JP4037238B2 - 変速機の同期装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変速機の同期装置に関し、特に、摩擦トルクの立ち上がり性能を向上させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
変速機の同期装置のシンクロナイザリング及びシンクロナイザコーン(被同期部材)に夫々設けられたテーパ状の摩擦面は、潤滑のために給脂されている。そして、シンクロナイザリング又はシンクロナイザコーンの摩擦面のいずれか一方に、その軸方向に沿って数本の油溝が形成されている。これにより、シンクロナイザリングに設けられた第1の摩擦面及びシンクロナイザコーンに設けられた第2の摩擦面が当接したときに、これらの摩擦面上の潤滑油が油溝を通って排出され、摩擦面の摩擦係数が増加し、摩擦トルクの立ち上がり性能を向上させている。
【0003】
そして、この油溝は、特開平7−119756号公報に記載されているように、摩擦面の小径側から大径側までに渡って軸方向に沿って設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、油溝が摩擦面の小径側から大径側までに渡って設けられると、油溝の面積の分、摩擦面の当接する面積が減少する。特に、同期作動時において、シンクロナイザリングのチャンファ、及び、シンクロナイザリングを軸方向に移動させるシンクロナイザスリーブのチャンファが接触した状態では、大きな押し付け力が摩擦面に作用するので、摩擦面の面圧が必要以上に増加し、摩擦面の耐久性を低下させてしまう。
【0005】
一方、シンクロナイザスリーブ及びシンクロナイザリングのチャンファが接触した状態で面圧が所定値以上とならないように油溝を少なくすると、摩擦面の当接する面積が大きくなる。ところが、シンクロナイザスリーブ及びシンクロナイザリングのチャンファが相対するまでのインデックス状態においては、小さな押し付け力しか摩擦面に作用しないので、十分な面圧が得られず、摩擦面上の潤滑油が油溝に十分に排出されずに、摩擦面の摩擦係数が減少してしまう。これにより、摩擦トルクの立ち上がり性能が低下してしまう。
【0006】
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、インデックス状態におけるシンクロナイザリング及び被同期部材の摩擦面の面圧を増加させて、摩擦トルクの立ち上がり性能を向上させた変速機の同期装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の発明では、テーパ状の内周面からなる第1の摩擦面を有し、回転可能かつ軸方向に往復動可能に配置されるシンクロナイザリングと、前記第1の摩擦面に相対して設けられたテーパ状の外周面からなる第2の摩擦面を有し、前記シンクロナイザリングの軸線と同軸に回転可能に配置される被同期部材と、を含んで構成され、前記シンクロナイザリングが軸方向に移動されることにより、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面が当接して、前記シンクロナイザリング及び前記被同期部材の回転が同期される変速機の同期装置において、インデックス状態のときに、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面の軸方向の一部分のみが全周に渡って当接するように、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面のテーパ角を異ならせると共に、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面の少なくとも一方の前記一部分にのみ油溝を設けたことを特徴とする。
【0008】
かかる構成によれば、インデックス状態においては、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の一部分のみ当接するので、インデックス状態における第1の摩擦面及び第2の摩擦面の当接する面積が減少し、面圧が増加する。これにより、第1の摩擦面及び第2の摩擦面上の潤滑油の排出が迅速に行われ、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の摩擦係数が増加し、摩擦トルクの立ち上がり性能が向上する。更に、油溝は第1の摩擦面及び第2の摩擦面の少なくとも一方の一部分にのみ設けられているので、シンクロナイザスリーブ及びシンクロナイザリングのチャンファが接触した状態では、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の当接する面積が必要以上に減少せず、面圧増加が抑制されるので、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の耐久性が低下しない。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面の少なくとも一方は、弾性摩擦材により形成されたことを特徴とする。
【0010】
