JP4017647B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4017647B2
JP4017647B2 JP2006011184A JP2006011184A JP4017647B2 JP 4017647 B2 JP4017647 B2 JP 4017647B2 JP 2006011184 A JP2006011184 A JP 2006011184A JP 2006011184 A JP2006011184 A JP 2006011184A JP 4017647 B2 JP4017647 B2 JP 4017647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
circuit
current
command value
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006011184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007194073A (ja
Inventor
研 松浦
考一 今井
忠雄 千里内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2006011184A priority Critical patent/JP4017647B2/ja
Publication of JP2007194073A publication Critical patent/JP2007194073A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4017647B2 publication Critical patent/JP4017647B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Description

本発明は、放電灯を所望の輝度で安定して点灯させることのできる放電灯点灯装置に関する。
放電灯点灯装置により冷陰極管のような放電灯の輝度を変化させる方法として、電流調光方式とバースト調光方式とが知られている。電流調光方式は、放電灯を連続して点灯させ、放電灯に流れる管電流の波高値を調整することにより輝度の調整を行う。一方、バースト調光方式は、放電灯を点滅させ、その点灯期間と消灯期間との時比率を変えることにより輝度の調整を行う。放電灯の輝度を広範囲に渡って調整するためには、両者を併用するのが好ましい。
特許文献1は、電流調光方式とバースト調光方式とを同時に用いた放電灯点灯装置を開示している。通常、大画面液晶テレビ等では、画質を高めるために、液晶の配列方向の変化に同期してバックライトを点滅(バースト調光)させて画面上に残像が残らないようにしている。しかしながら、特許文献1の放電灯装置は、電流調光方式とバースト調光方式とを互いに独立して制御していないため、液晶の変化に同期してバックライトを点滅させることができず、画面に残像が残ってしまう。
特許文献2で開示されている放電灯点灯装置は、電流調光方式とバースト調光方式とを互いに独立して制御することができるものであって、バースト調光は、所定期間における管電流のピーク値に基づいて行われる。ところで、バースト調光を方形波状のパルスを用いて行うと、方形波の急峻な立ち上がりの影響で管電流にオーバーシュートを生じさせるため、通常は、緩やかな立ち上がりを有する台形状のパルスを用いる。特許文献2の放電灯点灯装置では、台形状のパルスの立ち上がりに相当する時間経過した後に台形の上底に相当する部分で管電流を検出することにより、管電流のピーク値を検出している。
特開2000−58289号公報 特開2003−323994号公報
しかしながら、特許文献2の放電灯点灯装置では、台形状パルスの立ち上がりの期間は管電流の検出を行っていないため、その期間における管電流の変化は制御に反映されず、検出の開始と同時に管電流がオーバーシュートしてしまうことがある。
そこで、本発明は、電流調光とバースト調光とを互いに独立して制御することができ、かつ、放電灯を所望の輝度で安定して点灯させることのできる放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
