JP4026416B2 - Semiconductor device and manufacturing method of semiconductor device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関し、特には基板表面の溝内に埋込ゲート電極を設けて成る溝ゲート型の半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の高集積化および高機能化の要求にともない、素子構造の微細化が進んでいる。このようななか、半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を設けてなる半導体装置(いわゆるMOSトランジスタ)においては、微細化によって顕著になる短チャネル効果(例えばパンチスルー現象)を、不純物濃度の増加やゲート絶縁膜の薄膜化によって抑制することが限界となってきている。
【0003】
そこで、特開平7−38095に開示されているように、基板の表面層に形成した溝内にゲート電極を埋め込んで溝ゲート型とする構成の半導体装置が提案されている。溝ゲート型の半導体装置は、図10に示すように、基板103の表面層に形成された溝103aの内壁がゲート絶縁膜105で覆われており、この溝103a内に埋込ゲート電極107が設けられている。そして、溝103aの両側における基板103の表面層には、ゲート絶縁膜105に隣接させてソース/ドレイン拡散層(S/D層)109a,109bが設けられている。このS/D層109a,109bは、溝103aの深さHよりも浅く形成されている。また、溝103aの内壁(ゲート絶縁膜105)に沿った位置には、S/D層109a,109b間にわたって閾値調整用の不純物が導入された基板103(109a,109b領域を除く)と同導電型の領域111が設けられている。この領域111は、0.1um世代では1018(個/cm3)以上の基板不純物濃度になり、またそれ以降の世代ではさらに不純物濃度が高くなるので、以下「基板高濃度層」と言う
【0004】
このような構成の半導体装置101においては、ゲート電極107の線幅Lgを微細化しつつも、S/D層109a−S/D層109b間の距離、すなわちチャネル長Lを確保することができる。このため、S/D層109a,109bからの空乏層の伸びによる短チャネル効果(所謂パンチスルー現象)を抑制しつつ素子構造の微細化を図ることが可能になる。
【0005】
このような構成の半導体装置101を製造する場合には、次の様に行う。先ず、図11(1)に示すように、基板103に形成した溝103aに対して、図中矢印で示した斜めイオン注入によって不純物を導入した基板高濃度層111を形成する。次いで、図11(2)に示すように、溝103aの内壁を含む基板103の表面に絶縁膜を形成し、溝103a内の部分をゲート絶縁膜105とする。その後、ゲート絶縁膜105で覆われた溝103a内に埋込ゲート電極107を形成する。以上の後、図10に示したように、基板103の表面層およびゲート電極107に基板103と逆導電型の不純物を導入し、S/D層109a,109bを形成すると共に、ゲート電極107の導電性を確保する。この際、S/D層109a,109bが、溝103aの深さHよりも浅くなるように、イオン注入のエネルギーが設定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した溝ゲート型の半導体装置およびその製造方法では、製造工程上の問題から、基板に形成される溝の深さに10%程度のばらつきが生じる。そして、この溝の深さのばらつきに依存して、溝の壁面に沿って形成されるチャネル長Lもばらつくことになる。このようなチャネル長Lのばらつきは、半導体装置の閾値電圧のばらつきの要因となり、半導体装置の動作を不安定にし、歩留まりの低下を引き起こす。
【0007】
そこで本発明は、溝の深さのばらつきに依存し変化する閾値電圧のばらつきを抑制することが可能な溝ゲート型の半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明の半導体装置は、基板の表面層に形成された溝の内壁を覆うゲート絶縁膜、このゲート絶縁膜で覆われた溝内に設けられた埋込ゲート電極、溝の両側における基板の表面層に設けられた溝よりも浅いソース/ドレイン拡散層、さらにはソース/ドレイン拡散層との間に間隔を設けた状態で溝の底部に設けられた閾値調整用の基板高濃度層を備えたことを特徴としている。
【0009】
このような構成の半導体装置では、埋込ゲート電極が内設されている溝よりも、ソース/ドレイン拡散層が浅いので、埋込ゲート電極の線幅よりも、ソース/ドレイン拡散層間の距離、すなわち実効チャネル長が長くなる。そして特に、ソース/ドレイン拡散層の間に間隔を有して溝の底面に閾値調整用の基板高濃度層が設けられているため、ドレイン拡散層からの空乏層が溝の側壁に沿って溝の底面方向にまで延びるが、溝型構造のためこの空乏層がソース拡散層領域まで影響を及ぼすことがなく、微細化による短チャネル効果を効果的に抑制することができる。またドレイン拡散層と溝底面の基板高濃度層の間に溝の側面部の比較的低濃度拡散層領域が存在する構造のため、両者が直接触れず接合耐圧が高く、リーク電流が小さいために、微細化MOSの高耐圧デバイスやDRAMのセルトランジスタに有効である。さらにこの溝の側面部は不純物濃度が基板高濃度層11よりも濃度が低いので、トランジスタの閾値が部分的に(基板高濃度層11による部分的な閾値より)十分低い。したがって、溝の深さがばらついた場合であっても、この埋め込みゲート構造のトランジスタの閾値は基板高濃度層11により決まる(閾値が低い領域は影響しない)ため、トランジスタの閾値ばらつきを小さくできる。
【0010】
また、本発明はこのような半導体装置の製造方法でもあり、基板の表面側に設けた溝の内壁に沿って閾値調整用の基板高濃度層を形成する工程では、前記溝の底部に当該基板高濃度層を形成するためのイオン注入を行い、その後、ソース/ドレイン拡散層を形成する工程では、前記基板高濃度層の深さに達することのない様に当該ソース/ドレイン拡散層を形成するためのイオン注入を行うことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の実施形態においては、nチャンネルMOSトランジスタに本発明を適用した場合を説明するが、pチャンネルMOSトランジスタにも同様に適用可能であり、この場合はp型とn型とを逆に読み替えることとする。
【0012】
(第1実施形態)
<半導体装置>
図1は、第1実施形態の半導体装置の構成を示す断面図である。この図に示す半導体装置1は、例えばp型の単結晶シリコンからなる基板3の表面層に、溝3aが形成されている。この溝3aの内壁は、例えば酸化シリコンや他の絶縁材料からなるゲート絶縁膜5で覆われており、ゲート絶縁膜5で覆われた溝3a内にシリコン系材料や金属などからなる埋込ゲート電極7が設けられている。
【0013】
また、溝3aの両側における基板3の表面層には、ゲート絶縁膜5に隣接させて、n型のソース/ドレイン拡散層(S/D層)9a,9bが設けられている。これらのS/D層9a,9bは、溝3aよりも浅く形成されていることとする。
【0014】
そして特に、このS/D層9a,9b間の溝3aの底部には、ゲート絶縁膜5に隣接させて、閾値調整用のp型不純物が高濃度に導入された基板高濃度層11が設けられている。つまり、この基板高濃度層11は、ソース/ドレイン拡散層9a,9bに接することのない状態で設けられているのである。
【0015】
また、基板高濃度層11とソース/ドレイン拡散層9a,9bとの間の溝3aに沿った位置には、基板高濃度層11よりも低濃度で、基板3にp型不純物が導入された領域(低濃度領域、図示省略)が設けられていても良い。尚、この低濃度領域は、基板3よりもp型不純物濃度が同じもしくは高いこととする。また、この低濃度領域のp型不純物濃度は、各世代の設計ルールで規定される埋込ゲート電極7の線幅Lgや、S/D層9a,9bの底部と溝3aの底部との間隔毎に、最適な範囲に設定されることとする。
【0016】
<半導体装置の製造方法>
次に、図1を用いて説明した構成の半導体装置の製造方法の実施の形態を、図2の断面工程図に基づいて詳細に説明する。
【0017】
先ず、図2(1)に示すように、p型シリコンからなる基板3の表面層に、所定の深さHを有する溝3aを形成する。その後、基板3の表面に対して、図中矢印で示すような略垂直方向からのイオン注入を行い、これによって溝3aの底面に基板高濃度層11を形成するためのp型不純物を導入する。
【0018】
また、この基板高濃度層11を形成するためのイオン注入においては、基板3の表面に対して略垂直方向からのイオン注入を行うこととしたが、この場合のイオン注入の角度は、基板3表面の法線に対して0°〜20°の範囲、好ましくは0°〜15°の範囲の略垂直方向からのイオン注入を行うこととする。尚、この際のイオン注入の角度は、図1で示した埋込ゲート電極7の線幅Lgや、S/D層9a,9bの底部と溝3aの底部との間隔などで規定される設計ルール毎に、最適な範囲に設定されることとする。
【0019】
以上のように、溝3aの底部に基板高濃度層11を形成するためのイオン注入を行った後、図2(2)に示すように、溝3aの内壁を含む基板3の表面に、例えば熱酸化によって酸化シリコンからなるゲート絶縁膜5を形成する。
【0020】
その後、図2(3)に示すように、ゲート絶縁膜5で覆われた溝3a内にゲート材料を埋め込んで埋込ゲート電極7を形成する。この埋込ゲート電極7は、例えば、基板3上にポリシリコン膜を成膜し、ポリシリコン膜をエッチバックやCMP(Chemical Mechanical Polishing)することで溝3a内にのみポリシリコン膜を残すことによって得られる。
【0021】
以上の後、図1に示したように、基板3の表面層および埋込ゲート電極7に不純物を導入し、基板3の表面層にS/D層9a,9bを形成すると共に、埋込ゲート電極7の導電性を確保する。この際、例えば、イオン注入によるn型不純物の導入と、熱処理による不純物の活性化を行うこととする。そして、以降の工程では、ここでの図示は省略したが、S/D層9a,9b上のゲート絶縁膜5を除去し、S/D層9a,9b表面層をシリサイド化によって低抵抗化しても良い。
