JP4031146B2 - 表示素子の修正装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば液晶表示素子に具わる透明導電膜や透明絶縁膜に欠陥があった場合のその修正に好適な表示素子の修正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば液晶表示装置では、透明導電膜が配線(配線には電極も含む)材料として多用されている。透明導電膜として、典型的には、ITO(酸化インジウム。ただし、錫を含むことが多い)が用いられている。錫を含む方が、含まない場合に比べて、光透過率および電気伝導度共に良好になるからである。
【0003】
また、表示装置では透明絶縁膜が画素電極の下地膜などとして用いられている。
表示装置を製造するに当たり、スパッタ法等の好適な方法で、基板上に透明絶縁膜や透明導電膜が形成される。これら膜は必要に応じ、所定形状(例えば透明導電膜であれば配線の形状)にパターニングされる。
【0004】
これら透明導電膜からなる配線や、透明絶縁膜は、欠陥(例えば欠損部分)が無いことが好ましいが、欠陥を有することもある。欠陥、例えば欠損部分がある場合、この欠損部分に透明絶縁膜または透明導電膜を形成して、欠陥を修正できれば、好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
配線パターンが大きい場合なら、透明導電膜からなる配線の欠損部分のみ露出するマスクを試料上に置いて、該マスクを介して、新たな透明導電膜をスパッタ法などの好適な方法で試料上に形成することで、配線の欠陥を修正することができる。透明絶縁膜の欠損部分も同様である。
【0006】
しかし、液晶表示装置をはじめとする近年の表示装置では、配線等はますます微細化されているため、マスクを用いる上記方法の採用は困難である。かといって、マスクレスで、透明導電膜の欠損部分に透明導電膜を堆積すること、および、透明絶縁膜の欠損部分に透明絶縁膜を堆積すること双方を、実施できる装置は、本願出願人の知る限り、現在のところ、実現されていない。
【0007】
この発明はこの様な点に鑑みなされたものであり、従って、この発明の目的は、マスクレスで、表示素子用基板における透明導電膜の欠損部分に透明導電膜を堆積すること、および、透明絶縁膜の欠損部分に透明絶縁膜を堆積すること双方を、実施できる装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的の達成を図るため、表示素子の修正装置の発明によれば、配線の少なくとも一部に透明導電膜を用い、絶縁膜の少なくとも一部に透明絶縁膜を用いている表示素子用基板を収容でき、真空雰囲気を形成できおよびエネルギービームを走行できる処理室と、エネルギービームを発するエネルギービーム源と、処理室内を排気する排気部と、透明導電膜形成用ガスを処理室に供給する第1のガス供給手段と、透明絶縁膜形成用ガスを前記処理室に供給する第2のガス供給手段と、表示素子用基板の所定部分に透明導電膜を堆積させる場合は透明導電膜形成用ガスをこの所定部分に供給した状態でこの所定部分にエネルギービームを照射する処理を実行し、また、基板の所定部分に透明絶縁膜を堆積させる場合は透明絶縁膜形成用ガスをこの所定部分に供給した状態で該所定部分にエネルギービームを照射する処理を実行する様に、エネルギービーム源、対応するガス供給手段を制御する制御部とを含むことを特徴とする。
【0009】
この発明の表示素子の修正装置によれば、透明絶縁膜形成用ガスおよびエネルギービームを用いることで、表示素子用基板の所望の領域にマスクレスで透明絶縁膜を堆積できる。また、透明導電膜形成用ガスおよびエネルギービームを用いることで、表示素子用基板の所望の領域にマスクレスで透明導電膜を堆積できる。従って、マスクレスで、表示素子用基板における透明導電膜の欠損部分に透明導電膜を堆積すること、および、透明絶縁膜の欠損部分に透明絶縁膜を堆積すること双方を、実施することができる。
【0010】
