JP4014110B2 - 撮像装置の調整方法 - Google Patents

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Description

この発明は、領域毎に異なる入出力特性を有する撮像装置の調整方法に関する。
従来の撮像装置の入出力特性は線形特性であり、その入出力特性を調整する方法としては、露光制御やゲイン調整等が挙げられる。しかしながら、これらの方法は、線形特性を有する限られたダイナミックレンジの範囲内においての調整である。
近年、入射光量に応じて、異なる入出力特性を有する広ダイナミックレンジの固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この固体撮像素子においては、一対のセンサ列から信号電荷を読み出して出力部に転送する一対の転送レジスタのうち、一方の転送レジスタの取り扱い電荷量を制限する制限手段が設けられている。これにより、各センサ列におけるフォトセンサにおける受光量が上昇すると、一方の転送レジスタの取り扱い電荷量を制限する制限手段の作用によって、一方の転送レジスタの取り扱い電荷量が制限される。
したがって、フォトセンサへの受光量が飽和領域に近い状態となった場合でも、一方の転送レジスタの取り扱い電荷量が制限されるので、合流ゲート部における信号電荷の直線的特性が確保され、出力部における出力の直線的特性が確保される。この結果、受光量に対する出力信号のダイナミックレンジが拡大されることになる。
特開2002−343954号公報
従来の固体撮像素子では、ダイナミックレンジを拡大することはできるものの、入射光量に応じて、線形特性あるいは非線形特性等の異なる入出力特性を有し、かつ素子固有の製造ばらつきが入出力特性カーブの変化となって生じるので、入出力特性の調整が必要であるにもかかわらず、何ら対策を施していないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、領域毎に異なる入出力特性を有する撮像装置において、入射光量に応じて異なる入出力特性を調整するとともに、素子固有の製造ばらつきによる入出力特性への影響を低減し、目標とする入出力特性を得ることのできる撮像装置の調整方法を提供することである。
この発明に係る撮像装置の調整方法は、入射光量の大小に応じて、各々が線形特性あるいは対数特性の何れか一方の入出力特性を持つ複数の領域に分割され、複数の領域の各々で入出力特性を調整するための調整手段を有する撮像装置を調整するための方法であって、入射光量の大きい第1の領域内において、複数の異なる露光状態で撮像して、各々の撮像信号を得る第1のステップと、複数の露光状態と撮像信号との関係から、第1の領域における入出力関係を示す特性値を求める第2のステップと、特性値が目標特性値となるように調整手段を調整する第3のステップと、第1の領域と第1の領域よりも入射光量の小さい第2の領域との切り換わり点を、第1の領域内の任意の露光状態における撮像信号の信号出力値が目標値となるように調整手段を調整する第4のステップとを含むものである。
この発明の撮像装置の調整方法によれば、領域毎に異なる入出力特性を有する撮像装置において、入射光量に応じて異なる入出力特性を調整するとともに、素子固有の製造ばらつきによる入出力特性への影響を低減することができるので、目標とする入出力特性を得ることができる。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る撮像装置の調整方法を説明するためのブロック図であり、広ダイナミックレンジ撮像装置2とともに示している。
図1において、広ダイナミックレンジ撮像装置2には、任意の光量を供給する光源1と、入出力特性を設定するパーソナルコンピュータ3とが設けられている。
広ダイナミックレンジ撮像装置2は、特性値(後述する)を調整する領域別入出力特性調整部4と、領域の切り換わり点を調整する切り換わり点調整部5とを有している。なお、広ダイナミックレンジ撮像装置2の入出力特性は、入射光量の少ない領域では、線形特性を有し、入射光量の多い領域では、対数特性を有している。
パーソナルコンピュータ3は、特性値を設定する入出力特性設定手段6と、領域の切り換わり点を設定する切り換わり点設定手段7とを有している。
以下、上記構成の撮像装置の調整方法ついての動作を説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る撮像装置の調整方法による調整前の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
図3は、この発明の実施の形態1に係る撮像装置の調整方法による特性値調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