かかる構成によれば、第1の摩擦面及び第2の摩擦面のテーパ角が異なっていても、シンクロナイザスリーブ及びシンクロナイザリングのチャンファが接触したときのように、軸方向に大きな押し付け力が作用された場合には、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の少なくとも一方の摩擦面が弾性変形し、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の全面において当接して、面圧の増加を抑制させることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記油溝は、前記シンクロナイザリング又は被同期歯車の軸方向に沿って設けられたことを特徴とする。
【0012】
かかる構成によれば、シンクロナイザリング及び被同期部材が回転することにより、第1の摩擦面及び第2の摩擦面上の潤滑油が迅速に油溝に排出され、摩擦係数が増加し、摩擦トルクの立ち上がり性能が向上する。
【0013】
請求項4記載の発明は、前記油溝は、前記シンクロナイザリング又は被同期部材の周方向に沿ってその全周に設けられたことを特徴とする。
【0014】
かかる構成によれば、シンクロナイザリングが軸方向に摺動することにより、第1の摩擦面及び第2の摩擦面上の潤滑油が迅速に油溝に排出され、摩擦係数が増加し、摩擦トルクの立ち上がり性能が向上する。
【0015】
請求項5記載の発明は、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面の一方には軸方向に沿って油溝が設けられ、他方には周方向に沿ってその全周に油溝が設けられたことを特徴とする。
【0016】
かかる構成によれば、油溝同士がかじることなくスムーズに回転できるようにしつつ、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の両方に油溝を設けることができ、インデックス状態における潤滑油の排出性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
【0018】
図1は、本発明に係る変速機の同期装置の構造図である。
【0019】
本発明の変速機の同期装置におけるシンクロナイザハブ1の外周には、シンクロナイザスリーブ2がトルク伝達可能にスプライン嵌合されている。更に、このシンクロナイザスリーブ2は、シフトフォーク(図示省略)によって軸方向へ移動されるようになっている。
【0020】
シンクロナイザハブ1のスプライン嵌合部には、周方向に所定の間隔を隔てて、数箇所にピン3、キー4及びスプリング5が組付けられている。このスプリング5は、シンクロナイザハブ1のスプライン嵌合部に設けられた穴5aにその一端が収納され、他端がシンクロナイザハブ1の外周面より突出している。そして、ピン3は、このスプリング5により、シンクロナイザスリーブ2方向に付勢される。キー4は中央に穴4aの開いた板状の部材で、この穴4aにピン3が貫通している。なお、スプリング5に対して、ピン3は軸方向に移動可能になっており、ピン3の移動によりキー4も軸方向に移動する。
【0021】
シンクロナイザハブ1を軸方向の両外側から挟み込むように、1対のシンクロナイザリング6が回転可能及び軸方向に摺動可能に設けられている。更に、シンクロナイザリング6の軸方向の両外側には、その一部をシンクロナイザリング6の内周に挿入した1対のシンクロナイザコーン7(被同期部材)が設けられている。
【0022】
シンクロナイザリング6の内周面には、シンクロナイザコーン7の側面に対面する端面側を大径とし、シンクロナイザハブ1に近接する他端面側を小径としたテーパ状の第1の摩擦面6aが設けられ、シンクロナイザコーン7の外周面には、第1の摩擦面6aに相対して、テーパ状の第2の摩擦面7aが設けられている。
【0023】
以上述べた構成は、従来公知の変速機の同期装置と同じ構成である。
【0024】
そして、本願発明の第1実施例における変速機の同期装置は、第1の摩擦面6aが弾性摩擦材により形成されるとともに、インデックス状態のときに、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aが内周面の小径側の一部分Aのみ全周にわたって当接するように、第1の摩擦面6aのテーパ角及び第2の摩擦面7aのテーパ角は角度θだけ相違している。
【0025】
更に、シンクロナイザリング6の摩擦面6aに、油溝6bを設けている。この油溝6bは、図2に示すように、インデックス状態のときに当接する第1の摩擦面6aの一部分Aに、軸方向に間隔をあけて、数本、第1の摩擦面6aの周方向に沿って全周にわたって設けられている。これにより、シンクロナイザリング6が軸方向に摺動することにより、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7a上の潤滑油が、油溝6bに迅速に排出される。
【0026】
以上の構成により、本願発明の変速機の同期装置は、シンクロナイザハブ1及びシンクロナイザコーン7の回転を同期させるために、シフトフォークによりシンクロナイザスリーブ2をシンクロナイザコーン7に向かって、図1中の左方向に移動させると、ピン3はスプリング5によりシンクロナイザスリーブ2に押し付けられている為、ピン3は図中左方向に移動するとともに、ピン3により中央部を貫通されているキー4が図中左方向に移動する。そして、このキー4が、シンクロナイザリング6を図中左方向に押圧する。すると、始めは、シンクロナイザリング6とシンクロナイザコーン7は、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの一部分Aでのみ当接する。このとき、シンクロナイザリング6が所定の角度回転し、シンクロナイザスリーブ2のチャンファ2aと、シンクロナイザリング6のチャンファ6cが相対するインデックス状態となる。このとき、第1の摩擦面6aの一部分Aには、油溝6bが設けられているので、油溝6bがない場合と比較して、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの当接する面積は小さい。これにより、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの面圧が大きくなり、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7a上にある潤滑油が迅速に油溝6bに排出され、第1の摩擦面6aと第2の摩擦面7aとの摩擦係数が増加する。これにより、シンクロナイザリング6とシンクロナイザコーン7との相対回転にて摩擦トルクが効率的に発生する。