なお、この修正装置の発明を実施するに当たり、酸化性ガスを供給する第3のガス供給手段を具えるのが好適である。酸化性ガスを用いることにより、透明導電膜に含ませる酸素の量を調整することができる。このように酸素の量を調整できると、透明導電膜の導電率と透過率を調整することができるので、好ましい。また、酸化性ガスを用いると、形成しようとする透明絶縁膜中に炭素が含まれるのを防止または低減できるので、好ましい。透明絶縁膜として、典型的には、シリコン系薄膜、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜が用いられる。このようなシリコン系薄膜の場合、これに炭素が含まれる程、光透過率が低下し、絶縁抵抗が低下することが知られている。このようなとき、酸化性ガスを用いると、堆積させようとする透明絶縁膜中に取り込まれる恐れのある炭素を酸化物の形、例えば一酸化炭素や二酸化炭素の形に変えることができる。このような酸化物は、処理室に接続されている排気部によって処理室外部に除去される。そのため、堆積させようとする透明絶縁膜に炭素が取り込まれる恐れを低減することができる。
【0011】
酸化性ガスを用いる場合の供給量自体は、透明導電膜や透明絶縁膜に要求される仕様(光透過率や導電率など)に応じて実験的または理論的に決めるのが良い。
また、用い得るエネルギービームとして、イオンビーム、レーザビームまたは電子ビームを挙げることができる。微細な領域に透明導電膜や透明絶縁膜を堆積させ易いという点で、イオンビームおよび電子ビームは特に好ましい。然も、イオンビームおよび電子ビームは、透明導電膜や透明絶縁膜の所望部分を除去する手段としても利用できるという利点を得ることもできる。
【0012】
エネルギービームとして、イオンビームを用いる場合、任意好適なイオン種のビームを用いることができる。しかし、好ましくは、イオン種をガリウムとしたイオンビームを用いるのが良い。ガリウムは融点が低い材料であるため、イオン源の設計が容易となる等の利点がある。また、シリコンイオンも好ましい。シリコンイオンは、試料がシリコンを用いた半導体素子を含む場合、該素子に対して不純物になりにくいからである。
【0013】
また、エネルギービームとして、イオンビームを用いる場合、イオンビームに由来のイオンが透明導電膜や透明絶縁膜に注入されるのを低減するためのイオン阻止ガスを供給する第4のガス供給手段を具えるのが好適である。
イオン阻止ガスとして、ハロゲンガス、ハロゲン化水素ガスおよびハロゲンを含む物質のガスから選ばれる1種のガスまたは2種以上のガスの混合ガスを用いるのが良い。こうした方が良い理由は次の通りである。
【0014】
例えば、イオン源としてガリウムを用いたFIB装置でガラス基板をエッチングする場合、このガラス基板中にガリウムが取り込まれる現象が起こることが知られている。この事実から推測すると、イオンビームを用いて透明導電膜や透明絶縁膜を堆積させると、イオンビームを構成するいずれの種類のイオン種もこの膜や試料中に取り込まれるおそれがある。透明導電膜や透明絶縁膜中にイオンが取り込まれると、該イオンによって該透明導電膜や透明絶縁膜の透過率は低下する。そこで、この発明の好適例の様に、イオン阻止ガスを併用すると、透明導電膜や透明絶縁膜中に取り込まれる恐れがあるイオンを、ハロゲンと反応させて化合物に変えることができる。例えばガリウムイオンはGaX2(Xはハロゲン原子)等の化合物に変わる。この化合物は、処理室に接続されている排気部によって、処理室外部に排気される。そのため、不要なイオンが透明導電膜や透明絶縁膜中に取り込まれる恐れを低減できる。
【0015】
イオン阻止ガスとしてのハロゲンガスは、例えば、塩素ガス、ヨウ素ガス、臭素ガスおよびフッ素ガスから選ばれる1種のガスまたは2種以上のガスの混合ガスが良い。ハロゲン化水素ガスとして、上記例示のハロゲンガスを水素化したガスを挙げることができる。より好ましくはヨウ素ガスまたはヨウ素の水素化ガスが良い。これは、ヨウ素を含む場合、ガラス(表示装置などの基板として多用される)を損傷する程度が少ないので、基板の透過率等の変動を生じさせないからである。
【0016】