本発明の放電灯点灯装置は、放電灯を点灯するための放電灯点灯装置であって、前記放電灯に駆動電力を供給する駆動回路と、前記放電灯に流れる電流値を継続的に検出する電流検出手段と、前記放電灯を点滅させて輝度を調整するバースト調光における前記放電灯の点灯時間と消灯時間との時比率を規定するバースト調光指令値と、所定期間に前記放電灯に流れることのできる最大電流値を規定する電流調光指令値との両方に基づいて台形波形信号を生成する波形信号生成回路と、前記電流検出手段により検出された電流値と、前記台形波形信号の電流値とを加算する加算回路と、前記加算回路から出力された出力値を積分する積分回路と、前記積分回路から出力された出力値と所定の三角波とを比較して前記バースト調光指令値と前記電流調光指令値を反映した駆動パルスを生成し、前記駆動パルスを前記駆動回路に供給して前記駆動電力を制御する制御手段と、を備えた放電灯点灯装置であって、前記台形波形信号は、前記バースト調光指令値により前記放電灯に流れる電流値がゼロとなる期間に対応する上底と、前記電流調光指令値により前記上底との間の振幅が変調される下底と、前記上底と前記下底とを接続する立ち上がり部及び立ち下がり部とを有しており、前記制御手段は、前記立ち上がり部及び立ち下がり部に相当する期間も前記駆動電力を制御することを特徴とする。ここで、上記制御は、電流に基づいて行われているが、例えば、電流を電圧に変換し、その電圧に基づいて制御を行うことも電流に基づいて制御を行うことと同義である。
このような構成によれば、立ち上がり部及び立ち下がり部に相当する期間も、駆動電力が、電流検出手段が継続的に検出した電流に基づいて継続的に制御されるため、放電灯を常に所望の輝度で点灯させることができる。更に、バースト調光指令値と電流調光指令値とを互いに独立して設定することができるため、放電灯をより精度良く所望の輝度で点灯させることができる。また、波形信号は、台形波形であるため、バースト調光時に駆動回路内のトランスに流れる電流が急速に立ち上がるのを防止することができる。これにより、電流を緩やかに立ち上がらせることができるので、駆動回路がトランスを含む場合には、トランスの音鳴りを低減することができる。また、台形波形の下底レベルは、電流調光指令値により規定されるので、例えば、後段の加算回路で台形波形と電流検出手段により検出された電流値とを加算することによって、最大電流値は台形波形の下底レベルにより規定される。
また、波形信号生成回路は、コンデンサを備えており、台形波形の立ち上がりは、コンデンサにより規定されるのが好ましい。このような構成によれば、コンデンサの容量を変化させるだけで、台形状の波形信号の傾きを容易に変化させることができる。
また、バースト調光指令値と電流調光指令値とは、共にアナログ信号であるのが好ましい。このような構成によれば、バースト調光指令値と電圧調光指令値とを外部から自由に設定することができる。
また、波形生成回路は、更に、バースト調光指令値をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、同期信号に基づいてデジタル信号を時比率パルスに変換するデジタル回路とを備えているのが好ましい。このような構成によれば、デジタル回路に外部から同期信号を入力することで時比率パルスの周波数を自由に設定することができる。
また、デジタル回路は、更に、デジタル信号を平均化するデジタルフィルタを備えているのが好ましい。このような構成によれば、デジタル回路に入力されたデジタル信号が平均化されるため、バースト調光指令値のノイズを抑制することができる。
本発明の放電灯点灯装置によれば、放電灯を所望の輝度で安定して点灯させることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1に、本発明の第1の実施の形態である放電灯点灯装置10を示す。放電灯点灯装置10は、電源からの給電により放電灯Lの点灯を制御するものであり、駆動回路20と、電流検出手段としての整流回路30と、波形信号発生回路としての台形波形発生回路40と、加算回路50と、制御回路60とを備えている。放電灯点灯装置10によって点灯が制御される放電灯Lは、両端にそれぞれ電極E1,E2を有する冷陰極管である。
駆動回路20は、インバータ回路22と、変圧器24とを備えている。インバータ回路22の入力端子A,Bには、直流電源26が接続され、インバータ回路22には、直流電圧Vinが入力される。端子Bは、基準電位G1に接続されている。
インバータ回路22は、フルブリッジタイプのインバータ回路である。入力端子A,B間には、スイッチング素子SW1が高電位側に位置するように、スイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2が直列に接続されている。さらに、入力端子A,B間には、スイッチング素子SW3が高電位側に位置するように、スイッチング素子SW3及びスイッチング素子SW4が直列に接続されている。スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2との間のノードN1と、スイッチング素子SW3とスイッチング素子SW4との間のノードN2とは、インバータ回路22の出力端子となっている。
スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4は、例えばMOS−FET等の半導体スイッチング素子からなり、それぞれ制御回路60から供給されるバースト調光用パルスとしての4つの制御信号GS1、GS2、GS3、GS4によって制御されて、オン・オフのスイッチング動作を行う。各スイッチング素子は、例えば、制御信号のレベルがHIGHになるとオンとなり、LOWになるとオフとなる。このスイッチング動作により出力端子N1、N2の間に高周波数の交流電流が流れる。