【0027】
更に、シンクロナイザスリーブ2がピン3を乗り越えて図中左方向に移動し、シンクロナイザスリーブ2のチャンファ2aと、シンクロナイザリング6のチャンファ6cが接触した状態となると、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aに作用する押し付け力が増大する。このとき、第1の摩擦面6aは弾性摩擦材で形成されているため弾性変形し、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aが全面で当接する。更に、油溝6bは第1の摩擦面6aの一部分Aにしか設けられていないので、当接する第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの面積を十分に確保できる。これにより、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの面圧が必要以上に大きくならないので、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの耐久性が向上する。
【0028】
ここで、実際に本発明の変速機の同期装置の摩擦トルク特性を測定した結果について説明する。
【0029】
まず、図3は、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの耐久性を向上させるために、油溝6bをなくしたシンクロナイザリング6を有する変速機の同期装置の摩擦トルク特性を測定したものである。これは、同期動作を行った際のシンクロナイザリング6を軸方向に移動させる操作力、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7にて発生する摩擦トルク及びシンクロナイザリング6の回転速度を時間の経過に沿って測定したものである。図3に示すように、インデックス状態における操作力にて摩擦トルクは増加するが、その増加量は小さく、立ち上がり特性は良好ではない。
【0030】
これは、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aに油溝が設けられておらず、インデックス状態において第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの当接する面積が大きいためである。これにより、面圧が小さくなり、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7a上の潤滑油の排出が迅速に行われず、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの摩擦係数が小さくなるために、摩擦トルクの立ち上がり特性が低下する。
【0031】
これに対し、図4は、本願発明の変速機の同期装置の摩擦トルク特性を測定したものである。これに示すように、インデックス状態での摩擦トルクの増加量は上述の同期装置より大きく、立ち上がり特性が良好である。
【0032】
これは、第1の摩擦面6aの第2の摩擦面7aと当接する部分に油溝6bが設けられており、インデックス状態において第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの当接する面積が小さいためである。これにより、面圧が大きくなり、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7a上の潤滑油の排出が迅速に行われ、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの摩擦係数が大きくなるために、摩擦トルクの立ち上がり特性が向上する。
【0033】
なお、以上の実施例では、油溝6bは、第1の摩擦面6aの周方向に沿ってその全周に設けられたが、図5に示すように、第1の摩擦面6aの軸方向に沿って設けられてもよい。これにより、図2に示す油溝6bと同様に、インデックス状態のときに当接する第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの面積が小さくなるので、面圧が大きくなり、シンクロナイザリング6及びシンクロナイザコーン7が回転することにより、第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7a上の潤滑油が、油溝6bに迅速に排出され、摩擦トルクの立ち上がり特性が向上する。
【0034】