イオン阻止ガスの供給量は、堆積される透明導電膜にイオンビームのイオンが含まれるのを防止または低減できる量でかつ必要最小限の量が良い。ただし、処理室内の真空度が悪くなると(例えば5×10-5Torrより悪くなると)イオンビーム自体の走行ができなくなるので、処理室の真空度を考慮して、イオン阻止ガスの供給量を決めるのが良い。この供給量は、具体的には、実験的または理論的に決めることができる。
【0017】
また、この修正装置の発明を実施するに当たり、表示素子用基板上の透明導電膜の欠陥および透明絶縁膜の欠陥の双方または一方を検出する欠陥検出部として、表示素子用基板に電気信号を印加する電気信号印加部と表示素子用基板を観察するためのエミッション顕微鏡とを含むこと構成とするのが好適である。
透明導電膜や透明絶縁膜はそれ自体が透明であるため、その欠陥部分は光学顕微鏡では検出できない。これに対しこの好適例の欠陥検出部によれば、基板に電気信号を印加できるので、欠陥部分などに例えばリーク電流などを生じさせることができる。従って、基板上に熱分布を生じさせることができる。このような熱分布はエミッション顕微鏡により画像の形で検出できるので、欠陥検出が可能になる。
【0018】
また、この修正装置の発明を実施するに当たり、透明導電膜および透明絶縁膜のいずれか一方または双方の所定部分を選択的に除去する手段を含む構成とするのが好適である。透明導電膜や透明絶縁膜の欠陥を修正するに当たり、修正箇所を修正がし易い様に広げる等の加工が必要な場合もある。または、欠陥として、透明導電膜や透明絶縁膜が不要な部分に残存する欠陥もある。このようなとき、この好適例の様に、除去手段を設けておくと、上記の修正個所を広げる加工や不要な部分を除去する加工を容易に行えるので、好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の表示素子の修正装置の実施の形態について説明する。なお、以下の説明に用いる各図はこの発明を理解出来る程度に各構成成分を概略的に示してあるにすぎない。また、各図において同様な構成成分については同一の符号を付すと共にその重複する説明を省略することもある。
【0020】
図1は、表示素子の修正装置を構成する集束イオンビーム(FIB)装置10を説明するための、装置の概略的な構成図である。
このFIB装置10は、処理室11、イオンビーム供給部13、排気部15、ガス供給部17、試料ステージ19、欠陥検出部21、2次荷電粒子検出部22、画像形成装置23および制御部25を具える。
【0021】
なお、図1では、試料ステージ19上に試料27、例えば、透明導電膜や透明絶縁膜が形成された表示素子用基板27を置いた状態を示してある。
処理室11は、その内部に真空雰囲気を形成できると共に、イオンビーム29が走行でき、然も、試料27を出し入れできる室である。この実施の形態の場合の処理室11は、試料ステージ19等を収容する第1室部分11aと、イオンビーム供給部13等を収容していて筒状の形状を持つ第2室部分11bとで構成してある。
【0022】
イオンビーム供給部13は、試料27に対し、イオンビーム29を、所望のビーム径をもつ集束イオンビームの状態で供給する。然も、試料27の任意の位置にイオンビーム29を照射でき、かつ、試料27の任意の領域に対しイオンビーム29を走査できる。そのため、この構成例のイオンビーム供給部13は、イオン源13a、引き出し電極13b、ブランキング電極13c、走査電極13dおよび対物レンズ13eを具えていて、周知の通り、この順で第2室部分11b内に配置されている。
【0023】
イオン源13aは、試料27に照射するためのイオンを発生する。このイオン源13aは、処理室11の第2室部分11bの頂部付近に設けてある。このイオン源13aは、1種類のイオンを発生するイオン源でも良く、2種類以上のイオンを発生してそれらのうちの任意の1種を選択的に取り出すことができるイオン源でも良い。ガリウムイオンは、ガリウム自体が融点が低い等の理由からイオン源を設計し易いため、特に好ましい。また、シリコンイオンも好ましい。なぜなら、シリコンイオンは、シリコン半導体に対して不純物となりにくいからである。
