JP4020996B2 - ダウンライトの枠体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本願発明は、天井に穿設した穿設孔に取り付ける埋め込み型の照明器具、即ちダウンライトの枠体構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のダウンライトの枠体構造を示す斜視説明図である。
この従来のダウンライトの枠体構造は、上方に位置する天板50と、天板50の下面から下方に延長する側方枠体51、51と、この側方枠体51の下端部に固定される下部枠体52とから構成されている。
側方枠体51は、その上端部分で略直角内側方向に折曲された折曲部53が設けられ、この折曲部53が天板50の下面にカシメ等の方法により、或いはビス等により固定されている。この従来例では側方枠体51が2本設けられている。
【0003】
側方枠体51の下方端部は、下部枠体52に螺子54或いはボルト・ナット等の固定手段によって固定されている。
下部枠体52は、前記側方枠体51の下方端部と固定される筒体部55と、この筒体部55の下端から外周の全体に渡って外側方向に延長する鍔部56とから形成されている。筒体部55と側方枠体51との固定は、筒体部55の外周面に側方枠体51の内面側が接する位置関係で固定されている。
【0004】
天板50の下面には、電球等の照明器具が固定される。例えば、天板50の下面にソケット60が固定され、ソケット60に電球61が取り付けられる。
側方枠体51の内側には、図示は省略しているが、通常反射板が取り付けられる。
更に、このダウンライトの枠体構造を天井に穿設された穿設孔に取り付けるために、通常は、鋼製の弾性を有するバネ板58等が下部枠体52の筒体部55に取り付けられている。
【0005】
図5は、前記従来の枠体構造を天井に取り付けた状態の断面説明図である。
天井70には、下部枠体52の筒体部55の外径よりも大きく、鍔部56の外径よりも小さい直径の孔を穿設する。
この枠体構造では、バネ板58の下端部が側方枠体51と下部枠体52との固定位置にそれぞれ固定されており、それぞれのバネ板58は、下方向(図中矢印D方向)に常に付勢力を及ぼしている。
【0006】
この枠体構造を、バネ板58を側方枠体51の側に沿わせた状態で、天井70に設けられた穿設孔の内部に挿入する。挿入後は、バネ板58が下方に反発する作用力により、この枠体構造が天井70の穿設孔に取り付けられるのである。
バネ板58は、天井70の穿設孔に挿入される際には、通常、その上端部分で側方枠体51等に一時的に係止され、挿入後その係止が解除されるような手段が講じられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例においては、天板50と側方枠体51とがカシメ、或いはビス等の固定手段で予じめ固定されている。従って、この両者の固定の加工工程が必須のものとなり、生産効率の向上という点においてマイナス要因となっていた。
そこで、本願発明においては、これらの天板及び側方枠体を別体として形成し、生産工程において、これら両者を組み立てると同時に両者が簡単に固定され、しかも従来のカシメやビス止め等と何ら遜色のない、或いはそれ以上の強度を保持しうるダウンライトの枠体構造の提供をその課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、天板10と、天板10から下方に延長する複数の側方枠体20と、これらの側方枠体20の下方端に固定される下部枠体30とを備えたダウンライトの枠体構造において、上記の天板10と上記の複数の側方枠体20とが別体に形成され、上記の各側方枠体20の上方端部が上記の天板10に対して着脱自在とされ、この天板10の上方端部が側方枠体20に組み合わされた状態で、側方枠体20の下方端に下部枠体30が螺子等の固定手段によって固定されることによって、ダウンライトの枠体が組み立てられ、その全体の固定状態が維持されるものであり、天板10の下面には挿入口13が設けられ、この挿入口13の近傍に突出部14及び/又は穴部が設けられ、側方枠体20は、その上方端部分が折曲して設けられた折曲部21を備え、この折曲部21には、前記突出部14及び/又は穴部に対応する位置に、穴部24及び/又は突出部が設けられ、この折曲部21の先端部22が斜め下方に傾けられて挿入口13内に挿入させられ、挿入させられた折曲部21が天板10の下面に接合するように回動されて、上記の穴部と突出部とが嵌合させられることにより、天板10と側方枠体20とが組み立てられることを特徴とするダウンライトの枠体構造を提供することによって、上記の課題を解決する。