【0022】
これにより、図1を用いて説明した構成の半導体装置1が得られる。
【0023】
このようにして形成された半導体装置1は、埋込ゲート電極7が内設されている溝3aの深さHよりも、S/D層9a,9bが浅いので、埋込ゲート電極7の線幅Lgよりも、溝3aの内壁に沿ったS/D層9a−S/D層9b間の距離、すなわちチャネル長が長くなる。そして特に、S/D層9a,9bとの間に間隔を有して溝3aの底面に閾値調整用の基板高濃度層11が設けられているため、S/D層9a,9bから延びる空乏層は、溝3aの側壁に沿って溝3aの底面方向にまで延びる。したがって、実効的なチャネル長(以下、実効チャネル長)Laは、閾値調整用の基板高濃度層11の長さ程度となり、上述したチャネル長よりも小さくなる。したがって、溝3aの深さHがばらついた場合であっても、このばらつきによらず、基板高濃度層11の長さ程度に実効ゲート長Laを一定に保つことが可能になる。
【0024】
この結果、図3の溝の深さHと閾値Vthとの関係を示すグラフのように、本第1実施形態の半導体装置1は、従来のSource層−Drain層間に亘って閾値調整用の高濃度領域が設けられている半導体装置と比較して、溝3aの深さHのばらつきに対する閾値Vthのばらつきを小さく抑えることが可能になるのである。したがって、溝形成の深さ方向のプロセスマージンに対して閾値Vthのばらつきが小さくなり、溝ゲート型半導体装置の動作特性の安定化を図ると共に、歩留まりの向上を図ることが可能になる。
【0025】
また、上述した第1実施形態においては、基板高濃度層11と、S/D層9a,9bとの間に、基板高濃度層11よりも十分に低濃度でp型不純物が導入された領域(低濃度領域)が設けられていても良い。このような低濃度領域を設けることによって、S/D層9a,9bから溝3aの側壁に沿って延びる空乏層が、ドレイン拡散層と基板の間にかかる電界を緩和し、高耐圧で低リークの素子が実現できる。またこの低濃度領域は部分的な閾値が、溝3a底部の閾値よりも低いため、溝3aの深さ方向の製造ばらつきが生じていても、トレンチ型トランジスタ全体の閾値に与える影響は小さく、その結果閾値ばらつきを低減できる。
【0026】
そして、このような効果は、上述したように、埋込ゲート電極7の線幅Lgや、S/D層9a,9bの底部と溝3aの底部との間隔などで規定される設計ルール毎に設定される低濃度領域のp型不純物濃度の範囲において得られることになる。p型不純物濃度は、図2(1)を用いて説明した、基板高濃度層11を形成するための基板3の表面に対して略垂直方向からのイオン注入の際のイオン注入角度によって決められる。
【0027】
図4には、各イオン注入角度においての、溝の深さHに対する閾値Vthのシミュレーション結果を示す。ここでは、溝の深さHが0.20μmである場合に、閾値Vthが0.60Vとなるようなデバイス特性を目標値とし、溝の深さHを変化させた場合の閾値Vth変化のシミュレーションを行った。
【0028】
このシミュレーション結果から、上述した設計ルールにおいては、基板高濃度層(11)を形成するためのイオン注入角度を14°程度に設定した場合に、溝の深さHのばらつきによるVthの変動を抑制する効果が最も高いp型不純物濃度の低濃度領域が形成されることが分かる。今回の例の場合は溝の深さHのばらつきの範囲は0.20±0.05μmである。この範囲においては、イオン注入角度30°とした従来の半導体装置のVthの変動幅は、0.495〜0.655Vであるのに対して、イオン注入角度0°として低濃度領域を設けない半導体装置であっても、変動幅は0.530〜0.630Vと、閾値バラツキ幅で0.060Vの改善が図られることが確認された。
【0029】
また、図5には、図4と同じ設計ルールで、溝の深さHに対する電流駆動能力Idsのシミュレーション結果を示す。この結果から、基板高濃度層を形成するためのイオン注入角度30°とすることで、基板高濃層がS/D層間に亘って設けられている構成の従来の半導体装置の電流駆動能力Idsと比較して、イオン注入角度0°または7°とした本実施形態の半導体装置の電流駆動能力Idsが、向上し、またバラツキ幅も小さいことが確認された。これは、上述したように、本実施形態の半導体装置では、溝3aの内壁に沿ったS/D層9a−S/D層9b間の距離(チャネル長)よりも、実行チャネル長Laが短くなるためである。
【0030】
このように電流駆動能力Idsが大きくできることで、半導体装置の回路動作マージンを確保できると共に、ゲート幅を縮小して素子構造のさらなる微細化を図ることも可能になるのである。
【0031】
(第2実施形態)
<半導体装置>
図6は、第2実施形態の半導体装置の構成を示す断面図である。この図に示す半導体装置1’と、図1を用いて説明した半導体装置1との異なるところは、基板高濃度層の長さにあり、他の構成は同様であることとする。
【0032】
すなわち、半導体装置1’の基板高濃度層11’は、半導体装置1’における埋込ゲート電極7の線幅方向中央部に、埋込ゲート電極7の線幅Lgよりも小さい長さを有して配置されているのである。ただし、基板高濃度層11’とS/D拡散層9a,9bとの間の溝3aに沿った位置には、第1実施形態と同様に、基板高濃度層11’よりも十分に低濃度でp型不純物が導入された低濃度領域(図示省略)が設けられている。
