JP4020808B2 - ローラコンベヤ設備 - Google Patents

ローラコンベヤ設備 Download PDF

Info

Publication number
JP4020808B2
JP4020808B2 JP2003081667A JP2003081667A JP4020808B2 JP 4020808 B2 JP4020808 B2 JP 4020808B2 JP 2003081667 A JP2003081667 A JP 2003081667A JP 2003081667 A JP2003081667 A JP 2003081667A JP 4020808 B2 JP4020808 B2 JP 4020808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
path
brake
valve
accumulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003081667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004284797A (ja
Inventor
清辰 夏目
孝 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
CKD Corp
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp, Daifuku Co Ltd filed Critical CKD Corp
Priority to JP2003081667A priority Critical patent/JP4020808B2/ja
Publication of JP2004284797A publication Critical patent/JP2004284797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4020808B2 publication Critical patent/JP4020808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品(被搬送物)を複数のゾーン間に亘って搬送するのに採用されるローラコンベヤ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のローラコンベヤ設備としては、次のような構成が提供されている。すなわち、フレーム本体側には、多数のローラと、ローラ群の下方に位置するユニットベースとが設けられ、各ゾーンには、前記ユニットベース上に位置されて、前記ローラ群に対してコンベヤ駆動手段を接断作用させる輪体装置と、前記ローラ群に対して当接離間作用するブレーキ装置とが対として設けられている。
【0003】
そして輪体装置は、昇降フレームを一対のエアアクチュエータ(昇降手段)により昇降させることでコンベヤ駆動手段を接断作用させ、またブレーキ装置は、昇降体を一対のエアアクチュエータにより昇降させることでローラ群に対して当接離間作用するように構成されている。その際に輪体装置とブレーキ装置とは、ローラ群に対して可逆的に作用されるように構成されている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
また別のコンベヤとして、次のような構成が提供されている。すなわち、フレーム側には多数のローラが設けられ、各区分(ゾーン)には、前記ローラ群の下方に位置されて、前記ローラ群に対して駆動ベルト(または駆動チェーン)を接離させる駆動機構と、前記ローラ群を制動する制動機構とが対として設けられている。
【0005】
そして駆動機構は、押圧板をアクチュエータ(昇降手段)により作動させることで駆動ベルトを接離作用させ、また制動機構は、ブレーキパッドをアクチュエータにより昇降させることでローラ群に対して押し付け作用させるように構成されている。その際に、駆動機構のアクチュエータと制動機構のアクチュエータとは、電磁弁の切り換えによってローラ群に対して可逆的に作用されるように構成されている(たとえば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−321807号公報(第4−6頁、図3−8)
【0007】
【特許文献2】
実願平6−13473号(実開平7−28124号)のマイクロフィルム(第7頁、図1−4)
【0008】
【特許文献3】
特開平5−713号公報(第3−4頁、図6)
【0009】
【特許文献4】
特開平6−263233号公報(図2−3)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来構成によると、輪体装置のエアアクチュエータとブレーキ装置のエアアクチュエータとを可逆的に昇降動作させるための弁装置はユニットベースの下(裏面側)に位置されるものであり、また駆動機構のアクチュエータと制動機構のアクチュエータとを可逆的に作用させる電磁弁も、アクチュエータ群に対して下方に位置されている。したがって、弁装置や電磁弁の取り付け作業は、たとえばユニットベースを反転させて行うなど、容易に行えず、かつ時間のかかるものとなる。
【0011】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、弁ユニットの取り付けを、容易に迅速に行えるローラコンベヤ設備を提供することを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のローラコンベヤ設備は、物品を複数のゾーン間に亘って搬送するローラコンベヤ設備であって、フレーム本体側には、多数のローラと、ローラ群の下方に位置するユニットベースとが設けられ、各ゾーンには、前記ユニットベース上に位置されて、前記ローラ群に対してコンベヤ駆動手段を接断作用させるアキュームユニットと、前記ローラ群に対して当接離間作用するブレーキユニットと、これらアキュームユニットとブレーキユニットとを可逆的に作用させる弁ユニットとが設けられ、各ゾーンには、前記弁ユニットを作動させるコントロールユニットに接続された在荷検出手段が設けられ、前記弁ユニットは、作動流体の主供給配管に接続される受け入れ体と、この受け入れ体からの作動流体をアキュームユニット側とブレーキユニット側とに可逆的に供給させる切り換え弁と、この切り換え弁からの作動流体をアキュームユニット側とブレーキユニット側とに振り分け供給する継手体とが、連結具により一体化されて構成され、前記アキュームユニットとブレーキユニットには、接断作用または当接離間作用させる複数のアクチュエータがそれぞれ設けられ、前記切り換え弁には、アキューム側供給路とブレーキ側供給路とが形成され、前記継手体には、一方の供給路に連通可能な第1受入路と他方の供給路に連通可能な第2受入路とが形成されるとともに、これら第1受入路と第2受入路からそれぞれ複数に分岐された第1分配路と第2分配路とが形成され、これら第1分配路または第2分配路と、前記アキューム側アクチュエータまたはブレーキ側アクチュエータとが、それぞれ連通体を介して接続され、前記弁ユニットは、継手体を180度変位させて、受け入れ体や切り換え弁とともに連結具により一体化可能に構成され、継手体を変位させた2姿勢において、一方の供給路に第1受入路と第2受入路とのいずれかが連通されるとともに、他方の供給路に第2受入路と第1受入路とのいずれかが連通されるように構成されていることを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項1の発明によると、在荷検出手段の検出によりコントロールユニットを介して弁ユニットを作動させることで、ブレーキユニットとアキュームユニットとを、ローラ群に対して可逆的に作用させて、ゾーン間における物品の搬送を行える。このような動作が各ゾーン毎に行われることで、各ゾーンに停止していた物品を、順次、1つ下流のゾーンへと順送り搬送し得、以て物品の順次払い出しを行える。また弁ユニットは、受け入れ体と切り換え弁と継手体とを、連結具を介して一体化することで構成し得る。そして、ユニットベースに対する弁ユニットの取り付けは、上方からの作業のみによって行える。