【0024】
引き出し電極13bは、イオン源13aで発生されたイオンを試料27の側に引き出す。
ブランキング電極13cは、試料27へのイオンビーム29の照射を停止したいときに使用される電極である。具体的には、試料27に向かうイオンビーム29を試料27に向かう方向とは異なる方向に向けることができ、これにより、試料27へのイオンビーム29の照射を停止する。
【0025】
走査電極13dは、イオンビーム29を、試料27上を、走査させる。対物レンズ13eは、イオンビーム29を集束させる。
また、排気部15は、処理室11内を所望の真空度の真空状態にするもので、任意好適な真空ポンプで構成してある。図1に示す構成例ではこの排気部15を第1室部分11aに接続してある。
【0026】
ガス供給部17は、この実施の形態の場合、透明導電膜形成用ガスを処理室11に供給する第1のガス供給手段17aと、透明絶縁膜形成用ガスを処理室11に供給する第2のガス供給手段17bとを含む。さらに、この実施の形態の場合、酸化性ガスを供給する第3のガス供給手段17cと、イオン阻止ガスを供給する第4のガス供給手段17dとを含む。さらに、これら第1〜第4のガス供給手段からのガスを、試料27の所定の限られた領域(例えば試料の欠陥修正領域)に供給する(吹き付ける)ためのガス銃17eを含む。さらに、第1〜第4のガス供給手段の出力側にそれぞれ設置され、各ガス流量を調整するための流量コントローラ17fを、含む。
【0027】
なお、ガス銃17eは、図1の構成例では、第1室部分11aに設けられていて、試料27に向けて設置されている。ただし、図1の構成例ではガス銃が1つの例を示しているが、この例に限られない。例えば、第1〜第4のガス供給手段毎にガス銃を設けても良い。
これら第1〜第4のガス供給手段17a〜17d自体は、用いるガスの種類に応じた任意好適な構成とする。すなわち、用いるガスのガス源がそもそも気体であるなら、ガス供給手段は、例えば、図示は省略するが、ガスを充填したボンベ、流量を制御するコントロールバルブ、真空ゲージ、バッファなどを具えた構成とすることができる。また、用いるガスのガス源がそもそも液体または固体であって然もこのガス源を加熱する必要がある場合は、ガス供給手段は、ガス源を加熱する手段や、流量をコントロールする手段などを具えた構成(図示せず)とすることができる。
【0028】
なお、第1〜第4のガス供給手段17a〜17dそれぞれで用いるガスについては、後述する。
試料ステージ19は、試料27を載せると共に、試料27をx、yおよびzの三方向上の任意の位置に移動することができるステージである。ここで、z方向とはイオン源13aと試料ステージ19とを結ぶ線分に沿う方向であり、x、y方向とは、このz方向に垂直な平面を構成する互いに直交する方向である。このxy平面が試料27の搭載面となっている。
【0029】
欠陥検出部21は、この場合、試料に電気信号を印加する電気信号印加部21aと、試料を観察するためのエミッション顕微鏡21bとを含む構成としてある。電気信号印加部21aは、試料上に熱分布が生じる程度に試料上の透明導電膜からなる配線に電気信号を印加するものである。エミッション顕微鏡21bは、電気信号印加部21aによって試料上に形成された熱分布を観察する。この観察結果から、透明導電膜や透明絶縁膜に生じている欠陥を検出できる。
【0030】
2次荷電粒子検出器22は、試料27にイオンビーム29を照射したとき、試料27から出る2次電子または2次イオンを受けて、その強度を電流の強弱に変換して画像形成装置(例えば走査型イオン顕微鏡(SIM))23に出力する。この2次荷電粒子検出器22は、第1室部分11a内の、かつ、2次荷電粒子を受けるのに最適な位置に、設けてある。
【0031】
画像形成装置23は、試料27のイオンビームが照射された各点での2次荷電粒子放出能に応じた像を形成して表示部23aに表示する。従って、このFIB装置10をSIMとして利用できる。
これらエミッション顕微鏡21b、2次荷電粒子検出器22および画像形成装置23自体の構造は周知であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0032】
