JP4028479B2 - 多層記録ディスク及び再生システム - Google Patents
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Description
前記情報記録面各々の隣接するもの同士の距離tは、
3・(1.4n・λ/(NA)2 ) ≦ t
NA:読取光を前記情報記録面に導く対物レンズの開口数
λ:前記読取光の波長
n:前記情報記録面各々の間の等価屈折率
を充足し、
前記情報記録面各々の内の少なくとも1の情報記録面にはディスク内周から外周に向けてランレングスリミテッドコード変調の施された情報信号の読取又は記録が為される第1トラックが螺旋状に形成されており、前記情報記録面各々の内の他の情報記録面にはディスク外周から内周に向けてランレングスリミテッドコード変調の施された情報信号の読取又は記録が為される第2トラックが螺旋状に形成されており、
前記第1トラック及び前記第2トラックは前記一方の面側から眺めた螺旋方向が互いに異なると共に、低域限界規格化空間周波数が0.3より大きく、且つ0が7個以上連続することのない(1、7)変調符号化された情報信号が記録されている。
3・(1.4n・λ/(NA)2 ) ≦ t
NA:読取光を前記情報記録面に導く対物レンズの開口数
λ:前記読取光の波長
n:前記情報記録面各々の間の等価屈折率
を充足し、情報記録面各々の内の少なくとも1の情報記録面にはディスク内周から外周に向けて、低域限界規格化空間周波数が0.3より大きく、且つ0が7個以上連続することのない(1、7)変調符号化された情報信号の読取又は記録が為される第1トラックが螺旋状に形成されており、他の情報記録面各々にはディスク外周から内周に向けて、上記(1、7)変調符号化された情報信号の読取又は記録が為される第2トラックが第1トラックとは異なる螺旋方向にて螺旋状に形成されている。
(数5)
2t・tanθ´=a …(1.1)の関係がある。
(数6)
sinθ/sinθ´=NA/sinθ´=1/n …(1.2)となる。なお、nは、第1,第2情報記録面間の材質すなわち透明樹脂層14の等価屈折率である(第1,第2情報記録面間に複数層が存在する場合、tはこれら情報記録面の間のトータルの厚みとし、nは、複数層を光学的に1つのものに置き換えたときの等価屈折率とする)。
(数7)
sinθ/sinθ´=1/n1 …(1.3)
(数8)
sinθ´/sinθ´´=n1/n2 …(1.4)により、
(数9)
sinθ/sinθ´´=1/n2 …(1.5)となり、必ずしも透明基板11の屈折率と同一である必要はない。
(数10)
sinθ´=NA×n …(1.6)であるから、
(数11)
θ´=sin-1(NA×n) …(1.7)である。
(数12)
a=2t×tan{sin-1(NA×n)} …(1.8)となる。
読取信号中のデフォーカス情報記録面による反射光成分は、オンフォーカス情報記録面から第1及び第2情報記録層間距離t(図5及び図6参照)に相当する分だけデフォーカスしたときのOTFにほぼ従う。このときのデフォーカス収差W20 rms は、
∴ t>1.39nλ/NA2 …(1.13)となる。
(数18)
t>2λ/NA2 …(1.14)である。
(数19)
∴ t≧10μm …(1.15)となる。
情報記録面間の距離tが大きくなりすぎると、球面収差が増えて記録信号を読み取れなくなるため、厚さtの上限値が導かれる。
∴ t ≦ 7.5n3λ/{(n2−1)NA4(i−1)} …(1.18)である。
(数23)
t ≦(20/NA4){λ/(i−1)} …(1.19)となり、さらにi=2とすれば、
(数24)
t≦20λ/NA4 …(1.20)となる。
(数25)
2λ/NA2 ≦ t ≦ 20λ/NA4 …(1.21)と定められる。この式に基づき、比較的採用しやすい実際上の値にてNA及びλを変えてtの下限及び上限値を求めたものが図11の表に示される。さらにこの条件に(1.15)式を加え、
(数26)
10μm ≦ t ≦ 20λ/NA4 …(1.22)を充足することが好ましい。
(数27)
1.39nλ/(NA)2≦t≦7.5n3λ/{(n2-1)(NA)4(i-1)} …(I)を満たす多層構造ディスクを作製することにより、デフォーカス情報記録面による影響を受けることなくフォーカス情報記録面の記録情報を読み取ることができる。そしてさらに好ましくは、上式に加えて、
(数28)
10μm≦t≦7.5n3λ/{(n2-1)(NA)4(i-1)} …(II)を満たすことにより、フォーカスサーボにおける引き込み動作可能幅であるキャプチャレンジに基づくフォーカスエラー信号の保全をなすことができるのである。
(数29)
M1=Pαk/{α+(1−α)2β}
=Pαk/(α+β−2αβ+α2β)
≒Pαk/(α+β) …(3.1)
第2情報記録面を読む際に得られる読取信号の変調度M2は、
(数30)
M2=P(1−α)2βk/{α+(1−α)2β}
≒P(1−α)2βk/(α+β) …(3.2)
α,βともに1より小さい数であり、従って(1−α)2は、1より小さい数の2乗値である。従って(3.1)式と(3.2)式が同じような値になるためには、βはαより十分大きな必要がある。すなわち、読取光が入射する側から見て、遠い情報記録面の反射率は、近い情報記録面の反射率より大きく設定する必要がある。
(数31)
M1≒0.36Pk/1.26 …(3.3)
(数32)
M2≒0.37Pk/1.26 …(3.4)というように、M1とM2はほぼ等しくなる。この場合の各情報記録面における反射率特性を示したものが図12であり、横軸λが読取光の波長を表しており、縦軸Rはその読取光による反射率を表している。
3・(1.4n・λ/(NA)2 ) ≦ t
NA:読取光を前記情報記録面に導く対物レンズの開口数
λ:前記読取光の波長
n:前記情報記録面各々の間の等価屈折率
とし、更に、情報記録面各々の内の少なくとも1の情報記録面にはディスク内周から外周に向けて、低域限界規格化空間周波数が0.3より大きく、且つ0が7個以上連続することのない(1、7)変調符号化された情報信号の読取又は記録が為される第1トラックを螺旋状に形成すると共に、他の情報記録面各々にはディスク外周から内周に向けて、上記(1、7)変調符号化された情報信号の読取又は記録が為される第2トラックを上記第1トラックとは異なる螺旋方向にて螺旋状に形成するようにしている。
