JP4011250B2 - プログラマブルコントローラの周辺装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は機械等の動作を制御するコントロール装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、機械設備のシ−ケンス制御を行うために、その機械設備に接続されたプログラマブルコントローラ(以下「PC」という)が用いられている。また、このPCがシーケンス制御を行うため、周辺装置がプログラムを作成している。更にまた、PCにプログラムを転送したり、PCがシーケンス制御を行っている状態を監視する機能を、その周辺装置は有している。周辺装置は、シーケンシャルファンクションチャート(以下SFCという)プログラムのモニター表示を行う。
【0003】
PCに転送するプログラムの記述方式には、ラダー図方式、フロー式、ニーモニック方式などがあるが、SFCもこの記述方式の1つである。
【0004】
SFCは、シーケンス制御に使用される全言語に共通の順序制御における実行順序や処理内容の表現形式で、国際電気標準会議(IEC)の国際規格でもある。
SFCはステップ、トランジション、リンクの3つの記述要素によって構成される。上記ステップは1つのアクションを表すもので、アクティブな論理(活性)状態と非アクティブな論理(非活性)状態を持ち、アクティブ状態(条件成立状態)のときだけに1対1に対応するアクションの内容を実行する。上記トランジションはステップ間の遷移を表すもので、ステップを活性状態にするための条件が関連づけられている。すなわち、条件が真であれば、遷移に先行するステップが非活性化され、遷移に続くステップが活性化される。上記リンクは通常下に向かって実行される制御の流れを変える分岐を表すもので、前のステップに戻すといった場合に使用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の周辺装置は、SFC図とステップまたはトランジション内のラダー図を同一画面に表示するものなので、SFC図とステップまたは、トランジション内のラダー図を同一画面上に全て表示できなかった。つまり、別のステップまたはトランジションに設定されたラダー図を参照する場合、参照したいステップまたはトランジションまでカーソルを移動した後、所定のラダー図を選択し、この選択した後、画面上の表示きり変えを行うことにより、ユーザーは、周辺装置に接続された機械装置等(例えば放電加工装置等)の動作プログラムを確認していた。
また、複数のステップが活性状態になっている場合、それぞれのステップに設定されたラダー図を同時にモニタできなかっため、デバッグの作業効率が悪いという欠点があった。
更にまた、SFC図とステップまたはトランジションに設定されたラダー図は表示画面が別々に存在してたため、どのステップまたはトランジションに対応するラダー図なのかを、ユーザーが理解しにくいという欠点があった。
【0006】
本発明の目的は、SFC図のステップまたはトランジションに設定されたラダー図を、周辺装置の表示手段の同一画面上に表示する場合、すべてのステップまたはトランジションに設定されたラダー図を、周辺装置の表示手段の同一画面上に表示することにより、SFCプログラムの可読性とデバッグの作業効率の向上をはかるものである。
また、SFC図のステップまたはトラジションに設定されたラダー図を、周辺装置の表示手段において、ユーザーが認識しやすくすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るプログラマブルコントローラの周辺装置は、機械装置の動作を制御するPC(プログラマブルコントローラ)に接続されるとともに、SFC(シーケンシャルファンクションチャート)プログラムと、当該SFCプログラムのステップまたはトランジション内に記述されるラダー図、論理記述式言語図の何れかとしての内部プログラム図のモニタ表示を行う1画面の表示装置を備えるプログラマブルコントローラの周辺装置において、前記PCとデータの授受を行なうインタフェース部と、前記SFCプログラムを記憶しているSFCプログラム記憶部と、初期表示の際または表示画面がスクロールされる度に、SFCプログラム記憶部に記憶されたSFCプログラムから前記表示装置の1画面分に対応するSFCプログラムを抽出し、該抽出した1画面分のSFCプログラムに基づき、該1画面分のSFCプログラムに対応するSFC図の各キャラクタを表示するためのSFCキャラクタ情報と、前記1画面分のSFCプログラムに含まれる全てのステップまたはトランジション内に記述される全ての内部プログラム図の各キャラクタを前記SFC図と同一画面に表示するための内部プログラムキャラクタ情報と、前記SFCキャラクタ情報と対応する前記内部プログラムキャラクタ情報とを関連付ける関連付け情報作成して格納するキャラクタメモリ部と、前記キャラクタメモリ部に格納されたSFCキャラクタ情報基づき、前記1画面分のSFC図に含まれる全てのステップが活性か非活性かを示すビット情報を前記インタフェース部を介して前記PCから収集するとともに、前記キャラクタメモリ部に格納された内部プログラムキャラクタ情報に基づき、前記1画面中に表示される内部プログラム図のキャラクタにおける全ての入出力デバイスについてのオン/オフを示すビット情報を前記インタフェース部を介して前記PCから収集するモニタ部と、前記キャラクタメモリ部に格納された情報に基づいて前記1画面分のSFCプログラムに対応するSFC図および該SFC図に含まれる全てのステップまたはトランジション内に記述される全ての内部プログラム図を前記表示装置に表示させるとともに、前記モニタ部で収集したモニタ情報に基づいて、前記表示装置に表示されているSFC図に含まれる全てのステップについての活性状態または非活性状態を表示し、前記表示装置に表示されている内部プログラム図の全ての入出力デバイスについてのオン/オフ状態を表示する表示部とを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