制御部25は、処理室11、イオンビーム供給部13、排気部15、ガス供給部17、試料ステージ19、欠陥検出部21、2次荷電粒子検出器22および画像形成装置23それぞれが、所定の動作をするように、これらを制御する。この制御部25は、例えばコンピュータと適正位置に設けたセンサと電子回路とを含む装置で構成することができる。特に、この場合の制御部25は、処理室11内を排気した後、処理室11内に第1のガスまたは第2のガスを導入した状態で、試料27の欠陥領域に前記イオンビーム29を照射する等の所定の処理を、実行するように、処理室11、イオンビーム供給部13、排気部15およびガス供給部17を制御する。
【0033】
このような制御は、例えば、真空度、イオンビーム強度、第1〜第4のガスの流量などの適正範囲を予め例えば実験的に調べておいて、制御部25がこれらパラメータを真空計や流量計等で監視し、かつ、予め定めた手順に従う動作を制御することで実現できる。
次に、この表示素子の修正装置の理解を深めるために、表示素子用基板に生じた欠陥を修正する例をいくつか説明する。この説明を図1〜図4を参照して行う。なお、図2は、表示素子用基板30の一例を示した断面図である。
【0034】
この表示素子用基板30は、ガラス基板31と、この基板上に形成されたいわゆる逆スタガー型の薄膜トランジスタ(TFT)33と、ガラス基板31上に形成された透明絶縁膜としてのシリコン系薄膜35と、この薄膜35上に形成されかつTFT33に接続され透明導電膜からなるる画素電極37とを具えている。
TFT33は、周知の様に、ゲート電極33a、ドレイン電極33b、ソース電極33cおよび半導体層33dを含む。シリコン系薄膜35の一部がゲート絶縁膜として利用されている。
【0035】
この表示素子用基板30は、液晶表示素子の一方の基板に当たる。この表示素子用基板30は、画素電極37の一部に欠損部分Pが生じ、また、シリコン系薄膜35の一部に欠損部分Qが生じている。このような基板30の各欠損部分P、Qを、以下の様に修正する。図3は、欠損部分Pの修正手順を説明する図である。
【0036】
はじめに、試料ステージ19上に、基板30を置く(図3(A))。次に、処理室11内を所定の真空度になるように排気部15により排気する。これに限られないが、好ましくは、10-5Torr以上の高真空状態になるよう排気する。
次に、この場合は、透明導電膜形成用ガス、さらに、必要に応じ、酸化性ガス及び又はイオン阻止ガスを、ガス銃17eを介して欠損部分Pを含む領域に供給する(吹き付ける)。
【0037】
透明導電膜形成用ガスとして任意好適なガスを用いることができる。典型的には、インジウム化合物のガスおよび錫化合物のガスを共に供給する。これらガスの混合比は、形成する透明導電膜の仕様を考慮して、実験的、または理論的に決めれば良い。これに限られないが、前記混合比を、インジウムの重量に対する錫の重量が2%以上で15%以下となるような混合比とするのが良い。前記混合比が2%未満であると、透明導電膜の導電率が低くなり実用的な使用が困難になり、15%より多くなると透明導電膜の可視光に対する透過率が低くなり実用的に使用できなくなるからである。
【0038】
インジウム化合物のガスとして、任意好適なガスを用いることができる。例えば、下記(1)式で表される化合物、下記(2)式で表される化合物および下記(3)式で表される化合物それぞれは、市販されていて入手が容易であるので、これら化合物から選ばれる1種の化合物のガスまたは2種以上の化合物のガスの混合ガスは、この発明で用いるインジウム化合物のガスとして好ましいと推定される。なお、(1)式、(2)式および(3)式中のRは、アルキル基であり、(1)〜(3)式で同じでも異なっても良い。
【0039】
このようなインジウム化合物のより具体的な例として、In(C5723:トリアセチルアセトインジウムを挙げることができる。
また、錫化合物のガスとして、任意好適なガスを用いることができる。例えば、下記(4)式で表される化合物、下記(5)式で表される化合物、下記(6)式で表される化合物、下記(7)式で表される化合物および下記(8)式で表される化合物それぞれは、市販されていて入手が容易であるので、これら化合物から選ばれる1種の化合物のガスまたは2種以上の化合物のガスの混合ガスは、この発明で用いる錫化合物のガスとして好ましいと推定される。なお、(4)式〜(8)式中のRは、アルキル基であり、(4)式〜(8)式で同じでも、一部同じでも、全部異なっても良い。
【0040】
このような錫化合物のより具体的な例として、Sn(C49O)4:テトラターシャリーブトキシ錫を挙げることができる。
【0041】
【化1】
Figure 0004031146
【0042】
上述の様に透明導電膜形成用ガス等を供給した状態で、欠損部分Pを含む所定領域を、イオンビーム29で走査する(図3(A))。この走査の結果、この所定領域に、透明導電膜(ITO)37xが堆積する(図3(B))。この透明導電膜37xの膜厚は、たとえばイオンビームの走査回数などにより管理することができる。従って、イオンビームの走査回数と薄膜の膜厚との関係を予め実験などで求めておき、このデータを制御部25のメモリ(図示せず)に記憶させておいて、このデータに基づいて膜厚を制御することができる。
【0043】
また、透明導電膜37xの組成は、主として、インジウム化合物のガス、錫化合物のガス、酸化性ガスおよびイオン阻止ガスの混合比や、処理室11の真空度により制御することが出来る。従って、これら混合比や真空度に関するデータを予め求めておいて、これらデータに基づいて、透明導電膜の組成を所望の組成に制御するのが良い。
【0044】
なお、酸化性ガスとして、酸素、オゾンおよび水蒸気から選ばれる1種のガス、または、2種以上のガスの混合ガスを用いることができる。これらのガスは、入手および管理が容易だからである。
また、イオン阻止ガスとして、ハロゲンガス、ハロゲン化水素ガスおよびハロゲンを含む物質のガスから選ばれる1種のガスまたは2種以上のガスの混合ガスを用いることができる。
【0045】
次に、図4を参照して、欠損部分Qを修正する手順の一例を説明する。
先ず、欠損部分Q周辺の不要なITO膜37を除去する。そのため、欠損部分Q周辺をイオンビーム29で走査して、該不要部分をエッチングする(図4(A)、(B))。このとき、エッチング補助ガスを欠損部分Q付近に供給しても良い。
【0046】
次に、シリコン系薄膜35に生じている穴欠陥を絶縁膜で埋める。そのため、欠損部分Q付近に透明絶縁膜形成用ガスをガス銃17eを介して供給する(吹き付ける)。この際、必要に応じ、酸化性ガス及び又はイオン阻止ガスを、ガス銃17eを介して欠損部分Q付近に供給する(吹き付ける)。
透明絶縁膜形成用ガスとして任意好適なガスを用いることができる。典型的には、酸素原子および窒素原子の双方またはいずれか一方と、シリコン原子とを含むガスを用いることができる。または、酸素原子および窒素原子を積極的には含まず、シリコン原子を含むガス(シラン等)を用いても良い。しかし、第1のガスとして、前者のガス、すなわち、酸素原子および窒素原子の双方またはいずれか一方と、シリコン原子とを含むガスを用いるのが好ましい。こうした方が、FIB装置によりシリコン系薄膜を形成し易いと考えられるからである。
【0047】
透明絶縁膜形成用ガスとして、シリコン原子と酸素原子とを含むガスを用いた場合、欠損部分Qに、酸化シリコン系の薄膜を堆積させることができる。また、透明絶縁膜形成用ガスとして、シリコン原子と窒素原子とを含むガスを用いた場合欠損部分Qに、窒化シリコン系の薄膜を堆積させることができる。また、透明絶縁膜形成用ガスとして、シリコン原子と酸素原子と窒素原子とを含むガスを用いた場合、欠損部分Qに、酸窒化シリコン系の薄膜を堆積させることができる。
【0048】
シリコン原子と酸素原子とを含むガスとして、下記の(a)式で示される化合物のガスから選ばれた1種のガスまたは2種以上のガスの混合ガスを挙げることができる。
【0049】
【化2】
Figure 0004031146
【0050】
具体的には、例えば、テトラエチルオルソシリケート(TEOS)のガス、テトラメトキシシラン(TMOS)のガスおよびテトラプロポキシシラン(TPOS)のガスから選ばれた1種のガス、または、2種以上のガスの混合ガスを用いることが出来る。これらのガス中でも、TEOSは、特に好ましい。TEOSは、ガス化が容易、形成した膜の段差被覆性が良い等、工業的に使用し易い材料だからである。
【0051】
透明絶縁膜形成用ガス、酸化性ガス等の混合比は、形成する透明絶縁膜に要求される透過率などを考慮して、実験的、または理論的に決めれば良い。
上述の様に透明絶縁膜形成用ガス等を供給した状態で、欠損部分Qを含む所定領域を、イオンビーム29で走査する(図4(C))。この走査の結果、この所定領域に、透明絶縁膜35xが堆積する(図4(C))。この透明絶縁膜35xの膜厚は、シリコン系薄膜35の膜厚と同じであるのが好ましい。この膜厚は、例えばイオンビームの走査回数などにより管理することができる。従って、イオンビームの走査回数と薄膜の膜厚との関係を予め実験などで求めておき、このデータを制御部25のメモリ(図示せず)に記憶させておいて、このデータに基づいて膜厚を制御することができる。
【0052】
また、透明絶縁膜35xの組成は、主として、透明絶縁膜形成用ガスの組成、さらには、酸化性ガスおよびイオン阻止ガスの混合比や、処理室11の真空度により制御することが出来る。従って、これら混合比や真空度に関するデータを予め求めておいて、これらデータに基づいて、透明絶縁膜の組成を所望の組成に制御するのが良い。
【0053】
なお、酸化性ガスやイオン阻止ガスは、図3を用いて説明したガスを用いれば良い。
次に、図3を用いた手順で、今度は欠損部分Qの透明導電膜の欠損上に新たに透明導電膜37xを堆積させる(図4(D))。
以上の手順により表示素子用基板30に生じている欠損部分P、Qを修正することができる。
【0054】
上述においては、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上述した実施の形態に何ら限定されず多くの変形又は変更を加えることができる。
例えば、FIB装置の各構成成分の配置は図1の例に限られない。また、各部11,13,17などの構成は上述の例に限られない。
また、上述した実施の形態ではFIB装置を用いる例を説明したが、エネルギービームとしてレーザビームを用いた修正装置の場合にも実施の形態と同様な効果が期待できる。また、この場合、レーザビーム用の光学系の一部とエミッション顕微鏡の光学系の一部とを兼用できるという効果も得られる。
【0055】
また、上述した実施の形態では、表示素子用基板30に生じた欠損部分を修正する例を説明したが、本発明の修正装置は、透明導電膜や透明絶縁膜に欠陥が生じて問題となる各種の表示装置の欠陥修正に適用することができる。
【0056】
【発明の効果】
上述した説明から明らかなように、この発明の表示素子の修正装置によれば、所定の処理室、エネルギービーム供給部、ガス供給部および制御部を具えたので、マスクレスで、表示素子用基板における透明導電膜の欠損部分に透明導電膜を堆積すること、および、透明絶縁膜の欠損部分に透明絶縁膜を堆積すること双方を実施できる装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のFIB装置を説明する図である。
【図2】表示素子の欠陥例を説明する図である。
【図3】表示素子用基板の透明導電膜に生じた欠陥を修正する手順を説明する図である。
【図4】表示素子用基板の透明絶縁膜に生じた欠陥を修正する手順を説明する図である。
【符号の説明】
10:実施の形態のFIB装置
11:処理室
13:イオンビーム供給部
15:排気部
17:ガス供給部
17a:第1のガス供給手段
17b:第2のガス供給手段
17c:第3のガス供給手段
17d:第4のガス供給手段
17e:ガス銃
17f:流量コントローラ
19:試料ステージ
21:欠陥検出部
21a:電気信号印加部
21b:エミッション顕微鏡
22:2次荷電粒子検出器
23:画像形成装置
25:制御部
27:試料
29:イオンビーム
30:表示素子用基板
31:ガラス基板