12,12A 第1反射層
13 放射線透過性透明スタンパ
14 紫外線硬化型樹脂層
15 第2反射層
16 保護層
S1 〜Si 情報記録面
12B フォトクロミック反射膜
31,31A,31A´ ピックアップ
310 緑色光LED
311 赤色レーザ
312 緑色反射板
313 ハーフミラー
314 対物レンズ
315 赤色フィルタ
316 光学系
317 フォトディテクタ
318 レンズ
50 多層記録ディスク
51,52 透明電極層
51r,52r 導体リング
53 スペース部
55,56 ブラシ
57 駆動回路
311´ 読取光源
320 光学フィルタ
Claims (5)
- ディスク表面の内の一方の面側からのみ情報読み取りが為される複数の情報記録面が積層されている多層記録ディスクであって、
前記情報記録面各々の隣接するもの同士の距離tは、
3・(1.4n・λ/(NA)2 ) ≦ t
NA:読取光を前記情報記録面に導く対物レンズの開口数
λ:前記読取光の波長
n:前記情報記録面各々の間の等価屈折率
を充足し、
前記情報記録面各々の内の少なくとも1の情報記録面にはディスク内周から外周に向けてランレングスリミテッドコード変調の施された情報信号の読取又は記録が為される第1トラックが螺旋状に形成されており、前記情報記録面各々の内の他の情報記録面にはディスク外周から内周に向けてランレングスリミテッドコード変調の施された情報信号の読取又は記録が為される第2トラックが螺旋状に形成されており、
前記第1トラック及び前記第2トラックは前記一方の面側から眺めた螺旋方向が互いに異なると共に、低域限界規格化空間周波数が0.3より大きく、且つ0が7個以上連続することのない(1、7)変調符号化された情報信号が記録されていることを特徴とする多層記録ディスク。 - 前記情報記録面各々の間の距離tは、
10μm ≦ t
を充足することを特徴とする請求項1記載の多層記録ディスク。 - 前記情報記録面各々の内の少なくとも1つの情報記録面には前記情報記録面各々の内の他の情報記録面に関する管理情報が記録されていることを特徴とする請求項1記載の多層記録ディスク。
- 前記情報記録面各々の内の少なくとも1つの情報記録面には他の全ての前記情報記録面各々に関する管理情報が記録されていることを特徴とする請求項1記載の多層記録ディスク。
- ディスク表面の内の一方の面側からのみ情報読み取りが為される複数の情報記録面が積層されており、前記情報記録面各々の隣接するもの同士の距離tが、
3・(1.4n・λ/(NA) 2 ) ≦ t
NA:読取光を前記情報記録面に導く対物レンズの開口数
λ:前記読取光の波長
n:前記情報記録面各々の間の等価屈折率
を充足し、前記情報記録面各々の内の少なくとも1の情報記録面にはディスク内周から外周に向けて、低域限界規格化空間周波数が0.3より大きく、且つ0が7個以上連続することのない(1、7)変調符号化された情報信号が記録されている第1トラックが螺旋状に形成されており、前記情報記録面各々の内の他の情報記録面にはディスク外周から内周に向けて前記(1、7)変調符号化された情報信号が記録されている第2トラックが前記第1トラックとは異なる螺旋方向にて螺旋状に形成されている多層ディスクから記録情報の再生を行う再生装置であって、
前記第1トラックに記録されている前記情報信号をディスク内周から外周に向けて読み取る第1読取手段と、
前記第2トラックに記録されている前記情報信号をディスク外周から内周に向けて読み取る第2読取手段と、を備えたことを特徴とする再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003417060A JP4028479B2 (ja) | 1994-07-26 | 2003-12-15 | 多層記録ディスク及び再生システム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17451194 | 1994-07-26 | ||
JP2003417060A JP4028479B2 (ja) | 1994-07-26 | 2003-12-15 | 多層記録ディスク及び再生システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14890795A Division JP3558306B2 (ja) | 1994-07-26 | 1995-06-15 | 多層記録ディスク及びこれを用いた記録/再生システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006333812A Division JP2007066522A (ja) | 1994-07-26 | 2006-12-11 | 多層記録ディスク及び再生システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004087129A JP2004087129A (ja) | 2004-03-18 |
JP4028479B2 true JP4028479B2 (ja) | 2007-12-26 |
Family
ID=32071395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003417060A Expired - Lifetime JP4028479B2 (ja) | 1994-07-26 | 2003-12-15 | 多層記録ディスク及び再生システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4028479B2 (ja) |
-
2003
- 2003-12-15 JP JP2003417060A patent/JP4028479B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JP2004087129A (ja) | 2004-03-18 |
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