JP4015695B2 - タービンブレードの冷却 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、一般的にガスタービンエンジンの冷却に関する。より詳細には、本発明は、タービンブレードとノズルのようなエアフォイルの冷却に関する。
背景技術
高性能なガスタービンエンジンは、エンジン内の個々の部品の信頼性とサイクル寿命を保証するために、冷却用通路と冷却流れを必要とする。例えば、燃料に関する経済的な特性を改善するために、エンジンはエンジン部品を構成する材料の物理的な特性の限界よりも高い温度で作動されることになる。是正されなければ、これらの高温は、エンジン部品を酸化して部品の寿命を低下させることになる。冷却用通路は、空気の流れをこのようなエンジン部品に送るために使われており、部品の高くなった温度を下げて、この部品の材料特性に一致するようなレベルにまで温度を制限することによって部品の寿命を延ばす。
従来、圧縮空気の一部がエンジンコンプレッサセクションから流れ出て、これらの部品を冷却するようになっている。このように、コンプレッサセクションから流れ出る空気の量が一般的に制限され、殆どの空気がエンジンの燃焼のために使われ有効な動作が行なわれる。
効率とパワーを高めるためにエンジンの作動温度を上昇させると、重要な部品をより冷却すること、または冷却空気のより良く利用することのいずれかが必要とされる。
本発明は、上述の1つかそれ以上の問題を解決する。
発明の開示
本発明の一態様において、本発明は、タービンセクション、コンプレッサセクション、及び空気供給システムをコンプレッサセクションに流体的に接続するコンプレッサの排出プレナムを有するガスタービンエンジンの部品を冷却するための冷却空気供給システムである。冷却空気供給システムは、コンプレッサの排出プレナムと、冷却されるべきエンジン部品を相互に接続し、さらにコンプレッサセクションが作動時に貫通して流れる冷却流体を有する流体流れ通路からなる。システムは、さらに前縁、後縁、第1の冷却通路および第2の冷却通路を中に有する複数のエアフォイルからなる。第1及び第2の冷却通路のそれぞれは、内側で分離しており、貫通して流れてエアフォイルから出る冷却流体を有している。第2の冷却通路は前縁に近接しており、中にうず流形成手段を有している。
本発明の別の態様において、エアフォイルは、一般的に周縁壁を形成する中空形状を有しており、第1端部、この第1端部に対向して配置された第2端部、前縁、この前縁に対向して配置された後縁、前縁と後縁との間を延びる凸部形状を有する吸気側、前縁と後縁との間に延びる凹部形状を有する圧力側を含む。エアフォイルは、前縁と後縁との間に挟まれている冷却通路と、エアフォイルの作動中、冷却通路内において冷却流体の流れをうず流に形成するための手段とからなる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明を実施するガスタービンエンジンの1部分の断面側図である。
図2は、図1の線2−2に沿った図1の1部分の拡大断面図である。
図3は、図1の線3−3に沿ったタービンブレードの拡大断面図である。
図4は、図3の線4に沿ったタービンブレードの一部分を切断した拡大断面図である。
図5は、図3の線5−5に沿ったタービンブレードの拡大断面図である。
本発明を実施するのに最良の形態
図1を参照すると、全体的に示されていないがガスタービンエンジン10が切断されており、エンジンのタービンセクション14の部品を冷却するための冷却空気供給システム12を示している。エンジン10は、外部ケース16、燃焼セクション18、コンプレッサセクション20、空気供給システム12をコンプレッサセクション20と流体的に接続するコンプレッサ排出プレナム22を含む。本明細書における、コンプレッサセクション20は、一つの段しか示していないが軸流型多段コンプレッサである。燃焼セクション18は、一つしか示していないが複数のサポート33によってプレナム22内に支持されている複数の燃焼室32を含む。複数の燃料ノズル34(図示せず)がコンプレッサセクション20に近接した燃焼室32の一端においてプレナム22内に配置されている。タービンセクション14は、一体型第1段ノズル・シュラウド組立体38内に部分的に配置された第1段タービンを含む。組立体38は一連の熱的に可変な質量40によって中央ハウジング38から支持されている。
例えば、冷却空気供給システム12はコンプレッサ排出プレナム22とタービンセクション14とを相互に接続する流体流れ通路64を有する。作動の間、矢印66によって示されている流体流れが流体通路64に利用できる。流体流れ通路64は、さらにガスタービンエンジン10内に配置された内部通路100を含んでいる。冷却通路66の流れは、コンプレッサセクション20からタービンセクション14まで貫通して流れる。例えば、内部通路100の一部分は中央ハウジング39と燃焼室サーポート33との間にある。燃焼室32のそれぞれはプレナム22内において離れた関係で配置されており、これらの間には冷却流体66の流れが貫通するための間隙がある。冷却流体の流れのための流れ通路64は、さらに可変質量40において複数の通路104を含む。
図2において最も良くわかるように、タービンセクション14は、一般的に従来の設計である。例えば、第1段タービン36はノズル・シュラウド組立体38に近接して軸線方向に配置された回転組立体110を含む。回転組立体110は一般的に従来の設計であり、中には複数のタービンブレード114が配置されている。タービンブレード114のそれぞれは従来の材料から形成されている。しかしながら、複数のブレードのそれぞれは、本発明の本質を変更することなくセラミック材料から形成できる。回転組立体110は、さらに第1面120と第2面122を有するディスク116を含む。複数の円周方向に整列された保持スロット124がディスク116内に配置されている。1個のみしか示されていないが、各スロット124は一方の面120から他方の面122に延びており、底部126を有し、従来の手段でアンダーカットされている一対の側壁(図示せず)を有している。複数のブレード114は、取り替え可能にディスク116内に取り付けられている。複数のブレード114のそれぞれは第1端部132を含んでおり、この第1端部132は、対応するスロット124の一つと係合する、端部132から延びるルートセクション134を有する。第1端部132は、回転体112のスロット124の底部から離れており、ギャラリー136を形成する。各ブレード114は、ディスク116の周縁とルートセクション134から半径方向外方向に配置されたプラットフォームセクション138を有する。リアクションセクション140がプラットフォーム138から半径方向外方向に延びている。複数のタービンブレード114のそれぞれは、第1端部132に対向し、リアクションセクション140に近接して配置された第2端部146、即ち先端を含む。
図3、図4及び図5によりわかりやすく示したように、複数のタービンブレード114のそれぞれは、組立てられた状態でノズル組立体38に近接して配置されている前縁150と、ノズル組立体38に対向して配置されている後縁152と、を含む。圧力側即ち凹部側154と、吸気側即ち凸部側156との間に前縁150と後縁152が配置されている。複数のブレード114のそれぞれは、一般的に均一な厚さを有する周縁壁158を形成するほぼ中空の形状を有する。
各ブレード114を内側で冷却するための手段160は、ガスタービンエンジン10の作動温度を継続させるために設けられている。本明細書において冷却するための手段160は、互いに離れた一対の冷却通路を含む。しかしながら、いかなる冷却通路も本発明の本質を変更することなく用いることができる。
第1冷却通路162は、周縁壁158に配置されており、各ブレード114の前縁150と後縁152との間にはさまれている。第1冷却通路162は、第1端部132で始まる入口開口164を含んでおり、ブレード114のほぼ全長にわたって外方向に第2端部146の方向に延びている第1半径方向のギャラリー166を有する。入口開口164と第1半径方向ギャラリー166は、前縁150と後縁152との間に挟まれている。さらに第1冷却通路162内には、第1端部132と第2端部146との間に延びている、第2半径方向のギャラリー168が含まれている。この第2半径方向ギャラリー168は第1端部132と第2端部146との間に延びており、さらに凹部側154と凸部側156において周縁壁158に接続されている第1仕切り172によって第2端部146と第1の半径方向のギャラリー166の間に少なくとも部分的に挟まれている水平ギャラリー170と流体連通している。第2半径方向ギャラリー168は、第2の仕切り174によって前縁150と第1半径方向のギャラリー166との間に挟まれている。第2仕切り174は、凹部側154と凸部側156とにおいて周縁壁158に接続されている。第2半径方向ギャラリー168は、ブレード114の第1端部132に近接した端部176を有しており、水平ギャラリー170と連通する端部に対向する。水平ギャラリー170は、後縁152に配置された出口開口178と連通している。複数の孔、即ちスロット180が第2仕切り174内に配置されており、第1半径方向のギャラリー166と第2半径方向のギャラリー168との間に連通しており、タービンブレード114を通って流れる流体の一部をうず流に形成する手段190を形成する。図3、図4に示されているように、複数の孔180が各ブレード114の圧力側154に近接した周縁壁158に近接して配置されている。複数の孔180が第2半径方向のギャラリー168の端部176と、ブレード114の第1端部132に対向して配置された第1半径方向のギャラリー166の間に半径方向に延びている。或いは、別の角度のついた通路194が第1半径方向ギャラリー166と第2半径方向ギャラリー168との間に延びている。角度のついた通路194が第1半径方向のギャラリー166と第2半径方向のギャラリー168との間に延びている。角度のついた通路194は約30度乃至約60度の角度で第2半径方向の通路の端部176に入る。
第2冷却通路200が周縁壁158内に配置されており、各ブレード114の第1冷却通路162と後縁152との間に挟まれている。第2冷却通路200は第1壁部材202によって第1冷却通路162から分離されている。第2冷却通路200は、第1端部132で始まる入口開口204を含み、ブレード114のほぼ全長外方向に第2端部146に向かって延びる第1半径方向の通路206を有している。入口開口204と第1半径通路206は、第1冷却通路162と後縁152との間に配置されている。さらに第1冷却通路162の水平方向ギャラリー170の内側に配置された第1水平方向通路208が含まれており、第1半径方向通路206と第2半径方向通路210と流体連通する。第2半径方向通路210は第1水平方向通路208から内側に第2水平通路212に延びている。第2水平方向の通路212は、後縁152内に配置されたほぼ半径方向の出口通路214と流体連通している。第1半径通路206は、凹部側154と凸部側156において周縁壁158に接続されている第2の壁部材216によって第2の半径方向通路210から離れている。第2半径方向の通路210は、凹部側154と凸部側156において周縁壁158にも接続されている第3の壁部材218によって半径方向の通路214から分離されている。
第2半径方向のギャラリー168の断面は、所定の断面形状を有している。図4で最も良くわかるように、前縁150に近接したほぼ円弧部分226、壁174に沿って続くほぼ直線部分228及び本明細書において、円弧部分226と直接部分228との間に45°から60°の円弧角である角度230を形成する断面図を示している。図4にさらに示すように、一個しか示さないが複数の開口232が所定の面積を有しており、第2半径方向のギャラリー168とブレード114の吸気側156との間を連通する。例えば、複数の開口の所定の面積は第2の半径方向のギャラリー168の所定の断面積の約50%である。複数の開口部232は、前縁150から後縁152にほぼ向かう傾斜角で吸気側156から出る。流量を形成する所定の面積を有する複数の孔232、流量を形成する所定の面積を有する複数の孔180との組合せによって、ブレード114に対して最適な冷却の効率性を形成する。
上述の記載は、第1段のタービン36からのみ構成されているが、冷却が行なわれる場合には、この構造をタービンセクション14内の残りのタービンの段について実質的に基本的なものとできる。さらに、冷却空気供給システム12をタービンブレード114を参照して述べてきたが、このシステムは、本発明の本質を変更することなく、第1段ノズル及びシュラウド組立体38のようないかなるエアフォイルにも適用可能である。
産業上の利用可能性
作動時において、供給システム12に用いられるようなコンプレッサセクション20からの冷却流体、または空気が減少することによって、ガスタービンエンジン10の効率とパワーが改良されることになり、一方ガスタービンエンジン10内に用いられる部品の寿命を長くすることになる。以下の作動は、第1段タービン36に関してなされるものである。しかしながら、エアフォイル(ブレード及びノズル)の残余部分の冷却作動は、冷却が用いられる場合にはかなり類似する。コンプレッサセクション20からの圧縮空気の一部がコンプレッサセクションから吹き込まれて、冷却流体66の流れを形成し第1段タービンブレード114を冷却するのに用いられる。空気はコンプレッサセクション20から出てコンプレッサ排出プレナム22に入り、流体流れ通路64の一部分に入る。冷却空気66の流れは、ガスタービンエンジン10の内部の部品に入る熱い動力ガスを冷却しこれを摂取するのに用いられる。例えば、コンプレッサセクション20から吹き込まれた空気がコンプレッサ排出プレナム22に流れ、内部通路100、即ち複数の燃焼室32間の領域を通って、可変質量40内の複数の通路104に入る。質量40内の複数の通路104を通った後、冷却空気がギャラリー136、即ちブレードの第1端部132と、ディスク116内のスロットの124の底部126との間の空間に入る。
内部通路100からの冷却空気66の一部が第1冷却通路162に入る。例えば、冷却通路66は入口開口164に入り、周縁壁158と仕切り172からの熱を吸収する第1半径方向のギャラリー166に沿って半径方向に移動する。殆どの冷却流体66が複数の孔180を通って第一半径方向のギャラリー166から出て、うず状の流れを作り出し、周縁壁158の前縁150からの最高熱量を吸収する第2半径方向のギャラリー168の円弧部分226に沿って半径方向に移動する。うず形成手段190によって発生したうず巻き動作、複数の孔180の位置及び方向的な配置、及び角度のついた通路194を通る冷却流体の流れに加えて、第2の半径方向のギャラリー168の円弧部分226の円弧形状によって、冷却流体66が第2半径方向のギャラリー168において乱れたうず巻きの流れを作り出すようになる。渦巻き流れは、タービンブレード114の前縁150に近接した円弧部分226に沿ってかなり局部的な乱流(うず巻き)を作り出すことになる。上述したように、第1半径方向のギャラリー166と第2半径方向ギャラリー168との間の角度のついた通路194に入る冷却流体の一部が、第2半径方向ギャラリー168から水平ギャラリー170にほぼ半径方向外方向に冷却流体66を向けることによって渦巻き流れに加えられる。角度のついた通路194とうず流形成手段190との組合せによって端部176から水平方向ギャラリー170まで冷却流体66がらせん型の動作を起こし、冷却供給システム12の冷却効率を加えることになる。冷却流体66の一部が複数の開口232から出て、燃焼ガスと混合される前に吸気側156上の燃焼ガスと接触する周縁壁158の表面を冷却する。第1冷却通路162内の冷却流体66の残余は、後縁152内の出口開口178から出て燃焼ガスと混合される。
冷却空気66の第2部分は第2冷却通路200に入る。例えば、冷却流体66は入口開口204に入り、より多くの熱が周縁壁158から吸収される第1水平通路208に入る前に、周縁壁158からの熱を吸収する第1半径方向の通路206、第1壁部材202及び第2壁部材216に沿って半径方向に移動する。冷却流体66が第2半径方向の通路210に入るときに、第2水平方向通路212に入り、後縁152に沿って半径方向の出口通路214から出て燃焼ガスと混合される前に、付加的な熱が周縁壁158、第1壁部材202及び第2壁部材126から吸収される。
このように、改良されたタービン冷却システム12の主な利点は、コンプレッサセクション20から吹き込まれる冷却空気をより効率良く用いて、部品の寿命とエンジンの効率性を高めることである。うず流形成手段190のために、冷却流体がタービンブレード114を通過するときに冷却空気の流れ66の効率性を高めることになる。特に後縁150に沿ったタービンブレード114の内部において効率性が改良される。
本発明の別の態様、目的及び利点は図面、発明の開示添付の請求の範囲を研究することによって得ることができる。

Claims (12)

  1. ガスタービンエンジン(10)の部品を冷却する冷却空気供給システムであって、
    前記ガスタービンエンジン(10)は、コンプレッサセクション(20)と、前記供給システム(12)を前記コンプレッサセクション(20)に流体的に接続するためのコンプレッサ排出プレナム(22)とを有し、前記冷却空気供給システム(12)は、
    前記コンプレッサ排出プレナム(22)を冷却すべき前記エンジン部品と相互に接続し、前記コンプレッサセクション(20)が作動しているときその中に冷却流体(66)を流れさせる流体流れ通路(64)と、
    周囲壁(158)と、前縁(150)と、後縁(152)と、第1冷却通路(162)と、第2冷却通路(200)とを有する中空構造の複数のエアフォイル(38,114)であって、前記第1冷却通路と第2冷却通路(162,200)のそれぞれは内部で分離し、その中に冷却流体(66)を流れさせ前記複数のエアフォイル(38,114)のそれぞれから出す複数のエアフォイルと、を備え、
    前記第1冷却通路(162)は、前記前縁(150)に近接し、且つ、前記エアフォイル内に配置された第1半径方向のギャラリーと第2半径方向のギャラリーとを含み、前記第2半径方向ギャラリーは前記第1半径方向ギャラリーと前記前縁(150)の間に配置され、前記第1半径方向のギャラリーは、仕切り壁(174)によって、前記第2半径方向のギャラリーと分離され、
    前記冷却空気供給システム(12)は、
    前記周囲壁(158)に隣接して前記切り壁(174)に形成され前記第1半径方向ギャラリーと前記第2半径方向ギャラリーとを連通する複数の孔を、さらに備え、
    前記第2半径方向ギャラリーは、前記前縁(150)に近接して配置されたほぼ円弧形状の部分(226)を含み、
    前記第1半径方向ギャラリー(166)を通る前記冷却流体(66)の流れが、前記第1半径方向ギャラリー(166)から前記複数の孔(180)を通って前記第2半径方向ギャラリー(168)に入り、さらに前記円弧部分(226)にほぼ沿って渦巻きながら半径方向に移動する、
    ことを特徴とする冷却空気供給システム。
  2. 前記複数のエアフォイル(38,114)のそれぞれは、第1端部(132)を有しており、前記第1及び第2冷却通路(162,200)のそれぞれは前記第1端部(132)で始まる入口開口(164、204)を有している、
    請求項1に記載の冷却空気供給システム(12)。
  3. 前記エアフォイル(38,114)は前記前縁(150)と前記後縁(152)とに挟まれた吸気側(156)と圧力側(154)とを含んでおり、前記複数の孔(180)は前記周縁壁(158)の前記圧力側(154)に近接して配置されている、
    請求項1または2に記載の冷却空気供給システム(12)。
  4. 前記第2半径方向ギャラリー(186)は端部(176)を有し、角度付き通路が前記端部(176)に入り、前記第1半径方向ギャラリー(166)と前記第2半径方向ギャラリー(168)との間に延びている、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の冷却空気供給システム(12)。
  5. 第1端部(132)と、該第1端部(132)の反対側に配置された第2端部(146)と、前縁(150)と、該前縁(150)の反対側に配置された後縁(152)と、前記前縁(150)と前記後縁(152)との間に延びる吸気側(156)と、前記前縁(150)と前記後縁(152)との間に延びる圧力側(154)とを備え、周囲壁(158)で形成された中空形状を有するエアフォイル(38,114)であって、
    前記前縁(150)と前記後縁(152)との間に配置された冷却通路(162)であって、第1端部で始まる入口開口と、該入口開口と連通する第1半径方向ギャラリーと、前記第1端部と第2端部との間に延び前記第1半径方向ギャラリーと前記前縁(150)との間に配置された第2半径方向ギャラリーとを含み、前記第1半径方向ギャラリーは、仕切り壁によって、第2半径方向ギャラリーと分離され、
    前記周囲壁(158)に隣接して前記仕切り壁(174)に形成され前記第1半径方向ギャラリーと前記第2半径方向ギャラリーとを連通する複数の孔を、さらに備え、
    前記第2半径方向ギャラリーは、前記前縁(150)に近接して配置されたほぼ円弧形状の部分(226)を含み、
    前記第1半径方向ギャラリー(166)を通る前記冷却流体(66)の流れが、前記第1半径方向ギャラリー(166)から前記複数の孔(180)を通って前記第2半径方向ギャラリー(168)に入り、さらに前記円弧部分(226)にほぼ沿って渦巻きながら半径方向に移動する、
    ことを特徴とするエアフォイル。
  6. 前記冷却通路(162)は、前記第1半径ギャラリー(166)と前記第2半径方向ギャラリー(168)との間を連通し、前記第2半径方向ギャラリーの前記端部(176)に対して角度をなしている通路(194)を含む、
    請求項に記載のエアフォイル(38,114)。
  7. 前記端部(176)に対する前記通路(194)の前記角度は、約45度から60度である、
    請求項に記載のエアフォイル(38,114)。
  8. 前記複数の孔(180)は、前記圧力側(154)の近くに配置されている、
    請求項5ないし7のいずれか1項に記載のエアフォイル(38,114)。
  9. 前記冷却通路(162,200)は、第1冷却通路(162)と第2冷却通路(200)とを含み、該第1および第2冷却通路(162,200)は、作動中に、冷却流体(66)を流し、前記冷却流体(66)の流れは、前記第1冷却通路(162)と前記第2冷却通路(200)のそれぞれの中の分離された冷却流である、
    請求項5ないし8のいずれか1項に記載のエアフォイル(38,114)。
  10. 前記冷却通路(162)は、前記周縁壁(158)を通って前記吸気側(156)に出る複数の開口部(232)を含み、作動中に冷却流体(66)の流れが前記複数の開口(232)を通して前記エアフォイル(38,114)から出る
    請求項5ないし9のいずれか1項に記載のエアフォイル(38.114)。
  11. 前記複数の開口(232)は、前記前縁(150)から前記後縁(152)に向かって実質的に傾斜する角で形成されている、
    請求項10に記載のエアフォイル(38,114)。
  12. 前記複数の開口(232)は所定の面積を有し、前記第2半径方向ギャラリー(168)は所定の断面積を有し、前記複数の開口(232)の前記所定の面積は前記第2半径方向ギャラリー(168)の前記所定の断面積の約50%である、
    請求項10または11に記載のエアフォイル(38,114)。
JP51606796A 1994-11-14 1995-10-19 タービンブレードの冷却 Expired - Fee Related JP4015695B2 (ja)

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