JP4030302B2 - Vacuum processing equipment - Google Patents
Vacuum processing equipment Download PDFInfo
- Publication number
- JP4030302B2 JP4030302B2 JP2001384040A JP2001384040A JP4030302B2 JP 4030302 B2 JP4030302 B2 JP 4030302B2 JP 2001384040 A JP2001384040 A JP 2001384040A JP 2001384040 A JP2001384040 A JP 2001384040A JP 4030302 B2 JP4030302 B2 JP 4030302B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- susceptor
- substrate
- base
- lifting base
- elevating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はガラス基板、半導体基板等の基板を物理的、化学的に処理するための真空処理装置に関するものであり、更に詳しくは、処理室内で基板を載置し処理するべく昇降されるサセプタと、サセプタとは異なった動きで昇降される基板とを同一の駆動源で昇降させることが可能な真空処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、百万個単位のTFT(薄膜トランジスタ)が形成されたLCD(液晶ディスプレイパネル)がテレビや小型コンピュータに多用されるようになっているほか、テレビではPDP(プラズマディスプレイパネル)も採用されるようになっているが、これらは何れも、比較的面積の大きいガラス基板面に対し、真空加熱下に、CVD(化学的気相成長)、スパッタリング、蒸着などの方法によって成膜処理を施し、要すればイオン注入処理、熱処理、エッチング処理を施して製造されている。
【0003】
例えば、LCD用のガラス基板には350×450×1(何れもmm)サイズのもの、最近では730×920×1(何れもmm)サイズのものが使用されるようになっているが、これらのガラス基板に対し、プラズマCVD法によって薄膜を形成させる真空処理装置においては、成膜用の真空チャンバー内に設けられヒータを内蔵するサセプタ(載置台)上に、外部からガラス基板を搬送ロボットによって搬入し載置して300℃〜500℃の温度に加熱し、ガラス基板の端面や裏面側には薄膜が形成されないように、ガラス基板の端縁から内側へ細幅の部分を覆うようにマスクを重ねて成膜することが行われている。
【0004】
そして、このような系において、当初はガラス基板Gを真空チャンバーに搬入し搬出する搬送ロボットとして上下方向の動作が可能なロボットハンドを有するものが使用されたが、ガラス基板のサイズが大になるにつれて、ロボットハンドの動作時における振動が大になってガラス基板Gが位置ズレを起す等の問題を生ずるようになった。従って、これに対処し得るものとして、ロボットハンドの上下方向の動作をなくし、基板を載置するサセプタと、基板を支持する昇降ピンとを独立して上下方向に動作させることにより、ロボットハンドからサセプタへのガラス基板Gの移載時にトラブルを招かないようにした真空処理装置が採用されている。
【0005】
(従来例)
図11は従来例のプラズマCVD装置2を示す部分破断側面図、図12は図11における[12]−[12]線方向の部分破断側面図であり、何れの図も上方の真空チャンバは断面で示されている。図11、図12を参照して、排気管110vによって真空排気される真空チャンバ110の内部には、載置されるガラス基板Gを加熱するためのヒータを内蔵(図示を省略)したアルミニウム製のサセプタ123が設置されており、真空チャンバ110の底壁の中央部を遊貫するパイプ状の昇降軸124によって支持されている。そして、昇降軸124は、真空チャンバ110の底壁と一体的なフレーム112に昇降可能に取り付けられたサセプタ昇降ベース127に立設されており、かつ、昇降軸124を囲うように真空チャンバ110の底壁側とサセプタ昇降ベース127の上面とに連結して設けられた二点鎖線で示すサセプタ側ベローズ128によって減圧雰囲気に設けられている。そして、サセプタ昇降ベース127はフレーム112に取り付けられた駆動モータ125によりボールネジ126を介して昇降される。
【0006】
また、真空チャンバー110内でサセプタ123を上下方向に遊貫し、ガラス基板Gの周縁部を下方から支持するように配置されて、ガラス基板Gを昇降させる複数本の昇降ピン132が設けられており、昇降ピン132はそれらの下端に当接して支持するピン支持板133によって昇降され、ピン支持板133は、真空チャンバー110の底壁を昇降軸124の外周側で遊貫する4本の支柱134によって支持されている。そして、それぞれの支柱134は、支柱134を囲うように、真空チャンバー110の底面側と基板昇降ベース137の上面とに連結して設けられた基板側ベローズ138によって減圧雰囲気に設けられている。なお、基板昇降ベース137の中央部には上記の昇降軸124を遊貫させる開口131が形成されている。そして、基板昇降ベース137はフレーム112に取り付けられた駆動モータ135によりボールネジ136を介し、サセプタ昇降ベース127とは独立して昇降される。
【0007】
すなわち、従来例のプラズマCVD装置2は、ロボットハンドによって搬入されるガラス基板Gに対し、駆動モータ135によって基板昇降ベース137を上昇させて、支柱134、ピン支持板133と共に昇降ピン132を上昇させ、昇降ピン132の上端にガラス基板Gを受け取った後、ロボットハンドを退避させ、次いで、駆動モータ125によってサセプタ昇降ベース127を上昇させ、昇降軸124と共にサセプタ123を上昇させて、ガラス基板Gの下面にサセプタ123の上面を当接させ、そのことによって加熱されるガラス基板Gに成膜を施すようにしたものである。
【0008】
しかしながら、上記のように2台の駆動源を有する真空処理装置は、搬送ロボットが中央の搬送室に設置され、搬送室の外周側面に複数の真空チャンバーが配置されたマルチチャンバー方式のものとする場合には、各真空チャンバーの底壁の下方に駆動モータ、昇降機構が設置されることになって、多数の部品を要し部品コストを上昇させるほか、真空チャンバーの底壁の下方は昇降用機器類が錯綜した状態となり、メンテナンスの作業性を著しく低下させたものとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、1基の真空チャンバーに付いて昇降用駆動源は1台でありながら、サセプタと基板とを異なった動きで昇降させることが可能な真空処理装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれば、次の如くである。
【0011】
請求項1の真空処理装置は、真空チャンバと、真空チャンバ内に設置されたサセプタと、サセプタを昇降させるサセプタ昇降ベースと、サセプタ昇降ベースを昇降移動させる駆動モータと、サセプタに遊貫され上端で基板を支持可能な複数の昇降ピンと、昇降ピンの下端に当接して昇降ピンをサセプタに対して上下移動させるピン支持板と、ピン支持板を昇降移動させる基板昇降ベースと、サセプタへ基板を移載し又はサセプタから基板を移載させるロボットハンドとを備え、サセプタ昇降ベースは、基板にサセプタの上面を当接させる基板処理位置と、基板処理位置よりも低位置でありサセプタの上面から昇降ピンの上端を突出させる基板授受位置と、基板を載置したロボットハンドが真空チャンバへ挿入され又は真空チャンバから引き戻される基板搬出入位置との間を移動可能であり、基板授受位置と基板搬出入位置との間の移動過程でサセプタとロボットハンドとの間で基板の授受が行なわれる真空処理装置であって、基板昇降ベースをサセプタに向けて上昇させるバネと、
サセプタ昇降ベースが基板処理位置にある時に、ピン支持板を昇降ピンの下端と当接しない上限位置を定める上昇規制手段と、サセプタ昇降ベースを基板授受位置から基板搬出入位置へ下降させる時にのみ基板昇降ベースをサセプタ昇降ベースに係止させて、サセプタ昇降ベースと共に基板昇降ベースを上限位置から所定の下降位置へ下降させる係止手段とを備えている装置である。
【0012】
