JP4022382B2 - 学習支援方法、代理応答サーバ、学習支援プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

学習支援方法、代理応答サーバ、学習支援プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4022382B2
JP4022382B2 JP2001291736A JP2001291736A JP4022382B2 JP 4022382 B2 JP4022382 B2 JP 4022382B2 JP 2001291736 A JP2001291736 A JP 2001291736A JP 2001291736 A JP2001291736 A JP 2001291736A JP 4022382 B2 JP4022382 B2 JP 4022382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
user
message
request
permission range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001291736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003099468A (ja
Inventor
仁志 瀬下
隆広 野田
明通 田中
美奈 丸山
時市郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2001291736A priority Critical patent/JP4022382B2/ja
Publication of JP2003099468A publication Critical patent/JP2003099468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4022382B2 publication Critical patent/JP4022382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、学習者が、WWW(World Wide Web)と呼ばれるコンピュータネットワークを利用して、情報の調査とまとめ活動を主体とした学習(いわゆる「調べ学習」)をする際の支援を行うための学習支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
WWWは、いわゆるハイパーテキストシステムの一つであり、あらかじめ蓄積された情報をユーザの要求に応じて提供する情報提供サーバと、ユーザが操作を行うことにより情報の取得、および表示を行う情報端末から構成されるシステムである。WWWに関する技術の詳細な説明は、W3C(The World Wide Web Consortium)によってすでに開示されている(http://WWW.w3c.orgを参照)ので、ここでは本発明に関連する基本的な機能について説明する。
【0003】
WWWでは、情報提供サーバ(WWWサーバ)により様々な形式の情報を交換することができるが、主体となるのはハイパーテキスト文書、具体的にはHTMLと呼ばれる形式で記述された文書フィアルである。ハイパーテキスト文書は、主に可視化されうる文書内容自体と、ハイパーテキスト文書間の接続関係を表すリンク情報とから構成される。リンク情報は、アンカーと呼ぶ文書内容の特定の一部に対して関連付けられた、他のハイパーテキスト文書が存在する場所を指し示す所在情報である。通常、WWWによる情報提供システムを利用するユーザは、情報端末においてブラウザと呼ばれる情報取得および表示用ソフトウェアを使用する。ユーザがブラウザによりWWWサーバにハイパーテキスト文書を要求すると、WWWサーバからブラウザに文書が転送され、ブラウザ上の文書表示領域に表示される。
【0004】
ブラウザ上に表示されたハイパーテキスト文書において、該文書中に前記リンク情報が含まれる場合は、関連付けられた前記アンカーに下線が引かれる等の特殊な表示効果が追加される。ユーザはそうした表現により判別可能なアンカーを、マウス等の操作手段を用いて指定することにより、該アンカーに関連付けられた他のハイパーテキスト文書を、該文書を実際に蓄積している情報提供サーバに要求する。要求を受け付けた該情報提供サーバは、指定の文書を情報端末に転送する。以上のような操作を繰り返すことにより、ユーザは、自分の求める情報を次々と要求し、取得することができる。
【0005】
このようにして利用可能なWWWによりインターネット上で提供される情報(WWWリソース)は、その量の膨大さや広範さ、即時性といった観点から、調べ学習活動における調査対象としての利用にも適しているといえる。しかしその一方で、WWWリソースはその膨大さ故に目的とする情報の探索・発見が容易でないことや、情報の質にバラツキがあることなどから、学習者がWWWリソースを閲覧する、いわゆるネットサーフに終始してしまうという傾向にある。その結果、学習内容自体の理解が深まらない、あるいはWWWリソース中で“迷子”状態となってしまい、学習内容とは直接関係ない情報にたどり着いたり、教育上有害な情報にたどり着いたりしてしまうといった問題があった。こうした問題に対処するための支援方法として、従来は主に以下のような技術が用いられてきた。
【0006】
○ブックマーク/リンク集
学習内容に適したWWWリソースのリンク情報を集めたハイパーテキスト文書等を用意して学習者に提示することにより、学習に有用な情報への容易なアクセスを支援する
○WWWディレクトリ・検索サービス
WWWリソースを対象とした情報検索サービスを利用して、学習内容に適していると思われる情報を探索することを支援する
○有害コンテンツ・フィルタリング
学習者の利用する情報端末とWWWリソースとを仲介する代理応答サーバとして機能し、WWWリソースに対する学習者の全アクセスを監視して、あらかじめ設定された条件により規定される教育上有害な情報に対する要求があった場合は、その要求を拒否する。
【0007】
これらの方法は、ユーザの環境や要求に応じて、組み合わせて用いることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の個々の支援方法、もしくはその組み合わせでは、WWWを利用した学習活動全般を支援することは困難であった。
【0009】
例えば、ブックマーク/リンク集等は、学習者を学習内容に適した情報に導くための開始点としては有効だが、調査活動開始後、つまり実際のWWWリソースを参照している段階では特に支援を行えない。その結果として、学習者がWWWリソースの中で“迷子”状態となってしまう可能性が残る。その一方で、例えば有害コンテンツ・フィルタリング等は、学習者のWWWリソースへの全要求・取得を監視するという意味でWWWを利用した学習活動全般を支援可能な側面を持つが、基本的には教育上の配慮から有害情報を排除することが目的であって、個別の学習内容に即した支援を行うわけではない。また、例えばWWWディレクトリ・検索サービス等では、キーワード入力等、学習者との対話を通して支援を進めるという点では個別の学習者、学習内容に即した支援を行える側面もあるが、ブックマーク/リンク集等と同様に、基本的には学習活動開始に当たっての支援であり、調査活動自体には特に支援を行えない。さらにはWWWディレクトリ・検索サービス自体の検索精度に依存して、学習者の参照する情報の質、密度にかなりのバラツキが発生する。
【0010】
本発明の目的は、WWWリソースを利用した学習活動全般において、各学習者や学習内容に応じて要求・取得の可能なWWWリソースの範囲を制御すると同時に、WWWリソースを利用した学習活動を補助する、情報収集および共有のための支援および学習者間での情報交換支援等の機能をあわせて提供可能な学習支援方法、代理応答サーバ、学習支援プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の学習支援方法は、ユーザの要求に応じて情報を提供する情報提供サーバと、ユーザが前記情報提供サーバと情報交換を行うための情報端末との間の学習支援のための情報交換を仲介し、前記情報端末から要求された情報を前記情報提供サーバに代理要求して取得し、前記情報端末に転送する学習支援方法であって、要求受信部が、学習支援を提供する者により定められる、学習内容に対応させて閲覧利用を許可するWWWリソースの範囲を指定したものである情報取得許可範囲のIDを前記情報端末から取得し、該取得した情報取得許可範囲のIDと前記情報端末のIDとの対応をユーザ状況情報としてユーザ状況情報リストに保持、管理するステップと、前記要求受信部が、前記情報端末から送信される、WWWリソースを閲覧するための閲覧情報取得要求を受信し、該閲覧情報取得要求と前記情報取得許可範囲および情報端末の各IDとの対応を前記ユーザ状況情報リストに追加して保持、管理するステップと、要求時取得情報制御部が、要求された閲覧情報が、ユーザにより指定された前記情報取得許可範囲の範囲内にあるか否かを判定するステップと、前記閲覧情報が前記情報取得許可範囲の範囲内にある場合のみ、情報代理取得部が、前記閲覧情報を前記情報提供サーバより代理取得するステップと、情報返却部が、代理取得した前記閲覧情報を前記情報端末に返却するステップと、ユーザ状況情報取得部が、前記情報端末からの前記ユーザ状況情報の参照要求に応じて前記ユーザ状況リストを取得し、該参照要求を指示したユーザの情報取得許可範囲のIDを求め、該情報取得許可範囲のIDを利用するユーザ全てのWWWリソース取得状況を前記ユーザ状況情報リストから取得するステップと、前記情報返却部が、取得した前記WWWリソース取得状況を前記情報端末に送信するステップを有する。
