JP4032802B2 - 情報伝送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク接続された装置間で情報を相互に伝送する情報伝送システムに係り、特に伝送効率の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークプロトコルは、モジュールに分けて開発されるのが普通である。具体的には、物理的な通信インタフェースを制御する物理層モジュール、情報の伝送先を特定するネットワーク層モジュール(例えばIP(Internet Protocol))、データ伝達に関わるトランスポート層モジュール(例えばTCP(Transmission Control Protocol))、アプリケーション側とのインタフェースに関するアプリケーション層のモジュール等に分けられている。この階層的構造は、物理層を「下位層」、アプリケーション層を「上位層」として、下位層から順に、物理層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層といった7層からなるモデルに関連づけて一般に説明される。
【0003】
ところで、近年、旧来のものに比して高速化されたシリアル伝送回線として、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394といったものが開発されている。そこで、これらのシリアル伝送回線を利用して、通常のネットワークプロトコルによりながら、高速な情報伝送を可能とする技術として、シリアル通信回線を介してIPプロトコルのパケットを伝送する比較的下位の階層のプロトコルも開発されている。このようなプロトコルとしては、具体的に、IP over IEEE1394(RFC2734)と呼ばれるものがある。このIP over IEEE1394プロトコルを利用すると、IEEE1394の信号線を介してTCP/IPプロトコルを用いた信号伝送を行うことができる。この場合、当該TCP層より上位層のプロトコルであるFTP(ファイル転送プロトコル)等をそのまま利用できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のIP over IEEE1394等を用いた伝送方法では、物理層としてのシリアル回線自体は高速なデータ転送能力を有しているにも関わらず、プロトコルのオーバーヘッドのために、伝送能力を十分に活かすことができないという問題点があった。
【0005】
すなわち、FTPにより伝送されるべきデータは、TCPに対して上位側の層からTCPにおけるFTPのポート番号(通常「21」)と、伝送先の装置を特定するIPアドレスとともに、TCP層へ入力される。TCP層では、データをパケットに分割した上で、各パケットにポート番号を付してTCPパケットを生成する。そして、このTCPパケットとIPアドレスとをIP層へ出力する。IP層では、TCPパケットにIPアドレス等を付してIPパケットを生成し、このIPパケットを所定の(事前に定められたルーティング規則により決められる)物理層(IEEE1394)へ出力する。当該IPパケットの入力を受けた物理層は、IPパケットのIPアドレスに基づき、対応する物理アドレス(イーサネット(登録商標)であればイーサネット(登録商標)アドレスなどのMAC(メディア・アクセス・コントロール)アドレス)を調べ、当該物理アドレスへIPパケットを伝送している。
【0006】
さらに、このパケットを受信した側では、IPパケットを調べて、それが自己宛のものである場合、IPパケットからTCPパケットを取り出す。そしてTCP層では、このTCPパケットに含まれるポート番号を参照し、当該ポート番号で特定される情報伝送の実体要素(情報伝送要素)、例えばポート番号が「21」である場合はFTPへと、データを出力するという動作を行うことになる。
【0007】
このように、従来のIP over IEEE1394では、多数回に亘るパケット化やアドレス変換が行われ、通信のオーバーヘッドが大きくなっていたのである。
【0008】
