JP4023518B2 - 色補正方法及び色補正装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像の色を補正する技術に係るものであり、特に所定の色領域ごとに適切な補正を行う色補正方法及びその装置に関する。
デジタルカメラを初めとする撮像装置では、一般的に単板式CCDが用いられ、CCDの全面に色フィルタを配置し、色を補間することでカラー画像を得ている。この色フィルタの分光感度特性は色毎に異なり、また、人間は木の緑や空の青さに対して、実際の色よりも記憶の中にある鮮やかな色彩を好むという特性があるため、好ましい色(記憶色)となるように色の補正が行われている。
一般に、このような色補正方法として、画像データのRGB信号やYCbCr信号に基づく色を領域ごとに分割し、各領域に予め設定されたゲインで増幅したり、色補正行列を演算し、色の補正が行われている。このような色補正方法の具体例としては、特許文献1に記載があるように、色差信号平面において、まず原点を通る領域境界線により色相を複数の領域に分割し、入力色差信号の位置ベクトルを隣接する2つの領域境界線のベクトル成分に分割する。さらに領域境界線のベクトルを変換行列により一次変換し、色変換を実現することで、色相の全範囲のうち任意の範囲内の色相に対してのみ色補正を行っている。
特開2002−176656号 「色補正回路」公報 特開2000−115588号 「撮像装置、撮像装置の制御方法及び記憶媒体」公報
しかしながら、このような方法では特許文献2に記載されているように、ホワイトバランスを調整した後にも、レンズのばらつきや撮像素子の分光感度特性のばらつき等により、色ばらつきが生じるという問題が知られている。この結果、色ずれが生じ、本来なら灰色や白等の無彩色の色が、ずれた方向の色を帯びてしまうことになる。このため、従来の色補正方法では、色ずれが強調されてしまうという問題があった。
この発明は、かかる問題を解決することを目的として、補正行列に色ずれを補正するための平行移動成分を設けることにより、色ずれを補正した後、色を領域毎に選択的に、かつ領域の境界から連続的に色が変わる補正が可能となるように色補正を行うものである。
この発明に係る色補正方法は、入力された色信号ベクトルが、色信号平面の原点を通る領域境界線によって分割された色信号平面の領域の何れに属するかを判定し、上記色信号ベクトルが属すると判定された領域に対して予め設定しておいた補正行列を用いて、上記色信号ベクトルを変換することにより上記色信号ベクトルを補正する色補正方法において、
上記補正行列として、平行移動を行う成分と線形変換を行う成分とを有する補正行列を用いるものである。
このように、この発明に係る色補正方法によれば、色補正を行う変換の際に線形変換を行う成分に加えて、平行移動を行う成分を含むように構成したので、色ずれを防止するような変換を行うことが可能である。
この発明の実施の形態1による色補正装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による色平面領域の例を示す図である。 色信号の表現形式と彩度の算出方法の対応関係を示す図である。 この発明の実施の形態2による色平面領域の例を示す図である。 この発明の実施の形態3による色平面領域の例を示す図である。
符号の説明
1 輝度・色差変換部、
2 色領域判定部、
3 第1の境界の信号補正部、
4 第2の境界の信号補正部、
5 補正統合部、
6 補正修正部。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による色補正装置を示す構成図である。図1において、色補正装置は、輝度・色差変換部1、色領域判定部2、第1の境界の信号補正部3、第2の境界の信号補正部4、補正統合部5、補正修正部6から構成されている。このうち、色領域判定部2は、色領域判定手段を構成する部位に相当する。第1の境界の信号補正部3、第2の境界の信号補正部4、補正統合部5は信号補正手段を構成する部位に相当する。次に動作について説明する。