図4は、この発明の実施の形態1に係る撮像装置の調整方法による切り換わり点調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
図2から図4において、横軸は光量を示す対数軸であり、縦軸は、撮像信号の信号出力を示している。また、目標とする入出力特性11(以下「目標特性11」と略称する)における線形特性領域と対数特性領域との切り換わり点をm、調整前の入出力特性における線形特性領域と対数特性領域との切り換わり点をnとする。
また、目標特性11は、広ダイナミックレンジ撮像装置2を設置する場所や目的等の条件により異なる入出力特性である。
入出力特性の調整前は、図2に示すように、初期の入出力特性12(以下「初期特性12」と略称する)は、線形特性領域および対数特性領域ともに、目標特性11とは異なる入出力特性を有している。
まず、光源1を対数特性領域内において、任意の異なる2つの光量x1およびx2に調整して撮像することにより、各々の光量における撮像信号の信号出力y1およびy2が得られる。これらの光量と撮像信号の信号出力との関係をサンプリング点(x1,y1)および(x2,y2)とする。
次に、各々の領域における入出力関係を示す値を特性値Cと定義すると、サンプリング点(x1,y1)および(x2,y2)から、初期特性12の対数特性領域における特性値Cは次式(1)より求められる。
C=(y2−y1)/(x2−x1)・・・(1)
続いて、入出力特性設定手段6は、式(1)で求めた対数特性領域の特性値Cが、目標特性11がもつ特性値と同じ値になるように、目標特性11と照らし合わせながら、領域別入出力特性調整部4に特性値の差分を順次入力して、特性値を調整する。
特性値を調整することにより、図3に示すように、対数特性領域において、初期特性12の特性値が調整され、目標特性11と特性値の等しい特性値調整後の入出力特性13(以下「特性値調整後特性13」と略称する)が得られる。
続いて、光源1の光量を、サンプリング点(x2,y2)を得た光量から変化させることなく撮像することにより、撮像信号の信号出力y3が得られる。この光量と撮像信号の信号出力との関係をサンプリング点(x2,y3)とする。
切り換わり点設定手段7は、サンプリング点(x2,y3)が目標特性11上の光量x2における点(x2,y4)に一致するように、切り換わり点調整部5に対数特性領域に対するオフセットOFSを順次入力し、切り換わり点nを調整する。
切り換わり点設定手段7は、サンプリング点(x2,y3)が、目標特性11上の点(x2,y4)に一致するように調整するので、図4に示すように、結果的に特性値調整後特性13の切り換わり点nが目標特性11の切り換わり点mと一致する。
切り換わり点nを調整することにより、特性値調整後特性13の切り換わり点が調整され、目標特性11と入出力特性の等しい切り換わり点調整後の入出力特性14(以下「切り換わり点調整後特性14」と略称する)が得られる。
なお、切り換わり点調整後特性14が目標特性11に調整されているか否かは、切り換わり点調整後特性14の切り換わり点nと、目標特性11の切り換わり点mとが一致するかどうかを確認することにより、検査することができる。
この発明の実施の形態1に係る撮像装置の調整方法によれば、2つの露光状態でサンプリングをすることで簡単に入出力特性を目標特性11に調整することができるので、設備の簡略化、および調整時間の短縮を図ることができる。
また、切り換わり点調整後特性14が目標特性11と一致するか否かを、切り換わり点を確認することで検査することができるので、設備の簡略化、および検査時間の短縮を図ることができる。
また、入出力特性を調整することにより、広ダイナミックレンジ撮像装置2を取り付ける場所や目的に応じた撮影をすることが可能となる。
なお、上記実施の形態では、サンプリング点を2点として説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、必要に応じてサンプリング点を増やして調整してもよい。
また、上記実施の形態では、広ダイナミックレンジ撮像装置2に入射する光量は、光源1の光量を調整させることにより変化させたが、光量を減少させるNDフィルタを用いて光量を変化させたり、露光時間を調整することによって光量を変化させたりしてもよい。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係る撮像装置の調整方法を説明するためのブロック図であり、広ダイナミックレンジ撮像装置2とともに示している。
図5において、広ダイナミックレンジ撮像装置2には、任意の光量を供給する光源1と、入出力特性を設定するパーソナルコンピュータ3とが設けられている。
広ダイナミックレンジ撮像装置2は、全入射光量において入出力特性を増幅する増幅調整部8と、領域の切り換わり点を調整する切り換わり点調整部5とを有している。なお、広ダイナミックレンジ撮像装置2の入出力特性は、入射光量の少ない領域では、線形特性を有し、入射光量の多い領域では、対数特性を有している。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
以下、上記構成の撮像装置の調整方法ついての動作を説明する。
図6は、この発明の実施の形態2に係る撮像装置の調整方法による調整前の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
図7は、この発明の実施の形態2に係る撮像装置の調整方法による特性値調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
図8は、この発明の実施の形態2に係る撮像装置の調整方法による切り換わり点調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
図6から図8において、横軸は光量を示す対数軸であり、縦軸は、撮像信号の信号出力を示している。また、目標とする入出力特性21(以下「目標特性21」と略称する)における線形特性領域と対数特性領域との切り換わり点をr、調整前の入出力特性における線形特性領域と対数特性領域との切り換わり点をsとする。
また、目標特性21は、広ダイナミックレンジ撮像装置2を設置する場所や目的等の条件により異なる入出力特性である。
入出力特性の調整前は、図6に示すように、初期の入出力特性22(以下「初期特性22」と略称する)は、線形特性領域および対数特性領域ともに、目標特性21とは異なる入出力特性を有している。
まず、光源1の光量を一定にし、露光時間を変化させて、対数特性領域内において光量を等価的に任意の異なる2つの光量x3およびx4に調節して撮像することにより、各々の光量における撮像信号の信号出力y5およびy6が得られる。これらの光量と撮像信号の信号出力との関係をサンプリング点(x3,y5)および(x4,y6)とする。
次に、サンプリング点(x3,y5)および(x4,y6)から、初期特性22の対数特性領域における入出力関係を示す特性値Cは次式(2)より求められる。
C=(y6−y5)/(x4−x3)・・・(2)
続いて、入出力特性設定手段6は、式(2)で求めた対数特性領域の特性値Cが、目標特性21がもつ特性値と同じ値になるように、目標特性21と照らし合わせながら、増幅調整部8を操作して入出力特性を増幅し、特性値を調整する。
特性値を調整することにより、図7に示すように、対数特性領域において、初期特性22の特性値が調整され、目標特性21と特性値の等しい特性値調整後の入出力特性23(以下「特性値調整後特性23」と略称する)が得られる。特性値調整後特性23における線形特性領域と対数特性領域との切り換わり点をtとする。
続いて、光源1の光量を、サンプリング点(x4,y6)を得た光量から変化させることなく撮像することにより、撮像信号の信号出力y7が得られる。この光量と撮像信号の信号出力との関係をサンプリング点(x4,y7)とする。
切り換わり点設定手段7は、サンプリング点(x4,y7)が目標特性21上の光量x4における点(x4,y8)に一致するように、切り換わり点調整部5に対数特性領域に対するオフセットOFSを順次入力し、切り換わり点tを調整する。
切り換わり点設定手段7は、サンプリング点(x4,y7)が、目標特性21上の点(x4,y8)に一致するように調整するので、図8に示すように、結果的に特性値調整後特性23の切り換わり点tは、目標特性21上の点uに移動し、目標特性21の切り換わり点rとほぼ一致する。
切り換わり点tを調整することにより、特性値調整後特性23の切り換わり点が調整され、目標特性21と入出力特性のほぼ等しい切り換わり点調整後の入出力特性24(以下「切り換わり点調整後特性24」と略称する)が得られる。
なお、切り換わり点調整後特性24が目標特性21に調整されているか否かは、切り換わり点調整後特性24の切り換わり点uと、目標特性21の切り換わり点rとが一致するかどうかを確認することにより、検査することができる。
この発明の実施の形態2に係る撮像装置の調整方法によれば、2点の露光状態でサンプリングをすることで簡単に入出力特性を目標特性21に調整することができるので、対数特性領域のみにゲインをかけるような複雑な回路が不必要となり、設備の簡略化、および調整時間の短縮を図ることができる。
また、切り換わり点調整後特性24が目標特性21と一致するか否かを、切り換わり点を確認することで検査することができるので、設備の簡略化、および検査時間の短縮を図ることができる。
また、入出力特性を調整することにより、広ダイナミックレンジ撮像装置2を取り付ける場所や目的に応じた撮影をすることが可能となる。
また、光源1の光量を一定にしたまま、露光時間を変えて、等価的に光量を変化させることにより、光量のばらつきを低減することができるので、簡単な設備で、精度の高い調整をすることができる。
なお、上記実施の形態では、サンプリング点を2点として説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、必要に応じてサンプリング点を増やして調整してもよい。
また、上記実施の形態では、広ダイナミックレンジ撮像装置2に入射する光量は、露光時間を調整することによって変化させたが、光源1の光量を調整することによって変化させたり、光量を減少させるNDフィルタを用いて光量を変化させたりしてもよい。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3に係る撮像装置の調整方法を説明するためのブロック図であり、広ダイナミックレンジ撮像装置2とともに示している。
図9において、広ダイナミックレンジ撮像装置2には、NDフィルタ9が取り付けられ、任意の光量を供給する光源1と、入出力特性を設定するパーソナルコンピュータ3とが設けられている。
広ダイナミックレンジ撮像装置2は、特性値を調整する領域別入出力特性調整部4と、領域の切り換わり点を調整する切り換わり点調整部5とを有している。なお、広ダイナミックレンジ撮像装置2の入出力特性は、入射光量の少ない領域では、線形特性を有し、入射光量の多い領域では、対数特性を有している。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
以下、上記構成の撮像装置の調整方法ついての動作を説明する。
図10は、この発明の実施の形態3に係る撮像装置の調整方法による調整前の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
図11は、この発明の実施の形態3に係る撮像装置の調整方法による切り換わり点調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
図12は、この発明の実施の形態3に係る撮像装置の調整方法による特性値調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
図10から図12において、横軸は光量を示す対数軸であり、縦軸は、撮像信号の信号出力を示している。また、目標とする入出力特性31(以下「目標特性31」と略称する)における線形特性領域と対数特性領域との切り換わり点をp、調整前の入出力特性における線形特性領域と対数特性領域との切り換わり点をqとする。
また、目標特性31は、広ダイナミックレンジ撮像装置2を設置する場所や目的等の条件により異なる入出力特性である。
入出力特性の調整前は、図10に示すように、初期の入出力特性32(以下「初期特性32」と略称する)は、線形特性領域および対数特性領域ともに、目標特性31とは異なる入出力特性を有している。
まず、光源1の光量を一定とし、複数枚のNDフィルタ9を用いて、光量を任意の異なる複数の値に調整して撮像することにより、各々の光量における撮像信号の信号出力が得られる。
次に、光量と撮像信号の信号出力との関係をグラフにプロットすることにより、入射光量全域における入出力特性を求めることができ、切り換わり点q(x5,y9)が求められる。
続いて、切り換わり点設定手段7は、切り換わり点q(x5,y9)が目標特性31上の切り換わり点p(x6,y10)に一致するように、切り換わり点調整部5に対数特性領域に対するオフセットOFSを順次入力し、切り換わり点qを調整する。
切り換わり点qを調整することにより、図11に示すように、線形特性領域において、初期特性32の切り換わり点が調整され、目標特性31と切り換わり点の等しい切り換わり点調整後の入出力特性33(以下「切り換わり点調整後特性33」と略称する)が得られる。
次に、光源1を対数特性領域内において、任意の異なる1つの光量x7に調整して撮像することにより、この光量における撮像信号の信号出力y11が得られる。この光量と撮像信号の信号出力との関係をサンプリング点(x7,y11)とする。
続いて、切り換わり点p(x6,y10)とサンプリング点(x7,y11)とから、切り換わり点調整後特性33の対数特性領域における入出力関係を示す特性値Cは次式(3)より求められる。
C=(y11−y10)/(x7−x6)・・・(3)
次に、入出力特性設定手段6は、式(3)で求めた対数特性領域の特性値Cが、目標特性31がもつ特性値と同じ値になるように、目標特性31と照らし合わせながら、領域別入出力特性調整部4に特性値の差分を順次入力して、特性値を調整する。
特性値を調整することにより、図12に示すように、切り換わり点調整後特性33の特性値が調整され、目標特性31と入出力特性の等しい特性値調整後の入出力特性34(以下「特性値調整後特性34」と略称する)が得られる。
この発明の実施の形態3に係る撮像装置の調整方法によれば、サンプリング点数を増や
すことにより、入射光量全域における入出力特性を求め、切り換わり点を調整した後に対数特性領域の特性値を調整したので、より高い精度で入出力特性を目標特性31に調整することができる。
また、入出力特性を調整することにより、広ダイナミックレンジ撮像装置2を取り付ける場所や目的に応じた撮影をすることが可能となる。
また、NDフィルタ9を用いて光量を調節することにより、複数の光源を用いる必要がなく、かつ光量のばらつきを低減することができるので、簡単な設備で、精度の高い調整をすることができる。
なお、上記実施の形態では、特性値を調整する際に、切り換わり点pと1つのサンプリング点との2点を用いて特性値を求めると説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、必要に応じて切り換わり点pを含んだ複数のサンプリング点を用いて調整してもよい。
また、上記実施の形態では、広ダイナミックレンジ撮像装置2に入射する光量は、光量を減少させるNDフィルタ9を用いて光量を変化させることにより変化させたが、光源1の光量を調整することによって光量を変化させたり、露光時間を調整することによって光量を変化させたりしてもよい。
なお、上記実施の形態1〜3では、入射光量の少ない領域において、その入出力特性が線形特性を持ち、入射光量の多い領域において、その入出力特性が対数特性を持つ広ダイナミックレンジ撮像装置2を用いて説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、入射光量に応じて複数の領域に分割され、その領域毎に異なる入出力特性を持つ広ダイナミックレンジ撮像装置を用いてもよく、同様の効果を奏することができる。
この発明の実施の形態1に係る撮像装置の調整方法を説明するためのブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る撮像装置の調整方法による調整前の光量対信号出力の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態1に係る撮像装置の調整方法による特性値調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態1に係る撮像装置の調整方法による切り換わり点調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態2に係る撮像装置の調整方法を説明するためのブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る撮像装置の調整方法による調整前の光量対信号出力の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態2に係る撮像装置の調整方法による特性値調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態2に係る撮像装置の調整方法による切り換わり点調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態3に係る撮像装置の調整方法を説明するためのブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る撮像装置の調整方法による調整前の光量対信号出力の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態3に係る撮像装置の調整方法による切り換わり点調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態3に係る撮像装置の調整方法による特性値調整後の光量対信号出力の関係を示す特性図である。
符号の説明
1 光源、4 領域別入出力特性調整部、5 切り換わり点調整部、6 入出力特性設定手段、7 切り換わり点設定手段、8 増幅調整部、9 NDフィルタ。

Claims (10)

  1. 入射光量の大小に応じて、各々が線形特性あるいは対数特性の何れか一方の入出力特性を持つ複数の領域に分割され、前記複数の領域の各々で前記入出力特性を調整するための調整手段を有する撮像装置を調整するための方法であって、
    入射光量の大きい第1の領域内において、複数の異なる露光状態で撮像して、各々の撮像信号を得る第1のステップと、
    前記複数の露光状態と前記撮像信号との関係から、前記第1の領域における入出力関係を示す特性値を求める第2のステップと、
    前記特性値が目標特性値となるように前記調整手段を調整する第3のステップと、
    前記第1の領域と前記第1の領域よりも入射光量の小さい第2の領域との切り換わり点を、前記第1の領域内の任意の露光状態における撮像信号の信号出力値が目標値となるように前記調整手段を調整する第4のステップと
    を含むことを特徴とする撮像装置の調整方法。
  2. 前記第1の領域における入出力特性は、対数特性を有し、前記第2の領域における入出力特性は、線形特性を有し、前記調整手段は、前記特性値を調整する領域別入出力特性調整部と前記切り換わり点を調整する切り換わり点調整部とを含み、前記第3のステップは、前記領域別入出力特性調整部を調整し、前記第4のステップは、前記切り換わり点調整部を調整することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の調整方法。
  3. 入射光量の大小に応じて、各々が線形特性あるいは対数特性の何れか一方の入出力特性を持つ複数の領域に分割され、入射光量全域にわたって任意の増幅率で前記入出力特性を増幅する増幅調整部と、入射光量の大きい第1の領域、および前記第1の領域よりも入射光量の小さい第2の領域の切り換わり点を調整する切り換わり点調整部とを有する撮像装置を調整するための方法であって、
    前記第1の領域内において、複数の異なる露光状態で撮像して、各々の撮像信号を得る第1のステップと、
    前記複数の露光状態と前記撮像信号との関係から、前記第1の領域における入出力関係を示す特性値を求める第2のステップと、
    前記特性値が目標特性値となるように前記増幅調整手段を調整する第3のステップと、
    前記第1の領域と前記第2の領域との切り換わり点を、前記第1の領域内の任意の露光状態における撮像信号の信号出力値が目標値となるように前記切り換わり点調整手段を調整する第4のステップと
    を含むことを特徴とする撮像装置の調整方法。
  4. 前記第1の領域における入出力特性は、対数特性を有し、前記第2の領域における入出力特性は、線形特性を有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置の調整方法。
  5. 入射光量の大小に応じて、各々が線形特性あるいは対数特性の何れか一方の入出力特性を持つ複数の領域に分割され、前記複数の領域の各々で前記入出力特性を調整するための調整手段を有する撮像装置を調整するための方法であって、
    入射光量全域において、複数の異なる露光状態で撮像して、各々の撮像信号を得る第1のステップと、
    前記複数の露光状態と前記撮像信号との関係から、前記入射光量全域における入出力特性を求める第2のステップと、
    入射光量の大きい第1の領域と前記第1の領域よりも入射光量の小さい第2の領域との切り換わり点を、前記第1の領域内の任意の露光状態における撮像信号の信号出力値が目標値となるように前記調整手段を調整する第3のステップと
    前記第1の領域内において、複数の異なる露光状態で撮像して、各々の撮像信号を得る第4のステップと、
    前記複数の露光状態と前記撮像信号との関係から、前記第1の領域における入出力関係を示す特性値を求める第5のステップと、
    前記特性値が目標特性値となるように前記調整手段を調整する第6のステップと
    を含むことを特徴とする撮像装置の調整方法。
  6. 前記第1の領域における入出力特性は、対数特性を有し、前記第2の領域における入出力特性は、線形特性を有し、前記調整手段は、前記特性値を調整する領域別入出力特性調整部と前記切り換わり点を調整する切り換わり点調整部とを含み、前記第3のステップは、前記切り換わり点調整部を調整し、前記第6のステップは、前記領域別入出力特性調整部を調整することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置の調整方法。
  7. 前記第1の領域と前記第2の領域との切り換わり点で、入出力特性を検査する第5のステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の撮像装置の調整方法。
  8. 前記露光状態は、光源の光量を調節することにより変化することを特徴とする請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の撮像装置の調整方法。
  9. 前記露光状態は、光源の露光時間を調節することにより変化することを特徴とする請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の撮像装置の調整方法。
  10. 前記露光状態は、光源に対して光量を減少させるND(Neutral Density)フィルタを用いることにより変化することを特徴とする請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の撮像装置の調整方法。
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