実際、IEEE1394ケーブルで互いに接続したパーソナルコンピュータ間でFTPによるデータ伝送をした場合と、IEEE1394の階層(物理層)レベルでのデータ伝送を行った場合とで比較した実験結果によると、FTPを利用した場合のデータ伝送速度が14.75Mbps(メガ・ビット毎秒)であったのに対し、IEEE1394の物理層間でのデータ伝送速度は、53.69Mbpsであった。即ちIEEE1394の物理層レベルでの伝送に比べ、FTPを利用した場合は、3.64倍性能が劣化したことになる。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、物理層レベルの伝送効率を有効に活用でき、伝送効率を向上できる情報伝送システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、それぞれに互いに異なるノードアドレスが割り当てられている、第1の情報伝送装置と第2の情報伝送装置とを含む情報伝送システムであって、前記各情報伝送装置は、それぞれ、情報伝送を行う情報伝送要素であって、各情報伝送要素ごとに要素識別子の割り当てられた情報伝送要素と、少なくとも一つの互いに異なる物理アドレスが割り当てられている通信インタフェースと、を有し、前記第1の情報伝送装置は、さらに、情報の伝送先となる第2の情報伝送装置のノードアドレスと、第2の情報伝送装置内の情報伝送要素を特定する要素識別子との入力を、前記情報伝送要素から受けて、当該ノードアドレス及び要素識別子に基づき、第2の情報伝送装置の通信インタフェースの物理アドレスのいずれかに合成変換する手段と、当該合成変換により得られた物理アドレスを、伝送対象の情報に付して送信する手段と、を含み、前記第2の情報伝送装置は、さらに、前記第1の情報伝送装置から物理アドレスと、伝送対象の情報とを受信し、当該物理アドレスから要素識別子を抽出する手段と、前記抽出した要素識別子に対応する情報伝送要素に対して、前記受信した伝送対象の情報を出力する手段と、を含み、通信インターフェースとしてIEEE1394インターフェースのようなシリアル伝送回路を有することを特徴としている。
【0011】
すなわち、物理層に複数の物理アドレスを設定しておき、各物理アドレスに、ノードアドレスのみならず要素識別子を含めて関連づけることで、例えば要素識別子としてポート番号を用いれば、ポート番号の処理に係るオーバーヘッドを低減でき、物理層レベルの伝送効率を有効に活用して伝送効率を向上できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る情報伝送システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態においては、情報伝送装置として、画像をスキャンして、当該スキャンした画像をネットワークを介して外部に送信する機能を備えたネットワークスキャナと、プリンタ機能を有した制御装置と、一般的なパーソナルコンピュータとを例として説明する。
【0020】
本実施の形態の情報伝送システムは、図1に示すように、複合機1と、パーソナルコンピュータ2とを含んでなり、これらは互いにイーサネット(登録商標)を介して接続されている。また複合機1は、ネットワークスキャナ部10と、制御装置部20とを含んで構成され、これらは互いにIEEE1394インタフェースを介して接続されている。ここで、複合機1のネットワークスキャナ部10と、制御装置部20と、パーソナルコンピュータ2とがそれぞれ本発明の情報伝送装置に相当する。
【0021】
ネットワークスキャナ部10は、CPU11と、記憶部12と、スキャナ部13と、クロック14と、表示部15と、操作部16と、シリアル通信インタフェース部17とを含む。これら各部は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。また、制御装置部20は、CPU21と、記憶部22と、プリンタ部23と、クロック24と、表示部25と、操作部26と、シリアル通信インタフェース部27と、イーサネット(登録商標)通信インタフェース部28とを含んでいる。これら各部もまた、システムバスBUSを介して相互に接続されている。
【0022】
[ネットワークスキャナ部]
ネットワークスキャナ部10のCPU11は、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作しており、少なくともアドレス解決処理と伝送処理(送信処理及び受信処理)とを行っている。このCPU11の具体的動作については後に詳しく述べる。記憶部12は、CPU11のワークメモリとして動作するRAM(Random Access Memory)と、CPU11の起動時等に参照されるROM(Read Only Memory)と、ハードディスクやNVRAM(不揮発性RAM)等、プログラムを保持する記憶デバイスと、を含んでいる。