輝度・色差変換部1は、撮像素子から得られるRGB信号をYCbCr、YUV、L*a*b*、L*u*v*、HSVのいずれかの輝度信号と色信号へ変換する。以下において、輝度・色差変換部1がRGB信号をYCbCr信号に変換した場合について説明する。
色領域判定部2は、色領域判定手段に相当する部位であって、色信号の存在する領域を判定する。ここで色領域判定部2における色領域判定の方法について、図を用いて説明する。図2において、いまCbCr平面の原点を起点とする4つの領域境界線101、102、103、104を設ける。そしてこの領域境界線によって、CbCr平面を図に示すように領域201、領域202、領域203、領域204に分割する。
さらに、原点から領域境界線101の方向に向かうベクトルをu、原点から領域境界線102の方向に向かうベクトルをu、原点から領域境界線103の方向に向かうベクトルをu、原点から領域境界線104の方向に向かうベクトルをuとする。このようなベクトルu、u、u、uを、各領域を規定するベクトル、と呼ぶこととする。すなわち、ベクトルu、uは領域201を規定するベクトルであり、u、uは領域202を規定するベクトル、さらにu、uは領域203を規定するベクトルであり、u、uは領域204を規定するベクトル、ということになる。
を領域境界線102の方向に90°回転させたベクトルをu12、u2を領域境界線101の方向に90°回転させたベクトルをu21と表すこととすると、ある色信号ベクトルx=(Cb,Cr)が領域201に存在する場合、ベクトルxとベクトルu12、u21との内積は式(1)を満たす。
Figure 0004023518
となる。同様に、ベクトルxが領域202に存在する場合、
Figure 0004023518
となる。ベクトルxが領域203に存在する場合は
Figure 0004023518
となる。ベクトルxが領域204に存在する場合は
Figure 0004023518
なお、上記において、Tはベクトルの転置を表す。
このように、色領域判定部2は領域201、202、203、204を規定する各ベクトルに対する直交ベクトルと色信号ベクトルとの内積を求めておき、このようにして得られた内積が式(1)から式(4)までのいずれかの条件を満たすかを順次判定していき、色信号ベクトルが存在する領域を判定する。最終的に、色領域判定部2は色信号ベクトルxが存在する領域を識別する情報として、u、u、u、uのうちのいずれか2つの領域規定ベクトルを第1の領域規定ベクトルと第2の領域規定ベクトルとして出力する。第1の領域規定ベクトルは第1の境界の信号補正部3に入力され、第2の領域規定ベクトルは第2の境界の信号補正部4に入力される。
続いて、第1の境界の信号補正部3と第2の境界の信号補正部4は、色領域判定部2により求めた2つの領域規定ベクトルに基づいて、入力された輝度信号Yと色信号CbCrの補正を行う。ここで、第1の領域規定ベクトルをu、第2の領域規定ベクトルをuとし、u、uに対する補正行列をA、A、さらに色補正行列A、Aで補正した結果をそれぞれ(Y,Cb,Cr)、(Y,Cb,Cr)とする。第1の境界の信号補正部3と第2の境界の信号補正部4は式(5)及び式(6)に示すような演算を行って輝度信号Yと色信号CbCrとを補正する。
Figure 0004023518
なお、式(5)において、Aは式(7)によって与えられる。また式(7)の添え字iをjに置き換えたものがAである。
Figure 0004023518
式(7)において、色補正行列Aの各成分は、線形変換を行う行列成分Uと平行移動を行う行列成分Vから構成されている。このような変換はアフィン変換として知られているものである。線形変換を行うUの各成分は撮像素子の色フィルタの特性と記憶色に再現するための補正量より決定されるものである。平行移動を行うVの各成分は、無彩色のずれに応じて補正量を決定されるものである。