【0009】
本願発明に係る枠体構造にあっては、天板10と側方枠体20をそれぞれ別体に形成することができ、生産工程において、両者を組み立て、下部枠体30を螺子やボルト・ナット等の固定手段によって側方枠体20に固定するだけで、その全体の枠体構造が組み立てられ、その固定状態が堅固に維持されうる。
【0010】
しかも、天板10の下面と側方枠体20の上端部とが組み合わされ、或いは組み立てられる訳であるが、側方枠体20の先端部22が天板10の挿入口13に侵入し、側方枠体20の穴部24及び/又は突出部が天板10の突出部14及び/又は穴部に嵌合することによって、天板10の下面を含む水平面に属する全ての方向への動きが完全に阻止され、且つ側方枠体20が下方に垂下した状態から挿通孔と反対側の方向に倒れる動きをも完全に阻止することができる。そして、下部枠体30を側方枠体20の下方端部に固定することにより、側方枠体20の挿通孔側への方向に倒れる動きも完全に阻止され、その結果組み立てられ、固定された本願発明の枠体構造は、その全体が完全に堅固な固定状態で維持されるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面と共に、本願発明の一実施の形態について説明する。図1乃至図3が本願発明の実施の形態を図示している。
図1は、本願発明に係るダウンライトの枠体構造の斜視説明図であって、天板10と側方枠体20との結合状態を示し、天板10が下方に位置する逆様の状態で描かれているため、図1の説明においては、上下の方向が逆になる。
本願発明に係る枠体構造は、天板10と、この天板10の下面(図中では上面)から鉛直下方(図中では上方)に垂下する2本の側方枠体20、20と、側方枠体20の下方端部(図中では上方端部)で固定される下部枠体30とから形成されている。
【0012】
天板10は、図中手前側が半円形を有し、図中向こう側が矩形形状を有しており、金属製の平板状のもので、その外周縁部11が図中下方に多少湾曲して折り曲げられ、半円形状の部分と反対側の縁部に起立部12が形成されている。更に、図示はしていないが、配線用の穴部も適宜穿設されている。
この天板10の下面の両側縁部の適宜位置には、側方枠体20の上方の先端部22が侵入することのできる挿入口13、13が形成されている。この挿入口13は、天板10に2本の略平行な切れ目線を設け、一方の面から切れ目線に挟まれた部位を押圧して押し出すことによって形成される。
更に、この挿入口13の天板外周側に2つの突出部14、14を夫々に形成する。
突出部14の数は、それぞれの挿入口13の部位に1個以上あればよいが、この実施形態に係る側方枠体20の横幅を考慮して、2個設けた。
【0013】
側方枠体20は、金属製の帯板形状のものからなり、その両側を少し内側に折曲して形成し、その上方端部を略直角に折り曲げた折曲部21を有した形状を呈する。
天板10の挿入口13内に侵入する側方枠体20の先端部22は、その両側が斜めに切り取られ、その横幅が先端に向かい徐々に狭く形成されている。これは、挿入口13内にその先端部22を侵入しやすくするためである。
また側方枠体20の先端部22の手前には、天板10の突出部14、14と対応する位置に穴部24、24を穿設している
【0014】
他方側方枠体20の下方端部25には、下部枠体30を固定するための螺子挿通孔26が設けられており、この下方端部25は、内側方向に膨出するように形成されている。これは、螺子等の固定手段の頭部が側方枠体20の外面から突出しないようにするためである。
更に、側方枠体20には、その長手方向に長条の穴部27が穿設され、その穴部27の上方端部は、幅広に形成され、この部分に枠体構造の天井への取り付け用のバネ板等の先端部を一時的に係止できるようにしている。
【0015】
側方枠体20の下方端部25に固定される下部枠体30は、円形筒形状の筒体部31と、この筒体部31の下端外周縁全体から外側方向に延長する鍔部32とから成る。
筒体部31が側方枠体20と固定される部位において、側方枠体20の螺子挿通孔26に対応する筒体部31の位置にも螺子挿通孔を設けておき、これらの螺子挿通孔を合致させて、螺子或いはボルト・ナット等により両者が固定される。
【0016】
本願発明に係る枠体構造の組み立て及び固定は、以下の通りである。