( 参考例 )
図1(a)は、ユーザーが、周辺装置のSFCの状態を、監視(以下「モニタ」という)している画面イメージ図である。
図において左側はSFC図、右側はSFC図のステップもしくは、トランジション内に記述されているラダー図(以下ZOOMという)である。101はステップs1が活性状態を表す反転表示に、103はステップs1のZOOMであり、Y20,Y21がそれぞれ出力状態を表す反転表示となっている。102はステップs2へ活性状態が移る条件としてのトランジションt1であり、ステップs2へ活性状態が遷移すると、図1(b)の表示に変化する。活性状態が遷移することにより、SFC図のカーソルは101のステップs1から,201のステップs2へ移動し、201のステップs2は活性状態を表す反転表示となる。また、ZOOM表示はステップs1のZOOM103からステップs2のZOOM202に変化する。ステップs2が活性状態であることから、202のZOOMはT0が出力状態を表す反転表示となっている。
【0012】
次に,上記周辺装置が、SFCの状態を監視する動作について、図2のPCの周辺装置構成図および、図3と図4のフローチャートを用いて説明する。
図2において、513はPCの周辺装置、503は機械装置に接続し、その機械装置の動作を制御するPC、512はPCの周辺装置513に接続されSFC図などの各種情報をオペレータに対して表示するための手段であり例えばCRT等で構成される、504はPCの周辺装置513内に設けられPC503との間でデータの授受を行うPCI/F部、501はPCの周辺装置513に接続されオペレータからの指示を入力するキーボード、502はPCの周辺装置513に接続され、オペレータからの指示を入力するマウス、505はPCの周辺装置513内にSFCプログラムを記憶しているSFCプログラム記憶部、508はSFCプログラム記憶部505内に記憶されたSFCプログラムに従いSFC図を画面に表示するためのデータ(以下キャラクタメモリという)を作成するSFCキャラクタメモリ部、509はSFCキャラクタメモリ部508で作成されたキャラクタメモリに従いSFC図で活性中のステップをPCI/F部504を介してPC503から収集するSFCモニタ部、507はSFCキャラクタメモリ部508と同様に、SFCプログラムにもとづいてZOOMを表示するためのキャラクタメモリを作成するZOOMキャラクタメモリ部、506はSFCモニタ部509と同様に、PC503からZOOM内の接点やコイルのON/OFFの状態を収集するZOOMモニタ部、511はSFCキャラクタメモリ部508で作成されるキャラクタメモリとSFCモニタ部509が収集したモニタ情報に従い実際にCRT表示512にSFC図として表示するSFC表示部、510はSFC表示部と同様にZOOMの表示をZOOMキャラクタメモリ部507およびZOOMモニタ部506のモニタ情報に従いCRT表示512上に表示するためのZOOM表示部である。
【0013】
オペレータより、SFCプログラムのモニタを開始する指示があった場合、まず、SFCキャラクタメモリ部508によってSFC図のキャラクタメモリが作成される。具体的には図3に示すとおりである。まずステップS1201でSFC図がまだ表示されていないか、SFC図の表示内容が変化した場合のみキャラクタメモリを作成すれば良いのでその判断を行う。この判断の結果、まだSFC図が表示されていない場合、もしくは表示画面がスクロールすることによりSFC図の表示内容が変わった場合、ステップS1202でSFCプログラムからSFC図のキャラクタメモリを作成する。SFCプログラムは図5のようなニーモニック形式でSFCプログラム記憶部505に格納されており、図5のSFCプログラムは図1のSFC図をニーモニック形式にしたものである。図5において651はSFCプログラムであることを表す命令、652はステップs0を表す命令、653はトランジションt0を表す命令、654はトランジションt0の次にステップs1があることを表す命令、655はステップs1を表す命令、656と657はステップs1のZOOMに存在する命令、658はトランジションt1を表す命令、659と660はトランジションt1のZOOMに存在する命令、661はトランジションt1の次にステップs2があることを表す命令、662はステップs2を表す命令、663はステップs2のZOOMに存在する命令、664はトランジションt2を表す命令、665はトランジションt2のZOOMに存在する命令、666はトランジションt2の次にはステップが存在しないことを表す命令、667はSFCプログラムの終わりを表す命令である。またキャラクタメモリとは、SFCプログラムを実際に画面上に表示し易い形式にした表示用のデータのことで、SFC図用キャラクタメモリの構造は、図6〜7の通りである。図6はSFC図の1つのステップやトランジション分のキャラクタメモリ情報の構造であり、51はステップやトランジション,リンクといった種別を表し、52は表示用キャラクタタイプで実際に画面上に表示するステップやトランジションの記号を表す。また53のステップ番号/トランジション番号/リンク方向のデータには、種別51がステップまたはトランジションの場合はそれぞれステップ番号/トランジション番号53を示し、リンクの場合にはリンク方向53を表す。図7はSFCキャラクタメモリ部508に格納されるキャラクタメモリ全体の構造であり、SFC図全体を表示するための情報を表す。実際のキャラクタメモリの情報はキャラクタメモリデータ領域803に図6で示した1つのステップ、トランジションまたはリンクのキャラクタメモリ情報を表示イメージに合わせて二次元配列に並べたものとなる。キャラクタメモリ幅801は二次元配列の列方向の最大を示し、キャラクタメモリ高さ802は二次元配列の行方向の最大を示す。この構造をSFCプログラム記憶部505に記憶されているSFCプログラムのデータに従って作成する。例えば、図5のSFCプログラム652はステップs0を表しているが、これを図6の形式に変換する。図6の種別51はステップ、表示用キャラクタタイプ52はキャラクタ54、ステップ番号53は0となる。次に図6の形式に変換したデータを図7のキャラクタメモリデータ領域803の座標(X0,Y0)のキャラクタメモリ情報に格納する。このようにして651から667までの命令を順に変換して、キャラクタメモリを作成する。このときZOOMの命令は無視される。その後、作成されたキャラクタメモリは、SFC表示部511によってCRT表示512へ送られ、画面の左半分に表示する。
【0014】
次に、ZOOMキャラクタメモリ部507によってZOOMのキャラクタメモリが作成される。その動作を図8のフローチャートを用いて説明する。まず、ZOOMについてはSFC図上のカーソル位置のステップまたは、トランジション内のラダー図を表示するため、図8のステップS1211でSFC図上に表示されているカーソル位置の座標(Xn,Yn)をSFCキャラクタメモリ部508より取得する。通常最初に画面が表示された場合は、カーソル位置は左上の(1,1)に設定されている。次にステップS1212でステップS1211で求めたカーソル位置の座標(Xn,Yn)からカーソル位置の図6で示したSFCキャラクタメモリ情報をSFCキャラクタメモリ部508より取得する。取得したキャラクタメモリ情報から種別51、ステップ番号またはトランジション番号53が取得できるので、ステップS1213でそれに対応する命令をSFCプログラム記憶部505にあるSFCプログラムから検索する。最後にステップS1214で検索した命令の次のアドレスから格納されているカーソル位置のステップまたはトランジション内に設定されたニーモニック形式の命令をSFCプログラム記憶部505より取得して、このニーモニック形式の命令をラダー図キャラクタメモリに変換してZOOMキャラクタメモリを作成する。ラダー図キャラクタメモリの構造は、図9〜図10の通りである。図9はラダー図の1つの接点やコイルなどの表示用データであり、図9におて、分岐記号901は命令記号902がどの様なリンクで接続されているかのパターンを示し、命令記号902では接点やコイルなどのラダー記号の種別を示す。アドレス903は接点やコイルなどに関連付けられているPC内の入出力などのデバイスのアドレスを格納し、同様に命令コード904に関連する命令コードが格納されている。図10はラダー図全体のキャラクタメモリの構造であり、SFCキャラクタメモリと同様に、図9で示した1つのキャラクタメモリデータを表示イメージに合わせて二次元配列で格納する。全体行数1001はキャラクタメモリの行数の最大を示し、列数1002は各々の行の列方向の最大を示す。その後、作成されたキャラクタメモリは、ZOOM表示部510によってCRT表示512へ送られ、画面の右半分に表示する。
【0015】
この段階で、画面表示が完了する。次に表示されたSFC図やZOOM上に実際のPCの状態をモニタ表示するために、SFCモニタ部509やZOOMモニタ部506がPCI/F部504を介してPC503よりモニタ情報を収集して表示を行う。SFC図側ではステップが活性か非活性かのビット情報をPCから収集し画面上の該当ステップを反転表示する。ZOOM側ではラダー図に表示されている接点やコイルのON/OFFのビット情報をPCから収集して反転表示で表す。
【0016】
まずSFCモニタ部509によりSFC図のモニタデータが作成され、同様にZOOMモニタ部506によりZOOMのモニタデータが作成される。その動作を図4および図11のフローチャートを用いて説明する。まずSFCモニタ部506ではステップS1301でステップの活性か非活性かのビット情報をPCから収集するため、SFCキャラクタメモリ部508からキャラクタメモリ中に存在するステップ番号を図6、図7で示したキャラクタメモリ情報のステップ番号53からすべて取得する。次にステップS1302はS1301で得たステップ番号の状態をPCI/F部504を介してPC503に問い合わせて活性か非活性かのビット情報をPC503より取得する。この処理はオペレータによりモニタの中断が行われるまで繰り返される。 一方ZOOMモニタ部509では接点やコイルのON/OFFのビット情報をPC503から収集するが、実際には接点やコイルに付属するデバイスのON/OFFのビット情報を取得するれば良いので、このビット情報をPC503から取得する。まず、ステップS1311でZOOMキャラクタメモリ部507で作成されたラダー図のキャラクタメモリ内で使用されているデバイスをZOOMキャラクタメモリ部507の図9で示したアドレス903からすべて取得する。次にステップS1312ではステップS1311で取得したデバイスの一覧を作成する。最後にステップS1313では、ステップS1312で作成したデバイス一覧をPCI/F部504を介してPC503へ登録して、デバイス一覧にある各デバイスのON/OFFのビット情報をPC503から収集する。
【0017】
最後にSFCモニタ部509で作成したモニタデータは、SFC表示部511によりCRT表示512へ送られ、既に表示されているSFC図上の活性ステップを反転表示する。同様に ZOOMモニタ部506で作成したモニタデータは、ZOOM表示部510によりCRT表示512へ送られ、既に表示されているラダー図上のデバイスの状態を表示する。
この様にして、画面の左側にSFC図のモニタ表示、右側に左側のSFC図上のカーソルで指定した位置のZOOMのモニタ表示を行い、オペレータにPC503の動作状態を伝えている。
【0018】
実施の形態.
次にこの発明の実施の形態について説明する
図12(a)は、実施の形態によるモニタ画面イメージ図である。なお、図12(a),図12(b)、図13(a)は、一つの画面上に同時に表示され、コントロール装置が、トランジションに設定されたラダー図を前記制御プログラムと対応するように同一画面上に表示状態を示す。SFC図と個々のステップ、トランジションに設定されたラダー図が同一画面上に表示されており、301はステップs1が活性状態を表す反転表示に、304はステップs1に設定されたラダー図で、Y20,Y21がそれぞれ出力状態を表す反転表示となっている。302はステップs2へ活性状態が移る条件トランジションt1であり、303はトランジションt1に設定されたラダー図である。303のX0、X78がそれぞれONの状態になると、ステップs2へ活性状態が遷移するため、図12(b)のような表示に変化する。401はステップs2が活性状態を表す反転表示に、402はステップs2に設定されたラダー図で、T0が出力状態を表す反転表示となっている。図13(a)は、SFC図に分岐がある場合のモニタ画面イメージ図であり、410のステップs1と411のステップs4が同時に活性状態になっていることを示している。分岐した場合も(a)、(b)と同様ZOOMのラダー図がそれぞれのステップ、トランジションの右側に表示される。
【0019】
また、実施の形態ではZOOMのプログラムを論理記述式言語で表現することができる。図13(b)はZOOMのプログラムをラダー図から論理記述式言語に置き換えたプログラムでモニタしているイメージ画面であり、反転表示になっている箇所はSFCステップの活性または接点/コイルのON状態を表している。論理記述式言語とはシーケンスプログラムを論理式で表現したもので、命令(1文字目の英小文字)と1デバイスの文字列を最小単位とし、ステップではコイル命令を“,”で区切りながら羅列して、トランジションではAND“&”/OR“|”条件で各単位を接続してシーケンスプログラムを表現している。図13(b)の420はステップs1に設定された論理式で、oY20はニーモニック命令で表現するとOUT Y20となり、同様にoY21はOUT Y21となる。oY20とoY21は,で区切られており、ラダー図で表現した場合、図13(a)の412のラダー図のように並列コイルとなる。421はトランジションt1に設定された論理式で、aM100はA接点のデバイスM100であることを示しており、bM101はB接点のデバイスM101であることを示しており、aD0.1はA接点のデバイスD0.1であることを示している。aM100とbM101の間はOR条件である|で区切られ、bM101とaD0.1の間はAND条件である&で区切られていることから、ニーモニック命令で表現した場合、LD M100、ORI M101、AND D0.1となる。ラダー図で表現した場合、図13(a)の413のラダー図と同じになる。
【0020】
次に実施の形態によるモニタの動作について図14のPCの周辺装置構成図および、図15、図16および図17のフローチャートを用いて説明する。
図14において、513はPCの周辺装置、503はPC、512はPCの周辺装置513に接続されSFC図などの各種情報をオペレータに対して表示するための手段であり例えばCRT等で構成される。504はPCの周辺装置513内に設けられPC503との間でデータの授受を行うPCI/F部、501はPCの周辺装置513に接続されたオペレータからの指示を入力するキーボード、同様に502はPCの周辺装置513に接続されオペレータからの指示を入力するマウス、505はPCの周辺装置513内にSFCプログラムを記憶しているSFCプログラム記憶部、602はSFCプログラム記憶部505内に記憶されたSFCプログラムに従いSFC図とZOOMを同一画面に表示するためのキャラクタメモリを作成するSFC・ZOOMキャラクタメモリ部、601はSFC・ZOOMキャラクタメモリ部602で作成されたキャラクタメモリのデータに従いSFC図とZOOMをモニタするための情報をPCI/F部504を介してPC503から収集するSFC・ZOOMモニタ部、603はSFC・ZOOMキャラクタメモリ部602で作成されるキャラクタメモリとSFC・ZOOMモニタ部601が収集したモニタ情報に従い実際にCRT表示512にSFC図とZOOMを同一画面に表示するSFC・ZOOM表示部である。
【0021】
まず、オペレータよりSFCプログラムを表示する指示があった場合、SFC・ZOOMキャラクタメモリ部602によってSFC図のキャラクタメモリが作成される。その動作を図15のフローチャートを用いて説明する。ステップS1403でまだSFC図が表示されていないか、表示内容が変化した場合のみキャラクタメモリを作成すれば良いのでその判断を行う。判断はまだSFC図が表示されていない時、もしくはオペレータの指示により表示画面がスクロールすることによりSFC図の表示内容が変わった時にキャラクタメモリを作成するというもので、その場合、ステップS1404でSFCプログラム記憶部505のSFCプログラムの内容に従って、SFC・ZOOMキャラクタメモリ部602が1画面分のSFC図と個々のステップ、トランジションに対応するZOOMキャラクタメモリを作成して、SFC図とZOOMが関連付けされたSFC・ZOOMキャラクタメモリを作成する。
【0022】
次に図15のステップS1404においてSFC・ZOOMキャラクタメモリ作成の詳細を図17のフローチャートを用いて説明する。SFC・ZOOMのキャラクタメモリの構成は図7の通りで、SFCプログラム記憶部505に記憶されているSFCプログラムのデータに従って作成され、SFC・ZOOMキャラクタメモリ部602に格納される。図18、図19はZOOMのプログラムがラダー図であるときの構成、図20はZOOMのプログラムが論理記述式言語であるときの構成を示している。1103のSFCキャラクタメモリ領域には図6で示した1つのステップ、トランジションまたはリンクのSFCキャラクタメモリ情報とステップまたはトランジションに対応するZOOMキャラクタメモリが格納されているアドレスが、図14のCRT表示512で表示される表示イメージに合わせて二次元配列に格納されたものとなる。図18、図19の1103の詳細は1105〜1122に示される部分であり、二次元配列の座標(X0,Y0)から(X1,Y0)、(X2,Y0)...(X0,Y1)...(Xn,Yn)の順にキャラクタメモリ情報とZOOMキャラクタメモリのアドレスが格納される。例えば、1105は座標(X0,Y0)のSFCキャラクタメモリ情報、1106は座標(X0,Y0)のステップまたはトランジションに対応するZOOMキャラクタメモリが格納されているアドレスが格納され、対応するZOOMキャラクタメモリが存在しない場合は0が格納される。1101のキャラクタメモリの幅は二次元配列の列方向の最大を示し、1102のキャラクタメモリの高さは二次元配列の行方向の最大を示す。図18の1104は1103のSFCキャラクタメモリ領域のZOOMキャラクタメモリが格納されているアドレスの参照先であり、ZOOMのプログラムがラダー図の場合、図10で示したラダー図キャラクタメモリが、またZOOMのプログラムが論理記述式言語の場合、論理記述式キャラクタメモリが、SFC図に存在するZOOMの個数分格納されている。1104の領域の大きさは可変であり、ZOOMが1つも存在しない場合は領域の大きさが0となる。例えば、ZOOMのプログラムがラダー図の場合は、図181114には座標(X0,Y2)に対応するZOOMキャラクタメモリが格納されているアドレスが格納されており、このアドレスの参照先は図18の1123となる。1123には座標(X0,Y2)のステップまたはトランジションに対応するZOOMキャラクタメモリが格納されている。同様に図18の1124は座標(X0,Y3)、1125は座標(X0,Y4)、1126は座標(X0,Y5)のZOOMキャラクタメモリが格納されている。またZOOMのプログラムが論理記述式言語の場合も同様に、図19の1127は座標(X0,Y2)、1128は座標(X0,Y3)、1129は座標(X0,Y4)、1130は座標(X0,Y5)のZOOMキャラクタメモリが格納されている。これらのZOOMキャラクタメモリは、SFCキャラクタメモリ1103に格納されているZOOMキャラクタメモリのアドレスによって関連付けされている。まず、図17のステップS1602でSFC図のキャラクタメモリを作成する。この作成は図5のSFCプログラムのデータに従って行われる。例えば、図5のSFCプログラム655の命令はステップs1を表しているが、これを図6の形式に変換する。種別51はステップ、表示用キャラクタタイプ52はキャラクタ54、ステップ番号53は1となる。図5のSFCプログラム654の命令はステップs1がトランジションt0の1行下に接続されることを示していることとステップs0は座標(X0,Y0)にそれに対応するトランジションt0は(X0,Y1)にあることにより、図6の形式に変換したデータをSFCキャラクタメモリ領域1103の座標(X0,Y2)のキャラクタメモリ情報に格納する。次にステップS1605でSFC図座標(Xn,Yn)にZOOMプログラムが存在するかを判断する。例えば、座標(X0,Y2)はステップs1で図5のSFCプログラム655の命令であることがステップS1602でわかっているが、655の命令に続く命令656、657がZOOMプログラムの命令を表しており、座標(X0,Y2)にはZOOMプログラムが存在すると判断する。もしステップを表す命令の次がトラジションを表す命令になっているまたはトランジションを表す命令の次がステップを表す命令になっている場合は、ZOOMプログラムの命令は存在しないと判断して、次のステップS1606とステップS1607もしくはステップS1609とS1610の処理を行わない。例えば、図5のSFCプログラムで652の命令はステップs0を表す命令だが、次の命令653はトランジションを表す命令となっているため、ステップs0にはZOOMプログラムの命令が存在しないということになる。次にステップS1608でZOOMプログラムの表示形式がラダー図か論理記述式言語かを判別する。ラダー図か論理記述式言語かはオペレータによって選択され、内部のフラグに保持されるので、そのフラグによって判別する。ZOOMのプログラムがラダー図の場合は、ステップS1606でSFC図座標(Xn,Yn)に対応するラダー図キャラクタメモリを作成する。ステップS1605でラダー図が存在するか判断する際、ZOOMプログラムの命令がどれになるかということがわかっているので、これをキャラクタメモリへ変換する。例えば、座標(X0,Y2)ステップs1のZOOMプログラムの命令は、図5のSFCプログラム656と657であるが、これを図9のキャラクタメモリの形式に1命令ずつ変換する。656は、分岐記号が03、命令記号はOUT命令に相当する09、アドレスはY20、命令コードはOUT命令が命令記号に置き換わっているため無しとなる。657は、656から数えて2つ目のOUT命令であり、ラダー図にした場合656のOUT命令に対して並列になるため、分岐記号は09、命令記号は656と同様09、アドレスはY21、命令コードは656と同様無しとなる。次に図9の形式に変換したキャラクタメモリを図10の形式に変換する。1行目のm列目には図5上の656を変換したキャラクタメモリが、2行目のm列目には657を変換したキャラクタメモリが格納される。1002の列数mの値はオペレータにより任意に変更することができ、それに応じてキャラクタメモリを拡張または縮小する。図20において(a)は列数6の場合、(b)は列数3の場合の表示例である。こうして図10の形式に変換されたラダー図キャラクタメモリは、図18のZOOMキャラクタメモリ領域1104に格納される。例えば座標(X0,Y2)ステップs1の場合は、図18の1123に格納される。次に図17のステップS1607ではステップS1606で作成したラダー図キャラクタメモリのアドレスを図18のSFCキャラクタメモリ領域1103に格納して、SFC図とラダー図の関連付けを行う。例えば、座標(X0,Y2)ステップs1の場合、対応するラダー図キャラクタメモリは1123(図18)となるので、このアドレスを座標(X0,Y2)のZOOMキャラクタメモリのアドレス1114(図18)に格納する。 ZOOMのプログラムが論理記述式言語の場合は、図17のステップS1609でSFC図座標(Xn,Yn)に対応する論理記述式キャラクタメモリを作成する。ZOOMのプログラムがラダー図であるときと同様に、ステップS1605でZOOMプログラムが存在するか判断する際、変換すべき命令がどれになるかということがわかっているので、これをキャラクタメモリへ変換する。例えば、座標(X0,Y2)ステップs1のラダー図の命令は、図5のSFCプログラム656と657であるが、これを論理記述式キャラクタメモリに変換する。図5の656は命令がOUT、デバイスがY20であることから、“oY20”の文字列へ変換する。図5の657は命令がOUT、デバイスがY21であることから656のときと同様“oY21”の文字列へ変換する。コイル出力命令の場合は“,”で区切って1つのZOOMキャラクタメモリにするため“oY20,oY21”という文字列を作成する。このように作成されたデータは図19のZOOMキャラクタメモリ領域1104に格納される。例えば座標(X0,Y2)ステップs1の場合は、図19の1127に格納される。次ににステップS1610ではステップS1609で作成した論理記述式キャラクタメモリのアドレスを図19のSFCキャラクタメモリ領域1103に格納して、SFC図と論理記述式言語の関連付けを行う。例えば、座標(X0,Y2)ステップs1の場合、対応するラダー図キャラクタメモリは1127となるので、このアドレスを座標(X0,Y2)のZOOMキャラクタメモリのアドレス1114に格納する。このようにしてSFCプログラム記憶部505のSFCプログラムからSFC・ZOOMキャラクタメモリが作成される。
【0023】
次に図15のステップS1404で作成したSFC・ZOOMキャラクタメメモリを使って、ステップS1406もしくはステップS1407でSFC・ZOOM表示部603によりCRT表示512(図2)に表示する。表示する前に図15のステップS1405でZOOMプログラムの表示形式がラダー図か論理記述式言語かを判別して、ラダー図の場合は図15のステップS1406で、論理記述式言語の場合は図15のステップS1407で表示する。表示はSFC・ZOOMキャラクタメモリ部602より得られるSFC・ZOOMキャラクタメモリの順番に従って、座標(X0,Y0)から(X1,Y0)、(X2,Y0)...(Xn,Yn)の順に行われる。1つの座標の表示処理は、まず図6で示したSFCキャラクタメモリ情報からSFCのシンボルを表示する。次に、ZOOMキャラクタメモリのアドレスが0でなければ、ZOOMキャラクタメモリが存在することになるので、図15のステップS1406ではZOOMキャラクタメモリのアドレスから図10で示したZOOMキャラクタメモリを取得して、ZOOM部分の表示を行う。例えば、座標(X0,Y2)ステップs1の場合、図18の1113から取得したSFCキャラクタメモリ情報に従って、表示用キャラクタタイプ52(図6)からSFCのステップのシンボルを表示して、種別51(図6)がステップ、ステップ番号53(図6)が1であることからSFCシンボルの横に“S1”を表示する。次にZOOMキャラクタメモリが存在するので、ZOOMキャラクタメモリのアドレス1114(図18)から1123のZOOMキャラクタメモリを取得して、1123(図18)に示すようなラダー図を表示する。図15のステップS1407ではZOOMキャラクタメモリアドレスから論理記述式の文字列を取得してZOOM部分の表示を行う。例えば、座標(X0,Y2)ステップs1の場合、SFCのシンボルは図15のステップS1406と同様の表示を行い、ZOOMキャラクタメモリのアドレス1114(図19)から1127のZOOMキャラクタメモリを取得して、1127(図19)に示すような論理記述式を表示する。ステップS1408(図15)ではモニタ中かどうかを判別する。モニタ中かどうかの判別は、オペレータからモニタ開始の操作が行われることにより、モニタ中のフラグがONになるので、これで判別する。モニタ中であれば、ステップS1409(図15)にてPCI/F部504(図14)を介してPC503(図14)からSFC・ZOOMモニタ部601(図14)によってモニタ情報を取得する。
【0024】
次に図15のステップS1409においてモニタ情報取得の詳細を図16のフローチャートを用いて説明する。まずSFC・ZOOMモニタ部601(図13)ではステップS1502(図16)でステップの活性か非活性かのビット情報をPCから収集するため、SFC・ZOOMキャラクタメモリ部602(図14)からキャラクタメモリ中に存在するステップ番号をすべて取得する。取得する方法は、図18のSFCキャラクタメモリ領域1103にあるすべてのSFCキャラクタメモリ情報から図6で示す種別51とステップ番号53から取得する。次に取得したステップ番号の状態をPCI/F部504(図14)を介してPC503(図14)に問い合わせて活性か非活性かのビット情報をPC503(図14)より取得する。 次にZOOMの接点やコイルのON/OFFのビット情報をPC503(図14)から収集するが、実際には接点やコイルに付属するデバイスのON/OFFのビット情報を取得するれば良いので、このビット情報をPC503(図14)から取得する。まず、ステップS1506(図16)でZOOMプログラムの表示形式がラダー図か論理記述式言語かを判別する。次にZOOMのプログラムがラダー図である場合はステップS1503(図16)でSFC・ZOOMキャラクタメモリ部602(図14)で作成されたZOOMキャラクタメモリで図9で示すアドレスからデバイス文字列をすべて取得して一覧を作成する。例えば図18のSFC・ZOOMキャラクタメモリの場合、1123からはY20、Y21が、1124からはX0、X78が、1125からはT0が、1126からもT0が取得され、デバイスの一覧が作成される。ZOOMのプログラムが論理記述式言語の場合も同様にステップS1505で図18で示したSFC・ZOOMキャラクタメモリのZOOMキャラクタメモリ領域1104からデバイス文字列をすべて取得して一覧表を作成する。取得できるデバイスの文字列はラダー図の場合と同一となる。最後にステップS1504(図16)では、ステップS1503もしくはステップS1505で作成したデバイス一覧をPCI/F部504(図14)を介してPC503(図14)へ登録して、デバイス一覧にある各デバイスのON/OFFのビット情報をPC503(図14)から収集する。この処理はオペレータによりモニタの中断が行われるまで繰り返される。
【0025】
最後に図15のステップS1409で取得したモニタ情報をCRT表示512(図14)へ送りモニタ画面を表示する。表示の前にステップS1410(図15)でZOOMプログラムの表示形式がラダー図か論理記述式言語を判別する。ZOOMのプログラムがラダー図の場合は、ステップS1411(図15)で既に表示されているSFC図上の活性ステップを反転表示して、ZOOMのラダー図上にあるデバイスの状態を表示する。 ZOOMのプログラムが論理記述式言語の場合は、ステップS1412(図15)でまずSFC図上の活性ステップを反転表示して、ZOOMの論理記述式にあるデバイスの状態を表示する。この様にして、SFC図とZOOMプログラムを合成した画面を表示して、オペレータにPC503(図14)の動作状態を伝えている。
【0026】
実施の形態によれば、SFC図とラダー図の同一画面表示でオペレータによって選択された任意の1つのステップまたはトランジションに設定されたラダー図しか、参考例にて表示できなかったものが、オペレータによる選択操作無しですべてのステップまたはトランジションに設定されたラダーが同一画面上に表示されるようになる点や、ラダー図が対応するステップまたはトランジションの近くに表示され、ラダー図がどのステップまたはトランジションに対応しているのかがわかりやすくなる点等からプログラム全体の見通しがよくなり、プログラムの可読性が向上する効果がある。また、図13(a)で示したように並列分岐などで同時に複数の活性したステップがあった場合でも、活性したすべてのステップに対応するZOOMプログラムがモニタできる点や、従来交互にしかできなかったステップとトランジションのZOOMプログラムのモニタが同時にできるといった点等からデバッグ、保守の作業効率が向上する効果がある。また、ZOOMのプログラム表示を論理記述式言語にすることによりZOOMプログラムが簡素化され、よりSFCプログラムの見通しがよくなる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明は構成されているので、制御プログラムの個々のステップと、トランジションに設定されたラダー図とを、制御プログラムと同一画面上に表示することにより、ユーザーが機械装置等の制御状況を認識しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例のモニタ(表示手段)の画面サンプル図である。
【図2】参考例の回路ブロック図である。
【図3】参考例のキャラクターメモリ部の動作を示すフローチャートである。
【図4】参考例のモニタ(表示手段)の動作を示す図である。
【図5】参考例のプログラム構成図である。
【図6】参考例のキャラクター構成図である。
【図7】参考例のキャラクター構成図である。
【図8】参考例のキャラクターメモリ部の動作を示すフローチャートである。
【図9】参考例のキャラクターメモリ構成図である。
【図10】参考例のキャラクターメモリ構成図である。
【図11】参考例のモニタ部(表示手段)の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態のモニタ(表示手段)の画面サンプル図である。
【図13】本発明の実施の形態のモニタ(表示手段)の画面サンプル図である。
【図14】本発明の実施の形態の回路ブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態のモニタ部(表示手段)の動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態のキャラクターメモリ部の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態のキャラクターメモリの構成を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態のキャラクターメモリの構成を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態のラダー図の縮小表示例である。

Claims (4)

  1. 機械装置の動作を制御するPC(プログラマブルコントローラ)に接続されるとともに、SFC(シーケンシャルファンクションチャート)プログラムと、当該SFCプログラムのステップまたはトランジション内に記述されるラダー図、論理記述式言語図の何れかとしての内部プログラム図のモニタ表示を行う1画面の表示装置を備えるプログラマブルコントローラの周辺装置において、
    前記PCとデータの授受を行なうインタフェース部と、
    前記SFCプログラムを記憶しているSFCプログラム記憶部と、
    初期表示の際または表示画面がスクロールされる度に、SFCプログラム記憶部に記憶されたSFCプログラムから前記表示装置の1画面分に対応するSFCプログラムを抽出し、該抽出した1画面分のSFCプログラムに基づき、該1画面分のSFCプログラムに対応するSFC図の各キャラクタを表示するためのSFCキャラクタ情報と、前記1画面分のSFCプログラムに含まれる全てのステップまたはトランジション内に記述される全ての内部プログラム図の各キャラクタを前記SFC図と同一画面に表示するための内部プログラムキャラクタ情報と、前記SFCキャラクタ情報と対応する前記内部プログラムキャラクタ情報とを関連付ける関連付け情報作成して格納するキャラクタメモリ部と、
    前記キャラクタメモリ部に格納されたSFCキャラクタ情報基づき、前記1画面分のSFC図に含まれる全てのステップが活性か非活性かを示すビット情報を前記インタフェース部を介して前記PCから収集するとともに、前記キャラクタメモリ部に格納された内部プログラムキャラクタ情報に基づき、前記1画面中に表示される内部プログラム図のキャラクタにおける全ての入出力デバイスについてのオン/オフを示すビット情報を前記インタフェース部を介して前記PCから収集するモニタ部と、
    前記キャラクタメモリ部に格納された情報に基づいて前記1画面分のSFCプログラムに対応するSFC図および該SFC図に含まれる全てのステップまたはトランジション内に記述される全ての内部プログラム図を前記表示装置に表示させるとともに、前記モニタ部で収集したモニタ情報に基づいて、前記表示装置に表示されているSFC図に含まれる全てのステップについての活性状態または非活性状態を表示し、前記表示装置に表示されている内部プログラム図の全ての入出力デバイスについてのオン/オフ状態を表示する表示部と
    を備えたことを特徴とするプログラマブルコントローラの周辺装置。
  2. 前記内部プログラム図は、ラダー図であり、
    前記キャラクタメモリ部は、SFC図に接してSFC図の右側にラダー図が表示されるように、内部プログラムキャラクタ情報を作成して格納することを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラの周辺装置。
  3. 前記内部プログラム図は、論理記述式言語図であり、
    前記キャラクタメモリ部は、SFC図に隣接してSFC図の右側に論理記述式言語図が表示されるように、内部プログラムキャラクタ情報を作成して格納することを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラの周辺装置。
  4. 前記キャラクタメモリ部には、SFCキャラクタ情報を格納するSFCキャラクタメモリ領域に、前記関連付け情報として、前記内部プログラムキャラクタ情報が格納されるアドレスが格納されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のプログラマブルコントローラの周辺装置。
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