変圧器24は、1次コイルL1と2次コイルL2とからなる。1次コイルL1の両端は、インバータ回路22の出力端子N1,N2に接続されている。2次コイルL2の一端は、バラストコンデンサC1を介して放電灯Lの電極E1に接続されており、他端は、基準電位G2に接続されている。インバータ回路22から1次コイルL1に入力された電圧は、変圧されて2次コイルL2から放電灯Lに出力される。
整流回路30は、ダイオードD1,D2とを備えている。ダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードは、放電灯Lの電極E2に接続されている。また、ダイオードD1のカソードは、加算回路50の抵抗R1に接続されており、ダイオードD2のアノードは、基準電位G2に接続されている。電流がX1方向に流れるときには、電流がダイオードD1のカソードからそのまま出力され、一方、電流がX2方向に流れるときには、ダイオードD1の働きにより、電流がダイオードD1のカソードから出力されない。その結果、電極E2から出力された交流電流は、直流電流に整流され、加算回路50の抵抗R1に出力される。整流された直流電流の電圧への変換値を検出電圧Vaとする。検出電圧Vaが電流検出手段により検出された電流値に相当する。
台形波形発生回路40には、共にアナログ信号であるバースト調光指令値Vbと電流調光指令値Vcとが入力される。バースト調光指令値Vbは、放電灯Lを点滅させて輝度を調整するバースト調光における放電灯Lの点灯時間と消灯時間との時比率を規定する。電流調光指令値Vcは、所定期間に放電灯Lに流れることのできる最大電流値を規定する。後述するが、台形波形発生回路40は、バースト調光指令値Vbと電流調光指令値Vcとに基づき台形波信号TRを生成する。台形波信号TRは、加算回路50の抵抗R2に出力される。
加算回路50は、抵抗R1と抵抗R2とを備えている。前述したように、抵抗R1の一端は、ダイオードD1のカソードに接続されており、抵抗R2の一端は、台形波形発生回路40に接続されている。また、抵抗R1と抵抗R2の他端は、制御回路60に接続されている。加算回路50は、整流回路30から入力された検出電圧Vaと、台形波形発生回路40から入力された台形波信号TRとを加算し、制御回路60に出力する。
制御回路60は、積分回路61と、三角波発生回路62と、比較回路63と、制御信号発生回路64とを備えている。積分回路61は、オペアンプ611とコンデンサ612とを備えている。積分回路61は、加算回路50から入力された信号と、基準電圧Vrefとの差を積分する。三角波発生回路62は、本実施の形態では、60KHzの三角波を生成する。比較回路63は、コンパレータから構成されており、積分回路61によって積分された信号と、三角波発生回路62によって生成された三角波とを比較してPWMを出力する。制御信号発生回路64は、PWM信号に基づいて、4つの制御信号GS1、GS2、GS3、GS4を生成する。各制御信号GS1、GS2、GS3、GS4は、各スイッチ素子SW1、SW2、SW3、SW4のオン・オフを制御し、その結果、駆動回路20が放電灯Lに出力する電力量が制御される。
次に、図2から図10を用いて台形波形発生回路40の構成について詳細に説明する。図2に示すように、台形波形発生回路40は、増幅回路41、42と、A/Dコンバータ43と、デジタル回路44と、合成回路45とを備えている。増幅回路41は、オペアンプ411と、抵抗412、413、414とを備えており、バースト調光指令値Vbを増幅してVb’を出力する。増幅回路42は、オペアンプ421と、抵抗422、423、424とを備えており、電流調光指令値Vcを増幅してVc’を出力する。A/Dコンバータ43は、アナログ信号のバースト調光指令値Vb’を8ビットのデジタル信号Bへと変換する。デジタル回路44は、デジタル信号Bを時比率パルス信号Dへと変換する。
詳細には、図3(a)に示すように、デジタル回路44は、まず、外部のアナログ発振器等から入力される同期信号SYCの周期Tを内部クロックCLKでカウント(count)して算出する。本実施の形態においては、同期信号SYCの周波数を150Hz、内部クロックCLKの周波数を1MHzとする。続いて、図3(b)に示すように、内部クロックCLKのカウント数countと、その時のデジタル信号Bに対応するT×B×2ーnとを比較して時比率パルスDを生成する。nはA/Dコンバータ43のビット数であり、本実施の形態においては、n=8である。具体的には、T×B×2ーnがカウント数countよりも大きい場合には(S34:YES)、時比率パルスDを1とし(S35)、T×B×2ーnがカウント数countよりも小さい場合には(S34:NO)、時比率パルスDを0とする(S36)。このようにして、例えば、図4(a)に示すようなデジタル信号Bと図4(b)に示すような同期信号SYCがデジタル回路44に入力された場合には、図4の(c)に示すような時比率パルスDが生成される。
このように、本実施の形態においては、デジタル回路44に外部から同期信号SYCを入力することができるので、時比率パルスDの周波数を自由に設定することができる。また、デジタル回路44の内部クロックCLKの精度が悪くても、外部から入力する同期信号SYCの精度が良ければ、精度良くバースト調光を行うことができる。
なお、バースト調光指令値Vbにノイズが生じている場合がある。そのような場合には、デジタル回路44内にデジタルフィルタ(図示せず)を設け、A/Dコンバータ43からのデジタル信号Bをデジタルフィルタにより平均化することで、バースト調光指令値Vbからのノイズを抑制し、デジタル回路44の内部クロックCLK(1MHz)まで、時比率の分解能を上げることができる。
また、同期信号SYCをコンデンサの充放電によりインバータ制御回路内部で作る場合には、同期信号SYCのジッタにより周期Tが不安定になることがある。そのような場合には、図5に示すように、時比率パルスDを生成するために、周期Tの代わりに周期Tにデジタルフィルタをかけたデジタル値fTを計算に用いれば良い。
このようにして生成された時比率パルスDと、増幅回路42から出力された電流調光指令値Vc’との両方が合成回路45に入力される。合成回路45は、時比率パルスDと電流調光指令値Vc’を合成して台形波信号TRを生成する。
図6は、合成回路45の内部構成を示すブロック図である。合成回路45は、論理回路451を備えており、例えば、図7に示すように、台形波信号TRの上底がVmax、下底がVc’となるように時比率パルスDと電流調光指令値Vc’とにより変調された台形波形となる。また、合成回路45の出力段には、コンデンサC2が並列に接続されている。このコンデンサC2によりパルスの立ち上がり及び立下りが緩やかになり、台形状の台形波信号TRが生成されることとなる。
詳細には、図8のタイムチャートに示すように、論理回路451の端子H1、H2、I1、I2に流れる電流との関係でTRが生成される。論理回路451は、端子H1、H2への入力に基づき、端子I1、I2から制御信号を出力する。どの条件で端子I1、端子I2に電流が流れるかは、論理回路451によって規定される。端子I1に電流が流れるとコンデンサC2が充電されるのでTRは増加し、端子I2に電流が流れるとコンデンサC2が放電するのでTRは減少する。端子I1、I2共に電流が流れない場合には、TRは一定となる。図7に示すように、TRが低いときには管電流が多く流れ、TRが高いときには管電流が少なくなるので、TRが台形波ならば管電流の包絡線も台形状になる。台形波信号TRの下底はVcを反転及びレベルシフトしたVc’になるので、電流調光指令値Vcによって台形状の管電流の最大値が規定される。
このように、台形波信号TRの下底は、電流調光指令値Vcにより規定される。更に、後段の加算回路50で、台形波信号TRと、電流検出手段たる整流回路30により検出された電流値とを加算することによって、最大電流値は、台形波信号TRの下底により規定される。また、台形波信号TRの傾きは、コンデンサC2により形成されるため、コンデンサC2の容量を変化させるだけで、台形波信号TRの傾きを容易に変化させることができる。従って、管電流の増減の傾きが容易に設定可能となる。
図9は、論理回路451による台形波信号TR生成のフローチャートである。図9を参照しながら台形波信号TRの生成について説明する。図9においては、各端子H1、H2、I1、I2に電流が流れる場合には、”1”、流れない場合には、”0”とする。
まず、時比率Dが1か否かを判定する(S91)。時比率Dが1の場合には(S91:YES)、端子H2が0か否かを判定する(S92)。端子H2が0の場合には(S92=YES)、端子I1=0、端子I2=1として台形波信号TRを減少させ(S93)、再びS91に戻る。
一方、端子H2が1の場合には(S92=NO)、端子I1=0、端子I2=0として台形波信号TRを一定とし(S94)、続いて、時比率Dが1か否かを判定する(S95)。時比率Dが1の場合には(S95:YES)、再びS95に戻り、時比率Dが1か否かを判定する。一方、時比率Dが0の場合には(S95=NO)、端子H1が0か否かを判定する(S96)。また、S91で時比率Dが0の場合にも(S91=NO)、S96で端子H1が0か否かの判定をする。
端子H1が0の場合には(S96=YES)、端子I1=1、端子I2=0と決定し、台形波信号TRを増加させ(S97)、再びS91に戻る。一方、端子H1が1の場合には(S96=NO)、端子I1=0、端子I2=0と決定し(S98)、続いて、時比率Dが1か否かを判定する(S99)。時比率Dが0の場合には(S99:NO)、再びS99に戻り、時比率Dが1か否かを判定する。一方、時比率Dが1の場合には(S99:YES)、S92で端子H2が0か否かを判定する。
図7は、上記フローチャートに基づき得られる台形波信号TRの一例のタイムチャートである。台形波信号TRの上底がVmax、下底がVc’となっており、台形波信号TRの上底と下底との差に応じた電流が放電灯Lに流れる管電流として表れている。台形波信号TRが台形状であるため、管電流の急峻な立ち上がりが防止されている。これにより、変圧器24の音鳴りを低減することができる。
上記説明したように、本実施の形態による放電灯点灯装置10は、放電灯Lに供給される駆動電力が、整流回路30によって整流された検出電圧Vaに基づいて継続的に制御されるため、放電灯Lを常に所望の輝度で点灯させることができ、更に、管電流のオーバーシュートも防止することができる。
また、台形波発生回路40により、バースト調光と電流調光とを併用することができるため、バースト調光の時比率が10%〜100%までの全ての範囲で安定した管電流波形を作ることができる。また、台形波発生回路40にコンデンサC2を備えることで、管電流波形に傾きを持たせることができるため、変圧器24の音鳴りを軽減させることができる。更に、バースト調光指令値Vb及び電流調光値Vcを電圧値で設定することができるため、外部からの自由な設定が可能となる。
尚、本発明の放電灯点灯装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施の形態による放電灯点灯装置10は、放電灯Lの一方の電極E1のみから駆動電力を供給する片側駆動方式であったが、放電灯Lの両方の電極E1、E2から駆動電力を供給する両側駆動でも良い。
本実施の形態による放電灯点灯装置10の回路図 本実施の形態による台形波形発生回路40の回路図 本実施の形態のデジタル回路44による周期Tの算出を示すフローチャート 本実施の形態のデジタル回路44による時比率パルスDの生成を示すフローチャート 本実施の形態のデジタル回路44による時比率パルスDの生成を示すタイムチャート 本実施の形態のデジタル回路44による時比率パルスDの生成の変更例を示すフローチャート 本実施の形態の合成回路45の内部構成を示すブロック図 本実施の形態の合成回路45で生成される台形波信号TRと管電流との関係を示すタイムチャート 本実施の形態の合成回路45による台形波信号TRの生成を示すタイムチャート 本実施の形態の論理回路451による台形波信号TRの生成を示すフローチャート
符号の説明
10 放電灯点灯装置
20 駆動回路
30 整流回路
40 台形波形発生回路
50 加算回路
60 制御回路

Claims (5)

  1. 放電灯を点灯するための放電灯点灯装置であって、
    前記放電灯に駆動電力を供給する駆動回路と、
    前記放電灯に流れる電流値を継続的に検出する電流検出手段と、
    前記放電灯を点滅させて輝度を調整するバースト調光における前記放電灯の点灯時間と消灯時間との時比率を規定するバースト調光指令値と、所定期間に前記放電灯に流れることのできる最大電流値を規定する電流調光指令値との両方に基づいて台形波形信号を生成する波形信号生成回路と、
    前記電流検出手段により検出された電流値と、前記台形波形信号の電流値とを加算する加算回路と、
    前記加算回路から出力された出力値を積分する積分回路と、
    前記積分回路から出力された出力値と所定の三角波とを比較して前記バースト調光指令値と前記電流調光指令値を反映した駆動パルスを生成し、前記駆動パルスを前記駆動回路に供給して前記駆動電力を制御する制御手段と、を備えた放電灯点灯装置であって、
    前記台形波形信号は、前記バースト調光指令値により前記放電灯に流れる電流値がゼロとなる期間に対応する上底と、前記電流調光指令値により前記上底との間の振幅が変調される下底と、前記上底と前記下底とを接続する立ち上がり部及び立ち下がり部とを有しており、前記制御手段は、前記立ち上がり部及び立ち下がり部に相当する期間も前記駆動電力を制御することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記波形信号生成回路は、コンデンサを備えており、前記台形波形の立ち上がりは、前記コンデンサにより規定されることを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記バースト調光指令値と前記電流調光指令値とは、共にアナログ信号であることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記波形生成回路は、更に、
    前記バースト調光指令値をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、
    同期信号に基づいて前記デジタル信号を時比率パルスに変換するデジタル回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記デジタル回路は、更に、前記デジタル信号を平均化するデジタルフィルタを備えたことを特徴とする請求項4に記載の放電灯点灯装置。
JP2006011184A 2006-01-19 2006-01-19 放電灯点灯装置 Expired - Fee Related JP4017647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011184A JP4017647B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006011184A JP4017647B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 放電灯点灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007194073A JP2007194073A (ja) 2007-08-02
JP4017647B2 true JP4017647B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=38449603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006011184A Expired - Fee Related JP4017647B2 (ja) 2006-01-19 2006-01-19 放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4017647B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101897239A (zh) * 2007-12-14 2010-11-24 皇家飞利浦电子股份有限公司 可调光发光设备
JP6252121B2 (ja) 2013-01-07 2017-12-27 セイコーエプソン株式会社 放電ランプ点灯装置、放電ランプ点灯方法、及びプロジェクター
CN114373662B (zh) * 2021-12-31 2023-12-26 核工业西南物理研究院 一种应用在微波激励源的可调节波形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007194073A (ja) 2007-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4627320B2 (ja) インバータおよびその制御回路、ならびにそれらを用いた発光装置および液晶テレビ
JP4513376B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置及び照明器具
US7768806B2 (en) Mixed-code DC/AC inverter
US7291990B2 (en) Discharge lamp lighting circuit
JP5340719B2 (ja) 発光素子の制御回路、それを用いた発光装置、ならびに液晶ディスプレイ装置
US20030234762A1 (en) Light emission control device, backlight device, liquid crystal display apparatus, liquid crystal monitor and liquid crystal television
JPH0946198A (ja) パルス幅変調制御回路
JP4017647B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4971782B2 (ja) 放電灯点灯装置および画像表示装置
JP4091312B2 (ja) 放電灯の点灯装置の交流バラストおよび放電灯の交流点灯装置並びに該点灯装置を使用した光源装置
JPH10174459A (ja) 圧電トランスの制御方法及び駆動回路
JP3262014B2 (ja) 圧電トランスインバータ装置
JP3599570B2 (ja) 放電灯の輝度調整方法及び放電灯点灯装置
US7202611B2 (en) Discharge lamp lighting device
US20120104961A1 (en) Lighting device of discharge lamp and method of controlling lighting of discharge lamp
JP4453374B2 (ja) 高圧放電灯の点灯装置
JP2004355864A (ja) 放電灯点灯装置
JP4514118B2 (ja) 圧電トランス駆動回路及びそれを備えた冷陰極管点灯装置
JP4775003B2 (ja) 放電灯点灯装置及び画像表示装置
JP3448904B2 (ja) 調光用点灯装置
JP2004134176A (ja) 高圧放電灯の点灯装置およびそれを用いた電子機器
JP2006505918A (ja) 高圧放電灯を動作させるための回路装置
JP2005327661A (ja) 高圧放電灯の点灯装置およびそれを用いた電子機器
JPH11260586A (ja) 放電灯点灯装置
JP2011060703A (ja) ランプ点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees