JP4035706B2 - Rfidタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたrfid用タグの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はRFIDタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたRFID用タグの製造方法に関し、特に、ロール状又はシート状の絶縁性フィルムにアレイ状に配列されたシートコイルの電気特性(共振周波数、Q値)を正確に測定し、その場でトリミング作業を行うことができるRFIDタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたRFID用タグの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ICチップを備えたタグとリーダ/ライタ(又はリーダ)との間でデータの交信を行うRFIDシステムが普及している。このRFIDシステムは、タグ及びリーダ/ライタの各々に備えたアンテナを用いてデータの交信を行うため、タグをリーダ/ライタから数cm乃至数十cm離しても通信可能であり、また、汚れや静電気等に強いという長所から、工場の生産管理、物流の管理、入退室管理等の様々な分野に利用されるようになってきている。
【0003】
このタグの基本的な回路要素は、アンテナコイルとコンデンサからなる共振回路とICチップとであり、所望する周波数帯域(例えば、13.56MHz)でデータの交信を行うには、共振回路を構成するアンテナコイルのインダクタンスLとコンデンサの静電容量Cとで設定される共振周波数fを上記周波数に正確に調整する必要がある。
【0004】
ここで、タグとしてラベル型タグを用いる場合は、フレキシブルな絶縁性フィルムの一方の面にアンテナコイルを形成し、他方の面にアンテナコイルと対向する電極を形成して、絶縁性フィルムを誘電体とするコンデンサを形成する。そして、アンテナコイルの巻き数や面積によりインダクタンスを調整し、対向する電極の重なり部分の面積や電極間の距離により静電容量を調整する。
【0005】
これらアンテナコイルの巻き数や面積、対向する電極の重なり部分の面積等は基本的にタグの設計段階において設定されるものであり、設計値通りにアンテナコイルやコンデンサが形成されれば、所望の共振周波数を有するタグを製造することができるが、実際にはアンテナコイルやコンデンサの製造段階での誤差等に起因して個体毎に共振周波数にずれが生じる。
【0006】
この共振周波数のずれの問題に対して、特開平10−84075号公報には、コンデンサを構成する一方の電極を多数のフィンガーが基部から延びる櫛型構造とし、櫛型電極のフィンガーを順次切断することにより、コンデンサの電極面積すなわち静電容量を変化させて、それにより共振周波数を調整する方法が記載されている。上記公報記載の調整方法について図面を参照して説明する。
【0007】
図11は上述した従来のタグに内蔵される共振回路のコンデンサ部の構造を模式的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B′線における断面図である。図11に示すように、絶縁性フィルム6を挟んで、一方の面に櫛型電極7((a)の実線)が、他方の面に対向電極8((a)の破線)が形成されている。この櫛型電極7は、同一幅のフィンガー7bが基部7aに並設して形成され、一方、対向電極8は、絶縁性フィルム6の法線方向から見て矩形形状の電極がフィンガー7bと相重なるように形成されている。
【0008】
上記構造では、静電容量Cは対向する電極(図ではフィンガー7bと対向電極8)が重なる部分の面積に比例し、電極間の距離に反比例する。従って、フィンガー7bの付け根のカット部7cをカットすることによって、コンデンサの電極面積を減らして静電容量Cを減少させ、共振周波数f0を増加させることができる。そこで、フィンガー7bをカットする前のコンデンサの静電容量を予め大きめにしておき、フィンガー7bをカットすることによって共振周波数fを所望の値に調節することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、ラベル形タグの製造工程は、ロール状の絶縁性フィルムにスクリーン印刷やエッチングによってシートコイルを形成する工程と、各々のシートコイルにICチップを実装する工程と、タグ表面にカバーシートや粘着層、剥離紙を貼り込むラベル加工工程とからなり、上述した共振周波数の調整をロール状態で行う場合、ロール形態では、インレー(絶縁性フィルムにコイルやコンデンサが形成され、ICが実装された形態をインレーと称する。)がアレイ状に配置されているため、隣接するインレーのコイル同士に相互誘導が作用する。このため、コイルの見かけのL値が大きくなり、トリミングすべきインレーの共振周波数を低く見積もってしまい、共振周波数の正確な測定ができないという問題があった。
