JP4015592B2

JP4015592B2 - Packaging container

Info

Publication number: JP4015592B2
Application number: JP2003180683A
Authority: JP
Inventors: 健藤井
Original assignee: 健藤井
Priority date: 2003-06-25
Filing date: 2003-06-25
Publication date: 2007-11-28
Anticipated expiration: 2023-06-25
Also published as: JP2005014953A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は内部に液体状のものを充填して用いる密封包装容器に係り、特には内容物を他の容器に移し替えるための包装容器であって、内容物を他の容器に移し替えるときに、内容物の飛散と液垂れを防ぎ、さらに内容物を保存可能とする包装容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
現在、地球環境保全の観点から、ごみを減らすためにシャンプーやリンスといった消耗品のプラスチック容器を一回限りの使い捨てにするのではなく、包装容器に充填された商品を購入することで内容物を容器に詰め替え、再度容器を利用するという傾向が拡大している。
このような詰め替え用の商品として、シャンプー、リンスをはじめとして、ボディーソープ、液体洗剤、漂白剤、柔軟剤、食器用液体洗剤、食用油などが既に販売されている。
【０００３】
この詰め替え用の包装容器の形状においては、通常、裏表２枚及び底部の合計３枚のシートのそれぞれの端部を、接着剤または熱を用いて圧着して成形している。内容物が充填されない場合には正面から見るとほぼ長方形であり、内容物を充填した場合には底部のシートが広がり自立可能な立体型となるものが多い。
詰め替えを行うときには、この包装容器の上部の左右いずれかの角部を斜めに切り取り、切り取った部分を注口部として用いるものが既に知られている。また、包装容器上部の左右いずれかの角部を斜めに切り欠いた形状にし、切り欠き部分にシート素材とは異なったプラスチック成形物等による注口部およびキャップを設けているものもある。さらに、包装容器の左右どちらかの端部に注口部を設け、その注口部内部にプラスチック形成物等の硬質または半硬質パイプを埋め込んだり、注口部のシート部分を硬化処理して流路とするものもある。
【０００４】
しかしながらこのような包装容器においては、内容物の詰め替え時に内容物の飛散や液垂れによって容器や手および周囲を汚したり、注いでいる途中に注口部が閉塞して詰め替えがスムーズに行えなかったり、また包装容器内に内容物が残って容器に内容物を完全に移し替えられないなどの問題点があった。加えて、消耗品の詰め替えのために用いられる包装容器は、詰替える対象の容器の容量と一致するように設計されているものが一般的である。そのため、所定の容器以外の容器に内容物を移し替えようとすると、包装容器内に内容物が余剰してしまうこともある。このとき、包装容器内において保存することが必要であるが、一度注口部を切り取るなどして開封してしまうと、再び密封保存することができない。開封部分を別の手段で閉じておく手間が発生する上、封止が不完全であれば漏洩などの不具合が生じる他、内容物が空気等に触れることによって成分が劣化する可能性もある。
【０００５】
かかる課題に対処するため、包装容器の注口部及び包装容器全体に関して様々な形状を持つものが開発されている。
例えば、上記課題に対し、特許文献１には「包装袋」として注口部において流路を確保する改良品に関する従来技術が開示されている。以下、図８を参照して包装容器の従来例について説明する。
図８は包装容器の従来例を示す外形図である。包装容器１６は合成樹脂製のフィルムの周辺をシールして成り、その端部はシール部１９によって密着している。また容器本体１７の一部に突起状注出部１８を設けている。突起状注出部１８内部には、容器本体１７側とパイプの注出口２０側の合計二箇所にリング２１を埋没させている。容器本体１７内部には図示されない内容物が充填され、密封されている。内容物を容器に移し替える際には、符号Ｃ−Ｃで示される切断線を切断し、ここを注口部とするものである。
【０００６】
図９には、包装容器１６の突起状注出部１８内部に埋没されるリング２１と、リング２１を連結する連結棒２２の例が示されている。（ａ）は２つのリング２１を２本の連結棒２２で接続したものを示す図であり、（ｂ）は３つのリング２１を１つの連結棒２２によって接続したものを示す図である。
このように構成された包装容器においては、突起状注出部１８が突出した形状であるため、容器の口径が小さい場合でも突起状注出部１８を容器口部内まで深く差し込むことができる。従って、突起状注出部１８から内容物が流動している際にも、液体などの内容物が周囲に飛散することはない。さらにリング２１によって流路が常に確保されるため、移し変えを行っている途中で注口部が閉塞し、作業を中断させられることもない。
【０００７】
さらにこの包装容器１６においては、次のような課題も解決している。すなわち、従来の包装袋において、その突起状注出部１８内部にパイプを埋没する場合は、パイプを表側フィルムと裏側フィルムとの熱接着により固定する。この熱接着操作は表側フィルムと裏側フィルムとを押し型を用いて加熱圧着することによって行うが、熱接着操作時にパイプが存在する部分、特にシール際の裏表の２枚のフィルムには引き伸ばし応力がかかり、材質によってはその許容範囲を超えてしまい、シール際のフィルムには切れが生じやすかった。特許文献１に開示された従来技術においては、パイプに代えてリング２１を用いることで、裏表２枚のフィルムに引き伸ばし応力がかかると、リング２１が変形してこの応力を緩和する。そのためシール際においてもフィルムの切れが生じなくなるのである。