このような真空処理装置は、基板の搬出入に際し、サセプタ昇降ベースを基板搬出入位置に下降させ、かつ、昇降ピンを下降させるべく、通常はバネによってサセプタの方へ上昇されて上限位置にある基板昇降ベースをサセプタ昇降ベースに係止して所定の下降位置へ引き下げるので、基板昇降ベースを昇降させるための駆動源を必要としない。
【0013】
請求項2の真空処理装置は、基板昇降ベースがサセプタ昇降ベースの上方に配置されていると共に、係止手段は、上端が基板昇降ベースに固定されてサセプタ昇降ベースを遊貫するシャフトと、シャフトの下端に設けられ、基板授受位置から基板搬出入位置へサセプタ昇降ベースが下降する際にサセプタ昇降ベースとシャフトを係止させる係止部材とからなる装置である。このような真空処理装置は、基板の搬入、搬出時におけるサセプタ昇降ベースへの基板昇降ベースの係止を最も簡便に行い得る。
【0014】
請求項3の真空処理装置は、サセプタがサセプタ昇降ベースに対して真空チャンバの底壁を貫通する昇降軸を介して取り付けられ、ピン支持板は基板昇降ベースに対して真空チャンバの底壁を貫通する支持部材を介して取り付けられていると共に、支持部材は昇降軸の外周側に設置されている装置である。このような真空処理装置は、昇降ピンが上下方向に貫通しており、かつ基板を上面に載置させるサセプタの昇降軸と、昇降ピンを昇降させるピン支持板の支持部材とをそれぞれ同軸上で昇降をさせることができ、サセプタとピン支持板とを高い位置精度に維持することが可能である。
【0015】
請求項4の真空処理装置は、基板昇降ベースとサセプタ昇降ベースとの間に昇降軸の周囲を囲む第1ベローズが設置されていると共に、真空チャンバの底壁と基板昇降ベースとの間に支持部材の周囲を囲む第2ベローズが第1ベローズと同一径として設置されている装置である。このような装置は昇降軸および支持部材を真空シールするベローズの構成を単純、簡素化させるほか、大気圧が基板昇降ベースを下方へ押し下げる力または上方へ押し上げる力として働くことはないので、基板昇降ベースを下降させるに際し、大気圧の力についての配慮を必要としない。
【0016】
請求項5の真空処理装置は、バネの付勢力が調整可能とされている装置である。このような装置は、バネに掛かる重量、例えば基板昇降ベース、支持部材、ピン支持板、昇降ピン等の重量が変わる場合のほか、基板の重量が変更されるような場合にもバネの付勢力を適切に調整することによって駆動源の駆動力が不足または過大となることを防ぎ得る。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の真空処理装置は、上述したように、真空チャンバと、真空チャンバ内に設置されたサセプタと、サセプタを昇降させるサセプタ昇降ベースと、サセプタ昇降ベースを昇降移動させる駆動モータと、サセプタに遊貫され上端で基板を支持可能な複数の昇降ピンと、昇降ピンの下端に当接して昇降ピンをサセプタに対して上下移動させるピン支持板と、ピン支持板を昇降移動させる基板昇降ベースと、サセプタへ基板を移載し又はサセプタから基板を移載させるロボットハンドとを備え、サセプタ昇降ベースは、基板にサセプタの上面を当接させる基板処理位置と、基板処理位置よりも低位置でありサセプタの上面から昇降ピンの上端を突出させる基板授受位置と、基板を載置したロボットハンドが真空チャンバへ挿入され又は真空チャンバから引き戻される基板搬出入位置との間を移動可能であり、基板授受位置と基板搬出入位置との間の移動過程でサセプタとロボットハンドとの間で基板の授受が行なわれる真空処理装置であって、基板昇降ベースをサセプタに向けて上昇させるバネと、サセプタ昇降ベースが基板処理位置にある時に、ピン支持板を昇降ピンの下端に当接させない上限位置を定める上昇規制手段と、サセプタ昇降ベースを基板授受位置から基板搬出入位置へ下降させる時にのみ基板昇降ベースをサセプタ昇降ベースに係止させて、サセプタ昇降ベースと共に基板昇降ベースを上限位置から所定の下降位置へ引き下げる係止手段とを備えている装置である。
【0018】
真空チャンバー内でサセプタを支持し真空チャンバーの底壁を遊貫して真空チャンバー外へ導出されサセプタ昇降ベースに立設される昇降軸、および真空チャンバー内のピン支持板を支持し真空チャンバーの底壁を遊貫して真空チャンバー外へ導出され基板昇降ベースに立設される支持部材は、何れもベローズによって減圧雰囲気とされる。支持部材は昇降軸とは別個に減圧雰囲気とされてもよく、また、昇降軸とその外周側の支持部材を囲うように、基板昇降ベースの下面からサセプタ昇降ベースの上面までの第1ベローズと、真空チャンバーの底壁から基板昇降ベースの上面までの第2ベローズとを同軸に設けて、真空シールするようにしてもよく、そのことによってベローズの構成は単純、簡素化される。
【0019】
しかし、第1ベローズと第2ベローズを基板昇降ベースの上下で同軸に設ける場合には、第1ベローズと第2ベローズの外径および内径を同一にすることが望ましい。例えば、第2ベローズに比して第1ベローズの径を大にすると、真空チャンバーと共にベローズ内が真空下にある時、大気圧は基板昇降ベースを押し下げるように作用するので、基板昇降ベースを真空チャンバー側へ付勢するバネには本来のバネ力に加えて大気圧以上の力を与えることが必要であり、そのようなバネの存在下に、サセプタ昇降ベースを基板授受位置Mから基板搬出入位置Lへ下降させ、サセプタ昇降ベースに係止される基板昇降ベースをバネに抗して引き下げるには駆動力の大きい駆動源が必要になるからである。また、第1ベローズに比して第2ベローズの径を大にすると、大気圧は基板昇降ベースを押し上げるように作用するので、この基板昇降ベースをサセプタ昇降ベースによって引き下げるに際しても大きい駆動力を必要とする。
【0020】
下端を静止部に固定し上端によって基板昇降ベースをサセプタに向けて上昇させるバネにはコイルバネを使用し得るほか、板バネ類、窒素ガス等を封入したガスダンパも使用し得る。このバネには、基板昇降ベース、支持部材、ピン支持板、昇降ピン、基板等の重量が掛かるので、バネはこれらの負荷重量から受ける力以上の付勢力で基板昇降ベースをサセプタに向けて上昇させることを要するが、負荷重量が変更される場合には、それに応じてバネの付勢力を調整し得るものであることが好ましい。何故ならば、バネの付勢力が過大であると、基板昇降ベースを引き下げる時に駆動力の大きい駆動源を必要とするからである。例えばコイルバネを使用する場合には、バネの付勢力はコイルバネの長さによって変わるので、コイルバネの長さを調整し得るようにしておくことが望ましい。一例として、コイルバネの軸芯部にネジ付きシャフトを挿通させておき、コイルバネが介装される両端の部材の少なくとも一方の位置をネジ付きシャフトに螺合させたナットによって移動させることにより、コイルバネの長さを調整することができる。
【0021】
また、基板昇降ベースを上方の真空チャンバー側へ付勢する場合における付勢の上限位置は、真空チャンバー、真空チャンバーに固定されたフレーム、その他の静止部にストッパーを設けておき、そのストッパーに基板昇降ベースを当接させることによって設定することができる。そして、ストッパーは如何なる形状のものであってもよいが、上限位置を調整することの可能なものであることが好ましく、例えば静止部に付勢の方向と同一の方向に螺着されたボルトをストッパーとし、付勢された基板昇降ベースをボルトの先端に当接させて位置決めするようにしてもよい。
【0022】
サセプタ昇降ベースを基板授受位置Mから基板搬出入位置へ下降させる時に、サセプタ昇降ベースに基板昇降ベースを係止させて同期的に下降させるにはどのような方法を採用してもよいが、基板昇降ベースから下向きにシャフトを設けてサセプタ昇降ベースに遊挿し、サセプタ昇降ベースの下面側においてシャフトの下端部に遊挿穴の径より大きい係止用ナットを螺着させるのが最も簡便である。係止用ナットの螺着によって基板昇降ベースが係止されて引き下げ始める位置を調整することができる。また、遊挿穴の下面側に係止用ナットが嵌まり込む窪みを形成しておくことにより、遊挿穴の径を比較的大とした場合にもシャフトは確実に係止される。
【0023】
サセプタ昇降ベースを昇降させるには、駆動源にモータを使用し、モータのネジ付き回転軸を正回転または逆回転させることによって、ネジ付き回転軸に螺合されたボールネジを昇降させ、ボールネジに一体的に取り付けたサセプタ昇降ベースを昇降させるようにしてもよく、また、空気圧シリンダ等のシリンダ類のロッドによってサセプタ昇降ベースを直接に昇降させるようにしてもよい。すなわち、サセプタ昇降ベースはどのような方法で昇降させてもよい。
【0024】
【実施例】
次に本発明の真空処理装置を実施例により図面を参照して具体的に説明する。
【0025】
(実施例)
図1は実施例のプラズマCVD装置1の部分破断側面図、図2は図1における[2]−[2]線方向の側面図、図3は図2における[3]−[3]線方向の部分破断側面図であり、図1、図3において真空チャンバー10は断面で示されている。また、図1、図3に示した真空チャンバー10には、プラズマ励起用のカソードや成膜用原料ガスの供給ライン等は図示を省略されている。図1、図2、図3を参照して、プラズマCVD装置1は概略的には真空チャンバー10内でサセプタ23を昇降させる大気側のサセプタ昇降ベース27、および真空チャンバー10内でガラス基板Gを昇降させる大気側の基板昇降ベース37が、真空チャンバー10の底壁側に固定されたフレーム12に取り付けられているものであるが、以下にその詳細を説明する。
【0026】
真空チャンバー10は排気管10vによって真空排気され、真空チャンバー10の内部には、一点鎖線で示すように、後述の昇降軸24内を通るリード29tと接続されたヒータ29を内蔵するアルミニウム製のサセプタ23が設置されており、サセプタ23を上下方向に遊貫し、ガラス基板Gの周縁部を下方から支持するように配置されて、ガラス基板Gを昇降させる複数本の昇降ピン32が設けられており、これらの昇降ピン32の下端に当接して昇降ピン32と共にガラス基板Gを昇降させるピン支持板33が設けられている。そして、サセプタ23を昇降させるサセプタ昇降ベース27と、ピン支持板33を昇降させる基板昇降ベース37は上述したように真空チャンバー10の底壁側のフレーム12に昇降可能に取り付けられている。
【0027】
すなわち、フレーム12は、真空チャンバー10の底壁側に固定された天井板13、底板14、両者を繋ぐ垂直な背板15、および背板15と対向する位置で、底板14を真空チャンバー10に固定する2本の固定柱16からなる立体的な形状を有している。そして、背板15の外面側には、駆動モータ25と、そのネジ付き回転軸25sが固定されており、ネジ付き回転軸25sが正回転または逆回転されることによって回転軸25sに螺合されたボールネジ26が昇降し、ボールネジ26と一体的なサセプタ昇降ベース27が共に昇降される。円a内に示したボールネジ26の断面を拡大してに円A内に示した。また、図2、図3に示すように、背板15の外面側には、基板昇降ベース37を真空チャンバー10側へ付勢するコイルバネ39が取り付けられているが、このコイルバネ39については後述する。他方、背板15の内面側にはサセプタ昇降ベース27および基板昇降ベース37の昇降を導く上下方向の2本のガイドレール12rが、それぞれのガイド27g、37gと共に取り付けられている。
【0028】
そして、真空チャンバー10内のサセプタ23は真空チャンバー10の底壁の中央部の開口11を遊貫するパイプ状の昇降軸24によって支持されている。この昇降軸24は後述の基板昇降ベース37に形成された開口31を遊貫してサセプタ昇降ベース27に立設されており、上記開口31の下面の外周部とサセプタ昇降ベース27の上面との間に昇降軸24を囲うよう第1ベローズ28が取り付けられている。そして、サセプタ昇降ベース27は駆動モータ25によってボールネジ26を介し、後述するように、基板搬入搬出位置L、基板授受位置M、基板処理(成膜)位置Hの間を昇降される。図4はフレーム12と、それに昇降可能に取り付けられたサセプタ昇降ベース27、その側壁27W、駆動モータ25、第1ベローズ28等を示す斜視図であるが、サセプタ昇降ベース27はフレーム12に固定された上下方向のガイドレール12rに跨がるガイド27gに取り付けられており、ガイドレール12rに沿って昇降する。なお、上端のガイド37gには後述する基板昇降ベース37が取り付けられる。
【0029】
図1、図2、図3へ戻り、真空チャンバー10内でサセプタ23を上下方向に遊貫し、ガラス基板Gの周縁部を下方から支持するように配置されて、ガラス基板Gを昇降させる複数本の昇降ピン32が設けられており、これらの昇降ピン32の下端に当接して昇降ピン32と共にガラス基板Gを昇降させるピン支持板33が設けられている。なお、昇降ピン32は頭部を有し、下端が支持されない時には、頭部がサセプタ23の上面に設けられた窪み23hに収容されて垂下され、サセプタ23の上面はフラット化される。上記のピン支持板33は昇降軸24の外周部分に配置され真空チャンバー10の底壁および底壁と一体的なフランジ17を遊貫する支持部材としての4本の支持パイプ34によって支持されており、4本の支持パイプ34はサセプタ昇降ベース27の上方に位置する基板昇降ベース37の開口31の周囲に立設されている。そして、これらの支持パイプ34は真空チャンバー10の底壁側のフランジ17における支持パイプ34の外周部分と、基板昇降ベース37の開口31の外周部分との間に取り付けられた第2ベローズ38によって囲われている。なお支持パイプ34は支柱としてもよい。
【0030】
また、図2、特に図3を参照して、フレーム12の背板15に固定された下方の固定部材18と上方の固定部材20との間にネジ付きシャフト19が挟持されており、同シャフト19の周囲に、請求項1におけるバネとしての、コイルバネ39が介装されている。すなわち、基板昇降ベース37の背部37bに固定され、フレーム12の背板15を遊貫し外面側へ導出されたL字形状のブラケット21と、ネジ付きシャフト19に螺合された付勢力調整ナット19nとの間にコイルバネ39が介装されており、このコイルバネ39によって、ブラケット21、従ってブラケット21と一体的な基板昇降ベース37はサセプタ23に向けて上昇されるが、請求項1における上昇規制手段としての、固定部材20に螺着された位置決めボルト20bの先端にブラケット21が当接することによって上限位置が決められており、後述の図7に示す基板昇降ベース37の上限位置Uが設定されている。そして、コイルバネ39には、ブラケット21を介して基板昇降ベース37、支持パイプ34、ピン支持板33、昇降ピン32、更にはガラス基板Gの重量が掛かるが、コイルバネ39にはこれらの負荷重量に抗して基板昇降ベース37を上昇させるだけの付勢力を要するので、ネジ付きシャフト19上における付勢力調整ナット19nの位置を調節することによってコイルバネ39の長さを調整し付勢力を調整し得るようになっている。
【0031】
更に、基板昇降ベース37には、請求項1における係止手段としての、シャフト35が上端部を固定して下向き取り付けられており、シャフト35の下端部はサセプタ昇降ベース27を遊挿されている。そして、サセプタ昇降ベース27の下面側には、円b内に囲んだ部分を拡大した図Bに示すように、サセプタ昇降ベース27の遊挿穴22に設けられた窪み22hに嵌まり込む、同じく請求項1における係止手段としての、係止用ナット36が螺着されている。この係止用ナット36はサセプタ昇降ベース27を後述の図9に示す基板授受位置Mから図10に示す基板搬入搬出位置Lへ下降させる時にのみ、シャフト35をサセプタ昇降ベース27に係止させて基板昇降ベース37を図7に示す上限位置Uから所定の下降位置Dへ引き下げるためのものである。
【0032】
そして、図5は上記のピン支持板33、基板昇降ベース37等を一点鎖線で示したフレーム12、サセプタ昇降ベース27と共に示す斜視図であるが、基板昇降ベース37はフレーム12の背板15に取り付けられた両側のレール12rにそれぞれ跨がるガイド37gに導かれて昇降する。六角形状のピン支持板33は中央部の4箇所で4本の支持パイプ34に固定され、中心位置の1個の座33bと外周角部の6個の座部33bにおいて昇降ピン32の下端に当接して支持する。
【0033】
本実施例のプラズマCVD装置1は以上のように構成されるが、次にその作用のステップを図6から図10によって説明する。
【0034】
図6は図1と同様な側面図であるが、図2、図3に示したコイルバネ39を対応する高さ位置に付加的に示している。すなわち、図6において、サセプタ昇降ベース27は駆動モータ25と、そのネジ付き回転軸25sに取り付けられたボールネジ26によって下降されて最下の基板搬入搬出位置Lにあり、それの下降に伴い、基板昇降ベース37のシャフト35の下端部がサセプタ昇降ベース27の下面側の係止用ナット36によって係止され、基板昇降ベース37が引き下げられて下降位置Dにある。従ってコイルバネ39は基板昇降ベース37に固定されたブラケット21によって押し縮められ、第2ベローズ38は引き伸ばされた状態にある。そのことによって、基板昇降ベース37とは支持パイプ34を介して接続されているピン支持板33に下端を支持されている昇降ピン32の上端は、ガラス基板Gを支持する高さよりも若干低い位置、すなわち、搬入されてくるガラス基板Gと接触しない位置とされる。そして、この状態において搬送ロボットのハンド41に載置されてガラス基板Gが真空チャンバ10内へ搬入されてくる。
【0035】
図7は、サセプタ昇降ベース27が図6の基板搬入搬出位置Lから基板授受位置Mへ上昇された状態であり、それに伴ってコイルバネ39および第2ベローズ38は元の長さに復帰し、基板昇降ベース37も上限位置Uへ上昇され、そのことによって昇降ピン32の上端にガラス基板Gが支持されて、ロボットハンド41の上面から持ち上げられた状態を示す。すなわち、ガラス基板Gはロボットハンド41上から昇降ピン32の上端へ移載されてロボットハンド41は退避される。なお、図7には基板昇降ベース37の上昇前の下降位置Dに対応するブラケット21の位置を一点鎖線で示した。
【0036】
図8は図7の状態でロボットハンド41が退避された後、サセプタ昇降ベース27が基板授受位置Mから成膜位置Hへ上昇されて、第1ベローズ28を押し縮めると共に、内蔵ヒータ29によって昇温されたサセプタ23がガラス基板Gに当接した状態を示し、そのことによってガラス基板Gが所定の温度に加熱されてプラズマCVDによる成膜が開始される。なお、図7から図8へのサセプタ昇降ベース27の上昇過程において、基板昇降ベース37は高さ位置を変えることなく上限位置Uにあり、コイルバネ39も長さを変えない。そして、サセプタ23の上昇によって昇降ピン32が持ち上げられることにより、ピン支持板33による支持が外され、昇降ピン32の頭部がサセプタ23に設けた窪み23h内に収容されて垂下され、ガラス基板Gはサセプタ23に密接する。
【0037】
図9はサセプタ昇降ベース27を図8の成膜位置Hから基板授受位置Mへ下降させた状態を示す図であり、この間、基板昇降ベース37は高さ位置を変えず、コイルバネ39も長さを変えない。従って昇降ピン32の下端は再びピン支持板33によって支持される。他方、第1ベローズ28は元の長さに復帰される。すなわち、図9は図7と同様の状態であり、この状態において、成膜済みのガラス基板Gとサセプタ23との間へロボットハンド41が挿入される。
【0038】
図10はサセプタ昇降ベース27を図9の基板授受位置Mから基板搬入搬出位置Lへ下降させた状態を示す図である。すなわち、サセプタ昇降ベース27の下降に伴い、基板昇降ベース37のシャフト35の下端部が係止用ナット36によってサセプタ昇降ベース27に係止されて下降されることにより、基板昇降ベース37が上限位置Uから下降位置Dへ引き下げられて、コイルバネ39が基板昇降ベース37に固定されたブラケット21によって押し縮められ、第2ベローズ38は引き伸ばされた状態となり、昇降ピン32は下降される。すなわち図10の状態は図6の状態と同じである。そして、図9の状態から図10の状態へ移行する間に、昇降ピン32が下降されることにより、図9において昇降ピン32支持されていた成膜済みのガラス基板Gはロボットハンド41へ移載される。続いて成膜済みのガラス基板Gはロボットハンド41によって真空チャンバ10から搬出される。そして、コイルバネ39に掛かる負荷重量が変更される場合には、それに応じて付勢力調整ナット19nによりコイルバネ39の長さが調整される。図6から図10までに説明したように、本実施例のプラズマCVD装置1はサセプタ昇降ベース27および基板昇降ベース37の昇降をサセプタ昇降ベース27の駆動モータ25によって行うものであり、それに伴って部品点数が削減されて部品コストを低下させるほか、昇降用機器類が単純、簡素化されることによりメンテナンス時の作業性が向上される。また、図6と図7との間におけるガラス基板Gの搬入持、図9と図10との間の成膜済みのガラス基板Gの搬出持において、ロボットハンド41の高さ位置を変えずに昇降ピン32を昇降させて、ロボットハンド41と昇降ピン32との間でガラス基板Gを移し変えるので、ロボットハンド41を上下動させることなく、ロボットハンド41とサセプタ23との間でのガラス基板Gの授受が可能である。
【0039】
以上、本発明の真空処理装置を実施例によって説明したが、勿論、本発明はこれに限られることなく本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0040】
例えば本実施例においては、基板昇降ベース37の上下の面に外径および内径が同一の第1ベローズ28と第2ベローズ38を設けたものについて、昇降の挙動が異なるサセプタ昇降ベース27と基板昇降ベース37を駆動モータ25で昇降させる場合を示したが、これ以外の真空処理装置においても、サセプタ昇降ベースと基板昇降ベースを1台の駆動モータで昇降させることは可能である。例えば図11に示した従来例のプラズマCVD装置2、すなわち、昇降軸124を減圧雰囲気とする昇降軸側ベローズ128、および4本の支柱134のそれぞれに同様な支柱側ベローズ138を有するものについて、基板昇降ベース137の駆動モータ135を取り外し、実施例1のプラズマCVD装置1と同様に、基板昇降ベース137はコイルバネの付勢力によってサセプタ123へ向けて上昇させて上限位置としておき、サセプタ昇降ベース127を基板授受位置から基板搬出入位置へ下降させる時に、例えばシャフトを介して基板昇降ベース137をサセプタ昇降ベース127に係止させて、基板昇降ベース137を上限位置から下降位置へ引き下げるようにしてもよい。
【0041】
また本実施例においては、ピン支持板33を支持するための支持部材として4本の支持パイプ34を使用したが、これに代えて昇降軸24の外周を囲う同軸の1本のパイプとしてもよい。
また本実施例においては、真空処理装置としてプラズマCVD装置を例示したが、それ以外の成膜装置や熱処理装置、イオン注入装置、ドライエッチング装置、ないしはアッシング装置についても本発明を適用することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明の真空処理装置は、以上に説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0043】
請求項1の真空処理装置によれば、基板の搬出入に際し、例えば搬入される基板が昇降ピンと接触しないように、サセプタ昇降ベースを基板授受位置から基板搬出入位置へに下降させる時に、基板昇降ベースをサセプタ昇降ベースに係止させて、サセプタ昇降ベースと共に基板昇降ベースを上限位置から所定の下降位置へ下降させるので、昇降の挙動が異なるサセプタ昇降ベースと基板昇降ベースの昇降をサセプタ昇降ベースの駆動源で行うことができ、特にマルチチャンバ式の真空処理装置とした場合において、部品点数が削減されて部品コストを大幅に低減させ、かつ真空チャンバの下方の昇降関連機器が簡素化されてメンテナンス時における作業性を大幅に容易化させる。また、サイズの大きい基板の搬出入に際し、ロボットハンドが上下方向へ移動する動作を必要としないので、上下方向への動作時においてロボットハンドが振動し、そのことにより基板が位置ズレするようなトラブルを発生させない。
【0044】
請求項2の真空処理装置によれば、基板昇降ベースに下向きに固定され下端部がサセプタ昇降ベースに遊貫されるシャフトと、サセプ基板昇降ベースタが下降される時にサセプタ昇降ベースとシャフトを係止させる係止部材とによって、サセプタ昇降ベースに基板昇降ベースを係止させるので、基板の搬出入時におけるサセプタ昇降ベースと基板昇降ベースの下降を簡易な手段で行なうことができ、かつその駆動はサセプタ昇降ベース用の駆動源で行ない得る。
【0045】
請求項3の真空処理装置によれば、サセプタは真空チャンバの底壁を貫通する昇降軸を介して昇降ベースに取り付けられ、ピン支持板は真空チャンバの底壁を貫通する支持部材を介して基板昇降ベース取り付けられており、支持部材は昇降軸の外周側に設置されているので、昇降ピンが上下方向に貫通しており、かつ基板を上面に載置させるサセプタの昇降軸と、昇降ピンを昇降させるピン支持板の支持部材とをそれぞれ同軸上で昇降をさせることができ、サセプタとピン支持板とを高い位置精度に維持できるほか、昇降軸および支持部材をそれぞれ囲って真空シールするベローズの取り付けを容易化させる。
【0046】
請求項4の真空処理装置によれば、同一径の第1ベローズと第2ベローズが基板昇降ベース挟んで設けられているので、基板昇降ベースには大気圧が作用せず、バネの付勢力によって上昇されて上限位置にある基板昇降ベースを引き下げるに要する駆動力が過大になることを防ぎ得る。
【0047】
