JP4023788B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技機、さらに詳しくは、複数の図柄を表示した回転リールを有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロットマシンなどの遊技機に使用する回転リールは、プラスチックフィルムなどに図柄を印刷し帯状に形成したリールテープを、ドラムに貼り付けたものとなっている。そして、いわゆる台交換により遊技内容の変更に伴い図柄の配列を変える必要がある場合には、回転リール本体は再利用し、リールテープのみを貼り替えるという作業が行われていた。
【0003】
しかし、各回転リールに表示される図柄はそれぞれ異なる配列であることから、定められたリールに所定の配列のリールテープを貼り付けなければならず、誤装着を避けるために注意が必要であった。また、リールテープ貼り付け作業自体も、インデックスの位置に所定図柄を合わせて装着しなければならないので、面倒な作業となっていた。
【0004】
一方、可逆記録装置を用いて、特殊な媒体に記録したデータを書き換える技術は、従前より考案されており、近年は、その実用化も進んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、請求項 1記載された発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
【0006】
【0007】
請求項 1
請求項 1記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項 1記載の発明は、リールテープを再利用可能とし、資源の有効利用を図ることが可能な遊技機であって、リールテープを回転リールに貼り付けたまま図柄の書き換えが可能で、リールテープの誤装着を防止し、書き換え作業が簡単にできると共に、図柄の書き換え装置の有無に応じた処理を行うことができ、且つ図柄の書き換え作業を自動的に行うことができ、書き換え後の図柄の確認作業が容易な遊技機を提供しようとするものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
請求項 1記載された発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0016】
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、ドラム (23c) に複数の図柄を表示するリールテープ (25) を貼付した回転リール (23) と、前記回転リール (23) の駆動を制御する回転制御手段 (130) を少なくとも有する遊技機において、前記リールテープ (25) を可逆記録可能な記録媒体で形成し、遊技機内部に、図柄を書き換えるための可逆記録装置 (60) と、可逆記録装置 (60) の作動を制御するための制御部 (66) と、所定の図柄データを入力するための入力部 (69) とを少なくとも備える図柄の書き換え装置 (9) を着脱可能に形成した保持体 (200) と、所定の図柄データを前記図柄の書き換え装置 (9) に出力可能な出力部と、前記図柄の書き換え装置 (9) の装着の有無を検知するための検知手段( 150 )と、を設け、
前記回転制御手段 (130) は、前記回転リール (23) の駆動を第一の速度と、前記第一の速度とは異なり、前記図柄の書き換えに適した第二の速度と、に変速させる回転速度変更手段( 132 )を備え、
図柄書き換え時以外の通常の遊技においては第一の速度で前記回転リール (23) を回転させ、前記検知手段( 150 )により前記図柄の書き換え装置 (9) が装着されていると検知された場合は、前記第二の速度で前記回転リール (23) を回転させるように前記回転速度変更手段( 132 )を制御し、
前記第二の速度により前記回転リール (23) が所定の回転位置に達した時に、前記出力部からの前記図柄データを用いて、前記可逆記録装置 (60) により図柄の書き換えを行わせる記録開始確認手段( 141 )とを設け、
図柄の書き換えが終了し、回転リール (23) の回転を停止させた後、前記図柄の書き換え装置 (9) を外したことを検知装置( 150 )が検知した後に、第二の速度で回転リール (23) を再度回転させ、図柄の書き換えの完了を確認した後、第一の速度で回転リール (23) を回転させ通常の遊技を可能としたことを特徴とする遊技機である。
【0017】
本発明に係る遊技機としては、例えば回転リール (23) を複数備えたスロットマシンあるいはパチンコ機等の遊技機が挙げられる。
本発明において用いる「可逆記録可能な記録媒体」とは、いわゆるリライタブル感熱記録媒体として知られているものであり、所定の温度に加熱することにより発色したり色が消える特性を有する素材により形成されている。例えば、コレステリック液晶化合物や、ロイコ染料を用いたものがすでに公知である。そして、リールテープ(25)は、上記記録媒体を用いて形成する。
【0018】
可逆記録装置(60)は、前記リールテープ(25)の図柄を書き換えるためのものである。例えば、ヒートローラからなる消去ヘッド(62)及び記録ヘッド(61)を有し、所定の温度でリールテープ(25)を加熱することにより、表示されている図柄を消去し、また図柄の消去された部分に、新たな図柄を記録する。
図柄の書き換え装置(9)は、上記可逆記録装置(60)を有し、所定の図柄データを入力するための入力部(69)及び制御部(66)を有している。前記入力部(69)は、外部からデータを取り込むためのものであり、データの逆送はできないようになっている。データは、例えば遊技機の制御装置(80)や再生工場のホストコンピュータから取り込むようにしてもよいし、CD−ROMなどの記録媒体から読み込むものでもよい。制御部(66)は、前記入力部(69)から入力した図柄データに基づいて、可逆記録装置(60)を制御するためのものである。
【0019】
ここで、図柄の書き換え装置(9)は、保持体(200)を用いて回転リール(23)の近傍に設置することができる。すなわち、保持体(200)に図柄の書き換え装置(9)を装着することにより、可逆記録装置(60)によるリールテープ(25)の図柄の書き換えが可能な位置に、図柄の書き換え装置(9)が保持されるものである。保持体(200)としては、例えば、遊技機などに固定もしくは着脱自在に形成された枠体や、回転リール(23)に対して移動可能に形成されたケースなどとすることができ、あるいは、再生工場において、複数の回転リール(23)や回転リール(23)が複数セットになっているリールユニット(20)を設置して、一度に書き換え可能とした構造体も含むものである。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
回転制御手段(130)は、回転リール(23)の回転又は停止を制御するものであり、リールの回転速度を変更可能に形成してもよい。
保持体(200)は、遊技機内、好ましくは回転リール(23)の近傍に設けられていて、図柄の書き換え装置(9)として、例えば記録ユニット(8)を着脱可能に形成されている。すなわち、リールテープ(25)の図柄の書き換えを行うときには図柄の書き換え装置(9)を保持体(200)に取り付け、それ以外の時には取り外しておけるようになっているものである。具体的には、回転リール(23)の上方に設けた箱形のケース(210)とすることができる。
【0028】
遊技機の「出力部」は、書き換えに係る図柄データを図柄の書き換え装置(6)に出力可能なものであり、遊技機の制御装置(80)を構成する制御基板に接続されたハーネス及び出力端子とすることもできるし、赤外線によるデータ送信など無線式のものであってもよい。