【0010】
そこで従来は、図12に示すように、各々のシートコイルにICチップを実装した後、ロール状のフィルムに配列された各々のインレーを枚葉に切り離し、一つ一つのインレーに対してトリミング作業を行う必要があった。このトリミング作業工程は具体的には図12下図のようになる。
【0011】
まず、ステップS201において、ICチップが実装された枚葉状態のインレーを動作させて共振するか否かを調べる。そして、共振する場合には、ステップS202で共振周波数を測定し、ステップS203で測定値と目標とする共振周波数との差を参照してトリミング作業を行う。また、ステップS201で共振しない場合にはステップS204でそのシートコイルを廃棄する。
【0012】
そして、全てのインレーに対して上記作業を繰り返し、ステップS205で全てのインレーのトリミングが終了したら、ステップS206において、トリミングしたインレーを一枚ずつ手作業でロールに貼り込み、このロールに対してラベル加工を行う。
【0013】
このようなロール形態のインレーを枚葉形態に分離して共振周波数の調整を行い、その後、手作業でロールに貼り込んでからラベル加工を行う従来の方法では、量産効率が低く、RFID用タグの価格を低減することができない。
【0014】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、RFID用タグの共振周波数やQ値の測定をインレーがアレイ状に配列された形態においても実施することができるRFIDタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたRFID用タグの製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の測定装置は、絶縁性フィルム上に複数配列されたRFIDタグのインレーの各々に対して、検知用コイルを近接させて共振周波数又はQ値あるいは両者を測定する測定装置において、前記インレーが前記絶縁性フィルム上に多列で配列される場合に、前記絶縁性フィルムの法線方向から見て、測定対象となるインレー及びその一側に隣接するインレーが露出し、前記測定対象のインレーに隣接する他のインレーを覆うように非磁性金属板が配設され、かつ、該非磁性金属板が回動可能に形成され、該非磁性金属板の回転により、前記測定対象のインレー周囲のインレーの特性が比較可能とされるものである。
【0020】
また、本発明の測定方法は、絶縁性フィルム上に複数配列されたRFIDタグのインレーの各々に対して、検知用コイルを近接させて共振周波数又はQ値あるいは両者を測定する測定方法において、前記インレーが前記絶縁性フィルム上に多列で配列される場合に、前記絶縁性フィルムの法線方向から見て、測定対象となるインレー及びその一側に隣接するインレーが露出し、前記測定対象のインレーに隣接する他のインレーを覆うように非磁性金属板を配設し、かつ、該非磁性金属板を回動可能に形成し、該非磁性金属板を回転することにより、前記測定対象のインレー周囲のインレーの特性を比較するものである。
【0023】
このように、本発明は、検出コイルが平衡−不平衡変換回路(バラン)を介してネットワークアナライザーに接続された測定装置に、測定対象となるシートコイルが作業位置に置かれた時に、この測定対象のインレーに隣接するインレー直下に非磁性金属板を設置することにより、測定対象のインレーと隣接するインレーのコイル同士の相互誘導を抑制することができ、これにより正確に共振周波数やQ値を測定することができる。
【0024】
そして、上記測定装置をトリミング装置に組み込むことによって、共振周波数の測定のためのトリミングに際して、インレーを枚葉に分離する必要がなく、また、トリミング後にインレーを一枚ずつ手作業でロールに貼り込む作業がなくなり、生産効率を高めてタグの製造コストを低減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明に係るRFIDタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたRFID用タグの製造方法の好ましい実施の形態について、以下に説明する。
【0026】
[実施形態1]
まず、本発明の第1の実施形態に係るRFIDタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたRFID用タグの製造方法について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、RFIDシステムの全体構成を模式的に示す図であり、図2は、RFID用ラベル形タグの構造を示す図である。また、図3は、RFID用タグの共振周波数測定装置の構成を示す図であり、図4は、本実施形態のラベル形タグの製造工程を示すフローチャート図である。なお、本実施形態は、多列ロール状シートコイルに本発明の測定装置を適用する場合について記載するものである。
【0027】
図1に示すように、RFIDシステム1は、アンテナ3aを用いてデータの交信を行うリーダ/ライタ3と、ラベル形、カード形等の種々の形状のタグ2とからなり、リーダ/ライタ3には、送受信信号を変換するための通信回路部3bと送受信信号をデコードするための演算処理部3cとが接続されている。また、タグ2は、その内部にコイルとコンデンサとから構成される共振回路2aと、データの演算、記憶を行うIC2bが接続され、内蔵する電源又はリーダ/ライタ3から供給される電源を用いて駆動される。
【0028】
また、図2に示すように、一般にラベル形タグ2の共振回路は、フレキシブルな絶縁性フィルム6の両面に、AlやCu等の導電膜をエッチングにより除去したり、スクリーン印刷により導電性ペーストを塗布することにより、コイル4や櫛型電極7、幹部電極9、対向電極8のパターンを形成し、各々のタグ2にIC2bを実装した後、タグ2表面にカバーシート等を貼り込むことによって形成される。このような櫛歯電極構造とするのは、前述したように、パターン形成段階におけるエッチングやスクリーン印刷の精度等の製造上誤差により生じる共振周波数の個体差を調整するためである。
【0029】
前述したように、ロール状の絶縁性フィルムにシートコイルが多列に配列された状態では、シートコイル同士が互いに隣接し、相互誘導が作用するために共振周波数を正確に測定することができず、そのため、ロール形態のインレーを枚葉形態に分離した後にトリミング作業を行い、その後、インレーを手作業でロールに貼り込んでいたため生産効率が低いという問題があった。
【0030】
そこで、本実施形態では、共振周波数やQ値等の電気特性(以下、共振周波数等と略す。)の測定に際して、被測定インレーに隣接するインレー直下に非磁性金属板を設置し、被測定インレーが測定兼トリミング作業位置に置かれた時に、被測定インレーとそれに隣接するインレーのコイル同士に相互誘導が作用しないようにしている。
【0031】
具体的には、本実施形態の測定装置13は、図3に示すように、検出コイル13aが平衡−不平衡変換回路(バラン)13bを介してネットワークアナライザー13cに接続された構成において、測定対象のインレーが露出するように中央に開口を設けた非磁性金属板12を配設し、その開口部分に検知コイル13aを配置した構造としている。そして、検出コイル13aを被測定インレーに近接させて、コイルの一端から他端へのSパラメータ(S21)の周波数特性を測定することで、被測定インレーの共振周波数f0及びQ値を測定する。
【0032】
なお、非磁性金属板12の形状は図3の構成に限定されず、絶縁性フィルムの法線方向から見て、少なくとも被測定インレーに隣接するインレーを覆う形状であればよく、影響の大きい上下左右のインレーのみを覆う形状(例えば、中央に開口を設けた十字形状)や、更に外側のインレーまで覆う形状(例えば、被測定インレーを除く5行、5列を覆う形状等)であってもよく、広い領域を覆う形状とすることによって遠方のインレーの影響を防止することができ、より正確に共振周波数等を測定することができる。
【0033】
このような測定装置13を用いることにより、ロール形態であっても非磁性金属板12によって隣接するインレーの影響を抑制して正確に共振周波数等を測定することができるため、ラベル形タグの製造工程も量産性に優れたものとすることができ、図4のフローチャート図に示すように、多列ロール状のシートコイルを製造する工程と、各々のインレーにICチップを実装する工程と、多列ロール形態のままで各々のインレーに対して共振周波数等を測定しトリミングを行う工程と、多列ロール形態のままでインレー表面にカバーシートや粘着層、剥離紙を貼り込むラベル加工工程とで構成することができる。
【0034】
上記トリミング作業とラベル加工の工程は具体的には以下のようになる。まず、ステップS101で、ロール形態の各々のインレーに対して共振するかどうかを調べ、共振する場合はステップS102でロール形態のインレーを図3に示した測定装置13に配置し、非磁性金属板12により隣接するインレーとの相互誘導を抑制して正確に共振周波数を測定する。そして、ステップS103で、測定した共振周波数の値と目標とする値との差から調整量を計算し、この調整量に応じて、例えば櫛型電極7をカットして共振周波数を調整する。
【0035】
