JP4035881B2 - ポンプ機場 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水又は送水等に用いられるポンプ機場及び送水システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
世界中の各地域で問題となっている水不足等に対応するため、湖などから取水した水を吸込水路によりポンプ機場に導き、ポンプ機場内に設置されたポンプにより揚水し、吐出水路を介して送水先の地域へ送水する送水システムが設置される。
【0003】
従来技術によるポンプ機場の一例を図5、図6に示す。図5は、ポンプ機場の縦断面図を示し、図6は図5の線VI−VIから見た矢視図を示す。このような公知技術は、実開昭63−60100号公報等に記載されている。図5において、吸込水路1から流入する水はポンプ井2に流入する。ポンプ井2の水は、ポンプ機場3の側壁下部に設けられた吸込口4から吸込配管5を通ってポンプ6に吸い込まれる。ポンプ6に吸い込まれた水は、吐出配管7を通つて図示していない吐出水槽等の送水先に送水される。
【0004】
このようなポンプ機場3を建設する場合、ポンプ建屋8を地上に建設するか、地下に建設するか、あるいは1部分を地下に建設するという3種類の建設方法が考えられる。一般に、吸込水位の高さ、ポンプ6の性能などから、やむを得ず地下に建設しなければならないことが多い。地下に建設する場合、ポンプ機場3の建設場所を掘り下げて建設し、その後、ポンプ機場3の周囲を土砂により埋め戻すのが普通である。
【0005】
また、ポンプ機場3内の複数のポンプ6は、図6に示すように、吸込水路1からポンプ機場3に導かれる水の流れ方向に対してほぼ垂直な方向に1列に並べて配される。そして、ポンプ機場3のポンプ6及びポンプ6を駆動するモータ8等の機器の据付用に、通常、天井クレーン9が設置される。また、吐出配管7は、ポンプ6を挟んで吸込配管5の反対側に設置される。そして、その吐出配管7に設けられるバルブ10、11は、吐出配管7の水平部分に設置される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のポンプ機場3は、複数のポンプを1列に配置しているため、ポンプ建屋8の長手方向の寸法が長くなる。そのため、天井クレーン9が1台しか設置されていない場合は、複数台のポンプ6やモータ8などの機器の据付を同時に行うことができない。
【0007】
また、ポンプ6の吸込配管5と吐出配管7がポンプ6に対して互いに反対側にあること、及び吐出配管7の水平部分にバルブ10,11を取り付けていることから、ポンプ建屋8の幅方向の寸法が長くなる。
【0008】
これらの結果、ポンプ機場3が大型化し、ポンプ機場3の建築工事費、掘削などの土木工事費の増大、及び工期の長期化を招く。
【0009】
本発明の第1の解決課題は、ポンプ機場の建屋をコンパクト化して建築工事費を削減することにある。
【0010】
また、第2の解決課題は、ポンプ機場の土木工事費を削減することにある。
【0011】
さらに、第3の解決課題は、ポンプ据付工事の工期短縮を実現させることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のポンプ機場は、地面を掘り込んで形成された吸込池と、取水地点から前記吸込池に水を導く吸込水路と、前記吸込池の中ノ島を形成して配置され、前記吸込水路から吸込池に導かれる水の流れ方向に平行な二つの長手方向側壁をもつポンプ建屋と、前記ポンプ建屋に、前記長手方向側壁に平行な二つの列をなして配置された複数のポンプを有してなるポンプ機場であって、前記ポンプ建屋の長手方向の前記二つの側壁の前記吸込池に水没する位置に複数の吸込開口が長手方向に列をなして設けられ、この吸込開口それぞれが、前記長手方向側壁に平行な列をなして配置された前記複数のポンプの各対応する吸込口に吸込配管で連通され、前記複数のポンプの吐出口に連結された吐出配管は吸込配管の上方に配置され、前記複数のポンプは、その吐出口の中心が、吸込最低水位よりも低い位置になるように設置されている。これによれば、ポンプ建屋の回りには土を埋め戻す必要がないから、ポンプ機場の土木工事費を削減することができる。