検知手段 (150) は、図柄の書き換え装置 (6) が保持体 (200) に装着されているのを検知可 能なものであってもよいし、装着されていないのを検知可能なものであってもよい。前者の例としては、図柄の書き換え装置 (6) に設けた被検知部 (151) をセンサ (152) が検知するもので、例えば磁性体と磁気センサとすることができる。後者の例としては、保持体 (200) にセンシング用孔を設け、この孔を挟んで発光部と受光部を設け、図柄の書き換え装置 (6) が装着されているときには、発光部からの光が遮光されて受光部が発光部からの信号を検知できず、装着が確認可能となるものとすることができる。
前記回転制御手段 (130) は、前記図柄の書き換え装置 (6) を検知するための検知手段 (150) が図柄の書き換え装置有りの検知をしている場合に、回転リール (23) の回転速度を書き換えに適した速度に保つよう形成することができる。
前記回転速度変更手段( 132 )は、図柄書き換え時あるいは図柄の書き換えの完了確認時以外の通常の遊技時においては、回転リール( 23 )を第一の速度にて回転させ、前記検知手段 (150) が図柄の書き換え装置有りの検知をしている場合には、回転リール( 23 )を第二の速度で回転させることができる。
ここで、第二の速度とは、前記図柄の書き換え装置 (6) を用いたリールテープ( 25 )の図柄の書き換えに適した速度であり、この第二の速度で回転中に可逆記録装置( 60 )を作動させることにより、適正な可逆記録が行うことができる。
また、前記回転制御手段 (130) は、図柄の書き換え後にあっては、前記検知手段 (150) が図柄の書き換え装置無しの検知をした場合でも、所定期間にわたり、回転リール (23) の回転速度を書き換えあるいは書き換えの完了の確認に適した速度に保つよう形成することができる。
すなわち、可逆記録終了後も所定時間にわたり、第二の速度で回転リールを回転させるように形成されている。これは、書き換えられた図柄のチェックを行うためである。
ここで、「所定期間」は、所定時間(秒)としてもよいし、回転リール (23) が所定回転数回転する間、としてもよい。ただし、書き換えられた図柄の確認作業を行う観点から、回転リール (23) が少なくとも一回転以上する期間が望ましい。
(作用)
本発明において、リールテープ(25)の図柄を書き換えようとするときは、図柄の書き換え装置を保持体(200)に装着する。それから、遊技機の出力部から所定の図柄データが図柄の書き換え装置(9)に出力され、図柄の書き換えがおこなわれる。そして、書き換えを終了したら、図柄の書き換え装置(9)を保持体(200)から取り外す。
【0029】
本発明によれば、機種交換などにより回転リール(23)に表示される図柄を変更する必要がある場合、遊技機に回転リール(23)を組み付けたまま図柄の書き換えができ、部品の分解、取り付けなどの手間がかからない。
また、本発明においては、図柄の書き換え装置(9)を保持体(200)から着脱自在にしているため、外された図柄の書き換え装置(9)は他の遊技機の図柄の書き換えに利用することができ、図柄の書き換え装置(9)を有効に再利用することができる。
さらに、検知手段 (150) の検知信号を遊技機の制御装置が受信することにより、図柄の書き換え装置の装着の有無に応じた制御、例えば前記検知信号を受信した場合には、遊技機の操作手段からの信号を無効にして遊技機を自動的に「図柄書き換えモード」にしたり、自動的に回転リール (23) を回転させるといった制御を行うことが可能になる。
さらに、図柄の書き換え装置 (9) の装着により、自動的に回転リール (23) を書き換えに適した速度で回転させることができる。
さらに、図柄の書き換え装置 (9) を取り外すことにより、自動的に図柄の確認作業を行うことができるとともに、自動的に回転リール (23) 停止させることができる。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【発明の実施の形態】
発明を表す好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを用いて説明する。なお、本実施の形態は、前扉と交換ユニットを交換可能に形成した分離型スロットマシンに係る。
(図面の説明)
図1乃至図16は、本発明の実施の形態を示すものである。
【0052】
図1はスロットマシンの分解斜視図、図2はリールユニットの斜視図、図3はリールユニットの正面図、図4は記録ユニットを装着した保持体の平面図、図5は図4のA−A線断面図、図6はスロットマシンの縦断面図、図7は回転リールの側面図、図8及び図9は回転リール及び記録ユニットの断面図である。また、図10はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図11は書き換え制御の概略を示すフローである。さらに、図12乃至図16は、本発明の他の実施の形態を示すリールユニットを示す図である。
【0053】
(スロットマシンS)
図1は、スロットマシンSを表す図である。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体ユニット1、筐体ユニット1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体ユニット1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されており、さらにこの前扉3は、開口部11の上側を開閉可能に塞ぐ上扉30、開口部11の下側を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
【0054】
(筐体ユニット1)
筐体ユニット1は、図1に示すように、底板及び側板16及び天板及び裏板からなる正面側に開口する筺体である。そして、高さ方向略中央部には、開口部11を開口上部13及び開口下部14に仕切る中板12が水平方向に設けられている。
この中板12の下面には、電源ユニット4が取り付けられている。電源ユニット4は、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、正面側にはスロットマシンSの主電源を入れるための電源スイッチ等を有しているものである。また、底板にはホッパーユニット5が載置されている。ホッパーユニット5は、メダルを貯留するタンクを有すると共に、入賞時にメダルを払い出すためのメダル排出装置を内蔵している。
【0055】
前記側板16の正面左側には、前記上扉30及び下扉40を係合させ、回転自在に支持するための係合部6が、上下方向に間隔を置いて二個ずつ設けられている。また、この係合部6の対向側の側板16には、突片(ロック機構7)が、上下方向に間隔を置いて二個ずつ設けられている。さらに、側板16の内側面上方には、交換ユニット2を固定するためのクリップである固定部材10が設けられている。
【0056】
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図1に示すように、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に取り付けられたリールユニット20と、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するための主基板及び各種演出を行うための副基板を含む基板ユニット24とから形成されている。
【0057】
