JP4018348B2 - 音響発生システム及び音源制御方法 - Google Patents

音響発生システム及び音源制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音源の出力音響の音圧を周波数成分ごとに制御する音響発生システム及び音源制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
音響掃海具(音源)から海中に放出された音響信号をリアルタイムにモニタする技術として、特開平5−201385号公報記載の技術が知られている。この技術は、掃海艇で音響センサを音響掃海具とともに曳航することによって、音響掃海具から海中に放出された音響信号をリアルタイムにモニタするものである。
【0003】
また、音響掃海具の制御技術として、特開平11−29092号公報記載の技術が知られている。この技術によれば、音響掃海具の左右側および海底側にそれぞれ配された3つの音響センサで検出されたシグニチャー強度(計測位置における音響の信号レベル)の等強度線が算出され、その算出結果に基づき音響掃海具が制御される。これにより、所期のシグニチャー強度を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の技術は、いずれも、海水中を伝搬する音響信号の減衰が周波数ごとに異なることを考慮していない。このため、例えば、互いに異なる周波数帯の音響信号に感応する複数の音響受波器が存在している場合等に、全周波数帯域に渡って音圧が一様な音響信号を全音響受波器に到達させる必要が生じても、そのような音響信号を各音響受波器に到達させることができない可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、音源からの音響信号の音圧を周波数ごとに制御することができるシステム及び音源制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の一態様においては、移動体につながれた音源からの音響信号の音圧に相関する情報を、移動体の移動中、音源の出力音響の音圧に応じた距離だけ音源から離れた位置で検出するための第一音響センサを、移動体につなぐ。そして、前記第一音響センサの出力信号を周波数成分に分解し、前記第一音響センサの出力信号の全周波数帯域の信号レベルR、当該各周波数成分の信号レベルR fk )との差分が 10 log f f )(但し、f およびf は、前記音源が発生可能な音響信号の周波数帯域の下限および上限である)になるように、前記音源に発生させる音響信号を周波数ごとに制御する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
【0008】
まず、本実施の形態に係る音響発生システムの構成について説明する。
【0009】
本実施の形態に係る音響発生システムは、図1に示すように、船舶A上に設置された音源制御装置(不図示、図2における100)、船舶A上の音源制御装置に接続された3本の同軸ケーブル(第二同軸ケーブル10A、第一同軸ケーブル10B、第三同軸ケーブル10C)、各同軸ケーブル10A,10B,10Cに接続された音響センサ(第二音響センサ20A、第一音響センサ20B、第三音響センサ20C)付きのフロート、3本の同軸ケーブル10A,10B,10Cのうちの最長の第三同軸ケーブル10Cに接続された無指向性音源30付きのフロート、等を有している。ここで用いた音源30は、広帯域の音響信号を、同軸ケーブル10Cを介して与えられる制御信号Mに応じた強度で出力するものである。
【0010】
また、船舶Aの船底には、海水中を探査するための音響センサ40が取り付けられている。
【0011】
さて、3本の同軸ケーブル10A,10B,10Cは、フロートと船舶Aとにそれぞれ固定されており、船舶Aが前進すると、4つのフロートは、海上を浮遊しながら同軸ケーブル20A,20B,20Cによって曳航される。各同軸ケーブル20A,20B,20Cに対するフロートの固定位置は、フロートに取り付けられた音響センサ20A,20B,20Cおよび音源30と船舶Aの船底の音響センサ40とが曳航中に以下の位置関係を有するように定められている。
【0012】
3つの音響センサ20A,20B,20Cおよび音源30は、船舶Aの船底の音響センサ40側から、第二音響センサ20A、第一音響センサ20B、音源30、第三音響センサ20Cの順に並んで曳航される。このような状態において、 1 船舶Aの船底の音響センサ40と音源30との間、 2 音源30と第三音響センサ20Cとの間、 3 船舶Aの船底の音響センサ40と第二音響センサ20Aとの間、 4 第一音響センサと音源30との間には、それぞれ、適当な距離の間隔があく。具体的には、以下の通りである。
【0013】
船舶Aの船底の音響センサ40と音源30との間には、音源30の出力音響の音圧等に応じた距離L(例えば、500m程度)の間隔があく。
【0014】
音源30と第三音響センサ20Cとの間には、音源30の出力強度の確認に支障を与えない距離r(音源30の遠距離音場に第三音響センサ20Cを位置付け、かつ、音源30からの音響信号の減衰が小さい距離)の間隔があく。この間隔の距離rは、例えば、音源からの音響信号の強度を表す規格に合わせて1mに設定することができる。
【0015】
船舶Aの船底の音響センサ40と第二音響センサ20Aとの間には、数式(1)により定まる距離r(<L)の間隔があき、第一音響センサ20Bと音源30との間には、数式(2)により定まる距離r(≦L−r)の間隔があく。
【0016】
(f)−U(f)=20・log(L−r) …(1)
(f)−S(f)=20・log(r) …(2)
【0017】
ここで、T(f)は、周波数fの関数で表される、音源30の出力音響の最大音圧初期値であり、U(f)は、周波数fの関数で表される、船底の音響センサ40の感度であり、S(f)は、周波数fの関数で表される、海中の任意位置に配置された音響受波器Bの感度である(以下において同じ)。
【0018】
なお、ここでは、海水中の各同軸ケーブル10A,10B,10Cとして一定の長さのものを使用しているが、例えば各同軸ケーブル10A,10B,10Cを巻き取るためのウインチを船舶A上に設けておくことによって、海水中の各同軸ケーブル10A,10B,10Cの長さを調整可能としておくことが望ましい。また、各フロートは、浮力調整によって深度を調整可能としておくことが望ましい。
【0019】
一方、船舶A上に設置された音源制御装置100は、図2に示すように、音響センサ20A,20B,20Cのセンサ出力R,R,Rを増幅するために各音響センサ20A,20B,20Cごとに設けられた増幅装置110A,110B,110C、各増幅装置110A,110B,110Cからの出力信号をそれぞれ周波数成分に分解することによってパワースペクトルを求める周波数分析装置120、外部からの指令Nに応じて制御信号Mを出力する信号発生装置130、信号発生装置130からの制御信号Mを増幅してインピーダンス変換した後に音源30へ出力する変換増幅装置140、周波数分析装置120の出力に応じた指令Nを信号発生装置130に与える制御装置150、等を有している。なお、制御装置150には、外部(ユーザ等)からの入力によって、音源30の出力音響の各周波数成分の最大音圧レベルの初期値T(f)が、周波数fの関数T(f)として設定されていることとする。
【0020】
このようなシステム構成により、本実施の形態では、互いに異なる位置で浮遊中の各音響センサ20A,20B,20Cで検出された音圧R,R,Rを音源制御装置100にフィードバックし、音源制御装置100が、それらのフィードバック信号に基づき、音源30の出力音響の音圧を周波数ごとに制御する。つぎに、そのような制御処理について説明する。なお、ここでは、4つのフロートが船舶Aによって曳航されている状態(図1に示した状態)にあるものとする。
【0021】
制御装置150は、外部(ユーザ等)からの処理開始命令を受け付けると、信号発生装置130に指令を与えることによって、周波数帯域f〜fの音響信号を最大音圧T(f)で音源30から発生させる。これにより、各音響センサ20A,20B,20Cでは、それぞれの位置に到達した音響信号の音圧R,R,Rが逐次検出される。各音響センサ20A,20B,20Cのセンサ出力R,R,Rは、それぞれ、同軸ケーブル10A,10B,10Cを介して増幅装置110A,110B,110Cに入力され、各増幅装置110A,110B,110Cにおいて適当なレベルまで増幅される。そして、増幅後の各信号は、それぞれ、周波数分析装置120において周波数成分R(f),R(f),R(f)に分解されてから制御装置150に入力される。それらの入力信号R(f),R(f),R(f)に基づいて、制御装置150は、制御目的に応じた制御を行う。
【0022】
海中に存在している音響受波器Bが感応する音響信号の周波数帯が未知である場合等には、音源30から距離r離れた位置に、一様な音圧の広帯域音響信号を到達させる必要がある。そのような必要が生じた場合、制御装置150は、第一音響センサ20Bからのフィードバック信号Rの周波数帯域f〜fの全音圧レベルRと、第一音響センサ20Bからのフィードバック信号Rの各周波数成分の音圧レベルR(f)との差分R―R(f)が10・log(f−f)となるように(すなわち、R(f)がR―10・log(f−f)となるように)、音源30の出力音響の最大音圧T(f)を周波数成分ごとにフィードバック制御する。
ここで、Rは、数式(4)により与えられる。
【0023】
【数2】
Figure 0004018348
【0024】
具体的には、制御装置150は、音源30の出力音響の各周波数成分の最大音圧T(f)を数式(3)から求まる値とする制御信号Mを、信号発生装置130から逐次出力させる。
【0025】
T(f)=T(f)−{R(f)−(R−10・log(f−f))}
…(3)
【0026】
このようにして逐次生成される制御信号Mは、変換増幅装置140で増幅およびインピーダンス変換された後、同軸ケーブル10Cを介して音源30に逐次与えられる。これらの制御信号Mによって、音源30からの出力音響が周波数ごとに制御され(以下、この制御処理を、第一制御処理と呼ぶ)、最終的には、音源30から距離rの位置に、全周波数帯域f≦f≦fの音圧が一様な音響信号が到達するようになる。これにより、船舶Aの曳航によって、海水中の音響受波器Bから距離rの位置に音源30が到達したとき、その音響受波器Bに、全周波数帯域f〜fの音圧が一様な音響信号を到達させることができる。
【0027】
ただし、この音響信号が、船舶Aの船底に取り付けられている音響センサ40による探査を妨害することは好ましくない。そこで、本実施の形態では、さらに、第二音響センサ10Aからのフィードバック信号Rにも基づき、音源30の出力音響の最大音圧T(f)を周波数成分ごとに制御する(以下、この制御処理を、第二制御処理と呼ぶ)。具体的には、制御装置150は、第二音響センサ10Aからのフィードバック信号Rの各周波数成分の音圧レベルR(f)と、第一音響センサ20Bからのフィードバック信号Rの各周波数成分の音圧レベルR(f)とが、数式(5)(6)を満たすように、音源30の音響出力を周波数ごとに制御する。
【0028】
【数3】
Figure 0004018348
【0029】
これらの数式(5)(6)を満足する音響信号を音源30から発信させれば、音響受波器Bは、その音響信号に感応しても、船舶Aの船底の音響センサ40は、その音響信号をほぼ検知しない。このため、船舶Aの船底の音響センサ40による海中探査が、音源30からの音響信号によって妨害されるのを防止することができる。
【0030】
ところで、特定の周波数帯の音響信号を音響受波器Bに効率的に到達させる必要がある場合等には、音響受波器Bの出力音響を確実に所期のものとする必要がある。このような場合には、制御装置150は、例えば外部(ユーザ)からの指示に応じて、さらに、第三音響センサ20Cからのフィードバック信号Rに基づく制御処理も実行する(以下、この制御処理を、第三制御処理と呼ぶ)。具体的には、第三音響センサ20Cからのフィードバック信号Rの各周波数成分R(f)と、音源30の出力音響の各周波数成分T(f)との差分R(f)−T(f)を20・log(r)を近づける制御信号Mを、信号発生装置130から逐次出力させる。これにより、音源30からは所期の音響が確実に発生することとなる。このため、例えば、特定の周波数帯の音響信号にのみ音響受波器Bが感応するような場合等に、適切な周波数帯の音響信号を効率的に音響受波器Bに到達させることができる。
【0031】
以上においては、三種類の制御処理(第一制御処理、第二制御処理、第三制御処理)を組み合わせて実行する場合について説明したが、これら三種類の制御処理は、必要に応じて、単独または適宜な組合せで実行可能である。例えば、音響受波器Bが感応する音響信号の周波数帯が明らかな場合等には、第二制御処理のみ、または、第二制御処理を第三制御処理と組み合せて実行するようにしてもよい。また、三種類の制御処理(第一制御処理、第二制御処理、第三制御処理)のうち、いずれか1または2つの制御処理を実行する必要がない状況においては、実行されない制御処理にだけ利用される音響センサを設ける必要はない。以下、そのようなシステム構成について説明する。海水中の音源30等を曳航するための移動体Aとして、探査用音響センサ未装備の航空機を利用する場合を例に挙げて説明する。
【0032】
探査用音響センサ未装備の航空機が移動体Aとして利用される場合には、音響発生システムで第二御処理が実行される必要はない。このため、この場合の音響発生システムは、第二制御処理に利用される第二音響センサ10Aおよび第二同軸ケーブル10Aを有しない点において、図1の音響発生システムと異なる。具体的には、この場合の音響発生システムは、図3に示すように、航空機Aに設置された音源制御装置(不図示)、航空機A上の音源制御装置に接続された2本の同軸ケーブル(第一同軸ケーブル10B、第三同軸ケーブル10C)、各同軸ケーブル10B,10Cに接続された音響センサ(第一音響センサ20B、第三音響センサ20C)付きのフロート、2本の同軸ケーブル10B,10Cのうちの最長の第三同軸ケーブル10Cに接続された無指向性音源30付きのフロート、等を有している。
【0033】
このような構成の音響発生システムにおいても、図1の音響発生システムと同様、音源30から距離r離れた位置に一様な音圧の広帯域音響信号を到達させる必要がある場合には第一制御処理が実行され、音響受波器Bの出力音響を確実に所期のものとする必要がある場合には第三制御処理が実行される。これにより、図1の音響発生システムにおいて第一制御処理と第三制御処理が実行された場合と同様な効果を得ることができる。
【0034】
また、以上においては、曳航中の音源等は、移動体A側から、第一音響センサ20B、音源30、第三音響センサ20Cの順に並ぶようになっているが、上述した間隔についての条件を満たしていれば、必ずしも、この通りの順に並ぶ必要はない。例えば、探査用音響センサ未装備の無人ビークルを曳航用移動体Aとして利用する場合には、図4に示すように、無人ビークルAに音源30を吊り下げて、2つの音響センサ20B,20Cが、音源30側から、第三音響センサ20C、第一音響センサ20Bの順に並んで曳航されるようにしてもよい。すなわち、曳航中の移動体A側から、音源30、第三音響センサ20C、第一音響センサ20Bの順に並ぶようにしてもよい。ただし、この場合にも、無人ビークルAの移動中には、音源30と第三音響センサ20Cとの間、音源30と第一音響センサ20Bとの間に、それぞれ、上述と同様な距離r,rの間隔があき、無人ビーグルAに設置された音源制御装置では、上述と同様な制御処理が実行される。
【0035】
なお、以上においては、曳航用の移動体Aとして、船舶、航空機、ビークルを利用した場合を例に挙げて説明したが、音源等を曳航しながら移動することができれば、どのようなものを曳航用の移動体Aとして用いても構わない。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、音源からの音響信号の音圧を周波数ごとに制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る音響発生システムの概念図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る音響発生システムのブロック図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係る音響発生システムの概念図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係る音響発生システムの概念図である。
【符号の説明】
A…移動体
B…音響受波器
10A,10B,10C…電送ケーブル
20A,20B,20C…音響センサ
30…音源
100…音源制御装置
110A,110B,110C…増幅装置
120…周波数分析装置
130…信号発生装置
140…変換増幅装置
150…制御装置

Claims (5)

  1. 音響受波器に到達させるための音響信号を、移動体につながれた音源から発生させる音響発生システムであって、
    前記移動体につながれ、当該移動体の移動中、前記音響信号の音圧に相関する情報を、前記音源が出力する音響信号の音圧に応じた距離だけ前記音源から離れた位置で検出する第一音響センサと、
    前記第一音響センサの出力信号を周波数成分に分解し、前記第一音響センサの出力信号の全周波数帯域の信号レベルR、当該各周波数成分の信号レベルR fk )との差分が 10 log f f )(但し、f およびf は、前記音源が発生可能な音響信号の周波数帯域の下限および上限である)になるように、前記音源に発生させる音響信号を周波数ごとに制御する音源制御手段と、
    を備えることを特徴とする音響発生システム。
  2. 請求項1記載の音響発生システムであって、
    前記移動体には、前記音源および前記第一音響センサよりも当該移動体の近くに探査用の音響センサが取り付けられ、
    当該音響発生システムは、
    前記移動体につながれ、当該移動体の移動中、前記音響信号の音圧に相関する情報を、前記第一音響センサよりも前記探査用の音響センサに近い位置で検出する第二音響センサを備え、
    前記音源制御手段は、
    前記第二音響センサの出力信号を周波数成分に分解し、当該周波数成分の信号レベルR(f)と、前記第一音響センサの出力信号の周波数成分の信号レベルR(f)とが、下記数式(A)(B)の関係を満たすように、前記音源に発生させる音響信号を周波数ごとに制御する、
    ことを特徴とする音響発生システム。
    Figure 0004018348
    ここで、 S(f)は、周波数の関数fで表される、音響受波器の感度である。
  3. 請求項記載の音響発生システムであって、
    前記移動体につながれ、当該移動体の移動中、前記音響信号の音圧に相関する情報を、前記第一音響センサおよび前記第二音響センサよりも前記音源に近い位置で検出する第三音響センサを備え、
    前記音源制御手段は、
    前記第三音響センサの出力信号を周波数成分に分解し、当該各周波数成分の信号レベルR(f)と、前記音源が発生する音響信号の各周波数成分の信号レベルT(f)との差分が、前記第三音響センサと前記音源との間の距離に応じて定まる値に近づくように、前記音源に発生させる音響信号を周波数ごとに制御する、
    ことを特徴とする音響発生システム。
  4. 請求項3記載の音響発生システムであって、
    前記第二音響センサ、前記第一音響センサ、前記音源、前記第三音響センサは、この順で前記探査用の音響センサ側から並んで前記移動体によって曳航行され、かつ、前記移動体による曳航中、前記第二音響センサと前記探査用の音響センサとの間の距離rと前記第一音響センサと前記音源との間の距離rとの和が、前記音源と前記探査用の音響センサとの間の距離Lよりも小さくなるように、前記移動体につなげられている、
    ことを特徴とする音響発生システム。
  5. 音響受波器に到達させるための音響信号を、移動体につながれた音源から発生させる制御処理を音源制御装置に実行させる音源制御方法であって、
    前記移動体の移動中、
    前記音響信号の音圧に相関する情報を、前記音源が出力する音響信号の音圧に応じた距離だけ前記音源から離れた位置の音響センサで検出し、
    前記音源制御装置が、前記音響センサの出力信号を周波数成分に分解し、前記音響センサの出力信号の全周波数帯域の信号レベルR、当該各周波数成分の信号レベルR fk )との差分が 10 log f f )(但し、f およびf は、前記音源が発生可能な音響信号の周波数帯域の下限および上限である)になるように、前記音源に発生させる音響信号を周波数ごとに制御する、
    ことを特徴とする音源制御方法。
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