請求項5の真空処理装置によれば、バネの付勢力が調整可能とされているので、基板昇降ベース、支持部材、ピン支持板、昇降ピン等の重量が変更される場合や、基板の重量が変更される場合にも、バネの付勢力を適切に調整することによって対応することができ、真空処理装置の適用範囲を簡易に拡大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のプラズマCVD装置の部分破断側面図である。
【図2】図1における[2]−[2]線方向の側面図である。
【図3】図2における[3]−[3]線方向の部分破断側面図である。
【図4】フレームに取り付けたサセプタ昇降ベース回りの斜視図である。
【図5】フレームに取り付けた基板昇降ベース回りの斜視図である。
【図6】図6から図10までは、真空チャンバー内へガラス基板が搬入され、成膜後に搬出されるまでにおける、サセプタ昇降ベースと基板昇降ベースとの昇降のステップを示す図であり、図6は基板がロボットハンドに載置されて搬入された状態を示す。
【図7】図6に続いて、ガラス基板が昇降ピンによって持ち上げられて、ロボットハンドが退避されんとする状態を示す。
【図8】図7に続いて、サセプタが上昇されてガラス基板に当接した状態を示し、ガラス基板が加熱され、成膜が行われる。
【図9】図8における成膜の完了後、サセプタが下降されて、ガラス基板とサセプタとの間に、ロボットハンドが挿入された状態を示す。
【図10】図9に続いて、サセプタが下降されると共に、ピン支持板も下降されて昇降ピンによるガラス基板の支持が外されて、ロボットハンドにガラス基板が載置された状態を示す。
【図11】従来例のプラズマCVD装置の部分破断側面図である。
【図12】図11における[12]−[12]線方向の部分破断側面図である。
【符号の説明】
1 実施例のプラズマCVD装置
2 従来例のプラズマCVD装置
10 真空チャンバ
11 開口
12 フレーム
12r ガイドレール
15 背板
16 固定柱
17 フランジ
18 バネ固定部材
19 ネジ付きシャフト
19n 付勢力調整ナット
20 バネ固定部材
20b 位置決めボルト
21 ブラケット
22 遊挿穴
22h 遊挿穴の窪み
23 サセプタ
24 昇降軸
25 駆動モータ
26 ボ−ルネジ
27 サセプタ昇降ベース
27g ガイド
28 第1ベローズ
31 開口
32 昇降ピン
33 ピン支持板
34 支持パイプ
35 シャフト
36 係止用ナット
37 基板昇降ベース
37g ガイド
38 第2ベローズ
39 コイルバネ
41 ロボットハンド
D 下降位置
G ガラス基板
H 成膜位置
L 基板搬出入位置
M 基板授受位置
U 上限位置 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vacuum processing apparatus for physically and chemically processing a substrate such as a glass substrate or a semiconductor substrate. More specifically, the present invention relates to a susceptor that is moved up and down to place and process a substrate in a processing chamber. The present invention relates to a vacuum processing apparatus capable of moving a substrate moved up and down differently from a susceptor with the same drive source.
[0002]
[Prior art]
In recent years, LCDs (liquid crystal display panels) in which millions of TFTs (thin film transistors) are formed are widely used in televisions and small computers, and televisions also employ PDPs (plasma display panels). However, in any of these cases, a glass substrate surface having a relatively large area is subjected to film formation by a method such as CVD (Chemical Vapor Deposition), sputtering, or vapor deposition under vacuum heating. In this case, it is manufactured by performing an ion implantation process, a heat treatment, and an etching process.
[0003]
For example, a glass substrate for LCD having a size of 350 × 450 × 1 (both mm), and recently, a substrate having a size of 730 × 920 × 1 (both mm) has been used. In a vacuum processing apparatus for forming a thin film on a glass substrate by plasma CVD, a glass substrate is externally transferred by a robot on a susceptor (mounting table) provided in a vacuum chamber for film formation and incorporating a heater. It is carried in and placed and heated to a temperature of 300 ° C. to 500 ° C., and a mask is formed so as to cover a narrow portion from the edge of the glass substrate to the inside so that a thin film is not formed on the end surface or back side of the glass substrate. The film is formed by stacking layers.
[0004]
In such a system, a robot having a robot hand that can move in the vertical direction is used as a transfer robot that initially loads and unloads the glass substrate G into the vacuum chamber. However, the size of the glass substrate increases. As a result, the vibration during the operation of the robot hand becomes large, causing problems such as the glass substrate G being displaced. Therefore, as a countermeasure for this, the robot hand can be moved from the robot hand to the susceptor by moving the susceptor for placing the substrate and the lifting pins for supporting the substrate independently in the vertical direction. A vacuum processing apparatus that does not cause a trouble when the glass substrate G is transferred to is adopted.
[0005]
(Conventional example)
11 is a partially broken side view showing a conventional
[0006]
Further, a plurality of elevating
[0007]
That is, the
[0008]
However, the vacuum processing apparatus having two drive sources as described above is of a multi-chamber type in which a transfer robot is installed in a central transfer chamber and a plurality of vacuum chambers are arranged on the outer peripheral side surface of the transfer chamber. In this case, a drive motor and a lifting mechanism are installed below the bottom wall of each vacuum chamber, which requires a large number of parts and increases the cost of the parts. The equipment is in a complicated state, and maintenance workability is significantly reduced.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and provides a vacuum processing apparatus capable of moving up and down a susceptor and a substrate with different movements while attaching to a single vacuum chamber and having only one lift driving source. The task is to do.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The above problem can be solved by the structure of
[0011]
The vacuum processing apparatus according to
Ascending restriction means for determining an upper limit position where the pin support plate does not contact the lower end of the elevating pin when the susceptor elevating base is in the substrate processing position;,Only when lowering the susceptor lift base from the substrate transfer position to the substrate loading / unloading position, the substrate lift base is locked to the susceptor lift base, and the substrate lift base together with the susceptor lift base is lowered from the upper limit position to a predetermined lowered position. With meansDevice.
[0012]
Such a vacuum processing apparatus usually uses a spring to lower the susceptor lifting / lowering base to the substrate loading / unloading position and lower the lifting pins when loading / unloading the substrate.SusceptorRaised toUpper limit positionThe board lift base inLocked to the susceptor lifting base and loweredTherefore, a drive source for raising and lowering the substrate raising / lowering base is not required.
[0013]
The vacuum processing apparatus according to
[0014]
The vacuum processing apparatus according to
[0015]
The vacuum processing apparatus according to claim 4 is:A first bellows surrounding the lifting shaft is installed between the substrate lifting base and the susceptor lifting base.,A second bellows surrounding the support member is installed between the bottom wall of the vacuum chamber and the substrate lifting base with the same diameter as the first bellows.Device. Such a deviceBesides simplifying and simplifying the bellows structure that vacuum seals the lifting shaft and support member,Since atmospheric pressure does not work as a force that pushes the substrate lifting base downward or pushes it upward,,There is no need to consider atmospheric pressure when lowering the substrate lift base..
[0016]
The vacuum processing apparatus according to claim 5 is:The biasing force of the springIt is a device that can be adjusted. Such a device can be used not only when the weight applied to the spring, such as the weight of the substrate lifting base, support member, pin support plate, lifting pin, etc., but also when the weight of the substrate is changed.EnergizingBy appropriately adjusting the force, the driving force of the driving source can be prevented from becoming insufficient or excessive.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As described above, the vacuum processing apparatus of the present invention is as follows.With vacuum chamber,A susceptor installed in the vacuum chamber,A susceptor lift base for lifting the susceptor and,A drive motor that moves the susceptor lift base up and down;,A plurality of elevating pins that can pass through the susceptor and support the substrate at the upper end;,A pin support plate that contacts the lower end of the lifting pin and moves the lifting pin up and down relative to the susceptor;,A substrate lifting base for moving the pin support plate up and down;,A robot hand for transferring a substrate to a susceptor or transferring a substrate from a susceptor.,The susceptor lift base is,A substrate processing position where the upper surface of the susceptor contacts the substrate;,A substrate transfer position that is lower than the substrate processing position and protrudes from the upper surface of the susceptor to the upper end of the lifting pins.,The robot hand on which the substrate is placed can be moved between the substrate loading / unloading position where it is inserted into the vacuum chamber or pulled back from the vacuum chamber.,A vacuum processing apparatus in which a substrate is transferred between a susceptor and a robot hand during a movement process between a substrate transfer position and a substrate carry-in / out position.,A spring that raises the substrate lift base toward the susceptor;,An ascending restriction means for determining an upper limit position at which the pin support plate is not brought into contact with the lower end of the elevating pin when the susceptor elevating base is in the substrate processing position;,Locking means for locking the substrate lifting base to the susceptor lifting base only when lowering the susceptor lifting base from the substrate transfer position to the substrate loading / unloading position and pulling the substrate lifting base together with the susceptor lifting base from the upper limit position to the predetermined lowering position And hasDevice.
[0018]
The susceptor is supported in the vacuum chamber, passes through the bottom wall of the vacuum chamber, is led out of the vacuum chamber and is lifted up and down on the susceptor lifting base, and supports the pin support plate in the vacuum chamber and supports the bottom of the vacuum chamber. The supporting members that pass through the walls and are led out of the vacuum chamber and are erected on the substrate lifting base are made into a reduced pressure atmosphere by the bellows. The support member may be in a reduced pressure atmosphere separately from the lift shaft, and the first bellows from the lower surface of the substrate lift base to the upper surface of the susceptor lift base so as to surround the lift shaft and the support member on the outer periphery thereof. The second bellows from the bottom wall of the vacuum chamber to the upper surface of the substrate elevating base may be provided coaxially and vacuum sealed, thereby simplifying and simplifying the configuration of the bellows.
[0019]
However, when the first bellows and the second bellows are provided coaxially above and below the substrate lifting base, it is desirable that the first bellows and the second bellows have the same outer diameter and inner diameter. For example, if the diameter of the first bellows is made larger than that of the second bellows, when the inside of the bellows is under vacuum together with the vacuum chamber, the atmospheric pressure acts to push down the substrate lifting base. In addition to the original spring force, it is necessary to apply a force higher than atmospheric pressure to the spring biased to the chamber side. In the presence of such a spring, the susceptor lifting base is moved in and out of the substrate transfer position M. This is because a driving source having a large driving force is required to lower the position to the position L and pull down the substrate lifting base locked to the susceptor lifting base against the spring. Also, if the diameter of the second bellows is made larger than that of the first bellows, the atmospheric pressure acts to push up the substrate lifting base, so a large driving force is required even when the substrate lifting base is pulled down by the susceptor lifting base. And
[0020]
The lower end is fixed to the stationary part, and the substrate lifting base isRaise towards the susceptorCoil for springSpringIn addition, it is also possible to use a gas damper in which a leaf spring, nitrogen gas or the like is sealed. Since the weight of the board elevating base, support member, pin support plate, elevating pin, board, etc. is applied to this spring, the spring exceeds the force received from these load weights.EnergizingThe board lift base with forceRaise towards the susceptorHowever, if the load weight is changed, the springEnergizingIt is preferable that the force can be adjusted. Because of the springEnergizingThis is because if the force is excessive, a driving source having a large driving force is required when the substrate lifting base is pulled down. CoilSpringWhen using the springEnergizingForce coilSpringBecause it depends on the length of the coilSpringIt is desirable to be able to adjust the length. As an example, coilSpringInsert the threaded shaft through the shaft core of theSpringThe coil is moved by moving the position of at least one of the members at both ends where the screw is interposed by a nut screwed to the threaded shaft.SpringThe length of can be adjusted.
[0021]
In addition, when the substrate lifting base is urged toward the upper vacuum chamber, the upper limit position of urging is that a stopper is provided on the vacuum chamber, a frame fixed to the vacuum chamber, and other stationary parts, and the substrate is placed on the stopper. It can be set by bringing the lifting base into contact. The stopper may have any shape, but it is preferable that the upper limit position can be adjusted. For example, a bolt screwed to the stationary part in the same direction as the urging direction is used. A stopper may be used to position the biased substrate lifting base in contact with the tip of the bolt.