補正統合部5は、第1の境界の補正部3による補正結果と、第2の境界の補正部4による補正結果とを、信号ベクトルと領域境界線との距離関係に基づいて重み付けし統合する。具体的には、第1の境界の補正部3による補正結果をp'=(Y',Cb',Cr')、p’=(Y',Cb',Cr')とし、ベクトルxが存在する領域を規定する領域境界線とベクトルxとの距離をh、hとして、式(8)に示す合成を行い、合成結果となる信号ベクトルp=(Y,Cb,Cr)を得る。
Figure 0004023518
式(8)において、距離hは式(9)により算出される。
Figure 0004023518
補正修正部6は、輝度信号と彩度とが所定の値域内に含まれる場合に、補正統合部5が式(8)を用いて算出した補正結果pを最終的な補正結果として採用し出力する。さらに輝度信号と彩度とが所定の値域に含まれない場合には、入力信号ベクトルp=(Y,Cb,Cr)における補正結果pの寄与の程度を調整し調整後の値を最終的な補正結果として出力する。
これらの処理を具体的に説明するならば、次のようになる。すなわち、補正修正部6は彩度Cを式(10)に基づいて算出する。
Figure 0004023518
補正修正部6は、彩度CがC1を下限値、C2を上限値とする所定の値域に含まれるかどうかを判定する。なおC1、C2はCCDなどの撮像素子のS/N比から予め設定された値である。さらに補正修正部6は、判定結果に基づいて式(11)から式(13)に示すように係数kを決定する。
Figure 0004023518
ここで、式(12)が適用される場合が、所定の値域内に彩度Cが含まれる場合に相当する。また式(11)が適用される場合とは、彩度Cが低すぎてこの値域に含まれない場合である。さらに式(13)が適用される場合とは、彩度Cが高すぎてこの値域に含まれない場合である。なお、式(13)において、CMAXは彩度の最大値である。
そして補正修正部6は、このように決定した係数kを用いて、式(14)によりp'を算出する。
Figure 0004023518
続いて補正修正部6は、式(14)によって算出されたp'を輝度信号Yに基づいて補正する。そのために補正修正部6は、まず輝度信号YがY1を下限値、Y2を上限値とする所定の値域に含まれるかどうかを判定する。なおY1、C2はCCDなどの撮像素子のS/N比から予め設定された値である。さらに補正修正部6は、判定結果に基づいて式(15)から式(17)に示すように係数kを決定する。
Figure 0004023518
ここで、式(16)が適用される場合が、所定の値域内に輝度信号Yが含まれる場合に相当する。また式(15)が適用される場合とは、輝度信号Yが低すぎてこの値域に含まれない場合である。さらに式(17)が適用される場合とは、輝度信号Yが高すぎてこの値域に含まれない場合である。なお、式(17)において、YMAXは輝度信号の最大値である。
そして補正修正部6は、このように決定した係数kを用いて、式(18)によりp"を算出する。
Figure 0004023518
これまで、輝度・色差変換部1において、RGB信号をYCbCrの輝度と色信号に変換した場合で説明を行ったが、YUV、L*a*b*、L*u*v*、HSVなど、他の表現形式を用いてもよい。それぞれの表現形式への変換を行った場合、彩度は、図3に示す表のように表現される。それぞれの表現形式において、同様な補正処理を行い、彩度や輝度に対して、補正抑制処理を行うことで、補正を行うことが可能である。
以上のように、この発明の実施の形態1による色補正方法では、平行移動の成分を持つ補正行列を用いることにより、色ずれを補正し、色補正を行うことができる効果がある。
また、色領域を分割する境界線との距離の重み付けを用いることにより、境界からなめらかに色が変化する色補正を実現できる効果がある。さらに、輝度と彩度の大きさを用いて補正後の信号と補正前信号との比をとることにより、輝度や彩度が低い信号に対する補正を調整し、S/N比の増加を抑えることができる効果がある。
なお、この実施の形態1においては、CbCr平面を4つの領域に分割する例を示したが、領域の分割数は4に限定されるものではなく、任意の数であってよい。
実施の形態2.
