JP4037028B2 - 観測衛星のデータ処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、観測衛星から画像データを受信し、画像化してデータ配布する観測衛星のデータ処理システムに関し、特に、データ利用者の特定データ処理要求に対し優先的に画像処理が行える観測衛星のデータ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、観測衛星から画像データを受信し、リアルタイムで画像化を行う観測衛星のデータ処理システムを示す構成図である。
図7において、1はレーダや光学などのセンサを搭載した観測衛星、2は受信局、3は画像処理等を行うセンターを示し、上記受信局2は、観測衛星1からの画像データを受信する衛星データ受信装置4、記録装置6、受信され記憶された衛星画像データをセンター3に送信するデータ送信装置7bを備えている。
【0003】
また、上記センター3は、受信局2からの衛星画像データを受信するデータ受信装置8、衛星画像データからレベル0データを作成するレベル0処理装置9、レベル0データからレベル1データを作成するレベル1処理装置10、画像データを保存するデータ保存装置11を備えている。
【0004】
次に、従来の観測衛星のデータ処理システムの動作について説明する。
まず、観測衛星1により取得した衛星画像データを受信局2の衛星データ受信装置4により受信し、全衛星画像データを記録装置6で記録し終わってからデータ送信装置7bによりセンター3へデータを送信していた。これは、観測衛星1と受信局2間のデータレートが、受信局2とセンター3間のデータレートよりも速いので、受信局2でデータをバッファリングする必要があるためである。また、衛星画像データには撮像時における撮像時刻および記録時における撮像アドレスが入っている。
【0005】
また、センター3においては、受信局2からの衛星画像データをデータ受信装置8により受信し、レベル0処理装置9にて衛星画像データに対しフレーム同期処理およびパケット処理を施した後にシーン単位に切り出した画像データ(レベル0データ)を作成し、レベル1処理装置10にてレベル0データに対して画像再生、ラジオメトリック補正、幾何補正を施した画像データ(レベル1データ)を作成し、データ保存装置11にて作成したレベル0データやレベル1データの画像データを保存していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、観測衛星1から衛星画像データを受信し、リアルタイムで画像化を行う地上設備が、衛星画像データを受信するための受信局2と画像化するための処理を行うセンター3に分離している場合に、観測衛星1と受信局2の間のデータ伝送レートが受信局2とセンター3間のデータ伝送レートよりも速いため、観測衛星1からデータを受信しながらセンター3へデータ伝送することができなかった。
【0007】
そのため、受信する衛星画像データを記録装置6で一時記録しておき、受信終了後に記録装置6を再生してセンター3へ伝送する手段を採用していた。これにより、センター3へ画像データを伝送するタイミングが遅れてしまい、衛星画像データを受信してから画像化するまで時間がかかっていた。
【0008】
この発明は上述した点に鑑みてなされたもので、優先伝送時の特定データに対しては優先的に受信局からセンターへ他の衛星画像データよりも速く伝送することができる観測衛星のデータ処理システムを得ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る観測衛星のデータ処理システムは、観測衛星からの衛星画像データを受信する受信局と当該受信局から伝送されるデータを画像処理するセンターとを備えた観測衛星のデータ処理システムにおいて、上記受信局に、上記観測衛星から送信される衛星画像データを受信する衛星データ受信装置と、受信した衛星画像データを2系統に分配する信号分配装置と、上記信号分配装置を介した衛星画像データを記録する記録装置と、上記信号分配装置を介した衛星画像データから優先伝送時の特定データを抽出する特定データ抽出処理装置と、通常は上記記録装置に記録された衛星画像データを上記センターに伝送し、上記特定データ抽出処理装置により優先伝送時の特定データが抽出されたときには、特定データが抽出された衛星画像データを上記センターに優先伝送するデータ送信装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
また、上記特定データ抽出処理装置は、上記観測衛星からの衛星画像データに付加されている特定データフラグの有無に判定に基づいて優先伝送時の特定データを抽出することを特徴とするものである。
【0011】
また、上記受信局は、特定データの抽出パラメータとしての特定データ撮像時刻に基づいて観測衛星の撮像計画を管理する撮像計画装置をさらに備え、上記特定データ抽出処理装置は、上記観測衛星からの衛星画像データに付加されている撮像時刻と上記撮像計画装置からの特定データ撮像時刻との照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出することを特徴とするものである。
【0012】
