JPH11161596A - データ転送システムおよびメモリアクセス方法 - Google Patents

データ転送システムおよびメモリアクセス方法

Info

Publication number
JPH11161596A
JPH11161596A JP32879897A JP32879897A JPH11161596A JP H11161596 A JPH11161596 A JP H11161596A JP 32879897 A JP32879897 A JP 32879897A JP 32879897 A JP32879897 A JP 32879897A JP H11161596 A JPH11161596 A JP H11161596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
command
bus
memory
data transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32879897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4017050B2 (ja
Inventor
Sachihiro Noguchi
祥宏 野口
Nikura Didie
ニクラ ディディエ
Kuniyuki Nakayama
邦幸 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP32879897A priority Critical patent/JP4017050B2/ja
Publication of JPH11161596A publication Critical patent/JPH11161596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4017050B2 publication Critical patent/JP4017050B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】1つのコマンド体系で複数のモジュール装置に
データ転送可能な手段を提供する。 【解決手段】複数のモジュール装置200、…、210
と、各モジュール装置とDRAM400との間のデータ
の入出力を制御するDRAMコントローラ300とを有
し、各装置が共通接続されると共に、DRAMコントロ
ーラ300のみがバスマスタとなるRBUSを備え、さ
らに、このRBUSは、データ転送要求処理、初期化処
理、および、データ転送処理のうちの少なくとも1つの
処理を実行するためのコマンドを転送可能な専用プロト
コルで制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリに記憶され
た多量の画像データ等を特殊なコマンドを用いてモジュ
ール装置に転送するためのシステムおよびメモリに記憶
されたデータのアクセス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来のデータ転送システムの構成
例を示す。このデータ転送システムは、CPU(中央処
理装置)10と、データを記憶するダイナミックランダ
ムアクセスメモリ(DRAM)40と、DRAM40に
アドレス線56およびデータ線57で接続されDRAM
40を制御するDRAMコントローラ30と、2つのモ
ジュール装置21、22とを有していて、モジュール装
置21およびモジュール装置22の夫々は、データ線5
2、制御線53、および、データ線54、制御線55を
介してDRAM30に接続されていると共に、データバ
ス50およびアドレスバス51が各装置10、20、2
1、30に共通に接続されている。
【0003】そして、DRAMコントローラ30は、制
御線53を介して送受される制御信号を用いながらデー
タ線52を介して、モジュール装置20に対するデータ
の入出力を行うと共に、制御線55を介して送受される
制御信号を用いながらデータ線54を介して、モジュー
ル装置21に対するデータの入出力を行う。このよう
に、DRAMコントローラとモジュール装置間の夫々に
おいて、制御線、データ線を設けた構成にして、DRA
M40に記憶されているデータをモジュール装置に転送
するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ転送システムによれば、モジュール装置にデータ
を転送する際には、モジュール固有のコマンド体系を用
いて処理を行っていた。
【0005】このため、複数のモジュール装置へのデー
タ転送の際には、夫々のモジュール装置に応じたコマン
ド体系を用いてデータ転送を行わなくてはならず、効率
的なデータ転送が行えず、しかも、システム内の配線も
複雑になっていてシステムのLSI化の支障になってい
た。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、1つのコマンド
体系で複数のモジュール装置にデータ転送可能な手段を
提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、メモリに記憶されているデ
ータを転送するためのシステムであって、所定のデータ
処理を行う1以上のモジュール装置と、前記1以上のモ
ジュール装置と前記メモリとの間のデータの入出力を制
御するメモリ制御装置とを有し、前記各装置が共通接続
されると共に、前記メモリ制御装置のみがバスマスタと
なるメモリバスを備え、さらに、前記メモリバスは、デ
ータ転送要求処理、初期化処理、および、データ転送処
理のうちの少なくとも1つの処理を実行するためのコマ
ンドを転送可能な専用プロトコルで制御されることを特
徴とするデータ転送システムである。
【0008】これによれば、各装置がメモリバスに共通
接続されていて、しかも、1つのコマンド体系でデータ
転送要求処理、初期化処理、および、データ転送処理を
実行可能であるので、メモリ制御装置が簡易なコマンド
セットを用いてメモリに記憶されている大容量のデータ
を1度に複数の装置に転送することが可能となる。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
おいて、前記メモリバスは、コマンドを転送可能なコマ
ンドバスとデータを転送可能なデータバスとを含んでな
ることを特徴とする。
【0010】これによれば、コマンドバスとデータバス
が備えられているので、データ転送と同時にコマンドを
送ることができ、迅速なデータ転送を実現できる。さら
に、請求項3に係る発明は、請求項2において、前記1
以上のモジュール装置の夫々は、前記コマンドバスで伝
送されるコマンドをデコードして、デコード結果に対応
する情報をモジュール装置内部に送るインタフェース部
を備えることを特徴とする。
【0011】これによれば、インタフェース部がデコー
ド処理を行ってモジュール装置内部に、動作制御を行う
ためのコントロール信号を生成させる機能を有するの
で、インタフェース部自体をモジュール毎に適合させて
製造するだけで、各種のモジュル装置をメモリバスに接
続することが容易となる。
【0012】さらにまた、本発明の他の態様である請求
項4に係る発明は、メモリに記憶されているデータをア
クセスする方法であって、 所定のデータ処理を行う1
以上のモジュール装置、および、前記1以上のモジュー
ル装置と前記メモリとの間のデータの入出力を制御する
メモリ制御装置の各装置が共通接続されると共に、前記
メモリ制御装置のみがバスマスタとなるようにメモリバ
スを設けておき、さらに、前記メモリバスが、データ転
送要求処理、初期化処理、および、データ転送処理のう
ちの少なくとも1つの処理を実行するためのコマンドを
転送可能な専用プロトコルで制御されるようにしておい
て、いずれかのモジュール装置が、1以上のコマンドを
用いて、前記メモリに記憶されているデータをアクセス
することを特徴とするメモリアクセス方法である。
【0013】これによっても、各装置がメモリバスに共
通接続されていて、しかも、1つのコマンド体系でデー
タ転送要求処理、初期化処理、および、データ転送処理
を実行可能であるので、メモリ制御装置が簡易なコマン
ドセットを用いてメモリに記憶されている大容量のデー
タを1度に複数の装置に転送することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に
係るデータ転送システムの構成図である。
【0015】このデータ転送システムは、図示しないR
OM等の記憶媒体に予め記述された手順にしたがった動
作を行うCPU(中央処理装置)100と、複数のモジ
ュール装置200、…、210(図1では理解の容易化
のため2台のみ図示)と、画像データ等を記憶するため
のダイナミックランダムアクセスメモリであるDRAM
400と、このDRAM400とアドレス線401、デ
ータ線402を介して接続され、DRAM400と各装
置間との間のデータ転送処理を行うDRAMコントロー
ラ300とを有している。
【0016】さらに、DRAMコントローラ300のみ
がバスマスタとなるメモリバス(RBUS)には、Rバ
スI/F110、RバスI/F201、RバスI/F2
11、および、RバスI/F310の夫々によって、C
PU(中央処理装置)100、モジュール装置200、
モジュール装置210、DRAMコントローラ300が
接続されている。
【0017】また、RBUSは、データ転送用バス(デ
ータバス)であるRDAT、データ転送に関するコマン
ドの転送用バス(コマンドバス)であるRCMD、およ
び、図示しないクロック供給部から供給されるクロック
を伝送するバスであるRCLKを含んでなる。したがっ
て、メモリバスは、コマンドバスとデータバスを含んで
いるので、データ転送と同時にコマンドを送ることがで
き、迅速なデータ転送を実現できる。そして、RBUS
は、このバスに接続される装置間におけるデータの伝送
が専用プロトコルで制御されるように構成されている。
【0018】図3は、RバスI/Fの構成を示してお
り、この明細書中では特に説明に必要なもののみを記載
して理解の容易化を図る。図3に示すように、RバスI
/Fは、RDATを介して授受するデータを変換するデ
ータ変換部600と、RCMDを介して授受するコマン
ドをデコードし、デコード結果に対応するコントロール
信号を生成するデコード部610と、現在の2次元アド
レスを記憶するXレジスタ611、Yレジスタ612
と、後に説明する2種類のマーカーレジスタMX61
3、MY614とを有していて、RCLKを介して供給
されるクロックを装置内部の必要箇所に供給可能となっ
ている。なお、611〜614からは、2次元のアドレ
ス値(アドレスX、アドレスY)が出力されるようにな
っている。
【0019】データ変換部600が行うデータ変換とし
ては、例えば16ビットデータを8ビットデータにする
ビット長変換やデータのアクセス方向を双方向(読み込
みおよび書込)から単方向(読み込みのみ)にするデー
タアクセス方向の変換等が挙げられる。また、デコード
部610によって生成されるコントロール信号は、装置
内部の所定箇所に送られ、装置がコントロール信号に応
じた動作を行うようになっている。コントロール信号に
は、自身のモジュールに対するRBUSの有効期間を示
す信号、リード/ライト信号、モジュール内部のバッフ
ァ、レジスタのアドレス信号等が含まれる。このよう
に、RバスI/Fがデコード処理を行ってモジュール装
置内部に、動作制御を行うためのコントロール信号を生
成させる機能を有するので、インタフェース部自体をモ
ジュール毎に適合させて製造するだけで、各種のモジュ
ール装置をメモリバスに接続することが容易となる。
【0020】また、このシステムではRCMDを介して
コマンドが授受されそのフォーマットは、図4に示すよ
うに、4ビットのオペコードとRDAT上のデータがバ
イト(「0」)であるかワード(「1」)であるかを示
す1ビットのバイトビットと6ビットのオペランドとか
らなっていて、図5、図6に示すような各種のコマンド
が伝送可能になっている。
【0021】さて、モジュール装置200がDRAM4
00内に記憶されているデータの読み出しを要求し、そ
のデータをDRAMコントローラ300がモジュール装
置200に転送する場合の動作について説明する。
【0022】まず、DRAMコントローラ300は、一
度サービスを開始したDRAMのデータ転送が終了する
毎に、RCMD上にAREQ(Ask for REQuest:DRA
Mサービス・リクエスト要求)コマンドを発行し、夫々
のモジュール装置からのDRAMデータ転送サービスの
要求を受け付ける(DRAMサービス・リクエスト要
求)。
【0023】次に、DRAMデータの読み出し要求のあ
るモジュール装置200は、RCMD上のAREQコマ
ンドを受信すると、即座に、AREQコマンドと同じク
ロック・サイクル内にRDAT上の予め割り当てられた
1ビットをアサートする(DRAMサービス・リクエス
ト)。
【0024】次に、DRAMコントローラ300は、R
DATの状態をモニターし、夫々のモジュール装置から
のDRAMデータ転送サービス要求状態を把握する。そ
して、DRAMデータ転送サービス要求のあったモジュ
ール装置のうちで最もサービス・プライオリティの高い
モジュール装置200へのDRAMデータ転送サービス
を次のDRAMデータ転送サービスとして選択すること
を決定する。なお、サービス・プライオリティは予め設
定しておけばよく、この実施の形態ではモジュール装置
200のサービス・プライオリティが最も高い場合を想
定している。
【0025】そこで、DRAMコントローラ300は、
モジュール装置200に対して、DRAMデータ転送サ
ービス要求が受理されたことを通知するために、次のク
ロックサイクルで、モジュール装置200からのDRA
Mデータ転送サービス要求IDをオペランドとしたTX
ID(Transmitt ID: サービス開始ID送信)コマンド
を発行する。なお、DRAMデータ転送サービス要求I
Dは、各モジュール装置に対して予め設定しておく(D
RAMサービスID通知)。なお、(DRAMサービス
・リクエスト要求)、(DRAMサービス・リクエス
ト)、(DRAMサービスID通知)がデータ転送要求
処理に対応する。
【0026】次のDRAMデータ転送サービスを選択し
たDRAMコントローラ300は、DRAM400内の
所望のデータをリードするためにメモリアクセス動作を
開始する。DRAMコントローラ300は、DRAMか
らのリード・データが読み出されるまでのアクセスタイ
ムを使用して、モジュール装置200の入力バッファ
(図示せず)に対する初期アドレス設定等をSETX
(Xアドレス設定)コマンド、SETY(Yアドレス設
定)コマンド等を用いて実行する。
【0027】DRAM400からデータリードが開始さ
れると、DRAMデータはRDAT上で転送される。こ
のDRAMデータ転送に同期して、RCMDを用いDR
AMアクセスのアドレッシング・シーケンス・コマンド
(図6中のINCXからSETMYまでのコマンドを指
す)を転送する。
【0028】具体的には、INCX(Xアドレス・イン
クリメント)コマンド、INCY(Yアドレス・インク
リメント)コマンド、SETX(マーカーXアドレス設
定)コマンド、SETY(マーカーYアドレス設定)コ
マンド、GMX(マーカーXアドレス・ジャンプ)コマ
ンド、GMY(マーカーYアドレス・ジャンプ)コマン
ド等をデータ転送と同期して使用することにより、DR
AMのページ単位のあらゆるアクセスアドレスシーケン
スを表現できる(DRAMデータ転送)。なお、この
(DRAMデータ転送)がデータ転送処理に対応し、そ
のうち特に、前記初期アドレス設定が初期化処理に対応
する。
【0029】ここで、具体的なコマンドを用いたアドレ
ス・シーケンス動作について特定のシーンを想定してさ
らに詳細に説明する。DRAM400には、画像データ
等が記憶されている場合には、ページ、バンク等のデー
タ記憶上の仮想的な境界が存在し、これらの境界をまた
いだデータのリード/ライトアクセスを行う場合には、
DRAMコントローラ300は通常のサイクル以外の付
加サイクルが必要となる。そのため、ページ境界をまた
いだアクセスであるバーストアクセスを行う場合には、
データ転送速度を高速化するため、データアクセス順序
を最適化して、ページ境界をまたぐページブレークの発
生回数を減少させる必要がある。
【0030】例えば、縦3画素、横3画素(1画素は1
つのアドレスを占める)の3×3ブロック内にページ境
界が存在しない場合には、図7(ページブレイクの無い
場合のアクセス順序)に示すようなデータアクセス順序
になるが、ページ境界が存在する場合には、ページブレ
ーク回数を減らす目的で、例えば図8に示すような順序
でデータアクセスを行う必要がある。バーストアクセス
毎にページ境界の位置は任意であるため、アドレッシン
グデータコマンドはあらゆるデータアクセス順序に対応
できる必要がある。
【0031】図8のアクセス順序をアドレッシングシー
ケンスの例として、アドレッシングシーケンスコマンド
を用いた、DRAM400からの、DRAMコントロー
ラ300によるモジュール装置200へのデータアクセ
スについて説明する。
【0032】前述のデータ転送処理後、DRAMコント
ローラ300は、DRAM400内の3×3ブロックの
データを読み出すためのメモリアクセス動作を開始す
る。DRAMコントローラ300は、DRAM400へ
のリードコマンド発行後、データがリードされるまでの
アクセスサイクルの間に、モジュール装置200内のバ
ッファのうちの、アクセスポインタ(X,Y)とマーカ
ー(MX,MY)を0として初期化する。
【0033】具体的には、「Opcode;SETX,
Operand;x=0」なるコマンドによって、オペ
ランドの値x=0が、RバスI/F201内のXレジス
タ、MXレジスタにセットされる。また、「Opcod
e;SETY,Operand;y=0」なるコマンド
によって、オペランドの値y=0が、RバスI/F20
1内のYレジスタ、MYレジスタにセットされる。
【0034】次に、DRAM400からの読み出しデー
タ(図8「0」で図示)に同期して、DRAMコントロ
ーラ300は、次の読み出しデータ(図8「1」で図
示)のアドレッシングを示すINCXコマンドをRCM
D上に発行する。
【0035】具体的には、「Opcode;INCX,
Operand;dx=1」なるコマンドによって、次
の読み出しデータ(図8「1」で図示)を格納するアド
レッシング情報として、RバスI/F201内のXレジ
スタには1インクリメントされた値、Yレジスタにはそ
のままの値がセットされる。
【0036】次に、DRAM400からの読み出しデー
タ(図8「1」で図示)に同期して、DRAMコントロ
ーラ300は、次の読み出しデータ(図8「2」で図
示)のアドレッシングを示すINCYコマンドをRCM
D上に発行する。
【0037】具体的には、「Opcode;INCY,
Operand;dy=1」なるコマンドによって、次
の読み出しデータ(図8「2」で図示)を格納するアド
レッシング情報として、RバスI/F201内のXレジ
スタにはマーカーMX=0の値、Yレジスタには1イン
クリメントされた値がセットされる。
【0038】次に、DRAM400からの読み出しデー
タ(図8「2」で図示)に同期して、DRAMコントロ
ーラ300は、次の読み出しデータ(図8「3」で図
示)のアドレッシングを示すINCXコマンドをRCM
D上に発行する。
【0039】具体的には、「Opcode;INCX,
Operand;dx=1」なるコマンドによって、次
の読み出しデータ(図8「2」で図示)を格納するアド
レッシング情報として、RバスI/F201内のXレジ
スタには1インクリメントした値、Yレジスタにはその
ままの値がセットされる。
【0040】次に、DRAM400からの読み出しデー
タ(図8「3」で図示)に同期して、DRAMコントロ
ーラ300は、次の読み出しデータ(図8「4」で図
示)のアドレッシングを示すGMYコマンドをRCMD
上に発行する。
【0041】具体的には、「Opcode;GMY,O
perand;dx=1」なるコマンドによって、次の
読み出しデータ(図8「4」で図示)を格納するアドレ
ッシング情報として、RバスI/F201内のXレジス
タには1インクリメントした値、Yレジスタにはマーカ
ーMY=0の値がセットされる。
【0042】次に、DRAMコントローラ300は、読
み出しデータ(図8「4」で図示)をアクセスするが、
ここでページ境界をまたぐため、データが読み出される
までにアクセスサイクルが発生する。このアクセスサイ
クルの間にマーカーMXをセットする。
【0043】具体的には、「Opcode;SETM
X,GMY,Operand;「─」」なるコマンドに
よって、次のページ境界をアクセスするための準備とし
て、マーカーMXに、新しいページ領域のアクセスアド
レスの開始値をセットする。
【0044】次に、DRAM400からの読み出しデー
タ(図8「4」で図示)に同期して、DRAMコントロ
ーラ300は、次の読み出しデータ(図8「5」で図
示)のアドレッシングを示すINCYコマンドをRCM
D上に発行する。
【0045】具体的には、「Opcode;INCY,
Operand;「─」」なるコマンドによって、次の
読み出しデータ(図8「5」で図示)を格納するアドレ
ッシング情報として、RバスI/F201内のXレジス
タにはマーカーMXの値、Yレジスタには1インクリメ
ントした値がセットされる。
【0046】次に、DRAM400からの読み出しデー
タ(図8「5」で図示)に同期して、DRAMコントロ
ーラ300は、次の読み出しデータ(図8「6」で図
示)のアドレッシングを示すINCYコマンドをRCM
D上に発行する。
【0047】具体的には、「Opcode;INCY,
Operand;dy=1」なるコマンドによって、次
の読み出しデータ(図8「6」で図示)を格納するアド
レッシング情報として、RバスI/F201内のXレジ
スタにはマーカーMXの値、Yレジスタには1インクリ
メントした値がセットされる。
【0048】次に、DRAMコントローラ300は、読
み出しデータ(図8「6」で図示)をアクセスするが、
ここでページ境界をまたぐため、データが読み出される
までにアクセスサイクルが発生する。このアクセスサイ
クルの間にアクセスポインタとして機能するXとマーカ
ーMXをセットする。
【0049】具体的には、「Opcode;SETX,
Operand;x=0」なるコマンドによって、次の
ページ領域のアクセスするための準備として、RバスI
/F201内のXレジスタとマーカーMXの値を、新た
なページ領域のアクセスアドレスの開始値にセットす
る。
【0050】次に、DRAM400からの読み出しデー
タ(図8「6」で図示)に同期して、DRAMコントロ
ーラ300は、次の読み出しデータ(図8「7」で図
示)のアドレッシングを示すINCXコマンドをRCM
D上に発行する。
【0051】具体的には、「Opcode;INCX,
Operand;dx=1」なるコマンドによって、次
の読み出しデータ(図8「7」で図示)を格納するアド
レッシング情報として、RバスI/F201内のXレジ
スタには1インクリメントした値、Yレジスタにはその
ままの値がセットされる。
【0052】次に、DRAM400からの読み出しデー
タ(図8「7」で図示)に同期して、DRAMコントロ
ーラ300は、次の読み出しデータ(図8「8」で図
示)のアドレッシングを示すINCXコマンドをRCM
D上に発行する。
【0053】具体的には、「Opcode;INCX,
Operand;dx=1」なるコマンドによって、次
の読み出しデータ(図8「8」で図示)を格納するアド
レッシング情報として、RバスI/F201内のXレジ
スタには1インクリメントした値、Yレジスタにはその
ままの値がセットされる。
【0054】次に、DRAMコントローラ300は、読
み出しデータ(図8「8」で図示)をアクセスするが、
ここでページ境界をまたいだアクセスが行われるので、
データが読み出されるまでにアクセスサイクルが発生す
る。このアクセスサイクルの間にマーカーMXをセット
する。
【0055】具体的には、「Opcode;SETM
X,Operand;「−」」なるコマンドによって、
次のページ領域をアクセスするための準備として、Rバ
スI/F201内のマーカーMXの値を、新たなページ
領域のアクセスアドレスの開始値にセットする。
【0056】次に、DRAM400からの読み出しデー
タ(図8「8」で図示)に同期して、DRAMコントロ
ーラ300は、リードデータの終了を示すTXDONE
コマンドをRCMD上に発行する。
【0057】具体的には、「Opcode;TXDON
E,Operand;dx=1」」なるコマンドによっ
て、データ転送終了が示される。このように、最後に、
DRAMコントローラ300は、DRAMデータ転送サ
ービスの終了に同期して、TXDONE(転送終了)コ
マンドを発行し、1つのDRAM転送サービスが終了す
る(DRAMデータ転送終了)。
【0058】以上のようにして、簡易なコマンドセット
を用いて大容量のDRAMデータ転送が迅速に行える。
このように、DRAMコントローラ300がRBUSの
バスマスタとなって、簡易なコマンドセットを用いて、
CPU100、モジュール装置200、…、201の制
御動作を行い、DRAM400に記憶されているデータ
を一度に複数の装置に対して転送することが可能とな
る。
【0059】さらに、RBUSがデータ転送専用プロト
コルで制御されるので、CPU100、モジュール装置
200、…、201とDRAM400との間の大容量
(ページ単位の画像データ等)のデータ転送が容易とな
る。
【0060】また、この実施の形態では、各モジュール
装置はRBUSに対してデータ転送要求を行うことがで
きるが、CPU100も同じくRBUSに接続されてい
るので、CPU100も他のモジュール装置と同様に、
専用プロトコルを用いてRBUSを使用してデータ転送
要求を行うことができ、もって、CPU100も含めた
全てのモジュールが同じプロトコルでデータ転送処理可
能となる。
【0061】以上説明してきたように、1以上のモジュ
ール装置200、…、210、および、DRAMコント
ローラ300を共通接続すると共に、DRAMコントロ
ーラ300のみがバスマスタとなるようにRBUSを設
けておき、さらに、RBUSが、データ転送要求処理、
初期化処理、および、データ転送処理のうちの少なくと
も1つの処理を実行するためのコマンドを転送可能な専
用プロトコルで制御されるようにしておいて、いずれか
のモジュール装置が、1以上のコマンドを用いて、DR
AM400に記憶されているデータをアクセスすること
によって、簡易なコマンドセットを用いてメモリに記憶
されている大容量のデータを1度に複数の装置に転送す
ることが可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、簡易なコマンドセットを用いてメモリに記
憶されている大容量のデータを1度に複数の装置に転送
することが可能となる。
【0063】また、請求項2に係る発明によれば、デー
タ転送と同時にコマンドを送ることができ、迅速なデー
タ転送を実現できる。さらに、請求項3に係る発明によ
れば、インタフェース部自体をモジュール毎に適合させ
て製造するだけで、各種のモジュル装置をメモリバスに
接続することが容易となる。
【0064】さらにまた、請求項4に係る発明によって
も、簡易なコマンドセットを用いてメモリに記憶されて
いる大容量のデータを1度に複数の装置に転送すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ転送システム
の構成図である。
【図2】従来のデータ転送システムの構成図である。
【図3】RバスI/Fの構成図である。
【図4】コマンドのフォーマットの説明図である。
【図5】コマンドの説明図である。
【図6】コマンドの説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の説明図である。
【符号の説明】
100 CPU(中央処理装置) 110 RバスI/F 120 GバスI/F 200 モジュール装置 201 RバスI/F 202 GバスI/F 210 モジュール装置 211 RバスI/F 212 GバスI/F 300 DRAMコントローラ 310 RバスI/F 320 GバスI/F 400 DRAM 401 アドレス線 402 データ線 600 データ変換部 610 デコード部 611 Xレジスタ 612 Yレジスタ 613 MX(マーカー) 614 MY(マーカー)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに記憶されているデータを転送す
    るためのシステムであって、 所定のデータ処理を行う1以上のモジュール装置と、前
    記1以上のモジュール装置と前記メモリとの間のデータ
    の入出力を制御するメモリ制御装置とを有し、 前記各装置が共通接続されると共に、前記メモリ制御装
    置のみがバスマスタとなるメモリバスを備え、さらに、 前記メモリバスは、 データ転送要求処理、初期化処理、および、データ転送
    処理のうちの少なくとも1つの処理を実行するためのコ
    マンドを転送可能な専用プロトコルで制御されることを
    特徴とするデータ転送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記メモリバスは、コマンドを転送可能なコマンドバス
    とデータを転送可能なデータバスとを含んでなることを
    特徴とするデータ転送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記1以上のモジュール装置の夫々は、前記コマンドバ
    スで伝送されるコマンドをデコードして、デコード結果
    に対応する情報をモジュール装置内部に送るインタフェ
    ース部を備えることを特徴とするデータ転送システム。
  4. 【請求項4】 メモリに記憶されているデータをアクセ
    スする方法であって、 所定のデータ処理を行う1以上のモジュール装置、およ
    び、前記1以上のモジュール装置と前記メモリとの間の
    データの入出力を制御するメモリ制御装置の各装置が共
    通接続されると共に、前記メモリ制御装置のみがバスマ
    スタとなるようにメモリバスを設けておき、さらに、 前記メモリバスが、データ転送要求処理、初期化処理、
    および、データ転送処理のうちの少なくとも1つの処理
    を実行するためのコマンドを転送可能な専用プロトコル
    で制御されるようにしておいて、 いずれかのモジュール装置が、1以上のコマンドを用い
    て、前記メモリに記憶されているデータをアクセスする
    ことを特徴とするメモリアクセス方法。
JP32879897A 1997-11-28 1997-11-28 データ転送システム Expired - Lifetime JP4017050B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32879897A JP4017050B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 データ転送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32879897A JP4017050B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 データ転送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11161596A true JPH11161596A (ja) 1999-06-18
JP4017050B2 JP4017050B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=18214233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32879897A Expired - Lifetime JP4017050B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 データ転送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4017050B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4017050B2 (ja) 2007-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4716525A (en) Peripheral controller for coupling data buses having different protocol and transfer rates
US4799199A (en) Bus master having burst transfer mode
JPH0554144B2 (ja)
JPH04363746A (ja) Dma機能を有するマイクロコンピュータシステム
EP0653712A1 (en) System and method for connecting a short word length memory to a wider address/data bus
JP2000020451A (ja) 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
JPS6111873A (ja) 16ビツトマイクロプロセツサによる8ビツトおよび16ビツトの各周辺装置へのアクセス方法
JPH06301644A (ja) データ転送方法
JPH11161596A (ja) データ転送システムおよびメモリアクセス方法
JP3768561B2 (ja) 多重プロセッサシステム
JPH11161594A (ja) データ転送システム
JP2546574B2 (ja) グラフィック情報処理システム
US6651152B1 (en) Microcomputer including download circuit controlling data download to plurality of memories
JPH11161597A (ja) データ転送システムおよびデータ転送システムの試験方法
JPH0689247A (ja) データ通信及び処理システム並びにデータ通信処理方法
JPH11161593A (ja) データ転送システムおよびデータ転送システムの試験方法
JPH11175396A (ja) メモリアクセス制御装置及び記憶媒体
JPH05224843A (ja) 印刷装置の制御方法
JP3207329B2 (ja) バスコントローラおよびバス転送方法
JPH06274450A (ja) データ転送システム
JPH05173936A (ja) データ転送処理装置
JPH09269890A (ja) エンディアン変換方式
JPS61184655A (ja) デ−タ転送方式
JPH0329021A (ja) プリンタサーバ
JPH1145209A (ja) プログラム転送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

EXPY Cancellation because of completion of term