この共振周波数の調整方法として、本願発明者の先願に記載した方法が好適である。すなわち、図11に示す従来の方法では、櫛型電極7のフィンガー7bの付け根のカット部7cを順次カットすることにより、対向電極8との容量を減らしてf=1/(2π(LC)1/2)の関係から共振周波数f0を増加させているが、図11の形状では、カット毎の共振周波数の変化量が一定でないため、目標の周波数に合わせ込むためのカット本数を計算することができない。そこで先願では、図13(a)のようにフィンガー7bの幅を順次変化させたり、図13(b)のように対向電極8の形状をテーパー状又は階段状にして1フィンガー7b当たりの共振周波数の変化量を略一定とし、切断本数を容易に計算可能とし、基部7aを切断することにより一度のトリミングで共振周波数の調整ができるようにしている。
【0036】
なお、共振周波数の調整方法は、上記先願の方法に限定されるものではなく、従来例で示したフィンガー7bを順次カットして調整する方法でも、コイルの経路や巻回数を変更してインダクタンスを調整する方法でも良く、トリミングによって共振周波数を調整可能な任意の方法を用いることができる。
【0037】
そして、トリミング作業が終了したらステップS104でロール状シートを送って次のインレーに対して同様にトリミング作業を行い、ステップS106でロールの終端まで達したら、ステップS107において、ステップS105でBadマークを付けたインレーをバイパスしてロールをつなぎ直す。その後、ステップS108で加工機にインレーを通してラベル加工を行い、ラベル形タグを形成する。
【0038】
このように本実施形態の測定装置13や該測定装置を組み込んだトリミング装置を用いることにより、インレーがアレイ状に配列されたロール形態においても、被測定インレーのコイルの鎖交磁束が隣接インレーのコイルと鎖交することがなくなるため、正確に共振周波数を測定することができる。そして、枚葉形態に切り離さずに測定することができるため、切り離したインレーを手作業でロールに貼り込む必要がなくなり、量産性を格段に向上させることができる。なお、被測定インレーのコイルと被磁性金属板12の間に多少相互誘導が作用するが、共振周波数が大きく増加することは無いことは確認済みである。
【0039】
[実施形態2]
次に、本発明の第2の実施形態に係るRFIDタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたRFID用タグの製造方法について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、第2の実施形態に係る測定装置の構造を示す図であり、図6は、本実施形態のRFID用ラベル形タグの製造工程を示すフローチャート図である。
【0040】
前記した第1の実施形態では、ロール状の絶縁性フィルム10aにインレーを多列に配置したが、インレーを単列に配置した形態においても本発明の測定装置13を適用することができる。この場合のラベル形タグの製造工程は、図6に示すように、多列ロール状のシートコイルを製造する工程と、各々のインレーにICチップを実装する工程と、多列のロールを単列のロール状に分割する工程と、単列ロール形態のままで各々のインレーに対して共振周波数等を測定し、トリミングを行う工程と、単列ロール形態のままでインレー表面にカバーシートや粘着層、剥離紙を貼り込むラベル加工工程とに大別される。
【0041】
この単列ロール形態の場合でも、従来は相隣り合うインレーのコイル同士が互いに隣接し、相互誘導が作用するために共振周波数を正確に測定することができず、そのため、単列ロール形態のインレーを枚葉形態に分離した後にトリミング作業を行っていた。そこで、本実施形態では、図5に示すように、検出コイル13aと平衡−不平衡変換回路13bとネットワークアナライザー13cとで構成される測定装置を用いて共振周波数等を測定する際に、インレーと略等しい大きさの非磁性金属板12を被測定インレーの前後のインレー下部に設置し、相隣り合うインレーの相互誘導を抑制している。
【0042】
なお、非磁性金属板12の形状は図5の構成に限定されず、少なくとも被測定インレーに隣接するインレー下部を覆う形状であればよく、被測定インレーの前後の2以上のインレーを覆う形状や、前記した第1の実施形態のように被測定インレーのみが露出する開口を設けた形状であってもよい。
【0043】
このように本実施形態の測定装置13を用いることにより、インレーが単列に配列されたロール形態においても、被測定インレーのコイルの鎖交磁束が隣接インレーのコイルと鎖交することが無くなるため、正確に共振周波数を測定することができ、切り離したインレーを手作業でロールに貼り込む必要がなくなるため、量産性を格段に向上させることができる。
【0044】
[実施形態3]
