区画における分割した走査線の数で割った分だけの時間となる。つまり、「1/分割した走査線の数」の分だけ従来の場合よりも、画面上の同一の位置における連続した表示時間が短くなり、画面の焼付を防止することが可能である。また画面上で残像が発生することもない。更に、画像データの表示位置自体は変わることがなく、固定的であるので、文字情報であっても見易いという利点がある。更にまた、画像データの分割を所定数の走査線ごとに区画して行っており、大型の画面やハイビジョン放送等の走査線の数の多いディスプレイ3であっても対応が可能である。それに加えて、画像データの分割及び分割した画像データの経時的な表示を、ソフトウエア9のドライバーで行っているため、ハードウエア機器が不要であり、ディスプレイ焼付防止装置の製作準備が容易であり、既存のディスプレイ3へ後付けで適用することが可能である。
本発明の一実施の形態に係るものであり、図(A)及び図(B)は画面を走査線方向に分割した場合を示すディスプレイの表面図である。 本発明の一実施の形態に係るものであり、ディスプレイ焼付防止装置を含むシステムの全体構成を示す図面である。 本発明の一実施の形態に係るものであり、画面表示制御装置の構成を示す図面である。
符号の説明
1…ディスプレイ焼付防止装置、2…画面表示制御装置、3…ディスプレイ、4…表示管理サーバー、5…中央演算処理装置(CPU)、6…表示出力部、7…ハードウエア、8…画像データ、9…ソフトウエア(焼付防止表示プログラム・表示デバイスドライバー等)

Claims (1)

  1. 中央演算処理装置及び表示出力部を備えたハードウェアと、焼付防止表示プログラム及び表示デバイスドライバーのソフトウェアとが組み込まれた画面表示制御装置を有し、該画面表示制御装置の表示出力部にはディスプレイが接続されて成り、前記ソフトウェアの表示デバイスドライバーは、インターネット等の外部から入力される画像データの全体又は前記ハードウェアの各種メディアから読み取った画像データの全体を、前記ディスプレイの所定の走査線の数ごとに多数に分割すると共に、これらの分割された画像データを人間の目の残像が残っている0.1秒を越えて0.5秒以内の時間内に順次時間間隔をあけて画面表示することにより、残像効果により全体の画像データが表示されるようにしたことを特徴とするディスプレイ焼付防止装置。
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