前記支持体21は、略直方体状の枠構造を有し、上部に仕切りが設けられていて、底部には前記リールユニット20が固定されるとともに、リールユニット20の上方には、可逆記録装置60を搭載した記録ユニット8を装着するための保持体200が形成されている。
また、仕切りの上部には基板ユニット24が着脱自在に取り付けられている。例えば、特に図示しないが、支持体21にレールを設け、一方基板ユニット24の側面又は底面には前記レールに係合可能な溝を設け、基板ユニット24をスライドさせて取り付けるように形成したものなどが挙げられる。なお、基板ユニット24に内蔵されている主基板及び副基板は、後述する制御装置として機能するものである。
【0058】
交換ユニット2は、図6に示すように、中板12に載置され、開口上部13に収納されるものである。そして、固定装置10により筐体ユニット1に固着される。
(リールユニット20)
リールユニット20は、図1及び図3に示すように、三個の回転リール23と、仕切板20a又は側板20bに固定され各回転リール23を回転させるための三個の駆動モータMを有している。
【0059】
前記回転リール23は、図7及び図8に示すように、固定部23aを介してモータMの駆動軸に取り付けられており、周囲にリールテープ25を貼付した円筒状のドラム23cと、このドラム23cの円筒内周部と前記固定部23aとを連結する連結部23bとを有している。そして、モータMの駆動軸の回転により、図2に示す矢印の方向にドラム23cが回転するものである。
【0060】
また、図6及び図7に示すように、連結部23bにはスタートインデックス71が、ドラム23cの端部には複数のスリット72が設けられ、仕切り板20aには前記スタートインデックス71を検知可能なインデックスセンサ73及び前記スリット72を検知可能なスリットセンサ74が、それぞれ取り付けられている。このスタートインデックス71、スリット72、インデックスセンサ73及びスリットセンサ74は、リール検知手段70として機能するものであるが、この詳細は後述する。
【0061】
ここで、前記リールテープ25は、可逆記録可能な記録媒体にて形成されている。可逆記録可能な記録媒体、所謂リライタブル記録媒体と呼ばれるものとしては、例えば、コレステリック液晶化合物を用いたものや(特開2000−313172、同2001−311930、同2002−103815など)、ロイコ染料などの発色剤と顕色剤を用いたもの(特開平6−79970など)がある。これらは、基材の上に記録層を形成し、保護層で覆った多層構造のフィルムとして形成可能な物であり、所定の温度で所定時間加熱することにより記録層に画像表示され、温度及び加熱時間を異なるものとすると表示された画像を消去できるものである。そして、この書き換えは数百回程度繰り返して行うことができる。そして、リールテープ25の図柄の書き換えは、後述する記録ユニット8により行われる。
【0062】
また、図3及び図8に示すように、リールユニット20の仕切板20a又は側板20bには、記録ユニット8による書き換え作業時に、回転リール23のドラム23cを内側から支持する押さえローラ26が水平方向に張り出して設けられている。すなわち、押さえローラ26は、ローラホルダ27内に上方向に付勢されて係止されており、ドラム23cの内周面の頂点を下方向から支持可能に形成されている。また、図8に示すように、ローラホルダ27の下方には、ソレノイド28が設けられていて、図柄の書き換え時にはローラ26がドラム23cの内側面に下側から当接し、非書き換え時、すなわち記録ユニット8の非装着時には、図9に示すように、ローラ26がドラム23cから退避するように形成されている。
【0063】
ところで、回転リール23にリールテープ25を貼り付けたとき、端部を重ね合わせた継ぎ目の部分が生じるが、ここの部分を後述する可逆記録装置60の記録ヘッド61が通過する際、段差の低い部分から段差の高い部分へと移動する方向に回転リール23が回転すると、記録ヘッド61が損傷するおそれがある。従って、継ぎ目部分は回転リール23の回転方向側に段差の高い部分が位置するように、リールテープ25を貼り付けるのが望ましい。
【0064】
(保持体200)
保持体200は、リールテープ25の図柄の書き換え時に、記録ユニット8を装着するためのものである。
保持体200は、図2に示すように、正面側に開口部240を有するケース210を有し、リールユニット20の側板20bに取り付け部201を介して固定されている。
【0065】
ケース210の上面220には、図2及び図4に示すように、記録ユニット8を固定するための係止爪221が形成されている。この係止爪221は、図5に示すように、記録ユニット8のフレーム65上面に形成された係止部68と係合可能なものであり、上下方向に弾力性を有している。また、上面220の端部には、記録ユニット8の装着の有無を検知するための孔153(記録ユニット検知手段150)が設けられている。ここで、記録ユニット検知手段150は、図2に示すように、記録ユニット8に設けた被検知部151(例えば磁性体)を、保持体200あるいは交換ユニット2の支持体21に設けたセンサ152(例えば磁気センサ)が検知することにより、記録ユニット8の装着を確認するものであり、記録ユニット8が正しく装着されていないと、孔153を通して被検知部151を検出できない。
【0066】
ケース210の底面230には、図2及び図4に示すように、記録ユニット8の可逆記録装置60(記録ヘッド61及び消去ヘッド62)が突出可能な穴231が形成されている。なお、この穴231の代わりに、正面側に開口する切り欠きを設けてもよい。さらに、ケース210の背面側には、制御装置80にある書き換え制御手段140の出力手段143から出力される所定のデータを、記録ユニット8に送出するための接続端子250が設けられている。この接続端子250は、図に示すように、ハーネス251を通して基板ユニット24と電気的に接続している。
【0067】
ところで、上記保持体200には、不正防止のための封印部を設けるのが望ましい。すなわち、正規の書き換えでない図柄の書き換えが行われないようにするものである。封印部の具体例としては、例えば、センシング用の孔153を封印用紙でシールして、記録ユニット8を装着しても制御装置が検知できず、結果として記録ユニット8が作動しないようにすることができる。このシールは、再生工場などで正規の書き換えを行った場合に行い、ホールなどで剥がすと不正を行った形跡が残るような封印用紙を使用するとよい。
【0068】
(記録ユニット8)
ここで、記録ユニット8の構成について詳述する。
記録ユニット8は、図2又は図3に示すように、前記保持体200のケース210内に着脱自在に取り付けられ、機種交換時に、リールテープ25の図柄を書き換えるためのものである。そして記録ユニット8は、フレーム65の内部に、可逆記録装置60及び制御部66及びバッテリー67を有している。
【0069】
フレーム65は方形の箱体であり、上面には保持体200の係止爪221と係合可能な係止部68が形成されていると共に、記録ユニット検知手段150として磁性体などからなる被検知部151を設けてある。
可逆記録装置60は、図3に示すように、各回転リール23に一個ずつ対応して設けられており、保持体200のケース底面230に形成された開口部231から突出し、リールテープ25の頂点付近に接触可能に形成された、記録ヘッド61及び消去ヘッド62を有している。記録ヘッド61は、制御部66から送信される図柄データに基づいて、リールテープ25に所定の図柄を書き込むためのものであり、図6又は図7に示すように、回転リール23の回転方向手前側に位置している。消去ヘッド62はリールテープ25に書き込まれている図柄を消去するためのものであり、記録ヘッド61の奥側に位置している。
【0070】