【0023】
スキャナ部13は、CPU11から入力される指示に従って原稿をスキャンして画像データに変換し、当該画像データをCPU11に出力する。クロック14は、時計用チップを備え、時刻情報(年月日、時分秒の情報を)CPU11に出力している。このクロック14は、システム電源断時や停電時等に時刻情報が消滅しないようバックアップ用電源を具備し、装置の電源が切られている間も計時を行っている。
【0024】
表示部15は、ディスプレイであり、CPU11から入力される指示に従って情報を表示する。操作部16は、例えば表示部15に重ね合わせて配置された透明のタッチパネルであり、ユーザからの操作を受けて、当該操作の内容をCPU11に出力する。具体的にユーザは、この操作部16を用いて、スキャンの設定を行ったり、スキャン指示を行ったり、画像データの伝送先を指定したりする。
【0025】
シリアル通信インタフェース17は、IEEE1394インタフェースであり、CPU11から、伝送先となるIEEE1394のシリアルバスアドレスと伝送対象のデータとの入力を受けて、当該伝送先へIEEE1394ケーブルを介してシリアルバスアドレスと伝送対象のデータとを送信する。また、このシリアル通信インタフェース17は、IEEE1394ケーブルを介して到来した情報をCPU11に出力する。
【0026】
ここで、CPU11の具体的動作内容を説明する。CPU11は、既に述べたように、少なくともアドレス解決処理と伝送処理とを行っているので、それぞれについて分けて説明する。
【0027】
[アドレス解決処理]
CPU11は、予め、情報伝送システムで割り当てられている物理アドレス(ここではシリアルバスアドレスとしてのIEEE1394アドレス)に、IPアドレスとポート番号とを関連づけて、図2に示すようなARP(Address Resolution Protocol)テーブルとして記憶部12に格納して保持している。このARPテーブルは、例えば管理者によって予め設定されている。本実施の形態において特徴的なことは、各シリアル通信インタフェース部17及び27にそれぞれIPアドレスとして「129.249.11.2」と、「129.249.11.3」といった一つずつが設定されているときに、物理アドレスが、例えばシリアル通信インタフェース部17(129.249.11.2)について、ポート番号「1045」、「21」、「20」のそれぞれに対応して、「0xFFC0FFFFFF00415」、「0xFFC0FFFFFF00015」、「0xFFC0FFFFFF00014」と複数設定され、同様に、シリアル通信インタフェース部27についても、複数設定されていることである。
【0028】
ここでは、物理アドレスとしてIEEE1394アドレスを用いている。IEEE1394アドレスは、64ビットであり、16ビットのnode#ID(10ビットのbus#IDと、6ビットのphysical#ID)と、48ビット(初期メモリ空間、プライベート空間、レジスタ空間など)で構成される(詳細はIEEE Std 1394-1995を参照)。そこで上述のARPテーブルでは、前半16ビット「0xFFC0」や「0xFFC1」がIPアドレスに関連づけられ、後半48ビットがポート番号に関連づけられて定義されたものとしている。
【0029】
CPU11は、このARPテーブルを用いて、図3に示すアドレス解決処理を行う。CPU11は、アドレス解決の対象となるIPアドレス及びポート番号の入力を受けて、図3に示すアドレス解決処理を開始し、まず入力されたIPアドレス及びポート番号に対応する物理アドレスが記憶部12のARPテーブルに登録されているかを調べる(S1)。ここで対応する物理アドレスがARPテーブルに登録されていなければ(Noならば)、当該解決対象となるIPアドレスとポート番号とを含んでなるARPパケットを生成して送出する(S2)。このARPパケットは、解決対象となるIPアドレスが割り当てられているインタフェースで受け取られ、当該インタフェースを備えた装置において、アドレス解決処理され、その結果が返信されるようになっている。
【0030】
CPU11は、当該アドレス処理の結果を、予め設定された期間内に物理アドレスを受信したか否かを調べ(S3)、物理アドレスを受信していなければ(タイムアウトしたか、エラーが受信された場合、すなわちNoならば)、エラーを出力して(S4)、処理を終了する。一方、処理S3において、物理アドレスを受信していれば(Yesならば)、この受信した物理アドレスを解決結果として、解決対象となったIPアドレスとポート番号とを、当該解決結果の物理アドレスに関連づけてARPテーブルに登録する(S5)。そして、当該解決結果の物理アドレスを出力し(S6)、処理を終了する。