次に、本発明の第3の実施形態に係るRFIDタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたRFID用タグの製造方法について、図7を参照して説明する。図7は、第3の実施形態に係る共振周波数の測定の様子を示す図である。
【0045】
前記した第1の実施形態では、非磁性金属板12の開口部分に被測定インレーが配置されるように非磁性金属板12又はロール状絶縁性フィルム10aを動かしながら共振周波数の測定を行ったが、製造途中段階においては全てのインレーの共振周波数の値を測定しなくても、共振周波数のばらつきを測定したり、インレーの動作チェックのみを行えばよい場合もある。
【0046】
そこで、本実施形態では、図7に示すように、非磁性金属板12を中央に開口を設けた形状ではなく、一方向が開放された「コ」の字型とし、コの字形の非磁性金属板12を回転させることによって被測定インレー周囲のインレーの相対的なばらつきや動作チェックを行っている。すなわち、コの字形の非磁性金属板12を用いることにより、被測定インレーの上下左右のインレーの相互誘導の影響が加味された共振周波数が測定され、コの字型の非磁性金属板12を回転させて共振周波数の値を比較することによって、被測定インレーの前後左右のインレーの相対的なばらつきや動作確認を行うことができる。
【0047】
例えば、(a)に示すように被測定インレーとその右側のインレーに非磁性金属板12がない状態で共振周波数を測定すると、この値は被測定インレーに右側のインレーの相互誘導が作用した値となって現れる。その後、非磁性金属板12を(b)に示すように半時計方向に90度回転させると、被測定インレーの上部のインレーに非磁性金属板12がない状態となる。この状態で同様に共振周波数を測定すると、今度は被測定インレーに上部のインレーの相互誘導が作用した値が測定される。
【0048】
そして、この動作を繰り返して共振周波数を比較し、いずれかの状態における共振周波数が他の値と大きく異なる場合には、その状態における非磁性金属板12がないインレーが正常に動作していないと推測される。従って、非磁性金属板12を回転させることにより、測定対象の上下左右の4つのインレーの動作を確認することができ、バイパスすべきインレーを簡単に選別したり、アレイ状に配列されたインレーの相対的な共振周波数のばらつきを確認することができ、タグの製造における指標とすることができる。
【0049】
[実施形態4]
次に、本発明の第4の実施形態に係るRFIDタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたRFID用タグの製造方法について、図8を参照して説明する。図8は、第4の実施形態に係るRFID用カード形タグの製造方法を示すフローチャート図である。
【0050】
前記した第1乃至第3の実施形態ではラベル形タグを製造する場合について記載したが、カード形タグにおいても、製造途中段階においては複数のインレーが互いに隣接してアレイ状に配置されており、従来の方法では、最終工程でカード形サイズに切断されなければタグの共振周波数等を測定することはできない。そこで、第1乃至第3の実施形態に示した測定装置を用いることにより、シート状の絶縁性フィルム上にコイルがアレイ状に配列された状態で共振周波数等を測定することができ、ラベル形タグの場合と同様に、カード型タグの場合も、本発明の測定装置13を用いることにより品質管理を行うことができる。
【0051】
カード型タグの場合は、シート上にコイルをアレイ状に形成した後、COBをコイルに結線し、シートを挟み込むようにラミネート加工を行うため、COBをコイルに結線する際、COBに機械応力や電圧電流等の付加がかかり故障する場合がある。また、ラミネート加工でCOBに機械応力がかかり故障する場合もある。
【0052】
上記2つの工程での故障率を低減することができれば最終歩留まりを改善することができるが、シートを切断して枚葉形態にしてから共振周波数を測定して不良を検出しても、どの工程で不良が発生したのかを特定することはできず、プレス圧力や印加電圧などの加工条件を最適化することができない。そこで、本実施形態では、第1乃至第3の実施形態で示した測定装置13を用いて、COBをコイルに結線した後と、ラミネート加工後に共振周波数等の測定を行い、測定結果をフィードバックして上記2つの工程の加工条件を最適化して歩留まりの改善を図っている。
【0053】
本実施形態のカード型タグの製造方法について、図8のフローチャート図を参照して説明する。カード形タグの製造工程は、例えば、47cm×32cm程度の大きさのシート上に5cm×8cm程度のコイルをアレイ状に形成する工程と、ICチップが実装された基板をスポット溶接等を用いてコイルに結線する工程と、シートを挟み込むようにラミネート加工する工程と、シートを切断してカードタグを形成する工程とに大別され、COBをコイルに結線した後と、ラミネート加工後に第1乃至第3の実施形態で示した測定装置13を用いて共振周波数等を測定する。
【0054】
そして、例えば、コイル結線後に共振周波数の値が異常となれば、スポット溶接の条件が適切でないことが分かり、また、ラミネート加工後に共振周波数の値が異常となれば、ラミネート加工の温度条件や圧力条件等が適切でないことが分かるため、各々の加工条件を最適化して歩留まりの改善を図ることができる。
【0055】
このように、本実施形態の手法を用いれば、コイルがアレイ状に配置された状態でもカード形タグの共振周波数fO及びQ値を正確に読み取り、良否判定を行うことができるため、品質管理が容易となり、共振周波数の測定結果を製造工程にフィードバックすることにより、加工条件を最適化することができ、最終歩留まりを向上させることができる。
【0056】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0057】
[実施例1]
まず、本発明の第1の実施例について図9を参照して説明する。図9はロール形態のインレーの配置を示す図であり、ロール形態における本発明の効果を確認するために、上述した測定装置13で共振周波数を測定した。
【0058】
具体的には、ロール形態のインレーは縦4列であり、ロールの端から横4列分(16枚分)のインレーの共振周波数fOを本発明の測定装置13を用いて測定した後、インレーを個別に切り離して従来の測定装置(非磁性金属板12がない測定装置)を用いて共振周波数fOを測定した。その結果を表1に示す。
【0059】
また、比較例として、上記ロール形態のインレーの共振周波数を非磁性金属板12を設置しない状態で測定した後、インレーを個別に切り離して従来の測定装置を用いて共振周波数fOを測定した。その結果を表2に示す。なお、表1、2中の試料番号は図9の番号に対応している。
【0060】
表1より、本発明の測定装置13を用いた場合は、ロール形態と枚葉形態の測定誤差は最大でも0.06MHz、平均値が0.05MHz、標準偏差が0.017MHzであり、測定誤差が小さかった。これに対して、表2より、非磁性金属板12を設置しない測定装置で測定した場合は、ロール形態と枚葉形態の測定誤差は最大で1.03MHz、最小でも0.27MHz、平均値が0.65MHz、標準偏差が0.29MHzであり、測定誤差が大きかった。なお、表2のNo.1とNo.2はロールの隅に位置し、それに隣接するインレーの数が少ないため、切離し後の測定値に近いが、それでも誤差は0.27MHz以上あった。
【0061】
以上の結果から、本発明の測定装置13を用いることによってロール形態でも共振周波数を正確に測定できることが確認された。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例について図10を参照して説明する。図10はシート形態のインレーの配置を示す図であり、シート形態における本発明の効果を確認するために、上述した測定装置で共振周波数を測定した。
【0065】
具体的には、カード形RFIDタグのインレーは縦5列×横3列(15枚)のアレイ状となっており、全てのインレーの共振周波数fOを本発明の測定装置13を用いて測定した後、カード化したあとで従来の測定装置(非磁性金属板12がない測定装置)を用いて全てのカードタグの共振周波数fOを測定した。その結果を表3に示す。
【0066】
また、比較例として、上記シート形態の全てのインレーの共振周波数fOを非磁性金属板12を設置しない状態で測定した後、カード化したあとで従来の測定装置を用いて全てのカードタグの共振周波数fOを測定した。その結果を表4に示す。なお、表3、4中の試料番号は図10の番号に対応している。
【0067】
表3より、本発明の測定装置13を用いた場合は、シート形態と枚葉形態の測定誤差は最大でも0.05MHzであり、平均値が0.04MHz、標準偏差が0.01MHzであり、測定誤差が小さかった。これに対して、表4より、非磁性金属板を設置しない測定装置で測定した場合は、シート形態と枚葉形態の測定誤差は最大で0.86MHz、最小でも0.23MHz、平均値が0.52MHz、標準偏差が0.206MHzであり、測定誤差が大きかった。なお、表4のNo.1、No.5、No.11、No.15はインレ−の隅に位置し、それに隣接するインレーの数が少ないため、切離し後の測定値に近いが、それでも誤差は0.23MHz以上あった。
【0068】
以上の結果から、本発明の測定装置13を用いることによってシート形態でも共振周波数を正確に測定できることが確認された。
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のRFIDタグの測定装置及び測定方法並びに該装置を用いたRFID用タグの製造方法によれば、下記記載の効果を奏する。
【0072】
本発明の第1の効果は、RFIDタグのインレーが近接している場合でも、任意のインレーの共振周波数fO及び共振鋭さQを、それに隣接するインレーの影響を受けることなく、正確に測定することができるということである。
【0073】
また、本発明の第2の効果は、ラベル形タグ製造時に、ロール形態のまま(枚葉形態に切断することなく)で、非接触で任意のインレーの共振周波数fO、Q値を測定することができるということである。
【0074】
また、本発明の第3の効果は、非接触で、任意のタグの共振周波数fOを測定できるため、測定作業と同時に、その測定値を元にした共振周波数調整(トリミング)作業を実施することができるということである。
【0075】
また、本発明の第4の効果は、カード形タグの製造途中段階においてインレーの動作を確認することができ、不具合が発生した場合に速やかに加工条件を最適化して歩留まりを向上させることができるということである。
【0076】
このように、本発明を利用すれば、RFID用タグの量産効率を向上させ、又品質管理を行うことが可能となり、タグのコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】RFIDシステムの構成を示す図である。
【図2】RFID用タグの構造を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る測定装置の構造を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るラベル形タグの製造工程を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る測定装置の構造を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るラベル形タグの製造工程を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る測定装置の構造を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係るカード形タグの製造工程を示すフローチャート図である。
【図9】本発明の第1の実施例に係るラベル形タグの配列を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係るカード形タグの配列を示す図である。
【図11】RFID用タグの櫛型電極の構造を示す図である。
【図12】従来のラベル形の製造工程を示すフローチャート図である。
【図13】先願に係るRFID用タグの櫛型電極の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 RFIDシステム
2 タグ
2a 共振回路
2b IC
3 リーダ/ライタ
3a リーダ/ライタ用アンテナ
3b 通信回路部
3c 演算処理部
4 コイル
4a 上面コイル
4b 下面コイル
5 コンデンサ
6 フィルム
7 櫛型電極
7a 基部
7b フィンガー
7c カット部
8 対向電極
9 幹部電極
10a ロール状絶縁性フィルム
10b シート状絶縁性フィルム
11 シートコイル
12 非磁性金属板
13 測定装置
13a 検知コイル
13b 平衡−非平衡変換回路
13c ネットワークアナライザー
Claims (2)
- 絶縁性フィルム上に複数配列されたRFIDタグのインレーの各々に対して、検知用コイルを近接させて共振周波数又はQ値あるいは両者を測定する測定装置において、
前記インレーが前記絶縁性フィルム上に多列で配列される場合に、
前記絶縁性フィルムの法線方向から見て、測定対象となるインレー及びその一側に隣接するインレーが露出し、前記測定対象のインレーに隣接する他のインレーを覆うように非磁性金属板が配設され、かつ、該非磁性金属板が回動可能に形成され、
該非磁性金属板の回転により、前記測定対象のインレー周囲のインレーの特性が比較可能とされることを特徴とする測定装置。 - 絶縁性フィルム上に複数配列されたRFIDタグのインレーの各々に対して、検知用コイルを近接させて共振周波数又はQ値あるいは両者を測定する測定方法において、
前記インレーが前記絶縁性フィルム上に多列で配列される場合に、
前記絶縁性フィルムの法線方向から見て、測定対象となるインレー及びその一側に隣接するインレーが露出し、前記測定対象のインレーに隣接する他のインレーを覆うように非磁性金属板を配設し、かつ、該非磁性金属板を回動可能に形成し、
該非磁性金属板を回転することにより、前記測定対象のインレー周囲のインレーの特性を比較することを特徴とする測定方法。
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