JP4017050B2 - データ転送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリに記憶された多量の画像データ等を特殊なコマンドを用いてモジュール装置に転送するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に従来のデータ転送システムの構成例を示す。このデータ転送システムは、CPU(中央処理装置)10と、データを記憶するダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)40と、DRAM40にアドレス線56およびデータ線57で接続されDRAM40を制御するDRAMコントローラ30と、2つのモジュール装置2、2とを有していて、モジュール装置2およびモジュール装置2の夫々は、データ線52、制御線53、および、データ線54、制御線55を介してDRAMコントローラ30に接続されていると共に、データバス50およびアドレスバス51が各装置10、20、21、30に共通に接続されている。
【0003】
そして、DRAMコントローラ30は、制御線53を介して送受される制御信号を用いながらデータ線52を介して、モジュール装置20に対するデータの入出力を行うと共に、制御線55を介して送受される制御信号を用いながらデータ線54を介して、モジュール装置21に対するデータの入出力を行う。このように、DRAMコントローラとモジュール装置間の夫々において、制御線、データ線を設けた構成にして、DRAM40に記憶されているデータをモジュール装置に転送するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ転送システムによれば、モジュール装置にデータを転送する際には、モジュール固有のコマンド体系を用いて処理を行っていた。
【0005】
このため、複数のモジュール装置へのデータ転送の際には、夫々のモジュール装置に応じたコマンド体系を用いてデータ転送を行わなくてはならず、効率的なデータ転送が行えず、しかも、システム内の配線も複雑になっていてシステムのLSI化の支障になっていた。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、1つのコマンド体系で複数のモジュール装置にデータ転送可能な手段を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、仮想的な境界を有するメモリに記憶されている、前記境界を跨いだ画像データを転送するためのシステムであって、所定のデータ処理を行う1以上のモジュール装置と、前記1以上のモジュール装置と前記メモリとの間のデータの入出力を制御するメモリ制御装置とを有し、前記各装置が共通接続されると共に、前記メモリ制御装置のみがバスマスタとなるメモリバスを備え、且つ、前記1以上のモジュール装置の夫々は、前記画像データのXアドレスを記憶するXレジスタ及びYアドレスを記憶するYレジスタと、前記Xアドレス及びYアドレスのマーカーデータを格納するXアドレス用マーカーレジスタ及びYアドレス用マーカーレジスタと、デコード部と、を有するインタフェース部を備え、さらに、前記メモリバスは、データ転送要求処理、初期化処理、および、データ転送処理のうちの少なくとも1つの処理を実行するためのコマンドを転送可能なコマンドバスとデータを転送可能なデータバスとを含んでおり、前記デコード部は、前記データ転送処理を開始するときのXアドレス及びYアドレスを前記Xレジスタ及びYレジスタにセットするコマンドと、前記仮想的な境界で分けられた新しいページ領域のXアドレス及びYアドレスの開始値を前記マーカーデータとして前記Xアドレス用マーカーレジスタ及びYアドレス用マーカーレジスタにそれぞれセットするコマンドと、前記XレジスタのXアドレスをインクリメントするコマンドと、前記YレジスタのYアドレスをインクリメントするコマンドと、前記Xアドレス用マーカーレジスタのマーカーデータを前記Xレジスタにセットするコマンドと、前記Yアドレス用マーカーレジスタのマーカーデータを前記Yアドレスにセットするコマンドと、を含む専用プロトコルで制御されることを特徴とするデータ転送システム、である。
【0008】
これによれば、各装置がメモリバスに共通接続されていて、しかも、1つのコマンド体系でデータ転送要求処理、初期化処理、および、データ転送処理を実行可能であるので、メモリ制御装置が簡易なコマンドセットを用いてメモリに記憶されている大容量のデータを1度に複数の装置に転送することが可能となる。
【0010】
また、メモリバスは、コマンドを転送可能なコマンドバスとデータを転送可能なデータバスが備えられているので、データ転送と同時にコマンドを送ることができ、迅速なデータ転送を実現できる。
さらに、請求項に係る発明は、請求項において、前記インタフェース部は、前記コマンドバスで伝送されるコマンドをデコードして、デコード結果に対応する情報をモジュール装置内部に送ることを特徴とする。
【0011】
これによれば、インタフェース部がデコード処理を行ってモジュール装置内部に、動作制御を行うためのコントロール信号を生成させる機能を有するので、インタフェース部自体をモジュール毎に適合させて製造するだけで、各種のモジュル装置をメモリバスに接続することが容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るデータ転送システムの構成図である。
【0015】
このデータ転送システムは、図示しないROM等の記憶媒体に予め記述された手順にしたがった動作を行うCPU(中央処理装置)100と、複数のモジュール装置200、…、210(図1では理解の容易化のため2台のみ図示)と、画像データ等を記憶するためのダイナミックランダムアクセスメモリであるDRAM400と、このDRAM400とアドレス線401、データ線402を介して接続され、DRAM400と各装置間との間のデータ転送処理を行うDRAMコントローラ300とを有している。
【0016】
さらに、DRAMコントローラ300のみがバスマスタとなるメモリバス(RBUS)には、RバスI/F110、RバスI/F201、RバスI/F211、および、RバスI/F310の夫々によって、CPU(中央処理装置)100、モジュール装置200、モジュール装置210、DRAMコントローラ300が接続されている。
【0017】
また、RBUSは、データ転送用バス(データバス)であるRDAT、データ転送に関するコマンドの転送用バス(コマンドバス)であるRCMD、および、図示しないクロック供給部から供給されるクロックを伝送するバスであるRCLKを含んでなる。したがって、メモリバスは、コマンドバスとデータバスを含んでいるので、データ転送と同時にコマンドを送ることができ、迅速なデータ転送を実現できる。そして、RBUSは、このバスに接続される装置間におけるデータの伝送が専用プロトコルで制御されるように構成されている。
【0018】
図3は、RバスI/Fの構成を示しており、この明細書中では特に説明に必要なもののみを記載して理解の容易化を図る。図3に示すように、RバスI/Fは、RDATを介して授受するデータを変換するデータ変換部600と、RCMDを介して授受するコマンドをデコードし、デコード結果に対応するコントロール信号を生成するデコード部610と、現在の2次元アドレスを記憶するXレジスタ611、Yレジスタ612と、後に説明する2種類のマーカーレジスタMX613、MY614とを有していて、RCLKを介して供給されるクロックを装置内部の必要箇所に供給可能となっている。なお、611〜614からは、2次元のアドレス値(アドレスX、アドレスY)が出力されるようになっている。
【0019】
データ変換部600が行うデータ変換としては、例えば16ビットデータを8ビットデータにするビット長変換やデータのアクセス方向を双方向(読み込みおよび書込)から単方向(読み込みのみ)にするデータアクセス方向の変換等が挙げられる。また、デコード部610によって生成されるコントロール信号は、装置内部の所定箇所に送られ、装置がコントロール信号に応じた動作を行うようになっている。コントロール信号には、自身のモジュールに対するRBUSの有効期間を示す信号、リード/ライト信号、モジュール内部のバッファ、レジスタのアドレス信号等が含まれる。このように、RバスI/Fがデコード処理を行ってモジュール装置内部に、動作制御を行うためのコントロール信号を生成させる機能を有するので、インタフェース部自体をモジュール毎に適合させて製造するだけで、各種のモジュール装置をメモリバスに接続することが容易となる。
【0020】
また、このシステムではRCMDを介してコマンドが授受されそのフォーマットは、図4に示すように、4ビットのオペコードとRDAT上のデータがバイト(「0」)であるかワード(「1」)であるかを示す1ビットのバイトビットと6ビットのオペランドとからなっていて、図5、図6に示すような各種のコマンドが伝送可能になっている。
【0021】
さて、モジュール装置200がDRAM400内に記憶されているデータの読み出しを要求し、そのデータをDRAMコントローラ300がモジュール装置200に転送する場合の動作について説明する。
【0022】
まず、DRAMコントローラ300は、一度サービスを開始したDRAMのデータ転送が終了する毎に、RCMD上にAREQ(Ask for REQuest:DRAMサービス・リクエスト要求)コマンドを発行し、夫々のモジュール装置からのDRAMデータ転送サービスの要求を受け付ける(DRAMサービス・リクエスト要求)。
【0023】
次に、DRAMデータの読み出し要求のあるモジュール装置200は、RCMD上のAREQコマンドを受信すると、即座に、AREQコマンドと同じクロック・サイクル内にRDAT上の予め割り当てられた1ビットをアサートする(DRAMサービス・リクエスト)。
【0024】
次に、DRAMコントローラ300は、RDATの状態をモニターし、夫々のモジュール装置からのDRAMデータ転送サービス要求状態を把握する。そして、DRAMデータ転送サービス要求のあったモジュール装置のうちで最もサービス・プライオリティの高いモジュール装置200へのDRAMデータ転送サービスを次のDRAMデータ転送サービスとして選択することを決定する。なお、サービス・プライオリティは予め設定しておけばよく、この実施の形態ではモジュール装置200のサービス・プライオリティが最も高い場合を想定している。
【0025】
そこで、DRAMコントローラ300は、モジュール装置200に対して、DRAMデータ転送サービス要求が受理されたことを通知するために、次のクロックサイクルで、モジュール装置200からのDRAMデータ転送サービス要求IDをオペランドとしたTXID(Transmitt ID: サービス開始ID送信)コマンドを発行する。なお、DRAMデータ転送サービス要求IDは、各モジュール装置に対して予め設定しておく(DRAMサービスID通知)。なお、(DRAMサービス・リクエスト要求)、(DRAMサービス・リクエスト)、(DRAMサービスID通知)がデータ転送要求処理に対応する。
【0026】
次のDRAMデータ転送サービスを選択したDRAMコントローラ300は、DRAM400内の所望のデータをリードするためにメモリアクセス動作を開始する。DRAMコントローラ300は、DRAMからのリード・データが読み出されるまでのアクセスタイムを使用して、モジュール装置200の入力バッファ(図示せず)に対する初期アドレス設定等をSETX(Xアドレス設定)コマンド、SETY(Yアドレス設定)コマンド等を用いて実行する。
【0027】
DRAM400からデータリードが開始されると、DRAMデータはRDAT上で転送される。このDRAMデータ転送に同期して、RCMDを用いDRAMアクセスのアドレッシング・シーケンス・コマンド(図6中のINCXからSETMYまでのコマンドを指す)を転送する。
【0028】
具体的には、INCX(Xアドレス・インクリメント)コマンド、INCY(Yアドレス・インクリメント)コマンド、SETX(マーカーXアドレス設定)コマンド、SETY(マーカーYアドレス設定)コマンド、GMX(マーカーXアドレス・ジャンプ)コマンド、GMY(マーカーYアドレス・ジャンプ)コマンド等をデータ転送と同期して使用することにより、DRAMのページ単位のあらゆるアクセスアドレスシーケンスを表現できる(DRAMデータ転送)。なお、この(DRAMデータ転送)がデータ転送処理に対応し、そのうち特に、前記初期アドレス設定が初期化処理に対応する。
【0029】
ここで、具体的なコマンドを用いたアドレス・シーケンス動作について特定のシーンを想定してさらに詳細に説明する。
DRAM400には、画像データ等が記憶されている場合には、ページ、バンク等のデータ記憶上の仮想的な境界が存在し、これらの境界をまたいだデータのリード/ライトアクセスを行う場合には、DRAMコントローラ300は通常のサイクル以外の付加サイクルが必要となる。そのため、ページ境界をまたいだアクセスであるバーストアクセスを行う場合には、データ転送速度を高速化するため、データアクセス順序を最適化して、ページ境界をまたぐページブレークの発生回数を減少させる必要がある。
【0030】
例えば、縦3画素、横3画素(1画素は1つのアドレスを占める)の3×3ブロック内にページ境界が存在しない場合には、図7(ページブレイクの無い場合のアクセス順序)に示すようなデータアクセス順序になるが、ページ境界が存在する場合には、ページブレーク回数を減らす目的で、例えば図8に示すような順序でデータアクセスを行う必要がある。バーストアクセス毎にページ境界の位置は任意であるため、アドレッシングデータコマンドはあらゆるデータアクセス順序に対応できる必要がある。
【0031】
図8のアクセス順序をアドレッシングシーケンスの例として、アドレッシングシーケンスコマンドを用いた、DRAM400からの、DRAMコントローラ300によるモジュール装置200へのデータアクセスについて説明する。
【0032】
前述のデータ転送処理後、DRAMコントローラ300は、DRAM400内の3×3ブロックのデータを読み出すためのメモリアクセス動作を開始する。
DRAMコントローラ300は、DRAM400へのリードコマンド発行後、データがリードされるまでのアクセスサイクルの間に、モジュール装置200内のバッファのうちの、アクセスポインタ(X,Y)とマーカー(MX,MY)を0として初期化する。
【0033】
具体的には、「Opcode;SETX,Operand;x=0」なるコマンドによって、オペランドの値x=0が、RバスI/F201内のXレジスタ、MXレジスタにセットされる。また、「Opcode;SETY,Operand;y=0」なるコマンドによって、オペランドの値y=0が、RバスI/F201内のYレジスタ、MYレジスタにセットされる。
【0034】
次に、DRAM400からの読み出しデータ(図8「0」で図示)に同期して、DRAMコントローラ300は、次の読み出しデータ(図8「1」で図示)のアドレッシングを示すINCXコマンドをRCMD上に発行する。
【0035】
具体的には、「Opcode;INCX,Operand;dx=1」なるコマンドによって、次の読み出しデータ(図8「1」で図示)を格納するアドレッシング情報として、RバスI/F201内のXレジスタには1インクリメントされた値、Yレジスタにはそのままの値がセットされる。
【0036】
次に、DRAM400からの読み出しデータ(図8「1」で図示)に同期して、DRAMコントローラ300は、次の読み出しデータ(図8「2」で図示)のアドレッシングを示すINCYコマンドをRCMD上に発行する。
【0037】
具体的には、「Opcode;INCY,Operand;dy=1」なるコマンドによって、次の読み出しデータ(図8「2」で図示)を格納するアドレッシング情報として、RバスI/F201内のXレジスタにはマーカーMX=0の値、Yレジスタには1インクリメントされた値がセットされる。
【0038】
次に、DRAM400からの読み出しデータ(図8「2」で図示)に同期して、DRAMコントローラ300は、次の読み出しデータ(図8「3」で図示)のアドレッシングを示すINCXコマンドをRCMD上に発行する。
【0039】
具体的には、「Opcode;INCX,Operand;dx=1」なるコマンドによって、次の読み出しデータ(図8「2」で図示)を格納するアドレッシング情報として、RバスI/F201内のXレジスタには1インクリメントした値、Yレジスタにはそのままの値がセットされる。
【0040】
次に、DRAM400からの読み出しデータ(図8「3」で図示)に同期して、DRAMコントローラ300は、次の読み出しデータ(図8「4」で図示)のアドレッシングを示すGMYコマンドをRCMD上に発行する。
【0041】
具体的には、「Opcode;GMY,Operand;dx=1」なるコマンドによって、次の読み出しデータ(図8「4」で図示)を格納するアドレッシング情報として、RバスI/F201内のXレジスタには1インクリメントした値、YレジスタにはマーカーMY=0の値がセットされる。
【0042】
次に、DRAMコントローラ300は、読み出しデータ(図8「4」で図示)をアクセスするが、ここでページ境界をまたぐため、データが読み出されるまでにアクセスサイクルが発生する。このアクセスサイクルの間にマーカーMXをセットする。
【0043】
具体的には、「Opcode;SETMX,GMY,Operand;「─」」なるコマンドによって、次のページ境界をアクセスするための準備として、マーカーMXに、新しいページ領域のアクセスアドレスの開始値をセットする。
【0044】
次に、DRAM400からの読み出しデータ(図8「4」で図示)に同期して、DRAMコントローラ300は、次の読み出しデータ(図8「5」で図示)のアドレッシングを示すINCYコマンドをRCMD上に発行する。
【0045】
具体的には、「Opcode;INCY,Operand;「─」」なるコマンドによって、次の読み出しデータ(図8「5」で図示)を格納するアドレッシング情報として、RバスI/F201内のXレジスタにはマーカーMXの値、Yレジスタには1インクリメントした値がセットされる。
【0046】
次に、DRAM400からの読み出しデータ(図8「5」で図示)に同期して、DRAMコントローラ300は、次の読み出しデータ(図8「6」で図示)のアドレッシングを示すINCYコマンドをRCMD上に発行する。
【0047】
具体的には、「Opcode;INCY,Operand;dy=1」なるコマンドによって、次の読み出しデータ(図8「6」で図示)を格納するアドレッシング情報として、RバスI/F201内のXレジスタにはマーカーMXの値、Yレジスタには1インクリメントした値がセットされる。
【0048】
次に、DRAMコントローラ300は、読み出しデータ(図8「6」で図示)をアクセスするが、ここでページ境界をまたぐため、データが読み出されるまでにアクセスサイクルが発生する。このアクセスサイクルの間にアクセスポインタとして機能するXとマーカーMXをセットする。
【0049】
具体的には、「Opcode;SETX,Operand;x=0」なるコマンドによって、次のページ領域のアクセスするための準備として、RバスI/F201内のXレジスタとマーカーMXの値を、新たなページ領域のアクセスアドレスの開始値にセットする。
【0050】
次に、DRAM400からの読み出しデータ(図8「6」で図示)に同期して、DRAMコントローラ300は、次の読み出しデータ(図8「7」で図示)のアドレッシングを示すINCXコマンドをRCMD上に発行する。
【0051】
具体的には、「Opcode;INCX,Operand;dx=1」なるコマンドによって、次の読み出しデータ(図8「7」で図示)を格納するアドレッシング情報として、RバスI/F201内のXレジスタには1インクリメントした値、Yレジスタにはそのままの値がセットされる。
【0052】
次に、DRAM400からの読み出しデータ(図8「7」で図示)に同期して、DRAMコントローラ300は、次の読み出しデータ(図8「8」で図示)のアドレッシングを示すINCXコマンドをRCMD上に発行する。
【0053】
具体的には、「Opcode;INCX,Operand;dx=1」なるコマンドによって、次の読み出しデータ(図8「8」で図示)を格納するアドレッシング情報として、RバスI/F201内のXレジスタには1インクリメントした値、Yレジスタにはそのままの値がセットされる。
【0054】
次に、DRAMコントローラ300は、読み出しデータ(図8「8」で図示)をアクセスするが、ここでページ境界をまたいだアクセスが行われるので、データが読み出されるまでにアクセスサイクルが発生する。このアクセスサイクルの間にマーカーMXをセットする。
【0055】
具体的には、「Opcode;SETMX,Operand;「−」」なるコマンドによって、次のページ領域をアクセスするための準備として、RバスI/F201内のマーカーMXの値を、新たなページ領域のアクセスアドレスの開始値にセットする。
【0056】
次に、DRAM400からの読み出しデータ(図8「8」で図示)に同期して、DRAMコントローラ300は、リードデータの終了を示すTXDONEコマンドをRCMD上に発行する。
【0057】
具体的には、「Opcode;TXDONE,Operand;dx=1」」なるコマンドによって、データ転送終了が示される。
このように、最後に、DRAMコントローラ300は、DRAMデータ転送サービスの終了に同期して、TXDONE(転送終了)コマンドを発行し、1つのDRAM転送サービスが終了する(DRAMデータ転送終了)。
【0058】
以上のようにして、簡易なコマンドセットを用いて大容量のDRAMデータ転送が迅速に行える。このように、DRAMコントローラ300がRBUSのバスマスタとなって、簡易なコマンドセットを用いて、CPU100、モジュール装置200、…、210の制御動作を行い、DRAM400に記憶されているデータを一度に複数の装置に対して転送することが可能となる。
【0059】
さらに、RBUSがデータ転送専用プロトコルで制御されるので、CPU100、モジュール装置200、…、210とDRAM400との間の大容量(ページ単位の画像データ等)のデータ転送が容易となる。
【0060】
また、この実施の形態では、各モジュール装置はRBUSに対してデータ転送要求を行うことができるが、CPU100も同じくRBUSに接続されているので、CPU100も他のモジュール装置と同様に、専用プロトコルを用いてRBUSを使用してデータ転送要求を行うことができ、もって、CPU100も含めた全てのモジュールが同じプロトコルでデータ転送処理可能となる。
【0061】
以上説明してきたように、1以上のモジュール装置200、…、210、および、DRAMコントローラ300を共通接続すると共に、DRAMコントローラ300のみがバスマスタとなるようにRBUSを設けておき、さらに、RBUSが、データ転送要求処理、初期化処理、および、データ転送処理のうちの少なくとも1つの処理を実行するためのコマンドを転送可能な専用プロトコルで制御されるようにしておいて、いずれかのモジュール装置が、1以上のコマンドを用いて、DRAM400に記憶されているデータをアクセスすることによって、簡易なコマンドセットを用いてメモリに記憶されている大容量のデータを1度に複数の装置に転送することが可能となる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、簡易なコマンドセットを用いてメモリに記憶されている大容量のデータを1度に複数の装置に転送することが可能となる。
【0063】
また、メモリバスは、コマンドを転送可能なコマンドバスとデータを転送可能なデータバスとを含むから、データ転送と同時にコマンドを送ることができ、迅速なデータ転送を実現できる。
さらに、請求項に係る発明によれば、インタフェース部自体をモジュール毎に適合させて製造するだけで、各種のモジュール装置をメモリバスに接続することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ転送システムの構成図である。
【図2】従来のデータ転送システムの構成図である。
【図3】RバスI/Fの構成図である。
【図4】コマンドのフォーマットの説明図である。
【図5】コマンドの説明図である。
【図6】コマンドの説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の説明図である。
【符号の説明】
100 CPU(中央処理装置)
110 RバスI/F
120 GバスI/F
200 モジュール装置
201 RバスI/F
202 GバスI/F
210 モジュール装置
211 RバスI/F
212 GバスI/F
300 DRAMコントローラ
310 RバスI/F
320 GバスI/F
400 DRAM
401 アドレス線
402 データ線
600 データ変換部
610 デコード部
611 Xレジスタ
612 Yレジスタ
613 MX(マーカー)
614 MY(マーカー)

Claims (2)

  1. 仮想的な境界を有するメモリに記憶されている、前記境界を跨いだ画像データを転送するためのシステムであって、
    所定のデータ処理を行う1以上のモジュール装置と、前記1以上のモジュール装置と前記メモリとの間のデータの入出力を制御するメモリ制御装置とを有し、
    前記各装置が共通接続されると共に、前記メモリ制御装置のみがバスマスタとなるメモリバスを備え、且つ、前記1以上のモジュール装置の夫々は、前記画像データのXアドレスを記憶するXレジスタ及びYアドレスを記憶するYレジスタと、前記Xアドレス及びYアドレスのマーカーデータを格納するXアドレス用マーカーレジスタ及びYアドレス用マーカーレジスタと、デコード部と、を有するインタフェース部を備え、
    さらに、前記メモリバスは、データ転送要求処理、初期化処理、および、データ転送処理のうちの少なくとも1つの処理を実行するためのコマンドを転送可能なコマンドバスとデータを転送可能なデータバスとを含んでおり、
    前記デコード部は、前記データ転送処理を開始するときのXアドレス及びYアドレスを前記Xレジスタ及びYレジスタにセットするコマンドと、
    前記仮想的な境界で分けられた新しいページ領域のXアドレス及びYアドレスの開始値を前記マーカーデータとして前記Xアドレス用マーカーレジスタ及びYアドレス用マーカーレジスタにそれぞれセットするコマンドと、
    前記XレジスタのXアドレスをインクリメントするコマンドと、
    前記YレジスタのYアドレスをインクリメントするコマンドと、
    前記Xアドレス用マーカーレジスタのマーカーデータを前記Xレジスタにセットするコマンドと、
    前記Yアドレス用マーカーレジスタのマーカーデータを前記Yレジスタにセットするコマンドと、を含む専用プロトコルで制御されることを特徴とするデータ転送システム。
  2. 請求項において、前記インタフェース部は、前記コマンドバスで伝送されるコマンドをデコードして、デコード結果に対応する情報をモジュール装置内部に送ることを特徴とするデータ転送システム。
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