また、上記受信局は、特定データの抽出パラメータとして特定データ撮像アドレスに基づいて観測衛星の撮像計画を管理する撮像計画装置をさらに備え、上記特定データ抽出処理装置は、上記観測衛星からの衛星画像データに付加されている撮像アドレスと上記撮像計画装置からの特定データ撮像アドレスとの照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出することを特徴とするものである。
【0013】
さらに、上記センターは、上記受信局からの衛星画像データを受信するデータ受信装置と、当該データ受信装置で受信した衛星画像データに対しフレーム同期処理及びパケット処理を施した後にシーン単位に切り出してレベル0データを作成するレベル0処理装置と、レベル0データに対して画像再生、ラジオメトリック補正、幾何補正を施したレベル1データを作成するレベル1処理装置と、レベル1データを保存するデータ保存装置を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る観測衛星のデータ処理システムの構成を示すブロック図である。
図1において、図7に示す従来例と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号として、5は衛星データ受信装置4により受信した衛星画像データを2系統に分配する信号分配装置、51aは信号分配装置5を介した衛星画像データから優先伝送時の特定データを抽出する特定データ抽出処理装置、7aは、通常は信号分配装置5を介して記録装置6に記録された衛星画像データをセンター3に伝送し、上記特定データ抽出処理装置51aにより優先伝送時の特定データが抽出されたときには、特定データが抽出された衛星画像データをセンター3に優先伝送するデータ送信装置を示す。
【0015】
次に、上述した構成を備える実施の形態1における動作について説明する。
図1において、観測衛星1から衛星画像データを地上の受信局2の衛星データ受信装置4で受信し、センター3へデータ伝送するために受信局2でバッファリングしておき、観測衛星1からのデータ受信が完了次第、センター3へデータ伝送を行い、センター3でレベル0処理、レベル1処理、データ保存をするところは従来の技術と同様である。
【0016】
すなわち、観測衛星1により取得した衛星画像データを受信局2の衛星データ受信装置4により受信し、信号分配装置5を介して全衛星画像データを記録装置6で記録し終わってからデータ送信装置7aによりセンター3へデータを送信する。センター3においては、受信局2からの衛星画像データをデータ受信装置8により受信し、レベル0処理装置9にて衛星画像データに対しフレーム同期処理およびパケット処理を施した後にシーン単位に切り出した画像データ(レベル0データ)を作成し、レベル1処理装置10にてレベル0データに対して画像再生、ラジオメトリック補正、幾何補正を施した画像データ(レベル1データ)を作成し、データ保存装置11にて作成したレベル0データやレベル1データの画像データを保存する。
【0017】
上述した処理系統とは別に、観測衛星1からの衛星画像データの受信中に特定データを抽出して他の衛星画像データよりも速くセンター3へ伝送するために、まず、信号分配装置5により、衛星画像データを記録装置6へ流す系統と、特定データを抽出する系統に分配する。次に、特定データ抽出処理装置51aにより、特定データフラグを抽出パラメータとし、衛星画像データから特定データを抽出し、データ送信装置7aへ優先的にデータ伝送を行う。
【0018】
ここで、上記特定データ抽出処理装置51aの動作について図2に示すフローチャートを参照して説明する。
図2は、上記特定データ抽出処理装置51aの処理内容を示すもので、同図において、101は衛星画像データ、102は衛星画像データが特定データであるか否かの判定を行う処理、103は衛星画像データが特定データである場合に優先伝送を行う処理、104は衛星画像データが特定データでない場合にデータを破棄する処理を示す。
【0019】
信号分配装置5からの衛星画像データ101には、衛星が撮像を行うときの特定データフラグが付いているので、特定データ抽出処理装置51aは、取り扱う衛星画像データから特定データを抽出し、特定データフラグがON/OFFされているかを判定処理102により判定する。そして、特定データフラグがONの場合は、優先伝送処理103により、そのまま衛星画像データがデータ送信装置7aへ出力される。
【0020】
他方、判定処理102により、特定データフラグがOFFであると判定された場合には、破棄処理104によりデータはその場で破棄される。ここで、データが破棄されても、記録装置6を経由してセンター3へデータ伝送することが可能であるので、通常の画像処理を行うことができる。
【0021】
また、データ送信装置7aにおいては、特定データ抽出処理装置51aの出力データをセンター3へ優先伝送する処理を行う。これらの処理により、受信局2が観測衛星1から画像データを受信中であっても、そこから特定データを抽出することができ、センター3へ優先伝送することが可能となる。
【0022】