【0014】
また弁ユニットにおいては、切り換え弁をブレーキ側に切り換え動させることで、主供給配管を介して受け入れ体に達している作動流体を、ブレーキ側供給路から第1受入路(または第2受入路)へと流動させ、そして前後一対の第1分配路(または第2分配路)と連通体を介してブレーキユニットのアクチュエータに流入させて、これらアクチュエータを当接動させ得る。また、切り換え弁をアキューム側に切り換え動させることで、主供給配管を介して受け入れ体に達している作動流体を、アキューム側供給路から第2受入路(または第1受入路)へと流動させ、そして前後一対の第2分配路(または第1分配路)と連通体を介してアキュームユニットのアクチュエータに流入させて、これらアクチュエータを接続動させ得る。その際に、アキュームユニットやブレーキユニットにおけるアクチュエータの配置(間隔)に関係なく、常にアキューム側の連通体とブレーキ側の連通体とを、互いに重なり合う(交差する)ことなく配設し得るとともに、使用長さを短くして(最短として)配設し得ることになる。
【0015】
そして本発明の請求項2記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1記載の構成において、切り換え弁は電磁弁形式であり、在荷検出手段の検出に基づいて、コントロールユニットを介して切り換え動されることを特徴としたものである。
【0016】
したがって請求項2の発明によると、在荷検出手段の検出に基づいて、コントロールユニットを介して給電、給電停止を行うことで、切り換え弁を切り換え動し得る。
【0017】
さらに本発明の請求項3記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、在荷検出手段は光電管形式であり、その検出信号をコントロールユニットに入れるように構成したことを特徴としたものである。
【0018】
したがって請求項3の発明によると、非接触形式の在荷検出手段により物品を検出したのち、その検出信号をコントロールユニットに入れ得る。
【0020】
また本発明の請求項4記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1〜3のいずれかにの構成において、アキューム側アクチュエータおよびブレーキ側アクチュエータは、それぞれコンベヤ搬送経路に沿って前後に一対であり、第1分配路および第2分配路は、それぞれコンベヤ搬送経路に沿って前後に一対であり、かつコンベヤ幅方向で位相をずらして形成され、連通体群は重なり合うことなく配設されていることを特徴としたものである。
【0021】
したがって請求項4の発明によると、アキューム側アクチュエータに接続する両連通体と、ブレーキ側アクチュエータに接続する両連通体とを、互いに重なり合う(交差する)ことなく配設し得るとともに、使用長さを短くして(最短として)配設し得ることになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、図1〜図9に基づいて説明する。
図1〜図4において、ローラコンベヤ設備1のフレーム本体2は、左右一対のコンベヤフレーム3と、両コンベヤフレーム3の下部間に設けられた連結フレーム4などにより構成され、そして、コンベヤフレーム3の下部間でかつ長さ方向における複数箇所には脚部材5が連結されている。
【0025】
両コンベヤフレーム3間には、長さ方向における多数箇所に位置されてローラ6が遊転自在に設けられている。すなわちローラ6群は、前記コンベヤフレーム3に形成された六角孔(または切り欠き部)にローラ軸7の六角軸部が位置されることで、両コンベヤフレーム3間で遊転自在に支持されている。これにより、ローラ6群の上方にコンベヤ搬送経路9が形成される。
【0026】
前記フレーム本体2内でかつ一方のコンベヤフレーム3側の位置にはコンベヤ駆動手段10が配設されている。すなわち、ローラ6群の下方でコンベヤ搬送経路9の両端にはそれぞれ反転用案内輪体11が配設されるとともに、これら反転用案内輪体11間には、ローラ6群の下方に位置されてユニットベース20が配設されている。そしてユニットベース20上には、コンベヤ搬送経路9を複数のゾーンZ〜Zに分けた状態でアキュームユニット30が設けられるとともに、各アキュームユニット30の内側方にはブレーキユニット40が対として配設されている。
【0027】
両コンベヤフレーム3の下部間にボックス状の駆動部フレーム12が設けられ、この駆動部フレーム12に減速機付きのモータ13が搭載されるとともに、モータ13の出力軸には駆動用輪体14が設けられている。さらにモータ13の近くにおいて、一方のコンベヤフレーム12には一対の反転用案内輪体15が設けられるとともに、駆動部フレーム12には位置調整自在なテンション用案内輪体16が設けられている。
【0028】
駆動用の無端ベルトなどからなる無端回動体18は、両反転用案内輪体11とアキュームユニット30群とに亘って上方から掛けられて、前記ローラ6群に下方から当接自在に構成されるとともに、その当接により回転動力が伝達されるように構成されている。さらに、下位案内輪体17群に上方から掛けられるとともに、両反転用案内輪体15、テンション用案内輪体16に掛けられたのち、駆動用輪体14に掛けられることで、回動力が付与される構成になっている。すなわちローラ6群の多くは、コンベヤ駆動手段10の無端回動体18が下方から当接されることで駆動回転可能に構成されている。以上の11〜18などによりコンベヤ駆動手段10の一例が構成される。
【0029】
前記ユニットベース20は、横板部21と、この横板部21におけるコンベヤ幅方向の両端から上方へ折り曲げ形成される縦板部22とからなり、前記連結フレーム4の上方に位置されている。そして横板部21と連結フレーム4との間にスペーサ23が配設されたのち、結合具(ボルト・ナット)24により結合される。その際に、スペーサ23の高さ寸法により決定される横板部21と連結フレーム4との間隔(隙間)によって、前記無端回動体18のリターン経路19が形成される。
【0030】
前記ローラ6群はコンベヤ搬送経路9の方向において複数のゾーンZ〜Zに分けられるとともに、各ゾーンZ〜Z毎に、前記ローラ6群に対してコンベヤ駆動手段10を接断作用させる前記アキュームユニット30が配設されている。
【0031】
これらアキュームユニット30は、ユニットベース20における横板部21との間に設けられた昇降ガイド手段31と、この昇降ガイド手段31に案内される昇降フレーム32と、これら横板部21と昇降フレーム32との間に設けられた昇降用のエアアクチュエータ33と、前記昇降フレーム32におけるコンベヤ搬送経路9の方向の4箇所(複数箇所)に設けられた上位案内輪体34などにより構成されている。そして上位案内輪体34群は、前記無端回動体18に対して下方から当接自在に構成されている。
