JP4021467B1 - 河川水利用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】河川水を有効利用して建物の冷却を行う河川水利用システムを提供すること。
【解決手段】本発明では、河川水(6)を有効利用するための河川水利用システム(1)において、河川(2)の水位が所定水位よりも上昇したときに河川水(6)を冷却して貯留するための貯留槽(3)を連通流路(5)を介して河川(2)に接続するとともに、貯留槽(3)で貯留する冷却した河川水(6)を構造物の表面に散水するための散水具(10)をポンプ(P)を介して貯留槽(3)に接続し、連通流路(5)に介設した発電機(G)にポンプ(P)を蓄電池(8)を介して接続することにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、河川の水位が所定水位よりも上昇したときに河川水を一時貯留し、その後、貯留した河川水を有効利用するための河川水利用システムに関するものである。
従来より、台風などの豪雨時に河川の水位が上昇すると、堤防の崩壊や浸水による災害を防止するために、河川を流れる河川水を河川流域に設けた貯留槽に一時的に貯留し、河川の水位が低下した後に、貯留槽に貯留した河川水を再び河川に放流して、河川の水位を所定水位以下に保持するようにしていた(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2005−256432号公報
ところが、上記特許文献1に開示された利水システムでは、増水した河川水を一時的に貯留するだけで、河川水を他に有効利用するものではなかった。
一方、近年においては、化石エネルギーの大量消費に伴って炭酸ガスの排出量が大幅に増大し、地球温暖化や環境破壊が社会問題となっているために、環境にやさしいシステム作りが要求されており、その一つとして自然エネルギーを有効に利用したシステムが注目されている。
そこで、本発明では、河川の水位が所定水位よりも上昇したときに河川水を冷却して貯留するための貯留槽を連通流路を介して河川に接続するとともに、貯留槽で貯留する冷却した河川水を構造物の表面に散水するための散水具をポンプを介して貯留槽に接続し、連通流路に介設した発電機にポンプを蓄電池を介して接続した河川水利用システムにおいて、河川の水位が所定水位よりも上昇した場合に、河川から河川水が貯留槽に連通流路を介して流れ込み、発電機が作動して、蓄電池に蓄電が行われ、その後、連通流路を流れる河川水が減少し、それに伴って発電機で発電される起電力が所定電圧よりも低下した場合に、蓄電池で冷却器を駆動して貯留槽に貯留した河川水を冷却し、その後、温度センサーによって構造物の表面温度と貯留した河川水の水温とを検出し、構造物の表面温度と貯留した河川水の水温が所定温度差以上となった場合に、蓄電池でポンプを駆動して散水具から構造物の表面に散水することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、河川水利用システムにおいて、河川の水位が所定水位よりも上昇したときに河川水を冷却して貯留するための貯留槽を連通流路を介して河川に接続するとともに、貯留槽で貯留する冷却した河川水を構造物の表面に散水するための散水具をポンプを介して貯留槽に接続し、連通流路に介設した発電機にポンプを蓄電池を介して接続しているために、自然エネルギーを用いて河川水を構造物の冷却のために有効利用することができる。
また、本発明では、発電機による起電力が所定電圧以下となった場合に、蓄電池でポンプを駆動するように構成しているために、雨天時に河川水が無駄に散水されてしまうのを防止でき、限られた河川水を有効利用して構造物の冷却を行うことができる。
また、本発明では、構造物と貯留槽に温度センサーをそれぞれ配設し、両温度センサーで検出された温度が所定温度差以上となった場合にポンプを駆動するように構成しているために、限られた河川水をより一層有効利用して構造物の冷却を行うことができる。
以下に、本発明に係る河川水利用システムの具体的な構成を図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明に係る河川水利用システム1では、河川2の流域の地下に貯留槽3を埋設しており、河川2と貯留槽3とを河川2の所定高さに流入口4を設けた連通流路5で連通連結している。
これにより、河川水利用システム1では、河川2の水位が所定水位よりも上昇したときに河川水6を河川2から貯留槽3に貯留するようにしている。
また、河川水利用システム1は、連通流路5の中途部に発電機Gを介設し、この発電機Gにコントローラ7を介して蓄電池8を接続している。
これにより、河川水利用システム1では、河川2の水位の上昇により河川水6が河川2から貯留槽3に流れ込むときに、発電機Gが作動して発電が行われ、蓄電池8に蓄電するようにしている。
また、河川水利用システム1は、構造物である道路9に散水具10を設置し、この散水具10に貯留槽3を連通管11を介して接続し、連通管11の中途部にポンプPを介設しており、ポンプPにコントローラ7を介して蓄電池8を接続している。
これにより、河川水利用システム1では、ポンプPを蓄電池8で駆動することによって、散水具10から道路9の表面に向けて散水が行われるようにしている。
また、河川水利用システム1は、貯留槽3の内部に冷却器Cを収容し、この冷却器Cにコントローラ7を介して蓄電池8を接続している。
これにより、河川水利用システム1では、冷却器Cを蓄電池8で駆動することによって、貯留槽3に貯留した河川水6を冷却することができるようにしている。
さらに、河川水利用システム1は、道路9の表面に温度センサー12を配置するとともに、貯留槽3の内部に温度センサー13を配置し、これらの温度センサー12,13をコントローラ7に接続している。
これにより、河川水利用システム1では、温度センサー12,13を用いて、道路9の表面温度と貯留槽3に貯留した河川水6の水温とをそれぞれ測定できるようにしている。
そして、上記構成の河川水利用システム1では、豪雨によって河川2の水位が所定水位よりも上昇した場合に、河川2から河川水6が貯留槽3に連通流路5を介して流れ込み、これにより発電機Gが作動して、蓄電池8に蓄電が行われる。
その後、河川水利用システム1では、雨があがって連通流路5を流れる河川水6が減少し、それに伴って発電機Gで発電される起電力が所定電圧よりも低下したことをコントローラ7が検出した場合には、コントローラ7が冷却器Cを蓄電池8で駆動し、貯留槽3に貯留した河川水6を冷却する。
その後、河川水利用システム1では、コントローラ7が温度センサー12,13によって道路9の表面温度と貯留槽3に貯留した河川水6の水温とを検出し、両温度センサー12,13で検出された温度が所定温度差以上となった場合には、コントローラ7がポンプPを蓄電池8で駆動し、貯留槽3に貯留し冷却した河川水6を散水具10から道路9の表面に向けて散水する。これにより、構造物である道路9の表面が冷却される。
なお、上記河川水利用システム1では、構造物の表面温度と河川水6の水温とが所定温度差以上となった場合に限られず、表面温度が所定温度以上となった場合、水温が所定温度以下となった場合などに散水するようにしてもよい。
また、上記河川水利用システム1では、道路9に限られず、ビルや家屋や池などのあらゆる構造物に散水してもよく、路上緑地や屋上菜園などへ散水することもでき、消防用途として消火のために散水することもでき、さらには、貯留した河川水6を浄化した後に散水するようにしてもよい。
また、上記河川水利用システム1では、貯留槽3に貯留した全ての河川水6をポンプPで散水する場合に限られず、貯留時に蓄電池8に蓄電した電力で散水できる量の河川水6だけをポンプPで散水し、残りの河川水6を貯留槽3の排水口から河川2に再び放流するようにしてもよい。
以上に説明したように、上記河川水利用システム1では、河川2の水位が所定水位よりも上昇したときに河川水6を冷却して貯留するための貯留槽3を連通流路5を介して河川2に接続するとともに、貯留槽3で貯留する冷却した河川水6を構造物の表面に散水するための散水具10をポンプPを介して貯留槽3に接続し、連通流路5に介設した発電機GにポンプPを蓄電池8を介して接続しているために、豪雨時に貯留槽3に貯留した河川水6を利用して構造物の冷却を行うことができるので、自然エネルギーを用いて河川水6を構造物の冷却のために有効利用することができる。
また、上記河川水利用システム1では、発電機Gによる起電力が所定電圧以下となった場合に、蓄電池8でポンプPを駆動するように構成しているために、雨天時に河川水6が無駄に散水されてしまうのを防止でき、限られた河川水6を有効利用して構造物の冷却を行うことができる。
また、上記河川水利用システム1では、構造物と貯留槽3に温度センサー12,13をそれぞれ配設し、両温度センサー12,13で検出された温度が所定温度差以上となった場合にポンプPを駆動するように構成しているために、限られた河川水6をより一層有効利用して構造物の冷却を行うことができる。
また、上記河川水利用システム1において、貯留槽3の容量が、全容量分の河川水6が貯留されるときに発電機Gから蓄電池8に蓄電される電気容量が、全容量分の河川水6が散水されるときに蓄電池8からポンプPに放電される電気容量よりも大きくなるように設定した場合には、河川水6の貯留時に蓄電した電力だけで散水を行うことができるようになる。
本発明に係る河川水利用システムを模式的に示す説明図。
符号の説明
1 河川水利用システム
2 河川
3 貯留槽
4 流入口
5 連通流路
6 河川水
7 コントローラ
8 蓄電池
9 道路
10 散水具
11 連通管
12,13 温度センサー
G 発電機
P ポンプ
C 冷却器

Claims (1)

  1. 河川の水位が所定水位よりも上昇したときに河川水を冷却して貯留するための貯留槽を連通流路を介して河川に接続するとともに、貯留槽で貯留する冷却した河川水を構造物の表面に散水するための散水具をポンプを介して貯留槽に接続し、連通流路に介設した発電機にポンプを蓄電池を介して接続した河川水利用システムにおいて、
    河川の水位が所定水位よりも上昇した場合に、河川から河川水が貯留槽に連通流路を介して流れ込み、発電機が作動して、蓄電池に蓄電が行われ、その後、連通流路を流れる河川水が減少し、それに伴って発電機で発電される起電力が所定電圧よりも低下した場合に、蓄電池で冷却器を駆動して貯留槽に貯留した河川水を冷却し、その後、温度センサーによって構造物の表面温度と貯留した河川水の水温とを検出し、構造物の表面温度と貯留した河川水の水温が所定温度差以上となった場合に、蓄電池でポンプを駆動して散水具から構造物の表面に散水することを特徴とする河川水利用システム。
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