従って、実施の形態1によれば、受信局2に、受信した衛星画像データを2系統に分配する信号分配装置5と、信号分配装置5を介した衛星画像データから優先伝送時の特定データを抽出する特定データ抽出処理装置51aとを備え、データ送信装置7aにより、通常は記録装置6に記録された衛星画像データをセンター3に伝送し、特定データ抽出処理装置51aにより優先伝送時の特定データが抽出されたときには、特定データが抽出された衛星画像データをセンター3に優先伝送するようにしたので、優先伝送時の特定データに対して、優先的に受信局2からセンター3へ他の衛星画像データよりも速く伝送することができ、構成装置は少なくてよく、衛星画像データをセンター3へ伝送する速度は従来に比べて速くなり、センター3において画像化する時間も速くなる効果がある。
【0023】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係る観測衛星のデータ処理システムの構成を示すブロック図である。
図3において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号として、52aは、特定データの抽出パラメータとしての特定データ撮像時刻に基づいて観測衛星1の撮像計画を管理する撮像計画装置、51bは、観測衛星1からの衛星画像データに付加されている撮像時刻と上記撮像計画装置52aからの特定データ撮像時刻との照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出する特定データ抽出処理装置を示す。
【0024】
次に、上述した構成を備える実施の形態2における動作について説明する。
図3において、観測衛星1から衛星画像データを地上の受信局2の衛星データ受信装置4で受信し、センター3へデータ伝送するために受信局2でバッファリングしておき、観測衛星1からのデータ受信が完了次第、センター3へデータ伝送を行い、センター3でレベル0処理、レベル1処理、データ保存をするところは従来の技術と同様である。
【0025】
上述した処理系統とは別に、観測衛星1からの衛星画像データの受信中に特定データを抽出して他の衛星画像データよりも速くセンター3へ伝送するために、まず、信号分配装置5により、衛星データを記録装置6へ流す系統と、特定データを抽出する系統に分配する。次に、特定データ抽出処理装置51bにより撮像計画装置52aからの特定データ撮像時刻を抽出パラメータとして衛星画像データから特定データを抽出し、データ送信装置7aへ優先的にデータ伝送を行う。
【0026】
ここで、上記特定データ抽出処理装置51bの動作について図4に示すフローチャートを参照して説明する。
図4は、上記特定データ抽出処理装置51bの処理内容を示すもので、同図において、111は特定データ撮像時刻、112は特定データ撮像時刻と一致するか否かの判定処理を示す。
【0027】
信号分配装置5からの衛星画像データ101には、衛星が撮像を行うときに衛星画像データに付ける撮像時刻が付いているので、特定データ抽出処理装置51bは、これと撮像計画装置52aからの特定データ撮像時刻との照合により特定データ撮像時刻か否かの判定処理112を行い、取り扱う衛星画像データ101から特定データを抽出する。
【0028】
衛星画像データの撮像時刻が特定データ撮像時刻と一致する(YES)場合は、優先伝送処理103によりそのまま衛星画像データがデータ送信装置7aへ出力される。
【0029】
衛星画像データの撮像時刻が特定データ撮像時刻と一致しない(NO)場合は、破棄処理104によりデータはその場で破棄される。ここで、データが破棄されても、記録装置6を経由してセンター3へデータ伝送することが可能であるので、通常の画像処理を行うことができる。
【0030】
また、データ送信装置7aにおいては、特定データ抽出処理装置51bの出力データをセンター3へ優先伝送する処理を行う。これらの処理により、受信局2が衛星から画像データを受信中であっても、そこから特定データを抽出することができ、センター3へ優先伝送することが可能となる。
【0031】
従って、実施の形態2によれば、特定データの抽出パラメータとしての特定データ撮像時刻に基づいて観測衛星1の撮像計画を管理する撮像計画装置52aを備え、特定データ抽出処理装置51bにより、観測衛星1からの衛星画像データに付加されている撮像時刻と撮像計画装置52aからの特定データ撮像時刻との照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出するようにしたので、優先伝送時の特定データに対して、優先的に受信局2からセンター3へ他の衛星画像データよりも速く伝送することができ、構成装置は少なくてよく、衛星画像データをセンター3へ伝送する速度は従来に比べて速くなり、センター3において画像化する時間も速くなる効果がある。
【0032】
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3に係る観測衛星のデータ処理システムの構成を示すブロック図である。
図5において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号として、52bは、特定データの抽出パラメータとして特定データ撮像アドレスに基づいて観測衛星1の撮像計画を管理する撮像計画装置、51cは、観測衛星1からの衛星画像データに付加されている撮像アドレスと撮像計画装置52bからの特定データ撮像アドレスとの照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出する特定データ抽出処理装置を示す。
【0033】
次に、上述した構成を備える実施の形態3における動作について説明する。
図5において、観測衛星1から衛星画像データを地上の受信局2の衛星データ受信装置4で受信し、センター3へデータ伝送するために受信局2でバッファリングしておき、観測衛星1からのデータ受信が完了次第、センター3へデータ伝送を行い、センター3でレベル0処理、レベル1処理、データ保存をするところは従来の技術と同様である。
【0034】
上述した処理系統とは別に、観測衛星1からの衛星画像データの受信中に特定データを抽出して他の衛星画像データよりも速くセンターへ伝送するために、まず、信号分配装置5により、衛星データを記録装置6へ流す系統と、特定データを抽出する系統に分配する。次に、特定データ抽出処理装置51cにより撮像計画装置52bからの特定データアドレスを抽出パラメータとして衛星画像データから特定データを抽出し、データ送信装置7aへ優先的にデータ伝送を行う。
【0035】
ここで、上記特定データ抽出処理装置51cの動作について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
図6は、上記特定データ抽出処理装置51cの処理内容を示すもので、同図において、121は特定データアドレス、122は特定データアドレスと一致するか否かの判定処理を示す。
【0036】
信号分配装置5からの衛星画像データ101には、衛星が撮像を行うときに衛星画像データに付ける撮像アドレスが付随しており、これと撮像計画装置52bからの特定データアドレスとの照合により特定データアドレスか否かの判定処理122を行い、取り扱う衛星画像データから特定データを抽出する。
【0037】
衛星画像データの撮像アドレスが特定データアドレス121と一致する(YES)場合は、優先伝送処理103によりそのまま衛星画像データがデータ送信装置7aへ出力される。
【0038】
衛星画像データの撮像アドレスが特定データアドレス121と一致しない(NO)場合は、破棄処理104によりデータはその場で破棄される。ここで、データが破棄されても、記録装置5を経由してセンター3へデータ伝送することが可能であるので、通常の画像処理を行うことができる。
【0039】
また、データ送信装置7aにおいては、特定データ抽出処理装置51cの出力データをセンター3へ優先伝送する処理を行う。これらの処理により、受信局2が衛星から画像データを受信中であっても、そこから特定データを抽出することができ、センター3へ優先伝送することが可能となる。
【0040】
従って、実施の形態3によれば、特定データの抽出パラメータとして特定データ撮像アドレスに基づいて観測衛星1の撮像計画を管理する撮像計画装置52bを備え、特定データ抽出処理装置51cにより、観測衛星1からの衛星画像データに付加されている撮像アドレスと撮像計画装置52bからの特定データ撮像アドレスとの照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出するようにしたので、優先伝送時の特定データに対して、優先的に受信局2からセンター3へ他の衛星画像データよりも速く伝送することができ、構成装置は少なくてよく、衛星画像データをセンター3へ伝送する速度は従来に比べて速くなり、センター3において画像化する時間も速くなる効果がある。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、通常は記録装置に記録された衛星画像データをセンターに伝送し、特定データ抽出処理装置により優先伝送時の特定データが抽出されたときには、特定データが抽出された衛星画像データをセンターに優先伝送するようにしたので、優先伝送時の特定データに対しては優先的に受信局からセンターへ他の衛星画像データよりも速く伝送することができ、構成装置は少なくてよく、衛星画像データをセンターへ伝送する速度は従来に比べて速くなり、センターにおいて画像化する時間も速くなる効果がある。
【0042】
また、観測衛星からの衛星画像データに付加されている特定データフラグの有無に判定に基づいて優先伝送時の特定データを抽出するようにしたので、優先伝送時の特定データに対しては優先的に受信局からセンターへ他の衛星画像データよりも速く伝送することができ、構成装置は少なくてよく、衛星画像データをセンターへ伝送する速度は従来に比べて速くなり、センターにおいて画像化する時間も速くなる効果がある。
【0043】
また、観測衛星からの衛星画像データに付加されている撮像時刻と撮像計画装置からの特定データ撮像時刻との照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出するようにしたので、優先伝送時の特定データに対しては優先的に受信局からセンターへ他の衛星画像データよりも速く伝送することができ、構成装置は少なくてよく、衛星画像データをセンターへ伝送する速度は従来に比べて速くなり、センターにおいて画像化する時間も速くなる効果がある。
【0044】