先ず天板10の下面を上方に向けて、天板10の下面の挿入口13内に側方枠体20の先端部22を、斜め下方向に向けて侵入させ、或いは挿入する。
挿入口13内に斜めに先端部22が侵入した状態から、折曲部21の面を水平となるように回動させる。つまり、側方枠体20が上方に垂立するように回動させる。
これにより、折曲部21に形成されている2つの穴部24、24が、天板10の下面に形成されている2つの突出部14、14に嵌合する。これによって、側方枠体20の折曲部21は、天板10の下面を含む平面内において如何なる方向にも移動することができなくなる。
また、側方枠体20は、この状態において図中矢印の方向Pには、力を加えれば、回動しうるが、矢印の方向Qには力を加えても全く回動しない(実際には、方向P以外の何れの方向にも回動しない。)。というのも、側方枠体20の先端部22が挿入口13内に侵入しており、穴部24も突出部14に嵌合しているからである。
【0017】
上記のように天板10と、側方枠体20とが組み立てられた後、側方枠体20の下方端部25と下部枠体30の筒体部31とが固定される。
この場合、側方枠体20の下方端部25が筒体部31の外側に配置するようにして、両者が螺子或いはボルト・ナット等によって固定される。
これによって、側方枠体20は、内側の方向Pへの回動も完全に阻止される。
以上のようにして、本願発明に係るダウンライトの枠体構造が完成し、その枠体の全体が堅固な固定状態に維持されうるのである。
【0018】
図2は、天板10と側方枠体20の折曲部21とが結合する状態を示しており、その(A)が両者分離状態の斜視説明図、その(B)が両者結合した状態の前図S−S線端面図であり、その(C)が両者結合した状態の同じくS−S線端面図であって他の実施形態を図示している。これらの図においても図1と同様に上下が逆に描かれている。
図2(A)において、天板10の下面(図中上面)には、挿入口13と、挿入口13の天板外周縁側に2つの突出部14、14が設けられている。
側方枠体20の先端部22は、この図から明瞭に見てとれるように、その両側が斜めに徐々に切り取られ、テーパー状に形成されて、挿入口13内に侵入し易く形成している。この先端部22の両側をテーパー状に形成するのは、任意であって、特にこれを形成しなくともよい。
先端部22の後方近傍には、天板10の突出部14に対応する位置に穴部24、24を穿設している。
そして、側方枠体20の折曲部21を斜めの状態にして、先端部22を斜め下方に傾けて挿入口13内に挿入させ、その後折曲部21を天板10の下面に接合するように回動して、穴部24を突出部14に嵌合させ、組み立てることができる。
【0019】
図2(B)により天板10と側方枠体20との結合状態を見て取ることができる。
天板10の挿通孔13、13は、天板10に略平行の2本の切れ目線を設け、これらの切れ目線に挟まれた部位を天板10の下面の方向に押圧して、押し出し部15を形成する。側方枠体20の先端部22は、挿入口13からその押し出し部15の上面(図中下面)に沿って侵入する。この先端部22の侵入長さは適宜設定する。
この挿入口13から天板外周側に突出部14が形成されており、この突出部14に側方枠体20の折曲部21に穿設された穴部24が嵌合している。
天板10と側方枠体20との組合せ、或いは結合には、上記のような単なる嵌め合わせ以外の如何なる結合手段をも使用しておらず、また接着剤等も全く使用していない。このように単なる組合せににより充分な固定状態の維持が得られるのである。
【0020】
図2(C)に図示したものは、上記実施形態と天板10に設けられた挿入口13と、側方枠体20の先端部22の構造が多少異なっている。
即ち、上記実施形態においては、挿入口13の開口部は横方向を向いており、側方枠体20の先端部22が、そのまま水平の横方向に挿入口13内に侵入することができるものであるが、この図に示したものは、挿入口13の開口部13は、上向きに設けられている。つまり、挿入口13は、天板10に長条の細長い穴部として形成することもできる。
この場合には、側方枠体20の先端部22に、天板10の厚み分の段部29をを形成して挿入口13内に挿入させうるようにすることができる。これによって天板10に側方枠体20の折曲部21をほぼ平行に沿わせるように結合させることができるのである。
【0021】
図3は、天板10に形成された突出部14と、側方枠体20に形成された穴部24との嵌合状態を示す断面説明図であり、その(A)が突出部14の外周面が天板10の下面(図中上面)から垂直に起立し、穴部24の内周面もその突出部14の外周面に沿った形状のものを示している。
その(B)は突出部14の外周面が傾斜して、突出部14の上方部の外径が徐々に小さくなっているものを示し、これに対し穴部24の内周面は天板10の下面と直角となっている。
その(C)が突出部14の外周面及び穴部24の内周面が共に傾斜しているものを示している。
【0022】
このように、突出部14の外周面を傾斜させ、上方の外径を徐々に小さくすることによって、側方枠体20を天板10に結合するに当たり、側方枠体20の穴部24を天板10の突出部14に容易に嵌合することができることになる。
このように、突出部14と穴部24との嵌合は、種々の形態で実施することができる。
尚、この実施形態においては、突出部14の中央部に貫通孔が形成されているが、この貫通孔は、単なる特定の加工方法により結果として形成されたものに過ぎないもので、この貫通孔のない単なる突出部として形成することも当然可能である。
【0023】
以上、本願発明の一実施形態について説明したが、本願発明は以下の通りその形態を種々変更することができる。
天板10の外形形状は、円形、楕円形、四角形、その他これらを組み合わせた形状等自由に設計することができ、その大きさも必要に応じて自由に決定することができる。
天板10の下面に設けられる挿入口13の位置も自由に決定することができる。
天板10の下面に設けられる突出部14の数も1個以上、任意に決定することができ、その位置も、上記実施形態のような挿入口13の天板外周側でなく、その外周側と反対側に設けることも可能である。
【0024】
更に、上記実施形態においては、突出部14を天板10の下面に設け、穴部24を側方枠体20の折曲部21に設けたが、その反対に、突出部を側方枠体の側に、穴部を天板の側に設けることも可能である。
また、天板10の側に突出部と穴部を設け、側方枠体20の折曲部21の側にこれに嵌合しうる穴部と突出部を設けることもできる。
要するに、突出部と穴部との嵌合により、天板10の下面と、側方枠体20の折曲部21が結合すればよく、何れの側に突出部又は穴部を設けるかは、全く自由に設計することができる。
【0025】
側方枠体20の形状及び大きさも自由であり、その数も3本以上であってもよい。
側方枠体20の上端部に設けられる折曲部21は、内側方向ばかりでなく、外側方向に折曲させてもよい。
折曲部21の折り曲げ角度も略90度でなく、90度以上の鈍角に設定してもよい。
下部枠体30の外形形状及び大きさも自由に設定することができる。
下部枠体30の筒体部31の横断面形状は、上記実施形態のような円形でなく、四角形その他の多角形形状にするのも自由である。
【0026】
本願発明においては、天板10と側方枠体20の上方端の折曲部21との結合が単なる組み合わせ或いは組み立てによって行われていることが特徴となっており、これら両者の組立が、天板10の下面に設けられた挿入口13と突出部14及び/又は穴部と、折曲部21の側の先端部22と穴部24及び/又は突出部とによって行われるものであって、挿入口13を設ける位置、及びその近傍に設けられる突出部14及び/又は穴部の位置は、自由に選択して、決定することができるものである。
即ち、上記の実施例の場合には、長条の挿入口13、13同士が、略平行の位置関係にあり、これらの挿入口13、13の夫々の外側、或いは夫々の内側の近傍に突出部14及び/又は穴部を形成しているが、挿入口13、13同士は、必ずしも略平行に設ける必要はなく、これら細長い挿入口13、13は、平行でない交差する種々の方向或いは異なる種々の方向にそれぞれ設けられていてもよいのである。
【0027】
更に詳述すれば、本願発明に係る天板10と側方枠体20との結合においては、側方枠体20が、図1に図示した通り、矢印の方向Pにのみ回動しうるものであって、この矢印の方向Pへの回動を下部枠体30を固定することによって阻止するのである。そして、上記の実施形態におては、この矢印の方向Pが互いに向かい合った反対方向となっているが、この矢印の回動方向Pが、それぞれの側方枠体20において同一方向でなく、交差する方向或いは異なる方向となっていれば、下部枠体30の固定によって天板10と側方枠体20とが完全に固定されることになるのである。逆に、回動方向Pが同一方向となっている場合には、下部枠体30を側方枠体20に固定したとしても、それぞれの側方枠体20が同一方向に回動してしまい、天板10と側方枠体20との組み立て結合が外れてしまうことになるのである。
【0028】
従って、天板10に設けられる挿通口13の設け方についても、側方枠体20の回動方向Pが夫々同一方向に向かないように配置するならば、自由に形成することができる。