【０００８】
また、特許文献２においては、「袋体」として、再封止性に優れた袋体、特に詰め替え用途に適する袋体に関する発明が開示されている。この袋体においては、注口部に予め封止栓あるいはネジ、キャップを取り付けた状態で袋体に収納されるものである。内容物の詰め替えを行うときには、注口部の先端をハサミなどで切り取り、注口部に予め封止されていた封止栓を取った後に、内容物を容器に移すものである。包装容器内に内容物の余剰が生じた場合、再び注口部先端に封止栓をすることで密封保存が可能となる。
【０００９】
【特許文献１】
特開２０００−１９０９９６号公報
【特許文献２】
特開平１０−１１９９９２号公報
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献１に開示された発明においては、包装容器１６の内部に内容物を充填させた状態で、突起状注出部１８の先端に符号Ｃ−Ｃで示される切断線に沿って開封した後、不用意に容器本体１７の胴体部分を掴むと、内容物が突起状注出部１８から溢れ出る危険性があるという根本的な課題を解決するものではない。特に内容物が粘性の低い液体である場合においては、その可能性が高くなる。
【００１１】
また、突起状注出部１８内部にリング２１を埋没させる形状では、一旦切断線に沿って開封した場合には、リング２１がある程度の剛性を保持しながら常に流路を形成している。したがって、詰替え作業時には都合がよかった剛性による流路の確保が、容器が倒れた場合などには流出量を多くしてしまい逆効果を生じるという課題があった。
【００１２】
さらに特許文献２に開示された発明においては、封止栓を一旦外して用いるために封止栓の紛失の可能性がある。また、消耗品の詰め替えを行う際、再封止を行う必要が生じなければ、袋体の製造工程が多いために通常の詰替え容器より製造コストが高くなるという問題点があった。
本発明は係る従来の事情に対処してなされたものであり、その目的は、注口部からの内容物の飛散と液垂れを防ぎ、さらに再密封可能として内容物を劣化させずに長期保存可能で安価な包装容器を提供することである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の包装容器は、周囲にサイドシール部を設けて密封されるとともに、内容物を注ぐための注口部とこの注口部に接続される容器本体を備える包装容器において、注口部には切り取り誘導部と、この切り取り誘導部より容器本体側に設けられる封着部と、断面形状が四角形をなすとともに封着部より容器本体側に設けられる流路拡張部とを備え、この流路拡張部はサイドシール部に接する２つの角を押圧した場合にサイドシール部に接しない残りの２つの角が外側に向かって開くことで封着部を開封し、封着部と流路拡張部との距離は密封状態の封着部における注口部の幅よりも短いことを特徴とするものである。
【００１４】
上記構成の包装容器においては、包装容器内に内容物を充填させた状態である場合、包装容器全体が密封されているだけでなく、注口部は封着部によって二重の密封状態を保つという作用を有する。
また、切り取り誘導部を切断し包装容器の内容物を他の容器に移し替える時に、流路拡張部は、これを押圧することで注口部内部の空間が拡張され、封着部を開封すると同時に、注口部の開口状態を保持する作用を有する。
【００１５】
請求項２に記載の発明である包装容器においては、封着部は再密封可能な口部開閉機構であることを特徴とするものである。
上記構成の包装容器においては、包装容器内に内容物に余剰が生じた場合、再密封可能な口部開閉機構により再び密封状態を得られ、内容物を劣化させることなく保存できるという作用を有する。なお、再度詰替えに供する際には、この口部開閉機構は流路拡張部の押圧によって再び開封される。
【００１６】
最後に、請求項３に記載の発明である包装容器においては、流路拡張部の断面形状が略菱形であることを特徴とするものである。
上記構成の包装容器においては、注口部が使用されないときには平面状に折り畳まれ流路を閉塞して注口部から内容物が流出しないようにする作用を有する。また、四角形の流路拡張部の２つの角部を押圧した場合には注口部２の内部の空間を拡張させ、封着部もしくは再密封可能な口部開閉機構を開封させるという作用を有する。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る包装容器の第１の実施の形態を図１及び図２に基づき説明する。（請求項１乃至３に対応）
図１は本発明の第１の実施の形態に係る包装容器の外形図である。包装容器１は内容物を注ぐための注口部２と、この注口部２に接続される容器本体８によって構成される。さらに包装容器１はその周囲を熱によって圧着または接着剤によって接着したサイドシール部７によって密封されている。また、注口部２には切り口３および切り取り線４を備え、この切り口３および切り取り線４より下方に封着部５を設け、さらに封着部５より下方に断面が略菱形の流路拡張部６を設けるものである。流路拡張部６を使用する際に押すのは、押圧部７ａであり、この押圧部７ａは流路拡張部６がサイドシール部７に接する箇所に相当するものである。容器本体８の底部９部分においては、内部に底部マチ部１０を備えており、容器本体８内に十分な容量を確保している。
【００１８】
図１においては、切り取り誘導部として切り口３及び切り取り線４の両方を用いているが、切り取り線４だけであってもよいし、切り口３だけであってもよい。切り口３を設けた場合は、ハサミ等で切断しなくとも手で注口部２の上端部を切り取って開封できるため便利である。なお、注口部２を開封する手段として、切り取り線４上にミシン目を入れるなど、他の手段を用いてもよい。また、流路拡張部６の断面形状は菱形などの四角形のみならず、楕円形や他の多角形であってもよく、剛性を備える中空パイプ状のものであれば、特にその他の条件によって限定されるものではない。