また、観測衛星からの衛星画像データに付加されている撮像アドレスと撮像計画装置からの特定データ撮像アドレスとの照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出するようにしたので、優先伝送時の特定データに対しては優先的に受信局からセンターへ他の衛星画像データよりも速く伝送することができ、構成装置は少なくてよく、衛星画像データをセンターへ伝送する速度は従来に比べて速くなり、センターにおいて画像化する時間も速くなる効果がある。
【0045】
さらに、センターに、受信局からの衛星画像データを受信するデータ受信装置と、当該データ受信装置で受信した衛星画像データに対しフレーム同期処理及びパケット処理を施した後にシーン単位に切り出してレベル0データを作成するレベル0処理装置と、レベル0データに対して画像再生、ラジオメトリック補正、幾何補正を施したレベル1データを作成するレベル1処理装置と、レベル1データを保存するデータ保存装置を備えたので、受信局から伝送される衛星画像データに基づいて画像化処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る観測衛星のデータ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の特定データ抽出処理装置51aの動作を説明するフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る観測衛星のデータ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図4】 図3の特定データ抽出処理装置51bの動作を説明するフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る観測衛星のデータ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図6】 図5の特定データ抽出処理装置51cの動作を説明するフローチャートである。
【図7】 従来例に係る観測衛星のデータ処理システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 観測衛星、2 受信局、3 センター、4 衛星データ受信装置、5 信号分配装置、6 記録装置、7a データ送信装置、8 データ受信装置、9 レベル0処理装置、10 レベル1処理装置、11 データ保存装置、51a,51b,51c 特定データ抽出処理装置、52a,52b 撮像計画装置。
Claims (5)
- 観測衛星からの衛星画像データを受信する受信局と当該受信局から伝送されるデータを画像処理するセンターとを備えた観測衛星のデータ処理システムにおいて、
上記受信局に、
上記観測衛星から送信される衛星画像データを受信する衛星データ受信装置と、
受信した衛星画像データを2系統に分配する信号分配装置と、
上記信号分配装置を介した衛星画像データを記録する記録装置と、
上記信号分配装置を介した衛星画像データから優先伝送時の特定データを抽出する特定データ抽出処理装置と、
通常は上記記録装置に記録された衛星画像データを上記センターに伝送し、上記特定データ抽出処理装置により優先伝送時の特定データが抽出されたときには、特定データが抽出された衛星画像データを上記センターに優先伝送するデータ送信装置と
を備えたことを特徴とする観測衛星のデータ処理システム。 - 請求項1に記載の観測衛星のデータ処理システムにおいて、上記特定データ抽出処理装置は、上記観測衛星からの衛星画像データに付加されている特定データフラグの有無に判定に基づいて優先伝送時の特定データを抽出することを特徴とする観測衛星のデータ処理システム。
- 請求項1に記載の観測衛星のデータ処理システムにおいて、上記受信局は、特定データの抽出パラメータとしての特定データ撮像時刻に基づいて観測衛星の撮像計画を管理する撮像計画装置をさらに備え、上記特定データ抽出処理装置は、上記観測衛星からの衛星画像データに付加されている撮像時刻と上記撮像計画装置からの特定データ撮像時刻との照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出することを特徴とする観測衛星のデータ処理システム。
- 請求項1に記載の観測衛星のデータ処理システムにおいて、上記受信局は、特定データの抽出パラメータとして特定データ撮像アドレスに基づいて観測衛星の撮像計画を管理する撮像計画装置をさらに備え、上記特定データ抽出処理装置は、上記観測衛星からの衛星画像データに付加されている撮像アドレスと上記撮像計画装置からの特定データ撮像アドレスとの照合に基づいて優先伝送時の特定データを抽出することを特徴とする観測衛星のデータ処理システム。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の観測衛星のデータ処理システムにおいて、上記センターは、上記受信局からの衛星画像データを受信するデータ受信装置と、当該データ受信装置で受信した衛星画像データに対しフレーム同期処理及びパケット処理を施した後にシーン単位に切り出してレベル0データを作成するレベル0処理装置と、レベル0データに対して画像再生、ラジオメトリック補正、幾何補正を施したレベル1データを作成するレベル1処理装置と、レベル1データを保存するデータ保存装置を備えたことを特徴とする観測衛星のデータ処理システム。
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