【0031】
また処理S1において、対応する物理アドレスがARPテーブルに登録されていれば、当該物理アドレスを解決結果として、処理S6に移行し、当該解決結果の物理アドレスを出力して処理を終了する。
【0032】
このアドレス解決処理を行うCPU11が本発明のアドレス変換手段を実現する。さらに、本実施の形態においては、CPU11は、IP over IEEE1394プロトコルで規定されるARP(Address Resolution Protocol)を実装したものとして、IPアドレスとポート番号とを含むARPリクエストを外部から受信すると、それに応答して、上述のアドレス解決処理を実行して、対応する物理アドレスを返信する。
【0033】
[伝送処理]
また、本実施の形態においては、CPU11は、操作部16を介して利用者からスキャンの指示と、スキャンした画像データを伝送する指示とを受けて、当該画像データを指示された伝送先へ伝送する処理を行う。ここでは一例として、図1に示したシステムにおいて、各シリアル通信インタフェース部17及び27にそれぞれIPアドレスとして「129.249.11.2」と、「129.249.11.3」といった一つずつが設定されているときに、スキャンした画像データをFTP(ポート番号21)によってネットワークスキャナ部10から制御装置部20へ伝送する場合について説明する。
【0034】
操作部16において利用者がスキャンの指示とともに、そのスキャンの結果である画像データを制御装置部20へFTPにて伝送する指示(伝送先IPアドレスが「129.249.11.3」、ポート番号「21」)を行うと、その操作の内容に応じてCPU11がスキャナ部13によって原稿をスキャンして、画像データを生成する。そして生成した画像データを伝送するために、CPU11が指定された伝送先IPアドレスが「129.249.11.3」及び、ポート番号「21」に基づきアドレス解決処理を実行する。すると、ARPテーブルにこれらのIPアドレス及びポート番号に対応付けて物理アドレス「0xFFC1FFFFFF00015」が設定されているので、この物理アドレスに対してシリアル通信インタフェース部17から画像データの送信を行う。
【0035】
この場合データの構造は、図4に示すように、物理アドレスを含むアドレス部(A)と伝送対象データを含むデータ部(D)とを含んだパケットとなる。また、アドレス部(A)は、本実施形態ではノードアドレスとしてのIPアドレスを反映した部分と、要素識別子としてのポート番号を反映した部分とを含んでいる。
【0036】
さらにシリアル通信インタフェース部17を介して、このデータが受信された場合、CPU11は、当該データのアドレス部をARPテーブルから検索し、そのIPアドレスとポート番号とを抽出する。そしてIPアドレスがシリアル通信インタフェース部17に割り当てられているものであれば、さらにポート番号を参照し、受信したデータを当該ポート番号に対応する情報伝送要素(上位層のFTPやHTTPなど)へ出力する。
【0037】
このように本実施の形態においては、ネットワーク上のノードアドレス情報であるIPアドレスだけでなく、ノード内の論理アドレス情報であるポート番号も含めて、IEEE1394のシリアルバスのアドレスに合成して変換するので、従来のTCP/IPレイヤにおけるポート番号の処理を代替でき、プロトコルのレイヤ間のオーバヘッドによる性能の劣化を防止することができる。
【0038】
またここでは、ネットワークスキャナ部10から送信(プッシュ)する場合を例として説明したが、制御装置部20から取得する(プル)ことで、ネットワークスキャナ部10から制御装置部20への送信を実現してもよい。
【0039】
さらにここではシリアル通信インタフェースとしてのIEEE1394インタフェースを用いているが、USBなど他のシリアルインタフェースやパラレルインタフェースなどの他のインタフェースを用いて実現してもよい。
【0040】
[制御装置部]
制御装置部20のCPU21は、記憶部22に格納されたプログラムに従って、アドレス解決処理と、伝送処理(送信処理及び受信処理)とを行っている。ここでアドレス解決処理は、シリアル通信インタフェース部27を介して伝送を行う場合と、イーサネット(登録商標)通信インタフェース部28を介して伝送を行う場合とで異なる処理を行うもので、ネットワークスキャナ部10のCPU11におけるアドレス解決処理と若干異なるので、後に詳しく説明する。
【0041】
記憶部22は、CPU21のワークメモリとして動作するRAMと、CPU21の起動時等に参照されるROMと、ハードディスクやNVRAM(不揮発性RAM)等、プログラムを保持する記憶デバイスと、を含んでなる。プリンタ部23は、CPU21から入力される指示に従って、画像データを印字する。
【0042】
クロック24は、時計用チップを備え、時刻情報(年月日、時分秒の情報を)CPU21に出力している。このクロック24は、システム電源断時や停電時等に時刻情報が消滅しないようバックアップ用電源を具備し、装置の電源が切られている間も計時を行っている。
【0043】
表示部25は、ディスプレイであり、CPU21から入力される指示に従って情報を表示する。操作部26は、例えば表示部25に重ね合わせて配置された透明のタッチパネルであり、ユーザからの操作を受けて、当該操作の内容をCPU21に出力する。具体的にユーザは、この操作部26を用いて、プリントの設定を行ったり、プリント指示を行ったり、画像データの伝送先を指定したりする。
【0044】
シリアル通信インタフェース27は、IEEE1394インタフェースであり、CPU21から、伝送先となるIEEE1394のシリアルバスアドレスと伝送対象のデータとの入力を受けて、当該伝送先へIEEE1394ケーブルを介してシリアルバスアドレスと伝送対象のデータとを送信する。また、このシリアル通信インタフェース27は、IEEE1394ケーブルを介して到来した情報をCPU21に出力する。イーサネット(登録商標)通信インタフェース28は、CPU21から伝送先の指定と伝送対象のデータとの入力を受けて、当該指定された伝送先へイーサネット(登録商標)を介して伝送対象のデータとを送信する。また、このイーサネット(登録商標)通信インタフェース28は、イーサネット(登録商標)ケーブルを介して到来した情報をCPU21に出力する。
【0045】
[アドレス解決処理]
ここで、CPU21におけるアドレス解決の処理について説明する。CPU21は、図5に示すように、IPアドレスとポート番号とに対応付けて、イーサネット(登録商標)通信インタフェース部28のそれぞれに固有の物理アドレス(MACアドレス)及び、シリアル通信インタフェース部17,27に割り当てられている物理アドレス(シリアルバスアドレス)を関連づけたARPテーブルを管理している。図5に示すARPテーブルにおいて、例えばイーサネット(登録商標)通信インタフェース部28にIPアドレス「129.249.10.2」が割り当てられているとすれば、これに対応するシリアルバスアドレスは存在しないので、テーブル上の対応する欄には、「0」が仮に登録されているとしている。この値は、物理アドレスとしてあり得ない値であればいかなるものでもよい。同様に、IPアドレス「129.249.11.2」が割り当てられている、シリアル通信インタフェース部17については、イーサネット(登録商標)カードにおけるMACアドレスが存在しないので、対応する欄は「0」が仮に登録されている。この値もまた、物理アドレスとしてあり得ない値であればいかなるものでもよい。
【0046】
なお、イーサネット(登録商標)通信インタフェース部28については、IPアドレス一つについてMACアドレスが一つ定まるので(イーサネット(登録商標)では、一つのインタフェースにIPアドレスやMACアドレスを複数割り当てることはできないので)、例えばイーサネット(登録商標)通信インタフェース部28のIPアドレス「129.249.10.2」については、ポート番号に関わらず、同一のMACアドレス「aaaa」が設定されているものとしている。
【0047】
CPU21は、アドレス解決の対象となったIPアドレスとポート番号との入力を受けて、図6に示す処理を開始し、まず入力されたIPアドレス及びポート番号に対応する物理アドレスが記憶部22の(図5に示した)ARPテーブルに登録されているかを調べる(S11)。ここで対応する物理アドレスがARPテーブルに登録されていなければ(Noならば)、図示しないルーティングテーブルを参照して、指定されたIPアドレスで特定される伝送先へ、シリアル通信インタフェース部27と、イーサネット(登録商標)通信インタフェース部28とのどちらを介して伝送すべきかを決定するルーティング処理を行う(S12)。このルーティングの処理は、広く知られているものであるので、詳しい説明を省略する。
【0048】
CPU21は、この処理S12において、シリアル通信インタフェース部27を介して伝送すべきと判断したときには、解決対象となるIPアドレスとポート番号とを含んでなるARPパケットを生成して、シリアル通信インタフェース部27を介して送出する(S13)。
【0049】
またCPU21は、処理S12においてイーサネット(登録商標)通信インタフェース部28を介して伝送すべきと判断したときには、解決対象となるIPアドレスを含んでなるARPパケットを生成して、イーサネット(登録商標)通信インタフェース部28を介して送出する(S14)。
【0050】
これらのARPパケットは、解決対象となるIPアドレスが割り当てられているインタフェースで受け取られ、当該インタフェースを備えた装置において、アドレス解決処理され、その結果が返信されるようになっている。
【0051】
CPU21は、当該アドレス処理の結果を、予め設定された期間内に物理アドレスを受信したか否かを調べ(S15)、物理アドレスを受信していなければ(タイムアウトしたか、エラーが受信された場合、すなわちNoならば)、エラーを出力して(S16)、処理を終了する。一方、処理S3において、物理アドレスが受信していれば(Yesならば)、この受信した物理アドレスを解決結果として、解決対象となったIPアドレスとポート番号とを、当該解決結果の物理アドレスに関連づけてARPテーブルに登録する(S17)。そして、当該解決結果の物理アドレスを出力し(S18)、処理を終了する。
【0052】
また処理S11において、対応する物理アドレスがARPテーブルに登録されていれば、当該物理アドレスを解決結果として、処理S18に移行し、当該解決結果の物理アドレスを出力して処理を終了する。
【0053】
[伝送処理]
従ってCPU21が行う伝送処理は、CPU11におけるものとほぼ同様のものであるが、伝送先となったIPアドレス及びポート番号に基づくアドレス解決処理によって、シリアル通信インタフェース部27を介して伝送すべきと判断されたときには、当該アドレス解決処理で得られた物理アドレスに対して伝送対象となった画像データ等を伝送する。
【0054】
また、アドレス解決処理によって、イーサネット(登録商標)通信インタフェース部28を介して伝送すべきと判断されたときには、伝送対象となった画像データに基づいてポート番号を含んだTCPパケットを生成し、これをアドレス解決処理で得られた物理アドレスに対して伝送する。すなわち、CPU21は、本発明の第2通信インタフェースとしてのイーサネット(登録商標)通信インタフェース部28を介して伝送すると決定されたときには、伝送対象データの伝送先となった情報伝送装置を表すIPアドレス(ノードアドレス)を、第2通信インタフェースの物理アドレスに変換し、当該変換された物理アドレスに対して、要素識別子としてのポート番号とともに、データを送信する。
【0055】
この場合データの構造は、図4に示したものと同様に、物理アドレスを含むアドレス部(A)と伝送対象データを含むデータ部(D)とを含んだパケットとなる。
【0056】
さらにシリアル通信インタフェース部27を介して、このデータが受信された場合、CPU21は、当該データのアドレス部をARPテーブルから検索し、そのIPアドレスとポート番号とを抽出する。そしてIPアドレスがシリアル通信インタフェース部27に割り当てられているものであれば、さらにポート番号を参照し、受信したデータを当該ポート番号に対応する情報伝送要素(上位層のFTPやHTTPなど)へ出力する。
【0057】
また、イーサネット(登録商標)通信インタフェース部28を介して伝送されるデータは、一般的なTCP/IPのパケットとなり、その受信処理は、従来と同様のものであるので、詳細な説明を省略する。
【0058】
このように、本実施の形態によれば、複数の通信インタフェースが存在する場合でも、同様にしてアドレス解決をし、通信インタフェースを決定し、適切にデータを伝送するので、通信インタフェースの区別を意識する必要はない。また、IEEE1394の場合のようにノードアドレスとしてのIPアドレスと、要素識別子としてのポート番号と、を含んだ物理アドレスを設定できる場合は、そのインタフェースを介して行われる通信について、プロトコルのレイヤ間のオーバヘッドによる性能の劣化を防止することができる。
【0059】
[パーソナルコンピュータ]
パーソナルコンピュータ2は、イーサネット(登録商標)によるネットワークを介して制御装置部20のイーサネット(登録商標)通信インタフェース部28に接続されており、従来と同様にTCP/IPプロトコルを用いて、制御装置部20との間で情報の伝送を行っている。
【0060】
[アドレス指定の例]
なお、本実施の形態においては、制御装置部20のイーサネット(登録商標)通信インタフェース部28にIPアドレスとして、129.249.10.2が割当てられている場合、http://129.249.10.2/ippとして伝送先と伝送方法(IPP;Internet Printing Protocol、詳細はRFC2565,RFC2566などを参照)とを指定できるようにしておくことも好ましい。すなわち、制御装置部20のCPU21は、HTTPD(HTTPサーバ)としての処理を行っており、このアクセスを受けて、伝送先として指定されたhttp://129.249.10.2/ippから、「ipp」の部分を参照して、IPPを用いて印刷を行うものと判断することとなる。
【0061】
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係る情報伝送システムの動作について、ネットワークスキャナ部10でスキャンした画像データを制御装置部20へ伝送する場合を例として説明する。利用者が例えばネットワークスキャナ部10の操作部16において、スキャナ部13にセットした原稿をスキャンして画像データに変換する指示を行い、さらに、プリンタ部23を備えた制御装置部20に対して「http://129.249.11.3/ipp」としてアクセスを行う。ここで制御装置部20のシリアル通信インタフェース部27には、「129.249.11.3」のIPアドレスが割り当てられているものとする。
【0062】
この要求は、「129.249.11.3」に対するHTTP(ポート番号「80」)のデータとして処理され、CPU11がARPテーブルを参照して、IPアドレス「129.249.11.3」、ポート番号「80」に対応付けて登録されたシリアルバスアドレスとともに、当該要求がシリアル通信インタフェース部17を介して送出される。この要求は、制御装置部20側のシリアル通信インタフェース部27にて受信され、CPU21が指定されたシリアルバスアドレスからIPアドレス「129.249.11.3」及びポート番号「80」を抽出して、当該IPアドレスがシリアル通信インタフェース部27に割り当てられたものであるので、ポート番号「80」に相当する上位層としてHTTPサーバ(HTTPD)へ要求を出力することになる。
【0063】
本実施の形態では、CPU21によるHTTPDは、要求「http://129.249.11.3/ipp」を、IPPによりデータを取得して印刷する指示と解して、ネットワークスキャナ部10のシリアル通信インタフェース部17に割り当てられたIPアドレスと、IPPのポート番号(例えば「1045」)とに対応付けてARPテーブルに登録された物理アドレスで画像データの伝送を行うよう要求する。
【0064】
そしてCPU11が、IPアドレス「129.249.11.3」、ポート番号「1045」に対応するシリアルバスアドレスとともに、画像データを伝送する。この画像データは、CPU21によって取得されて、IPアドレス「129.249.11.3」及び、ポート番号「1045」が、当該シリアルバスアドレスから抽出され、画像データは、ポート番号「1045」に対応する上位層、この場合はIPPに出力される。そしてCPU21は、IPPの処理として当該画像データを処理し、プリンタ部23にて画像データの印刷を実行する。
【0065】
[変形例]
ここまでの説明では、図1に示したように、制御装置部20がシリアル通信インタフェース(IEEE1394インタフェース)と、イーサネット(登録商標)のインタフェースとを有し、ネットワークスキャナ部10と制御装置部20とがIEEE1394インタフェースを介して接続され、制御装置部20とパーソナルコンピュータ2とがイーサネット(登録商標)を介して接続されているとして説明したが、図7に示すように、ネットワークスキャナ部10がIEEE1394インタフェースと、イーサネット(登録商標)のインタフェースとを有し、このネットワークスキャナ部10とパーソナルコンピュータ2とがイーサネット(登録商標)を介して接続され、ネットワークスキャナ部10と制御装置部20とがIEEE1394インタフェースを介して接続されるようになっていてもよい。
