JP4026832B2 - キルンドライヤー - Google Patents

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Description

本発明は、使用済みの缶容器(UBC:Used Beverage Can と呼称)をはじめとする機械加工から出る切削屑(切粉と呼称)等の鉄製またはアルミなどの非鉄金属製のスクラップ材料を溶解して再利用するに先立ち、高歩留り溶解を目的として、その表面の塗料被膜や油水分等の不要有機物質を揮発除去するための装置(キルンドライヤー)に関するものである。
従来から、例えば、アルミなどの非鉄金属製の飲料缶容器(UBC)を溶解して再利用するに先立ち、その表面の塗料被膜や油水分等の不要有機物質を揮発除去するためにキルンドライヤーが使用されている。
このキルンドライヤーには、図4に示すような切粉用の直下自燃式ロータリーキルン型や、図5に示すようなUBC用の内筒放射加熱対向流式ロータリーキルン型と称されるものなどがある。
このうち、前者の直下自燃式ロータリーキルン型は、切粉(材料M)をコンベア31によって回転するキルン本体30内に搬入し、バーナー32から噴射する火炎Fをその材料Mに直接当てて、当該材料Mに付着している切削油他油脂分や水分等の不要有機物質を揮発除去するものである。
また、後者の内筒放射加熱対向流式ロータリーキルン型は、回転するキルン本体30内に内筒34を設け、使用済みの缶容器(材料M)をキルン本体30内に投入口35から投入すると共に、バーナー32をアフターバーナー36内で燃焼させ、その熱を循環ファン37によって内筒34に送り、内筒34からの輻射熱で材料M表面に付着している塗料被膜等の不要有機物質を揮発除去するものである。
例えば、これに関連する発明は、特許文献1に開示されている。
特開平10−17945号公報
しかしながら、上記した従来技術には次のような問題点がある。
前者の直下自燃式ロータリーキルン型は、バーナー32の火炎Fおよび燃焼ガスGを材料Mに直接当て、自燃させるもので、材料Mの表面付近で油脂分が自燃する火炎の温度も低く、酸素との混合不足によって不完全燃焼が起こり、黒煙が発生する。この黒煙は、COや煤および有機未燃分を含んでおり、そのまま大気に放出することになるため大気汚染と環境衛生上出来ない。よって、当該黒煙と有機物質を完全燃焼させるための再燃炉33を設ける必要がある。従って、装置が大型化すると共に処理コストも高いものとなる。
また、後者の内筒放射加熱対向流式ロータリーキルン型は、火炎Fを材料Mに直接当てず酸素分圧を制御した処理ガスに接触させるためにキルン内では自燃せず、有機分を揮発させたのちに、バーナー32をキルン本体30からかなり離れたアフターバーナー36内に導き燃焼させ、温度と酸素分圧を制御された再生処理ガスとして内筒34に循環ファン37によって供給するので、装置が大型化と処理コストが高くつくといった問題がある。
また、いずれのロータリーキルン型も、他炉から排出される排ガスを利用しようとするものではない。
そこで、本発明の目的とするところは、他炉から排出される排ガスを積極的に利用し、小型で処理コストの低廉なキルンドライヤーを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のキルンドライヤーは、使用済みの缶容器をはじめとする機械加工から出る切削屑等の鉄製または非鉄金属製のスクラップ材料(M)を再利用すべく、溶解工程に先立って前記材料(M)の表面に付着している塗料被膜や油水分などの不要有機物質を揮発除去する装置であって、上流側から下流側へ下降傾斜し、軸心を中心として回転する円筒状のキルン本体(1)と、前記キルン本体(1)内に同心状に固定され、上流側の周面にガス孔(4b)を有する内筒(4)と、火炎(F)を前記内筒(4)内に、下流側入口から噴射して当該内筒(4)を加熱するバーナー(5)と、前記キルン本体(1)の下流端部を覆うように固設された第一フード(2)と、前記キルン本体(1)の上流端部を覆うように固設された第二フード(3)と、前記第一フード(2)の下端部に設けられ、熱処理された有用物質を排出する物質排出通路(7)と、前記内筒(4)の上流側に設けられ、燃焼ガス(G)を排出するガス排気口(9)と、前記第二フード(3)の下端部に設けられ、他炉から排出される排ガス(Ga)を、前記キルン本体(1)と内筒(4)との間の通路(11)に導入するダクト(8)と、を備えてなり、