【0012】
本発明は、WWWリソースを利用した学習において、学習内容や学習者の学習状況に応じてWWWリソースの利用可能範囲を制御するものである。これにより、学習者は、情報探索作業だけに終始したり、学習に直接関与しない情報に迷ったりすることなく、自分のペースで調べ学習活動を進めることができ、また、学習を始動する指導者(先生)は、学習者が教育上有害な情報を参照したり、学習内容に無関係な情報によって学習活動が停滞するといった懸念なしに、学習者にWWWを利用させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図1を参照すると、本発明の一実施形態の学習支援システムは、ユーザの要求に応じて情報を提供する情報提供サーバ3と、ユーザが情報提供サーバ3と情報交換を行うための情報端末1と、情報端末1から要求された情報を情報提供サーバ3に代理して取得し、情報端末1に転送する代理応答サーバ2と、これらを互いに接続するコンピュータネットワーク4で構成されている。
【0015】
代理応答サーバ2は、ユーザ状況情報リスト21とブックマーク情報リスト22とメッセージ情報リスト23とユーザ取得情報制御プロセス2Aとユーザ状況情報取得・参照プロセス2Bとブックマーク情報登録・参照プロセス2Cとメッセージ情報送信・受信・参照プロセス2Dと取得情報同期用メッセージ情報送信・受信プロセス2Eからなる。
【0016】
ユーザ状況情報リスト21には、ユーザ(学習者)の情報(要求されたWWWリソースのURL(Uniform Resource Location)、要求時の時刻等)が格納される。ブックマーク情報リスト22にはブックマーク情報(WWWリソースの要求URL、学習者ID、使用者の情報取得許可範囲ID、コメント等)が格納される。メッセージ情報リスト23にはメッセージ情報(学習者ID、使用中の情報取得許可範囲ID、コメント等)が格納される。
【0017】
ユーザ取得情報制御プロセス2Aは、ユーザからの情報取得要求により情報提供サーバ3から情報を取得しユーザに渡すプロセスである。ユーザ状況情報取得・参照プロセス2Bはユーザからのユーザ状況情報参照要求により、現在のユーザ状況リスト21からユーザ状況参照画面を生成し、ユーザに返却するプロセスである。ブックマーク情報登録・参照プロセス2Cは、ユーザからのブックマーク情報登録要求によりブックマーク情報をブックマーク情報リスト22に登録し、またユーザからのブックマーク情報参照要求によりブックマーク情報リスト22から該ユーザのブックマーク情報を取得しブックマーク情報参照画面を生成し、ユーザに返却するプロセスである。メッセージ情報送信・受信・参照プロセス2Dはユーザからのメッセージ送信要求によりユーザから受信したメッセージ情報をメッセージ情報リスト23に登録し、また取得したメッセージ情報を送信先ユーザに返却するプロセスである。取得情報同期用メッセージ情報送信・受信プロセス2Eは取得情報同期用メッセージ情報を送受信するプロセスである。
【0018】
以下、各プロセスについて詳しく説明する。
【0019】
なお、本実施形態ではハイパーテキスト文書としてHTML形式の文書ファイルを扱うが、本発明はこの形式に限定されるものではない。
【0020】
1)はじめに、学習開始前の情報取得許可範囲の登録について説明する。
【0021】
学習支援を提供する指導者(先生)は、授業に先立って、利用を許可するWWWリソースの範囲、すなわち情報取得許可範囲を情報端末1より登録する。情報取得許可範囲は、特定のWWWリソースの所在を表す情報、具体的にはURLと呼ばれる形式に基づいて記述される。
【0022】
本実施形態では、指導者が「お米」に関する授業を行うにあたり、
http://a/b.html (1)
http://c/d.html (2)
http://e/* (3)
のようなURLに対応するWWWリソースを、「お米」の学習に関する情報取得許可範囲として登録したとする。このとき、情報取得許可範囲は登録された全てのURL(ここでは(1)〜(3)の3つ)の総体として規定され、その総体に対してIDが付与される。以後、情報取得許可範囲はこのIDにより管理される。
【0023】
URLは、(1)や(2)のように文書(Webページ)単位でも、(3)のように文書の存在する場所(Webサイト)単位でも指定することが可能である。なお、Webサイト単位で指定された場合は、そのサイト(ここでは、http://e/)配下に存在する全ての文書を表している。
【0024】
2)次に、代理応答サーバ2における学習時のユーザ取得情報制御プロセス2Aについて図2〜図4に基づいて説明する。
【0025】
学習者は、あらかじめ代理応答サーバ2を介してWWWリソースを取得するよう設定された情報端末1を利用する。学習開始時において、学習者は代理応答サーバ2に対してユーザ認証処理を行った後に、この学習で使用する情報取得許可範囲をIDで指定する(ステップ41)。代理応答サーバ2は、要求受信部24によりユーザ認証時に取得される学習者のIDおよび学習者の使用する情報端末1のID(例えばIPアドレス)、学習者の使用する情報取得許可範囲のIDをユーザ状況情報リスト21に表1のように設定し、保持する(ステップ42)。なお、ユーザ認証処理を省き、学習者の使用する情報端末1のIDのみをキーとしても、後述するような学習者の取得情報を制御することも可能であるが、その場合は、例えば学習者ごとに使用可能な情報取得範囲を切り替えるといった処理を行うことができず、あるいは学習者の使用する端末が特定されるといった制限事項が付随することになる。
【0026】
【表1】
Figure 0004022382
【0027】
以降、学習者は、例えば情報取得許可範囲に基づいて自動生成され、提示されるリンク集等を足がかりとしてWWWリソースを閲覧していく。例えば、学習者が「お米」の学習を開始し、提示されたリンク集より(1)のURLを操作して、対応するWWWリソースの要求を行ったとする。この要求は、情報端末1側の設定により情報提供サーバ3には直接送信されず、代わりに代理応答サーバ2へ送信される(ステップ43)。要求を受信した代理応答サーバ2は、まず始めに要求受信部24において、その要求がどの学習者から(どの情報端末から)送信されたものかを判別し、ユーザ状況情報リスト21中のその学習者に関する情報(要求したWWWリソースのURLおよび要求時の時刻等)を更新する(ステップ44)。
【0028】
次に、要求時取得情報制御部25において、ユーザ状況情報リスト21を参照し、その要求を送信してきた学習者が現在利用中の情報取得許可範囲(ここでは「お米」の学習に関するもの)を特定する。さらに、その要求と、特定された情報取得許可範囲とを比較し、要求が範囲内にあるかを判別する(ステップ45)。判別の結果、要求が範囲内であれば、情報代理取得部26に要求のWWWリソースを取得するよう指示する(ステップ46)。要求が範囲外であれば、情報返却部28により、要求元の学習者(の利用している情報端末1)に対して今の情報要求が許可されていない旨を通知する(ステップ48)。
【0029】
ここでは、(1)のURLはそれ自身が情報取得許可範囲を規定していることから、対応するWWWリソースも当然範囲内の情報であり、情報代理取得部26により、(1)のURLに対応するWWWリソースが代理取得される。しかし例えば、情報端末1より、
http://w/x.html (4)
のようなURLに対応するWWWリソースが直接要求された場合には、情報取得許可範囲の(1)、(2)いずれの文書とも一致せず、また(3)のURLが示すWebサイトとも異なることから、要求は範囲外となり(ステップ45’)、学習者(の情報端末1)には情報取得不許可の通知が表示される(ステップ48’)。
【0030】
代理取得されたWWWリソースは、返却時取得情報制御部27において、その内容の解析を試みる。もし取得されたWWWリソースが解析可能であれば、そのWebページ内部に情報要求許可範囲の範囲外に存在する他のWWWリソースを要求する手段が含まれているかを検出し、含まれていた場合にはそれらを全て変換し、無効化する。解析不可の場合は、特に変換処理は行わない。ここでは、(1)のURLに対応するWWWリソースが、既知のHTML形式のハイパーテキスト文書であることから、解析が可能である。HTML形式の文書中には、他の文書を要求する手段として、リンク情報が含まれうる。ここでは、(1)のURLに対応したHTML形式の文書内部に、
http://c/d2.html (5)
http://e/f.html (6)
http://y/z.html (7)
の各URLがリンク情報として含まれていたとする。内容解析の結果、(5)〜(7)のようなリンク情報が検出されると、返却時取得情報制御部27は、学習者が現在利用中の情報取得許可範囲(ここでは、「お米」の学習に関するもの)を参照して、その範囲内にあるかを比較判別する。例えば(5)のURLは、情報取得許可範囲の(2)と同じ場所に存在する文書を示しているが、(2)の規定は文書単位であることから、情報取得許可範囲の範囲外となる。(7)のURLも、文書の存在する場所や文書自体が(1)〜(3)と全く一致しないことから、同様に範囲外となる。一方、(6)のURLは、(3)で規定された場所に存在する文書を示していることから、情報取得許可範囲の範囲内となる。以上の比較結果より、返却時取得情報制御部27は、文書中のリンク情報のうち、(4)と(6)に対応するリンク情報のみを変換し、例えばリンク情報中のアンカーのみを残すというようなかたちで無効化する(ステップ47)。
【0031】
返却時取得情報制御部27での処理が完了したWWWリソースは、情報返却部28により、要求元の学習者(の利用している情報端末1)に返却され、表示される(ステップ49)。このとき、表示されたWWWリソースは見かけ上代理応答サーバ2を介さずに取得した場合と全く同様に見えるが、実際には前述のように返却時取得情報制御部27による変換処理が行われていることから、文書中のリンク情報(5)〜(7)のうち(6)以外を操作して、対応するWWWリソースを要求することはできない。一方で、返却時取得情報制御部27において解析不可であった場合や、解析可能な文書中に、情報端末1への返却後にリンク情報が自動生成されるような機能が含まれていた場合などは、変換による情報取得許可範囲外のリンク情報無効化が行えないことから、文書中のリンク情報により範囲外のWWWリソースを要求することができてしまうが、この場合には、代理応答サーバ2で要求を受信した後で、要求時取得情報制御部25によりその要求は拒否される。
【0032】
以上のような動作を繰り返すことにより、学習者は、様々な形式をとりうるWWWリソースにおいて、最初に指定した情報取得許可範囲内だけを自由に閲覧することができる。
【0033】
3)ユーザ状況情報参照について図5、図6、図20に基いて説明する。
【0034】
はじめに、ユーザ状況情報の登録について説明する。
【0035】
前述したとおり、本実施形態では、学習者のWWWリソースへのアクセスは全て代理応答サーバ2を通過する。この際に、学習者の要求内容や時刻等をユーザ状況情報リスト11に記録し、更新していくことにより、代理応答サーバ2を利用中の全学習者のWWWリソース取得状況を参照することが可能になる。例えば、学習者(ID=student 1)が、前述の「お米」に関する情報取得許可範囲(ID=field1)を利用した学習を行っている際に、以下のURL
http://e/f.html (8)
に対応するWWWリソースを要求したとすると、代理応答サーバ2のユーザ状況情報リスト11には、表2のような情報が記録されることになる。以降、学習者(ID=student1)からのWWWリソース要求が発生するごとに、この情報は更新される。また、他の学習者の状況についても同様に、ユーザ状況情報リスト21に記録される。
【0036】
【表2】
Figure 0004022382
【0037】
次に、ユーザ状況情報の参照について説明する。
【0038】
まず、学習者は情報端末1よりユーザ状況情報の参照要求を代理応答サーバ2に送信する(ステップ51)。代理応答サーバ2が要求受信部24により該参照要求を受信し(ステップ52)、ユーザ状況情報取得部29が現在のユーザ状況情報リスト21を取得し(ステップ53)、取得したユーザ状況情報リストにより、「ユーザ状況情報の参照要求」をしたユーザの情報取得許可範囲のIDを求め、該情報取得許可範囲のIDを利用している全学習者の学習状況を、リンク情報を埋め込んで、ユーザ状況参照画面として生成し(ステップ54)、情報返却部28によりユーザ状況参照画面を情報端末1に返却する(ステップ55)。情報端末1はユーザ状況参照画面を受信、表示し(ステップ56)、ユーザ状況参照画面より情報要求を代理応答サーバ2に送信する(ステップ57)。代理応答サーバ2では以下、図3または図4の記載と同様にして情報を取得する。
【0039】
前述のように記録・更新されるユーザ状況情報リスト21を、学習者に対して公開することが可能である。例えば、学習者からの要求に応じて、ユーザ状況情報リスト21を図20のようなユーザ状況情報参照画面に加工し、提示することにより、学習者は同じ情報取得許可範囲を利用中の他の学習者が、現在どのWWWリソースを閲覧中なのかを知ると同時に、他の学習者が閲覧中のWWWリソースを、ユーザ状況情報参照画面により直接要求して閲覧することも可能となる。
【0040】
4)ブックマーク情報登録・参照プロセス2Cについて図7から図9に基づいて説明する。
【0041】
はじめに、ブックマーク情報の登録について説明する。
【0042】
学習者が、代理応答サーバ2を利用した学習中に発見したWWWリソースを、以後、好きなときに呼び出して再閲覧可能とするための情報として、ブックマーク情報の登録を行う。ブックマーク情報は、指定のWWWリソースに対応したURLと、学習者によるコメント等の付加情報から構成される。
【0043】
例えば、前述の「お米」に関する情報取得許可範囲を利用した学習中に、以下のWWWリソース
http://e/f.html 「米作りの伝来」 (9)
を発見したとする。ここで、学習者より、このWWWリソースを随時再閲覧可能とするために、ブックマーク情報としての登録要求が代理応答サーバ2に送信されたとする(ステップ61)。
【0044】
要求受信部24でブックマーク情報登録要求を受信すると(ステップ62)、代理応答サーバ2はブックマーク情報登録部30において、まずユーザ状況情報リスト21を参照し(ステップ63)、登録要求を送信してきた学習者が要求し、現在閲覧中のWWWリソースに対応する要求URLを抽出する(ステップ64)。
【0045】
次に、ブックマーク情報登録部30は、抽出した要求URLを含む、図21のようなブックマーク情報入力画面を生成し(ステップ65)、情報返却部28を介して学習者に返却する(ステップ66)。
【0046】
情報端末1で返却されたブックマーク情報入力画面を受信し、提示されると(ステップ67)、学習者は、登録するブックマーク情報として、WWWリソースの要求URL(ここでは(9))の他に、コメントや分類分け等の付加情報を入力し(ステップ68)、その結果を代理応答サーバ2に送信する(ステップ69)。
【0047】
あらためてブックマーク情報を受信した(ステップ70)代理応答サーバ2は、ブックマーク情報登録部30において、受信内容を、表3のようなブックマーク情報リスト22へ登録する(ステップ71)。
【0048】
【表3】
Figure 0004022382
【0049】
ブックマーク情報リスト22への登録が完了すると、情報返却部28を介して情報端末1にブックマーク情報登録完了通知が送信され(ステップ72)、学習者に提示される(ステップ73)。
【0050】
以上では、ユーザにブックマーク情報入力画面を提示し、ユーザに入力されたブックマークの付加情報を受信してブックマーク情報リスト22に登録する処理を説明したが、ステップ65〜70を省略することも可能である。この場合、コメント欄は空欄となり、分類欄はデフォルトの値が設定されることになる。
【0051】
次に、ブックマーク情報の参照について説明する。
【0052】
前述のようにして登録されたブックマーク情報リスト22は、学習者の要求に応じて随時参照可能である。学習者よりブックマーク情報リスト22の参照要求が送信されると(ステップ81)、代理応答サーバ2は、要求受信部24で参照要求を受信し(ステップ82)、ブックマーク情報参照部31において、ブックマーク情報リスト22から、参照要求を送信してきた学習者が登録した全てのブックマーク情報のうち、現在使用中の情報取得許可範囲に対応したものだけを取得する(ステップ83)。次に、ブックマーク情報参照部31は、取得したブックマーク情報を加工して、ブックマーク情報に含まれるWWWリソースのURLに対応したリンク情報を含む、図22のようなブックマーク情報参照画面を生成し(ステップ84)、情報返却部25を介して学習者に返却する(ステップ85)。
【0053】
情報端末1で返却されたブックマーク情報参照画面を受信し、提示されると(ステップ86)、学習者は、ブックマーク情報として登録したWWWリソースをリンク情報により直接要求できるだけでなく、同時に登録していた分類やコメント等の付加情報もあわせて参照することができる(ステップ87)。
【0054】
なお、基本的にブックマーク情報の参照は、学習者自身が登録したものだけとなるが、他の学習者に対して公開する(他の学習者からも参照可能とする)ように設定することも可能である。
【0055】
他の学習者からの参照を許可するときは、ブックマーク情報入力画面(図21)において、参照を許可する学習者を指定する箇所が追加され、ユーザが学習者を指定する。学習者の指定は複数とすることも学習者全員と指定することもできる。代理応答サーバ2では表4に示すように、ユーザ状況情報リスト21に参照可能学習者欄を追加して管理する。「all」は学習者全員が参照可能なことを示している。
【0056】
【表4】
Figure 0004022382
【0057】
ブックマークの参照に当たっては、自分が登録したブックマーク(学習者ID欄による検索)と他者が参照を許したブックマーク(参照可能学習者欄による検索)の両方が提示される。
【0058】
ブックマーク情報は学習者ID単位に管理され、学習者が学習を中断しても、ブックマーク情報は代理応答サーバ2にて保持される。学習者が異なる端末から学習を再開しても、前回学習時のブックマーク情報が活きている。
【0059】
5)メッセージ情報送信・受信・参照プロセス2Dについて図10〜図15および図23〜図25に基づいて説明する。
【0060】
はじめに、メッセージ情報の送信について説明する。
【0061】
本発明による代理応答サーバ2を利用した学習において、同じ情報取得許可範囲を利用して学習を行う学習者間での情報交換を目的として、メッセージ情報の送信を行う。メッセージ情報は、学習者によるコメント等の短文と、指定のWWWリソースに対応したURLから構成される。URLは必須ではなく指定されない場合もある。なお、これ以降では、メッセージ情報の同期的な利用方法として、いわゆるチャットと同様に、同じ情報取得許可範囲において同時に学習を行っている学習者間でのメッセージ情報交換を、前述のブックマーク情報と関連付けて行う例を示すが、メッセージ情報自体は同期的利用にとどまるものではなく、例えば、送信先を学習者ではなく、いわゆる掲示板のようなものとすることで、学習者間で共通の場所にメッセージ情報を蓄積し、それを非同期に参照するような形式もとることは可能である。また、メッセージ情報に関連付け可能なURLも、ブックマーク情報から引用するだけでなく、例えばメッセージを送信する学習者がその時点で閲覧中のWWWリソースに対応したURLを関連付けるような形式も可能である。
【0062】
ある学習者Aよりメッセージ情報の送信要求が送信されると(ステップ91)、代理応答サーバ2は、これを要求受信部24で受信し(ステップ92)、メッセージ情報送信部32において、まずユーザ状況情報リスト21を参照し、現在学習者Aと同じ情報取得許可範囲を利用して学習中の他学習者を抽出する(ステップ93)。
【0063】
さらに、メッセージ情報送信部32は、抽出したメッセージ情報送信可能な他学習者の情報を含む、図23のようなメッセージ情報入力画面を生成し(ステップ94)、情報返却部28を介して学習者に返却する(ステップ95)。
【0064】
情報端末1で返却されたメッセージ情報入力画面を受信し、提示されると(ステップ96)、学習者は、送信先とする学習者の指定およびコメント等の短文を入力し(ステップ97)、その結果を代理応答サーバ2に送信する(ステップ98)。
【0065】
あらためて、メッセージ情報送信先ユーザを含むメッセージ情報を受信した(ステップ99)代理応答サーバ2は、メッセージ情報送信部32において、受信内容を表5のようなメッセージ情報リスト23へ登録する(ステップ100)。表5の送信時刻は、「メッセージ情報の送信要求」を受信した時刻を示している。ここで大切なことは時刻を管理することであり、メッセージ情報入力画面を端末に送信した時刻や、メッセージをメッセージ情報リスト23に登録した時刻で代用してもよい。
【0066】
【表5】
Figure 0004022382
【0067】
メッセージ情報リスト23への登録が完了すると、情報返却部28を介してメッセージ情報送信完了通知が情報端末1に送信され(ステップ101)、学習者に提示される(ステップ102)。
【0068】
なお、学習者はメッセージ情報入力時に、あわせてブックマーク情報(正確にはブックマーク情報中の要求URL)の添付指定をすることも可能である。
【0069】
メッセージ情報入力画面において、学習者よりブックマーク情報添付の要求が送信されると(ステップ98’)、代理応答サーバ2は、これを要求受信部24で受信し(ステップ99’)、メッセージ情報送信部32において、ブックマーク情報リスト22から、添付要求を送信してきた学習者が登録した全てのブックマーク情報のうち、現在使用中の情報取得許可範囲に対応したものだけを取得する(ステップ103)。
【0070】
次に、メッセージ情報送信部29は、取得したブックマーク情報を加工して、図24のような添付ブックマーク情報指定画面を生成し(ステップ104)、情報返却部28を介して学習者に返却する(ステップ105)。
【0071】
情報端末1で返却された添付ブックマーク情報指定画面を受信し、提示されると(ステップ106)、学習者は、実際に添付するブックマーク情報を選択し(ステップ107)、その結果を代理応答サーバ2に送信する(ステップ108)。
【0072】
添付ブックマーク情報指定結果を受信した(ステップ109)代理応答サーバ2は、メッセージ情報送信部32において、添付ブックマーク情報の指定を反映したメッセージ情報入力画面を再度生成し(ステップ110)、情報返却部28を介して学習者に返却する(ステップ111)。
【0073】
以上のような操作をメッセージ情報入力時にあわせて行うことにより、メッセージ情報にブックマーク情報を添加することが可能になる。
【0074】
次に、メッセージ情報の受信について説明する。
【0075】
代理応答サーバ2において、メッセージ情報受信部33は、情報取得許可範囲のID単位に、一定時間(例えば1分間)で、該情報取得許可範囲を利用中の各ユーザIDごとに、メッセージ情報リスト23を参照し、既読状況を確認する(ステップ121)。既読状況確認時において未読のメッセージ情報を検出すると、メッセージ情報受信部33は、まずメッセージ情報リスト23より、未読のメッセージ情報を全て取得する(ステップ122)。次に、取得したメッセージ情報ごとに送信先の学習者を抽出し(ステップ123)、抽出された各学習者が現在ユーザ状況情報リスト21に含まれる、つまり学習中であればその学習者に対して、情報返却部28を介してメッセージ情報受信通知を返却する(ステップ124)。
【0076】
返却されたメッセージ情報受信通知は、学習者の情報端末1のメッセージ情報受信確認部12で受信され、学習者にメッセージを受信した旨が提示される(ステップ125)。
【0077】
次に、メッセージ情報の参照について説明する。
【0078】
前述のようにして送信されたメッセージ情報を含むメッセージ情報リスト23は、メッセージ情報受信確認部33による受信確認に限らず、学習者の要求に応じて随時参照可能である。
【0079】
学習者よりメッセージ情報リストの参照要求が送信されると(ステップ131)、代理応答サーバ2は、要求受信部24でこれを受信し(ステップ132)、メッセージ情報参照部34において、メッセージ情報リスト23から、参照要求を送信してきた学習者が、現在使用中の情報取得許可範囲に対応し、かつメッセージ情報受信先ユーザに該参照要求ユーザの記載があるメッセージ情報を取得する(ステップ133)。また、同時に、メッセージ情報リスト23において、取得した全メッセージ情報のうち、未読だったものを全て表6のように既読に設定する(ステップ134)。
【0080】
【表6】
Figure 0004022382
【0081】
次に、メッセージ情報参照部34は、取得したメッセージ情報を加工して、メッセージ情報に閲覧情報のURLとの関連付けが含まれている場合には該URLに対応したリンク情報を含む、図25のようなメッセージ情報参照画面を生成し(ステップ135)、情報返却部28を介して学習者に返却する(ステップ136)。
【0082】
情報端末1で返却されたメッセージ情報参照画面が受信され、提示されると(ステップ137)、学習者は、受信したメッセージ情報に含まれるコメント等の短文を参照できると同意時に、添付されたブックマーク情報により、対応するWWWリソースを直接要求することもできる(ステップ138)。
【0083】
なお、本実施形態ではメッセージ情報参照要求のタイミングで既読情報を設定しているが、このタイミングに限定されるものではなく、例えば図25で示したようにメッセージ情報の一覧と詳細情報とを区別して提示するような実現方法においては、各メッセージ情報の詳細情報の参照要求時に、各メッセージ情報単位で既読設定を行うことも可能である。
【0084】
6)取得情報同期用メッセージ情報送信・受信プロセス2Eについて、図16、図17、図18、図19に基いて説明する。
【0085】
はじめに、同期処理の概念について図17により説明する。
【0086】
ユーザは情報端末1よりユーザが利用中の情報取得許可範囲のID単位に、同じ情報取得許可範囲を利用している他ユーザとの間で閲覧情報の取得を同期させる閲覧情報取得同期設定を要求する(ステップ141)。代理応答サーバ2の要求受信部24はこれを受けて情報取得許可範囲のID単位に同期元ユーザと同期先ユーザの対応をユーザ状況情報リスト21内に設定、保持する(ステップ142)。次に、情報端末1(同期元ユーザ)より情報取得要求を代理応答サーバ2に送信する(ステップ143)。代理応答サーバ2の要求受信部24は該情報取得要求を受信し、同期先ユーザを取得する(ステップ144)。情報提供サーバ3は以後、同期元ユーザに対しては図3または図4に記載した手順と同様にして情報を取得する。代理応答サーバ2の情報返却部28は同期元ユーザが要求した閲覧情報を同様に要求するよう指示する同期指示命令を同期先ユーザの情報端末1に送信する(ステップ145)。情報端末1のメッセージ情報受信確認部12は同期指示命令を受信し(ステップ146)、同期指示命令に従い、情報要求を代理応答サーバ2に送信する(ステップ147)。代理応答サーバ2はこれを受信し、図3または図4に記載した手順と同様にして情報を取得する。なお、ステップ143から147までの処理は同期先ユーザより情報取得要求がある毎に繰返される。
【0087】
次に、取得情報同期用メッセージ情報の送信について図19により説明する。
【0088】
まず、情報端末1において取得情報同期設定を行うと(ステップ151)、代理応答サーバ2では、要求受信部24が同期元ユーザおよび同期先ユーザとユーザ状況情報リスト21内に設定・保持する(ステップ152)。同期元ユーザより情報取得要求が送信されると(ステップ153)、代理応答サーバ2では要求受信部24が同期元ユーザからの情報取得要求を受信し(ステップ154)、取得情報同期用メッセージ情報処理部35が更新後のユーザ状況情報リスト21より、同期元ユーザの取得した情報の所在情報を取得し(ステップ155)、取得した所在情報を含む、同期先ユーザ宛の情報取得同期用メッセージ情報を自動生成し(ステップ156)、メッセージ情報送信部32が自動生成したメッセージ情報をメッセージ情報リスト23に登録し(ステップ157)、取得情報同期用メッセージ情報処理部35がメッセージ情報受信部33にメッセージ情報リスト更新の強制確認を指示する(ステップ158)。
【0089】
本発明による代理応答サーバ2を利用した学習において、同じ情報取得許可範囲を利用して学習中の学習者間でグループを設定し、その学習者グループ内で閲覧するWWWリソースを、前述のメッセージ情報の仕組みを用いて同期させることにより、WWWリソース内をあたかも「引率」して回るようなナビゲーションを実現する。
【0090】
例えば、お米に関する情報取得許可範囲内で、A、B、Cの3名の学習者が学習を行っているとする。そこで、学習者Aが、学習者A、B、Cの3名を含む取得情報同期グループの設定を代理応答サーバ2に要求すると、代理応答サーバ2では、要求受信部24において、取得情報同期グループの設定が、ユーザ状況情報リスト21に表7の通り記録・保持される。
【0091】
【表7】
Figure 0004022382
【0092】
この際、設定を行った学習者Aは、取得情報同期グループ(ここではsynclグループ)における同期元学習者(synclのユーザ0)となり、以降の取得情報同期では、学習者AのWWWリソース閲覧状況が、同期先学習者B、C(synclのユーザ1、2)に反映されることになる。この際、代理応答サーバ2上において、情報取得許可範囲に関わらず、取得情報同期グループは複数設定し、動作することが可能であるが、同じ学習者が異なるグループに同時に所属することはできない。
【0093】
取得情報同期グループが設定されると、代理応答サーバ2の取得情報同期用メッセージ情報処理部35は、ユーザ状況情報リスト21の同期元学習者の更新状況を常時監視する。
【0094】
そして、同期元学習者AよりWWWリソースの要求が送信されると、代理応答サーバ2において、ユーザ状況情報リスト21が更新されるとともに、取得情報同期用メッセージ情報処理部35に検知される。
【0095】
この後、同期元学習者に対しては、要求したWWWリソースの取得に関する処理が通常通り行われるが、それと並行して取得情報同期用メッセージ情報処理部35は、ユーザ状況情報リスト21より、同期元学習者の要求したWWWリソースのURLを抽出するとともに、やはりユーザ状況情報リスト21より同期先学習者を抽出し、前者を添付URL、後者を宛先とする所得情報同期用メッセージ情報を自動生成する。
【0096】
自動生成された取得情報同期用メッセージ情報は、通常のメッセージ情報と同様に、メッセージ情報リスト23へ表8のように登録される。
【0097】
【表8】
Figure 0004022382
【0098】
ただし、取得情報同期用メッセージ情報は、他の通常のメッセージ情報と区別するために、特殊なメッセージ種別を有する。また、コメント等の付加情報は空欄のままとなる。
【0099】
次に、取得情報同期用メッセージの受信について図19により説明する。
【0100】
代理応答サーバ2では、メッセージ情報受信部33が取得情報同期用メッセージ情報処理部35からの指示により、メッセージ情報リスト33の既読状態を確認し(ステップ161)、取得情報同期用メッセージ情報を取得し(ステップ162)、取得した取得情報同期用メッセージ情報から送信先ユーザ(同期先ユーザ)を取得する(ステップ163)。そして情報返却部28により、同期先ユーザに取得情報同期用メッセージ情報受信通知を返却し(ステップ164)、同期先ユーザのメッセージ情報受信確認部12がこれを受信する(ステップ165)。同期先ユーザの情報自動要求部13が受信した取得情報同期用メッセージ情報に対応する情報の取得要求を代理応答サーバ2に自動送信する(ステップ166)。代理応答サーバ2の要求受信部24がこれを受信し(ステップ167)、取得情報同期用メッセージ情報処理部35がメッセージ情報リスト23より、指定の取得情報同期用メッセージより同期すべき情報の所在情報を抽出する(ステップ168)。
【0101】
なお、図18のステップ155から図19のステップ164までの処理は図17の「同期指示命令の送信」(ステップ145)を具体化したものである。
【0102】
通常のメッセージ情報では、あらかじめ設定された時間間隔に基づいて受信確認を行うため、取得情報の同期という点では適さない。そこで、取得情報同期用メッセージ情報については、送信(メッセージ情報リストへの登録)と同時に、取得情報同期用メッセージ情報処理部35が、メッセージ情報受信部33に対して、強制的にメッセージ情報リストの既読確認を行うよう指示する。
【0103】
するとメッセージ情報受信部33は、その指示に応じてメッセージ情報リスト23の既読状況を確認し、前述した通常のメッセージ情報の場合と同様に、送信先の学習者に対して、メッセージ情報受信通知を返却する。
【0104】
返却されたメッセージ情報受信通知は、学習者の情報端末1内のメッセージ情報受信確認部12にて受信されるが、その中にメッセージ種別の異なるメッセージ情報、具体的には取得情報同期用メッセージ情報が未読として含まれている場合には、それをやはり情報端末1内にある情報自動要求部13に転送する。情報自動要求部13は、受信した取得情報同期用メッセージ情報に対応するWWWリソースを、代理応答サーバ2に対して折り返し自動要求する。情報自動要求部13からの要求を受信すると、代理応答サーバ2において、取得情報同期用メッセージ情報処理部35は、メッセージ情報リスト23より、指定の取得情報同期用メッセージ情報に含まれる要求URLを抽出し、そのURLに対応したWWWリソース、つまり同期対象であるWWWリソースを、前述の通りに代理取得した後、情報返却部28を介して学習者に返却する。
【0105】
以上のような動作を繰り返すことにより、指定の学習者グループ内において、取得・閲覧するWWWリソースを常時同期させることが可能になる。
【0106】
なお、各プロセス2A〜2Eは専用のハードウェアにより実現されるものであっても、またその機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、WWWリソースを利用した学習において、学習内容や学習者の学習状況に応じてWWWリソースの利用可能範囲を制御することにより、学習者は、情報探索作業だけに終始したり、学習に直接関与しない情報に迷ったりすることなく、自分のペースで調べ学習活動を進めることができ、また、学習を始動する指導者(先生)は、学習者が教育上有害な情報を参照したり、学習内容に無関係な情報によって学習活動が停滞するといった懸念なしに、学習者にWWWを利用させることができる。
【0108】
特に本発明では、利用可能なWWWリソースの制御を、要求時および返却時の2段階で行うことから、あるWWWリソースを学習者が実際に閲覧および操作可能となった状態では、すでに利用可能範囲外のWWWリソースを取得する手段がほぼ全て無効化されているため、拒否されるだけの無用な情報要求の送信を最小限に抑えることができる。と同時に、形式等の違いにより無効化できなかった要求手段についても、代理応答サーバへの要求受信時に拒否することができる。これにより、代理応答サーバでの負荷を抑えながらも、様々な形式をとりうるWWWリソースの利用可能範囲を確実に制御することが可能になる。
【0109】
また、代理応答サーバの基本的な性質である「情報に対する全ユーザの全ての要求・取得状況が集約される」という点から、本発明によれば、個々の学習者に対して、ブックマーク情報を用いた情報収集およびまとめ支援を提供できるだけでなく、メッセージ情報と組み合わせることにより、同じ情報源(WWWリソース)を同時に参照している学習者間での情報共有、交換を支援することが可能となる。
【0110】
さらには、メッセージ情報処理の機構を応用することにより、各学習者(情報端末)ごとの取得情報の同期を、サーバ処理を複雑化することなく実現することができる。これにより、指導者(先生)が学習者を「引率」するようなかたちで、WWWリソースを閲覧することも可能である。
【0111】
本発明による以上のような効果から、より広がりのある協調的な学習、調べ学習活動の実践が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の学習支援システムの構成図である。
【図2】ユーザ取得情報制御プロセス2Aの構成図である。
【図3】ユーザ取得情報制御プロセス2Aのシーケンス図(取得許可の場合)である。
【図4】ユーザ取得情報制御プロセス2Aのシーケンス図(取得不許可の場合)である。
【図5】ユーザ状況情報取得・参照プロセス2Bの構成図である。
【図6】ユーザ状況情報取得プロセスのシーケンス図である。
【図7】ブックマーク情報登録・参照プロセス2Cの構成図である。
【図8】ブックマーク情報登録のシーケンス図である。
【図9】ブックマーク情報参照のシーケンス図である。
【図10】メッセージ情報送信・受信・参照プロセス2Dの構成図である。
【図11】メッセージ情報送信のシーケンス図(ブックマーク情報未添付時)である。
【図12】メッセージ情報送信のシーケンス図(ブックマーク情報添付時、その1)である。
【図13】メッセージ情報送信のシーケンス図(ブックマーク情報添付時、その2)である。
【図14】メッセージ情報受信のシーケンス図である。
【図15】メッセージ情報参照のシーケンス図である。
【図16】取得情報同期用メッセージ情報送信・受信プロセス2Eの構成図である。
【図17】同期処理の概念を示すシーケンス図である。
【図18】取得情報同期用メッセージ情報送信のシーケンス図である。
【図19】取得情報同期用メッセージ情報受信のシーケンス図である。
【図20】ユーザ状況情報参照の表示例を示す図である。
【図21】ブックマーク情報入力画面の表示例を示す図である。
【図22】ブックマーク情報参照画面の表示例を示す図である。
【図23】メッセージ情報入力画面の表示例を示す図である。
【図24】添付ブックマーク情報指定画面の表示例を示す図である。
【図25】メッセージ情報参照画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 情報端末
2 代理応答サーバ
3 情報提供サーバ
4 コンピュータネットワーク
2A ユーザ取得情報制御プロセス
2B ユーザ状況情報取得・参照プロセス
2C ブックマーク情報登録・参照プロセス
2D メッセージ情報送信・受信・参照プロセス
2E 取得情報同期用メッセージ情報送信・受信プロセス
11 情報要求・取得・表示部
12 メッセージ情報受信確認部
13 情報自動要求部
20 情報要求許可範囲登録部
21 ユーザ状況情報リスト
22 ブックマーク情報リスト
23 メッセージ情報リスト
24 要求受信部
25 要求時取得情報制御部
26 情報代理取得部
27 返却時取得情報制御部
28 情報返却部
29 ユーザ状況情報取得部
30 ブックマーク情報登録部
31 ブックマーク情報参照部
32 メッセージ情報送信部
33 メッセージ情報受信部
34 メッセージ情報参照部
35 取得情報同期用メッセージ情報処理部
41〜49、45’、48’、49’、51〜57 ステップ
61〜73、81〜87、91〜112、98’、99’ ステップ
121〜126、131〜138、141〜147、151〜158、161〜168 ステップ

Claims (22)

  1. ユーザの要求に応じて情報を提供する情報提供サーバと、ユーザが前記情報提供サーバと情報交換を行うための情報端末との間の学習支援のための情報交換を仲介し、前記情報端末から要求された情報を前記情報提供サーバに代理要求して取得し、前記情報端末に転送する学習支援方法であって、
    要求受信部が、学習支援を提供する者により定められる、学習内容に対応させて閲覧利用を許可するWWWリソースの範囲を指定したものである情報取得許可範囲のIDを前記情報端末から取得し、該取得した情報取得許可範囲のIDと前記情報端末のIDとの対応をユーザ状況情報としてユーザ状況情報リストに保持、管理するステップと、
    前記要求受信部が、前記情報端末から送信される、WWWリソースを閲覧するための閲覧情報取得要求を受信し、該閲覧情報取得要求と前記情報取得許可範囲および情報端末の各IDとの対応を前記ユーザ状況情報リストに追加して保持、管理するステップと、
    要求時取得情報制御部が、要求された閲覧情報が、ユーザにより指定された前記情報取得許可範囲の範囲内にあるか否かを判定するステップと、
    前記閲覧情報が前記情報取得許可範囲の範囲内にある場合のみ、情報代理取得部が、前記閲覧情報を前記情報提供サーバより代理取得するステップと、
    情報返却部が、代理取得した前記閲覧情報を前記情報端末に返却するステップと、
    ユーザ状況情報取得部が、前記情報端末からの前記ユーザ状況情報の参照要求に応じて前記ユーザ状況リストを取得し、該参照要求を指示したユーザの情報取得許可範囲のIDを求め、該情報取得許可範囲のIDを利用するユーザ全てのWWWリソース取得状況を前記ユーザ状況情報リストから取得するステップと、
    前記情報返却部が、取得した前記WWWリソース取得状況を前記情報端末に送信するステップを有する学習支援方法。
  2. 返却時取得情報制御部が、取得が許可された前記閲覧情報を、前記情報端末に代わって前記情報提供サーバから取得した後、前記閲覧情報を前記情報端末に返却する前に、前記閲覧情報の内部に、前記情報取得許可範囲の範囲外に対するリンク情報が含まれているかどうか調べ、含まれていた場合には、該当するリンク情報を全て無効化するように変換するステップを有する、請求項1記載の学習支援方法。
  3. 前記情報端末より、ユーザが指定した情報取得許可範囲のIDを取得する前に、前記要求受信部が、ユーザ認証を行うステップを有し、前記情報端末より前記情報取得許可範囲のIDを取得した際に、前記要求受信部が、前記ユーザ認証時に得られる学習者IDを前記ユーザ状況情報リストに保持、管理し、さらには前記情報端末からの閲覧情報取得要求を受信した際に、前記学習者IDと前記閲覧情報取得要求との対応を前記ユーザ状況情報リストに追加して保持、管理する、請求項1または2記載の学習支援方法。
  4. 前記要求受信部が、前記情報端末から前記ユーザ状況情報の参照要求を受信するステップと、
    前記ユーザ状況情報取得部が、前記ユーザ状況情報リストより、前記情報端末のユーザが現在利用中の前記情報取得許可範囲を同定し、該情報取得許可範囲の情報を利用中のユーザ全てのユーザ状況情報を取得し、取得された前記ユーザ状況情報に基づき、各ユーザが現在閲覧している閲覧情報取得許可範囲に対応した、リンク情報を含むユーザ状況情報参照画面を生成するステップと、
    前記情報返却部が、生成された前記ユーザ状況情報参照画面を前記情報端末に返却するステップを有する、請求項3記載の学習支援方法。
  5. 前記要求受信部が、前記ユーザ状況情報により随時取得可能な、ユーザの取得した閲覧情報の存在する場所を表す閲覧情報取得許可範囲と、前記閲覧情報取得許可範囲に対してユーザが付加する付加情報の組み合わせで構成されるブックマーク情報の登録要求を、前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報端末より受信するステップと、
    ブックマーク情報登録部が、前記情報端末のユーザが閲覧中の閲覧情報の前記閲覧情報 取得許可範囲を前記ユーザ状況情報リストより取得し、取得した閲覧情報取得許可範囲を含むブックマーク情報入力画面を生成するステップと、
    前記情報返却部が、生成された前記ブックマーク情報入力画面を前記情報端末に返却するステップと、
    前記要求受信部が、返却された前記ブックマーク情報入力画面に対してユーザが入力したブックマーク情報を前記情報端末より受信するステップと、
    前記ブックマーク情報登録部が、受信した前記ブックマーク情報を、前記情報取得許可範囲のID単位に、学習者IDと対応づけてブックマーク情報リストに登録するステップと、
    前記要求受信部が、前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報端末からブックマーク情報の参照要求を受信するステップと、
    ブックマーク情報参照部が、前記情報端末のユーザが現在利用中の情報取得許可範囲のIDに対応したブックマーク情報を前記ブックマーク情報リストより取得し、取得された前記ブックマーク情報に基づき、ブックマーク情報に含まれる閲覧情報取得許可範囲に対応したリンク情報を含むブックマーク情報参照画面を生成するステップと、
    前記情報返却部が、生成されたブックマーク情報参照画面を前記情報端末に送信するステップを有する、請求項3または4に記載の学習支援方法。
  6. ユーザ自身の学習者IDによりユーザ自身のみ参照可能なように設定された前記ブックマーク情報参照画面が、他ユーザからも参照可能となるように前記情報端末より設定される、請求項5に記載の学習支援方法。
  7. 前記要求受信部が、ユーザの作成したコメントと、任意の閲覧情報取得許可範囲の組み合わせで構成されるメッセージ情報の送信要求を、前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報端末より受信するステップと、
    メッセージ情報送信部が、前記情報端末のユーザが利用中の情報取得許可範囲の情報を利用中の他ユーザの一覧を前記ユーザ状況情報リストから取得し、取得された前記ユーザ一覧を含むメッセージ情報入力画面を生成するステップと、
    前記情報返却部が、前記メッセージ情報入力画面を前記情報端末に返却するステップと、
    前記要求受信部が、返却されたメッセージ情報入力画面に対してユーザが入力した、メッセージ情報送信先ユーザを含むメッセージ情報を受信するステップと、
    前記メッセージ情報送信部が、前記情報取得許可範囲のID単位に、受信した前記メッセージ情報と送信要求した学習者IDの対応を、時刻情報とあわせてメッセージ情報リストに登録、管理し、さらに、前記メッセージ情報に閲覧情報取得許可範囲との関連付け要求が含まれていれば、該閲覧情報取得許可範囲を含めて前記メッセージ情報リストに登録、管理するステップと、
    前記要求受信部が、前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報端末よりメッセージ情報の参照要求を受信するステップと、
    メッセージ情報参照部が、前記参照要求のユーザが利用中の情報取得許可範囲のIDに対応しており、かつメッセージ情報受信先ユーザに該参照要求ユーザの学習者IDの記載があるメッセージ情報の一覧を前記メッセージ情報リストより取得し、前記メッセージ情報リストにおいて、取得した全メッセージ情報のうち未読のものを既読に設定し、取得されたメッセージ情報に基づき、メッセージ情報に閲覧情報取得許可範囲との関連付けが含まれている場合には、該閲覧情報取得許可範囲に対応したリンク情報を含むメッセージ情報参照画面を生成するステップと、
    前記情報返却部が、前記メッセージ情報参照画面を該情報端末に返却するステップを有する、請求項3からのいずれか1項記載の学習支援方法。
  8. メッセージ情報受信部が、前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報取得許可範囲のID単位に、一定時間間隔で該情報取得許可範囲を利用中の各学習者IDごとにメッセージ情報リストを参照し、該ユーザをメッセージ情報送信先とするメッセージ情報で既読情報を持たないメッセージ情報が存在するか否かを確認するステップと、
    前記情報返却部が、前記既読情報を持たないメッセージ情報が存在する場合に、メッセージ情報受信の旨を該ユーザに通知するステップを有する、請求項記載の学習支援方法。
  9. 前記要求受信部が、前記情報端末からの他の要求とは非同期に、ユーザが利用中の情報取得許可範囲のID単位に、同じ情報取得許可範囲を利用している他ユーザとの間で閲覧情報の取得を同期させる閲覧情報同期設定要求を受信し、該同期処理設定要求に対して、情報取得許可範囲のID単位に、同期元と同期先の対応を前記ユーザ状況リストに登録して保持、管理するステップと、
    同期元ユーザの閲覧情報取得要求に応じて、前記要求受信部が、同期先ユーザを取得するステップと、
    前記情報返却部が、取得した前記同期先ユーザの情報端末に対して、同期元ユーザが要求した閲覧情報を同様に要求するよう指示する同期指示命令を送信するステップを有する、請求項3からのいずれか1項記載の学習支援方法。
  10. 前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記同期指示命令を同期先ユーザに送信する代わりに、取得情報同期用メッセージ情報処理部が、同期元ユーザが要求した閲覧情報の所在情報を関連付けた、同期先ユーザを送信先とする、閲覧情報同期のための取得情報同期用メッセージ情報を自動生成し、
    前記メッセージ情報送信部が、生成した取得情報同期用メッセージ情報を前記メッセージ情報リストに登録するステップと、
    同期のための取得情報同期用メッセージ情報のメッセージ情報リストへの登録と同時に、メッセージ情報受信部が、同期先ユーザに取得情報同期用メッセージ情報受信を通知するステップを有する、請求項記載の学習支援方法。
  11. ユーザの要求に応じて情報を提供する情報提供サーバと、ユーザが前記情報提供サーバと情報交換を行うための情報端末との間の情報交換を仲介し、前記情報端末から要求された情報を前記情報提供サーバに代理要求して取得し、前記情報端末に転送する代理応答サーバであって、
    学習支援を提供する者により定められる、学習内容に対応させて閲覧利用を許可するWWWリソースの範囲を指定したものである情報取得許可範囲のIDを前記情報端末から取得し、該取得した情報取得許可範囲のIDと前記情報端末のIDとの対応をユーザ状況情報としてユーザ状況情報リストに保持、管理、また前記情報端末から送信される、WWWリソースを閲覧するための閲覧情報取得要求を受信し、該閲覧情報取得要求と前記情報取得許可範囲および情報端末の各IDとの対応を前記ユーザ状況情報リストに追加して保持、管理する要求受信部と、
    要求された閲覧情報が、ユーザにより指定された前記情報取得許可範囲の範囲内にあるか否かを判定する要求時取得情報制御部と、
    前記閲覧情報が前記情報取得許可範囲の範囲内にある場合のみ、前記閲覧情報を前記情報提供サーバより代理取得する情報代理取得部と、
    前記情報端末からの前記ユーザ状況情報の参照要求に応じて前記ユーザ状況情報リストを取得し、該参照要求を指示したユーザの情報取得許可範囲のIDを求め、該情報取得許可範囲のIDを利用するユーザ全てのWWWリソース取得状況を前記ユーザ状況情報リストから取得するユーザ状況情報取得部と、
    代理取得した前記閲覧情報を前記情報端末に返却し、また取得した前記WWWリソース取得状況を前記情報端末に送信する情報返却部を有する代理応答サーバ。
  12. 取得が許可された前記閲覧情報を前記情報端末に代わって前記情報提供サーバから取得した後、前記閲覧情報を前記情報端末に返却する前に、前記閲覧情報の内部に、前記情報取得許可範囲の範囲外に対するリンク情報が含まれているかどうか調べ、含まれていた場合には、該当するリンク情報を全て無効化するように変換する返却時取得情報制御部を有する、請求項11記載の代理応答サーバ。
  13. 前記要求受信部は、前記情報端末より、ユーザが指定した情報取得許可範囲のIDを取得する前に、ユーザ認証を行い、前記情報端末より前記情報取得許可範囲のIDを取得した際に、学習者IDを前記ユーザ状況情報リストに保持、管理し、さらには前記情報端末からの閲覧情報取得要求を受信した際に、前記学習者IDと前記閲覧情報取得要求との対応を前記ユーザ状況情報リストに追加して保持管理する、請求項11または12記載の代理応答サーバ。
  14. 前記情報端末からの他の要求とは非同期に前記情報端末より前記ユーザ状況情報の参照要求を受信する要求受信部と、
    前記ユーザ状況情報リストより、前記情報端末のユーザが現在利用中の前記情報取得許可範囲を同定し、該情報取得許可範囲の情報を利用中のユーザ全てのユーザ状況情報を取得し、取得された前記ユーザ状況情報に基づき、各ユーザが現在閲覧している閲覧情報取得許可範囲に対応した、リンク情報を含むユーザ状況情報参照画面を生成を生成し、生成された前記ユーザ状況情報参照画面を前記情報端末に返却するユーザ状況情報取得部を有する、請求項13記載の代理応答サーバ。
  15. 前記ユーザ状況情報により随時取得可能な、ユーザの取得した閲覧情報の存在する場所を表す閲覧情報取得許可範囲と、前記閲覧情報取得許可範囲に対してユーザが付加する付加情報の組み合わせで構成されるブックマーク情報の登録要求を、前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報端末より受信し、また、前記情報端末からブックマーク情報の参照要求を、前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報端末より受信する要求受信部と、
    前記登録要求を受けて、前記情報端末のユーザが閲覧中の閲覧情報の前記閲覧情報取得許可範囲を前記ユーザ状況情報リストより取得し、取得した閲覧情報取得許可範囲を含むブックマーク情報入力画面を生成するブックマーク情報登録部と、
    前記参照要求を受けて、前記情報端末のユーザが現在利用中の情報取得許可範囲のIDに対応したブックマーク情報を前記ブックマーク情報リストより取得し、取得された前記ブックマーク情報に基づき、ブックマーク情報に含まれる閲覧情報取得許可範囲に対応したリンク情報を含むブックマーク情報参照画面を生成するブックマーク情報参照部と、
    生成されたブックマーク情報入力画面を前記情報端末に送信し、また、生成されたブックマーク情報参照画面を前記情報端末に送信する情報返却部を有し、
    前記要求受信部は、返却された前記ブックマーク情報入力画面に対してユーザが入力したブックマーク情報を前記情報端末より受信し、
    前記ブックマーク情報登録部は、受信した前記ブックマーク情報を、前記情報取得許可範囲のID単位に、学習者IDと対応づけてブックマーク情報リストに登録し、
    前記ブックマーク情報参照部は、前記情報端末のユーザが現在利用中の情報取得許可範囲のIDに対応したブックマーク情報を前記ブックマーク情報リストより取得し、取得された前記ブックマーク情報に基づき、ブックマーク情報に含まれる閲覧情報取得許可範囲に対応したリンク情報を含むブックマーク情報参照画面を生成し、
    前記情報返却部は、生成されたブックマーク情報参照画面を前記情報端末に送信する、請求項13記載の代理応答サーバ。
  16. ユーザ自身の学習者IDによりユーザ自身のみ参照可能なように設定された前記ブックマーク情報参照画面が、他ユーザからも参照可能となるように前記情報端末より設定される、請求項15記載の代理応答サーバ。
  17. ユーザの作成したコメントと、任意の閲覧情報取得許可範囲の組み合わせで構成されるメッセージ情報の送信要求を、前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報端末より受信し、また前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報端末よりメッセージ情報の参照要求を受信する要求受信部と、
    返却されたメッセージ情報入力画面に対してユーザが入力した、メッセージ情報送信先ユーザを含むメッセージ情報を受信すると、前記情報端末のユーザが利用中の情報取得許可範囲の情報を利用中の他ユーザの一覧を前記ユーザ状況情報リストから取得し、取得された前記ユーザ一覧を含むメッセージ情報入力画面を生成するメッセージ情報送信部と、
    前記メッセージ情報入力画面を前記情報端末に返却する情報返却部と、
    前記情報取得許可範囲のID単位に、前記メッセージ情報と送信要求した学習者IDの対応を、時刻情報とあわせてメッセージ情報リストに登録、管理し、さらに、前記メッセージ情報に閲覧情報取得許可範囲との関連付け要求が含まれていれば、該閲覧情報取得許可範囲を含めて前記メッセージ情報リストに登録、管理し、また、前記参照要求のユーザが利用中の情報取得許可範囲のIDに対応しており、かつメッセージ情報受信先ユーザに該参照要求ユーザの学習IDの記載があるメッセージ情報の一覧を前記メッセージ情報リストより取得し、前記メッセージ情報リストにおいて、取得した全メッセージ情報のうち未読のものを既読に設定し、取得されたメッセージ情報に基づき、メッセージ情報に閲覧情報取得許可範囲との関連付けが含まれている場合には、該閲覧情報取得許可範囲に対応したリンク情報を含むメッセージ情報参照画面を生成するメッセージ情報参照部と、
    前記メッセージ情報参照画面を該情報端末に返却する情報返却部を有する、請求項13から16のいずれか1項記載の代理応答サーバ。
  18. 前記情報端末からの他の要求とは非同期に、前記情報取得許可範囲のID単位に、一定時間間隔で該情報取得許可範囲を利用中の各学習者IDごとにメッセージ情報リストを参照し、該ユーザをメッセージ情報送信先とするメッセージ情報で既読情報を持たないメッセージ情報が存在すれば、メッセージ情報受信の旨を該ユーザに通知するメッセージ参照部を有する、請求項17記載の代理応答サーバ。
  19. 前記情報端末からの他の要求とは非同期に、ユーザが利用中の情報取得許可範囲のID単位に、同じ情報取得許可範囲を利用している他ユーザとの間で閲覧情報の取得を同期させる閲覧情報同期設定要求を受信し、該同期処理設定要求に対して、情報取得許可範囲のID単位に、同期元と同期先の対応を前記ユーザ状況リストに登録して保持管理する要求受信部と、
    同期元ユーザの閲覧情報取得要求に応じて、同期先ユーザを取得する取得情報同期用メッセージ情報処理部と、
    取得した同期先ユーザに対して、同期元ユーザが要求した閲覧情報を同様に要求するよう指示する同期指示命令を送信するメッセージ情報送信部を有する、請求項13から18のいずれか1項記載の代理応答サーバ。
  20. 前記情報端末から他の要求とは非同期に、前記同期指示命令を同期先ユーザに返却する代わりに、同期元ユーザが要求した閲覧情報の所在情報を関連付けた、同期先ユーザを送信先とする、閲覧情報同期のための取得情報同期用メッセージ情報を自動生成して前記メッセージ情報リストに登録する取得情報同期用メッセージ情報処理部と、
    同期のための取得情報同期用メッセージ情報のメッセージ情報リストへの登録と同時に、同期先ユーザに取得情報同期用メッセージ情報受信を通知する情報返却部を有する、請求項19記載の代理応答サーバ。
  21. 請求項1から10のいずれか1項記載の方法をコンピュータに実行させる学習プログラム。
  22. 請求項1から10のいずれか1項記載の方法をコンピュータに実行させる学習支援プログラムを記録した記録媒体。
JP2001291736A 2001-09-25 2001-09-25 学習支援方法、代理応答サーバ、学習支援プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体 Expired - Lifetime JP4022382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291736A JP4022382B2 (ja) 2001-09-25 2001-09-25 学習支援方法、代理応答サーバ、学習支援プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291736A JP4022382B2 (ja) 2001-09-25 2001-09-25 学習支援方法、代理応答サーバ、学習支援プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003099468A JP2003099468A (ja) 2003-04-04
JP4022382B2 true JP4022382B2 (ja) 2007-12-19

Family

ID=19113830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001291736A Expired - Lifetime JP4022382B2 (ja) 2001-09-25 2001-09-25 学習支援方法、代理応答サーバ、学習支援プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4022382B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4391474B2 (ja) * 2003-05-07 2009-12-24 孝文 寺澤 スケジュールの作成方法及びスケジュール作成装置
CN106874312B (zh) * 2015-12-14 2020-04-10 北京奇虎科技有限公司 用户界面的获取方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003099468A (ja) 2003-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6487195B1 (en) Collaborative network navigation synchronization mechanism
KR100317401B1 (ko) 관련된웹페이지를인쇄하기위한장치및방법
US6199104B1 (en) Server-based host monitor
JP4540689B2 (ja) ウェブブラウザ、データ処理装置、およびウェブページデータ処理方法
US7877445B2 (en) Collaboration server, collaboration system, and method and program for collaboration server and system, for reducing network traffic
JP4598163B2 (ja) 複数のターミナル間における検索情報交換方法
Suthers et al. Kukakuka: An Online Environment for Artifact-Centered Discourse.
JP2011023018A (ja) 情報提供処理装置、情報提供処理方法、および情報提供処理プログラム格納媒体
KR20030046580A (ko) 아이 알 씨 프로토콜을 이용한 웹 공동 브라우징 시스템및 그 방법
JPH10105453A (ja) データ中継装置、サーバ、及び情報端末装置
US20020035603A1 (en) Method for collaborative-browsing using transformation of URL
JP2000112883A (ja) 情報処理方法、情報処理装置、情報処理プログラムを格納する記憶媒体
US20030041109A1 (en) Method and apparatus for distance learning and workgroup collaboration utilizing the world wide web
JP4772880B2 (ja) アプリケーション実行方法、アプリケーション変更装置、及びアプリケーション変更プログラム
JPH10233772A (ja) 情報処理装置及びその方法
JP4022382B2 (ja) 学習支援方法、代理応答サーバ、学習支援プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体
WO2002080133A1 (en) Non visual presentation of salient features in a document
JP2008123425A (ja) ウェブ文書データ提供装置、方法、およびシステム
JP3647967B2 (ja) 画面遷移システム
JP2000215123A (ja) 共有文書管理装置への文書登録・更新方法
JP2001243154A (ja) 共有情報利用システム、方法及び記憶媒体
JP4087754B2 (ja) ウェブリソース再編成によるウェブ利用学習支援方法、ウェブリソース再構成装置、およびプログラム
JP2001243165A (ja) 共有情報利用システム、方法及び記憶媒体
JP2000347971A (ja) 情報提供処理装置、情報提供処理方法、および情報提供処理プログラム格納媒体
JP2002024173A (ja) データ通信装置およびデータ通信方法、ならびにデータ通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4022382

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350