【0066】
この場合、ネットワークスキャナ部10は、スキャンによって得られた画像データの伝送先として、利用者から制御装置部20のIEEE1394インタフェースに割り当てられたIPアドレス(例えば「129.249.11.3」)の入力を受けて、それに対してIPP(ポート番号「1045」)にて画像データの伝送をするよう要求されたとすると、ネットワークスキャナ部10のCPU11は、当該入力されたIPアドレスにより、IEEE1394インタフェースを介して伝送すると決定し、当該IPアドレスとポート番号「1045」とに関連づけてARPテーブルに登録されている物理アドレスを参照して、その物理アドレスに対してIEEE1394インタフェースを介して画像データを伝送することとなる。
【0067】
一方、スキャンによって得られた画像データの伝送先として、利用者からパーソナルコンピュータ2のイーサネット(登録商標)インタフェースに割り当てられたIPアドレス(例えば「129.249.10.1」)に対してFTP(ポート番号「21」)で伝送するよう要求されたとすると、ネットワークスキャナ部10のCPU11は、当該入力されたIPアドレスからイーサネット(登録商標)を介して伝送すると決定し、画像データに基づくTCPパケットを生成し、このTCPパケットからさらにIPパケットを生成する。そして、入力されたIPアドレスとポート番号「21」とに関連づけてARPテーブルに登録されている物理アドレスを参照し、当該物理アドレスに示されるインタフェースへ、イーサネット(登録商標)を介して、生成したIPパケットを伝送する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る情報伝送システムの構成ブロック図である。
【図2】 記憶部12に保持されたARPテーブルの一例を表す説明図である。
【図3】 CPU11によるアドレス解決処理の一例を表すフローチャート図である。
【図4】 シリアル通信インタフェースを介して伝送されるデータ構造の一例を表す説明図である。
【図5】 記憶部22に保持されたARPテーブルの一例を表す説明図である。
【図6】 CPU21によるアドレス解決処理の一例を表すフローチャート図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係る情報伝送システムの別の構成例を表す構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 複合機、2 パーソナルコンピュータ、10 ネットワークスキャナ部、11,21 CPU、12,22 記憶部、13 スキャナ部、14,24 クロック、15,25 表示部、16,26 操作部、17,27 シリアル通信インタフェース部、20 制御装置部、23 プリンタ部、28 イーサネット(登録商標)通信インタフェース。
Claims (1)
- それぞれに互いに異なるノードアドレスが割り当てられている、第1の情報伝送装置と第2の情報伝送装置とを含む情報伝送システムであって、
前記各情報伝送装置は、それぞれ、
情報伝送を行う情報伝送要素であって、各情報伝送要素ごとに要素識別子の割り当てられた情報伝送要素と、
少なくとも一つの互いに異なる物理アドレスが割り当てられている通信インタフェースと、
を有し、
前記第1の情報伝送装置は、さらに、
情報の伝送先となる第2の情報伝送装置のノードアドレスと、第2の情報伝送装置内の情報伝送要素を特定する要素識別子との入力を、前記情報伝送要素から受けて、当該ノードアドレス及び要素識別子に基づき、第2の情報伝送装置の通信インタフェースの物理アドレスの内、いずれかに合成変換する手段と、
当該合成変換により得られた物理アドレスを、伝送対象の情報に付して送信する手段と、
を含み、
前記第2の情報伝送装置は、さらに、
前記第1の情報伝送装置から物理アドレスと、伝送対象の情報とを受信し、当該物理アドレスから要素識別子を抽出する手段と、
前記抽出した要素識別子に対応する情報伝送要素に対して、前記受信した伝送対象の情報を出力する手段と、
を含み、
通信インターフェースとしてIEEE1394インターフェースのようなシリアル伝送回路を有する情報伝送システム。
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