前記バーナー(5)の噴射圧力を利用して、前記他炉から排出される排ガス(Ga)を、前記ダクト(8)、そして前記キルン本体(1)と内筒(4)との間の通路(11)を通して下流側に導き、前記内筒(4)の下流側入口から内筒(4)へ引き込み前記バーナー(5)で燃焼させ、その燃焼ガス(Gd)を前記ガス孔(4b)から前記通路(11)に導くように循環させるとともに、燃焼ガス(Gd)の一部を前記ガス排気口(9)から排出させる構造であり、
前記材料(M)が前記通路(11)へ上流側から供給された場合、その供給された材料(M)を、前記内筒(4)の輻射熱と、前記通路(11)から下流側に導かれる他炉の排ガス(Ga)と前記ガス孔(4b)から前記通路(11)に導かれる循環ガス(Gb)に接触させることによる伝熱とにより加熱してその表面の不要有機物質を揮発除去した後、前記物質排出通路(7)から排出させるとともに、前記材料(M)に接触後の有機分を含有するガス(Gb)を前記バーナー(5)で燃焼させて清浄ガス(Gd)としてその一部を前記ガス排気口(9)から排出させることを特徴とする。
なお、ここで燃焼ガスの一部とは、他炉から引き込んだ排ガスと燃料および有機分の燃焼排ガスを示す。
また、請求項2に記載の発明は、前記内筒(4)の下流端部に、排ガス吸込み調整管(12)を軸方向に伸縮自在に嵌合し、前記排ガス(Gc)の前記内筒(4)への引き込み量を調節自在としてなることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記内筒(4)内に回転羽根(16)を取付けて、当該内筒(4)の温度を高めると共に、前記材料(M)に接触後の有機分を含有するガス中の有機分を混合接触させて燃焼させてなることを特徴とする。
またさらに、請求項4に記載の発明は、前記物質排出通路(7)に、二つの開閉式ダンパー(15)を直列に取付けたダブルダンパー機構(13)を設け、燃焼ガスの酸素濃度を適切に維持してなることを特徴とする。
なお、カッコ内の記号は、図面および後述する発明を実施するための最良の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のキルンドライヤーによれば、バーナーの火炎を内筒内に噴射して当該内筒を加熱すると共に、材料をキルン本体と内筒との間の通路に供給し、内筒の輻射熱と、ダクトから通路を介して下流側に導かれる他炉から排出される排ガスと、そして、内筒のガス孔から通路に導かれる循環ガスに接触させることによる伝熱とによって材料を加熱するので、火炎を材料に直接当てて加熱する場合と異なり、バーナーの空燃比制御によって酸素の供給量を適切に調節することができる。従って、黒煙の発生を抑えることができ、黒煙中の物質を燃焼させるための再燃炉を必要としない。
これにより、装置の小型化と材料の処理コストを低減することができる。
また、バーナーの火炎を内筒内に直接噴射するので、従来例で示したような、別置き型のアフターバーナーを必要としない。従って、さらなる装置の小型化を図ることができる。同時に、アフターバーナーで燃焼させて得た熱を内筒に供給するのと異なり、内筒を直接加熱するので当該内筒を効果的に加熱することができ、材料に、より効率的に輻射熱を与えることができる。
さらに、他炉から排出される排ガスを、バーナーの噴射圧力によって、ダクト、そしてキルン本体と内筒との間の通路を通して下流側に導き、内筒の下流側入口から内筒へ引き込みバーナーで燃焼させ、その燃焼ガスをガス孔から通路に導くように循環させるとともに、燃焼ガスの一部をガス排気口から排出させるので、循環ファンを必要としない。従って、装置をさらに小型化することができる。
また、他炉から排出される排ガスを直接利用するので、排ガスの有効利用が図れ、特に排ガス温度が予め高ければ、一層省エネルギーを達成することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、内筒の下流側に、排ガス吸込み調整管を軸方向に伸縮自在に嵌合したので、当該排ガス吸込み調整管を軸方向に伸縮させることによって排ガスの内筒への引き込み量を調節することができる。これによって、内筒を、材料に適した適度な加熱温度に設定することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、内筒内に回転羽根を設けたので、当該回転羽根が高温化すること、および当該回転羽根が燃焼ガスを攪拌することによって対流伝熱効果を増大させ、内筒の温度を効率的に高めることができる。これにより、内筒の輻射熱が迅速に高温化し、材料をより効果的に加熱することができる。
また、この回転羽根は燃焼ガスを攪拌するので、それに含まれる有機物の燃焼を促進する。従って、燃焼ガスに含まれる一酸化炭素濃度を低減することができる。
またさらに、請求項4に記載の発明によれば、第一フードの物質排出通路にダブルダンパー機構を設けたので、それらのダンパーを開閉することによって装置内の燃焼ガスの酸素濃度を適切に維持することができる。
図1を参照して、本発明の実施形態に係るキルンドライヤーについて説明する。図1はそのキルンドライヤーを示す断面図である。
本発明の実施形態に係るキルンドライヤーは、使用済みのアルミニウム製の缶容器(UBC 材料M)を再利用するために、溶解工程に先立ってその材料Mの表面に付着している塗料被膜、水分、油分などの不要有機物質を揮発除去する装置であり、キルン本体1、内筒4、バーナー5およびコンベア6を備える。また、キルン本体1内および内筒4内の温度を測定するための温度計17や、装置内の圧力を測定するための圧力計18を備えている。
なお、このキルンドライヤーは、缶容器を粉砕せずそのままの状態を材料Mとして処理するものであるが、粉砕して切粉状とした材料Mを処理することもできる。
本実施形態において、キルン本体1は円筒状であり、上流側から下流側へ材料Mが自然降下する程度の角度に下降傾斜し、軸心を中心として回転する。この回転は、キルン本体1の外周面に当接する回転体20によって行われる。また、このキルン本体1の下流端部にはその下流端部を覆う第一フード2が固設され、上流端部にはその上流端部を覆う第二フード3が固設されている。また、キルン本体1の内壁には複数の掻き板1aが設けられている。
内筒4は、キルン本体1内に同心状に固定され、上流側の周面に燃焼ガスGdが通過することのできるガス孔4bを有する。バーナー5は、第一フード2に取付けられ、火炎Fを内筒4内にその下流側から噴射して当該内筒4を加熱する。また、コンベア6は、第二フード3に取付けられ、材料Mをキルン本体1と内筒4との間の通路11へ上流側から供給する。
また、第一フード2の下端部には、熱処理された有用物質を排出する物質排出通路7が設けられている。また、内筒4の上流側には、燃焼ガスGdの一部を排出するガス排気口9が設けられている。さらに、第二フード3の下端部には、他炉から排出される排ガスGaを、キルン本体1と内筒4との間の通路11に導入するダクト8が設けられている。
このキルンドライヤーは、コンベア6によって通路11に上流側から供給された材料Mを、バーナー5によって加熱された内筒4の輻射熱と、通路11から下流側に導かれる他炉から排出される排ガスGaと、そして、内筒4のガス孔4bから通路11に導かれる循環ガスGbに接触させることによる伝熱とによって加熱し、その表面に付着している塗料被膜などの不要有機物質を燃焼して揮発除去した後、第一フード2の下端部に形成した物質排出通路7から排出して処理ボックス(図示せず)に送る。この材料Mは、溶解炉に送られて溶融され、再利用される。
また、他炉から排出される排ガスGaを、バーナー5の噴射圧力を利用して、ダクト8、そしてキルン本体1と内筒4との間の通路11を通して下流側に導き、内筒4の下流側入口4aから内筒4へ引き込みバーナー5で燃焼させ、その燃焼ガスGdをガス孔4bから通路11に導くように循環させるとともに、燃焼ガスGdの一部をガス排気口9から排出させている。これにより、材料Mに接触後の有機分を含有するガスGcはバーナー5で燃焼されて清浄ガスGdとしてその一部がガス排気口9から排出させる。
なお、燃焼ガスの一部とは、他炉から引き込んだ排ガスと燃料および有機分の燃焼排ガスを示す。
上記した構成の本実施形態に係るキルンドライヤーは、バーナー5の火炎Fを内筒4内に噴射して当該内筒4を加熱し、材料Mをキルン本体1と内筒4との間の通路11に供給し、内筒4の輻射熱と、他炉から排出される排ガスGaと、そして、内筒4のガス孔4bから通路11に導かれる循環ガスGbに接触させることによる伝熱とによって加熱する。従って、火炎Fを材料Mに直接当てて加熱する場合と異なり、バーナー5の空燃比制御によって酸素の供給量を適切に調節することができ、黒煙の発生を抑えることができる。これにより、再燃炉を必要とせず、装置の小型化と材料Mの処理コストを低減することができる。
また、バーナー5の火炎Fを内筒4内に噴射するので、アフターバーナーを必要とせず、よって、装置をさらに小型化することができる。同時に、内筒4を直接加熱するので加熱効率が良く、よって、材料Mに、輻射熱を効果的に与えることができる。
さらに、バーナー5の噴射圧力によって、他炉から排出される排ガスGaを、ダクト8、そしてキルン本体1と内筒4との間の通路11を通して下流側に導き、内筒4の下流側入口4aから内筒4へ引き込みバーナー5で燃焼させ、その燃焼ガスGdをさらに内筒4のガス孔4bから通路11に導くように循環させるとともに、燃焼ガスGdの一部をガス排気口9から排出させるので、循環ファンを必要としない。これによっても装置の小型化を図ることができる。
また、他炉から排出される排ガスGaを直接利用するので、排ガスGaの有効利用が図れ、特に排ガスGaの温度が予め高ければ、一層省エネルギーを達成することができる。
また、本実施形態に係るキルンドライヤーは、内筒4の下流端部に、排ガス吸込み調整管12を軸方向に伸縮自在に嵌合している。この排ガス吸込み調整管12を軸方向に伸縮させることによって、排ガスGaの内筒4への引き込み量を調節することができる。これによって、内筒を、材料に適した適度な加熱温度に設定することができる。
すなわち、排ガス吸込み調整管12を伸長して第一フード2との距離を縮めることによって内筒4の下流側入口4aから供給される排ガスGaの量を減少させる。排ガスGaには可燃性である有機物質が含まれているため、引き込み量が減少すると可燃物が減少してバーナー5の火力が減衰するので内筒4の温度が低下する。反対に、排ガス吸込み調整管12を収縮させると排ガスGaの引き込み量が増大して火力が増大するので内筒4の温度は高められる。
また、このキルンドライヤーは、第一フード2の下端部に設けられた物質排出通路7には、二つの開閉式のダンパー15を直列に上下に取付けたダブルダンパー機構13を設けている。
ダブルダンパー機構13において、それぞれ二つのダンパー15を共に開くと装置内への酸素供給量が増加し、逆に、閉じると酸素供給量が減少する。また、二つのダンパー15のうち、一方のみを開くこともできる。こうしたダンパー15の調整によって、燃焼ガスGdの酸素濃度を適切に保つことができる。
なお、このキルンドライヤーは、図2および図3に示すように、その内筒4内に、当該円筒4と共に回転する回転羽根16を取付けることができる。この回転羽根16はバーナー5の火炎Fによって高温化し、また、燃焼ガスGdを攪拌して対流伝熱効果を増大させるので、内筒4の温度をより効率的に高めることができる。従って、高温化した内筒4の輻射熱によって材料Mをより効果的に加熱することができ、それに付着している不要有機物質をさらに迅速に燃焼させて除去することができる。
また、この回転羽根16は、バーナー5の火炎Fと内筒4に引き込まれるガスGcを攪拌混合してそれに含まれる有機物の燃焼を促進するので、未燃有機分および一酸化炭素濃度を低減することができる。これによって、ガス排気口9から排出される燃焼ガスGdによる環境汚染を抑制することができる。
なお、この回転羽根16は、図4の右側に示すように捻りを加えたものであっても良いし、直線状に形成しても良い。また、接触効果を持たせるために、パンチィングプレートを用いても良い。
本発明の実施形態に係るキルンドライヤーを示す断面図である。 本発明の実施形態に係るキルンドライヤーに取付けることのできる回転羽根を示す側面図である。 図2に示す回転羽根の正面図である。 従来例に係るキルンドライヤーを示す断面図である。 他の従来例に係るキルンドライヤーを示す断面図である。
符号の説明
1 キルン本体
1a 掻き板
2 第一フード
3 第二フード
4 内筒
4a 下流側入口
4b ガス孔
5 バーナー
6 コンベア
7 物質排出通路
8 ダクト
9 ガス排気口
11 通路
12 排ガス吸込み調整管
13 ダブルダンパー機構
15 ダンパー
16 回転羽根
17 温度計
18 圧力計
20 回転体
30 キルン本体
31 コンベア
32 バーナー
33 再燃炉
34 内筒
35 投入口
36 アフターバーナー
37 循環ファン
M 材料
F 火炎
Ga 他炉から排出される排ガス
Gb 有機分を含有するガス
Gc 内筒に引き込まれる直前のガス
Gd 燃焼ガス

Claims (4)

  1. 使用済みの缶容器をはじめとする機械加工から出る切削屑等の鉄製または非鉄金属製のスクラップ材料を再利用すべく、溶解工程に先立って前記材料の表面に付着している塗料被膜や油水分などの不要有機物質を揮発除去する装置であって、
    上流側から下流側へ下降傾斜し、軸心を中心として回転する円筒状のキルン本体と、
    前記キルン本体内に同心状に固定され、上流側の周面にガス孔を有する内筒と、
    火炎を前記内筒内に、下流側入口から噴射して該内筒を加熱するバーナーと、
    前記キルン本体の下流端部を覆うように固設された第一フードと、
    前記キルン本体の上流端部を覆うように固設された第二フードと、
    前記第一フードの下端部に設けられ、熱処理された有用物質を排出する物質排出通路と、
    前記内筒の上流側に設けられ、燃焼ガスを排出するガス排気口と、
    前記第二フードの下端部に設けられ、他炉から排出される排ガスを、前記キルン本体と内筒との間の通路に導入するダクトと、を備えてなり、
    前記バーナーの噴射圧力を利用して、前記他炉から排出される排ガスを、前記ダクト、そして前記キルン本体と内筒との間の通路を通して下流側に導き、前記内筒の下流側入口から内筒へ引き込み前記バーナーで燃焼させ、その燃焼ガスを前記ガス孔から前記通路に導くように循環させるとともに、燃焼ガスの一部を前記ガス排気口から排出させる構造であり、
    前記材料が前記通路へ上流側から供給された場合、その供給された材料を、前記内筒の輻射熱と、前記通路から下流側に導かれる他炉の排ガスと前記ガス孔から前記通路に導かれる循環ガスに接触させることによる伝熱とにより加熱してその表面の不要有機物質を揮発除去した後、前記物質排出通路から排出させるとともに、前記材料に接触後の有機分を含有するガスを前記バーナーで燃焼させて清浄ガスとしてその一部を前記ガス排気口から排出させることを特徴とするキルンドライヤー。
  2. 前記内筒の下流端部に、排ガス吸込み調整管を軸方向に伸縮自在に嵌合し、前記排ガスの前記内筒への引き込み量を調節自在としてなることを特徴とする請求項1に記載のキルンドライヤー。
  3. 前記内筒内に回転羽根を取付けて、該内筒の温度を高めると共に、前記材料に接触後の有機分を含有するガス中の有機分を混合接触させて燃焼させてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のキルンドライヤー。
  4. 前記物質排出通路に、二つの開閉式ダンパーを直列に取付けたダブルダンパー機構を設け、燃焼ガスの酸素濃度を適切に維持してなることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のキルンドライヤー。
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