[0022]
When the susceptor elevating base is lowered from the substrate transfer position M to the substrate carry-in / out position, any method may be adopted to lock the substrate elevating base to the susceptor elevating base and lower it synchronously. It is most convenient to provide a shaft downward from the lifting base and loosely insert it into the susceptor lifting base, and screw a locking nut larger than the diameter of the loose insertion hole to the lower end of the shaft on the lower surface side of the susceptor lifting base. The position at which the substrate lifting base is locked by screwing the locking nut can be adjusted. Further, by forming a recess into which the locking nut is fitted on the lower surface side of the loose insertion hole, the shaft is reliably locked even when the diameter of the loose insertion hole is relatively large.
[0023]
To raise and lower the susceptor elevating base, a motor is used as the drive source, and the ball screw screwed to the screwed rotation shaft is raised and lowered by rotating the screwed rotation shaft of the motor forward or backward, and integrated with the ball screw The attached susceptor lifting base may be lifted or lowered, or the susceptor lifting base may be lifted directly by a rod of a cylinder such as a pneumatic cylinder. That is, the susceptor lifting base may be lifted and lowered by any method.
[0024]
【Example】
Next, the vacuum processing apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0025]
(Example)
1 is a partially broken side view of the
[0026]
The
[0027]
That is, the
[0028]
The
[0029]
Returning to FIGS. 1, 2, and 3, a plurality of
[0030]
Further, referring to FIG. 2, particularly FIG. 3, a threaded
[0031]
Furthermore, the
[0032]
5 is a perspective view showing the
[0033]
The
[0034]
FIG. 6 is a side view similar to FIG.As shown in FIG. 2 and FIG.coilSpring39 is additionally shown at the corresponding height position. That is, in FIG. 6, the
[0035]
7 shows a state where the
[0036]
In FIG. 8, after the
[0037]
FIG. 9 is a view showing a state in which the
[0038]
10 shows that the
[0039]
As mentioned above, although the vacuum processing apparatus of this invention was demonstrated by the Example, of course, this invention is not restricted to this, A various deformation | transformation is possible based on the technical idea of this invention.
[0040]
For example, in the present embodiment, the first and second bellows 28 and 38 having the same outer diameter and inner diameter are provided on the upper and lower surfaces of the
[0041]
In this embodiment, four
In this embodiment, the plasma CVD apparatus is exemplified as the vacuum processing apparatus. However, the present invention can be applied to other film forming apparatuses, heat treatment apparatuses, ion implantation apparatuses, dry etching apparatuses, or ashing apparatuses. .
[0042]
【The invention's effect】
The vacuum processing apparatus of the present invention is implemented in the form as described above, and has the following effects.
[0043]
According to the vacuum processing apparatus of the first aspect, when the substrate is carried in and out, for example, the substrate carried in is raised and lowered.Avoid contact with pins,When lowering the susceptor lift base from the board transfer position to the board loading / unloading position,Lock the substrate lift base to the susceptor lift base and use it together with the susceptor lift baseBoard lift baseFrom the upper limit position to the predetermined lowering positionSince the susceptor lift base and the substrate lift base, which are different in the lift behavior, can be lifted by the drive source of the susceptor lift base, the number of parts is reduced especially in the case of a multi-chamber vacuum processing apparatus. The cost of parts is greatly reduced, and the lifting-related equipment below the vacuum chamber is simplified, and the workability during maintenance is greatly facilitated.In addition, when moving a large substrate in and out, the robot hand does not need to move up and down, so the robot hand vibrates during the up and down operation, causing the substrate to be displaced. Does not generate.
[0044]
According to the vacuum processing apparatus of
[0045]
According to the vacuum processing apparatus of
[0046]
According to the vacuum processing apparatus of claim 4, the sameoneThe first and second bellows of the diameterBecause it is provided across the substrate lifting base, Atmospheric pressure does not act on the substrate lifting base,It is raised by the spring biasing force and is in the upper limit positionIt is possible to prevent an excessive driving force required to pull down the substrate lifting base.
[0047]
According to the vacuum processing apparatus of claim 5,The biasing force of the springSince the weight of the board lift base, support member, pin support plate, lift pin, etc. is changed or the weight of the board is changed, the spring can be adjusted.EnergizingThis can be dealt with by appropriately adjusting the force, and the application range of the vacuum processing apparatus can be easily expanded.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway side view of a plasma CVD apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a side view taken along line [2]-[2] in FIG.
3 is a partially cutaway side view in the [3]-[3] line direction in FIG. 2;
FIG. 4 is a perspective view around a susceptor lifting base attached to a frame.
FIG. 5 is a perspective view around a substrate lifting base attached to a frame.
FIGS. 6 to 10 are diagrams showing steps of raising / lowering the susceptor raising / lowering base and the substrate raising / lowering base until the glass substrate is carried into the vacuum chamber and carried out after film formation. Reference numeral 6 denotes a state in which the substrate is loaded on the robot hand.
FIG. 7 shows a state where the glass substrate is lifted by the lifting pins and the robot hand is about to be retracted, following FIG. 6;
FIG. 8 shows a state in which the susceptor is lifted and is in contact with the glass substrate following FIG. 7, and the glass substrate is heated to form a film.
9 shows a state in which the susceptor is lowered after the film formation in FIG. 8 is completed, and the robot hand is inserted between the glass substrate and the susceptor.
FIG. 10 shows a state where the glass substrate is placed on the robot hand after the susceptor is lowered and the pin support plate is also lowered and the support of the glass substrate by the lifting pins is removed, following FIG.
FIG. 11 is a partially broken side view of a conventional plasma CVD apparatus.
12 is a partially cutaway side view in the [12]-[12] line direction in FIG. 11;
[Explanation of symbols]
1 Plasma CVD apparatus of an embodiment
2 Conventional plasma CVD equipment
10 Vacuum chamber
11 Opening
12 frames
12r guide rail
15 Backboard
16 Fixed column
17 Flange
18 Spring fixing member
19 Threaded shaft
19nForceAdjustment nut
20 Spring fixing member
20b Positioning bolt
21bracket
22 Free insertion hole
22h Recessed hole
23 Susceptor
24 Lifting shaft
25 Drive motor
26 Ball screw
27 Susceptor lifting base
27g guide
28th1Bellows
31 opening
32 Lifting pins
33 pin support plate
34 Support pipe
35 shaft
36 Locking nut
37 Substrate lifting base
37g guide
38th2Bellows
39 Coil spring
41 Robot Hand
DLower position
G Glass substrate
H Deposition position
L Board loading / unloading position
M Board position
UUpper limit position
Claims (5)
前記サセプタ昇降ベースは、前記基板に前記サセプタの上面を当接させる基板処理位置と、前記基板処理位置よりも低位置であり前記サセプタの上面から前記昇降ピンの上端を突出させる基板授受位置と、前記基板を載置した前記ロボットハンドが前記真空チャンバへ挿入され又は前記真空チャンバから引き戻される基板搬出入位置との間を移動可能であり、前記基板授受位置と前記基板搬出入位置との間の移動過程で前記サセプタと前記ロボットハンドとの間で前記基板の授受が行なわれる真空処理装置であって、
前記基板昇降ベースを前記サセプタに向けて上昇させるバネと、
前記サセプタ昇降ベースが基板処理位置にある時に、前記ピン支持板を前記昇降ピンの下端と当接しない上限位置とする上昇規制手段と、
前記サセプタ昇降ベースを基板授受位置から基板搬出入位置へ下降させる時にのみ前記基板昇降ベースを前記サセプタ昇降ベースに係止させて、前記サセプタ昇降ベースと共に前記基板昇降ベースを前記上限位置から所定の下降位置まで引き下げる係止手段とを備えていることを特徴とする真空処理装置。 A vacuum chamber, a susceptor disposed within the vacuum chamber, and a susceptor elevating base for elevating the susceptor, and a drive motor for vertically moving the susceptor elevating base, capable of supporting the substrate at the top is loosely fitted to the susceptor A plurality of elevating pins , a pin support plate that makes contact with the lower end of the elevating pin and moves the elevating pin up and down relative to the susceptor, a substrate elevating base that elevates and moves the pin support plate, and the substrate to the susceptor A robot hand for transferring or transferring the substrate from the susceptor ,
The susceptor elevating base is a substrate processing position where the upper surface of the susceptor abuts the substrate , a substrate transfer position which is lower than the substrate processing position and protrudes the upper end of the elevating pin from the upper surface of the susceptor , The robot hand on which the substrate is placed is movable between a substrate loading / unloading position inserted into the vacuum chamber or pulled back from the vacuum chamber, and between the substrate transfer position and the substrate loading / unloading position. A vacuum processing apparatus in which the substrate is transferred between the susceptor and the robot hand during a movement process ,
A spring for raising the substrate lifting base toward the susceptor ;
When the susceptor elevating base is in the substrate processing position, ascending restriction means that sets the pin support plate as an upper limit position that does not contact the lower end of the elevating pin ;
The substrate lifting base is locked to the susceptor lifting base only when the susceptor lifting base is lowered from the substrate transfer position to the substrate loading / unloading position, and the substrate lifting base together with the susceptor lifting base is lowered from the upper limit position by a predetermined amount. A vacuum processing apparatus comprising: locking means for pulling down to a position .