【００１９】
図２は、本発明の第１の実施の形態に係る包装容器に、内容物１２を充填したときの斜視図である。なお、図１に示される部分と同一部分には同一符号を付しその構成の説明は省略する。包装容器１内部に内容物１２を充填すると、底部９及び底部マチ部１０が広がり、自立可能な立体型の形状となる。内容物１２は液体、ペースト、粉体等であり限定されるものではない。
なお、図１及び図２においては、底部９に底部マチ部１０を備えた自立型の包装容器１を掲示したが、容器本体８においては三角錐や円錐、四角柱の形状であってもよい。
本実施の形態にかかる包装容器１においては、注口部２が容器本体８より突出しているため、口径の小さい容器に内容物１２を移し替えるときにも容器口部内に注口部２を深く挿入することが可能である。また、図６を参照しながら後述するが、流路拡張部６によって封着部５を開封するため、注口部２を詰替えの対象の容器の口に当接する状態までに内容物１２が漏出することがない。適切な状態とした上で、流路拡張部６を用いて封着部５を開封し、確実に液垂れなどを防止して詰替えが可能である。
【００２０】
次に、本発明に係る包装容器の第２の実施の形態を図３乃至図５を用いて説明する。（特に、請求項２及び３に対応）
図３は図１における注口部２の拡大図である。なお、図１に示される部分と同一部分には同一符号を付し、その構成の説明は省略する。
本実施の形態においては、封着部５として図５に示すような雄型チャック５ａと雌型チャック５ｂを設けることで再密封可能とするものである。
まず、包装容器１の注口部２は、表面シート１１ａと裏面シート１１ｂとを張り合わせて形成され、内部に封着部５と菱形のパイプ状の流路拡張部６を備えている。流路拡張部６の向かい合う２つの角部と、サイドシール部７の接する２つの部分は押圧部７ａである。
【００２１】
図４は図３において符号Ａ−Ａで示される部分の矢視断面拡大図である。流路拡張部６の断面は略菱形であり、流路拡張部６は熱または接着剤によって表面シート１１ａ及び裏面シート１１ｂとの間に圧着あるいは接着されている。
このように構成された包装容器１においては、流路拡張部６は表面シート１１ａと裏面シート１１ｂよりも剛性のある素材であるので、内容物の詰替え時には注口部２内部を適度に拡張支持が可能である。略菱形あるいは四角形の２つの角が押圧部７ａに当たるので押す際には力を入れやすく、残りの２つの角には外側に向かって大きな力が作用するため容易に封着部５を開くことが可能である。
また断面略菱形の形状は、拡張していない場合にはシートとの密着性も高いため、一旦注口部２を開封した後に、再度密封する際には残留している内容物１２を漏出させることもない。
また、包装容器１を形成する際、表面シート１１ａと裏面シート１１ｂの間に流路拡張部６を挿み、押し型で熱または接着剤を用いて圧着や接着を行う。押し型の圧迫によって流路拡張部６は平面状に畳まれるため、注口部２部分のシートには引き伸ばし応力が非常にかかりにくい。従って、この圧着操作によってシートが破損する可能性が少なくなる。
【００２２】
次に、図５は図３において符号Ｂ−Ｂで示される封着部の矢視拡大断面図である。表面シート１１ａ及び裏面シート１１ｂの内側に、それぞれ雄型チャック５ａと雌型チャック５ｂを設け、これを外側から押圧することで雌雄チャックが咬合し、再び密封状態を保つことが可能である。なお、再密封可能な口部開閉機構においては、雌雄咬合型チャックに限定されるものではなく、他の機構であってもよいことは言うまでもない。
【００２３】
このように構成された包装容器においては、再密封を行う機構が包装容器１の注口部２に一体に設けられているため、開口部を封止させるための栓やキャップ等を紛失することがない。さらにキャップを用いるものと比較すると、製造工程や製造部品が少ないため安価でもある。
【００２４】
次に、本発明に係る包装容器の使用方法を、図６を参照しながら説明する。（請求項１乃至３に対応）
図６は（ａ）から（ｃ）まで、第１及び第２の実施の形態に係る包装容器の使用方法の手順を示す概念図である。なお、図１に示される部分と同一部分には同一符号を付し、その構成の説明は省略する。
図６（ａ）は、第１の段階であり、包装容器１における注口部２の先端部分を、切り口３及び切り取り線４に沿って切り取った状態を示している。このとき、封着部５は封止されたままであり、容器本体８内部は密封状態を保っている。
図６（ｂ）は、第２の段階であり、包装容器１内の内容物１２（図示せず）を容器１３に移し替えるため、注口部２を下にし、注口部２を容器１３の口部に差し込んだ状態を示している。このときにも封着部５は封止されており、内容物が漏れ出すことはない。この状態においては、注口部２から内容物１２が流出した際に確実に容器に移し替えることができるように注口部２の位置や角度を調整する。
図６（ｃ）は、注口部２の二箇所の押圧部７ａ及びその内部の流路拡張部６を指で押圧した状態を示している。押圧部７ａを押圧することにより流路拡張部６内部の空間が拡張され、また注口部２内部が拡張するため、封着部５が開封される。このとき、内容物１２（図示せず）が注口部２から容器１３へと流動し始めるのである。
【００２５】
このように構成された包装容器１においては図６（ａ）に示す状態であるとき、従来の包装容器では注口部２の先端部分を切除し注ぎ口を設けた後、不用意に包装容器の本体を押圧すると、その圧迫によって内容物が溢れ出る危険性があるが、ここでは封着部５が内容物１２（図示せず）を封止しているので、内容物が溢れ出すことはない。
また、図６（ｂ）に示す状態であるとき、注口部２の先端は容器１３の口部内部まで挿入されている。従来の包装容器においては、注口部２の先端を切り取って開封し、包装容器を斜めに傾けたとき、特に内容物が粘性の低い液体であるときには注口部２の開口部分から液垂れを起こしやすかった。本発明においては、包装容器１を傾けても注口部２の封着部５が内容物１２（図示せず）を封止しているため、液垂れを起こすことがない。
さらに、（ｃ）に示す状態であるとき、注口部２の左右のサイドシール部７に設けられた二箇所の押圧部７ａと、流路拡張部６を押圧することで封着部５が開封され、内容物１２（図示せず）の流動が始まるのであるが、押圧された流路拡張部６が注口部の流路を維持するため、内容物１２（図示せず）の移し替えがスムーズに行える。
【００２６】
加えて、この包装容器１においては、注口部２にリングや硬質、半硬質のパイプを用いず、断面四角形の流路拡張部６を採用しているため、内容物がほぼ無くなった状態において、容器本体８及び注口部２を外側から押圧すると、流路拡張部６は流路を狭めて内容物１２を押し出すことも可能であるので、包装容器１内に残る内容物１２を包装容器１の外に無駄なく排出させることが可能である。
また、内容物１２の流動を中断したいときは封着部５を強く押圧すればよい。このとき内容物１２の流動は停止するため、このまま注口部２が上になるように包装容器１を戻しても、液垂れや飛散が起こりにくい。
【００２７】
また、内容物１２を包装容器１内で保存したい場合には、雄型チャック５ａ及び雌型チャック５ｂ部分を外側から押圧すると、封着部５が咬合し、注口部２内部が再び密封状態となるので、内容物１２を劣化させることなく長期に渡って保存することが可能である。
加えて、包装容器１は内容物１２を全て排出させると、ほぼ扁平の形状を保つため、コンパクトに廃棄することも可能である。
【００２８】
最後に、本発明の第３及び第４の実施の形態に係る包装容器について図７を用いて説明する。（請求項１乃至３に対応）
図７（ａ）は第３の、（ｂ）は第４の実施の形態に係る包装容器の外形図である。なお、図１に示される部分と同一部分には同一符号を付し、その構成の説明は省略する。
図７（ａ）に示される包装容器１４は、正面から見るとほぼ四角形の形状からなる容器本体８と、その上端部の中心に注口部２を備えるものであり、図７（ｂ）に示される包装容器１５は、正面から見るとほぼ四角形の形状からなる容器本体８の上部の角部を切り欠いた部分に注口部２を備えるものである。容器本体８の形状が変化しても注口部２の機能は同一のものであり、用途や内容物の量、性質等に応じて、容器本体８部分の形態を変えるものとし、その形態においては、図７（ａ）、（ｂ）に示したものに限定しないものとする。
【００２９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の包装容器においては、内容物を他の容器に移し替えるときには従来の包装容器と同じく、包装容器を傾けたり逆向きにして用いるが、この時点において注口部の封着部は閉じている。このため、従来の詰め替え用の包装容器において発生していた液垂れを防ぐことが可能である。また、注口部が容器の口部内に挿入された後に開封を行えばよいので、内容物の飛散を起こすことなく詰め替え作業を行うことが可能である。
【００３０】
従って、この包装容器によると内容物の飛散や液垂れによって包装容器そのもの、詰め替えのための容器、あるいは手や周囲の汚染を防ぐことが可能である。容器本体及び注口部を熱や薬品に耐性のある素材を用いたり、シートを複層にするなどすれば、特に扱いに慎重を要する成分を含んだ薬品や農薬等を充填可能であり、詰め替え用の包装容器として用いることもできる。さらに、そのまま保存容器としても用いることができる。またこの包装容器は複雑な構造を必要としないため安価で使用範囲が広いため、さらに多くの分野で用いられることも可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る包装容器の外形図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態に係る包装容器に内容物を充填した状態を示す外形図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態に係る包装容器の注口部の拡大図である。
【図４】図３に符号Ａ−Ａで示される部分の矢視拡大断面図である。
【図５】図３に符号Ｂ−Ｂで示される部分の矢視拡大断面図である。
【図６】（ａ）乃至（ｃ）は、本実施の形態に係る包装容器の使用方法の手順を示す概念図である。
【図７】（ａ）は本発明の第３の実施の形態に係る包装容器の外形図であり、（ｂ）は本発明の第４の実施の形態に係る包装容器の外形図である。
【図８】包装容器の従来例を示す外形図である。
【図９】（ａ）及び（ｂ）は図８に示される包装容器の従来例において用いられるその他のリングの例を示す外形図である。
【符号の説明】
１…包装容器２…注口部３…切り口４…切り取り線５…封着部５ａ…雄型チャック５ｂ…雌型チャック６…流路拡張部７…サイドシール部７ａ…押圧部８…容器本体９…底部１０…底部マチ部１１ａ…表面シート１１ｂ…裏面シート１２…内容物１３…容器１４，１５，１６…包装容器１７…容器本体１８…突起状注出部１９…シール部２０…パイプの注出口２１…リング２２…連結棒[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hermetically sealed packaging container that is filled with a liquid, and is particularly a packaging container for transferring contents to another container, when the contents are transferred to another container. Further, the present invention relates to a packaging container that prevents the contents from scattering and dripping and further allows the contents to be stored.
[0002]
[Prior art]
Currently, from the viewpoint of protecting the global environment, instead of making consumable plastic containers such as shampoos and rinses one-time disposable in order to reduce waste, the contents can be purchased by purchasing products filled in packaging containers. The trend of refilling containers and using them again is growing.
As products for such refilling, shampoo, rinse, body soap, liquid detergent, bleach, softener, dishwashing liquid detergent, cooking oil, etc. have already been sold.
[0003]
In the shape of the packaging container for refilling, the end portions of the total of three sheets, that is, the back and front two sheets and the bottom part are usually pressed and formed using an adhesive or heat. When the contents are not filled, it is almost rectangular when viewed from the front. When the contents are filled, the bottom sheet spreads and becomes a self-supporting three-dimensional shape in many cases.
When refilling, it is already known that either the left or right corner of the upper part of the packaging container is cut obliquely and the cut portion is used as a spout part. In addition, there is a case in which either the left or right corner of the upper part of the packaging container is cut obliquely, and a notch part and a cap made of a plastic molding or the like different from the sheet material are provided in the cutout part. In addition, a spout is provided at either the left or right end of the packaging container, and a hard or semi-rigid pipe such as a plastic molding is embedded in the spout, or the sheet portion of the spout is hardened and flowed. Some are roads.
[0004]
However, in such packaging containers, when the contents are refilled, the containers, hands, and surroundings are soiled due to splashing and dripping of the contents, or the spout part is blocked during pouring, and refilling cannot be performed smoothly. In addition, the contents remain in the packaging container, and the contents cannot be completely transferred to the container. In addition, the packaging container used for refilling consumables is generally designed to match the capacity of the container to be refilled. Therefore, if the contents are transferred to a container other than the predetermined container, the contents may be excessive in the packaging container. Although it is necessary to preserve | save in a packaging container at this time, once it is opened by cutting out a spout part etc., it cannot preserve | save again. In addition to the trouble of closing the unsealed portion with another means, if the sealing is incomplete, problems such as leakage may occur, and the contents may deteriorate due to the contents touching the air.
[0005]
In order to cope with such a problem, those having various shapes with respect to the spout portion of the packaging container and the entire packaging container have been developed.
For example, with respect to the above-described problem, Patent Document 1 discloses a conventional technique relating to an improved product that secures a flow path at a spout portion as a “packaging bag”. Hereinafter, a conventional example of a packaging container will be described with reference to FIG.
FIG. 8 is an external view showing a conventional example of a packaging container. The packaging container 16 is formed by sealing the periphery of a synthetic resin film, and its end portion is in close contact with a seal portion 19. In addition, a protruding portion 18 is provided on a part of the container body 17. Rings 21 are buried in the projecting pouring part 18 at a total of two locations on the container body 17 side and the pipe outlet 20 side. The container body 17 is filled with contents not shown and sealed. When the contents are transferred to the container, the cutting line indicated by the symbol CC is cut, and this is used as the spout part.
[0006]
FIG. 9 shows an example of a ring 21 buried in the protruding extraction portion 18 of the packaging container 16 and a connecting rod 22 that connects the ring 21. (A) is a figure showing what connected two rings 21 with two connecting rods 22, and (b) is a figure showing what connected three rings 21 with one connecting rod 22. FIG.
In the packaging container configured as described above, since the protruding portion 18 has a protruding shape, the protruding portion 18 can be inserted deeply into the container mouth even when the diameter of the container is small. Therefore, even when the contents are flowing from the protruding extraction portion 18, the contents such as the liquid are not scattered around. Furthermore, since the flow path is always secured by the ring 21, the spout portion is blocked during the transfer and the operation is not interrupted.
[0007]
Further, the packaging container 16 also solves the following problems. That is, in the conventional packaging bag, when the pipe is buried in the protruding portion 18, the pipe is fixed by thermal bonding between the front film and the back film. This heat bonding operation is performed by heat-pressing the front film and the back film using a pressing die. However, the portion where the pipe is present during the heat bonding operation, particularly the two films on the back and front when sealing, has a stretching stress. Depending on the material, the allowable range is exceeded, and the film at the time of sealing tends to be cut. In the prior art disclosed in Patent Document 1, by using a ring 21 instead of a pipe, when a stretching stress is applied to the two films on the back and front, the ring 21 is deformed to relieve the stress. Therefore, the film is not cut even during sealing.
[0008]
Moreover, in patent document 2, invention regarding the bag body excellent in resealability as a "bag body", especially the bag body suitable for the refilling use is disclosed. In this bag body, a sealing plug, a screw, or a cap is attached to the spout portion in advance and stored in the bag body. When refilling the contents, the tip of the spout is cut off with scissors or the like, and after removing the sealing plug previously sealed in the spout, the contents are transferred to the container. When surplus contents are generated in the packaging container, sealing can be performed by sealing the top end of the spout portion again.
[0009]
[Patent Document 1]
JP 2000-190996 A [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-119992
[Problems to be solved by the invention]
However, in the invention disclosed in the above-described Patent Document 1, the packaging container 16 is filled with the contents, and along the cutting line indicated by the symbol CC at the tip of the protruding extraction portion 18. If the body part of the container body 17 is inadvertently gripped after being opened, the fundamental problem that the contents may overflow from the protruding extraction part 18 is not solved. In particular, when the content is a low-viscosity liquid, the possibility increases.
[0011]
Further, in the shape in which the ring 21 is buried inside the protruding portion 18, when the ring 21 is once opened along the cutting line, the ring 21 always forms a flow path while maintaining a certain degree of rigidity. Therefore, there has been a problem that securing the flow path by rigidity, which is convenient at the time of refilling work, increases the outflow amount when the container falls down and produces an adverse effect.
[0012]
Furthermore, in the invention disclosed in Patent Document 2, since the sealing plug is once removed and used, there is a possibility that the sealing plug may be lost. In addition, when refilling of consumables, if there is no need to re-seal, there is a problem that the manufacturing cost is higher than that of a normal refill container because there are many bag manufacturing processes.
The present invention has been made in response to the conventional circumstances, and its purpose is to prevent the content from splashing and dripping from the spout, and to be resealable for long-term storage without deteriorating the content. It is to provide a possible and inexpensive packaging container.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a packaging container according to the present invention is sealed by providing a side seal portion around it , and includes a spout portion for pouring contents and a container body connected to the spout portion. In a container, a cutout guide portion in a spout portion, a sealing portion provided on the container body side from the cutout guide portion, and a flow path expansion portion provided in the container body side from the sealing portion while having a quadrangular cross-sectional shape with the door, the flow channel extension is opening the sealed portion by the remaining two corners not in contact with the side seal portion when pressing the two corners in contact with the side seal portion is opened outward, sealing The distance between the attaching portion and the flow path expanding portion is characterized by being shorter than the width of the spout portion in the sealed portion in the sealed state .
[0014]
In the packaging container having the above structure, when the contents are filled in the packaging container, not only the entire packaging container is sealed, but the spout part maintains a double sealed state by the sealing part. It has the action.
In addition, when the cutting guide part is cut and the contents of the packaging container are transferred to another container, the flow path expanding part is pressed to expand the space inside the spout part and open the sealing part. At the same time, it has an effect of maintaining the opening state of the spout portion.
[0015]
In the packaging container according to the second aspect of the present invention, the sealing part is a mouth opening / closing mechanism that can be resealed.
In the case of the packaging container having the above-described configuration, when surplus is generated in the packaging container, the sealed state can be obtained again by the re-sealable mouth opening / closing mechanism, and the contents can be stored without deteriorating. . In addition, when using for refilling again, this opening-and-closing mechanism is opened again by the press of a flow-path expansion part.
[0016]
Finally, in the invention a is the packaging container according to claim 3, in which the cross-sectional shape of the channel expansion unit, characterized in that a Ryakuhishi shape.
The packaging container having the above-described configuration has an effect of preventing the contents from flowing out from the spout part by being folded into a flat shape when the spout part is not used and closing the flow path. In addition, when two corners of the quadratic channel expansion portion are pressed, the space inside the spout portion 2 is expanded, and the sealing portion or the mouth opening / closing mechanism that can be resealed is opened. .
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of a packaging container according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2. (Corresponding to claims 1 to 3)
FIG. 1 is an external view of a packaging container according to the first embodiment of the present invention. The packaging container 1 includes a spout part 2 for pouring contents and a container body 8 connected to the spout part 2. Further, the packaging container 1 is sealed by a side seal portion 7 whose periphery is bonded by heat or bonded by an adhesive. Further, the spout portion 2 is provided with a cut end 3 and a cut line 4, a sealing portion 5 is provided below the cut end 3 and the cut line 4, and a channel expansion having a substantially rhombic cross section below the sealing portion 5. The part 6 is provided. It is the pressing portion 7 a that is pressed when the flow path expanding portion 6 is used, and this pressing portion 7 a corresponds to a location where the flow path expanding portion 6 contacts the side seal portion 7. The bottom 9 portion of the container body 8 is provided with a bottom gusset portion 10 inside thereof, and a sufficient capacity is secured in the container body 8.
[0018]
In FIG. 1, both the cut 3 and the cut line 4 are used as the cut guide part, but only the cut line 4 or only the cut 3 may be used. When the cut opening 3 is provided, it is convenient because the upper end portion of the spout portion 2 can be cut and opened by hand without cutting with scissors or the like. In addition, as a means for opening the spout portion 2, other means such as perforation on the cut line 4 may be used. Further, the cross-sectional shape of the flow path expanding portion 6 is not limited to a quadrangle such as a rhombus, but may be an ellipse or other polygonal shape, and is limited by other conditions as long as it is a hollow pipe having rigidity. Is not to be done.
[0019]
FIG. 2 is a perspective view when the contents 12 are filled in the packaging container according to the first embodiment of the present invention. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part same as the part shown by FIG. 1, and description of the structure is abbreviate | omitted. When the packaging container 1 is filled with the contents 12, the bottom portion 9 and the bottom gusset portion 10 are expanded to form a self-supporting three-dimensional shape. The contents 12 are liquid, paste, powder, etc., and are not limited.
1 and 2, the self-supporting packaging container 1 having the bottom gusset 10 at the bottom 9 is shown. However, the container body 8 may have a triangular pyramid shape, a conical shape, or a quadrangular prism shape. .
In the packaging container 1 according to the present embodiment, since the spout portion 2 protrudes from the container body 8, the spout portion 2 is deeply inserted into the container mouth portion when the contents 12 are transferred to a container having a small diameter. It is possible to insert. Further, as will be described later with reference to FIG. 6, since the sealing portion 5 is opened by the flow path expanding portion 6, the contents 12 are not yet in contact with the mouth of the spout portion 2 against the mouth of the container to be refilled. There is no leakage. In a suitable state, the sealing portion 5 is opened using the flow path expanding portion 6 to reliably prevent dripping and refilling.
[0020]
Next, a second embodiment of the packaging container according to the present invention will be described with reference to FIGS. (In particular, corresponding to claims 2 and 3)
FIG. 3 is an enlarged view of the spout part 2 in FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part same as the part shown by FIG. 1, and description of the structure is abbreviate | omitted.
In the present embodiment, the sealing part 5 is provided with a male chuck 5a and a female chuck 5b as shown in FIG.
First, the spout part 2 of the packaging container 1 is formed by bonding a top sheet 11a and a back sheet 11b, and includes a sealing part 5 and a rhombic pipe-shaped flow path expanding part 6 inside. Two corner portions of the flow path expanding portion 6 facing each other and two portions in contact with the side seal portion 7 are pressing portions 7a.
[0021]
4 is an enlarged cross-sectional view taken along the arrow AA in FIG. The cross section of the flow path expanding portion 6 is substantially diamond-shaped, and the flow path expanded portion 6 is bonded or bonded between the top sheet 11a and the back sheet 11b by heat or an adhesive.
In the packaging container 1 configured in this way, the flow path expansion part 6 is a material that is more rigid than the top sheet 11a and the back sheet 11b, so that the inside of the spout part 2 is appropriately expanded when the contents are refilled. Support is possible. Since the two corners of the approximately rhombus or the quadrangle are in contact with the pressing portion 7a, it is easy to apply a force when pressing, and a large force acts on the remaining two corners, so that the sealing portion 5 can be easily opened. Is possible.
In addition, since the shape of the rhombic cross section is high in adhesion to the sheet when not expanded, the remaining contents 12 are leaked when the spout 2 is opened and then sealed again. There is nothing.
Moreover, when forming the packaging container 1, the flow path expansion part 6 is inserted between the top sheet 11a and the back sheet 11b, and pressure bonding or adhesion is performed using heat or an adhesive with a pressing die. Since the flow path expanding portion 6 is folded into a flat shape by pressing the pressing die, the stretching stress is hardly applied to the sheet of the spout portion 2 portion. Therefore, the possibility that the sheet is damaged by this crimping operation is reduced.
[0022]
Next, FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of the sealing portion indicated by reference numeral BB in FIG. A male chuck 5a and a female chuck 5b are provided inside the top sheet 11a and the back sheet 11b, respectively, and the male and female chucks are engaged by pressing them from the outside, and the sealed state can be maintained again. Needless to say, the mouth-opening / closing mechanism that can be resealed is not limited to a male / female bite type chuck, and may be another mechanism.
[0023]
In the packaging container configured as described above, since the sealing mechanism is integrally provided in the spout part 2 of the packaging container 1, the stopper or cap for sealing the opening is lost. There is no. Furthermore, compared with the one using a cap, it is inexpensive because there are few manufacturing processes and parts.
[0024]
Next, the usage method of the packaging container based on this invention is demonstrated, referring FIG. (Corresponding to claims 1 to 3)
FIG. 6: is a conceptual diagram which shows the procedure of the usage method of the packaging container which concerns on 1st and 2nd embodiment from (a) to (c). In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part same as the part shown by FIG. 1, and description of the structure is abbreviate | omitted.
FIG. 6 (a) is a first stage and shows a state where the tip end portion of the spout portion 2 in the packaging container 1 is cut along the cut 3 and the cut line 4. At this time, the sealing portion 5 remains sealed, and the inside of the container body 8 is kept in a sealed state.
FIG. 6B is a second stage, and in order to transfer the contents 12 (not shown) in the packaging container 1 to the container 13, the spout part 2 is turned down and the spout part 2 is placed in the container 13. It shows the state of being inserted into the mouth part of. Also at this time, the sealing portion 5 is sealed, and the contents do not leak out. In this state, the position and angle of the spout portion 2 are adjusted so that the contents 12 can be reliably transferred to the container when the contents 12 flow out of the spout portion 2.
FIG. 6C shows a state in which the two pressing portions 7a of the spout portion 2 and the flow path expanding portion 6 inside thereof are pressed with a finger. By pressing the pressing portion 7a, the space inside the flow path expanding portion 6 is expanded and the inside of the spout portion 2 is expanded, so that the sealing portion 5 is opened. At this time, the content 12 (not shown) starts to flow from the spout portion 2 to the container 13.
[0025]
When the packaging container 1 configured in this manner is in the state shown in FIG. 6A, in the conventional packaging container, the tip portion of the spout portion 2 is cut out and a spout is provided, and then the packaging container is inadvertently formed. There is a risk that the contents will overflow due to the pressure when the body is pressed, but since the sealing part 5 seals the contents 12 (not shown) here, the contents will overflow. Absent.
In the state shown in FIG. 6B, the tip end of the spout portion 2 is inserted to the inside of the mouth portion of the container 13. In the conventional packaging container, the tip of the spout part 2 is cut off and opened, and when the packaging container is tilted obliquely, particularly when the content is a low-viscosity liquid, liquid dripping from the opening part of the spout part 2 occurs. It was easy to wake up. In the present invention, even if the packaging container 1 is tilted, the sealing part 5 of the spout part 2 seals the contents 12 (not shown), so that no dripping occurs.
Furthermore, when it is in the state shown in (c), the sealing part 5 is pressed by pressing the two pressing parts 7a provided on the left and right side seal parts 7 of the spout part 2 and the flow path expanding part 6. The flow of the contents 12 (not shown) is opened, and the pressed flow passage expanding portion 6 maintains the flow path of the spout portion, so that the contents 12 (not shown) are transferred. Can be done smoothly.
[0026]
In addition, in this packaging container 1, since the channel expansion part 6 having a square cross section is used for the spout part 2 without using a ring, a rigid or semi-rigid pipe, the contents are almost eliminated. When the container body 8 and the spout part 2 are pressed from the outside, the flow path expanding part 6 can also narrow the flow path and push out the content 12, so that the content 12 remaining in the packaging container 1 is removed from the packaging container 1. 1 can be discharged without waste.
Further, when it is desired to interrupt the flow of the contents 12, the sealing portion 5 may be pressed strongly. At this time, since the flow of the contents 12 stops, even if the packaging container 1 is returned so that the spout part 2 is on the top as it is, dripping or scattering is unlikely to occur.
[0027]
When the contents 12 are to be stored in the packaging container 1, when the male chuck 5a and the female chuck 5b are pressed from the outside, the sealing portion 5 is engaged and the inside of the spout portion 2 is sealed again. Therefore, the contents 12 can be stored for a long time without deteriorating.
In addition, when all the contents 12 are discharged, the packaging container 1 maintains a substantially flat shape, and thus can be discarded in a compact manner.
[0028]
Finally, packaging containers according to third and fourth embodiments of the present invention will be described with reference to FIG. (Corresponding to claims 1 to 3)
FIG. 7A is an external view of a packaging container according to a third embodiment, and FIG. 7B is an external view of a packaging container according to a fourth embodiment. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part same as the part shown by FIG. 1, and description of the structure is abbreviate | omitted.
The packaging container 14 shown in FIG. 7A includes a container body 8 having a substantially square shape when viewed from the front, and a spout portion 2 at the center of the upper end thereof. The packaging container 15 shown is provided with the spout part 2 at a part where the upper corner of the container body 8 having a substantially rectangular shape is cut out when viewed from the front. Even if the shape of the container main body 8 changes, the function of the spout portion 2 is the same, and the form of the container main body 8 part is changed according to the use, the amount of contents, the nature, etc. Are not limited to those shown in FIGS. 7 (a) and 7 (b).
[0029]
【The invention's effect】
As described above, in the packaging container according to the present invention, when the contents are transferred to another container, the packaging container is used in an inclined or reverse direction as in the conventional packaging container. The sealing part is closed. For this reason, it is possible to prevent the dripping which has occurred in the conventional packaging container for refilling. Moreover, since it is sufficient to open after the spout portion is inserted into the mouth portion of the container, the refilling operation can be performed without causing the contents to scatter.
[0030]
Therefore, according to this packaging container, it is possible to prevent contamination of the packaging container itself, a container for refilling, or hands and surroundings by scattering and dripping of contents. If the container body and spout are made of a material resistant to heat and chemicals, or if the sheet is made of multiple layers, it can be filled with chemicals and agricultural chemicals that contain components that require special handling. It can also be used as a packaging container. Furthermore, it can be used as a storage container as it is. In addition, since this packaging container does not require a complicated structure, it is inexpensive and has a wide range of use, so that it can be used in more fields.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of a packaging container according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an external view showing a state in which the packaging container according to the first embodiment of the present invention is filled with contents.
FIG. 3 is an enlarged view of a spout portion of a packaging container according to a second embodiment of the present invention.
4 is an enlarged cross-sectional view taken along the arrow AA in FIG. 3;
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of the portion indicated by reference numeral BB in FIG. 3;
FIGS. 6A to 6C are conceptual diagrams showing a procedure of a method for using a packaging container according to the present embodiment.
7A is an external view of a packaging container according to a third embodiment of the present invention, and FIG. 7B is an external view of a packaging container according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an external view showing a conventional example of a packaging container.
FIGS. 9A and 9B are external views showing examples of other rings used in the conventional example of the packaging container shown in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Packaging container 2 ... Spout part 3 ... Cut 4 ... Cut line 5 ... Sealing part 5a ... Male chuck 5b ... Female chuck 6 ... Channel expansion part 7 ... Side seal part 7a ... Press part 8 ... Container body DESCRIPTION OF SYMBOLS 9 ... Bottom part 10 ... Bottom part gusset part 11a ... Top sheet 11b ... Back sheet 12 ... Contents 13 ... Container 14,15,16 ... Packaging container 17 ... Container main body 18 ... Protruding extraction part 19 ... Seal part 20 ... Pipe Spout 21 ... Ring 22 ... Connecting rod

Claims

In a packaging container provided with a side seal portion around the periphery and sealed with a spout portion for pouring the contents and a container body connected to the spout portion, the spout portion includes a cut-out guide portion, a cut guiding portion from the container body side sealing portion provided, and a said container body flow provided side passage extension portion from the sealing portion together with the cross section forms a rectangle, the flow path extensions the When the two corners in contact with the side seal portion are pressed, the remaining two corners not in contact with the side seal portion open outward to open the sealing portion, and the sealing portion and the flow path expansion The packaging container characterized in that the distance from the part is shorter than the width of the spout part in the sealing part in the sealed state .

The packaging container according to claim 1, wherein the sealing portion is a mouth opening / closing mechanism capable of being resealed.

The packaging container according to claim 1 or 2, wherein a cross-sectional shape of the flow path expanding portion is substantially rhombus.