なお、以上の実施例では、第1の摩擦面6aを弾性摩擦材により形成したが、第2の摩擦面7a、又は第1の摩擦面6a及び第2の摩擦面7aの両方を弾性摩擦材により形成しても同様な効果が得られる。また、第1の摩擦面6aに油溝6bを設けたが、第2の摩擦面7aに油溝を設けても同様な効果が得られる。更に、インデックス状態のときに、第1の摩擦面6aおよび第2の摩擦面7aの小径側の一部分のみ当接するように、第1の摩擦面6aおよび第2の摩擦面7aのテーパ角を設定したが、インデックス状態のときに、大径側の一部分のみ当接するようにしてもよい。このとき、油溝6bは、インデックス状態のときに当接する第1の摩擦面6aの大径側の一部分に設けることによって、以上の実施例と同様の効果が得られる。
【0035】
更に、第1の摩擦面6aおよび第2の摩擦面7aの両方に油溝を設けても良い。この場合、両方の油溝を軸方向に沿って設けると、回転した際に油溝同士がかじってしまうため、一方の摩擦面には軸方向に沿って油溝を設け、他方の摩擦面には、周方向に沿って全周に設けると良い。これにより、インデックス状態のときの面圧が更に高まり、潤滑油の排出性が更に向上する。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、インデックス状態のときに、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の当接する面積が減少し、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の面圧が大きくなるため、トルクの立ち上がり特性が向上する。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、シンクロナイザスリーブのチャンファとシンクロナイザリングのチャンファが当接したときのように軸方向に大きな押し付け力が作用したときに、第1の摩擦面及び第2の摩擦面全体が当接し、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の面圧が必要以上に大きくならず、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の耐久性が向上する。
【0038】
請求項3又は4の発明によれば、第1の摩擦面及び第2の摩擦面上の潤滑油を迅速に油溝に排出できるので、トルクの立ち上がり特性が向上する。
【0039】
請求項5記載の発明によれば、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の両方に油溝を設けることができ、第1の摩擦面及び第2の摩擦面の面圧を上げて、潤滑油の排出性を更に向上させ、摩擦トルクの立ち上がり特性を更に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の変速機の同期装置の構造図
【図2】 同上の第1実施例の油溝の形状を示す構造図
【図3】 従来の変速機の同期装置のトルク性能の測定結果を示すグラフ
【図4】 本発明の変速機の同期装置のトルク性能の測定結果を示すグラフ
【図5】 同上の第2実施例の油溝の形状を示す構造図
【符号の説明】
6 シンクロナイザリング
6a 第1の摩擦面
6b 油溝
7 シンクロナイザコーン
7a 第2の摩擦面

Claims (5)

  1. テーパ状の内周面からなる第1の摩擦面を有し、回転可能かつ軸方向に往復動可能に配置されるシンクロナイザリングと、
    前記第1の摩擦面に相対して設けられたテーパ状の外周面からなる第2の摩擦面を有し、前記シンクロナイザリングの軸線と同軸に回転可能に配置される被同期部材と、を含んで構成され、
    前記シンクロナイザリングが軸方向に移動されることにより、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面が当接して、前記シンクロナイザリング及び前記被同期部材の回転が同期される変速機の同期装置において、
    インデックス状態のときに、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面の軸方向の一部分のみが全周に渡って当接するように、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面のテーパ角を異ならせると共に、前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面の少なくとも一方の前記一部分にのみ油溝を設けたことを特徴とする変速機の同期装置。
  2. 前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面の少なくとも一方は、弾性摩擦材により形成されたことを特徴とする請求項1記載の変速機の同期装置。
  3. 前記油溝は、前記シンクロナイザリング又は被同期部材の軸方向に沿って設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の変速機の同期装置。
  4. 前記油溝は、前記シンクロナイザリング又は被同期部材の周方向に沿ってその全周に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の変速機の同期装置。
  5. 前記第1の摩擦面及び第2の摩擦面の一方には軸方向に沿って油溝が設けられ、他方には周方向に沿ってその全周に油溝が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の変速機の同期装置。
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