尚、この回動方向Pも、側方枠体20が3本以上設けられる場合には、その内の2本が異なる方向に配置されていればよく、他の残りの側方枠体の回動方向は前二者の側方枠体の回動方向と同一であっても問題はない
このように、本願発明に係る天板10と側方枠体20との着脱可能な組み立て結合においては、一つの側方枠体20を天板から取り外すことのできる回動方向(図1中の方向P)を他の一つの側方枠体20の取り外すことのできる回動方向と異なる方向にすればよいことになるのである。
その他、本願発明に係る枠体構造は、種々設計変更することが可能である。
【0029】
【発明の効果】
本願発明においては、天板と側方枠体とがそれぞれ別体に形成されているため、予じめ両者を固定する加工工程が不要となる。即ち、生産工程において、天板と側方枠体とを簡単に組み立て、下部枠体を螺子等の固定手段によって固定するだけで、その枠体構造の全体が完成し、堅固な固定状態が維持されることとなり、生産効率の向上を図ることができる。
【0030】
しかも、天板の下面に設けられた挿入口と突出部及び/又は穴部と、側方枠体の上端部の構成と穴部及び/又は突出部との組合せにより、天板の下面を含む水平面に属する全ての方向への側方枠体の動きが完全に阻止され、且つ側方枠体が下方に垂下した状態から挿通孔と反対側の方向に倒れる動きをも完全に阻止される。そして、下部枠体を側方枠体の下方端部に固定することにより、側方枠体の挿通孔側への方向に倒れる動きも完全に阻止され、その結果組み立てられ、固定されたこの枠体構造は、その全体が完全に堅固な固定状態のままに維持されることになるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態の斜視説明図であって、天板が下方に位置した上下逆の状態で描いたものである。
【図2】天板と側方枠体の上方端部の結合状態を示しており、その(A)は両者が分離した状態の斜視説明図、その(B)が両者結合した状態の前図S−S線端面図であり、その(C)が両者結合した状態の同じくS−S線端面図であって他の実施形態を図示している。
【図3】天板に設けられた突出部と側方枠体の上方端部の折曲部に設けられた穴部との嵌合状態を示す断面説明図であって、その(A)が突出部の外周面が垂立するものを示し、その(B)が突出部の外周面が傾斜しているものを示し、その(C)が突出部の外周面及び穴部の内周面とが共に傾斜しているものを示している。
【図4】従来のダウンライトの枠体構造を示す斜視説明図である。
【図5】従来のダウンライトの枠体構造を示す断面説明図である。
【符号の説明】
10…天板、13…挿入口、14…突出部、20…側方枠体、21…折曲部、
22…先端部、24…穴部、30…下部枠体、31…筒体部、32…鍔部

Claims (1)

  1. 少なくとも、天板(10)と、天板(10)から下方に延長する複数の側方枠体(20)と、これらの側方枠体(20)の下方端に固定される下部枠体(30)とからなるダウンライトの枠体構造において、
    上記の天板 (10) と上記の複数の側方枠体 (20) とが別体に形成され、
    上記の各側方枠体 (20) の上方端部が上記の天板 (10) に対して着脱自在とされ、
    この天板 (10) の上方端部が側方枠体 (20) に組み合わされた状態で、
    側方枠体 (20) の下方端に下部枠体 (30) が螺子等の固定手段によって固定されることによって、ダウンライトの枠体が組み立てられ、その全体の固定状態が維持されるものであり、
    天板 (10) の下面には挿入口 (13) が設けられ、この挿入口 (13) の近傍に突出部 (14) 及び/又は穴部が設けられ、
    側方枠体 (20) は、その上方端部分が折曲して設けられた折曲部 (21) を備え、
    この折曲部 (21) には、前記突出部 (14) 及び/又は穴部に対応する位置に、穴部 (24) 及び/又は突出部が設けられ、
    折曲部 (21) の先端部 (22) が斜め下方に傾けられて挿入口 (13) 内に挿入させられ、挿入させられた折曲部 (21) が天板 (10) の下面に接合するように回動されて、上記の穴部と突出部とが嵌合させられることにより、天板(10)と側方枠体(20)とが組み立てられることを特徴とするダウンライトの枠体構造。
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