【0033】
<半導体装置の製造方法>
次に、このような構成の半導体装置1’の製造方法を説明する。先ず、図7(1)に示すように、p型シリコンからなる基板3の表面層に溝3aを形成した後、この溝3aの側壁に従来から良く知られているSiO2やSi3N4等の材料のCVD(Chemical Vapor Deposition)による堆積とこの材料のエッチバックにより、サイドウォール21を形成する。次いで、このサイドウォール21をマスクにして、基板3の表面に対して図中矢印で示した略垂直方向からのイオン注入を行い、これによって溝3aの底面に基板高濃度層11’を形成するためのp型不純物を導入する。
【0034】
その後、サイドウォール21を選択的に除去する。尚、サイドウォール21を除去した後、必要に応じて、溝3aの内壁に沿って、第1実施形態と同様のp型不純物濃度に設定された低濃度領域を形成するためのイオン注入を行っても良い。
【0035】
以上のように、溝3aの底部に基板高濃度層11’を形成するためのイオン注入を行った後、図7(2)に示すように、溝3aの内壁を含む基板3の表面に、例えば熱酸化させることにより酸化シリコンからなるゲート絶縁膜5を形成し、さらにゲート絶縁膜5で覆われた溝3a内にゲート材料を埋め込んで埋込ゲート電極7を形成する。これらの工程は、第1実施形態と同様に行う。
【0036】
その後、図6に示したように、第1実施形態と同様に、基板3の表面層および埋込ゲート電極7にn型不純物を導入し、基板3の表面層にS/D層9a,9bを形成すると共に、埋込ゲート電極7の導電性を確保する。
【0037】
これにより、図6を用いて説明した構成の半導体装置1’が得られる。
【0038】
このようにして得られた半導体装置1’は、S/D層9a,9bとの間に間隔を有して溝3aの底面に閾値調整用の基板高濃度層11’が設けられており、さらに、基板高濃度層11’を溝3aの底部中央に設けたことで、第1実施形態よりもさらに実効的なゲート長を小さくでき、電流駆動能力Idsを大きくすることが可能になる。この場合でも第1実施形態と同様にドレイン領域から伸びる空乏層は溝型構造のためにソース側に影響することはなく、短チャネル効果は抑制でき、かつ溝の深さH方向のプロセスばらつきによる閾値変動も同様に低減できる。このため、第1実施形態よりも、さらに実行チャネル長Laを安定化させることが可能になる。
【0039】
(第3実施形態)
ここでは、第2実施形態において図6を用いて説明した構成の半導体装置1’の製造方法の他の例を第3実施形態として説明する。
【0040】
<半導体装置の製造方法>
先ず、図8(1)に示すように、p型シリコンからなる基板3の表面層に溝3aを形成した後、この溝3aの底面に対して第1のイオン注入を行い、これによって溝3aの底面に基板高濃層(11’)を形成するためのp型不純物領域23を導入する。
【0041】
この第1のイオン注入においては、溝3aの底面に基板高濃度層(11’)を形成するためのp型不純物領域23が形成されれば良い。このため、矢印で示したように、基板3の表面に対して斜め方向からイオンを注入する斜めイオン注入であっても良く、基板3の表面に対して略垂直方向からのイオン注入であっても良い。ただし、斜めイオン注入を行う場合には、溝3aの底面の中央部に対して確実にイオン注入が行われるように、その注入角度が設定されることとする。
【0042】
次に、図8(2)に示すように、溝3aの底面の中央部のみにp型不純物領域23を残した基板高濃度層11’が形成されるように、斜め方向からの第2のイオン注入によって(基板3とは反対の導電型の)n型不純物を導入する。この際、矢印に示したように、溝3aの陰になって、溝3aの底面の中央部には、n型不純物が注入されないように、第2のイオン注入の注入角度を設定することが重要である。そして、この注入角度によって、基板高濃度層11’の長さが決定されることになる。この際のn型不純物の注入角度θは、図9に示すθ1≦θ≦θ2の範囲であることとする。尚、θ1、θ2は、実行チャネル長La、溝の深さHおよび埋め込みゲート電極の線幅Lgを用いてそれぞれ、θ1=tan-1(Lg+La/2H)、θ2=tan-1(Lg/H)である。
【0043】
尚、この第2のイオン注入においては、基板高濃度層11’とS/D拡散層9a,9bとの間の溝3aに沿った位置に、第1実施形態と同様の、基板高濃度層11’よりも十分に低濃度のp型不純物が導入された低濃度領域(図示省略)が設けられるような注入濃度で行っても良い。
【0044】
以上のように、溝3aの底部に基板高濃度層11’を形成するための第2のイオン注入を行った後、第1の方法において図7(2)を用いて説明した以降の工程を、第1の方法と同様に行い、図6に示す半導体装置1’を得る。
【0045】
このような製造方法では、図8(2)で説明した第2のイオン注入におけるイオン注入角度によって、基板高濃度層11’の長さを任意に設定可能である。したがって、サイドウォールの幅によって基板高濃度層11’の長さ、すなわち基板高濃度層11’と同程度の長さとなる実行チャネル長Laが規定される第2実施形態の製造方法と比較して、実行チャネル長Laの設計自由度を広げることができる上に、サイドウォール形成工程を省略できるため製造プロセスも低コストで実現できる。
【0046】
尚、上述した第1〜第3実施形態で示した本発明の溝ゲート型の半導体装置は、S/D層と閾値調整用の基板高濃度層との間にある低濃度領域により間隔が保たれているため、この間の電界が緩和される。したがって、この半導体装置をDRAMのセルトランジスタとして用いた場合には、上述した効果に加えて、良好な電荷の保持特性を得ることができると言った効果も得ることができる。また、本発明の半導体装置は、DRAMのセルトランジスタへの適用に限定されることはなく、例えば高電圧駆動用のトランジスタとしても同様に用いることが可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体装置およびその製造方法によれば、ソース/ドレイン拡散層の間に間隔を有して溝の底面に閾値調整用の基板高濃度層を設けることで、溝ゲート型の半導体装置における実効的なチャネル長を、閾値調整用の基板高濃度層の長さ程度に一定とすることができる。したがって、溝の深さのばらつきによらず、基板高濃度層の長さ程度に実効的なゲート長を保つことが可能で、閾値のばらつきを小さく抑えることが可能な溝ゲート型の半導体装置を得ることが可能になる。この結果、溝ゲート型の半導体装置およびその製造において、溝形成のプロセスマージンに対して閾値Vthのばらつきが小さく動作特性が安定し、歩留まりの向上を図ることが可能になる。また、ソース/ドレイン拡散層と基板高濃度領域の間に比較的低濃度な基板領域があるため、耐圧が高く、低リーク電流の素子が実現できる。このため高耐圧素子や、DRAMのセルトランジスタへの応用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の半導体装置の構成を示す断面図である。
【図2】第1実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。
【図3】半導体装置の溝の深さHと閾値Vthとの関係を示すグラフである。
【図4】イオン注入角度毎の、溝の深さHと閾値Vthとの関係を示すグラフである。
【図5】半導体装置の溝の深さHと電流駆動能力Idsとの関係を示すグラフである。
【図6】第2実施形態の半導体装置の構成を示す断面図である。
【図7】第2実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。
【図8】第3実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。
【図9】第3実施形態におけるn型不純物の注入角度を説明する図である。
【図10】従来の溝ゲート型の半導体装置の構成を示す断面図である。
【図11】従来の半導体装置の製造行程を示す断面工程図である。
【符号の説明】
1,1’…半導体装置、3…基板、3a…溝、5…ゲート絶縁膜、7…埋込ゲート電極、9a,9b…S/D層(ソース/ドレイン拡散層)、11,11’…基板高濃度層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor device and a method for manufacturing the semiconductor device, and more particularly to a trench gate type semiconductor device in which a buried gate electrode is provided in a trench on a substrate surface and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the demand for higher integration and higher functionality of semiconductor devices, element structures have been miniaturized. Under such circumstances, in a semiconductor device (a so-called MOS transistor) in which a gate electrode is provided on a semiconductor substrate via a gate insulating film, a short channel effect (for example, a punch-through phenomenon) that becomes conspicuous by miniaturization is reduced due to impurity concentration. It has become a limit to suppress it by increasing or thinning the gate insulating film.
[0003]
Therefore, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-38095, there has been proposed a semiconductor device having a structure in which a gate electrode is embedded in a groove formed in a surface layer of a substrate to form a groove gate type. In the trench gate type semiconductor device, as shown in FIG. 10, the inner wall of the
In the
[0005]
When manufacturing the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described trench gate type semiconductor device and its manufacturing method, a variation of about 10% occurs in the depth of the groove formed in the substrate due to a problem in the manufacturing process. The channel length L formed along the wall surface of the groove varies depending on the variation in the depth of the groove. Such variations in the channel length L cause variations in the threshold voltage of the semiconductor device, destabilize the operation of the semiconductor device, and reduce the yield.
[0007]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a trench gate type semiconductor device and a method for manufacturing the same that can suppress variation in threshold voltage that varies depending on variation in trench depth.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, a semiconductor device according to the present invention includes a gate insulating film that covers an inner wall of a groove formed in a surface layer of a substrate, and a buried gate provided in the groove covered with the gate insulating film. Threshold adjustment provided at the bottom of the groove with a space between the electrode and the source / drain diffusion layer shallower than the groove provided on the surface layer of the substrate on both sides of the groove, and further between the source / drain diffusion layer It is characterized by having a high concentration layer for the substrate.
[0009]
In the semiconductor device having such a configuration, since the source / drain diffusion layer is shallower than the trench in which the buried gate electrode is provided, the distance between the source / drain diffusion layers is larger than the line width of the buried gate electrode. That is, the effective channel length becomes long. In particular, since the substrate high concentration layer for adjusting the threshold value is provided on the bottom surface of the groove with a gap between the source / drain diffusion layers, the depletion layer from the drain diffusion layer is formed along the side wall of the groove. The depletion layer does not affect the source diffusion layer region because of the trench structure, and the short channel effect due to miniaturization can be effectively suppressed. In addition, since the relatively low-concentration diffusion layer region on the side surface of the groove exists between the drain diffusion layer and the substrate high-concentration layer at the bottom of the groove, both do not touch each other directly, resulting in high junction breakdown voltage and low leakage current. It is effective for high-voltage devices of miniaturized MOSs and DRAM cell transistors. Further, since the impurity concentration of the side surface portion of the groove is lower than that of the substrate
[0010]
The present invention is also a method for manufacturing such a semiconductor device. In the step of forming a substrate high concentration layer for adjusting a threshold value along an inner wall of a groove provided on the surface side of the substrate, the substrate is formed at the bottom of the groove. In the step of performing ion implantation for forming a high concentration layer and then forming the source / drain diffusion layer, the source / drain diffusion layer is formed so as not to reach the depth of the substrate high concentration layer. Therefore, ion implantation is performed.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following embodiments, the case where the present invention is applied to an n-channel MOS transistor will be described. However, the present invention can also be applied to a p-channel MOS transistor. In this case, the p-type and the n-type are reversed. It will be replaced.
[0012]
(First embodiment)
<Semiconductor device>
FIG. 1 is a cross-sectional view showing the configuration of the semiconductor device of the first embodiment. In the
[0013]
Further, n-type source / drain diffusion layers (S / D layers) 9 a and 9 b are provided on the surface layer of the
[0014]
In particular, at the bottom of the
[0015]
A p-type impurity is introduced into the
[0016]
<Method for Manufacturing Semiconductor Device>
Next, an embodiment of a method of manufacturing a semiconductor device having the configuration described with reference to FIG. 1 will be described in detail based on the sectional process diagram of FIG.
[0017]
First, as shown in FIG. 2A, a
[0018]
In the ion implantation for forming the substrate
[0019]
As described above, after ion implantation for forming the substrate
[0020]
Thereafter, as shown in FIG. 2 (3), a gate material is embedded in the
[0021]
Thereafter, as shown in FIG. 1, impurities are introduced into the surface layer of the
[0022]
Thereby, the
[0023]
In the
[0024]
As a result, as shown in the graph showing the relationship between the groove depth H and the threshold value Vth in FIG. 3, the
[0025]
In the first embodiment described above, a region in which p-type impurities are introduced at a sufficiently lower concentration than the substrate
[0026]
Such an effect is obtained for each design rule defined by the line width Lg of the buried
[0027]
FIG. 4 shows simulation results of the threshold value Vth with respect to the groove depth H at each ion implantation angle. Here, when the groove depth H is 0.20 μm, a device characteristic such that the threshold Vth is 0.60 V is set as a target value, and the threshold Vth change when the groove depth H is changed is simulated. Went.
[0028]
From this simulation result, in the design rule described above, when the ion implantation angle for forming the substrate high concentration layer (11) is set to about 14 °, the variation in Vth due to the variation in the groove depth H is suppressed. It can be seen that a low concentration region having the highest p-type impurity concentration is formed. In the case of this example, the range of variation of the groove depth H is 0.20 ± 0.05 μm. In this range, the variation width of Vth of a conventional semiconductor device with an ion implantation angle of 30 ° is 0.495 to 0.655 V, whereas a semiconductor in which a low concentration region is not provided with an ion implantation angle of 0 °. Even in the case of the apparatus, it was confirmed that the fluctuation range is 0.530 to 0.630 V, and the threshold variation width is 0.060 V.
[0029]
FIG. 5 shows a simulation result of the current drive capability Ids with respect to the groove depth H under the same design rule as FIG. From this result, the current driving capability Ids of the conventional semiconductor device in which the substrate high concentration layer is provided across the S / D layer by setting the ion implantation angle for forming the substrate high concentration layer to 30 °. It was confirmed that the current drive capability Ids of the semiconductor device of this embodiment with an ion implantation angle of 0 ° or 7 ° was improved and the variation width was small. As described above, in the semiconductor device of this embodiment, the effective channel length La is shorter than the distance (channel length) between the S /
[0030]
Since the current drive capability Ids can be increased in this way, a circuit operation margin of the semiconductor device can be secured, and the gate structure can be reduced to further miniaturize the element structure.
[0031]
(Second Embodiment)
<Semiconductor device>
FIG. 6 is a cross-sectional view showing the configuration of the semiconductor device of the second embodiment. The difference between the
[0032]
That is, the substrate
[0033]
<Method for Manufacturing Semiconductor Device>
Next, a method for manufacturing the
[0034]
Thereafter, the
[0035]
As described above, after ion implantation for forming the substrate
[0036]
Thereafter, as shown in FIG. 6, as in the first embodiment, n-type impurities are introduced into the surface layer of the
[0037]
Thereby, the
[0038]
The
[0039]
(Third embodiment)
Here, another example of the manufacturing method of the
[0040]
<Method for Manufacturing Semiconductor Device>
First, as shown in FIG. 8A, after a
[0041]
In the first ion implantation, a p-
[0042]
Next, as shown in FIG. 8 (2), the second high-
[0043]
In this second ion implantation, a substrate high concentration layer similar to that of the first embodiment is provided at a position along the
[0044]
As described above, after performing the second ion implantation for forming the substrate
[0045]
In such a manufacturing method, the length of the substrate
[0046]
In the trench gate type semiconductor device of the present invention shown in the first to third embodiments described above, the interval is maintained by a low concentration region between the S / D layer and the substrate high concentration layer for threshold adjustment. Therefore, the electric field between them is relaxed. Therefore, when this semiconductor device is used as a cell transistor of a DRAM, in addition to the effects described above, it is possible to obtain an effect that good charge retention characteristics can be obtained. Further, the semiconductor device of the present invention is not limited to application to a cell transistor of a DRAM, and can be similarly used as a transistor for high voltage driving, for example.
[0047]
【The invention's effect】
As described above, according to the semiconductor device and the method of manufacturing the same of the present invention, the substrate high concentration layer for adjusting the threshold value is provided on the bottom surface of the groove with a space between the source / drain diffusion layers. The effective channel length in the gate type semiconductor device can be made constant to the length of the substrate high concentration layer for threshold adjustment. Therefore, a trench gate type semiconductor device that can maintain an effective gate length as long as the high-concentration layer of the substrate regardless of variations in the depth of the trench and can suppress variations in the threshold value. It becomes possible to obtain. As a result, in the trench gate type semiconductor device and its manufacture, the variation in threshold value Vth is small with respect to the process margin for trench formation, the operating characteristics are stabilized, and the yield can be improved. In addition, since there is a relatively low concentration substrate region between the source / drain diffusion layer and the substrate high concentration region, an element with high breakdown voltage and low leakage current can be realized. Therefore, it can be applied to a high voltage element and a DRAM cell transistor.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of a semiconductor device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional process diagram illustrating the method of manufacturing the semiconductor device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a graph showing a relationship between a groove depth H of a semiconductor device and a threshold value Vth.
FIG. 4 is a graph showing a relationship between a groove depth H and a threshold value Vth for each ion implantation angle.
FIG. 5 is a graph showing the relationship between the groove depth H of the semiconductor device and the current drive capability Ids.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a configuration of a semiconductor device according to a second embodiment.
7 is a cross-sectional process diagram illustrating a method of manufacturing a semiconductor device according to a second embodiment; FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional process diagram illustrating a method for manufacturing a semiconductor device of a third embodiment.
FIG. 9 is a diagram for explaining an implantation angle of n-type impurities in the third embodiment.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a configuration of a conventional trench gate type semiconductor device.
FIG. 11 is a cross-sectional process diagram illustrating a manufacturing process of a conventional semiconductor device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記ゲート絶縁膜で覆われた溝内に設けられた埋込ゲート電極と、
前記溝の両側における前記基板の表面層に設けられた前記溝よりも浅いソース/ドレイン拡散層と、
前記ソース/ドレイン拡散層との間に間隔を設けた状態で前記溝の底部に設けられた閾値調整用の基板高濃度層とを備えると共に、
前記ソース/ドレイン拡散層と前記基板高濃度層との間に、当該基板高濃度層と同じ導電型でかつ当該基板高濃度層よりも低く前記基板よりも高い不純物濃度を有する低濃度領域を設けた
ことを特徴とする半導体装置。A gate insulating film covering the inner wall of the groove formed in the surface layer of the substrate;
A buried gate electrode provided in a trench covered with the gate insulating film;
A source / drain diffusion layer shallower than the groove provided in a surface layer of the substrate on both sides of the groove;
A threshold-adjusting substrate high-concentration layer provided at the bottom of the groove in a state where a gap is provided between the source / drain diffusion layers ,
A low concentration region having the same conductivity type as the substrate high concentration layer and having an impurity concentration lower than that of the substrate high concentration layer and higher than that of the substrate is provided between the source / drain diffusion layer and the substrate high concentration layer. A semiconductor device characterized by the above.
前記基板高濃度層は、前記溝の底部中央に設けられている
ことを特徴とする半導体装置。The semiconductor device according to claim 1,
The substrate high concentration layer is provided at the center of the bottom of the groove.
前記基板高濃度層を形成する工程では、前記溝の底部に当該基板高濃度層を形成のための第1のイオン注入を行い、前記溝の底部中央部が陰になる角度から当該基板高濃度層と逆導電型不純物を導入するための第2のイオン注入を行うことで、前記溝の底部中央部のみに基板高濃度層を残すと共に、当該溝の内壁に沿った当該基板高濃度層の両側に当該基板高濃度層と同じ導電型でかつ当該基板高濃度層よりも低く当該基板よりも高い不純物濃度を有する低濃度領域を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。A substrate high-concentration layer for threshold adjustment is formed along the inner wall of the groove provided on the front surface side of the substrate, and after covering the inner wall of the groove with a gate insulating film, a buried gate electrode is formed in the groove, Next, in a method of manufacturing a semiconductor device in which a source / drain diffusion layer is formed on the surface layer of the substrate on both sides of the groove,
In the step of forming the substrate high-concentration layer, first ion implantation for forming the substrate high-concentration layer is performed at the bottom of the groove, and the substrate high-concentration is performed from an angle at which the central portion of the bottom of the groove is shaded. By performing the second ion implantation for introducing a reverse conductivity type impurity to the layer, the substrate high-concentration layer is left only at the center of the bottom of the groove, and the substrate high-concentration layer along the inner wall of the groove is left. A method for manufacturing a semiconductor device, characterized in that low concentration regions having the same conductivity type as that of the substrate high concentration layer and having an impurity concentration lower than that of the substrate high concentration layer and higher than that of the substrate are formed on both sides .
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