【0014】
アイランド方式とすることにより、ポンプ機場の建屋の全側面からの吸込が可能となり、ポンプ建屋内にポンプを2列配置を含めて複数列配置することなどが可能となる。例えば、ポンプ建屋内に設置される複数のポンプを、吸込水路からポンプ機場へ導かれる水の流れ方向に沿って2列に並べて配置することにより、両方の列のポンプによりバランスよく吸水することができる。また、両列のポンプにそれぞれ対応させて天井クレーンを設置でき、両列のポンプ、モータなどの据付工事を同時に進行する事ができるから、工期を短縮できる。また、ポンプ機場周囲に土砂を埋め戻す必要がないため、土木工事費の削減、建設工程の短縮化につながる。
【0015】
さらに、2列配置の場合は、ポンプの吐出配管を吸込配管と同じ側に配設し、言い換えれば吸込配管と吐出配管の水平に延びる方向を同じにして、平面的に重ねて配設し、かつ吐出配管のバルブを垂直部分に設置することが好ましい。これによれば、ポンプ機場の幅を小さくすることができ、ポンプ機場をコンパクト化できる。その結果、建屋建築工事費、掘削などの土木工事費を削減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜4に示した本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態のポンプ機場の縦断面図、図2は図1の線II−IIから見た矢視図、図3,4はそれぞれ本発明のポンプ機場を適用してなる送水システムの外観図である。
【0017】
図3,4に示すように、湖20等の取水地点から開水路の吸込水路21を介して、ポンプ機場22が建設される吸込池23まで、取水した水が導びかれる。吸込池23は、吸込水路21の末端に位置され、地面を長円形のすり鉢状に必要な深さまで掘り、底面と周りの傾斜面をコンクリート壁で防護して形成される。吸込池23は、ポンプの吸込井としての役割を果たすものであり、吸込池23の中央部の平坦な底面にポンプ機場22が建設されている。つまり、ポンプ機場22は、あたかも吸込池23の中に島として形成されている。ポンプ機場22は、吸込池23の水を汲み上げ、コンクリート導管24に納められた吐出配管を介して吐出水槽25等に送水するようになっている。吐出水槽25には、サイフォン配管26が備えられている。サイフォン配管26は、吐出配管の末端に設けられ、サイフォンが形成されるような形状をなしている。また、ポンプ機場22の屋上に入口建屋27が設けられ、外部からポンプ機場22への出入口としての役割を果たしている。入口建屋27の中には、エレベータ、階段などの昇降設備が設けられている。そして、吸込池23の周りからポンプ機場22へ出入りする通路として、コンクリート導管24の上面に形成された連絡通路28、及び吸込池23の岸からポンプ機場22の屋上に橋29が架け渡されている。
【0018】
図1,2を参照してポンプ機場22の構成を詳細に説明する。ポンプ機場22のポンプ建屋30は、図2に示すように、平面的には長方形に形成され、長手方向に沿って複数台(図示例では、24台)のポンプ31が、幅方向に2列に分けて配置されている。この列の方向は、吸込水路21から吸込池23へ流入する水の流れ方向と平行になっている。ポンプ建屋30は、すり鉢状の吸込池23の中央底部に位置させて建てられている。ポンプ建屋30の内底部にポンプ31が設置されている。そして、ポンプ建屋30の長手方向の側壁の底部に、吸込池23に開口させて吸込開口32が形成され、この吸込開口32はほぼ水平に配設された鋼管製の吸込配管33を介してポンプ31の吸込口に連通されている。吸込配管33の水平部にポンプ31のメンテナンス時に用いる吸込バルブ39が設けられている。
【0019】