33:薄膜トランジスタ
33a:ゲート電極
33b:ドレイン電極
33c:ソース電極
33d:半導体層
35、35x:透明絶縁膜
37:画素電極
37x:透明導電膜

Claims (13)

  1. 配線の少なくとも一部に透明導電膜を用い、絶縁膜の少なくとも一部に透明絶縁膜を用いている表示素子用基板を収容でき、真空雰囲気を形成できおよびエネルギービームを走行できる処理室と、
    前記エネルギービームを発するエネルギービーム供給部と、
    前記処理室内を排気する排気部と、透明導電膜形成用ガスを前記処理室に供給する第1のガス供給手段と、
    透明絶縁膜形成用ガスを前記処理室に供給する第2のガス供給手段と、
    前記基板の所定部分に透明導電膜を堆積させる場合は前記透明導電膜形成用ガスを前記所定部分に供給した状態で該所定部分に前記エネルギービームを照射する処理を実行し、また、前記基板の所定部分に透明絶縁膜を堆積させる場合は前記透明絶縁膜形成用ガスを前記所定部分に供給した状態で該所定部分に前記エネルギービームを照射する処理を実行する様に、前記エネルギービーム供給部、対応するガス供給手段を制御する制御部と
    を含むことを特徴とする表示素子の修正装置。
  2. 請求項1に記載の表示素子の修正装置において、前記エネルギービーム源レーザビーム源であることを特徴とする表示素子の修正装置。
  3. 請求項1に記載の表示素子の修正装置において、前記エネルギービーム源電子ビーム源であることを特徴とする表示素子の修正装置。
  4. 請求項1に記載の表示素子の修正装置において、前記エネルギービーム源イオンビーム源であることを特徴とする表示素子の修正装置。
  5. 請求項1に記載の表示素子の修正装置において、さらに、前記処理室に酸化性ガスを供給する第3のガス供給手段を含むことを特徴とする表示素子の修正装置。
  6. 請求項4に記載の表示素子の修正装置において、さらに、堆積させる薄膜中に前記イオンビームに由来のイオンが注入されるのを低減するためのイオン阻止ガスを前記処理室に供給する第4のガス供給手段を含むことを特徴とする表示素子の修正装置。
  7. 請求項1に記載の表示素子の修正装置において、さらに、前記表示素子用基板上の前記透明導電膜および前記透明絶縁膜に欠陥が生じている場合の該欠陥を検出する欠陥検出部として、前記表示素子用基板に電気信号を印加する電気信号印加部と前記表示素子用基板を観察するためのエミッション顕微鏡とを含むことを特徴とする表示素子の修正装置。
  8. 請求項1に記載の表示素子の修正装置において、
    前記第1のガス供給手段は、インジウム化合物のガスおよび錫化合物のガスを少なくとも供給する手段であり、
    前記第2のガス供給手段は、シリコン系薄膜形成用のガスを供給する手段であること
    を特徴とする表示素子の修正装置。
  9. 請求項5に記載の表示素子の修正装置において、
    前記第3のガス供給手段は、酸素、オゾンおよび水蒸気から選ばれる1種のガス、または、2種以上のガスの混合ガスを供給する手段であること
    を特徴とする表示素子の修正装置。
  10. 請求項6に記載の表示素子の修正装置において、
    前記第4のガス供給手段は、ハロゲンガス、ハロゲン化水素ガスおよびハロゲンを含む物質のガスから選ばれる1種のガスまたは2種以上のガスの混合ガスを供給する手段であること
    を特徴とする表示素子の修正装置。
  11. 請求項1に記載の表示素子の修正装置において、前記エネルギービームは、前記透明導電膜透明絶縁膜の所定部分を選択的に除去する手段でもあること
    を特徴とする表示素子の修正装置。
  12. 請求項11に記載の表示素子の修正装置において、
    前記除去する手段がイオンビームであること
    を特徴とする表示素子の修正装置。
  13. 請求項11に記載の表示素子の修正装置において、
    前記除去する手段が電子ビームであること
    を特徴とする表示素子の修正装置。
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