JP4027176B2 - 調圧弁 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力噴霧機等に用いられる調圧弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば農薬等の液体を噴霧するための動力噴霧機では、通常、ポンプから吐出される液体の圧力を調整するための調圧弁が設けられている。かかる調圧弁は、液体の流入圧が設定圧を越えた場合に、調圧弁本体内の流路中に設けられた弁座から弁体を分離させ、液体の一部を逃すよう構成されている。調圧弁の設定圧は、弁体を弁座に押し付けるばねの付勢力を変更することで調整することができ、ばねの付勢力は、ばねの端部を支持しているばね押えの位置を調整することで変更することができる。
【0003】
ところで、農業用動力噴霧機における調圧弁では、例えば高圧・低圧の2段階、高圧・中間圧・低圧の3段階のように段階的な調圧が行えることが求められることがある。かかる要請に対して、従来においては、例えば実公平6−7238号公報や実公平7−23587号公報に記載されているような調圧弁が知られている。
【0004】
実公平6−7238号公報に記載の調圧弁においては、ばね端部を支持しているばね押えにダイヤル(ノブないしはハンドル)が同軸に結合されている。このダイヤルは調圧弁本体に螺合されており、ダイヤルを回すことによりばね押えの位置を調整し、もって設定圧を調整することが可能となっている。ダイヤルの内周面には周方向に適当な間隔で溝が複数形成されている。また、ダイヤルの内周面により囲まれた調圧弁本体の外周面には、ばねにより外方に付勢された小球が設けられている。この小球は、ダイヤルを回すと、溝のいずれかに嵌合してダイヤルの動きを制限するため、その位置が段階的な調圧の目安となる。
【0005】
実公平7−23587号公報に記載の調圧弁は、ばね押えの位置を調整するダイヤルが、ばね押えの中心軸線に対して偏心した状態で調圧弁本体に回転可能に取り付けられている。ダイヤルの内面には、当該ダイヤルを回した際にばね押えの外端部に摺動可能に接してこれを押動するカム面が形成されている。このような調圧弁においては、段階的な調圧を可能とするために、カム面に複数の凹部が適当な間隔で形成されており、これらの凹部のいずれかにばね押えの外端部が嵌合することで、ダイヤルの動きを制限するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の調圧弁には、次のような問題点がある。
【0007】
まず、実公平6−7238号公報に記載の調圧弁では、小球と、この小球を外方に付勢するばねとが必要となるため、部品点数が増え、製造に手間がかかり、コストも増大するという問題点がる。
【0008】
実公平7−23587号公報に記載の調圧弁の場合、ダイヤルに対してばね押えからばね力が作用するが、その作用点がダイヤルの回転軸線から偏心した位置となるので、ダイヤルの調圧弁本体への取付部に負荷がかかる。このため、取付部の強度を増さなければならず、調圧弁本体の形状・構成を複雑化している。また、ダイヤルを調圧弁に取り付けるために、ボルトやナット等の取付具が必要であって、部品点数も多くなっている。
【0009】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数が少なく簡易な構成である段階的調圧可能な調圧弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、弁座(44)に弁体(48)を付勢するためのばね(50)を一端が支持するよう調圧弁本体(26)に摺動可能に取り付けられ、他端が調圧弁本体(26)から突出しているばね押え(52)を有する調圧弁(24)において、ばね押え(52)の前記他端に円筒状のダイヤル(56)を同軸に一体化し、ダイヤル(56)又は調圧弁本体(26)のいずれか一方に突起(64)を形成し、ダイヤル(56)又は調圧弁本体(26)の他方に、突起(64)と係合されるカム溝(66)であって、ダイヤル(56)の回転運動を該ダイヤル(56)の軸線方向への直線運動に変換する前記カム溝(66)を形成し、且つ、ダイヤル(56)が所定の回転位置にある場合に突起(64)が嵌合する凹部(70,72)を複数、カム溝(66)の側面(68)に形成したことを特徴としている。
【0011】
この構成では、突起(64)が凹部(70,72)のいずれかに嵌合することでダイヤル(56)の回転が制限されるので、その位置を基準とした段階的調圧が可能となる。ダイヤル(56)はばね押え(52)と同軸に取り付けられるため、偏心して取り付ける場合に比して構造が簡易なものとなる。また、カム溝(66)に突起(64)が係合することで、ダイヤル(56)は調圧弁本体(26)に取り付けられるので、ダイヤル取付用のボルトやナット等は必要ない。
【0012】
なお、突起(64)をカム溝(66)に導入するための溝(74,76,78)をカム溝(66)に連接して形成することが、ダイヤル取付けを容易にするのに有効である。
【0013】
また、突起(64)とカム溝(66)との組合せを、ダイヤル(56)の回転方向において等間隔にて複数組設けることが好ましい。バランス良くダイヤル(56)を調圧弁本体(26)に取り付け、ダイヤル(56)を安定して回転させることができるからである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明による調圧弁が適用可能なバッテリ式動力噴霧機を示す背面図である。図示の動力噴霧機10は、農薬等の薬液を貯留する薬液タンク12を備えており、この薬液タンク12の背面部に形成された凹部14に、薬液タンク12内の薬液を吸引して噴霧ノズル16に圧送するポンプ18と、ポンプ18を駆動するための電動モータ20と、電動モータ20に電力を供給するバッテリ22とが配置されている。ポンプ18と噴霧ノズル16との間には、ポンプ18から吐出される薬液の吐出圧を調整するための調圧弁24が介設されており、この調圧弁24も薬液タンク12の凹部14に配置されている。なお、通常使用時には、薬液タンク12の凹部14は、図示しないカバーにより閉じられる。
【0016】
調圧弁24は、図2及び図3に明示するように、略円筒形の調圧弁本体26を有している。調圧弁本体26の一方の端部の側面には、ポンプ18の吐出口28とホース30を介して接続される流入口32が突設されている。また、同端部側の端面には、噴霧ノズル16とホース34を介して接続される流出口36が、調圧弁本体26と同軸に突設されている。流入口32の内部流路38a、及び流出口36の内部流路38bは、調圧弁本体26の内部で交差し、1本の流路38を構成している。この流路38の一部を構成している調圧弁本体26の内部空間38cは、流出口36と同軸であり、当該内部空間38cを画している内周面は円筒形となっている。
【0017】
調圧弁本体26の他方の端面からは、流出口36に向かって延びるばね室40が、当該調圧弁本体26と同軸に形成されており、流路38と連通している。ばね室40は円筒形であり、流路38の一部を構成している調圧弁本体26の円筒形の内部空間38cよりも径が大きく、両者間には段差面41が形成されている。また、ばね室40に連通する余液口42が、調圧弁本体26の側面中央部に突設されている。図1に示すように、余液口42にはホース43の一端が接続され、ホース44の他端は薬液タンク12に接続されている。
【0018】
ばね室40には、円筒形の弁座44が、外部から段差面41に接するまで圧入され、そこで締まり嵌めによって固定されている。弁座44と余液口42の内部流路46とは互いに干渉しない位置とされている。なお、弁座44の挿入を容易にすると共に、締まり嵌めを確保するために、ばね室40の流出口36側の端部はその他の部分よりも僅かに縮径されていることが好ましい。
【0019】
ばね室40内には球形の弁体48が配置されており、同じくばね室40内に配置されたばね50によって、弁体48は弁座44に弾性的に押し付けられるようになっている。弁体48が弁座44に押し付けられている状態においては、流路38はばね室40内に対して閉じられた状態となる。ばね50の一端は、ばね室40の開放端部を閉じるよう配置されたばね押え52により支持されている。ばね50の他端は、球形の弁体48に直接接するため、弁体48の直径よりも小径となっており、図示実施形態においては円錐圧縮コイルばねが用いられている。
【0020】
ばね押え52は、ばね室40を画している調圧弁本体26の内周面と実質的に同じ直径を有する略円柱形であり、ばね室40内で軸線方向に摺動可能となっている。ばね室40の内部に位置するばね押え52の側面には周溝が形成され、そこに薬液の漏洩を防止するためのOリング54が配置されている。
【0021】
図4にも示すように、ばね押え52には、調圧弁本体26から突出している部分にダイヤル56と称されるノブないしはハンドルが同軸に結合されている。図示実施形態では、ばね押え52は金属から製造され、ダイヤル56は合成樹脂から製造されており、ダイヤル56を製造時、インサート成形法によってばね押え52がダイヤル56に一体化されるが、ばね押え52をダイヤル56と同じ合成樹脂材料から一体成形してもよい。
【0022】
ダイヤル56は、天板部58と、天板部58から調圧弁本体26側に延びる円筒形の側板部60とからなるカップ形状である。側板部60の外周面には、軸線方向に延びる突条62が、周方向に適宜間隔で複数本形成されている。これらの突条62が滑り止めとなり、手でダイヤル56を把持して回転操作することが容易となる。
【0023】
ダイヤル56の側板部60の内周面には、互いにダイヤル56の中心軸線を中心とした点対称となる位置、すなわち180度の間隔で、1対の突起64が一体的に形成されている。これらの突起64は、調圧弁本体26の、流出口36とは反対側の端部の外周面に形成された1対のカム溝66にそれぞれ係合されている。ダイヤル56にはばね押え52を介してばね50からばね力が作用するため、突起64はカム溝66の一方の側面(流出口36とは反対側の側面)68に押し付けられる状態となる。これらのカム溝66は、互いに同一形状であり、調圧弁本体26の中心軸線を中心とした点対称に形成されている。なお、カム溝66が形成される調圧弁本体26の部分は厚肉とされ、他の部分よりも外径が大きくされている。
【0024】
図3から理解される通り、各カム溝66は、右ねじのねじ溝の一部として形成されている。流出口36に近い側となるカム溝66の端部は閉じられている。また、この端部にて、カム溝66の側面68には流出口36から離れる方向にへこむ凹部70が形成されている。また、カム溝66の他方の端部にても、カム溝66の側面68から凹部72が流出口36から離れる方向に延びている。これらの凹部70,72は、ダイヤル56の突起64が嵌合可能な大きさとされている。
【0025】
カム溝66の端部からは、直線溝74が流出口36の方向に向かって調圧弁本体26の軸線方向と平行に延びている。また、カム溝66の端部から所定の距離をおいて、直線溝74と平行に直線溝76が形成されている。この直線溝76の一端は調圧弁本体26の端面まで延びて開放され、他端は直線溝74の流出口36側の端部に、周方向に延びる直線溝78によって連通されている。
【0026】
このような構成において、調圧弁本体26へのばね押え52及びダイヤル56の組付けは、調圧弁本体26のばね室40内に弁座44、弁体48及びばね50を配置した状態で、まずばね押え52の先端部をばね室40内に挿入する。次いで、ダイヤル56の突起64を直線溝76の開放端部に合わせ、ばね50のばね力に抗してダイヤル56を直線溝76に沿って流出口36側に押し込む。突起64が直線溝76の他端に達したならば、ダイヤル56を時計回りに回転させ、突起64を周方向に延びる直線溝78に沿って移動させる。この際、ダイヤル56の押付け力を軽減してダイヤル56を回すと、突起64が直線溝78のカム溝66側の端部に達した時点で、ばね50の復元力によって、突起64は直線溝74を経てカム溝66に侵入し、凹部72に嵌合する。以上の手順のみで、ダイヤル56の取付けのためにボルトやナット等の取付具を用いることなく、調圧弁本体26へのばね押え52及びダイヤル56の組付け作業が完了する。
【0027】
組立完了した調圧弁24を動力噴霧機10の薬液タンク12に取り付ける場合には、調圧弁本体26の外周面に形成されたフランジ部80と厚肉部分との間の溝82に支持板84の切欠き部を嵌合し、この支持板84を薬液タンク12の凹部14に装着するだけでよい。図示実施形態では、溝82は横断面が長方形となっているため、支持板84の切欠き部に嵌合させた状態では回転が防止されるようになっている。
【0028】
次に、バッテリ式動力噴霧機10を駆動した場合における上記の調圧弁24の作用について説明する。
【0029】
まず、動力噴霧機10の起動前、調圧弁24のダイヤル56の位置は、突起64が凹部72に嵌合した位置にあるとする。この状態では、ダイヤル56がばね50により流出口36から離れる方向に付勢されることから、突起64の凹部72への嵌合は保たれ、ダイヤル56の回転は制限される。そして、ばね押え52は、図2の実線で示す位置にて保たれることから、ばね50のばね力もばね押え52の位置に応じた値に保持され、吐出圧が所定値に設定される。この設定吐出圧を第1吐出圧という。また、動力噴霧機10の起動前にあっては、薬液は調圧弁24に供給されず、ばね50により弁体48が弁座44に着座した状態となっている。
【0030】
この状態から動力噴霧機10のスイッチをオンとし、電動モータ20を起動しポンプ18を駆動すると、薬液タンク12内の薬液はポンプ18により吸引され、吐出口28から吐出される。そして、この薬液は、ホース30を経て調圧弁24の流入口32から流路38に流入する。この際、調圧弁24の流入口32内での圧力が、突起64と凹部72との嵌合によりダイヤル56が保持された位置に応じた第1吐出圧以下である場合には、弁体48は弁座44にそのまま着座した状態を維持し、薬液の全量が流路38を進み、流出口36から吐出される。この吐出された薬液はホース34を流れ、噴霧ノズル16から噴霧される。
【0031】
また、ポンプ18からの薬液の圧力が高く、調圧弁24の流入口32内での圧力が第1吐出圧を超えると、流路38から弁座44の中空部分を介して弁体48に作用する薬液からの力がばね50のばね力を上回り、弁体48をばね押え52側に移動させる。これによって、弁体48が弁座44から離れて流路38内の薬液の一部が弁座44と弁体48との隙間からばね室40内に流入し、その後、余液口42から余液として流出する。余液はホース43を通って薬液タンク12に戻される。この余液の流出により流路38内の圧力は低下し、第1吐出圧に維持され、その圧力の元、噴霧ノズル16から薬液が安定的に噴霧される。
【0032】
薬液の吐出圧を変更する場合には、ダイヤル56を時計回りに回転させる。一定以上の力をダイヤル56に加えて回した場合には、突起64は凹部72から抜け出る。そして、突起64がカム溝66に沿って移動するするにつれて、ダイヤル56及びばね押え52は回転運動の一部が直線運動に変換されて、流出口36の側へと変位する。この際、ダイヤル56はばね押え52と同軸であり、ばね押え52は調圧弁本体26のばね室40とも同軸であるので、安定した回転動作が得られる。突起64がカム溝66の他端に達するまでダイヤル56を回した後、ダイヤル56への押付け力を弱めると、ダイヤル56はばね50により流出口36とは反対方向に押動されて突起64が凹部70に嵌合し、その位置で保持される。この状態が図2の二点鎖線で示す状態であり、ばね押え52の位置が、突起64が凹部72に嵌合している場合に比して流出口36側であることが理解されよう。この位置においては、ばね50はより圧縮されてばね力が増大されているため、設定吐出圧(第2吐出圧)は先の第1吐出圧よりも大きくなっている。
【0033】
かかる状態にて動力噴霧機10を運転した場合も、調圧弁24の作用については設定吐出圧が第1吐出圧である場合と全く同様であり、調圧弁24から吐出される薬液の吐出圧は第2吐出圧以下に維持される。
【0034】
突起64が凹部70又は凹部72に嵌合している場合には、上述したようにダイヤル56の回転位置は保たれる。従って、本実施形態における調圧弁24は2段階の吐出圧を設定することが可能である。なお、突起64が凹部70と凹部72との間に位置する所にてダイヤル56を停止させることも可能であるが、位置ずれを生ずる可能性が高く、望ましくない。
【0035】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことはいうまでもない。
【0036】
例えば、上記実施形態では、1本のカム溝に2つの凹部を形成することで2段階の調圧を可能としているが、カム溝の3つ以上の凹部を形成することで、3段以上の多段階調圧が可能となる。
【0037】
また、上記実施形態では、カム溝が調圧弁本体に形成され、突起がダイヤルに形成されているが、逆に、カム溝がダイヤルに、突起が調圧弁本体に形成されてもよい。
【0038】
更に、カム溝と突起との組み合わせは2組に限られず、3組以上としてもよい。その場合には、バランスをとるために、各組は周方向において等間隔に配置することが好ましい。
【0039】
更にまた、本発明の調圧弁は、バッテリ式動力噴霧機に限られず、エンジン式の動力噴霧機やその他のポンプを用いた装置に適用可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、段階的調圧可能な調圧弁を容易に組み立てることができ、その組立の際、ダイヤルを取り付けるためのボルトやナット等の取付具は不要である。
【0041】
また、ダイヤルは調圧弁本体に同軸に配置されるため、偏心して取り付ける場合のような過大な負荷はダイヤルや調圧弁本体等に作用せず、動作が円滑なものとなり、調圧弁全体の構成を簡易なものとすることができる。これは、コスト削減にも寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による調圧弁が適用可能なバッテリ式動力噴霧機を示す背面図である。
【図2】本発明による調圧弁の断面図である。
【図3】図2の調圧弁における調圧弁本体を示す斜視図である。
【図4】図2の調圧弁におけるダイヤルとばね押えを示す斜視図である。
【符号の説明】
10…動力噴霧機、12…薬液ノズル、16…噴霧ノズル、18…ポンプ、24…調圧弁、26…調圧弁本体、38…流路、40…ばね室、44…弁座、48…弁体、50…ばね、52…ばね押え、56…ダイヤル、64…突起、66…カム溝、70,72…凹部、74,76,78…直線溝。

Claims (3)

  1. 弁座(44)に弁体(48)を付勢するためのばね(50)を一端が支持するよう調圧弁本体(26)に摺動可能に取り付けられ、他端が前記調圧弁本体(26)から突出しているばね押え(52)を有する調圧弁(24)において、
    前記ばね押え(52)の前記他端に円筒状のダイヤル(56)が同軸に一体化されており、
    前記ダイヤル(56)又は前記調圧弁本体(26)のいずれか一方に突起(64)が形成されており、
    前記ダイヤル(56)又は前記調圧弁本体(26)の他方に、前記突起(64)と係合されるカム溝(66)であって、ダイヤル(56)の回転運動を該ダイヤル(56)の軸線方向への直線運動に変換する前記カム溝(66)が形成されており、且つ、
    前記ダイヤル(56)が所定の回転位置にある場合に前記突起(64)が嵌合する凹部(70,72)が複数、前記カム溝(66)の側面(68)に形成されていることを特徴とする調圧弁。
  2. 前記突起(64)を前記カム溝(66)に導入するための溝(74,76,78)が前記カム溝(66)に連接されていることを特徴とする請求項1に記載の調圧弁。
  3. 前記突起(64)と前記カム溝(66)との組合せが、前記ダイヤル(56)の回転方向において等間隔にて複数組設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の調圧弁。
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