ポンプ31は上部に設けられた原動機としてのモータ34により駆動される。ポンプ31の吐出口は鋼管製の吐出配管35を介して吐出水槽25に連通されている。その吐出口の中心は吸込池22の最低吸込水位(LWL)よりも低い位置に設定されている。吐出配管35は、吐出口からポンプ建屋の内側壁近くまでほぼ水平に配設され、内側壁近くからポンプ建屋30の上部に向かって垂直に配設されている。ポンプ建屋30の上部の長手方向に沿って断面が矩形のコンクリート導管24が配設されており、吐出配管35はそのコンクリート導管24内に納められて、吐出水槽25まで配設されている。つまり、コンクリート導管24はポンプ機場22から吐出水槽25までの間、吐出配管35を保護するものである。また、コンクリート導管24は、ポンプ建屋30の構造体の一部としての役割、および外部の敷地からポンプ機場22への連絡通路28としての役割も果たす。
【0020】
吐出配管35の垂直部に、油圧バルブ37と電動バルブ38が設けられている。この油圧バルブ37は、ポンプ31の起動及び停止時に用いられる。電動バルブ38は、吐出配管35の垂直部分の油圧バルブ37の下流側、即ち本例では油圧バルブ37の上方の位置に設けられ、ポンプ31及び油圧バルブ37のメンテナンス時に用いられる。
【0021】
モータ34の上面とほぼ同じ位置にメインフロア40が設けられている。吐出配管35の油圧バルブ37は、メインフロア40に近い高さの位置に設けられている。また、電動バルブ38は、油圧バルブ37の直ぐ上に位置させて設けられている。メインフロア40の上方に、天井クレーン41が設けられ、天井クレーン40はポンプ建屋30の長手方向に走行可能になっている。つまり、天井クレーン40は、ポンプ31、モータ34、吸込バルブ39等の機器の据付や保守などのために、ポンプ機場22内に設けられるクレーンであり、ポンプ31の配列数(=2)に合わせて本例では2台設けられている。したがって、両側のポンプ31を同時に据え付けたり、メンテナンスすることができる。また、天井クレーン41を使って吸込バルブ39を定位置に据え付けたり、保守をメインフロア40から可能にするために、吸込バルブ39の上方のメインフロア40に開口が設けられている。
【0022】
ポンプ建屋30の上部に電気品42を設置する電気品床43が設けられている。この電気品42は、ポンプ機場22内に設置される電源設備や制御設備である。その床43の高さは、吸込池23の最高水位(MFL)よりも高く設定されている。この電気品床43よりも低い位置にサービス床44が設けられている。このサービス床44は、ポンプ建屋30の上部に位置される床であるが、機器などは据え付けない。このサービス床44と電気品床43との間に形成される空洞部45は、図3に示すように、ポンプ機場22の吸込水路21側の側壁に開口された開口部46を備えている。図には表れていないが、空洞部45の吐出水槽25側の側壁にも開口部46と同様の開口部が設けられている。また、ポンプ建家30の側壁には、吸込開口32に異物除去のスクリーンと、ゲートを装着したり脱着するための2条のガイド溝47が吸込開口32に対応させて、建物の頂部まで形成されている。
【0023】
このように構成されるポンプ機場を備えた送水システムの作用について次に説明する。湖20は取水地点であり、その水位は年や季節により大幅に変動する。湖20から吸込水路21を通って吸込池23に流入した水は、一部が吸込池23に没したアイランド方式のポンプ機場22の長手方向の両側面に配された吸込開口32からポンプ機場22内に導かれる。吸込開口32からポンプ機場22に入った水は、吸込配管33を通ってポンプ31に達して吸水される。ここで、ポンプ機場22が吸込池23の中に配置されていること、また複数のポンプ31が吸込水路21から吸込池23への流水方向と平行に、かつ2列に並べて配置されていることから、2列のポンプ31はバランスよく吸水できる。また、2列に分けて配列していることから、従来の1列の場合に比べて、ポンプ機場22の長手方向を短くすることができる。
【0024】
ポンプ31から吐出される水は、ポンプ31に対して吸込配管33と同じ側で、かつ吸込配管33と平面的に位置をずらして配された水平な吐出配管35に導かれる。ここで、吸込配管33と吐出配管35は、図2に示すように、平面的な位置をずらして配置しているから、吸込バルブ39をメインフロア40から据え付ける際に、吐出配管35の存在によって妨げられることがない。吐出配管35は、ポンプ建屋30の長手方向の内部壁の付近で上方に90゜曲げられ、鉛直方向に延びている。この鉛直部分に油圧バルブ37と電動バルブ38が設置され、かつメインフロア40に近い位置に設置されているから、それらのバルブの取り付け、取り外しの作業がし易い。例えば、油圧バルブ37の下フランジ面がメインフロア40の上面から1m以内の位置になるように設置する。また、電動バルブ38を、油圧バルブ37の直ぐ上に設置する。
【0025】
ポンプ建家30の内壁に沿って垂直に立ちあげられた吐出配管35は、建家の上部の長手方向に延びて配設された断面矩形のコンクリート導管24内に挿通され、吐出水槽25まで配設されている。吐出水槽25に導かれた水は、図3に示すように、吐出配管35の末端にあるサイフォン配管26により吐出水槽25に吐き出される。
【0026】
上述したように、図1の実施の形態によれば、ポンプ機場22をポンプ井の役割を果たす吸込池の中に建設する構成としたことから、ポンプ機場22周りに土砂を埋め戻す必要がないので、土木工事の作業を簡単化でき、工事費の低減、工期の短縮、等に効果がある。
【0027】
また、吸込池23の中に形成したポンプ機場22の底部近傍の対向する2つの側壁にそれぞれ吸込開口を設け、それらの吸込開口に連通させてポンプ31をポンプ機場22内の対称位置に2列配置し、かつポンプ31の吐出配管35を吸込配管33と同じ方向に配設する構成としたことから、ポンプ機場22の少なくとも平面寸法をコンパクトにできる。特に、ポンプ31の配列方向を吸込水路21から吸込池23に流入する水の流れ方向に合わせたことから、2列のポンプ31の吸込バランスを保つことができる。本実施の形態では、2つの側壁に設けた吸込開口32に対応させてポンプ31を2列配設する例を示したが、ポンプ建家30の4つの側面に吸込開口32を配設してもよい。また、複数のポンプ31を並列に並べて配置する列の数は3以上でもよいことはいうまでもない。
【0028】
また、コンクリート導管24はポンプ機場22から吸込池23を横切って吐出水槽25まで設けられ、図3に示すように、本実施の形態では、コンクリート導管24の上に道路が建設され、外部からポンプ機場22への連絡通路28としていることから、単独で橋などを建設するよりは経済的である。さらに、吸込池23の岸からポンプ機場22の屋上に連絡通路用の橋29が架け渡されていることから、連絡通路28と合わせて、クレーン車、トラックなどの車両が円滑にポンプ機場22へ出入りできる。なお、本実施の形態では、連絡通路又は橋を合わせて2本設けたが、何本設置してもよいことは言うまでもない。
【0029】
なお、本実施の形態では、コンクリート導管24は複数の吐出配管35に対応して同じ数だけ設けた例を示したが、全ての吐出配管35をまとめて1つの大口径のコンクリート導管に入れることも可能であり、また適宜まとめて複数のコンクリート導管に入れることも可能である。
【0030】
また、吸込池23の最高水位よりも高い位置に設けた電気品床43に電気品42を設置するようにしているから、ポンプ機場22内に吸込池23の水が浸入してきたり、あるいはポンプ機場22内の配管類が破裂した場合などでも、電気品床43に設置した電気品40が冠水するのを防ぐことができる。
【0031】
また、吸込池23の水位が高くなると、それに伴いポンプ機場22の全体に作用する浮力が大きくなる。この点、本実施の形態では、吸込池22に連通可能な開口部46を有する空洞部45が形成されているので、吸込池22の水位がサービス床44よりも高くなったとき、吸込池22の水が空洞部45に流入するから、その分だけ浮力の増大を軽減できる。
【0032】
上記の実施の形態では、ポンプ機場を吸込池の中ノ島として形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、吸込池の岸部分に隣接させてポンプ機場を建設することを含むものである。つまり、ポンプ機場の1つの側面ないし3つの側面を吸込池の水中に没するように形成することにより、岸部に隣接する部分の建家外壁の周りは土砂を埋め戻さなければならないが、水中に没する部分の壁面の周りは埋め戻す必要がないから、その分だけ土木工事の作業を簡単化することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ポンプ機場を吸込池の中に建設するアイランド方式としたことから、ポンプ機場の建設工事費や掘削などの土木工事費を削減するとともに工期を短縮できる。