前記係止手段は、上端が前記基板昇降ベースに固定されて前記サセプタ昇降ベースを遊貫するシャフトと、前記シャフトの下端に設けられ、前記基板授受位置から前記基板搬出入位置へ前記サセプタ昇降ベースが下降する際に前記サセプタ昇降ベースと前記シャフトを係止させる係止部材とからなることを特徴とする請求項1に記載の真空処理装置。 The substrate lifting base is disposed above the susceptor lifting base,
The locking means is provided at a lower end of the shaft , the shaft having an upper end fixed to the substrate lifting base and passing through the susceptor lifting base, and the susceptor lifting base from the substrate transfer position to the substrate loading / unloading position. The vacuum processing apparatus according to claim 1, wherein the vacuum processing apparatus includes a locking member that locks the susceptor lifting base and the shaft when moving down .
前記ピン支持板は前記基板昇降ベースに対して前記真空チャンバの底壁を貫通する支持部材を介して取り付けられていると共に、
前記支持部材は、前記昇降軸の外周側に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の真空処理装置。 The susceptor is attached to the susceptor lifting base via a lifting shaft that penetrates the bottom wall of the vacuum chamber ,
The pin support plate is attached to the substrate lifting base via a support member that penetrates the bottom wall of the vacuum chamber ,
The vacuum processing apparatus according to claim 2 , wherein the support member is installed on an outer peripheral side of the lifting shaft .
前記真空チャンバの底壁と前記基板昇降ベースとの間に、前記支持部材の周囲を囲む第2ベローズが前記第1ベローズと同一径として設置されていることを特徴とする請求項3に記載の真空処理装置。 Between the substrate lifting base and the susceptor lifting base, a first bellows surrounding the lifting shaft is installed ,
4. The second bellows surrounding the periphery of the support member is installed between the bottom wall of the vacuum chamber and the substrate lifting base with the same diameter as the first bellows . Vacuum processing equipment.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001384040A JP4030302B2 (en) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | Vacuum processing equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001384040A JP4030302B2 (en) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | Vacuum processing equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003183830A JP2003183830A (en) | 2003-07-03 |
JP4030302B2 true JP4030302B2 (en) | 2008-01-09 |
Family
ID=27593874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001384040A Expired - Fee Related JP4030302B2 (en) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | Vacuum processing equipment |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4030302B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130037198A (en) * | 2011-10-05 | 2013-04-15 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | Symmetric plasma process chamber |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7514374B2 (en) * | 2005-06-29 | 2009-04-07 | Oerlikon Trading Ag, Trubbach | Method for manufacturing flat substrates |
DE102007063363B4 (en) * | 2007-05-21 | 2016-05-12 | Centrotherm Photovoltaics Ag | Device for doping and coating semiconductor material at low pressure |
KR101657079B1 (en) * | 2015-03-16 | 2016-09-13 | 주식회사 테스 | Level adjusting apparatus of substrate processing apparatus and level adjusting method using the same |
CN107858654B (en) * | 2017-10-31 | 2023-06-02 | 东莞市汇成真空科技有限公司 | Driving system of vacuum cathode arc coating machine arc source component for coating inner wall of large tank body |
-
2001
- 2001-12-18 JP JP2001384040A patent/JP4030302B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130037198A (en) * | 2011-10-05 | 2013-04-15 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | Symmetric plasma process chamber |
KR20130037196A (en) * | 2011-10-05 | 2013-04-15 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | Symmetric plasma process chamber |
KR101944895B1 (en) * | 2011-10-05 | 2019-02-01 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | Symmetric plasma process chamber |
KR20190122626A (en) * | 2011-10-05 | 2019-10-30 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | Symmetric plasma process chamber |
KR102039454B1 (en) * | 2011-10-05 | 2019-11-01 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | Symmetric plasma process chamber |
US10535502B2 (en) | 2011-10-05 | 2020-01-14 | Applied Materials, Inc. | Symmetric plasma process chamber |
US10615006B2 (en) | 2011-10-05 | 2020-04-07 | Applied Materials, Inc. | Symmetric plasma process chamber |
KR102166643B1 (en) * | 2011-10-05 | 2020-10-16 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | Symmetric plasma process chamber |
US11315760B2 (en) | 2011-10-05 | 2022-04-26 | Applied Materials, Inc. | Symmetric plasma process chamber |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003183830A (en) | 2003-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6935466B2 (en) | Lift pin alignment and operation methods and apparatus | |
JP4951536B2 (en) | Substrate mounting table and substrate processing apparatus | |
KR0179385B1 (en) | Vacuum apparatus | |
TWI435403B (en) | Lifting mechanism and conveying device | |
JP6369054B2 (en) | Substrate placing apparatus and substrate processing apparatus | |
JPH0249424A (en) | Etching process | |
US8434538B2 (en) | Bonding apparatus and bonding method | |
CN111710641B (en) | Substrate lifting mechanism, substrate supporter and substrate processing apparatus | |
JP4030302B2 (en) | Vacuum processing equipment | |
JPH11150071A (en) | Processor and processing system using the same | |
JPH07335717A (en) | Buffer device for treated article and treating device using this buffer device and its conveying method | |
JP4852477B2 (en) | Thin film forming apparatus and thin film forming method | |
KR20120115146A (en) | Loading unit and processing system | |
KR101468391B1 (en) | Device for adjusting height of lift pin and FPD manufacturing machine having the same | |
JP3150620B2 (en) | Substrate processing equipment | |
KR101688842B1 (en) | Substrate processing apparatus | |
KR20220091380A (en) | Method of delivering substrate, and substrate delivery system | |
KR20110013307A (en) | Transfer device and processing system having same | |
WO2014030432A1 (en) | Substrate transportation device and substrate processing system | |
US9484243B2 (en) | Processing chamber with features from side wall | |
KR100553102B1 (en) | Lift pin module and apparatus for manufacturing fpd that use thereof | |
JP2008300533A (en) | Thin-film forming apparatus and thin-film forming method | |
JPH09106956A (en) | Boat and loading structure thereof | |
JP2023114542A (en) | Substrate processing apparatus and positional difference correction method | |
JPH0661329A (en) | Load lock mechanism of wafer processor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040524 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071016 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071016 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4030302 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026 Year of fee payment: 3 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20071110 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |