JP4018288B2 - Artificial ground made of box that can pass water and its construction method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は海や、河川、湖等の軟弱地盤で比較的浅い水深の水面上に設置される大規模人工地盤とその施工方法に関するもので、特に迅速施工を可能とし、周辺水域の環境に対する悪影響がないようにした人工地盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、海上空間の有効利用のニーズに対応して、各種の大規模人工地盤の構想が提案されている。従来、人工地盤は締め切り堤を構築した後、廃棄物や土砂を投入して埋立てる方式が主流であったが、最近は大規模浮体(メガフロート)による人工地盤が提案され浮体空港や各種産業施設、レジャー施設等への利用が提案され話題になっている。この浮体形式の人工地盤はヤードやドックで製作した多数の箱型ユニットを浮上曳航して洋上で接合し、大型化したものをポンツーンや係留索で海底に係留して構築される。
【0003】
この他、本発明に近似した先行技術として特開平8-232251で開示されている「人工地盤の構築方法」がある。この人工地盤は図13に示すように水平な基盤部23の中央位置に立ち上がる垂直壁24が逆T字形に形成され、その躯体内部に中空状のエア室25を有しエア抜き栓(図示せず)が取付けられた逆T字形ユニット21を陸上で製作する。人工地盤の構築地点の海底地盤を水平に地均しした後、逆T字形ユニット21を構築地点まで曳航し、隣接する垂直壁部24を直交配置してエア栓を開け基盤部23を海底地盤に着地する。そして垂直壁部24の上方の海面上に床版22を形成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術のうち埋立て方式は施工期間が長期に亘ることや、埋立て用土砂の採集・輸送による環境への影響や埋立て後の地盤沈下、埋立てによる周辺水域の生態系への悪影響等の課題がある。
【0005】
また、浮体方式の場合は潮汐変化等による海面の変動に追随して人工地盤の上面のレベルが変化すること、浅い水深部に適用する場合は箱状浮体の底面が水底面と接近するため、水の流れを阻害して周辺水域の生態系への悪影響が懸念される。また、この浮体形式は深い水深において経済性を発揮できるといわれており、浅い水深部に適用した場合は経済的に不利になる課題等もある。
【0006】
一方、特開平8−232251で開示されている「人工地盤」(図13に示す)は、陸上で製作した逆T字形ユニット21を人工地盤の構築地点まで浮上曳航し、エア栓を開け浮力を解除して基盤部23を海底地盤に着地して設置するため現地の施工工期を短縮できる。また、海底地盤に設置された逆T字形ユニット21は安定性がよく、さらに隣接する垂直壁部24を直交配置して、当該垂直壁部24の上方の海面上に床版22を形成しているため、人工地盤下の水の流れが阻害されないため海中の生態系が保存されると記載されている。
【0007】
しかし、この人工地盤は基盤部23を海底地盤に着地して支持したものであるため軟弱地盤では十分な支持力が得られず、不同沈下が生じ易くなり大掛かりな地盤改良が必要となるとともに、地震等の水平外力を受けた際に水平移動しやすい。
また、逆T字形ユニット21上に設ける上部床版22は困難な接合となり、しかも現地作業となるため工期短縮とならない。
さらに、人工地盤下の水の流れは隣接する直交配置された垂直壁部24の隙間を通るため水流が屈折して円滑な流れが得られない課題がある。
【0008】
本発明の人工地盤は前記の課題を解消し、軟弱地盤の水底においても人工地盤を確実に支持し、周辺水域の環境や生態系に対する悪影響がないように人工地盤下の水の流れを円滑にしたもので、さらに現地工事の工期を短縮化できる施工法を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決する手段】
前記目的を達成する本発明の人工地盤は以下の構成を要旨とする。
図1以下に示す例を参照して説明すると、本発明の人工地盤1においては、浮力調整可能な空間11を有する底版5と、側版4および水面上に位置する上版3で構成され、杭7を差込可能な複数の貫通孔8を底版5と上版3に形成し、内部を通水可能な空間6とした函体ユニット2が、地均しされたた水底地盤10上に隣接函体ユニット2同士が接合されて複数配設されている。前記函体ユニット2は水底地盤中に貫入された複数の杭7と結合して支持したり、函体ユニット2の底版5の下側に水平抵抗版9を突出させて地均しされた水底地盤10上に軟着底させるようにしてもよい。
【0010】
また、前記函体ユニット2における底版5と側版4は、鋼板製の外殻材12に型鋼の補剛材13を固着して製作し、内部空間の全部または一部に中詰めコンクリート15を充填するようにしてもよい。さらに、前記底版5と側版4と上版3を鋼板製の外殻材12とした場合は、函体ユニット表面2の没水部、干満部、飛沫部に耐食製金属薄板をライニングして防食する。
【0011】
また、本発明の人工地盤の施工方法については、図10(a),(b)、図11(a),(b)、図12(a),(b)に示すように、次の(1)〜(7)の工程からなる。つまり、
(1)浮力調整可能な空間を有する底版5と側版4および水面上に位置する上版3で構成され、内部を通水可能な空間6とした函体ユニット2を陸上ヤードまたはドックにて製作する。
(2)函体ユニット設置場所の水底地盤を所定水深になるように掘削・地均ししておく。(図10,a)
(3)前記陸上ヤードまたはドックで製作した函体ユニット2を設置場所に浮上曳航する。(図10,b)
(4)底版5と側版4のいずれか一方または両方の浮力調整用空間11に注水して浮力を減じ、地均しした水底地盤上10に函体ユニット2を沈設する。(図11,a)
(5)函体ユニット2の貫通孔8に上方から杭7を差込み水底地盤10中に貫通させ、杭頭部を函体ユニットに結合材16で結合する。(図11,b、図12,a)
または、函体ユニットの底版下側に水平抵抗版9を突出させる。この場合は前項の浮力調整用空間11に注水して浮力を減じる工程において、函体重量が重くならないように浮力を残し、軟着底させ水底地盤10への荷重を小さくする。
(6)2基目以降の函体ユニット2は既設函体ユニットに隣接して配設した後、レベルを調整して接合材17にて接合する。(12,b)
(7)函体ユニット2を水底に設置した後、函体ユニット2の底版5および側版4の浮力調整用空間11の一部にコンクリート15を充填して中詰めする。
以上の工程によって築造されることを特徴とする通水可能な函体からなる人工地盤の施工方法である。
【0012】
【作用】
本発明の人工地盤1は、函体ユニット2の内部を通水可能な空間6としていることに大きな特徴がある。つまり、この通水可能な空間6を有することによって、河口部河川水や水際の潮流等の水流を阻害して周辺の流況に変化を生じさせることがないため、洪水を引起こしたり、魚類や貝類等の水中生物の生育環境を乱したりすることがない。また、函体ユニット2に作用する水流は側版4のみで受けるため水流から受ける受圧面積が小さく設計外力を軽減できる。
【0013】
また、函体ユニット2の浮力調整用空間11は、陸上ヤードまたはドックで製作された函体ユニット2を浮上曳航する際浮力を与え、水底地盤10に沈設した後は軟着底させて、函体ユニット2を支持するこの水底地盤10に作用させる荷重を小さくする。また函体ユニット2を杭支持したものでは杭7に対する鉛直荷重を軽減することができる。
【0014】
函体ユニット2は上版3を水面より上方に位置させて曳航するため、底版5と側版4下部の没水部しか浮力が利用できない。このため、底版5と側版4がより大きな浮力を得やすいように鋼板製の外殻材12に型鋼の補剛材13を固着し、コンクリートに比べて軽量化できかつ、より大きな浮力調整用空間11が形成され、さらに、剛性も確保されるようにしたのがよい。この場合、函体ユニット2を水底地盤10に沈設した後に内部空間の全部または一部に中詰めのコンクリート15を充填し、更なる剛性を確保する方がよい。
なお、鋼板製の外殻材12は中詰めのコンクリート15の充填作業時に永久型枠として作用する。
【0015】
底版5と側版4を鋼板製の外殻材12とした場合は、防食メンテナンスフリーとするため、函体ユニット2表面の没水部、干満部、飛沫部に耐食製金属薄板をライニングしたほうがよい。
【0016】
また、本発明の人工地盤の施工方法においては、、前記函体ユニット2を陸上ヤードまたはドックにて完成形に近い状態に製作し、設置場所に曳航した後予め地均しした水底地盤10に沈設した後に、函体ユニット2の貫通孔8に杭7を差込んで水底地盤10中に杭7を貫入して結合したり、または水平抵抗版9を突出させて構築するため施工が容易で、かつ現地工期を短縮できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の人工地盤を構築する実施形態について図を参照して説明する。
図1は,本発明の内部を通水可能とした函体ユニット2を杭支持した人工地盤1の実施形態の部分斜視図である。この人工地盤1は、例えば、図8に斜視図で示すように、河口部19に設置した人工地盤として実施され、あるいは図9に平面図として示すように臨海部20に設置した人工地盤として実施される。
そして、従来の埋立て方式や,通水空間を有しない函体で前記の立地に人工地盤を構築すると、河川幅を狭めるため大雨時に洪水を引起こしたり流れが変化し、また、潮流の流れが変化して河底や周辺臨海部の洗掘・堆砂によって魚介類の生育環境を乱す恐れがあるが、本発明ではこのような環境への悪影響が生じない。
【0018】
図1以下によってさらに説明する。本発明の人工地盤1は複数の函体ユニット2を接合して構成される躯体が水底地盤10上に設置され、水底地盤10下の支持層に貫入された鋼管杭7で支持されている。躯体をなす函体ユニット2は、人工地盤面1となる上版3と側版4と底版5で構成され、側版4が開口されて函体ユニット内部を通水可能な空間6とされている。この通水空間6は河川水や潮流等の水流19方向に設ければよいが、水流19が回遊したり定まらない場合は図示例のように直交する方向も通水可能としたほうがよい。