【0032】
ここで昇降ガイド手段31はコンベヤ搬送経路9に沿って前後に一対が配設され、またエアアクチュエータ33は、昇降ガイド手段31の内側に位置されてコンベヤ搬送経路9に沿って前後に一対(複数)が配設されている。以上の31〜34などによりアキュームユニット30の一例が構成される。
【0033】
各アキュームユニット30の内側方で前記フレーム本体2側には、前記ローラ6群に対して当接離間作用する前記ブレーキユニット40が、それぞれ対として配設されている。すなわち、コンベヤ搬送経路9の方向において、各ゾーンZ〜Z毎に配設されている前記ブレーキユニット40は、ユニットベース20における横板部21との間に設けられた昇降ガイド手段41に案内される昇降体42と、これらユニットベース20と昇降体42との間に設けられた昇降用のエアアクチュエータ43と、前記昇降体42に設けられ前記ローラ6群に対して下方から作用自在(当接自在)なブレーキ部材44などから構成されている。
【0034】
前記昇降体42は、横板部42aと、この横板部42aの左右縁部から上方へと折り曲げ状に連設された一対(複数)の立ち上がり部42bとにより、上部開放のC字レール状(C字フレーム状)に形成されている。前記ブレーキ部材44は、たとえばゴムにより矩形ブロック状に形成されている。その際に下部側には、前記立ち上がり部42bに上方から嵌合自在な溝部45が、下方ならびに前後に開放されて形成されている。
【0035】
ここで昇降ガイド手段41はコンベヤ搬送経路9に沿って前後に一対が配設され、またエアアクチュエータ43は、昇降ガイド手段41の内側に位置されてコンベヤ搬送経路9に沿って前後に一対(複数)が配設されている。なお、一対のエアアクチュエータ43の間隔lは、前記アキュームユニット30における一対のエアアクチュエータ33の間隔Lよりも小さく、すなわちl<Lに設定されており、以てコンベヤ搬送経路9に沿って見たとき、ブレーキユニット40のエアアクチュエータ43はアキュームユニット30のエアアクチュエータ33に対して内側に位置される。以上の41〜45などによりブレーキユニット40の一例が構成される。
【0036】
図1、図3〜図9において、前記アキュームユニット30のエアアクチュエータ33とブレーキユニット40のエアアクチュエータ43とは、ブレーキユニット40の内側方で前記ユニットベース20における横板部21上に設けられた弁ユニット50の切り換わり動作によって、ローラ6群に対して可逆的に作用されるように構成されている。
【0037】
ここで、ユニットベース20の横板部21で所定の位置には、弁ユニット50をワンタッチで着脱させるために、内側から外側へと順に、コンベヤ幅方向で1個の内側丸孔(位置決め部の一例)25と、コンベヤ搬送経路9の方向で2個の矩形孔(係止部の一例)26と、1個の外側丸孔(位置決め部の一例)27とが形成されている。さらに矩形孔26の近くには、弁ユニット50側を手動操作するための操作用貫通部28が形成されている(いずれも詳細は後述する。)。
【0038】
前記弁ユニット50は、加圧エア(作動流体の一例)Aの主供給配管110に接続される受け入れ体51と、この受け入れ体51からの加圧エアAをアキュームユニット30側とブレーキユニット40側とに可逆的に供給させる切り換え弁61と、この切り換え弁61からの加圧エアAをアキュームユニット30側とブレーキユニット40側とに振り分け供給する継手体81とが、連結具88により一体化されることで構成されている。
【0039】
すなわち、受け入れ体51の本体52は矩形ブロック状であって、ユニットベース20への取り付け時にコンベヤ搬送経路9に沿った方向となる貫通孔部53が形成されるとともに、内端が貫通孔部53の中間に連通しかつ外端が開放される供給孔部54が形成されている。そして、下向きとなる外面側には、前記外側丸孔27に対して上方から嵌合可能な1個の丸突起(被位置決め部の一例)55と、前記矩形孔26に対して上方からの作用により弾性係合可能な2個(一対)の被係止片(被係止部の一例)56とが設けられている。さらに上向きとなる外面側には、電気配線75の係止部57がコンベヤ搬送経路9の方向で2個形成されている。
【0040】
ここで両被係止片56は、隣接方向に弾性変形可能な板状であって、その遊端の外面側には、上位ほど外側となる誘導傾斜面56aと、この誘導傾斜面56aの上端部分から隣接方向に延びる係止面56bとが形成されている。また係止部57は、コンベヤ幅方向から差し込まれた電気配線75を、本体52の上向きとなる外面との間で係止する構成とされている。以上の52〜57などにより受け入れ体51の一例が構成され、ここで受け入れ体51は、たとえば樹脂によって一体成形されている。
【0041】
前記切り換え弁61は電磁弁形式であり、その弁本体62は、前記受け入れ体51の本体52に当接されている。前記弁本体62には、受け入れ弁室63が形成されるとともに、この受け入れ弁室63を中にして、アキューム側供給弁室64Aとブレーキ側供給弁室64Bが振り分けて形成されている。そして、受け入れ弁室63と両供給弁室64A,64Bとの間は弁座65A,65Bに形成されている。
【0042】
各弁室63、64A,64Bに亘って挿通される状態で弁軸66が配設され、この弁軸66には、前記弁座65A,65Bに対して択一的に当接離間可能な弁体67A,67Bが設けられている。そして弁軸66の一端には、弁本体62の一端側に設けられたソレノイド68に接続され、また他端と弁本体62の他端側に設けられたカバー体69との間には、弁軸66を一端側に移動させるばね70が設けられている。
【0043】
前記弁本体62の外向き側には、前記供給孔部54と受け入れ弁室63とを連通させる受け入れ路71が形成されるとともに、アキューム側供給弁室64Aに連通されるアキューム側排気路72Aと、ブレーキ側供給弁室64Bに連通されるブレーキ側排気路72Bとが振り分けて形成されている。また弁本体62の内向き側には、前記アキューム側供給弁室64Aに連通されるアキューム側供給路73Aと、ブレーキ側供給弁室64Bに連通されるブレーキ側供給路73Bとが振り分けて形成されている。
【0044】
なお切り換え弁61は、ソレノイド68がオフのとき、図7、図9に示すように、ばね70の付勢力により弁軸66が一端側に移動されて、弁体67Aが弁座65Aに作用し、以て受け入れ路71とブレーキ側供給路73Bとがブレーキ側供給弁室64Bを介して連通されるように構成されている。また切り換え弁61は、ソレノイド68がオンのとき、図8に示すように、ばね70の付勢力に抗して弁軸66が他端側に移動されて、弁体67Bが弁座65Bに作用し、以て受け入れ路71とアキューム側供給路73Aとがアキューム側供給弁室64Aを介して連通されるように構成されている。
【0045】
前記ソレノイド68の部分には手動操作部74が設けられ、この手動操作部74に対応される位置に前記操作用貫通部28が形成されている。前記ソレノイド68からの電気配線75は前記係止部57に係止され、そして電気配線75の遊端にはソレノイド側ソケット76が設けられている。なお排気路72A,72Bの外側には、消音や除塵のための部材77A,77Bが設けられている。前記弁本体62、ソレノイド68、カバー体69は、ボルト78などにより一体化されている。以上の62〜78などにより切り換え弁61の一例が構成される。
【0046】
前記継手体81の本体82は矩形ブロック状であって、アキューム側供給路(一方の供給路の一例)73Aに連通可能な第1受入路83Aと、ブレーキ側供給路(他方の供給路の一例)73Bに連通可能な第2受入路83Bとが平行状に形成されている。これら受入路83A,83Bの奥部は開放されておらず、そして第1受入路83Aの奥部が第1分配路84Aに分岐連通され、また第2受入路83Bの奥部が第2分配路84Bに分岐連通されている。
【0047】
ここで分配路84A,84Bは、ユニットベース20への取り付け時にコンベヤ搬送経路9に沿った方向となる貫通孔状に形成され、以てそれぞれコンベヤ搬送経路9に沿って前後に一対(複数)に分岐されることになる。さらに分配路84A,84Bは、コンベヤ幅方向で位相をずらして形成されている。また継手体81の本体82で上向きおよび下向きとなる両外面側には、前記内側丸孔25に対して上方から嵌合可能な1個の丸突起(被位置決め部の一例)85が設けられている。以上の82〜85などにより継手体81の一例が構成される。
【0048】
上記構成からなる受け入れ体51と切り換え弁61と継手体81とは、継手体81から切り換え弁61へと挿通されたのち受け入れ体51側に螺合されるボルト形式の連結具88により一体化されている。その際に、継手体81を180度変位させて、受け入れ体51や切り換え弁61ともに連結具88により一体化可能に構成されている。以上の51〜88などにより弁ユニット50の一例が構成される。
【0049】
前記継手体81における一対の第1分配路84Aと前記アキュームユニット30側における一対のエアアクチュエータ33とが、それぞれアキューム側チューブ(連通体の一例)100Aを介して接続されている。そして、前記継手体81における一対の第2分配路84Bと前記ブレーキユニット40側における一対のエアアクチュエータ43とが、それぞれブレーキ側チューブ(連通体の一例)100Bを介して接続されている。
【0050】
その際に前述したように、第1分配路84Aに対して第2分配路84Bがブレーキユニット40側に位置され、そしてブレーキユニット40における一対のエアアクチュエータ43の間隔lが、アキュームユニット30における一対のエアアクチュエータ33の間隔Lよりも小さく設定されていることで、アキューム側チューブ100Aとブレーキ側チューブ100Bとは、両アキューム側チューブ100Aの内側に両ブレーキ側チューブ100Bが位置される状態となり、以て互いに重なり合うことなく配設されることになる。
【0051】
各ゾーンZ〜Zには、それぞれ光電管形式の在荷検出手段105が配設されている。これら在荷検出手段105からの検出信号は、コントロールユニット106の端子台107に接続されている。そして、端子台107側からの電気配線108は、その端部に設けられたコントロール側ソケット109が前記ソレノイド側ソケット76に差し込まれることで、切り換え弁61側の電気配線75に接続されている。
【0052】
これにより、在荷検出手段105の検出信号をコントロールユニット106に入れることで、在荷検出手段105の検出に基づいて、コントロールユニット106を介して切り換え弁61が切り換え動されるように構成されている。なお、各ゾーンZ〜Zにおけるコンベヤ搬送経路9の方向での在荷検出手段105の配設位置は、搬送される物品の惰走などに応じて適宜に設定され、また適宜に変更されるものである。
【0053】
コンベヤ搬送経路9に沿った方向において、隣接される弁ユニット50における前記受け入れ体51の貫通孔部53間は、主供給配管110を介して接続されている。これにより加圧エアAの主供給経路が直線状(直列状)に形成される。そして、主供給経路の両端開放部分のうち一方は加圧エアAを供給するエア供給源(図示せず。)側に接続され、また他方は閉塞されている。
【0054】
上記した構成によって、各ゾーンZ〜Zに設けられる弁ユニット50は、電気配線108が配設される最も外向き側の電気配線領域Dと、受け入れ体51や主供給配管110が配設され前記電気配線領域Dの内側に位置される給気領域Eと、切り換え弁61や継手体81が配設され前記給気領域Eの内側に位置される出力領域Fとに、整列して配設されることになる。
【0055】
以下に、上記したローラコンベヤ設備1における組み立て作業を説明する。
まず連結具88を、継手体81から切り換え弁61へと挿通したのち受け入れ体51側に螺合させることにより、図5、図6に示すように、受け入れ体51と切り換え弁61と継手体81とを、連結具88を介して容易に一体化して弁ユニット50を構成し得る。
【0056】
次いで弁ユニット50側の両被係止片56をユニットベース20側の矩形孔26に対して上方から対向させた状態で、すなわち、矩形孔26を形成する縁部26aに誘導傾斜面56aを上方から当接させた状態で、この弁ユニット50を押し込み(下降)作用させる。これにより両被係止片56は、誘導傾斜面56aが縁部26aに案内されることで互いに接近する方向に弾性変形し、そして誘導傾斜面56aが縁部26aを乗り越えることで弾性復元し、以て係止面56bを縁部26aの下面に対向させた弾性係合姿勢となる。このような動作中に、弁ユニット50側の各丸突起55,85をユニットベース20側の外側丸孔27や内側丸孔25に対して上方から嵌合させる。
【0057】
このようにしてユニットベース20に弁ユニット50を取り付け得るのであり、その際に、受け入れ体51と切り換え弁61と継手体81とを一体化してなる弁ユニット50を、多数の止めビス作業を行うことなく、上方からのワンタッチ操作により容易に迅速に取り付け得、作業性を向上し得る。そして取り付け姿勢は、矩形孔26側の縁部26aに被係止片56を弾性係合させることで抜け外れすることもなく、また丸突起55,85を丸孔27,25に嵌合させることで位置ずれすることもなく、常に好適に維持し得る。
【0058】
上述したようにしてユニットベース20に弁ユニット50を取り付けたのち、配管や配線を任意の順序で行う。すなわち図3、図7に示すように、継手体81における一対の第1分配路84Aとアキュームユニット30側における一対のエアアクチュエータ33とを、それぞれアキューム側チューブ100Aを介して接続するとともに、一対の第2分配路84Bとブレーキユニット40側における一対のエアアクチュエータ43とを、それぞれブレーキ側チューブ100Bを介して接続する。
【0059】
その際に、アキューム側チューブ100Aとブレーキ側チューブ100Bとは、両アキューム側チューブ100Aの内側に両ブレーキ側チューブ100Bを位置し得ることで、互いに重なり合う(交差する)ことなく、整然として見栄えよく配設し得るとともに、使用長さを短くして(最短として)安価に配設し得ることになる。
【0060】
また隣接した弁ユニット50における受け入れ体51の貫通孔部53間を、主供給配管110を介して接続する。これにより加圧エアAの主供給経路を、コンベヤ搬送経路9に沿った方向に直線状として整然と形成し得る。
【0061】
そして、ソレノイド68からの電気配線75を係止部57に係止させることで、この電気配線75を一定の位置として、振動などにより乱れることを防止し得るとともに、ソレノイド側ソケット76を常に一定位置、すなわち主供給配管110の直線状位置の外側に位置し得る。したがって、コントロールユニット106の端子台107側からの電気配線108は、その端部に設けたコントロール側ソケット109を前記ソレノイド側ソケット76に差し込み接続させることで、主供給配管110の直線状位置の外側に整然と配線し得る。
【0062】
上述したようにして、ユニットベース20に対する弁ユニット50の取り付けや、配管および配線を、全て上方からの操作によって容易に迅速に行える。その後に、ローラ6群の組み込みなどを行うことで、ローラコンベヤ設備1の組み立てを終える。なお弁ユニット50の取り外しなどは、上述とは逆作用により行える。
【0063】
このようにして組み立てを行った後における切り換え弁61の調整、すなわちソレノイド68などの調整は、ユニットベース20の裏面(下面)側から操作用貫通部28を通して手動操作部74を操作することで、ローラ6を取り外したり、ユニットベース20から弁ユニット50を取り外したりすることなく、容易に迅速に行える。
【0064】
上述したような組み立て構成によって、各ゾーンZ〜Zに設けられる弁ユニット50群は、外側から内側へと順に、電気配線108が配設される電気配線領域Dと、受け入れ体51からなる給気領域Eと、切り換え弁61や継手体81からなる出力領域Fとに整列して配設し得、以て全体を見易く、保守管理し易くし得る。
【0065】
次に、上記したローラコンベヤ設備1の運転時における基本的な作用を説明する。
ローラコンベヤ設備1においては、コンベヤ駆動手段10におけるモータ13の駆動により無端回動体18を回動し得る。その際に無端回動体18は、反転用案内輪体15間の作用経路部においては各アキュームユニット30の上位案内輪体34群により支持案内され、またリターン経路19においては下位案内輪体17群により支持案内されながら、連結フレーム4とユニットベース20との間を通過する。
【0066】
このようにして無端回動体18を回動させる際に、アキュームユニット30のエアアクチュエータ33を伸展動させて昇降フレーム32を上昇させることで、上位案内輪体34群により無端回動体18を上昇させて、前記ローラ6群に下方から当接し得る。これにより、無端回動体18によってローラ6群を駆動回転させ得、以てローラ6群により支持している物品(折畳みコンテナ、コンテナ、ダンボールなど)をコンベヤ搬送経路9上で搬送し得る。
【0067】
また、アキュームユニット30のエアアクチュエータ33を収縮動させて昇降フレーム32を下降させることで、上位案内輪体34群の下降により無端回動体18を前記ローラ6群に対して下方へ離間し得る。このとき、アキュームユニット30のエアアクチュエータ33と可逆的に昇降動作するブレーキユニット40のエアアクチュエータ43を伸展動させて昇降体42を上昇させることになり、以てブレーキ部材44を前記ローラ6群に下方から当接し得る。これにより、無端回動体18の離間により遊転していたローラ6群に制動力を作用させ、以てローラ6群の回転を停止させて物品の搬送を停止し得る。
【0068】
そして、アキュームユニット30を作用させての物品搬送により、先端部分(最下流)のゾーンZから物品の払い出し(送り出し)を行える。さらに、アキュームユニット30を作用させての物品搬送と、ブレーキユニット40を作用させての物品停止とを繰り返すことにより、コンベヤ搬送経路9上の各ゾーンZ〜Z間に亘って、物品を間欠搬送(順送り搬送)し得るとともに、前述したように、先端部分のゾーンZから順次、物品の払い出しを行える。
【0069】
次に各ゾーンZ〜Zにおいて、在荷検出手段105の作動に基づく前記アキュームユニット30とブレーキユニット40との可逆的な作用を説明する。すなわち、たとえばコンベヤ搬送経路9に物品が全く存在していないとき、在荷検出手段105は非検出でコントロールユニット106側に検出信号を入れていない。このとき、コントロールユニット106側から各弁ユニト50における切り換え弁61のソレノイド68へは、電気配線108,75を介して給電させる。これにより各弁ユニット50においては、切り換え弁61のソレノイド68がオンとなり、図8に示すように、ばね70の付勢力に抗して弁軸66を他端側に移動させ、弁体67Bを弁座65Bに作用させてブレーキ側供給弁室64Bを遮断するとともに、受け入れ路71とアキューム側供給路73Aとを、アキューム側供給弁室64Aを介して連通させる。
【0070】
したがって、主供給配管110を介して受け入れ体51の貫通孔部53に達している加圧エアAを、供給孔部54、受け入れ路71、アキューム側供給弁室64A、アキューム側供給路73A、第1受入路83Aと流動させ、そして前後一対の第1分配路84Aとアキューム側チューブ100Aを介してアキュームユニット30の両エアアクチュエータ33に流入させて、これらエアアクチュエータ33を伸展動させ、以て無端回動体18によってローラ6群を駆動回転させて、物品をコンベヤ搬送経路9上で搬送可能な状態にし得る。
【0071】
なお、ブレーキユニット40の両エアアクチュエータ43内の加圧エアAは、ブレーキ側チューブ100B、第2分配路84B、第2受入路83B、ブレーキ側供給路73B、ブレーキ側供給弁室64Bと逆流動したのち、ブレーキ側排気路72Bから排出し得る。その際に、部材77Bを通過させることで消音や除塵を行う。
【0072】
これにより、上流端のゾーンZに供給された物品を各ゾーンZ〜Zにおいて順次搬送し得る。その際に、各ゾーンZ〜Zにおける在荷検出手段105が物品を検出動するが、このとき、検出したゾーンZ〜Zに対して隣接した下流のゾーンZn−1〜Zの在荷検出手段105が非検出状態であることから、検出信号がコントロールユニット106側に入ったとしても、このコントロールユニット106側から下流のゾーンZn−1〜Zの各弁ユニト50における切り換え弁61のソレノイド68への給電は継続し得る。したがって、各ゾーンZ〜Zの弁ユニット50においては、切り換え弁61におけるソレノイド68のオン状態を維持し得る。
【0073】
前述したようにして搬送してきた物品が下流端のゾーンZに達し、たとえばストッパ手段(図示せず。)により停止させたとき、この物品を下流端のゾーンZの在荷検出手段105により検出して、コントロールユニット106側に検出信号を入れる。このときコントロールユニット106側から、下流端のゾーンZに対応する弁ユニット50における切り換え弁61のソレノイド68への給電を停止させる。
【0074】
これにより、下流端のゾーンZの弁ユニト50においては、切り換え弁61のソレノイド68がオフとなり、図7、図9に示すように、ばね70の付勢力により弁軸66を一端側に移動(切り換え動)させ、弁体67Aを弁座65Aに作用させてアキューム側供給弁室64Aを遮断するとともに、受け入れ路71とブレーキ側供給路73Bとを、ブレーキ側供給弁室64Bを介して連通させる。
【0075】
その結果、アキュームユニット30のエアアクチュエータ33への加圧エアAを遮断して、このエアアクチュエータ33を収縮動させ、以て無端回動体18を前記ローラ6群に対して下方へ離間動し得る。
【0076】
これと同時に、主供給配管110を介して受け入れ体51の貫通孔部53に達している加圧エアAを、供給孔部54、受け入れ路71、ブレーキ側供給弁室64B、ブレーキ側供給路73B、第2受入路83Bと流動させ、そして前後一対の第2分配路84Bとブレーキ側チューブ100Bを介してブレーキユニット40の両エアアクチュエータ43に流入させて、これらエアアクチュエータ43を伸展動させる。これにより、ブレーキ部材44をローラ6群に下方から当接させて、無端回動体18の離間により遊転していたローラ6群に制動力を作用させて回転を停止させ、以て物品の搬送を停止して下流端のゾーンZに位置し得る。
【0077】
このような状態で、次の物品が1つ上流のゾーンZに搬送されて在荷検出手段105を検出動させると、隣接した下流のゾーンZの在荷検出手段105が検出状態で、検出信号がコントロールユニット106側に入っていることから、1つ上流のゾーンZにおける在荷検出手段105から検出信号がコントロールユニット106側に入ることで、このコントロールユニット106側から1つ上流のゾーンZの弁ユニット50における切り換え弁61のソレノイド68への給電を停止する。
【0078】
したがって、この1つ上流のゾーンZにおける弁ユニット50を下流端のゾーンZと同様に作用させ、以て搬送されてきた物品を1つ上流のゾーンZに停止し得る。なお、次々と搬送されてきた物品は、上述と同様にして、順次、上流のゾーンZ〜Zに停止し得る。
【0079】
次に、上述したようにして、各ゾーンZ〜Zに停止(ストレージ)させた物品を順次払い出す作用を説明する。
まず、下流端のゾーンZに設けた弁ユニット50の切り換え弁61を、払い出し信号によって切り換え動させる。これにより、ブレーキユニット40のエアアクチュエータ43に対する加圧エアAの供給を遮断するとともに、アキュームユニット30のエアアクチュエータ33に対して加圧エアAを流入させ、以て前述したように、物品に搬送力を付与して払い出しを行える。
【0080】
この払い出しにより、下流端のゾーンZに対応した在荷検出手段105が非検出となって、検出信号をコントロールユニット106側に入れないことから、このコントロールユニット106側から1つ上流のゾーンZの弁ユニット50における切り換え弁61のソレノイド68へ給電する。
【0081】
これにより、1つ上流のゾーンZにおいては、その弁ユニット50における切り換え弁61のソレノイド68がオンとなり、図8に示すように、ブレーキ側供給弁室64Bを遮断するとともに、アキューム側供給弁室64Aを連通させる。したがって、1つ上流のゾーンZの両エアアクチュエータ33を伸展動させ、以て無端回動体18によってローラ6群を駆動回転させることになる。
【0082】
その結果、1つ上流のゾーンZは物品を搬送可能な状態となり、以て物品を下流端のゾーンZに搬送する。そして下流端のゾーンZに搬入された物品は、上述と同様にして、この下流端のゾーンZで停止し得る。これにより、1つ上流のゾーンZに対応した在荷検出手段105が非検出となり、以降は前述と同様に作動される。すなわち、各ゾーンZ〜Zに停止していた物品を、順次、1つ下流のゾーンZ〜Zn−1へと順送り搬送し得る。以上の動作によって、コンベヤ搬送経路9に停止させている物品の順次払い出しを行える。
【0083】
次に、本発明の別の実施の形態を、図10、図11に基づいて説明する。すなわち弁ユニット50は、前述した実施の形態(図3、図7参照。)から、継手体81を180度変位させて、受け入れ体51や切り換え弁61とともに連結具88により一体化可能に構成されている。
【0084】
ここでアキュームユニット30とブレーキユニット40においては、アキュームユニット30における一対のエアアクチュエータ33の間隔Lよりもブレーキユニット40における一対のエアアクチュエータ43の間隔LLが大きく、すなわちL<LLに設定されており、以てコンベヤ搬送経路9に沿って見たとき、ブレーキユニット40のエアアクチュエータ43はアキュームユニット30のエアアクチュエータ33に対して外側に位置されている。
【0085】
そして弁ユニット50においては、継手体81を180度変位させて、そのアキューム側供給路(一方の供給路の一例)73Aに第2受入路83Bを連通させるとともに、ブレーキ側供給路(他方の供給路の一例)73Bに第1受入路83Aを連通させている。このような連通状態で、受け入れ体51と切り換え弁61と継手体81とは、継手体81から切り換え弁61へと挿通されたのち受け入れ体51側に螺合されるボルト形式の連結具88により一体化されている。
【0086】
前記継手体81における一対の第1分配路84Aと前記ブレーキユニット40側における一対のエアアクチュエータ43とが、それぞれブレーキ側チューブ(連通体の一例)100Bを介して接続されている。そして、前記継手体81における一対の第2分配路84Bと前記アキュームユニット30側における一対のエアアクチュエータ33とが、それぞれアキューム側チューブ(連通体の一例)100Aを介して接続されている。
【0087】
その際に前述したように、第1分配路84Aに対して第2分配路84Bがブレーキユニット40側に位置され、そしてブレーキユニット40における一対のエアアクチュエータ43の間隔LLが、アキュームユニット30における一対のエアアクチュエータ33の間隔Lよりも大きく設定されていることで、アキューム側チューブ100Aとブレーキ側チューブ100Bとは、両ブレーキ側チューブ100Bの内側に両アキューム側チューブ100Aが位置される状態となり、以て互いに重なり合うことなく配設されることになる。
【0088】
次に、上記した別の実施の形態における加圧エアAの流れを説明する。
図11に示すように、弁ユニット50における切り換え弁61のソレノイド68がオフのとき、ばね70の付勢力により弁軸66を一端側に移動させ、弁体67Aを弁座65Aに作用させてアキューム側供給弁室64Aを遮断するとともに、受け入れ路71とブレーキ側供給路73Bとを、ブレーキ側供給弁室64Bを介して連通させる。
【0089】
その結果、アキュームユニット30のエアアクチュエータ33への加圧エアAを遮断し得る。これと同時に、主供給配管110を介して受け入れ体51の貫通孔部53に達している加圧エアAを、供給孔部54、受け入れ路71、ブレーキ側供給弁室64B、ブレーキ側供給路73B、第1受入路83Aと流動させ、そして前後一対の第1分配路84Aとブレーキ側チューブ100Bを介してブレーキユニット40の両エアアクチュエータ43に流入させて、これらエアアクチュエータ43を伸展動させ得る。
【0090】
また、弁ユニット50における切り換え弁61のソレノイド68がオンのとき、ばね70の付勢力に抗して弁軸66を他端側に移動させ、弁体67Bを弁座65Bに作用させてブレーキ側供給弁室64Bを遮断するとともに、受け入れ路71とアキューム側供給路73Aとを、アキューム側供給弁室64Aを介して連通させる。
【0091】
その結果、ブレーキユニット40のエアアクチュエータ43への加圧エアAを遮断し得る。これと同時に、主供給配管110を介して受け入れ体51の貫通孔部53に達している加圧エアAを、供給孔部54、受け入れ路71、アキューム側供給弁室64A、アキューム側供給路73A、第2受入路83Bと流動させ、そして前後一対の第2分配路84Bとアキューム側チューブ100Aを介してアキュームユニット30の両エアアクチュエータ33に流入させて、これらエアアクチュエータ33を伸展動させる。
【0092】
このように、継手体81を180度変位させた2姿勢において、受け入れ体51や切り換え弁61とともに連結具88により一体化することにより、一方の供給路73Aに第1受入路83Aと第2受入路83Bとのいずれかを連通させるとともに、他方の供給路73Bに第2受入路83Bと第1受入路83Aとのいずれかを連通するように構成したことで、アキュームユニット30やブレーキユニット40におけるエアアクチュエータ33,43の配置(間隔)に関係なく、常にアキューム側チューブ100Aとブレーキ側チューブ100Bとを、互いに重なり合う(交差する)ことなく、整然として見栄えよく配設し得るとともに、使用長さを短くして(最短として)安価に配設し得ることになる。
【0093】
上記した実施の形態において、連通体や主供給配管110などは、金属製、樹脂製、ゴム製などいずれでもよく、また、これらを組み合わせてもよい。
上記した実施の形態では、弁ユニット50をユニットベース20上に対してワンタッチ操作により取り付ける形式が示されているが、これは弁ユニット50をユニットベース20上に対して、止めねじ形式などにより取り付ける形式などであってもよい。
【0095】
上記した実施の形態では、切り換え弁61として電磁弁形式が示されているが、これは機械的に動作される形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、在荷検出手段105として光電管形式が示されているが、これはセンシングローラを使用した接触形式などであってもよい。
【0096】
上記した実施の形態では、アキューム側アクチュエータとしてエアアクチュエータ33が、ブレーキ側アクチュエータとしてエアアクチュエータ43が使用された形式が示されているが、これは油圧を利用したアクチュエータなどであってもよい。
【0097】
上記した実施の形態では、アキューム側のエアアクチュエータ33およびブレーキ側のエアアクチュエータ43として、それぞれコンベヤ搬送経路9に沿って前後に一対の形式が示されているが、これは前後で3個以上の形式などであってもよい。
【0099】
上記した実施の形態では、弁ユニット50として、継手体81を180度変位させて、受け入れ体51や切り換え弁61とともに連結具88により一体化可能とした形式が示されているが、これは変位できず、一定姿勢で一体化される形式などであってもよい。
【0100】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、在荷検出手段の検出によりコントロールユニットを介して弁ユニットを作動させることで、ブレーキユニットとアキュームユニットとを、ローラ群に対して可逆的に作用させて、ゾーン間における物品の搬送を、円滑かつ確実に行うことができる。このような動作が各ゾーン毎に行うことで、各ゾーンに停止していた物品を、順次、1つ下流のゾーンへと順送り搬送でき、以て物品の順次払い出しを行うことができる。また弁ユニットは、受け入れ体と切り換え弁と継手体とを、連結具を介して容易に一体化して構成できる。そして、ユニットベースに対する弁ユニットの取り付けは、上方からの作業のみによって容易に迅速に行うことができる。
【0101】
また弁ユニットにおいては、切り換え弁をブレーキ側に切り換え動させることで、主供給配管を介して受け入れ体に達している作動流体を、ブレーキ側供給路から第1受入路(または第2受入路)へと流動させ、そして前後一対の第1分配路(または第2分配路)と連通体を介してブレーキユニットのアクチュエータに流入させて、これらアクチュエータを当接動できる。また、切り換え弁をアキューム側に切り換え動させることで、主供給配管を介して受け入れ体に達している作動流体を、アキューム側供給路から第2受入路(または第1受入路)へと流動させ、そして前後一対の第2分配路(または第1分配路)と連通体を介してアキュームユニットのアクチュエータに流入させて、これらアクチュエータを接続動できる。その際に、アキュームユニットやブレーキユニットにおけるアクチュエータの配置(間隔)に関係なく、常にアキューム側の連通体とブレーキ側の連通体とを、互いに重なり合う(交差する)ことなく、整然として見栄えよく配設できるとともに、使用長さを短くして(最短として)安価に配設できる。
そして上記した本発明の請求項2によると、在荷検出手段の検出に基づいて、コントロールユニットを介して給電、給電停止を行うことで、切り換え弁を切り換え動できる。
【0102】
さらに上記した本発明の請求項3によると、非接触形式の在荷検出手段により物品を検出したのち、その検出信号をコントロールユニットに入れることができる。
【0104】
また上記した本発明の請求項4によると、アキューム側アクチュエータに接続する両連通体と、ブレーキ側アクチュエータに接続する両連通体とを、互いに重なり合う(交差する)ことなく、整然として見栄えよく配設できるとともに、使用長さを短くして(最短として)安価に配設できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、ローラコンベヤ設備の一部切り欠き平面図である。
【図2】同ローラコンベヤ設備の一部切り欠き側面図である。
【図3】同ローラコンベヤ設備における要部の一部切り欠き平面図である。
【図4】同ローラコンベヤ設備における縦断正面図である。
【図5】同ローラコンベヤ設備における弁ユニット部分の上方から見た斜視図である。
【図6】同ローラコンベヤ設備における弁ユニット部分の下方から見た斜視図である。
【図7】同ローラコンベヤ設備のブレーキ状態における弁ユニット部分の横断平面図である。
【図8】同ローラコンベヤ設備のアキューム状態における弁ユニット部分の横断平面図である。
【図9】同ローラコンベヤ設備における弁ユニット部分の要部の横断平面図である。
【図10】本発明の別の実施の形態を示し、ローラコンベヤ設備における要部の一部切り欠き平面図である。
【図11】同ローラコンベヤ設備のブレーキ状態における弁ユニット部分の横断平面図である。
【符号の説明】
1 ローラコンベヤ設備
2 フレーム本体
6 ローラ
9 コンベヤ搬送経路
10 コンベヤ駆動手段
13 モータ
18 無端回動体
20 ユニットベース
21 横板部
22 縦板部
25 内側丸孔(位置決め部)
26 矩形孔(係止部)
26a 縁部
27 外側丸孔(位置決め部)
28 操作用貫通部
30 アキュームユニット
31 昇降ガイド手段
32 昇降フレーム
33 エアアクチュエータ
34 上位案内輪体
40 ブレーキユニット
41 昇降ガイド手段
42 昇降体
43 エアアクチュエータ
44 ブレーキ部材
50 弁ユニット
51 受け入れ体
52 本体
53 貫通孔部
54 供給孔部
55 丸突起(被位置決め部)
56 被係止片(被係止部)
57 係止部
61 切り換え弁
62 弁本体
63 受け入れ弁室
64A アキューム側供給弁室
64B ブレーキ側供給弁室
66 弁軸
68 ソレノイド
70 ばね
71 受け入れ路
72A アキューム側排気路
72B ブレーキ側排気路
73A アキューム側供給路
73B ブレーキ側供給路
74 手動操作部
75 電気配線
81 継手体
82 本体
83A 第1受入路
83B 第2受入路
84A 第1分配路
84B 第2分配路
85 丸突起(被位置決め部)
88 連結具
100A アキューム側チューブ(連通体)
100B ブレーキ側チューブ(連通体)
105 在荷検出手段
106 コントロールユニット
107 端子台
108 電気配線
110 主供給配管
A 加圧エア(作動流体)
L エアアクチュエータ33の間隔
l エアアクチュエータ43の間隔
LL エアアクチュエータ43の間隔
〜Z ゾーン
D 電気配線領域
E 給気領域
F 出力領域

Claims (4)

  1. 物品を複数のゾーン間に亘って搬送するローラコンベヤ設備であって、フレーム本体側には、多数のローラと、ローラ群の下方に位置するユニットベースとが設けられ、各ゾーンには、前記ユニットベース上に位置されて、前記ローラ群に対してコンベヤ駆動手段を接断作用させるアキュームユニットと、前記ローラ群に対して当接離間作用するブレーキユニットと、これらアキュームユニットとブレーキユニットとを可逆的に作用させる弁ユニットとが設けられ、各ゾーンには、前記弁ユニットを作動させるコントロールユニットに接続された在荷検出手段が設けられ、前記弁ユニットは、作動流体の主供給配管に接続される受け入れ体と、この受け入れ体からの作動流体をアキュームユニット側とブレーキユニット側とに可逆的に供給させる切り換え弁と、この切り換え弁からの作動流体をアキュームユニット側とブレーキユニット側とに振り分け供給する継手体とが、連結具により一体化されて構成され、前記アキュームユニットとブレーキユニットには、接断作用または当接離間作用させる複数のアクチュエータがそれぞれ設けられ、前記切り換え弁には、アキューム側供給路とブレーキ側供給路とが形成され、前記継手体には、一方の供給路に連通可能な第1受入路と他方の供給路に連通可能な第2受入路とが形成されるとともに、これら第1受入路と第2受入路からそれぞれ複数に分岐された第1分配路と第2分配路とが形成され、これら第1分配路または第2分配路と、前記アキューム側アクチュエータまたはブレーキ側アクチュエータとが、それぞれ連通体を介して接続され、前記弁ユニットは、継手体を180度変位させて、受け入れ体や切り換え弁とともに連結具により一体化可能に構成され、継手体を変位させた2姿勢において、一方の供給路に第1受入路と第2受入路とのいずれかが連通されるとともに、他方の供給路に第2受入路と第1受入路とのいずれかが連通されるように構成されていることを特徴とするローラコンベヤ設備。
  2. 切り換え弁は電磁弁形式であり、在荷検出手段の検出に基づいて、コントロールユニットを介して切り換え動されることを特徴とする請求項1記載のローラコンベヤ設備。
  3. 在荷検出手段は光電管形式であり、その検出信号をコントロールユニットに入れるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載のローラコンベヤ設備。
  4. アキューム側アクチュエータおよびブレーキ側アクチュエータは、それぞれコンベヤ搬送経路に沿って前後に一対であり、第1分配路および第2分配路は、それぞれコンベヤ搬送経路に沿って前後に一対であり、かつコンベヤ幅方向で位相をずらして形成され、連通体群は重なり合うことなく配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のローラコンベヤ設備。
JP2003081667A 2003-03-25 2003-03-25 ローラコンベヤ設備 Expired - Fee Related JP4020808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003081667A JP4020808B2 (ja) 2003-03-25 2003-03-25 ローラコンベヤ設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003081667A JP4020808B2 (ja) 2003-03-25 2003-03-25 ローラコンベヤ設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004284797A JP2004284797A (ja) 2004-10-14
JP4020808B2 true JP4020808B2 (ja) 2007-12-12

Family

ID=33295137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003081667A Expired - Fee Related JP4020808B2 (ja) 2003-03-25 2003-03-25 ローラコンベヤ設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4020808B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5245461B2 (ja) * 2008-03-05 2013-07-24 株式会社ダイフク アキュムレーションコンベヤ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004284797A (ja) 2004-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH032514Y2 (ja)
US10913613B2 (en) Operation of an active control roller top conveying assembly
US10532894B2 (en) Modular transfer units, systems, and methods
US9227785B2 (en) Active control roller top modular conveying assembly
US20060266253A1 (en) Conveyance apparatus using movable body
CA1151581A (en) Drive/take-up assembly for accumulating live roller conveyor systems
CA2525208A1 (en) Low backline pressure modular conveying assembly
US10301115B2 (en) Activated variable height rollers for an active control roller top conveying assembly
JP4020808B2 (ja) ローラコンベヤ設備
JP4274829B2 (ja) ローラコンベヤ設備
JP4046631B2 (ja) ローラコンベヤ設備
US20170107063A1 (en) Apparatus for diverting a stream of articles
JP2004284799A (ja) ローラコンベヤ設備
JP4721676B2 (ja) ローラコンベヤ設備
US20030010608A1 (en) Skid conveyor
JP4016821B2 (ja) ローラコンベヤ設備
JP4016684B2 (ja) ローラコンベヤ設備
JP2003285909A (ja) ローラコンベヤ設備
JP4487839B2 (ja) 転換設備
JPH0420410A (ja) 棚設備
JP3066929U (ja) ベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ
JP3606489B2 (ja) 通路確保コンベア
JP5023993B2 (ja) 搬送装置
JP2597216B2 (ja) ローラコンベヤ
JPH03284509A (ja) ローラコンベヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070925

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4020808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees