JP4033475B2 - 実装用基板及びプリント回路板の製造方法 - Google Patents
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また、プッシュバック法は、上型及び下型でプリント配線母板を狭持しながら、所定の形状を有する刃物を用いてプリント回路板を打ち抜き、次いで、打ち抜かれたプリント回路板を元の穴にはめ込む方法である。
さらに、ミシン目法は、プリント回路板の境界線に沿って、多数の小孔をあけ、小孔に沿って破断させる方法である。
一方、Vカット法は、基板の反りが少なく、材料歩留まりも高いが、外形が直線的であるプリント回路板に対してのみ適用でき、異形のプリント回路板には適用できない。
さらに、ミシン目法は、簡便であるが、プリント回路板の外形寸法の精度が低いという欠点がある。
また、特許文献3には、単体基板の周囲にミシン目を形成し、ミシン目の周囲に浅い凹溝を形成した多面取りプリント配線基板が開示されている。同文献には、ミシン目の周囲に浅い凹溝を形成することによって、ミシン目に沿って破断させる際に基板の剥離を抑制できる点が記載されている。
一方、Vカットの深さを浅くすれば、自動実装に耐えうる強度と平面度を維持することができる。しかしながら、自動実装終了後にVカットに沿って金属基板に曲げ応力を加えても基板が曲がるだけで、個々のプリント回路板に分離するのは容易ではない。また、極端な場合には、金属基板を曲げることすら困難となる。
さらに、金属基板に対してプッシュバック法を適用した場合、枠部による締め付け力が強いために、プリント回路板を変形させることなく、プリント回路板を枠部から押し出すのは容易ではない。また、枠部に曲げ応力を加えても枠部が折れ曲がるだけで破断せず、プリント回路板を枠部から分離するのは容易ではない。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、その材質によらず、プリント回路板を容易かつ低コストで分離することが可能なプリント回路板の製造方法を提供することにある。
また、本発明に係るプリント回路板の製造方法は、本発明に係る実装用基板に備えられるVカットに沿って枠部を破断させ、枠部からプリント回路板を分離させることを要旨とする。
また、枠部12の両端には、枠部12の外周に連通し、かつ、プッシュバック板14、14…及びVカット板16、16…に連通していない1又は2以上のスリット12b、12b…が形成されている。スリット12b、12b…は、プッシュバック加工の際に生ずる反りを低減するためのものである。従って、スリット12b、12b…の個数及び長さは、実装用基板10に発生する反りの程度に応じて、最適な個数及び長さを選択する。なお、反りが少ない場合には、スリット12b、12b…を省略しても良い。
プッシュバック板14、14…は、プリント配線母板(外形切断前の実装用基板)から打ち抜かれ、かつ、元の穴にはめ込まれたものである。各プッシュバック板14、14…の左右端は枠部12で支持され、その上下端は枠部12又は隣接するVカット板16、16…で支持されている。
Vカット板16、16…は、母板からプッシュバック板14、14…を所定の間隔で打ち抜いた後に残る領域であって、左右の第1Vカット18、18と、隣接する上下のプッシュバック板14、14で囲まれた領域からなる。Vカット板16、16…は、左右の第1Vカット18、18を介して枠部12に仮止めされている。
第1共有直線部14b、14b…及び第2共有直線部16b、16b…は、それぞれ、一直線上に並んでおり、第2Vカット20、20…は、その上又はその近傍に形成されている。また、各第1単位板14a、14a…及び各第2単位板16a、16a…には、図示はしないが、適宜、電子部品を実装するためのピン穴、貫通孔等が形成されている。
例えば、プッシュバック板14、14…の上下辺は、曲線を含んでいても良い。この場合、これに応じて、Vカット板16、16…の上下辺も曲線を含むことになる。
また、例えば、プッシュバック板14、14…左右辺は、円弧状であっても良い。この場合、第1Vカット18、18は、円弧状の左右辺に接するように形成すればよい。
また、Vカット板16、16…の左右辺は、その一部に直線を含んでいれば良く、そのすべてが直線である必要はない。この場合、Vカット板16、16…(及びプッシュバック板14、14…)の両端近傍に、適宜、所定の形状を有する貫通孔を形成すると、プッシュバック板14、14…の両端近傍の形状に制約されることなく、Vカット板16、16…の両端近傍の形状を任意に定めることができる。
例えば、プッシュバック板14、14…及びVカット板16、16…の横幅を同一とし、第1Vカット18、18を互いに平行に形成することに代えて、プッシュバック板14、14…及びVカット板16、16…の横幅を第1Vカット18、18の長手方向に沿って、単調に増加又は減少させても良い。この場合、プッシュバック板14、14…の両端に形成される第1Vカット18、18は、互いに非平行となる。
同様に、第2Vカットを互いに平行に形成することに代えて、互いに非平行に形成すると、各第1単位板14a、14a…及び各第2単位板14b、14b…を互いに異なる形状にすることもできる。
ここで、「共通接線の近傍」とは、各プッシュバック板14、14…及び各Vカット板16、16…の形状及び品質に影響を及ぼさない位置をいう。第1Vカット18、18は、共通接線の真上に形成するのが最も好ましいが、プッシュバック板14、14…及びVカット板16、16…に高い寸法精度が要求されない場合には、その表面に形成された印刷回路、その後にその表面に実装される電子部品等に損傷を与えない範囲で、共通接線から多少左右にずれていても良いことを意味する。
ここで、「第1共有直線部及び第2共有直線部の近傍」とは、第1単位板14a、14a…及び第2単位板16a、16a…の形状及び品質に影響を及ぼさない位置をいう。第2Vカット20、20…は、第1共有直線部及び第2共有直線部の真上に形成するのが最も好ましいが、第1単位板14a、14a…及び第2単位板16a、16a…に高い寸法精度が要求されない場合には、その表面に形成された印刷回路、その後にその表面に実装される電子部品等に損傷を与えない範囲で、第1共有直線部及び第2共有直線部から多少左右にずれていても良いことを意味する。
同様に、第2Vカット20、20…の両端は、上下に配置されたプッシュバック板14、14の端辺を突き抜け、枠部12の外周に向かって伸び、枠部12の外周に連通している。また、枠部12内にある第2Vカット20、20…の両端には、それぞれ、充填剤22、22…が充填されている。また、裏面に形成された第2Vカット20、20…にも、表面とほぼ同一位置に充填剤22、22…が充填されている。
この場合、充填剤22、22…は、ほぼ平行に形成された各Vカットの一方の端部にのみ充填しても良く、あるいは、あるVカットには上端に充填剤22を充填し、他のVカットには下端に充填剤22を充填する等、Vカット毎に充填剤22、22…の位置を変えても良い。
さらに、特に重量の重い部品が実装される実装用基板10の場合には、自動実装等に支障を来さない限り、各Vカットの全長に渡って充填剤22、22…を充填しても良い。
また、充填剤22、22…は、必ずしも、各Vカットの長手方向に沿って充填されている必要はなく、Vカットと交差するように形成された凹溝内に充填されていても良い。
さらに、充填剤22、22…の表面は、必ずしも、実装用基板10の表面とほぼ同一平面上にある必要はない。要は、自動実装等に支障を来さず、かつ、自動実装に耐えうる強度と平面度を維持できる限り、充填剤22、22…の表面は、実装用基板10の表面より高くなっていても良く、あるいは、低くなっていても良い。
中でも、樹脂を含む材料は、Vカットへの充填及び固化並びに製品板の分離が容易であるので、充填剤22、22…の材料として特に好適である。この場合、充填剤22、22…は、樹脂のみからなるものであっても良く、あるいは、適当なフィラーを含むものであっても良い。
また、実装用基板10は、一般に、後工程(例えば、はんだ付け工程)において加熱されるので、充填剤22、22…には、加熱温度に応じた耐熱性を有する樹脂を用いるのが好ましい。このような樹脂としては、具体的には、熱硬化型樹脂、二液硬化型樹脂、光(紫外線、可視光等)硬化型樹脂、熱乾燥型樹脂等がある。
また、例えば、実装用基板10がアルミニウム又はその合金からなる場合、アルミニウムは、アルカリ溶液によって腐食する。従って、このような場合には、Vカットへの充填、固化等の際に、アルカリ溶液を使用しない樹脂を用いるのが好ましい。
また、第1Vカット18、18及び第2Vカット20、20…を実装用基板10の両面に形成する場合、充填剤22、22…は、両面のVカットに充填しても良く、いずれか一方の面に形成されたVカットにのみ充填しても良い。片面のVカットにのみ充填する場合、ハンドリングの際に実装用基板10が鋭角になりやすい側に充填するのが好ましい。
また、実装用基板10の曲げ剛性を高めるためには、実装用基板10に形成されたすべてのVカットについて、充填剤22、22…を充填するのが好ましいが、ハンドリングの際に曲がるおそれのない部分、曲がってもその後の工程に支障を来さない部分等に形成されたVカットについては、充填剤22、22…の充填を省略しても良い。
さらに、第1Vカット18、18及び第2Vカット20、20…の切り込み深さは、枠部12、並びに、プッシュバック板14、14…及びVカット板16、16…の切断作業が容易となるように定めるのが好ましい。本実施の形態に係る実装用基板10は、各Vカットに充填剤22、22…が充填されているので、相対的に切り込み深さを深くしても、自動実装に耐えうる強度及び平面度を維持することができる。
そのため、実装用基板10が金属基板からなる場合であっても、ハンドリングの際にVカットに沿って折れ曲がることがなく、自動実装に耐えうる強度と平面度を維持することができる。また、Vカットの切り込み深さを相対的に深くしても、自動実装に耐えうる強度と平面度を維持することができる。
さらに、自動実装終了後は、Vカットに沿って単に枠部12を折り曲げるか、あるいは、適当な工具や薬剤を用いて充填剤22、22…を除去した後、Vカットに沿って枠部12を折り曲げることによって、極めて容易にプッシュバック板14、14…及びVカット板16、16…を取り外すことができる。
また、縦方向に並んだVカット36、36…及び横方向に並んだVカット36、36…は、それぞれ、Vカット板34、34…の形状に応じて、互いに平行に形成しても良く、あるいは、互いに非平行に形成しても良い。
なお、図2に示す例においては、各Vカット36、36…の両端に相対的に充填長さの短い2個の充填剤38、38…が充填されているが、これは単なる例示であり、各充填剤38、38…の充填長さ、個数、充填位置等は、実装用基板30の材質や用途、実装用基板30に実装される部品の重量等に応じて任意に選択することができる。また、Vカット36、36…及び充填剤38、38…に関するその他の点については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
そのため、実装用基板30が金属基板からなる場合、あるいは、Vカット36、36…の切り込み深さが相対的に深い場合であっても、ハンドリングの際にVカットに沿って折れ曲がることがなく、自動実装に耐えうる強度と平面度を維持することができる。
さらに、自動実装終了後は、Vカットに沿って枠部32を単に折り曲げるか、あるいは、適当な工具や薬剤を用いて充填剤38、38…を除去した後、Vカット36、36…に沿って枠部32を折り曲げることによって、極めて容易にVカット板34、34…を取り外すことができる。
また、枠部42の両端には、枠部42の外周に連通し、かつ、第1プッシュバック板44及び第2プッシュバック板46、46…に連通していない1又は2以上のスリット42b、42b…が形成されている。なお、スリット42bに関するその他の点は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
また、第1プッシュバック板44は、L字型を呈し、2つの単位板44a及び44bが共有直線部(単位板44a、44b間の境界線)44cを介して一体化したものであり、共有直線部44c上又はその近傍には、Vカット48が形成されている。本実施の形態においては、この2つの単位板44a及び44b、並びに、第2プッシュバック板46が最終製品であるプリント回路板(製品板)となる。さらに、第1プッシュバック板44及び第2プッシュバック板46には、図示はしないが、適宜、電子部品を実装するためのピン穴、貫通孔等が形成されている。
なお、図3に示す例においては、各Vカット48、48…の両端に相対的に充填長さの短い2個の充填剤50、50…が充填されているが、これは単なる例示であり、各充填剤50、50…の充填長さ、個数、充填位置等は、実装用基板40の材質や用途、実装用基板40に実装される部品の重量等に応じて任意に選択することができる。また、Vカット48、48…及び充填剤50、50…に関するその他の点については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
そのため、実装用基板40が金属基板からなる場合、あるいは、Vカット48、48…の切り込み深さが相対的に深い場合であっても、ハンドリングの際にVカットに沿って折れ曲がることがなく、自動実装に耐えうる強度と平面度を維持することができる。
さらに、自動実装終了後は、Vカットに沿って枠部42を単に折り曲げるか、あるいは、適当な工具や薬剤を用いて充填剤50、50…を除去した後、Vカット48、48…に沿って枠部42を折り曲げるだけで、第1プッシュバック板44及び第2プッシュバック板46の取り外し、並びに、第1プッシュバック板44の単位板44a、44bへの分割を容易に行うことができる。
例えば、VカットがU字断面を有し、相対的に横幅が広く(例えば、1mm程度)、かつ、実装用基板の生産数量が少量である場合には、サイコロ状、棒状等の固体の充填剤をVカットに直接、はめ込み、あるいは、適当な接着剤(例えば、熱硬化性の接着剤。以下、同じ。)で接着しても良い。
また、例えば、VカットがV字断面を有する場合、くさび状の固体の充填剤をVカットに直接、はめ込み、あるいは、適当な接着剤で接着しても良い。この場合、充填剤のはめ込み及び固定を確実にするために、充填剤の先端に突起を設け、かつ、Vカット内に突起を挿入可能な穴を設け、Vカット内の穴に充填剤の突起を挿入することによって、充填剤を固定しても良い。
また、例えば、Vカットと交差するように凹溝を形成し、凹溝内に、サイコロ状、棒状等の固体の充填剤を、直接はめ込み、あるいは、適当な接着剤で接着しても良い。
また、例えば、液状又はパテ状の充填剤を手作業でVカット内、及び/又は、Vカットと交差するように形成された凹溝内に流し込み、硬化剤、熱、光等を用いて、充填剤を硬化させても良い。
この場合、シャー62aのメッシュは、粗い方が好ましい。シャー62aのメッシュが粗くなるほど、1回のスクリーン印刷で多量のインクをVカット60a、60a…に流し込むことができる。シャー62aのメッシュは、具体的には、80〜100メッシュが好ましい。シャー62aの材質は、特に限定されるものではないが、ステンレスが好適である。ステンレス製のシャー62aは、インクの抜けがよいので、インクの充填作業を効率よく行うことができる。
なお、一般に、乳剤62bの厚さが厚くなるほど、乳剤62bのパターンの露光に時間がかかるため、乳剤62bのパターンの形状精度は低下する。しかしながらが、本発明においては、印刷されたパターンの形状精度は、必ずしも必要ではない。むしろ、乳剤62bを厚くすることによって、1回のスクリーン印刷で多量のインクを充填でき、インクの充填作業を効率化できるという利点がある。
なお、1回のスクリーン印刷で十分な量のインク64aを充填できないときには、スクリーン印刷を複数回繰り返しても良い。
(1)紫外線硬化型樹脂を含むインク(例えば、互応用化学工業(株)製紫外線硬化型永久穴埋めインク(PTR−1004、PTR−1004、PTR−924W、PTR−626など)、太陽インキ製造(株)製紫外線硬化型ソルダーレジストインキ(UVR−150G M28−100PS、UVR−150G NT220、FOC−35 B4、UVR−150G AG5など)等)、
(2)熱乾燥型樹脂を含むインク(例えば、互応用化学工業(株)製熱乾燥型穴埋めインク(PTR−329WS、PTR−402Wなど)、太陽インキ製造(株)製熱乾燥型穴埋めインキ(EH−602 NSKなど)等)、
(3)熱硬化型樹脂を含むインク(例えば、太陽インキ製造(株)製熱硬化型ソルダーレジストインキ(S−40 C518、S−222 X16Kなど))、
等がある。なお、インクに含まれる樹脂の種類は、実装用基板の材質等に応じて最適なものを選択する点は、上述した通りである。
これらの中でも、特に、紫外線硬化型樹脂を含むインクは、取り扱いが比較的容易であるので、充填剤を形成するためのインクとして好適である。
なお、これらのインクは、そのまま使用しても良く、あるいは、適当なフィラーを混合して用いても良い。
母板60に対して予め外形加工等、必要な加工がすべて行われている場合には、Vカット60a、60a…に充填剤68を充填することにより、本発明に係る実装用基板が完成する。一方、外形加工等、未加工部分が残っている場合には、充填剤68を充填した後にこれらの加工を行うことにより、本発明に係る実装用基板が完成する。
また、異形の基板(凸部のある基板)を作製する場合において、Vカット法のみを用いる時には、ルータ加工が必要となる場合がある。ルータ加工は、材料の除去体積が大きいので、生産効率が低いという欠点がある。これに対し、プッシュバック法とVカット法とを併用すると、プッシュバックされる領域の形状を最適化することによって、生産効率の低いルータ加工が不要となる。そのため、本発明に係る方法を用いると、自動実装に耐えうる強度と平面度を有し、かつ、種々の形状を有するプリント回路板が仮止めされた実装用基板を、極めて高い生産効率で低コストで製造することができる。
例えば、プリント回路板の周囲に連通するVカットを形成する場合、Vカットは、プリント回路板の接線上若しくはその近傍、あるいは、共有直線部上若しくはその近傍に形成する場合に限定されるものではなく、プリント回路板の周囲の辺上の任意の一点(角部を含む)から枠部の外周に向かって形成されていても良い。
さらに、本発明は、金属基板に対して適用すると特に大きな効果が得られるが、樹脂基板に対しても適用できる。例えば、樹脂基板に反りが生じた場合において、これにVカット加工を施すと、Vカットの深さが予定の深さより深くなり、樹脂基板の強度が低下する場合がある。このような場合に、Vカットの少なくとも一部分に充填剤を充填すると、ハンドリングの際における樹脂基板の破損を抑制することができる。
また、本発明に係るプリント回路板の製造方法は、樹脂基板又は金属基板からなるプリント回路板の製造方法として用いることができる。
12 枠部
14 プッシュバック板
14a 第1単位板(製品板)
16 Vカット板
16a 第2単位板(製品板)
18 第1Vカット(Vカット)
20 第2Vカット(Vカット)
22 充填剤
30 実装用基板(加工板)
32 枠部
34 Vカット板(製品板)
36 Vカット
38 充填剤
40 実装用基板(加工板)
42 枠部
44 第1プッシュバック板
44a、44b 単位板(製品板)
46 第2プッシュバック板(製品板)
48 Vカット
50 充填剤
Claims (5)
- 金属材料からなる枠部と、
前記枠部を含む前記金属材料からなる母板から打ち抜かれ、かつ、元の穴にはめ込まれたプッシュバック板からなり、少なくともその両端が前記枠部で支持されたプリント回路板と、
前記プッシュバック板からなるプリント回路板と前記枠部の共通接線上又はその近傍であって、前記プッシュバック板からなるプリント回路板の両端に形成され、かつ、前記枠部の外周に連通している第1Vカットと、
前記プッシュバック板からなるプリント回路板に隣接し、かつ、前記第1Vカットを介して前記枠部に仮止めされたVカット板からなるプリント回路板と、
前記第1Vカットの少なくとも一部分に充填された第1充填材とを備えた実装用基板。 - 前記プッシュバック板からなるプリント回路板は、2以上の第1単位板が第1共有直線部を介して一体化したものからなり、
前記Vカット板からなるプリント回路板は、2以上の第2単位板が第2共有直線部を介して一体化したものからなり、
前記第1共有直線部及び前記第2共有直線部は、一直線上に並んでおり、
前記第1共有直線部及び前記第2共有直線部上又はその近傍には、第2Vカットが形成されており、
前記第2Vカットの少なくとも一部分には、第2充填材が充填されている請求項1に記載の実装用基板。 - 前記充填剤は、樹脂を含む請求項1又は2に記載の実装用基板。
- 前記枠部の外周に連通し、かつ前記プリント回路板に連通していない1又は2以上のスリットをさらに備えた請求項1から3までのいずれかに記載の実装用基板。
- 請求項1から4までのいずれかに記載の前記実装用基板に備えられる前記Vカットに沿って前記枠部を破断させ、前記枠部から前記プリント回路板を分離させるプリント回路板の製造方法。
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