【0019】
図2は函体ユニット2の斜視図である。函体ユニット2は陸上ヤードやドックで製作され、現地に浮上曳航された後、沈設される。このため底版5内には図4(b)に示すように注排水バルブ14を備えた浮力調整用の空間11を有する。なお、底版5のみで浮力が不足する場合は図7に示すように側版4の下部にも浮力調整空間11を有せしめる。
【0020】
この浮力調整用空間11は函体ユニット2を現地で水底に沈設した後、適切な浮力を保持する部分を残してコンクリート15を充填・中詰めする。(図5参照)
函体ユニット2は全体を鉄筋コンクリート構造、鉄骨や鋼板とコンクリートの合成構造としてもよいが、図4(a)に示す上版3、図4(b)に示す底版5、図7に示す側板4のように鋼板製の外殻材12に型鋼の補剛材13を溶接したものにすると、函体ユニット2の剛性に対する重量をコンクリートに比べて軽量化でき、底版5の浮力調整空間11を大きくとれる。なお鋼殻製の外殻材12内の浮力調整空間11の全部または一部には、函体ユニット設置後現地にて中詰コンクリート15が充填される。
【0021】
函体ユニット2には図2に示すように、側版4の近傍位置において、上版3と底版5には、この上版3から底版5を貫いて鋼管杭7を差し込み可能な貫通孔8が複数設けられている。鋼管杭7は函体ユニット2を水底地盤10に設置した後、この上下の貫通孔8を通して水底地盤10中に貫入される。なお、貫通孔8と鋼管杭7の間は、函体ユニット2の浮力調整用空間11に対して水密的となるように接合されていて、この貫通部から前記空間11内に水が流入しない。
上版3と底版5の各貫通孔8に差込まれた鋼管杭7は、底版5の貫通孔8を貫通した位置で切断され、切断された鋼管杭7の頭部は、図5に示すように函体ユニット2の底版5と強固に結合されている。この結合は詳細な説明は省くが結合部材16,16aを介した溶接、スタッドやシアキーを介在させたコンクリート15やグラウト等の公知の手段を用いてよい。底版上面の貫通孔8は蓋26で閉じられる。なお、鋼管杭7の上部は上版3の上面まで伸長し、その位置で切断し、かつ水密的な接合処理を施してもよい。また、鋼管杭7はコンクリート杭にしてもよい。
人工地盤1は図6、図7に示すように,隣接する函体ユニット2同士を水底地盤10に設置した状態でレベルを合わせて接合して構成される。接合手段は隣接する函体ユニット2の端面を高精度に位置決めすることが難しいため、ある程度の設置誤差があっても接合可能な方法を用いた方がよい。この函体ユニット2間の具体的な接合手段としては、ボルト接合や溶接などの接合部材(図では、接合部材17として略図的に示す)で接合したり、PC鋼棒・鋼線を利用する。さらに、接合部は函体ユニット2に設けたジベル(図示せず)と充填コンクリート15によって一体化するのもよい。
【0022】
また、函体ユニット2の外表面のうち没水部、干満部、飛沫部は厳しい腐蝕環境に晒されるため鋼製函体にした場合は防食の必要がある。防食手段は従来の重防食塗装や没水部は電気防食の併用が適用できるが、経年劣化に対する塗替え等のメンテナンスが必要となる。
そこで、永年に渡ってメンテナンスフリーで防食性能を保持できるチタンやステンレス等の耐蝕性薄金属をライニングする防食法を採用するのが望ましい。
【0023】
次に本発明に係る人工地盤の施工方法について、図10(a),(b)、図11(a),(b)、図12(a),(b)を参照して、下記(1)〜(8)の順で工程を説明する。
(1)人工地盤設置場所の水底は水深が浅く、函体ユニット2を引き込むことができない場合は事前に所定深さに掘削して地均ししておく。(図10(a)に示す)
(2)陸上ヤードやドックで製作された函体ユニット2を浮力調整用空間11を空にして浮上させた状態で設置場所まで曳航する。(図10(b)に示す)
(3)所定の設置場所に着いたら排気バルブと注水バルブ14(図4(b)に示す)を開き、浮力調整用空間11に注水して浮力を減じ函体ユニット2を徐々に沈めていき、地均ししておいた水底地盤上10に着地させる。この際、浮力調整用空間11の全てに注水しないで、或る程度の浮力を残しておき函体ユニットを軟着底させた方が鋼管杭7の支持力負担を軽減できる。(図11(a)に示す)
(4)次に函体ユニット2の貫通孔8に鋼管杭7を差し込み、ハンマー打撃や圧入工法等によって水底地盤10中に貫入させる。鋼管杭7の接続延長は通常は溶接方式とされるが、迅速施工するにはネジ込み等のクイックジョイント方式を採用した方が望ましい。(図11(b)に示す)
(5)すべての鋼管杭7の貫入が終わったら、鋼管杭7の頭部と函体ユニット2を結合部材16を介した溶接やスタッドジベル、シアキーを付けたコンクリート15やグラウト等により結合する。鋼管杭7の余長部分は切断し、函体底版5の上面には蓋26をしておく。(図12(a)に示す)
(6)鋼製函体ユニット2の場合、浮力調整用空間11には前記の注排水バルブを介してコンクリート15を充填中詰めする。
(7)2基目以降の函体ユニット2は、隣接する既設函体ユニット2に並べて位置決めした状態で水底地盤10上に沈設した後、レベルを合わせ接合材17によって函体ユニット2の端部を接合して一体化する。(図12(b)に示す)
(8)函体ユニット2の上面にはコンクリートやアスファルト等の仕上げ材27(図1,図7に示す)を施して完成する。
【0024】
図3は、函体ユニット2に杭を用いない方式の人工地盤用函体ユニットの例である。本発明の方式は函体ユニット2に十分な浮力を残し、水底地盤10に軟着底させるため水底地盤に大きな荷重を与えないで済むがその分、水平抵抗力が減少するため函体ユニット2が水底面で滑動しやすくなる。その対策として図3の例では、底版5の下側に鋼管杭7に代えて水平抵抗版9を突出させている。この水平抵抗版9は浅い水深の海域を曳航時に障害となる場合は、水底10に函体ユニット2を設置後施工できるように予め函体ユニット底版5に前記杭7の貫通孔8と同様な孔を設けておく。そしてこの孔を利用して下方の水底地盤10を掘削し、鋼製の水平抵抗版を設置したり、鉄筋コンクリートを打設してなる水平抵抗版を設ける。
【0025】
【実施例】
本発明に係る人工地盤の具体的実施例の諸元について一例を示すと以下のとおりである。
水深4mの軟弱地盤に平面広さ500m×300mの人工地盤を築造する場合、50m×100mの函体ユニットを30基接合して構成する。
函体ユニット2は全体高さ11mで、内部は2方向とも通水可能な空間とされている。函体ユニットは鋼管杭支持または水平抵抗版を設けて軟着底設置され、上版レベルは+7m(水面)、底版レベルは−4m(水底面)となる。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係る人工地盤は軟弱地盤の水底においても人工地盤を確実に支持し、周辺水域の環境や生態系に対する悪影響がないように人工地盤下の水の流れを円滑にしたもので、さらに現地工事の工期を短縮化できる施工法であり、次のような立地条件に適用すると大きな効果を奏する。
【0027】
▲1▼水底地盤の土質が軟弱で、比較的水深の浅い水際(臨海部)の場合。
人工地盤躯体をなす函体ユニットは主として杭によって水底地盤下の支持層で確実に支持されるか、または函体底版が水底地盤で軟着底状態で支持されるため、水底地盤の土質が軟弱であっても沈下が生じない。
また、杭を用いないで函体底版を水底地盤に軟着底状態で支持したものは水平抵抗版を設けているため、地震時などの水平荷重に対して水平移動が生じない。
【0028】
▲2▼河口や水際のような流水のある場所。
人工地盤躯体をなす函体ユニットは内部を通水可能な空間としているため、河口部に設置して川幅を狭めても人工地盤下の流水を阻害しないため、洪水を引き起こすようなことがない。また、河口や水際部の周辺水域の河川水や潮流等に対して流況変化を生じさせることがなく、魚介類の水中生物の生態系を乱すような環境への悪影響がない。
【0029】
▲3▼空港のような既設の施設・構造物の拡張の場合。
人工地盤の躯体は固定的に支持しているため、浮体人工地盤のように潮汐変化や、上載荷重によってレベルが変化することがなく、既設の施設・構造物と変動する段差が生じない。
▲4▼函体ユニットの底版と側版を鋼板製の外殻材に型鋼の補剛材を固着したものにした場合、函体ユニットの重量を軽減でき、かつ大きな浮力が得やすくい。また、底版と側版を鋼板製の外殻材とした場合函体ユニット表面の没水部、干満部、飛沫部に耐食製金属薄板をライニングすれば防食メンテナンスフリーとすることができる。
【0030】
さらに、本発明の人工地盤の施工方法においては、函体ユニットを陸上ヤードやドックで完成形に近い状態に製作し、現地に曳航して設置するため現地工事の工期を短縮化できる。また、地均しした水底地盤に着地させて函体ユニット同士の接合を行うため作業が容易、かつ確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人工地盤の実施例の一部斜視図。
【図2】函体ユニットの第1例の斜視図(杭支持方式)。
【図3】函体ユニットの第2例の斜視図(軟着底方式)。
【図4】(a)は函体ユニットを鋼殻構造とした場合の上版の断面図。(b)は函体ユニットを鋼殻構造とした場合の底版の断面図。
【図5】底版と杭(鋼管杭)の結合構造例の断面図。
【図6】函体ユニットの接合図。
【図7】図6の(c)部の拡大断面図。
【図8】本発明の人工地盤を河口部に設置した例の斜視図。
【図9】本発明の人工地盤を臨海部に設置した例の斜視図。
【図10】(a),(b)は本発明の人工地盤の設置方法に係る第1,第2工程図。
【図11】(a),(b)は本発明の人工地盤の設置方法に係る第3,第4工程図。
【図12】(a),(b)は本発明の人工地盤の設置方法に係る第5,第6工程図。
【図13】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1 人工地盤
2 函体ユニット
3 上版
4 側版
5 底版
6 通水空間
7 杭(鋼管杭)
8 貫通孔
9 水平抵抗版
10 水底地盤
11 浮力調整用空間
12 鋼板(鋼殻)
13 補剛材
14 注排水バルブ
15 コンクリート
16 結合部材
17 接合材
18 河口部
19 水流
20 臨海部
21 逆T字ユニット
22 床版
23 基盤部
24 垂直壁
25 エア室
26 蓋
27 仕上げ材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a large-scale artificial ground that is installed on the surface of relatively shallow water in soft ground such as the sea, rivers, lakes and the like, and its construction method, and particularly enables rapid construction and adverse effects on the environment of surrounding water areas. It is related to artificial ground that has been made to have no
[0002]
[Prior art]
In recent years, various large-scale artificial ground concepts have been proposed in response to the needs for effective use of marine space. In the past, artificial ground was constructed by building deadlines and then dumping waste and earth and sand, but recently, artificial ground using large-scale floating bodies (mega floats) has been proposed, and floating airports and various industries have been proposed. The use for facilities and leisure facilities has been proposed and has become a hot topic. This floating-type artificial ground is constructed by floating a large number of box-type units made in yards and docks and joining them offshore, and mooring the larger ones on the sea floor with pontoons and mooring lines.
[0003]
In addition, there is a “artificial ground construction method” disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 8-232251 as a prior art approximated to the present invention. In this artificial ground, as shown in FIG. 13, a
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Among the conventional technologies, the landfill method has a long construction period, impacts on the environment due to the collection and transportation of landfill sand, land subsidence after landfill, and adverse effects on the surrounding waters ecosystem due to landfill There is a problem.
[0005]
In addition, in the case of the floating body method, the level of the upper surface of the artificial ground changes following the fluctuation of the sea surface due to tide changes, etc., and when applying to shallow water depths, the bottom surface of the box-shaped floating body approaches the bottom of the water, There is concern about the negative impact on the ecosystem of the surrounding water area by blocking the flow of water. Moreover, this floating body type is said to be economical at deep water depths, and there are problems such as economical disadvantages when applied to shallow water depths.
[0006]
On the other hand, the “artificial ground” (shown in FIG. 13) disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 8-232251 floats the inverted T-shaped unit 21 manufactured on land to the construction point of the artificial ground, opens the air plug, and increases the buoyancy. Since the
[0007]
However, since this artificial ground is supported by landing the
Further, the
Furthermore, since the water flow under the artificial ground passes through the gap between the adjacent
[0008]
The artificial ground of the present invention solves the above-mentioned problems, reliably supports the artificial ground even at the bottom of soft ground, and smoothes the flow of water under the artificial ground so as not to adversely affect the environment and ecosystem of the surrounding water area. The purpose is to provide a construction method that can further shorten the construction period of local construction.
[0009]
[Means for solving the problems]
The artificial ground of the present invention that achieves the above object is summarized as follows.
If it demonstrates with reference to the example shown below from FIG. 1, in the artificial ground 1 of this invention, it is comprised by the
[0010]
Further, the
[0011]
Moreover, about the construction method of the artificial ground of this invention, as shown to FIG. 10 (a), (b), FIG. 11 (a), (b), FIG. 12 (a), (b), the following ( 1) to (7). That means
(1) A
(2) Excavate and level the water bottom ground at the box unit installation location to a predetermined depth. (Fig. 10, a)
(3) The
(4) Water is poured into the
(5) The
Alternatively, the
(6) After the
(7) After the
It is a construction method for artificial ground made of a water-permeable box, which is constructed by the above-described process.
[0012]
[Action]
The artificial ground 1 of the present invention has a great feature in that it is a
[0013]
Further, the
[0014]
Since the
The
[0015]
When the
[0016]
Further, in the artificial ground construction method of the present invention, the
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment for constructing an artificial ground according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a partial perspective view of an embodiment of an artificial ground 1 that supports a
And if an artificial ground is constructed in the above-mentioned location with a conventional landfill system or a box that does not have a water flow space, the river width will be narrowed, causing flooding or changing the flow during heavy rain, and the flow of the tidal current May change and disturb the growth environment of seafood due to scouring and sedimentation in the riverbed and surrounding coastal areas, but the present invention does not have such an adverse effect on the environment.
[0018]
This will be further described with reference to FIG. The artificial ground 1 of the present invention is supported by a
[0019]
FIG. 2 is a perspective view of the
[0020]
This
The
[0021]
As shown in FIG. 2, the
The
As shown in FIGS. 6 and 7, the artificial ground 1 is configured by joining
[0022]
Moreover, since the submerged part, the tidal part, and the splash part of the outer surface of the
Therefore, it is desirable to adopt a corrosion prevention method in which a corrosion-resistant thin metal such as titanium or stainless steel that can maintain anticorrosion performance without maintenance for many years is used.
[0023]
Next, regarding the construction method of the artificial ground according to the present invention, referring to FIGS. 10 (a), (b), FIGS. 11 (a), (b), FIGS. 12 (a), (b), the following (1 ) To (8) in order.
(1) The bottom of the artificial ground installation site is shallow, and if the
(2) The
(3) Open the exhaust valve and water injection valve 14 (shown in FIG. 4 (b)) when arriving at a predetermined installation location, inject water into the
(4) Next, the
(5) When the penetration of all the steel pipe piles 7 is finished, the head part of the
(6) In the case of the
(7) The second and
(8) The upper surface of the
[0024]
FIG. 3 is an example of a box unit for artificial ground that does not use a pile for the
[0025]
【Example】
An example of the specifications of a specific example of the artificial ground according to the present invention is as follows.
When constructing an artificial ground having a plane area of 500 m × 300 m on a soft ground having a depth of 4 m, 30 box units each having a size of 50 m × 100 m are joined.
The
[0026]
【The invention's effect】
The artificial ground according to the present invention reliably supports the artificial ground even at the bottom of soft ground, and smoothes the flow of water under the artificial ground so as not to adversely affect the environment and ecosystem of the surrounding water area. It is a construction method that can shorten the construction period, and it has a great effect when applied to the following location conditions.
[0027]
(1) In the case of the waterside ground where the soil is soft and the water is relatively shallow (the coastal area).
The box unit that forms the artificial ground frame is mainly supported by the support layer under the bottom bottom ground mainly by the pile, or the bottom of the box body is supported by the bottom bottom ground in a softly settled state. Even so, no settlement occurs.
In addition, since a horizontal resistance plate is provided for a case where the box bottom plate is supported on the water bottom ground without using piles, a horizontal resistance plate is provided, so that horizontal movement does not occur against a horizontal load such as during an earthquake.
[0028]
(2) A place with running water such as an estuary or a waterfront.
Since the box unit that forms the artificial ground frame is a space that allows water to pass through inside, even if it is installed in the estuary and the river width is narrowed, it will not hinder the flowing water under the artificial ground, so it will not cause flooding. In addition, there will be no changes in the flow conditions of river water and tides in the waters around the estuary and at the water's edge, and there will be no adverse environmental impacts that would disrupt the aquatic ecosystem of seafood.
[0029]
(3) Expansion of existing facilities and structures such as airports.
Since the frame of the artificial ground is fixedly supported, the level does not change due to tidal changes and overloads unlike the floating artificial ground, and there is no step difference that fluctuates with existing facilities and structures.
(4) When the bottom plate and side plate of the box unit are made by fixing a steel plate stiffener to a steel plate outer shell material, the weight of the box unit can be reduced and large buoyancy can be easily obtained. Further, when the bottom plate and the side plate are made of steel plate outer shell material, corrosion-resistant maintenance-free can be made free by lining a corrosion-resistant metal thin plate on the submerged portion, tidal portion, and splash portion on the surface of the box unit.
[0030]
Further, in the artificial ground construction method of the present invention, the box unit is manufactured in a land yard or dock in a state close to a completed form, and is towed and installed on the site, so the construction period of the field construction can be shortened. Further, since the box units are joined to each other by landing on the leveled water bottom ground, the work can be easily and reliably performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial perspective view of an embodiment of an artificial ground according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a first example of a box unit (pile support method).
FIG. 3 is a perspective view of a second example of a box unit (soft bottom method).
FIG. 4A is a cross-sectional view of an upper plate when the box unit has a steel shell structure. (B) is a cross-sectional view of the bottom plate when the box unit has a steel shell structure.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a coupling structure example of a bottom slab and a pile (steel pipe pile).
FIG. 6 is a connection diagram of a box unit.
7 is an enlarged cross-sectional view of part (c) of FIG.
FIG. 8 is a perspective view of an example in which the artificial ground of the present invention is installed in an estuary.
FIG. 9 is a perspective view of an example in which the artificial ground according to the present invention is installed in a coastal area.
FIGS. 10A and 10B are first and second process diagrams according to the artificial ground installation method of the present invention.
FIGS. 11A and 11B are third and fourth process diagrams according to the artificial ground installation method of the present invention. FIGS.
FIGS. 12A and 12B are fifth and sixth process diagrams according to the method for installing an artificial ground of the present invention.
FIG. 13 is a perspective view of a conventional example.
[Explanation of symbols]
1
8 Through-
13
Claims (6)
(1)浮力調整可能な空間を有する底版と側版および水面上に位置する上版で構成され、内部を通水可能な空間とした函体ユニットを陸上ヤードまたはドックにて製作する。
(2)函体ユニット設置場所の水底地盤を所定水深になるように掘削し、地均ししておく。
(3)前記陸上ヤードまたはドックで製作した函体ユニットを設置場所に浮上曳航する。
(4)底版と側版のいずれか一方または両方の浮力調整用空間に適量の注水を行い浮力を減じ、地均しした水底地盤上に函体ユニットを軟着底させる。
(5)函体ユニットの貫通孔に杭を挿入して水底地盤中に貫入させた後函体ユニットと杭を結合し、または函体ユニットの底版下側に水平抵抗版を突出させる。
(6)2基目以降の函体ユニットは既設函体ユニットに隣接して配設した後、函体ユニット同士をレベルを調整して接合する。
(7)函体ユニットを水底に設置した後、函体ユニットの底版および側版の浮力調整用空間の一部にコンクリートを充填して中詰めする。
以上の工程によって築造されることを特徴とする通水可能な函体からなる人工地盤の施工方法。The following steps (1) to (7), that is,
(1) A box unit composed of a bottom plate, a side plate, and an upper plate located on the surface of the water having a buoyancy-adjustable space and having a water-permeable space inside is manufactured at an onshore yard or dock.
(2) Excavate the water bottom ground at the box unit installation location to a predetermined depth and level it.
(3) The box unit produced in the land yard or dock is levitated and towed to the installation site.
(4) A suitable amount of water is poured into the buoyancy adjustment space of either one or both of the bottom plate and the side plate to reduce the buoyancy, and the box unit is softly settled on the leveled water bottom ground.
(5) After inserting the pile into the through hole of the box unit and penetrating it into the water bottom ground, the box unit and the pile are combined, or the horizontal resistance plate is projected below the bottom plate of the box unit.
(6) After the second box unit is disposed adjacent to the existing box unit, the box units are joined to each other by adjusting the level.
(7) After the box unit is installed on the bottom of the water, concrete is filled in the bottom slab and side buoyancy adjustment spaces of the box unit and filled in.
A method for constructing artificial ground comprising a water-permeable box, which is constructed by the above process.
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