JP4029502B2 - 多気筒圧縮機用アキュムレータとその製造方法 - Google Patents

多気筒圧縮機用アキュムレータとその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多気筒圧縮機に用いられるアキュムレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の多気筒圧縮機用アキュムレータは、図3に示すように、半球面を有する上部容器102と、同じく半球面を有する下部容器103を接続した円筒状の密閉容器101の上方に入口管104と、圧縮機(図示せず)と接続され前記密閉容器101の下部に設けられた複数の取付孔105a,105bから挿入された複数の出口管106a,106bと、この出口管106a,106bと前記入口管104との間に設置された複数の孔107を有する仕切板108とで構成されている。
【0003】
上記構成において、入口管104から流入した冷媒の液成分は、仕切板108に当たった後、この仕切板108に設けられた複数の孔107を通り、一旦、密閉容器101の下部へ溜まった後、気化してから出口管106a,106bよりガス成分として圧縮機へ流出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、出口管106a,106bは、密閉容器101の半球面状の下部に複数の取付孔105a,105bを設け、そこから密閉容器101内部に挿入したうえ、ロウ付けなどの方法によって設置固定されていた。
【0005】
特に、密閉容器101の径が比較的小さな場合には、この密閉容器101の半球面状の下部の曲率が極端に大きくなるために、出口管106a,106bと同じ径の取付孔105a,105bの加工が困難となっていた。また、出口管106a,106bの設置固定の際に、正確な位置決めが困難となっていた。
【0006】
この複数の出口管106a,106bが傾いた状態で取り付けられたような場合、密閉容器101の内部で、これら出口管106a,106bが互いに接触したり、あるいは密閉容器101の内壁に接触して異常音の原因となることがあった。
【0007】
さらに、場合によっては、出口管106a,106bの開口部が仕切板108に設けられた複数の孔107に直接のぞくことになり、入口管104から流入した冷媒の液成分がそのまま出口管106a,106bを経て圧縮機に吸入されるため、気液分離というアキュムレータ本来の機能を果たさず、圧縮機の信頼性を低下させるといった課題を生じていた。
【0008】
上記課題を解決する従来技術として、図4に示すように、特開平5−60080号公報に開示されているアキュムレータが知られている。この技術によれば、アキュムレータの出口管106a,106bを入口管104側で先端を連結一体化することにより、互いの出口管106a,106bの倒れを防止するものである。
【0009】
しかしながら、上記従来技術では、出口管106a,106bを入口管104側で連結一体化しており、この出口管106a,106bを密閉容器101内側から設置する必要があるために、出口管106a,106bと圧縮機とを接続するために、さらに別の接続管109a,109bが必要となっていた。
【0010】
さらに、前記理由により、出口管106a,106bを密閉容器101内側から設置する必要があり、密閉容器101を銅合金などで一体成形するような場合は、この従来技術は採用できなかった。
【0011】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、密閉容器の径が比較的小さな場合でも、複数の出口管を正確かつ容易に取り付けられる生産性の高い多気筒圧縮機用アキュムレータを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、複数の出口管を平板状取付板に貫通配置するとともに、この取付板を円筒状密閉容器に取り付けることにより密閉空間を構成するものである。これにより、予め、取付板に複数の出口管を取り付けたものを円筒状密閉容器に取り付けるので、出口管の傾きなどの恐れがなく、アキュムレータの径が比較的小さな場合でも、複数の出口管を正確かつ容易に取り付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するために、本発明は、半球面を有する上端面に入口管が貫通配置された円筒状密閉容器の下端面開口部を複数の出口管が貫通配置された平板状の取付板で閉塞して密閉空間を構成し、前記密閉空間内部にはこれら出口管と前記入口管との間に複数の孔を有する仕切板とを設置したものである。そして、この構成により、予め、取付板に複数の出口管を取り付けたものを円筒状密閉容器に取り付けるので、取り付け時にこれら出口管の傾きなどの恐れがなくなり、正確かつ容易に取り付けることができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0015】
(実施例1)
