JP4014728B2 - 内視鏡の撮像アダプタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の接眼部に接続され、撮像した内視鏡観察像の映像信号をビデオプロセッサに送る内視鏡の撮像アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の撮像アダプタは、一般に、固体撮像素子を内蔵して内視鏡の接眼部に接続される撮像部と、信号接点が配置されてビデオプロセッサに接続される信号コネクタ部とが、可撓性の信号ケーブルによって連結されて構成されている。
【0003】
そのような固体撮像素子には、駆動回路等を構成する電子回路が裏側に隣接して配置されており、外部からのノイズの影響を緩和するために、信号ケーブルのアース線に半田付け接続された導電性のシールド筒が固体撮像素子と電子回路を囲んで配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
信号ケーブルは、使用を繰り返しているうちに捩じられて、内部に通された信号線の一部が断線してしまうことがあり、信号ケーブルを交換する修理を行うためには、信号ケーブルのアース線とシールド筒との半田付けを外す必要がある。
【0005】
しかし、アース線とシールド筒との半田付けを外そうとすると、電気絶縁のためにその周辺に組み込まれているプラスチック部品を半田ごての熱で溶かしてしまったり、電子回路基板に溶けた半田を付着させて不良品にしてしまう場合があり、信号ケーブル交換の修理を容易に行うことができなかった。
【0006】
そこで本発明は、信号ケーブルの交換修理を容易に行うことができる内視鏡の撮像アダプタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の撮像アダプタは、固体撮像素子を内蔵して内視鏡の接眼部に接続される撮像部と信号接点が配置されてビデオプロセッサに接続される信号コネクタ部とが可撓性の信号ケーブルによって連結され、上記撮像部内において上記固体撮像素子を囲んで配置された金属製のシールド筒に、上記信号ケーブルのアース線が接続された内視鏡の撮像アダプタにおいて、上記シールド筒に電気的に導通する状態に着脱自在なアース端子を設け、上記信号ケーブルのアース線を上記アース端子に接続固着したことを特徴とする。
【0008】
なお、上記アース端子が、バネ性を有する金属材料によってC字状の断面形状に形成されて、上記シールド筒の外周面に形成された円周溝に弾力的に嵌め込まれていてもよい。
【0009】
そして、上記シールド筒の外周面に形成された円周溝に弾力的に嵌め込まれたアース端子の周囲を囲む電気絶縁性の筒状体が、上記シールド筒に着脱自在に取り付けられていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は、内視鏡の撮像アダプタが用いられるシステムの全体構成を略示しており、内視鏡1は観察像をイメージガイドファイババンドルによって伝達する光学式のものであり、照明光を伝達するライトガイドの入射端が配置されたライトガイドコネクタ2が、光源装置3に接続される。
【0011】
イメージガイドファイババンドルの射出端が配置された接眼部4を覗けば、内視鏡観察像を肉眼で見ることができるが、接眼部4に対して撮像アダプタ10を着脱自在に接続することができる。
【0012】
撮像アダプタ10は、接眼部4に接続される撮像部11と、ビデオプロセッサ5に接続される信号コネクタ部12とが、可撓性の信号ケーブル13によって連結されて構成されている。
【0013】
そして、撮像部11に内蔵された固体撮像素子で撮像された内視鏡観察像(イメージガイドファイババンドルの射出端面の像)の映像信号が、信号ケーブル13内に通された信号線によって信号コネクタ部12に伝送され、信号コネクタ部12に配置された信号接点からビデオプロセッサ5に送られて、テレビモニタ6に観察画像が表示される。
【0014】
図1は撮像部11を示しており、撮像部11内のほぼ全長にわたる筒状に形成されたフレーム31の先端部分に、内視鏡1の接眼部4に対して係脱自在なアタッチメント32が配置されている。
【0015】
撮像レンズ34は二群に分けて配置されて、その各群のレンズ枠の側壁に駆動ピン35,36が突設され、ズーム用カム筒38に形成された二つのカム溝に駆動ピン35,36の頭部が係合している。
【0016】
そして、回転自在に配置されたズーム操作環37を回転操作すると、それにネジ止め連結されたズーム用カム筒38が回転して二本の駆動ピン35,36を軸線方向に個別に進退させ、撮像レンズ34が左半部に示される状態と右半部に示される状態のように変位して焦点距離が変化する。
【0017】
固体撮像素子21や回路基板22は、撮像レンズ34の後方においてフレーム31の内側に軸線方向に進退可能に嵌合配置された支持筒41の先端部分に支持されており、信号ケーブル13の端部は固定金具49によって支持筒41に固定されている。
【0018】
また、信号ケーブル13の急激な曲がりを防止するための折れ止め42が支持筒41に螺合連結されており、折れ止め42を支持筒41の端部に螺合させることによって、固定金具49が信号ケーブル13を外面からきつく締め付けるようになっている。
【0019】
支持筒41の側壁には駆動ピン43が突設されて、フォーカス用カム筒45に形成されたカム溝に駆動ピン43の頭部が係合しており、回転自在に配置されたフォーカス操作環44を回転操作すると、それにネジ止め連結されたフォーカス用カム筒45が回転して駆動ピン43を移動させ、固体撮像素子21を支持する支持筒41が軸線方向に変位することによりフォーカス調整が行われる。支持筒41の後端部に連結された信号ケーブル13と折れ止め42も、それと共にフレーム31に対して相対的に移動する。
【0020】
図3は、支持筒41の先端部分に支持されているユニットを示しており、ユニット枠51は、支持筒41にネジ止め固定される金属製の筒51aとその内側の電気絶縁性プラスチック製の筒51bとを一体に接合して形成されている。また、信号ケーブル13の先から出ている信号線23を保護するための電気絶縁性の信号線保護筒52が、ユニット枠51の後端部に着脱自在に螺合連結されている。
【0021】
ユニット枠51は、外周に突出形成された斜面51cに尖り先ネジが例えば三方向から押し付けられて支持筒41に固定されている(図1参照)。したがって、各ネジの締め付け程度を調整することによって、ユニット枠51の偏心調整をすることができる。
【0022】
ユニット枠51の先端部分には、網の目状に単繊維が並んだイメージガイドファイババンドルと固体撮像素子21との組み合わせによってモアレ縞が発生するのを防止するためのローパスフィルタ54が固着されている。
【0023】
そして固体撮像素子21は、ユニット枠51内に嵌合接着された導電性金属製のシールド筒24の先端近傍内に配置されて、その撮像面側にカバーガラス53が接合されている。
【0024】
固体撮像素子21の駆動回路等を構成する電子部品が搭載された回路基板22は、固体撮像素子21の裏面部分から後方にシールド筒24の後端付近まで細長く形成されて、シールド筒24内に配置されている。
【0025】
そして、固体撮像素子21から後方に突設された端子が回路基板22の前端部分に半田付けによって接続され、信号線23の先端部分が回路基板22の後端部分に半田付け200によって接続されている。
【0026】
固体撮像素子21の裏面からシールド筒24の中間部分付近までの範囲には、シールド筒24内に接着剤100が充填されていて、それによってシールド筒24と固体撮像素子21と回路基板22とが一体に固められた状態に接合されている。
【0027】
信号線23と回路基板22との接続部分には接着剤100が付着しておらず、接着剤100部分に手を付けることなく、回路基板22に対する信号線23の半田付け200による接続と取り外しを行うことができる。
【0028】
シールド筒24は、固体撮像素子21や回路基板22に対する外部ノイズの影響を緩和するためのものであり、信号ケーブル13のシールド即ちアース用網線55が電気的に接続されている。
【0029】
そのシールド筒24とアース用網線55との接続は直接的なものではなく、アース用網線55の先端が半田付け固着されたアース端子57が、シールド筒24に対して着脱自在に取り付けられている。
【0030】
図4はその部分を分解して示しており、アース端子57はバネ性のある導電性の金属によって形成されていて、C字状の断面形状に形成された部分57aが、シールド筒24の外周面に形成された円周溝24aに弾力的に嵌め込まれる。
【0031】
アース用網線55の先端が通されて半田付け固定される接続孔57bは、C字状部57aから後方に延出形成された舌片部57cの突端近傍に形成されており、その舌片部57cが通る溝24bがシールド筒24の外面に形成されている。
【0032】
図3に示されるように、シールド筒24の円周溝24aに嵌め込まれたアース端子57を囲むように、電気絶縁性の信号線保護筒52がユニット枠51に螺合連結されている。
【0033】
したがって、信号線保護筒52とアース端子57との間の隙間を小さくすることにより、信号ケーブル13によって引っ張られてもアース端子57がシールド筒24から脱落せず、分解修理の際に信号線保護筒52を取り外せば、アース端子57を弾性変形させてシールド筒24に着脱することができる。
【0034】
このようにして、信号ケーブル13中において信号線23の一部が断線したような場合には、アース端子57を弾性変形させてシールド筒24から取り外すだけで、信号ケーブル13のアース用網線55とシールド筒24とを分離して、信号ケーブル13を交換することができる。
【0035】
その際、支持筒41に対する折れ止め42の螺合を緩めることにより、信号ケーブル13に対する固定金具49の締め付けが緩むので、支持筒41に対する信号ケーブル13の連結を解くことができる。
【0036】
図5は本発明の第2の実施の形態の内視鏡の撮像アダプタの、支持筒41の先端部分に支持されるユニット部分を示しており、信号ケーブル13の信号線23の先端部分と回路基板22とを、接脱自在なコネクタ60によって接続するようにしたものであり、信号ケーブル13の組み付け及び交換作業をより容易に行うことができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、信号ケーブルのアース線をアース端子に接続固着して、撮像部内において固体撮像素子を囲んで配置されたシールド筒にそのアース端子を着脱自在に構成したことにより、アース端子をシールド筒から取り外すだけで信号ケーブルの交換修理を容易に行うことができ、同様に当初の組み立て作業も容易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の撮像アダプタの撮像部の正面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の撮像アダプタの全体構成を示す略示図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の撮像アダプタのシールド筒とシールド用網線との接続部を含むユニット部分の正面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の撮像アダプタのシールド筒とアース端子の分解斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の内視鏡の撮像アダプタのシールド筒とシールド用網線との接続部を含むユニット部分の正面断面図である。
【符号の説明】
11 撮像部
13 信号ケーブル
21 固体撮像素子
23 信号線
24 シールド筒
55 アース用網線
57 アース端子
Claims (3)
- 固体撮像素子を内蔵して内視鏡の接眼部に接続される撮像部と信号接点が配置されてビデオプロセッサに接続される信号コネクタ部とが可撓性の信号ケーブルによって連結され、上記撮像部内において上記固体撮像素子を囲んで配置された金属製のシールド筒に、上記信号ケーブルのアース線が接続された内視鏡の撮像アダプタにおいて、
上記シールド筒に電気的に導通する状態に着脱自在なアース端子を設け、上記信号ケーブルのアース線を上記アース端子に接続固着したことを特徴とする内視鏡の撮像アダプタ。 - 上記アース端子が、バネ性を有する金属材料によってC字状の断面形状に形成されて、上記シールド筒の外周面に形成された円周溝に弾力的に嵌め込まれている請求項1記載の内視鏡の撮像アダプタ。
- 上記シールド筒の外周面に形成された円周溝に弾力的に嵌め込まれたアース端子の周囲を囲む電気絶縁性の筒状体が、上記シールド筒に着脱自在に取り付けられている請求項2記載の内視鏡の撮像アダプタ。
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