JP4016760B2 - 組合せ色情報算出装置及び組合せ色情報算出方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータシステムに係り、特に、組合せ色情報算出装置及び組合せ色情報算出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、細かな網点の面積比率で色を表現する網点印刷では、色再現範囲の向上やデザインの指定色を出すために、プロセス印刷における色の4原色であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、K(ブラック)の網点の面積比率の調節だけではなく、印刷業者などが独自に準備した複数の基本色及びそれら基本色を組合せた特色のインキを複数用いて網点の面積比率を変化させて、基本色及び特色による組合せ色を表現し、印刷を行う場合がある。例えば飲料缶に印刷するためのインキでは特色は500色程度の色数があるが、印刷する図柄などをデザイナーの指示通りに正確に表現するには500色程度の色数では足りないため、特色をさらに網点で重ね合わせて組合せた組合せ色を作り出して印刷を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、色の4原色であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、K(ブラック)で網点の面積比率を変化させた場合の色予測が、伝統的に利用される色見本チャートにより判断できるのに対して、上述の特色のインキを複数用いて網点の面積比率を変化させて組合せ色の色を表現する方法では、特色の網点の面積比率による膨大な数の組合せ色がどのような色になるかの予測が出来ない。
そこでこの発明は、選出した複数の特色の網点の面積比率によって表現できる組合せ色の色が、元の特色毎の分光反射率から予測できる機能を備えた、組合せ色情報算出装置及び組合せ色情報算出方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、複数の基本色の分光反射率と、前記基本色から選出した1色または複数の色を組合せた色からなる複数の特色の分光反射率と、印刷対象物の印刷面の色の分光反射率と、を保持する色情報データベースと、複数の前記特色の選択とその各特色の網点印刷における網点の面積比率と前記印刷対象物の選択を受け付ける入力手段と、前記入力手段が受け付けた特色毎の分光反射率と前記印刷対象物の印刷面の色の分光反射率を前記色情報データベースから読み出して、各特色の分光反射率から各特色の三刺激値を算出し、前記印刷対象物の印刷面の色の分光反射率から前記印刷対象物の印刷面の色の三刺激値を算出し、さらに前記各特色の分光反射率に基づいて、その各特色が重なった時の色の三刺激値を全ての重なりの組合せに関して算出する三刺激値算出手段と、前記三刺激値算出手段で求めた各三刺激値から、前記入力手段で受け付けた各特色を前記面積比率で網点印刷した組合せ色の三刺激値を算出し、前記組合せ色の三刺激値から前記組合せ色の光原色のRGB値を算出する出力色情報算出手段と、前記出力色情報算出手段が算出した光原色のRGB値の色を表示する出力手段と、を備えた組合せ色情報算出装置において、前記色情報データベースで記憶する基本色が、マンセル表色系の10色相の有彩色における色相毎に選出される1つまたは2つの色、もしくは、前記マンセル表色系の10色相のうちの1つの色相において色が選出されない場合には色が選出されない色相に隣接する色相から選出される1つないし2つの色の有彩色と白と黒とメジュームを測定した分光反射率で示される色の3つの無彩色で構成された色であることを特徴とする組合せ色情報算出装置である。
【0005】
上述の構成によれば、入力手段が複数の前記特色の選択とその各特色の網点印刷における網点の面積比率と前記印刷対象物の選択を受け付ける。そして、三刺激値算出手段が入力手段の受け付けた特色毎の分光反射率と印刷対象物の印刷面の色の分光反射率を色情報データベースから読み出して、各特色の分光反射率から各特色の三刺激値を算出し、印刷対象物の印刷面の色の分光反射率から前記印刷対象物の印刷面の色の三刺激値を算出し、さらに各特色の分光反射率に基づいて、その各特色が重なった時の色の三刺激値を全ての重なりの組合せに関して算出する。また、出力色情報算出手段が三刺激値算出手段で求めた各三刺激値から、入力手段で受け付けた各特色を前記面積比率で網点印刷した組合せ色の三刺激値を算出し、前記組合せ色の三刺激値から前記組合せ色の光源色を算出する。そして、出力手段が出力色情報算出手段の算出した光源色の色をモニタなどに表示する。これにより、選出した複数の特色の網点の面積比率によって表現できる組合せ色の色を、実際に印刷対象物に印刷を行うことなく予測することができる。
【0006】
また本発明は、上述の組合せ色情報算出装置において、前記特色が、前記基本色から、1:有彩色1色のみ、2:無彩色1色のみ、3:有彩色1色+無彩色1色の組合せ、4:有彩色1色+無彩色2色の組合せ、5:有彩色1色+無彩色3色の組合せ、6:有彩色2色の組合せ、7:無彩色2色の組合せ、8:有彩色2色+無彩色1色の組合せ、9:有彩色2色+無彩色2色の組合せ、10:有彩色2色+無彩色3色の組合せ、11:有彩色3色の組合せ、12:無彩色3色の組合せ、13:有彩色3色+無彩色1色の組合せ、14:有彩色3色+無彩色2色の組合せ、15:有彩色3色+無彩色3色の組合せ、16:有彩色4色の組合せ、17:有彩色4色+無彩色1色の組合せ、18:有彩色4色+無彩色2色の組合せ、19:有彩色4色+無彩色3色の組合せ、の1〜19の選択手法により構成される各色であることを特徴とする。
【0007】
また本発明は、色情報データベースに複数の基本色の分光反射率と、前記基本色から選出した1色または複数の色を組合せた色からなる複数の特色の分光反射率と、印刷対象物の印刷面の色の分光反射率とを保持し、複数の前記特色の選択とその各特色の網点印刷における網点の面積比率と前記印刷対象物の選択を受け付ける入力過程と、前記入力過程で受け付けた特色毎の分光反射率と前記印刷対象物の印刷面の色の分光反射率を前記色情報データベースから読み出して、各特色の分光反射率から各特色の三刺激値を算出し、前記印刷対象物の印刷面の色の分光反射率から前記印刷対象物の印刷面の色の三刺激値を算出し、さらに前記各特色の分光反射率に基づいて、その各特色が重なった時の色の三刺激値を全ての重なりの組合せに関して算出する三刺激値算出過程と、前記三刺激値算出過程で求めた各三刺激値から、前記入力過程で受け付けた各特色を前記面積比率で網点印刷した組合せ色の三刺激値を算出し、前記組合せ色の三刺激値から前記組合せ色の光原色のRGB値を算出する出力色情報算出過程と、前記出力色情報算出過程で算出した光原色のRGB値の色を表示する出力過程と、を有する組合せ色情報算出装置において、前記色情報データベースで記憶する基本色が、マンセル表色系の10色相の有彩色における色相毎に選出される1つまたは2つの色、もしくは、前記マンセル表色系の10色相のうちの1つの色相において色が選出されない場合には色が選出されない色相に隣接する色相から選出される1つないし2つの色の有彩色と白と黒とメジュームを測定した分光反射率で示される色の3つの無彩色で構成された色であることを特徴とする組合せ色情報算出方法である。
【0008】
また本発明は、上述の組合せ色情報算出方法において、前記特色が、前記基本色から、1:有彩色1色のみ、2:無彩色1色のみ、3:有彩色1色+無彩色1色の組合せ、4:有彩色1色+無彩色2色の組合せ、5:有彩色1色+無彩色3色の組合せ、6:有彩色2色の組合せ、7:無彩色2色の組合せ、8:有彩色2色+無彩色1色の組合せ、9:有彩色2色+無彩色2色の組合せ、10:有彩色2色+無彩色3色の組合せ、11:有彩色3色の組合せ、12:無彩色3色の組合せ、13:有彩色3色+無彩色1色の組合せ、14:有彩色3色+無彩色2色の組合せ、15:有彩色3色+無彩色3色の組合せ、16:有彩色4色の組合せ、17:有彩色4色+無彩色1色の組合せ、18:有彩色4色+無彩色2色の組合せ、19:有彩色4色+無彩色3色の組合せ、の1〜19の選択手法により構成される各色であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による組合せ色情報算出装置を図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による組合せ色情報算出装置の構成を示す概略ブロック図である。この図において符号1は組合せ色情報算出装置である。そして組合せ色情報算出装置1において、符合11は複数の基本色の分光反射率を保持し、また、複数の基本色を組合せた特色の分光反射率を特色毎に保持し、また、網点印刷を行う印刷対象物の印刷面の色の分光反射率を保持している色情報データベースである。ここで、分光反射率とは色に連続する複数の波長の光を当てた場合の波長毎の反射率を示す数値である。
12はモニタ及びキーボード、マウスなどからなる入出力部(入力手段、出力手段)であり、キーボードまたはマウスにおいては色情報データベース11で保持する複数の特色の選択と、その特色の網点の面積比率と、印刷対象物の選択を外部のユーザなどより受け付ける。尚、ユーザは例えば印刷業者などであり、特色を組合せた組合せ色の色の予測を組合せ色情報算出装置1で行う。
13は入出力部12で受け付けた各特色の三刺激値を色情報データベース11に保持する特色毎の分光反射率から算出し、また、入出力部12で受け付けた複数の特色において2つの特色が重なり合った時の三刺激値を、色情報データベース11に保持する特色毎の分光反射率から算出し、また、入出力部12で受け付けた印刷対象物の印刷面の色の三刺激値を、色情報データベース11に保持する印刷対象物の印刷面の色の分光反射率から算出する三刺激値算出手段である。
また、14は入出力部12で受け付けた各特色の三刺激値と、入出力部12で受け付けた複数の特色において2つの特色が重なり合った時の三刺激値と、入出力部12で受け付けた印刷対象物の印刷面の色の三刺激値と、入出力部12で受け付けた特色毎の網点の面積比率から、入出力部12で受け付けた各特色を、同じく入出力部12で受け付けた網点の面積比率で組合せた組合せ色の三刺激値を算出し、その組合せ色の三刺激値からさらに光原色(R、G、B)を算出する出力色情報算出手段である。そして出力色情報算出手段14は算出した光原色を用いて、組合せ色の色を入出力部12のモニタなどに出力する。
また、15は基本色や特色や印刷対象物の印刷面の分光反射率を測定する分光光度計である。尚、印刷対象物の印刷面の色は、予め分光光度計15で印刷対象物の印刷面を測定することにより、分光反射率を色情報データベース11保持させる。
【0010】
尚、図1に示した各処理部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、各処理部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、各処理部の機能を実現する為のプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、上記メモリは、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組合せによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
【0011】
次に、本実施形態における基本色および特色の詳細について説明する。まず、基本色とは印刷を行う際の基となるインキの色である。そして、この基本色の複数の組合せで混合した色が特色である。
ここで基本色は、マンセル表色系の10色相(R(赤)、Y(黄)、G(緑)、B(青)、P(紫)の5主要色相と、それぞれの物理補色を中間にとったYG、GY、BG、PB、PRの10色相)の有彩色と、白と黒とメジュームの3つの無彩色から構成される。例えば、有彩色はマンセル表色系10色相の各色相において1つもしくは2つの基本色を選出するか、もしくは、ある1つの色相における色を基本色として選出しない場合には、その色相に隣接する色相から1つないし2つの色を基本色として選出すればよい。
【0012】
そして、これらの基本色の選出方法により、本実施形態においては、演色域が広く取れるような14色を基本色とする。以下に14色の基本色を示す。
1:C藍、2:C−2藍、3:G草、4:M牡丹、5:O2橙、6:R3赤、7:R6金赤、8:V紫、9:Y1青黄、10:Y2黄、11:Y4黄、12:W白、13:B黒、14:VICビクトリア。
以上の14色において1〜11は有彩色であり、12〜14は無彩色である。
【0013】
また、特色は上述の14色の基本色を以下の様に組合せる。
1:有彩色1色のみ
2:無彩色1色のみ
3:有彩色1色+無彩色1色の組合せ
4:有彩色1色+無彩色2色の組合せ
5:有彩色1色+無彩色3色の組合せ
6:有彩色2色の組合せ
7:無彩色2色の組合せ
8:有彩色2色+無彩色1色の組合せ
9:有彩色2色+無彩色2色の組合せ
10:有彩色2色+無彩色3色の組合せ
11:有彩色3色の組合せ
12:無彩色3色の組合せ
13:有彩色3色+無彩色1色の組合せ
14:有彩色3色+無彩色2色の組合せ
15:有彩色3色+無彩色3色の組合せ
16:有彩色4色の組合せ
17:有彩色4色+無彩色1色の組合せ
18:有彩色4色+無彩色2色の組合せ
19:有彩色4色+無彩色3色の組合せ
そして、基本色の1〜19の組合せに基づいて、マンセル表色系の色見本を作成できるだけの数の特色を基本色のインキを混合して作り出す。そして、各特色の分光反射率を分光光度計15で測定し、色情報データベース11で保持する。また、基本色の分光反射率も分光光度計15で測定し、色情報データベース11に記憶で保持する。
そして色情報データベース11は具体的には、特色もしくは基本色とその分光反射率を対応付けたテーブルを保持し、また、印刷対象物名称と、その印刷対象物の印刷面の色の分光反射率を対応付けて保持するテーブルを有している。
【0014】
次に、上述した組合せ色情報算出装置1の処理を図2を参照しながら詳細に説明する。図2は本実施形態における組合せ色情報算出装置1の処理を示すフローチャートである。
図2より、まず、入出力部12はモニタ上に特色のマンセル表色系に基づく色見本を提示し、ユーザから3つの特色(特色1、特色2、特色3)の選択を受け付け、また、網点印刷における各特色の網点の面積比率の入力を受け付ける。ここで特色1、特色2、特色3の網点における各面積比率をc、m、yとする。そして、また、網点印刷を行う印刷対象物の一覧を提示し、印刷対象物として金属板またはアルミ缶の選択を受け付ける(ステップS1)。
【0015】
次に、ユーザより特色の組合せの選択を受け付けた入出力部12は、受け付けた3つの特色と、各特色の網点印刷の網点における面積比率と、印刷対象物がアルミ缶であることを三刺激値算出手段13に伝える。そして、三刺激値算出手段13は、入出力部12より伝えられた各特色の分光反射率と、印刷対象物であるアルミ缶の印刷面の色の分光反射率を色情報データベース11から読み取る。そして三刺激値算出手段13は、各特色の分光反射率からその三刺激値を算出し、印刷対象物であるアルミ缶の印刷面の色の分光反射率からその三刺激値を算出し、また、入出力部12で受け付けた各特色が重なった時の色の三刺激値を全ての重なりの組合せに関して各特色の分光反射率から算出する(ステップS2)。
ここで特色1の三刺激値を(Xc、Yc、Zc)、特色2の三刺激値を(Xm、Ym、Zm)、特色3の三刺激値を(Xy、Yy、Zy)とする。また、特色が重なる部分は、特色2と特色3の重なる部分と、特色1と特色3が重なる部分と、特色1と特色2が重なる部分と、特色1、2、3が重なる部分であり、特色2と特色3が重なった部分の色の三刺激値を(XR、YR、ZR)、特色1と特色3が重なった部分の三刺激値を(XG、YG、ZG)、特色1と特色2が重なった部分を(XB、YB、ZB)、特色1と特色2と特色3が重なった部分の三刺激値を(XK、YK、ZK)、アルミ缶の印刷面の色の三刺激値を(XW、YW、ZW)とする。
尚、分光反射率から三刺激値を導き出す過程は公知の技術であるので、分光反射率から三刺激値を算出する数式は省略する。
【0016】
次に、出力色情報算出手段14が、ステップS2において三刺激値算出手段13の算出した各特色の三刺激値と、アルミ缶の印刷面の色の三刺激値と、特色が重なる部分の色の三刺激値により、ノイゲバウワーの方程式などを用いて、複数の特色が入出力部12で受け付けた網点の面積比率で網点印刷された場合の組合せ色の三刺激値(X、Y、Z)を算出する(ステップS3)。ノイゲバウワーの式は
【0017】
【数1】
【0018】
で表す事が出来る。
次に、出力色情報算出手段14は、算出した組合せ色の三刺激値(X、Y、Z)から光原色のR、G、Bの値を導き出す(ステップS4)。
そして、出力色情報算出手段14は算出した光原色のR、G、Bにより組合せ色を入出力部12のモニタなどに表示する(ステップS5)。
【0019】
尚、本実施形態においては入出力部12において直接にユーザより特色の選択や、各特色の網点の面積比率の入力や、印刷対象物の選択を受け付けているが、インターネットなどの通信ネットワークを介して、入出力部12がユーザより特色の選択や、各特色の網点の面積比率の入力や、印刷対象物の選択を受け付けても良い。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、入力手段が複数の前記特色の選択とその各特色の網点印刷における網点の面積比率と前記印刷対象物の選択を受け付ける。そして、三刺激値算出手段が入力手段の受け付けた特色毎の分光反射率と印刷対象物の印刷面の色の分光反射率を色情報データベースから読み出して、各特色の分光反射率から各特色の三刺激値を算出し、印刷対象物の印刷面の色の分光反射率から前記印刷対象物の印刷面の色の三刺激値を算出し、さらに各特色の分光反射率に基づいて、その各特色が重なった時の色の三刺激値を全ての重なりの組合せに関して算出する。また、出力色情報算出手段が三刺激値算出手段で求めた各三刺激値から、入出力手段で受け付けた各特色を前記面積比率で網点印刷した組合せ色の三刺激値を算出し、前記組合せ色の三刺激値から前記組合せ色の光原色を算出する。そして、出力手段が出力色情報算出手段の算出した光原色の色をモニタなどに表示する。これにより、選出した複数の特色の網点の面積比率によって表現できる組合せ色の色を、実際に印刷対象物に印刷を行うことなく予測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による組合せ色情報算出装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 本実施形態における組合せ色情報算出装置1の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 組合せ色情報算出装置
11 色情報データベース
12 入出力部
13 三刺激値算出手段
14 出力色情報算出手段
15 分光光度計
Claims (4)
- 複数の基本色の分光反射率と、前記基本色から選出した1色または複数の色を組合せた色からなる複数の特色の分光反射率と、印刷対象物の印刷面の色の分光反射率と、を保持する色情報データベースと、
複数の前記特色の選択とその各特色の網点印刷における網点の面積比率と前記印刷対象物の選択を受け付ける入力手段と、
前記入力手段が受け付けた特色毎の分光反射率と前記印刷対象物の印刷面の色の分光反射率を前記色情報データベースから読み出して、各特色の分光反射率から各特色の三刺激値を算出し、前記印刷対象物の印刷面の色の分光反射率から前記印刷対象物の印刷面の色の三刺激値を算出し、さらに前記各特色の分光反射率に基づいて、その各特色が重なった時の色の三刺激値を全ての重なりの組合せに関して算出する三刺激値算出手段と、
前記三刺激値算出手段で求めた各三刺激値から、前記入力手段で受け付けた各特色を前記面積比率で網点印刷した組合せ色の三刺激値を算出し、前記組合せ色の三刺激値から前記組合せ色の光原色のRGB値を算出する出力色情報算出手段と、
前記出力色情報算出手段が算出した光原色のRGB値の色を表示する出力手段と、を備えた組合せ色情報算出装置において、
前記色情報データベースで記憶する基本色が、マンセル表色系の10色相の有彩色における色相毎に選出される1つまたは2つの色、もしくは、前記マンセル表色系の10色相のうちの1つの色相において色が選出されない場合には色が選出されない色相に隣接する色相から選出される1つないし2つの色の有彩色と白と黒とメジュームを測定した分光反射率で示される色の3つの無彩色で構成された色である
ことを特徴とする組合せ色情報算出装置。 - 前記特色は、前記基本色から、
1:有彩色1色のみ
2:無彩色1色のみ
3:有彩色1色+無彩色1色の組合せ
4:有彩色1色+無彩色2色の組合せ
5:有彩色1色+無彩色3色の組合せ
6:有彩色2色の組合せ
7:無彩色2色の組合せ
8:有彩色2色+無彩色1色の組合せ
9:有彩色2色+無彩色2色の組合せ
10:有彩色2色+無彩色3色の組合せ
11:有彩色3色の組合せ
12:無彩色3色の組合せ
13:有彩色3色+無彩色1色の組合せ
14:有彩色3色+無彩色2色の組合せ
15:有彩色3色+無彩色3色の組合せ
16:有彩色4色の組合せ
17:有彩色4色+無彩色1色の組合せ
18:有彩色4色+無彩色2色の組合せ
19:有彩色4色+無彩色3色の組合せ
の1〜19の選択手法により構成される各色であることを特徴とする請求項1に記載の組合せ色情報算出装置。 - 色情報データベースに複数の基本色の分光反射率と、前記基本色から選出した1色または複数の色を組合せた色からなる複数の特色の分光反射率と、印刷対象物の印刷面の色の分光反射率とを保持し、
複数の前記特色の選択とその各特色の網点印刷における網点の面積比率と前記印刷対象物の選択を受け付ける入力過程と、
前記入力過程で受け付けた特色毎の分光反射率と前記印刷対象物の印刷面の色の分光反射率を前記色情報データベースから読み出して、各特色の分光反射率から各特色の三刺激値を算出し、前記印刷対象物の印刷面の色の分光反射率から前記印刷対象物の印刷面の色の三刺激値を算出し、さらに前記各特色の分光反射率に基づいて、その各特色が重なった時の色の三刺激値を全ての重なりの組合せに関して算出する三刺激値算出過程と、
前記三刺激値算出過程で求めた各三刺激値から、前記入力過程で受け付けた各特色を前記面積比率で網点印刷した組合せ色の三刺激値を算出し、前記組合せ色の三刺激値から前記組合せ色の光原色のRGB値を算出する出力色情報算出過程と、
前記出力色情報算出過程で算出した光原色のRGB値の色を表示する出力過程と、を有する組合せ色情報算出装置において、
前記色情報データベースで記憶する基本色が、マンセル表色系の10色相の有彩色における色相毎に選出される1つまたは2つの色、もしくは、前記マンセル表色系の10色相のうちの1つの色相において色が選出されない場合には色が選出されない色相に隣接する色相から選出される1つないし2つの色の有彩色と白と黒とメジュームを測定した分光反射率で示される色の3つの無彩色で構成された色である
ことを特徴とする組合せ色情報算出方法。 - 前記特色は、前記基本色から、
1:有彩色1色のみ
2:無彩色1色のみ
3:有彩色1色+無彩色1色の組合せ
4:有彩色1色+無彩色2色の組合せ
5:有彩色1色+無彩色3色の組合せ
6:有彩色2色の組合せ
7:無彩色2色の組合せ
8:有彩色2色+無彩色1色の組合せ
9:有彩色2色+無彩色2色の組合せ
10:有彩色2色+無彩色3色の組合せ
11:有彩色3色の組合せ
12:無彩色3色の組合せ
13:有彩色3色+無彩色1色の組合せ
14:有彩色3色+無彩色2色の組合せ
15:有彩色3色+無彩色3色の組合せ
16:有彩色4色の組合せ
17:有彩色4色+無彩色1色の組合せ
18:有彩色4色+無彩色2色の組合せ
19:有彩色4色+無彩色3色の組合せ
の1〜19の選択手法により構成される各色であることを特徴とする請求項3に記載の組合せ色情報算出方法。
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JP2004080257A (ja) | 2004-03-11 |
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