ここで、記録ヘッド61及び消去ヘッド62は、加熱ローラであって、特に図示しないが通電により発熱する発熱体が内蔵されている。そして、リールテープ25と接触しリールテープ25を所定の温度に加熱することにより、リールテープ25の記録層に記録された図柄を消去し、新たな図柄を記録するものである。例えば、記録層を120度から160度で加熱することにより顕色剤が染料から分離して無職状態となり図柄が消え、記録層を180度で加熱することにより顕色剤が染料と溶融して発色し、その後急冷することにより発色状態が固定し、所定の図柄がテープ表面に現れる。
【0071】
記録ヘッド61及び消去ヘッド62は、図3及び図6に示すように、ドラム23cの回転方向と直交する方向に取り付けられ、リールテープ25の外周面の頂点を上方向から押圧可能に形成されている。具体的には、記録ヘッド61及び消去ヘッド62は、図7又は図8に示すように、ヘッドホルダ63内に下方向に付勢されて係止されており、ヘッドホルダ63の下方に設けられたソレノイド64により、図柄の書き換え時には記録ヘッド61及び消去ヘッド62がドラム23cの外側面に上側から当接し、非書き換え時、すなわち可逆記録装置60の非作動時には、図9に示すように、記録ヘッド61及び消去ヘッド62がリールテープ25から退避するように形成されている。
【0072】
なお、図7乃至図9に示すように、リールテープ25及びドラム23cを挟んで、記録ヘッド61及び消去ヘッド62と相対向する位置に、押さえローラ26が設けられており、図柄書き換え時には、記録ヘッド61及び消去ヘッド62の圧力を押さえローラ26が下方から支えるようになっている。
制御部66は、制御装置80からの信号を入力し、可逆記録装置60を作動させるためのものである。具体的には、制御部66は、図2又は図3に示すように、書き込み制御手段140の出力手段141から出力された書き換え決定信号及び図柄データを入力する入力部69を有し、この入力部69から所定の信号が入力されることにより、上記ソレノイド64を作動させて消去ヘッド62及び記録ヘッド61をリールテープ25と接触させ、所定の図柄の書き換えを行わせる。
【0073】
なおここで、入力部69は、保持体200の接続端子250と接続することによりデータを入力のみ可能なものであり、記録ユニット8側から外部にデータを出力する機能を有しない。これは、記録ユニット8を通じて、制御装置80に対する不正なデータ書き換えが行われないようにするものである。
バッテリー67は、記録ユニット8の主電源であり、記録ユニット8を装着した際、遊技機側から電源をとる必要がないようにするために設けてある。
【0074】
上記記録ユニット8を保持体200に装着する場合には、開口部240から記録ユニット8を押入する。奥まで押し入れると、係止爪221が係止部68と係合して保持体200に固定される。このとき、接続端子250と入力部とが電気的に接続し、データの受信が可能となる。また、被検知部151が保持体200の孔153の位置にくるので、センサ152により検知可能となる。記録ユニット8を保持体200から取り外す場合には、係止爪221を上方向に引き上げて係止部68との係合を外し、記録ユニット8を手前に引き抜けばよい。なお、特に図示しないが、脱着作業を容易に行うため、フレーム65の正面側に取手をつけてもよい。
【0075】
(上扉30)
上扉30は、筐体ユニット1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されていた板状の扉であり、筐体ユニット1に着脱自在に取り付けられている。そして、図1に示すように、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部32を設けてある。そして、種々の表示を行うための表示装置33が設けられているものである。
【0076】
ここで、前記飾り部32は、ランプ等により形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するようにしてもよい。また、前記表示装置33は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいはCRTなどとしてもよい。
さらに、特に図示しないが、上扉30の裏面には、前記筐体ユニット1に設けられた係合部6に係合可能な上扉係合部が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、上扉係合部の対向側には、筐体ユニット1の突片と係合可能な係合片を有するロック機構7が設けられている。
【0077】
なお、交換ユニット2と上扉30は同時に交換するのが通常であるため、上扉30を交換ユニット2に取り付けた構成としてもよい。
(下扉40)
下扉40は、筐体ユニット1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体ユニット1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。そして、筐体ユニット1に着脱自在に取り付けられている。
【0078】
下扉40の上部は、図1に示すように、スロットマシンを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。操作部50には、回転リール23の回転を開始させるためのスタートスイッチ54や、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ55、クレジットをメダル投入に代えるためのベットスイッチ52、クレジットをキャンセルするための精算スイッチ53などが設けられている。また、下扉40の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口42が設けられている。
【0079】
さらに、下扉40の下部には、メダルを払い出すためのメダル排出口及び払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43が形成されており、前記操作部41とメダル受け皿43との間には、遊技内容その他の表示をするための表示パネル45が取り付けられている。なお、表示パネル45を、下扉40から着脱自在に形成してもよい。
【0080】
また、下扉40の上部右端には、鍵穴44が設けられている。鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除されるものである。そして、下扉40が解錠されることにより、上扉30も解放可能に形成されている。
さらに、特に図示しないが、下扉40の裏面側には、メダル投入口42から投入されたメダルを適正にホッパーユニット5に送り出すためのメダルセレクターや、種々の音声を出力するためのスピーカが設けられている。また、下扉40の裏面には、筐体の係合部6と係合可能な下扉係合部が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉係合部の対向側には、ロック機構7が設けられている。ロック機構7の構成は、上扉30のものとほぼ同様である。
【0081】
なお、機種交換時には、下扉40全体を交換してもよいし、表示パネル45のみを交換してもよい。
(制御装置80)
制御装置80は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
【0082】
(1)遊技制御装置81
(2)演出制御装置82
遊技制御装置81は、スタートスイッチ54及びストップスイッチ55の操作により、回転リール23の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置81の詳細については後述する。
【0083】
演出制御装置82は、ランプやスピーカ等の表示装置33を制御するためのものである。
(入力段)
上記制御装置80の入力段には、図10に示すように、次のパーツが接続されている。
【0084】
(1)投入スイッチ51
(2)ベットスイッチ52
(3)精算スイッチ53
(4)スタートスイッチ54
(5)ストップスイッチ55
(6)リール検知手段70
(7)記録ユニット検知手段150
ここで、投入スイッチ51は、特に図示しないが、メダル投入口42の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
【0085】
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(7)のパーツに限定されるものではない。
(出力段)
前記制御装置80の出力段には、図10に示すように、次のパーツが接続されている。
【0086】
(1)ホッパーユニット5
(2)リールユニット20
(3)表示装置32,33
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
【0087】
なお、記録ユニット8がリールユニット20に取り付けられた保持体200に装着されている場合であって、所定条件を満たす場合には、制御装置80(書き換え制御手段140の出力手段143)から所定のデータが出力可能となっている。
(遊技制御装置81)
次に、遊技制御装置81について詳述する。
【0088】
遊技制御装置81は、スタートスイッチ54及びストップスイッチ55の操作により、回転リール23の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置81は、次の(1)乃至(6)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段90
(2)特別遊技制御手段100
(3)当選抽選手段110
(4)リール位置認識手段120
(5)回転制御手段130
(6)書き換え制御手段140
なお、遊技制御装置81としては、上記した(1)乃至(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
【0089】
(通常遊技制御手段90)
通常遊技制御手段90は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ52の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ54を操作すると、モータMが駆動され、三個の回転リール23が回転を開始する。
【0090】
その後、ストップスイッチ55の一個を操作すると、当該対応する回転リール23の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ55を三個全て操作し終わると、三個の回転リール23の回転が全て停止する。このとき、入賞有効ライン上に、所定の図柄が入賞の態様に揃うと、ホッパーユニット5を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
【0091】
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、特定導入遊技(BBゲーム)、特定遊技(RBゲーム)、特定当選遊技(JACゲーム)がある。なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、上記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記遊技に限定されるものではない。
【0092】
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に係わる抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール23の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0093】
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。
【0094】
(リール位置認識手段120)
リール位置認識手段120は、リール検知手段70からの信号に基づき、回転リール23の現在位置を把握するためのものである。
具体的には、リール位置認識手段120は、特に図示しないが、スリットセンサ74から受信した信号をカウントするカウント手段と、スリット72の個数を全領域として回転リール23上に配列された図柄の各領域を規定した図柄判定テーブルを有している。前記カウント手段は、スタートインデックス71をインデックスセンサ73が検知した信号を受信するたびにカウント値をゼロクリアして、スリット72の検知信号をカウントする。そして、カウント値に応じた図柄判定テーブル上に規定された領域を、所定位置(例えば入賞有効ライン、記録ユニット8の記録ヘッド61又は消去ヘッド62の位置)にある図柄、又は図柄の範囲として認識するものである。
【0095】
なお、リール位置認識手段120の認識した回転リール23の現在位置に関するデータは、後述する回転制御手段130及び書き換え制御手段140に出力される。
ところで、回転リール23に対応する所定位置の特定は、例えば回転リール23を回転させるステッピングモータの回転ステップ数を所定の基準点からカウントし、基準点からのステップ数と図柄の位置を規定したステップ単位テーブルとを比較することにより行うことができる。ここで、「ステップ数」とは、ステッピングモータが回転するためのパルス発信回数のことであり、「ステップ」は1パルスで回転リール23が回転する角度を意味する。具体的には、「1ステップ」は、ステッピングモータの全ステップ数を360で除した角度に対応する。従って、一の図柄位置から他の図柄位置までの回転角度は、二つの図柄間のステップ数に1ステップに対応する角度を乗じて算出することができる。
【0096】
前述した、スリット72を用いて図柄位置を判定する場合、一つの図柄の範囲を正確に把握するためには、スリット数を多くする必要がある。しかし、ステップ数を用いて図柄位置を特定する場合には、スリット72を大量に設けなくとも、図柄の範囲を正確に把握することができるものである。
(回転制御手段130)
回転制御手段130は、リールユニット20のモータMの駆動を制御するためのものであり、停止制御手段131及び回転速度変更手段132を有している。
【0097】
(停止制御手段131)
停止制御手段131は、当選抽選手段110の抽選結果及びリール位置確認手段120からの図柄現在位置データに基づいて、ストップスイッチ55の操作による回転リール23の停止を制御するためのものである。
すなわち、抽選において何らかの当選役が当選したときには、その当選に対応した図柄(当選図柄)が極力所定位置に停止するように、それ以外の図柄が停止しないように制御を行い、抽選結果が「ハズレ」のときには、いかなる当選図柄も入賞の態様に停止しないように、回転リール23を停止させるのである。
【0098】
停止制御では、まず、停止させてはいけない図柄を停止させないように制御(いわゆる蹴飛ばし)をし、ついで停止させるべき図柄を停止させるような制御(いわゆる引き込み)を行う。これらの制御は、当選フラグの有無に基づいて行われる。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、ストップスイッチ55の操作タイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ55を操作した後、190ms以内に回転リール23が停止するように設定されているため、ストップスイッチ55を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール23の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール23は入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