【0034】
また、ポンプ機場内のポンプを、吸込水路から吸込池への流水方向と平行にかつ2列に配置し、吐出配管をポンプに対して吸込配管と同じ側に配置したことから、ポンプ機場をコンパクト化にできる。その結果、ポンプ機場の建設工事費や掘削などの土木工事費を削減するとともに工期を短縮できる。また、吐出配管に設けるバルブを吐出配管の垂直部分に設置することにより、一層コンパクト化できる。
【0035】
さらに、電気品を設置する電気品床を吸込池の最高水位よりも高い位置に設けたものによれば、電気品が水没する危険性を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポンプ機場の一実施の形態の断面図である。
【図2】図1の線II−IIにおける矢視図である。
【図3】本発明のポンプ機場を適用してなる送水システムの全体構成図である。
【図4】本発明のポンプ機場を適用してなる送水システムの概念図である。
【図5】従来例のポンプ機場の断面図である。
【図6】図5の線VI−VIにおける矢視図である。
【符号の説明】
20 湖
21 吸込水路
22 ポンプ機場
23 吸込池
24 コンクリート導管
25 吐出水槽
26 サイフォン配管
27 入口建家
28 連絡通路
29 橋
30 ポンプ建家
31 ポンプ
32 吸込開口
33 吸込配管
34 モータ
35 吐出配管
37 油圧バルブ
38 電動バルブ
39 吸込バルブ
40 メインフロア
41 天井クレーン
42 電気品
43 電気品床
44 サービス床
45 空洞部
46 開口部
47 ガイド溝

Claims (7)

  1. 地面を掘り込んで形成された吸込池と、取水地点から前記吸込池に水を導く吸込水路と、前記吸込池の中ノ島を形成して配置され、前記吸込水路から吸込池に導かれる水の流れ方向に平行な二つの長手方向側壁をもつポンプ建屋と、前記ポンプ建屋に、前記長手方向側壁に平行な二つの列をなして配置された複数のポンプを有してなるポンプ機場であって、前記ポンプ建屋の長手方向の前記二つの側壁の水没する位置に複数の吸込開口が長手方向に列をなして設けられ、この吸込開口それぞれが、前記長手方向側壁に平行な列をなして配置された前記複数のポンプの各対応する吸込口に吸込配管で連通され、前記複数のポンプの吐出口に連結された吐出配管は吸込配管の上方に配置され、前記複数のポンプは、その吐出口の中心が、吸込最低水位よりも低い位置になるように設置されているポンプ機場。
  2. 請求項1に記載のポンプ機場において、前記吸込池の岸から前記ポンプ建屋への連絡通路としての役割を果たす橋をポンプ建屋と岸との間に設けたことを特徴とするポンプ機場。
  3. 請求項1に記載のポンプ機場において、前記ポンプ建屋の屋上に、該建屋内へ出入りするための入口建屋を設けたことを特徴とするポンプ機場。
  4. 請求項1に記載のポンプ機場において、前記ポンプの吐出口に接続された吐出配管が垂直に配設された部分を有し、該吐出配管の垂直部分に吐出バルブを配するとともに、該吐出バルブを取り付け及び取り外しやすい位置に配したことを特徴とするポンプ機場。
  5. 請求項1に記載のポンプ機場において、前記ポンプ建屋は、最高水位よりも高い位置に電気品を設置する床が設けられてなることを特徴とするポンプ機場。
  6. 請求項1に記載のポンプ機場において、前記ポンプ建屋の側壁を貫通する空洞部を設けたことを特徴とするポンプ機場。
  7. 請求項1に記載のポンプ機場において、前記吸込配管は前記吸込開口から前記吸込口の間に吸込バルブを備えた水平部を有し、前記吐出配管は前記吸込配管の水平部の上方に位置された水平部を有し、該二つの水平部の平面的な位置を相互にずらして前記吸込バルブのメンテナンス時に該バルブを吊り上げ可能に配置されてなることを特徴とするポンプ機場。
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