実施の形態1において補正統合部5は、入力ベクトルxが存在するCbCr平面の領域を規定する領域境界線とベクトルxとの距離を算出し、算出された距離に基づく重み付けを行うことで、領域境界における補正結果の連続性を実現したが、重み付けに用いる距離を算出するためには、平方根を求める演算を行う必要があり、計算負荷が高い場合が生ずる。そこで実施の形態2においては、平方根演算を行わなくても、実施の形態1と等価な重み付け演算を行うことのできる色補正装置について説明する。
ここで、図4を参照し、実施の形態2の補正統合部5の処理について説明する。なお、その他の部位の構成に関しては実施の形態1の色補正装置と同様であるものとし、それぞれの構成要素に関する説明は省略する。図4において、色信号ベクトルxは領域201にあり、色信号ベクトルの端点をP、端点Pから領域境界線101、102におろした垂線の足をH1、H2とし、さらにPを通過する直線210を考え、直線210と領域境界線101、102との交点をU、Vとする。
CbCr平面の原点Oと交点U、Vとの距離(線分OUと線分OVの長さ)が等しくなるような直線210を考えると、三角形OUVは二等辺三角形となるから、∠OUV=∠OVUとなる。さらにHはPから領域境界線101におろした垂線の足であり、HはPから領域境界線102におろした垂線の足であるから、∠PHU=∠PHVである。したがって三角形PHUと三角形PHVは相似となる。
ここで、各点の水平座標を添え字xで表し、垂直座標を添え字yで表すこととする。すなわち、P、U、Vの座標を(P,P)、(U,U)、(V,V)と表わす。この場合、
Figure 0004023518
となる。
ここで、U、U、V、Vは式(20)で与えられる。
Figure 0004023518
ただし、k、k、ku1、ku2は式(21)で与えられる。
Figure 0004023518
したがって、式(8)の距離の重み係数は、式(22)のように計算される。
Figure 0004023518
式(20)及び式(21)によって与えられるU、U、V、V、k、k、ku1、ku2は、領域の領域境界線が定まれば一意に決定できる値である。したがって、領域の分割方法を設定した際に、合わせてこれらの値についても計算し、その計算結果を記憶しておく。さらに色補正時に記憶されたU、U、V、Vを用いて式(22)で重み係数を計算すればよい。これによって、平方根演算を行わなくても、重み係数を算出できるので、演算量を減らすことが可能となる。
以上のように、この発明の実施の形態2による色補正装置では、色信号平面を領域に分割する領域境界線と色信号の点との距離に応じて補正の程度を調整する上で、平方根演算を要する距離演算に替えて、色信号の点と領域境界線との幾何学的関係に基づく加減算の組み合わせのみで重み係数を算出することとしたので、演算量を削減できる。
実施の形態3.
ここで、図5を参照し、実施の形態3の補正統合部の処理について説明する。色信号ベクトルPが領域境界線101と領域境界線102によって分割される領域201に存在する場合に、色信号ベクトルPを領域境界線101と領域境界線102にそれぞれ平行なベクトルに分解する。これらのベクトルの始点を原点Oとした場合の終点をそれぞれP、Pとすれば、Pは領域境界線101上の点、Pは領域境界線102上の点となり、四角形OPPPは平行四辺形となる。
したがって、
Figure 0004023518
となる。
点Pから領域境界線101と領域境界線102におろした垂線の足をそれぞれH、Hとすれば三角形PHと三角形PHは相似となることから、
Figure 0004023518
したがって、式(8)の距離の重み係数は
Figure 0004023518
となる。
ここで、領域境界線101を規定するベクトルをu=(u1x,u1y)、領域境界線102を規定するベクトルをu=(u2x,u2y)とすると、線分OP1、OP2の長さは式(26)、式(27)で与えられる。
Figure 0004023518
ただし、式(26)、式(27)においてDは、
Figure 0004023518
である。
式(28)においてDは、領域を規定する方向ベクトルが決まれば、一意に決まる数であるため、領域分割を設定する際に同時に設定するか、一度計算で求めておけば、演算量を減らすことが可能である。
以上のように、この発明の実施の形態3による色補正方法では、色領域を分割する境界線との距離の重み付けを、色信号の位置ベクトルを、隣接する境界線の2方向に分解し、各方向のベクトルの大きさを重み付け係数として用いることにより、距離の計算において平方根の演算を行う必要がなくなり、演算量の削減を行うことができる効果がある。
実施の形態4
実施の形態1における色領域判定部2において、色相方向の境界を方向ベクトルにより規定し、方向ベクトルの直交ベクトルを求めておき、この直交ベクトルと色信号ベクトルとの内積の結果により、色相における色領域を判定していた。しかしこの他にも、色信号ベクトルと方向ベクトルの内積により、色領域の判定を行うようにしてもよい。
色領域を規定する方向ベクトルu,uのなす角をθとし、それぞれのベクトルと色信号ベクトルxのなす角をα、βとすると、α<θでかつβ<θを満たす場合に色信号ベクトルxがu,uにより設定される領域内に存在することになる。ここで、α、β、θは180°よりも小さい角となるから、cos α<cos θかつcos β<cos θが成立する。これより、
Figure 0004023518
したがって、
Figure 0004023518
式(30)による条件が成立する場合、色信号ベクトルxがu、uにより規定される境界に存在することになる。したがってこの条件が成立するかどうか判定することで、直交ベクトルを求めなくても色領域の判定が可能である。
この発明は、例えば、デジタルカメラを初めとする撮像装置やその撮像結果である画像データの補正を行う上で広く適用することができる。

Claims (4)

  1. 入力された色信号ベクトルが、色信号平面の原点を通る領域境界線によって分割された色信号平面の領域の何れに属するかを判定し、上記色信号ベクトルが属すると判定された領域に対して予め設定しておいた補正行列を用いて、上記色信号ベクトルを変換することにより上記色信号ベクトルを補正する色補正方法において、
    上記補正行列として、平行移動を行う成分と線形変換を行う成分とを有する補正行列を用いることを特徴とする色補正方法。
  2. 入力された色信号ベクトルが、色信号平面の原点を通る領域境界線によって分割された色信号平面の領域の何れに属するかを判定し、上記色信号ベクトルが属すると判定された領域に対して予め設定しておいた補正行列を用いて、上記色信号ベクトルを変換することによりこの色信号ベクトルを補正する色補正装置において、
    上記補正行列として、平行移動を行う成分と線形変換を行う成分とを有する補正行列を用いて上記色信号ベクトルをアフィン変換することにより補正結果の色信号ベクトルを得る信号補正手段を備えた、
    ことを特徴とする色補正装置。
  3. 請求の範囲第2項に記載の色補正装置において、
    入力された色信号ベクトルが、色信号平面の原点を通る領域境界線によって分割された色信号平面の領域の何れに属するかを判定し、上記色信号ベクトルが属すると判定された領域を分割する第1の領域境界線と第2の領域境界線とを出力する色領域判定手段を備え、
    信号補正手段は、平行移動を行う成分と線形変換を行う成分とを有する補正行列として第1の領域境界線の補正行列と第2の領域境界線の補正行列とを用いて上記色信号ベクトルを変換し、第1の領域境界線の補正行列による一次変換結果と第2の領域境界線の補正行列による変換結果とを統合して補正結果の色信号ベクトルを得ることを特徴とする色補正装置。
  4. 請求の範囲第2項に記載の色補正装置において、
    信号補正手段は、第1の領域境界線の補正行列による変換結果と第2の領域境界線の補正行列による変換結果とを、入力された色信号ベクトルが属すると判定された色信号平面の領域の境界線と上記色信号ベクトルとの距離関係に基づく重み付けを行って統合し、補正結果の色信号ベクトルを得ることを特徴とする色補正装置。
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