【0099】
(回転速度変更手段132)
回転速度変更手段132は、以下に述べる書き換え制御手段140からの信号を受信して、回転リール23の回転速度を変更するためのものである。
回転速度変更手段132は、通常の遊技時においては、回転リール23を第一の速度にて回転させる。そして、書き換え制御手段140から速度変更指令を受信した場合には、回転リール23を第二の速度で回転させると共に、所定時に停止させるものである。
【0100】
ここで、第二の速度は、記録ユニット8を用いたリールテープ25の図柄の書き換えに適した速度であり、この第二の速度で回転中に可逆記録装置60を作動させることにより、適正な可逆記録が行われる。さらに、回転速度変更手段132は、可逆記録終了後も所定時間(例えば回転リールが1〜2回転する間)にわたり、第二の速度で回転リールを回転させるように形成されている。これは、書き換えられた図柄のチェックを行うためである。
【0101】
(書き換え制御手段140)
書き換え制御手段140は、機種交換時にリールテープ25の図柄の書き換えを行わせるためのものであり、以下の(1)乃至(3)の手段を有している。
(1)記録開始確認手段141
(2)記録終了確認手段142
(3)出力手段143
(記録開始確認手段141)
記録開始確認手段141は、記録ユニット8の装着の有無又は後述する記録終了フラグの有無に基づいて、図柄の書き換えを行うための制御を開始させるためのものである。
【0102】
具体的には、記録開始確認手段141は、記録ユニット検知手段150が記録ユニット8を適正に検知した場合に、図柄の書き換えのための制御を行わせる。すなわち、センサ152が記録ユニット8の被検知部151を検出した信号を受信して、回転制御手段130に回転速度変更指令を出力する。この信号に基づき、回転制御手段130は回転リール23を第二の速度で回転させる。そして、所定の図柄データを出力手段143から記録ユニット8に出力し、リール位置認識手段120からのリール位置情報に基づいて、図柄の書き換えを行わせる。また、記録ユニット検知手段150が記録ユニット8を検知しない場合には、記録終了フラグの有無に基づいて、回転制御手段130に回転速度変更指令を出力する。
【0103】
ここで、記録ユニット8に出力する図柄データは、特に図示しないが、制御装置内に設けた図柄データ記憶手段が記憶させておくことができる。ただ、機種交換の際一度しか使わないデータであるので、制御装置80のメモリ容量が限られていることに鑑み、例えば基板ユニット24に所定の入力部(記録媒体のスロット)を設け、所定の記録媒体から図柄データを読み込むようにしてもよい。
【0104】
(記録終了確認手段142)
記録終了確認手段142は、リール位置認識手段120からのリール位置情報に基づいて、図柄の書き換えを行うための制御を終了させ、書き換え終了の確認を行うためのものである。
具体的には、記録終了確認手段142は、回転リール23が所定の角度、例えば一回転(360度)した場合に、回転制御手段130に回転速度変更指令を出力する。この信号に基づき、回転制御手段130は回転リール23を停止させる(速度をゼロとする)。そして、記録終了フラグをセットして、図柄の書き換えが終了したことを記憶しておく。この記録終了フラグがセットされている場合には、記録ユニット8を取り外してから所定時間、例えば回転リール23が一回転する間、回転制御手段130が回転リール23を第二の速度で回転させるように形成されている。
【0105】
(出力手段143)
出力手段143は、前記記録開始確認手段141の決定に基づき、書き換えの決定信号を回転速度変更手段132及びリールユニット20に出力すると共に、所定の図柄データを記録ユニット8に出力するためのものである。記録ユニット8に出力するデータは、ハーネス251を通して出力端子250から記録ユニット8の入力部69へと送出される。
【0106】
書き換えの決定信号を受信した回転速度変更手段132は、回転リール23の回転速度を第二の速度となるように、モータMの駆動を制御する。また、リールユニット20のソレノイド28を作動させて、押さえローラ26をドラム23cの内側面下側に当接させ、書き換え時にドラム23cを下方から支持させる。また、記録ユニット8の制御部66は、入力部69から図柄データを入力し、可逆記録装置60を作動させてリールテープ25の図柄を書き換えさせる。
【0107】
(図柄の書き換え)
次に、制御装置80と記録ユニット8によるリールテープ25の図柄書き換え制御の概略について、図11に示したフローを用いて説明する。
先ず、図11に示すステップ100において、記録ユニットありかどうかを判断する。すなわち、記録ユニット検知手段150が記録ユニット8を検知しているかどうかを判断する。記録ユニットありの場合、すなわち保持体200に記録ユニット8が装着されている場合には、次のステップ101に進む。
【0108】
ステップ101において、回転リール23を第二の速度で回転させる。すなわち、回転速度変更手段132が、リールテープ25の書き換え・消去ヘッド61,62に対する移動速度が、書き換えに適した速度となるようにモータMの駆動を調節する。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、インデックスセンサ73がスタートインデックス71を検知したかどうかを判断する。スタートインデックス71を検知しない場合には、ステップ102に戻る。スタートインデックス71を検知した場合には、次のステップ103に進む。
【0109】
ステップ103において、図柄位置の特定を開始する。これは、換言すれば回転リール23の回転角度の特定である。具体的には、リール位置認識手段120が、スタートインデックス71を検知してから、スリットセンサ74が回転リール23に設けられたスリット72をいくつ検知したかに基づき、あるいは、スタートインデックス71を検知してから、ステッピングモータの回転ステップ数が何ステップ目かに基づいて、図柄の現在位置の特定を行う。そして、次のステップ104に進む。
【0110】
ステップ104において、前記ステップ103において特定した図柄位置に基づいて、図柄の消去及び記録を行う。すなわち、回転リール23の所定位置が書き換え開始位置に到達したら、可逆記録装置60を作動させて記録ヘッド61及び消去ヘッド62をリールテープ25に当接させるとともに、押さえローラ26をリールテープ25の裏面から支持させる。そして、既表示の図柄を消去すると共に、記録ユニット8に入力された図柄データに基づいて新しい図柄を記録してゆく。そして、次のステップ105に進む。
【0111】
ステップ105において、インデックスセンサ73がスタートインデックス71を検知したかどうかを判断する。スタートインデックス71を検知しない場合には、ステップ103に戻る。スタートインデックス71を検知した場合には、回転リール23が一回転したことを意味するものであり、リールテープ25に表示されるべき図柄をすべて書き換えたことを意味する。そして、次のステップ106に進む。
【0112】
ステップ106において、回転リール23を停止させる。すなわち、回転速度変更手段132が、回転速度がゼロとなるようにモータMの駆動を調節する。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、記録終了フラグをセットする。すなわち、記録終了確認手段143が、リールテープ25の図柄が書き換え済みであることを記憶しておくメモリにビットを立てる。そして、図柄の書き換え制御を終了する。
【0113】
前記ステップ100において、記録ユニットありと判断しなかった場合、すなわち、すなわち保持体200に記録ユニット8が装着されていない場合、もしくは記録ユニット8が適正な位置に装着されていない場合には、次のステップ108に進む。
ステップ108において、記録終了フラグ有りかどうかを判断する。記録終了フラグ有りの場合には、次のステップ109に進む。
【0114】
ステップ109において、回転リール23を第二の速度で回転させる。これは、書き換えを終了したリールテープ25の図柄を確認し、消去漏れや記録の不良がないかどうかをチェックするためのものである。このステップにより、図柄を書き換え後、保持体200から記録ユニット8を取り外すと、自動的に回転リール23が第二の速度で回転することとなり、図柄確認のため人が手でリールを回す必要がない。そして、次のステップ110に進む。
【0115】
ステップ110において、インデックスセンサ73がスタートインデックス71を検知したかどうかを判断する。スタートインデックス71を検知しない場合には、ステップ110に戻る。スタートインデックス71を検知した場合には、ステップ111に進む。
ステップ111において、図柄位置の特定を開始する。そして、次のステップ112に進む。
【0116】
ステップ112において、インデックスセンサ73がスタートインデックス71を検知したかどうかを判断する。スタートインデックス71を検知しない場合には、ステップ111に戻る。スタートインデックス71を検知した場合には、回転リール23が一回転したことを意味する。そして、次のステップ113に進む。
ステップ113において、回転リール23を停止させる。そして、次のステップ114に進む。
【0117】
ステップ114において、記録終了フラグをリセットする。記録終了フラグをリセットすることで、書き換えた図柄を確認終了済みであることがわかる。そして、図柄の書き換え制御を終了する。
前記ステップ108において、記録終了フラグ有りでない場合には、ステップ109からステップ114を飛び越して、図柄の書き換えを終了する。すなわち、記録ユニット8が保持体200に装着されておらず、記録終了フラグがない場合には、回転リール23を回転させることなく、そのまま図柄の書き換え制御を終了する。
【0118】
このように、上記制御によれば、記録ユニット8を装着することにより自動的に図柄の書き換えが行われ、記録ユニット8を取り外せば、回転リール23を第二の速度で一回転させたあと、書き換え制御が終了する。なお、記録ユニット8が適正な位置に装着されていない場合には、ステップ100において記録ユニットなしと判断され、ステップ108に進む。書き換えが終了していない段階では、書き換え制御装置140は記録終了フラグをセットしていないので、ステップ108からそのまま図柄の書き換え制御が終了となる。すなわち、装着不十分の場合には、記録ユニット8が作動しないものである。
【0119】
(スロットマシンの機種交換と部品の再利用)
以上のような構成を有するスロットマシンSについて、機種交換を行う場合について述べる。
機種交換を行う場合、ホールにおいては上扉30及び下扉40(あるいは表示パネル45)及び交換ユニット2を取り外して、新しいものと交換するだけでよい。このとき、筐体ユニット1と、電源ユニット4及びホッパーユニット5はそのまま残しておくことができる。従って、交換に費やされる労力や費用を大幅に削減できるものである。
【0120】
さて、筐体ユニット1から取り外された交換ユニット2は、通常再生工場へと運ばれ、そこで新たな交換ユニット2として作り替えられる。交換ユニット2に搭載されている基板ユニット24は、着脱自在の構成となっているため、簡単に取り外すことができる。新しい機種用の基板ユニット24を取り付け後、保持体200に記録ユニット8を装着して、リールテープ25の書き換えを行う。このさい、回転リール23をリールユニット20から取り外す必要もなく、リールテープ25を回転リール23から剥がす必要もない。また、リールテープ25を所定位置に合わせて貼り付ける手間もない。
【0121】
このように、再生工場に置いても、作業行程を大幅に短縮でき、経費節減に役立つと共に、各リール用に図柄が表示されたリールテープ25を間違えて装着するミスも防ぐことができる。さらに、リールテープ25は何回も繰り返して使用可能なので、資源の有効利用、ゴミの減量化にも資するものである。
(他の実施の形態)
ところで、上述した実施の形態においては、記録ユニット8は三個の可逆記録装置60を有し、三個の回転リール23について同時に図柄の書き換えが可能なものであったが、図12に示すように、可逆記録装置60を一つ搭載した記録ユニット8を、保持体200の各回転リール23に対応する位置に順次装着して書き換えを行うものであってもよい。この場合、記録ユニット8が保持体200の開口部240内を横方向に自動的に移動するように形成すれば、作業が楽である。例えば、特に図示しないが、保持体200に回転リール23の回転と連動したギア・ラック、ギア・チェーンなどを設ける。
【0122】
あるいは、図13に示すように、保持体200が回転リール23の上方を水平方向に移動可能に形成してもよい。この場合には、記録ユニット8を装着した保持体200が、リールユニット20の上面に設けた移動用レール20cを移動する。
また、特に図示しないが、保持体200が回転リール23の上方を垂直方向に移動可能に形成してもよい。この場合には、例えば非書き換え時には保持体200は上方にあり、記録ユニット8を装着したすると、記録ヘッド61がリールテープ25に当接する好適な位置まで、保持体200が下降するように形成する。このように形成すると、可逆記録装置60にソレノイド64を設ける必要が無くなるので、記録ユニット8を簡素化することができる。
【0123】
さらに、図14に示すように、保持体200をリールユニット20に着脱自在に取り付けてもよい。すなわち、保持体200の側面又はリールユニット20の側面に取り付けられたクリップ又はフックと、リールユニット20の側面又は保持体200の側面に取り付けられたフック又はクリップとを係合させることにより、保持体200をリールユニット20に固定し、係合を外すことにより取り外せるようにしたものである。このように形成すれば、図柄の書き換えが終了すればもはや用のない保持体200を撤去でき、遊技機内部が広く使える。
【0124】
また、上述のスロットマシンは、交換ユニット2に制御装置である主基板を搭載し、交換ユニット2を交換するものであったが、リールユニット20及び保持体200は筐体内に残したまま、基板ユニット24のみを交換するようにしてもよい。この場合には、各ホールにおいて、リールテープ25の図柄の書き換えを行うこととなる。
【0125】
さらに、特に図示しないが、前扉3(望ましくは上扉30)の裏面に基板ユニット24を取り付け、前扉3(上扉30)を交換可能に形成してもよい。このようにすれば、遊技の変更に伴うスロットマシンの正面デザインも同時に変更できる。この場合も、各ホールにおいて、リールテープ25の図柄の書き換えを行う。
一方、各ホールから収集された古い交換ユニット2を、再生工場において新機種用に再生する場合を考えると、一度にたくさんの回転リール23の図柄の書き換えができた方がより作業効率が高い。そこで、例えば、図15に示すように、複数(リールユニット20に装着されている回転リール23の個数)の記録ヘッド61及び消去ヘッド62を有する可逆記録装置60を、複数個搭載した図柄の書き換え装置9を保持体202で保持し、図柄の書き換え装置9の下方に複数の交換ユニット2(又はリールユニット20)を並べておき、一度に図柄の書き換えを行うようにしてもよい。この場合、図柄データは工場のホストコンピュータから送信されるようにすればよい。
【0126】
なお、上記した実施の形態及び他の実施の形態は、分離型スロットマシンに対応する例として述べてきたが、本発明は分離型でないスロットマシンについても使用できる。さらには、スロットマシン以外の遊技機についても、使用できるものである。
また、回転リール23を単数有する遊技機において、回転リール23のみを交換する場合もある。かかる場合には、例えば図16に示すように、回転リール23を直接取り付けて図柄の書き換えが可能な図柄の書き換え装置9を用いてもよい。すなわち、保持体203に回転軸を有するモータを取り付けると共に、可逆記録装置60を有する図柄の書き換え装置9を水平方向に張り出すように取り付け、回転軸に回転リール23を装着して回転させながら、図柄の書き換えを行うものである。
【0127】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0128】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、リールテープを回転リールに貼り付けたまま図柄の書き換えが可能としたので、リールテープを再利用可能とし、資源の有効利用を図ると共に、リールテープの誤装着を防止し、書き換え作業が簡単に行うことができる。
さらに、図柄の書き換え装置の有無に応じた処理を行うことにより、図柄の書き換え作業を自動的、且つ確実に図柄の書き換えを行うことが可能であり、また書き換え後の図柄の確認作業が容易な遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの分解斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態であって、リールユニット及び記録ユニットを示す斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態であって、リールユニット及び記録ユニットの正面断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態であって、記録ユニットを装着した保持体の平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態であって、図4におけるA−A線断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの縦断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態であって、回転リールの側面図である。
【図8】 本発明の実施の形態であって、書き換え時の回転リール及び可逆記録装置の断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態であって、非書き換え時の回転リール及び可逆記録装置の断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図11】 本発明の実施の形態であって、書き換え制御の概略を示すフローである。
【図12】 本発明の他の実施の形態であって、リールユニット及び記録ユニットの概略斜視図である。
【図13】 本発明の他の実施の形態であって、リールユニット及び記録ユニットの概略斜視図である。
【図14】 本発明の他の実施の形態であって、リールユニット及び記録ユニットの概略斜視図である。
【図15】 本発明の他の実施の形態であって、図柄の書き換え装置の他の例を示す概略図である。
【図16】 本発明の他の実施の形態であって、図柄の書き換え装置の他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
S スロットマシン M モータ
1 筐体ユニット 2 交換ユニット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 係合部
7 ロック機構 8 記録ユニット
9 図柄の書き換え装置
10 固定部材 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 16 側板
20 リールユニット 20a 仕切板
20b 側板 20c 移動用レール
21 支持体 23 回転リール
24 基板ユニット 25 リールテープ
26 押さえローラ 27 ローラホルダ
28 ソレノイド 30 上扉
31 図柄表示窓 32 飾り部
33 表示装置 40 下扉
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 鍵穴 45 表示パネル
50 操作部 51 投入スイッチ
52 ベットスイッチ 53 精算スイッチ
54 スタートスイッチ 55 ストップスイッチ
60 可逆記録装置 61 記録ヘッド
62 消去ヘッド 63 ヘッドホルダ
64 ソレノイド 65 フレーム
66 制御部 67 バッテリー
68 係止部 69 入力部
70 リール検知手段 71 スタートインデックス
72 スリット 73 インデックスセンサ
74 スリットセンサ
80 制御装置 81 遊技制御装置
82 演出制御装置
90 通常遊技制御手段 100 特別遊技制御手段
110 当選抽選手段 120 リール位置認識手段
130 回転制御手段 140 書き換え制御手段
150 記録ユニット検知手段 151 被検知部
152 センサ 153 孔
200 保持体 210 ケース
201 取り付け部 220 上面
221 係止爪 230 底面
231 穴 240 開口部
250 接続端子 251 ハーネス
300 駆動装置

Claims (1)

  1. ドラムに複数の図柄を表示するリールテープを貼付した回転リールと、
    前記回転リールの駆動を制御する回転制御手段を少なくとも有する遊技機において、
    前記リールテープを可逆記録可能な記録媒体で形成し、
    遊技機内部に、図柄を書き換えるための可逆記録装置と、
    可逆記録装置の作動を制御するための制御部と、
    所定の図柄データを入力するための入力部とを少なくとも備える図柄の書き換え装置を着脱可能に形成した保持体と、
    所定の図柄データを前記図柄の書き換え装置に出力可能な出力部と
    前記図柄の書き換え装置の装着の有無を検知するための検知手段と、を設け、
    前記回転制御手段は、
    前記回転リールの駆動を第一の速度と、
    前記第一の速度とは異なり、前記図柄の書き換えに適した第二の速度と、に変速させる回転速度変更手段を備え、
    図柄書き換え時以外の通常の遊技においては第一の速度で前記回転リールを回転させ、前記検知手段により前記図柄の書き換え装置が装着されていると検知された場合は、前記第二の速度で前記回転リールを回転させるように前記回転速度変更手段を制御し、
    前記第二の速度により前記回転リールが所定の回転位置に達した時に、前記出力部からの前記図柄データを用いて、前記可逆記録装置により図柄の書き換えを行わせる記録開始確認手段とを設け、
    図柄の書き換えが終了し、回転リールの回転を停止させた後、前記図柄の書き換え装置を外したことを検知装置が検知した後に、第二の速度で回転リールを再度回転させ、図柄の書き換えの完了を確認した後、第一の速度で回転リールを回転させ通常の遊技を可能としたことを特徴とする遊技機。
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