図1において、上部容器2と、下部容器3を接続した円筒状の密閉容器1の上方に入口管4と、圧縮機(図示せず)と接続され前記密閉容器1の内部に挿入される複数の出口管5a,5bと、これら出口管5a,5bと前記入口管4との間に複数の孔6を有する仕切板7とが設置されている。前記複数の出口管5a,5bは、取付孔9a,9bを有する平板状の取付板8に固定されており、さらにこの取付板8が前記密閉容器1の下部に取り付けられて開口部を閉塞し、密閉空間を構成している。
【0016】
上記構成において、入口管4から流入した冷媒の液成分は、仕切板7に当たった後、この仕切板7に設けられた複数の孔6を通り、一旦、密閉空間の下部に溜まった後、気化してから出口管5a,5bよりガス成分として圧縮機へ流出する。
【0017】
前記複数の出口管5a,5bは、組立時、予め取付孔9a,9bを有する円盤状の取付板8に挿入したうえで、ロウ付けによって取り付けられる。このとき、出口管5a,5bは、治具などを用いることにより、互いに平行かつ取付板8に直角に容易に取り付けることができる。その後、この出口管5a,5bが取り付けられた平板状の取付板8を密閉容器1の下部にロウ付けによって取り付けている。
【0018】
そのため、密閉容器1の径が比較的小さく、出口管5a,5b同士の距離および、出口管5a,5bと密閉容器1の内壁との距離を十分にとることができないような場合でも、正確かつ容易に出口管5a,5bを設置することができる。
【0019】
これにより、密閉容器1の内部で、これら出口管5a,5bが互いに接触したり、密閉容器1の内壁に接触することで異常音の原因となったり、あるいは、出口管5a,5bの開口部が仕切板7に設けられた複数の孔6に直接のぞくことにより、入口管4から流入した冷媒の液成分がそのまま出口管5a,5bを経て圧縮機に吸入されるといったことはない。
【0020】
(実施例2)
図2に示す第2の実施例は、基本的に図1に示した第1の実施例と同じ構成であるので、同一構成部品には同一番号を付す。
【0021】
図2において、密閉容器1を、銅もしくは銅合金、好ましくはりん脱酸銅の材質とし、この密閉容器1の円筒のそれぞれ上下を絞り加工によって一体成形している。
【0022】
これにより、円筒状容器1を、上部容器と下部容器とを接続して構成する必要がなくなり、より生産性を高めることができる。
【0023】
なお、上記実施例1および実施例2では2気筒圧縮機用アキュムレータを用いて説明したが、本発明は、3気筒以上の圧縮機アキュムレータにおいても同様の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】
上記実施例から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、組立時、予め複数の出口管を平板状の取付板に、互いに平行かつ取付板に直角に取り付けておき、その後、これを密閉容器に取り付けるので、密閉容器の径が比較的小さく、出口管同士の距離および、出口管と密閉容器の内壁との距離を十分にとることができないような場合でも、正確かつ容易に出口管を設置することができる。
【0025】
したがって、密閉容器の内部で、これら出口管が互いに接触したり、密閉容器の内壁に接触したりすることにより、異常音が発生するようなことはない。また、出口管の開口部が仕切板に設けられた複数の孔に直接のぞくことにより、入口管から流入した冷媒の液成分がそのまま出口管を経て圧縮機に吸入され、圧縮機の信頼性を損なうといったことはない。
【0026】
また、請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明による効果に加えて、密閉容器を一体成形しているので、より生産性を高めることができる。
【0027】
以上、説明したように、本発明によれば、アキュムレータの径が比較的小さな場合でも、複数の出口管を正確かつ容易に取り付けられる生産性の高い多気筒圧縮機用アキュムレータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すアキュムレータの縦断面図
【図2】 本発明の第2の実施例を示すアキュムレータの縦断面図
【図3】 従来のアキュムレータの縦断面図
【図4】 従来の別のアキュムレータ及び圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
1 密閉容器
4 入口管
5a,5b 出口管
7 仕切板
8 取付板

Claims (2)

  1. 半球面を有する上端面に入口管を貫通配置した円筒状密閉容器の下端面開口部を、複数の出口管を貫通配置した平板状の取付板により閉塞して密閉空間を形成し、前記密閉空間内には前記入口管端部が下方に向かって開口し、前記入口管端部開口の下方には複数の孔を有する仕切板が対向配置され、前記仕切板の下方には前記複数の出口管端部の開口が前記入口管端部の開口と直接対向しないように上方に向かって配置され、前記取付板に貫通配置された複数の出口管は密閉空間外部に向かって延設されて外部の多気筒圧縮機に接続される多気筒圧縮機用アキュムレータ。
  2. 請求項1記載の多気筒圧縮機用アキュムレータの製造方法であって、複数の出口管を互いに平行かつ取付板に直角になるように挿入位置決めしてロウ付け固定し、しかる後取付板を密閉容器にロウ付け固定する多気筒圧縮機用アキュムレータの製造方法。
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