JP4008178B2 - 階調表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイパネル(以下、PDP(Plasma Display panel)と記す)やDMD(Digital Micromirror Device)など、2値のメモリーを持ち、中間調を有する動画像をそれぞれ重み付けられた複数の2値の画像を時間的に重ねて表示する、いわゆるサブフィールド法を用いた表示装置の階調表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のいわゆるサブフィールド法は、特開平4−195087号公報などに示すように、2値(オン/オフ)のメモリー効果を持つ表示装置に、中間調を持つ画像を表示するために用いられるものである。図29、図30にこの表示法の例を示す。これは、図31に示すような1個のDMD素子と回転するカラーフィルターを用いて、赤色、緑色、青色を順次表示することでカラー表示ならびに8ビット、256階調のテレビジョン画像を表示する例である。
【0003】
図31において、1はDMD素子、2は円盤状のカラーフィルター、3はランプ、4は投写レンズである。DMD素子1は微小なミラーの集合体であり、ミラーは映像信号によって非常に高速でオン(点灯)/オフ(非点灯)を切り替えることで表示が可能となる。
【0004】
本従来例においては、1枚の画像(1フィールド)は8枚の2値画像(サブフィールド)により構成される。図29に示す各サブフィールドの時間長は、当該サブフィールドのみをオンとした場合の1つの色の輝度に対応する重みづけがされており、この重みづけは、図31の構成の場合においては、DMDのミラーがオン(点灯)している時間に対応するもの、あるいは、この時間長内での点灯するパルス数に対応するものである。図29および図30の例では、それぞれのサブフィールドは、2進法に従って、それぞれ「1」、「2」、「4」、「8」、「16」、「32」、「64」、「128」の重み(輝度)を持っている。すなわち、それぞれのサブフィールドは、それぞれ単位時間長tの、「1」、「2」、「4」、「8」、「16」、「32」、「64」、「128」倍の時間長を有している。DMDのそれぞれの画素は、図30に示すように、どのサブフィールドを点灯させるかの組み合わせにより中間調を表示している。たとえば「173」に相当する輝度は、重み付けが「128」のサブフィールド番号8、重み付けが「32」のサブフィールド番号6、重み付けが「8」のサブフィールド番号4、重み付けが「4」のサブフィールド番号3と重み付けが「1」のサブフィールド番号1の各サブフィールドを点灯させることにより得られる。なお、以下の説明および各図において、サブフィールド番号1、サブフィールド番号2等は、「1sf」、「2sf」等と記す。
【0005】
静止画では視線がほぼ固定されているので、それぞれの画素においてサブフィールドの加算は正常に行われるため画質の劣化はない。このような駆動方法を採用することにより、ミラーのようにオンかオフかの2値しか取り得ない素子であっても階調表示が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来のサブフィールド法を用いた表示方法では、文献(「パルス幅変調動画表示に見られる疑似輪郭状ノイズ」:テレビジョン学会技術報告、Vol.19, No.2, IDY95-21, pp.61-66)に示されるように、動画像に対して独特の疑似輪郭状のノイズが見られ、画質が劣化するという問題がある。これは、動画像に対しては目がそれを追ってしまうので、目の時間的な積分領域が空間的に変化するためである。すなわち、視線が1フィールド表示期間内に複数の画素を移動する速度で動くと、サブフィールドの加算が1つの画素内ではなく複数の画素にまたがって行われ、正常な画像が得られなくなり、画質が劣化する。
【0007】
図36は、上記問題が極端な場合を、図29、図30に示した階調表示法を例として、説明する図である。画素A、画素Bは、隣接して配置されており、それぞれ、図29、図30に示した階調表示法において、127階調、128階調を表示している。すなわち、画素Aは、1sf〜7sfがオンで、8sfのみオフであり、画素Bは、1sf〜7sfがオフで、8sfのみオンである。図36においては、画素の配列方向を上下方向、サブフィールドの配列方向を左右方向として示している。すなわち、図36の上下方向は視点の空間的な移動を、左右方向は視点の時間的な移動を示している。ここで、視点が画素Aから動かないとすると(矢印c)、画素Aの1フィールドの積分値は、表示どおり127階調となる。しかし、1フィールドに2画素の速度で画素Aから画素Bへ視点を移動した場合(矢印a)、画素Aおよび画素Bの積分値は、ともに255階調とみなされてしまう。また、1フィールドに2画素の速度で画素Bから画素Aへ視点を移動した場合(矢印b)、画素Aおよび画素Bの積分値は、ともに0階調とみなされてしまう。
【0008】
図32は、実際の画質劣化の量を定量的に測定するために、移動するランプ波形を、従来のサブフィールド法で表示したときに見える画像を、コンピュータでシミュレーションしたものである。このシミュレーションの方法は、毎フィールド表示期間中に8画素の速度で左の方向に動かしたときの目の時間的な積分量を計算したものである。
【0009】
ランプ波形は、本来ならばまっすぐな斜線である。しかし、従来の方法では、階調が「127」から「128」、あるいは「63」から「64」の画素に視線が変化するとき、すなわち2進法表示で新たなビットが立つ場所で顕著なノイズが見られる。実際の画像では、これが疑似輪郭状の画質劣化となる。
【0010】
このように、従来のサブフィールド法による階調表示は、画像の動きに追従して画面を観測するような場合、本来の輝度差がほとんど無い画素間で相当の輝度差があるような不自然さを知覚させる場合があるという問題点を有している。
【0011】
上記問題点を従来のサブフィールド法において解決しようとした場合、サブフィールドの分割を細分化して、各サブフィールドの時間長を最小のもの(図29、図30に示した階調表示法では「1t」)に近づけていくという対策が考えられるが、サブフィールド数の増加はメモリ容量の増加およびそれに伴う消費電力等の増加に直結するため、闇雲にサブフィールド分割の細分化を行うと、多大なコスト増となってしまう。そのため、できるだけサブフィールド分割数を増大を抑えることによってコスト増を抑制しながら、動画像の画質劣化を防止できる階調表示方法の実現が望まれていた。
【0012】
本発明は、上述したこのような従来の階調表示方法が有する課題を考慮して、サブフィールド法を用いた場合の動画像の画質劣化を、コスト増を抑制しつつ、防止できる階調表示方法を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1の本発明(請求項1に記載の本発明に対応)は、1フレーム/フィールド内での所定の1つの色に対応する時間帯を複数の時分割時間帯で構成し、前記各時分割時間帯に対応する時間的なセグメントを設定し、前記各セグメントを1つ以上のサブフィールドで構成し、前記所定の1つの色の階調を、前記所定の1つの色の前記各サブフィールドのオン/オフを適宜指定することによって、表示させる階調表示方法において、オンの前記サブフィールドとオフの前記サブフィールドとが混在する前記セグメントの数を、0または1とし、残りの前記各セグメントを、オンの前記サブフィールドのみ、または、オフの前記サブフィールドのみとなるように構成し、連続した階調の表示切換を行う場合、同一の前記セグメント内での前記サブフィールドのオン/オフ切換によって行うことを優先し、1階調差の表示切換を行う場合、表示切換前にオンの前記サブフィールドとオフの前記サブフィールドとが混在する前記セグメントの数が0となっている場合を除き、複数の前記サブフィールドで構成される前記セグメントについては、オンの前記サブフィールドのみで構成された前記セグメントを、オフの前記サブフィールドのみで構成されるようにする切換、および、オフの前記サブフィールドのみで構成された前記セグメントを、オンの前記サブフィールドのみで構成されるようにする切換は行わないことを特徴とする階調表示方法である。
【0014】
第2の本発明(請求項2に記載の本発明に対応)は、連続した階調の表示切換を行う場合、前記サブフィールドのオン/オフ切換の対象となる前記セグメントを、前記セグメントの時間的な配列にしたがって、選択することを特徴とする第1の本発明の階調表示方法である。
【0015】
第3の本発明(請求項3に記載の本発明に対応)は、前記各サブフィールドが、前記1フレーム/フィールド内の前記所定の1つの色に対応する全ての前記サブフィールドをオンとしたときに得られる輝度を階調数で割ったものを一単位とし、当該サブフィールドのみをオンとした場合に得られる前記所定の1つの色の輝度に対応する重みを有しており、前記セグメント毎の前記複数のサブフィールドの全部または一部が、n+1個(nは所定の自然数)の前記サブフィールドであって、それぞれ一つが、前記一単位の20 、21 、・・・、2n 倍の前記重みを有する2進法サブフィールドであり、連続した階調の表示切換を行う場合、前記各2進法サブフィールドのオン/オフ切換を、20 、21 、・・・、2n に対応する順に、優先して行うことを特徴とする第1または第2の本発明の階調表示方法である。
【0016】
第4の本発明(請求項4に記載の本発明に対応)は、前記セグメント毎の前記複数のサブフィールドの一部が、前記2進法サブフィールドとは別の前記サブフィールドである調整サブフィールドであり、連続した階調の表示切換を行う場合、前記2進法サブフィールド間でのオン/オフ切換を、前記調整サブフィールドのオン/オフ切換に優先して行うことを特徴とする第3の本発明の階調表示方法である。
【0017】
第5の本発明(請求項5に記載の本発明に対応)は、前記各セグメントが、前記調整サブフィールドを1つのみ有しており、前記1つのみの調整サブフィールドが、前記一単位の1倍の前記重みを有することを特徴とする第4の本発明の階調表示方法である。
【0018】
第6の本発明(請求項6に記載の本発明に対応)は、前記重みが、前記1フレーム/フィールド内の前記所定の1つの色に対応する時間を階調数で割った時間を前記一単位とする時間長であることを特徴とする第1〜第5のいずれかの本発明の階調表示方法である。
【0020】
第7の本発明(請求項7に記載の本発明に対応)は、前記各サブフィールドのデータのロードタイムより短い前記時間長を有する前記サブフィールドがある場合、前記セグメント毎に、前記ロードタイムの2倍より短い前記時間長を有するサブフィールドを、時間的に先頭に、および/または、時間的に最後尾に配置することを特徴とする第6の本発明の階調表示方法である。
【0021】
上記構成により、コスト増を抑制しつつ、視線の移動によるサブフィールドの加算による異常な画像の発生を防ぎ、動画像の画質を向上させることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。図1〜図8は、本発明の第1の実施の形態の階調表示方法を説明するための図である。本実施の形態における階調表示方法は、8ビットすなわち256階調の画像を表示する場合の例である。図1はサブフィールドの構成図であり、図2は階調に対してどのセグメントが点灯するかを示す表であり、図3〜図8は各セグメントに於いて階調に対してどのサブフィールドが点灯するかを示す表であり、各サブフィールドの対応する場所に、そのサブフィールドが有する時間長を示す文字が記入されている場合は、そのサブフィールドが点灯している(オンである)ことを示し、何も記入されていない場合は、そのサブフィールドが非点灯である(オフである)ことを示している。本実施の形態では従来例で示した図31と同様の投写型装置における階調表示方法に関するもので、1つのDMD素子を用いて、RGBで分割されたカラーフィルターを回転させて、赤色、緑色、青色のフィールドを順次表示し、カラー表示を得るものである。本実施の形態ではRGB均等な角度のカラーフィルターを1フィールド期間に6回転させるので、各色6セグメントの分離された発光期間(本発明の「時分割時間帯」に対応)を有する。さらに図1〜図8では緑色のサブフィールドの構成図のみを示すものであるが、セグメント1から6までの各セグメントの時間は等しく、また各セグメント間はRとBのそれぞれ1セグメント分の間隔が空いている。
【0024】
図1では従来例で説明した図29と同じように、各サブフィールドの時間長は、当該サブフィールドのみをオンとした場合の1つの色の輝度に対応する重みづけがされており、この重みづけは、図31の構成の場合においては、DMDのミラーがオン(点灯)している時間に対応するもの、あるいは、この時間長内での点灯するパルス数に対応するものである。本実施の形態では1フィールドを36サブフィールドを用いて表示し、8ビット「256」階調を6つのセグメントにほぼ均等に配分し、それぞれセグメント1からセグメント6までを「42t」、「43t」、「42t」、「43t」、「42t」、「43t」の時間長を有するように配分している。ここでtは緑色が1フィールド時間に表示される時間を256階調で割った基本時間(本発明の「一単位」に対応)を示す。
【0025】
本実施の形態においては、図2に示すように、「0」から「42」階調まではセグメント1内のサブフィールドを用いて表示を行い(その際、他のセグメントのサブフィールドは全て非点灯(オフ))、さらに「43」から「86」階調まではセグメント2内のサブフィールドを用いて階調表示を行う(その際セグメント1は全てのサブフィールドを常時点灯(オン)とし、セグメント3以降のサブフィールドは全て非点灯)、といった具合に順番にセグメント毎にある階調までの表示を完了させ、続いて次のセグメントにて次の階調までの表示を行い、連続的な時間幅変調で表示を行うものである。
【0026】
図3〜図8に示すように、各セグメント内では、「42t」(または「43t」)の時間長を、それぞれ「11t」(または「12t」)、「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド6個に分割し、これらのサブフィールドのオン/オフの組合せによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する。セグメント1を例に挙げて説明すると、「0」から「42」の階調のうち、「0」から「31」までを「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド5個で2進法に従って表示する。「32」から「42」間での階調は「11t」と「16t」の時間長を有する2つのサブフィールドを常に点灯させ、残りを「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド4個で2進法に従って表示する。セグメント2〜セグメント6についても、同様に、各セグメントを構成するサブフィールドのオン/オフの組合せによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する。なお、「11t」および「12t」の時間長を有するサブフィールドは、本発明の「調整サブフィールド」に対応し、「16t」、「8t」、「4t」、「2t」および「1t」の時間長を有するサブフィールドは、本発明の「2進法サブフィールド」に対応するものである。
【0027】
すなわち、階調が42(または43)増えるごとにセグメント1からセグメント6まで順番にそのセグメント内のサブフィールドが点灯するように連続的に増えて行き、各セグメント内ではそのセグメント内で完了するようにサブフィールドが概ね2進法に従って点灯していくように表示する。
【0028】
図9は移動するランプ波形を、本実施の形態における階調表示方法で表示したときに見える画像を、コンピュータでシミュレーションしたものである。シミュレーションの方法は従来例で説明した方法と同様で、毎フィールド表示期間中に8画素の速度で左の方向に動かしたときの、目の時間的な積分量を計算したものである。図9の波形は図32の波形と比較して、階調が「127」から「128」、あるいは「63」から「64」の画素に視線が変化するとき、すなわち2進法表示で新たなビットが立つ場所でのノイズが大幅に軽減していることがわかる。これにより、動画での疑似輪郭状の画質劣化は大きく改善される。
【0029】
本実施の形態の形態では緑色のサブフィールドを例に挙げて説明したが、赤色、緑色についても同様の方法で、動画での画質劣化は大きく改善されることは言うまでもない。
【0030】
また本実施の形態の形態では、各セグメントのサブフィールドの構成を「11t」(または「12t」)、「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有する6サブフィールドとしたが、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」は同じで、残りの「27t」(または「28t」)を「10t」と「17t」、または「13t」と「14t」などどのような重み付けで2つのサブフィールドに分けてもほとんど同じ効果を示す。ただし、1つのセグメント内で当該セグメントが担当する階調の変化分の一部が表現できなくなる様なサブフィールドは、除外するものとする。本実施の形態のように、「42t」の時間長を有するセグメントを例にとると、本発明の2進法サブフィールドを「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有する4サブフィールドとし、本発明の調整サブフィールドに対応するサブフィールドの組合せが、「22t」と「5t」の組合せのように、2つのサブフィールドの時間長差が「16t」より大きくなるようなサブフィールド構成が、上記除外される構成に相当する。
【0031】
本実施の形態の形態では図33に示すようなRGB均等な角度のカラーフィルターを1フィールド期間に6回転させるとしたが、これに限定されるものではなく、図34に示すようなRGBRGBと均等に6分割されたカラーフィルターを1フィールドに3回転させても同じことであるし、さらにはRGBRGBRGBと9分割されたカラーフィルターを1フィールドに2回転、さらにはRGB・・・RGBと18分割されたカラーフィルタを1フィールドに1回転させても同じことである。
【0032】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照して説明する。図10〜図13は、本発明の第2の実施の形態の階調表示方法を説明するための図である。本実施の形態における階調表示方法も、第1の実施の形態における階調表示方法と同様に、8ビットすなわち256階調の画像を表示する場合の例である。図10はサブフィールドの構成図であり、図11は階調に対してどのセグメントが点灯するかを示す表であり、図12、図13は各セグメントに於いて階調に対してどのサブフィールドが点灯するかを示す表であり、各サブフィールドの対応する場所に、そのサブフィールドが有する時間長を示す文字が記入されている場合は、そのサブフィールドが点灯している(オンである)ことを示し、何も記入されていない場合は、そのサブフィールドが非点灯である(オフである)ことを示している。本実施の形態では従来例で説明した図31と同様に、1つのDMD素子を用いて、RGBで分割されたカラーフィルターを回転させて、赤色、緑色、青色のフィールドを順次表示し、カラー表示を得るものである。本実施の形態では図35に示すようなRGBRGBと6分割されたカラーフィルターを1フィールド期間に3回転させるので、各色6セグメントの分離された発光期間(本発明の「時分割時間帯」に対応)を有する。本実施の形態における階調表示方法に用いるカラーフィルターは、図35に示すように、緑色のG1の部分とG2の部分で角度に差がある。さらに図10〜図13では緑色のサブフィールドの構成図のみを示すものであるが、セグメント1から6までの各セグメントの時間はこのカラーフィルタの角度に応じて時間の差がある。
【0033】
図10では従来例で説明した図29と同じように、各サブフィールドの時間長は、当該サブフィールドのみをオンとした場合の1つの色の輝度に対応する重みづけがされており、この重みづけは、図31の構成の場合においては、DMDのミラーがオン(点灯)している時間に対応するもの、あるいは、この時間長内での点灯するパルス数に対応するものである。本実施の形態では1フィールドを33サブフィールドを用いて表示し、8ビット「256」階調を6つのセグメントの時間に比例するように配分し、それぞれセグメント1からセグメント6までを「31t」、「54t」、「31t」、「55t」、「31t」、「54t」の時間長を有するように配分している。ここでtは緑色が1フィールド時間に表示される時間を256階調で割った基本時間(本発明の「一単位」に対応)を示す。
【0034】
本実施の形態においては、図11に示すように、「0」から「31」階調まではセグメント1内のサブフィールドを用いて表示を行い(その際他のセグメントのサブフィールドは全て非点灯(オフ))、さらに「32」から「85」階調まではセグメント2内のサブフィールドを用いて階調表示を行う(その際セグメント1は全てのサブフィールドが常時点灯(オン)し、セグメント3以降のサブフィールドは全て非点灯)といった具合に、順次セグメント毎にある階調までの表示を完了させ、続いて次のセグメントにて次の階調までの表示を行い、連続的な時間幅変調で表示を行うものである。
【0035】
図12に示すように、短い時間長を有するセグメント1、3、5では、「31t」の時間長を、それぞれ「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド5個に分割し、これらのサブフィールドのオン/オフの組合せを2進法にしたがって行うことによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する。すなわち、セグメント1、3、5は、本発明の「2進法サブフィールド」に対応するサブフィールドのみで構成されている。
【0036】
また、図13に示すように、長い時間長を有するセグメント2、4、6では、「54t」の時間長をそれぞれ「23t」、「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド6個に分割し、これらのサブフィールドのオン/オフの組合せによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する。セグメント2を例に挙げて説明すると、「32」から「85」の階調のうち、「32」から「63」までを「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド5個で2進法に従って表示する。「63」から「85」間での階調は「23t」と「16t」の重みの2つのサブフィールドを常に点灯させ、残りを「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド4個で2進法に従って表示する。セグメント4およびセグメント6についても、同様に、各セグメントを構成するサブフィールドのオン/オフの組合せによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する。なお、セグメント2、4、6において、「23t」の時間長を有するサブフィールドは、本発明の「調整サブフィールド」に対応し、「16t」、「8t」、「4t」、「2t」および「1t」の時間長を有するサブフィールドは、本発明の「2進法サブフィールド」に対応するものである。
【0037】
すなわち、階調が31(または54)増えるごとにセグメント1からセグメント6まで順番にそのセグメント内のサブフィールドが点灯するように連続的に増えて行き、各セグメント内ではそのセグメント内で完了するようにサブフィールドが概ね2進法に従って点灯していくように表示する。このようにしてもほぼ第1の実施の形態と同等の効果が期待できる。
【0038】
なお、カラーフィルターとセグメント構成(サブフィールド構成)の関係は、図35に示したカラーフィルターと図10に示したセグメント構成(サブフィールド構成)の関係に限るものではなく、カラーフィルターの分割に対応して、セグメント分割が行われており、オンのサブフィールドとオフのサブフィールドとが混在するセグメントの数を、0または1とし、残りの各セグメントを、オンのサブフィールドのみ、または、オフのサブフィールドのみとなるように構成し、連続した階調の表示切換を行う場合、同一のセグメント内でのサブフィールドのオン/オフ切換によって行うことを優先し、1階調差の表示切換を行う場合、表示切換前にオンのサブフィールドとオフのサブフィールドとが混在するセグメントの数が0となっている場合を除き、複数のサブフィールドで構成されるセグメントについては、オンのサブフィールドのみで構成されたセグメントを、オフのサブフィールドのみで構成されるようにする切換、および、オフのサブフィールドのみで構成されたセグメントを、オンのサブフィールドのみで構成されるようにする切換は行わないような、セグメント構成(サブフィールド構成)になっておればよい。
【0039】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照して説明する。図14〜図17は、本発明の第3実施の形態の階調表示方法を説明するための図である。本実施の形態における階調表示方法も、第1の実施の形態における階調表示方法と同様に、8ビットすなわち256階調の画像を表示する場合の例である。図14はサブフィールドの構成図であり、図15は階調に対してどのセグメントが点灯するかを示す表であ、図16、図17は各セグメントにおいて階調に対してどのサブフィールドが点灯するかを示す表であり、各サブフィールドの対応する場所に、そのサブフィールドが有する時間長を示す文字が記入されている場合は、そのサブフィールドが点灯している(オンである)ことを示し、何も記入されていない場合は、そのサブフィールドが非点灯である(オフである)ことを示している。本実施の形態では従来例で説明した図31と同様に、1つのDMD素子を用いて、RGBで分割されたカラーフィルターを回転させて、赤色、緑色、青色のフィールドを順次表示し、カラー表示を得るものである。本実施の形態ではRGB均等な角度のカラーフィルターを1フィールド期間に8回転させるので、各色8セグメントの分離された発光期間(本発明の「時分割時間帯」に対応)を有する。さらに図14〜図17には緑色のサブフィールドの構成図のみを示すが、セグメント1から8までの各セグメントの時間は等しく、また各セグメント間はRとBのそれぞれ1セグメント分の間隔が空いている。
【0040】
図14では従来例で説明した図29と同じように、各サブフィールドの時間長は、当該サブフィールドのみをオンとした場合の1つの色の輝度に対応する重みづけがされており、この重みづけは、図31の構成の場合においては、DMDのミラーがオン(点灯)している時間に対応するもの、あるいは、この時間長内での点灯するパルス数に対応するものである。本実施の形態では1フィールドを47サブフィールドを用いて表示し、8ビット「256」階調を、それぞれセグメント1からセグメント7までを「32t」の時間長を有するように、セグメント8を「31t」の時間長を有するように配分している。ここでtは緑色が1フィールド時間に表示される時間を256階調で割った基本時間(本発明の「一単位」に対応)を示す。
【0041】
本実施の形態においては、図15に示すように、「0」から「32」階調まではセグメント1内のサブフィールドを用いて表示を行い(その際他のセグメントのサブフィールドは全て非点灯(オフ))、さらに「33」から「64」階調まではセグメント2内のサブフィールドを用いて表示を行う(その際セグメント1は全てのサブフィールドが常時点灯(オン)し、セグメント3以降のサブフィールドは全て非点灯)といった具合に、順次セグメント毎にある階調までの表示を完了させ、続いて次のセグメントにて次の階調までの表示を行い、連続的な時間幅変調で表示を行う点では第1の実施の形態と同様である。
【0042】
図16に示すように、セグメント8を除く各セグメント内では、「32t」の時間長のうち、「31t」の時間長をそれぞれ「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド5個に分割し、これらのサブフィールドのオン/オフの組合せを2進法にしたがって行うことによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する。さらに最後に最小ビットである「1t」の時間長を有するサブフィールドを点灯させることにより「32t」の時間長に対応する輝度を表現することが可能になる。このようにセグメント1からセグメント7まで連続的に「32」階調毎に、各セグメントを構成するサブフィールドのオン/オフの組合せによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する。なお、上記各セグメントにおいて、最後に点灯させる「1t」の時間長を有するサブフィールドは、本発明の「調整サブフィールド」に対応し、残りの「16t」、「8t」、「4t」、「2t」および「1t」の時間長を有するサブフィールドは、本発明の「2進法サブフィールド」に対応するものである。
【0043】
但し、最後の「225」から「255」階調までの表示については、図17に示すように、セグメント8内で、「31t」の時間長を、それぞれ「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド5個で2進法に従って表示する。すなわち、セグメント8は、本発明の「2進法サブフィールド」に対応するサブフィールドのみで構成されている。
【0044】
すなわち、階調が32増えるごとにセグメント1からセグメント8まで順番にそのセグメント内のサブフィールドが点灯するように連続的に増えて行き、各セグメント内ではそのセグメント内で完了するようにサブフィールドが2進法に従って点灯していくように表示する。
【0045】
本実施の形態においては、階調を連続的に増加する場合に、セグメント内でのサブフィールドの点灯は、セグメント1〜7の最後に点灯する「1t」の時間長を有するサブフィールドの点灯を除き、2進法にしたがって行われるので、構成がシンプルになる。
【0046】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を図面を参照して説明する。図18〜図21は、本発明の第4の実施の形態の階調表示方法を説明するための図である。本実施の形態における階調表示方法も、第1の実施の形態における階調表示方法と同様に、8ビットすなわち256階調の画像を表示する場合の例である。図18はサブフィールドの構成図であり、図19は階調に対してどのセグメントが点灯するかを示す表であり、図20、図21は各セグメントに於いて階調に対してどのサブフィールドが点灯するかを示す表であり、各サブフィールドの対応する場所に、そのサブフィールドが有する時間長を示す文字が記入されている場合は、そのサブフィールドが点灯している(オンである)ことを示し、何も記入されていない場合は、そのサブフィールドが非点灯である(オフである)ことを示している。本実施の形態では従来例で説明した図31と同様に、1つのDMD素子を用いて、RGBで分割されたカラーフィルターを回転させて、赤色、緑色、青色のフィールドを順次表示し、カラー表示を得るものである。本実施の形態ではRGB均等な角度のカラーフィルターを1フィールド期間に4回転させるので、各色4セグメントの分離された発光期間(本発明の「時分割時間帯」に対応)を有する。さらに図18〜図21には緑色のサブフィールドの構成図のみを示すが、セグメント1から4までの各セグメントの時間は等しく、また各セグメント間はRとBのそれぞれ1セグメント分の間隔が空いている。
【0047】
図18では従来例で説明した図29と同じように、各サブフィールドの時間長は、当該サブフィールドのみをオンとした場合の1つの色の輝度に対応する重みづけがされており、この重みづけは、図31の構成の場合においては、DMDのミラーがオン(点灯)している時間に対応するもの、あるいは、この時間長内での点灯するパルス数に対応するものである。本実施の形態では1フィールドを27サブフィールドを用いて表示し、8ビット「256」階調を、それぞれセグメント1からセグメント3までを「64t」の時間長を有するように、セグメント4を「63t」の時間長を有するように配分している。ここでtは緑色が1フィールド時間に表示される時間を256階調で割った基本時間(本発明の「一単位」に対応)を示す。
【0048】
本実施の形態においては、図19に示すように、「0」から「64」階調まではセグメント1内のサブフィールドを用いて表示を行い(その際他のセグメントのサブフィールドは全て非点灯(オフ))、さらに「65」から「128」階調まではセグメント2内のサブフィールドを用いて表示を行う(その際セグメント1は全てのサブフィールドが常時点灯(オン)し、セグメント3以降のサブフィールドは全て非点灯)といった具合に、セグメント毎にある階調までの表示を完了させ、続いて次のセグメントにて次の階調までの表示を行い、連続的な時間幅変調で表示を行う点では第1の実施の形態と同様である。
【0049】
図20に示すように、セグメント4を除く各セグメント内では、「64t」の時間長のうち、「63t」の時間長をそれぞれ「32t」、「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド6個に分割し、これらのサブフィールドのオン/オフの組合せを2進法にしたがって行うことによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する。さらに最後に最小ビットである「1t」の時間長を有するサブフィールドを点灯させることにより「64t」の時間長に対応する輝度を表現することが可能になる。このようにセグメント1からセグメント3まで連続的に「64」階調毎に、各セグメントを構成するサブフィールドのオン/オフの組合せによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する。なお、上記各セグメントにおいて、最後に点灯させる「1t」の時間長を有するサブフィールドは、本発明の「調整サブフィールド」に対応し、残りの「32t」、「16t」、「8t」、「4t」、「2t」および「1t」の時間長を有するサブフィールドは、本発明の「2進法サブフィールド」に対応するものである。
【0050】
但し、最後の「193」から「255」階調までの表示については、図21に示すように、セグメント4内で、「63t」の時間長を、それぞれ「32t」、「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド5個で2進法に従って表示する。すなわち、セグメント4は、本発明の「2進法サブフィールド」に対応するサブフィールドのみで構成されている。
【0051】
すなわち、階調が64増えるごとにセグメント1からセグメント4まで順番にそのセグメント内のサブフィールドが点灯するように連続的に増えて行き、各セグメント内ではそのセグメント内で完了するようにサブフィールドが2進法に従って点灯していくように表示する。
【0052】
本実施の形態においても、第3の実施の形態と同様に、階調を連続的に増加する場合に、セグメント内でのサブフィールドの点灯は、セグメント1〜3の最後に点灯する「1t」の時間長を有するサブフィールドの点灯を除き、2進法にしたがって行われるので、構成がシンプルになる。
【0053】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態を図面を参照して説明する。図22は、本発明の第5の実施の形態の階調表示方法を説明するための図である。本実施の形態において、特に説明のないものについては、第1の実施の形態と同じとする。図22は階調に対してどのセグメントが点灯するかを示す表である。本実施の形態では各セグメントのサブフィールド構成は第1の実施の形態で説明した図1と同様であるが、本実施の形態では、「0」から「42」階調まではセグメント6内のサブフィールドを用いて表示を行い(その際他のセグメントのサブフィールドは全て非点灯)、さらに「43」から「86」階調まではセグメント5内のサブフィールドを用いて階調表示を行う(その際セグメント6は全てのサブフィールドが常時点灯し、セグメント1から4のサブフィールドは全て非点灯)といった具合に、セグメント間における階調の連続性の時間軸が、第1の実施の形態のものと正反対になっている。
【0054】
このように、セグメント間における階調の連続性の時間軸を正反対にしても、動画像の疑似輪郭を抑制する効果は同等に得られる。このことは第1の実施の形態のみならず、第2〜第4の実施の形態についても適用できる。
【0055】
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態を図面を参照して説明する。図23は、本発明の第6の実施の形態の階調表示方法を説明するための図である。本実施の形態において、特に説明のないものについては、第1の実施の形態と同じとする。図23は階調に対してどのセグメントが点灯するかを示す表である。本実施の形態では各セグメントのサブフィールド構成は第1の実施の形態で説明した図1と同様であるが、本実施の形態では「0」から「42」階調まではセグメント1内のサブフィールドを用いて表示を行い(その際他のセグメントのサブフィールドは全て非点灯)、さらに「43」から「86」階調まではセグメント3内のサブフィールドを用いて階調表示を行う(その際セグメント1は全てのサブフィールドが常時点灯し、セグメント1と3以外のセグメントのサブフィールドは全て非点灯)といった具合に、セグメント毎にある階調までの表示を完了させる点はこれまでと同様であるが、セグメント間ではセグメントのオン/オフ切換の連続性は崩れている。すなわち、図23に示すように、階調が42(または43)増えるごとにセグメント1からセグメント6まで順不同にそのセグメント内のサブフィールドが点灯するように連続的に増えて行き、各セグメント内ではそのセグメント内で完了するようにサブフィールドが概ね2進法に従って点灯していくように表示する。また、表示切換前にオンのサブフィールドとオフのサブフィールドとが混在するセグメントの数が0となっている場合は、複数のサブフィールドで構成されるセグメントについては、オンのサブフィールドのみで構成されたセグメントを、オフのサブフィールドのみで構成されるようにする切換、および、オフのサブフィールドのみで構成されたセグメントを、オンのサブフィールドのみで構成されるようにする切換を行ってもよい。例えば、図23に示すように、「170」階調から「171」階調の表示切換を行う場合、「全てオフ」であったセグメント2を「全てオン」にし、「全てオン」であったセグメント6を「全てオフ」にしてもよい。つまり、セグメントのオン/オフ切換の順番は本実施の形態に因らず、いかなる順番であっても構わない。
【0056】
このように、セグメント間におけるセグメントのオン/オフ切換の連続性を崩しても、動画像の疑似輪郭を抑制する効果は同等に得られる。このことは第1の実施の形態のみならず、第2〜第5の実施の形態についても適用できる。但し、第1から第5の実施の形態における階調表示方法のセグメント選択要領のように(図2、図11、図15、図19、図22に示すように)、セグメント間におけるセグメントのオン/オフ切換の連続性を有する方が動画像のボケを抑制する効果がある。
【0057】
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施の形態を図面を参照して説明する。図24〜図27は、本発明の第7の実施の形態の階調表示方法を説明するための図である。本実施の形態において、特に説明のないものについては、第1の実施の形態と同じとする。図24はサブフィールドの構成図であり、図25は階調に対してどのセグメントが点灯するかを示す表であり、図26、図27は各セグメントにおいて階調に対してどのサブフィールドが点灯するかを示す表であり、各サブフィールドの対応する場所に、そのサブフィールドが有する時間長を示す文字が記入されている場合は、そのサブフィールドが点灯している(オンである)ことを示し、何も記入されていない場合は、そのサブフィールドが非点灯である(オフである)ことを示している。本実施の形態では第1の実施の形態とセグメント数ならびにサブフィールド構成は同じであるが、セグメント内でのサブフィールドの時間的配列が異なる。
【0058】
本実施の形態では1フィールドを36サブフィールドを用いて表示し、8ビット「256」階調を6つのセグメントにほぼ均等に配分し、図25に示すように「0」から「42」階調まではセグメント1内のサブフィールドを用いて表示を行い(その際他のセグメントのサブフィールドは全て非点灯(オフ))、さらに「43」から「86」階調まではセグメント2内のサブフィールドを用いて階調表示を行う(その際セグメント1は全てのサブフィールドが常時点灯(オン)し、セグメント3以降のサブフィールドは全て非点灯)といった具合に、セグメント毎にある階調までの表示を完了させ、続いて次のセグメントにて次の階調までの表示を行い、連続的な時間幅変調で表示を行う点は第1の実施の形態と同様である。
【0059】
各セグメント内では「42t」(または「43t」)の時間長を、それぞれ「11t」(または「12t」)、「16t」、「8t」、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールド6個に分割し、これらのサブフィールドのオン/オフの組合せによって、当該セグメントが担当する階調の変化分を表示する点も第1の実施の形態と同様である。
【0060】
しかしながら本実施の形態では、1つのセグメント内のサブフィールドの時間的配列が時間長の短いサブフィールドから順番に「1t」−「2t」−「4t」−「8t」−「16t」−「11t」のように並んでいる。このように、セグメント内での時間的配列を特定しなくとも、動画像の疑似輪郭を抑制する効果は得られるが、本発明の第1の実施の形態のように、「2t」−「16t」−「4t」−「8t」−「11t」−「1t」のように、時間長の短いサブフィールドである「2t」と「1t」の時間長を有するサブフィールドをセグメントの最初と最後に配置し、次に時間長の短いサブフィールドである「4t」の時間長を有するサブフィールドを他の時間長の短いサブフィールドである「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールドと連続しないように配置するほうが、以下に説明する問題を回避できる。
【0061】
この問題は、文献(「10.4:Phased Reset Timing for Improved Digital Micromirror Device(DMD) Brightness」 SID 98 DIGEST pp.125-128)において、DMD素子の書き込みデータのロード/リセットに関する問題として説明されているものである。すなわち、1tよりも十分に短いロードタイムであればサブフィールドの時間的配列はどのようであっても、前のサブフィールドを表示している間に次のサブフィールドのデータをロードできるので問題ないが、例えばロードタイムより短い時間長を有するサブフィールドが来る場合に次のサブフィールドのデータをロードする時間が充分に与えられないという問題が起こる。この問題を解決するために短い時間長を有するサブフィールドをセグメントの最初と最後に配列すればよい。なぜならばセグメントの最初はその直前にスポークタイムという色の切り替わりによる強制非点灯時間が設けられるために、この間にセグメントの最初のサブフィールドのデータのロード/リセットが可能となる。またセグメントの最後もその直後にスポークタイムが来るので次のサブフィールドのデータをロードする必要がないからである。
【0062】
図28にリセットグループが4相のフェーズリセットを用いた場合のデータのロード/リセットを示す。これより、第1の実施の形態においては、データのロードタイムより短い時間長を有するサブフィールドがあっても、充分にデータのロード/リセットが可能であることがわかる。
【0063】
上記説明においては、「4t」、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールドを、時間的に連続して配置しない、「2t」、「1t」の時間長を有するサブフィールドを、時間的に各セグメントの両端に配置するとして説明したが、一般的には、サブフィールドのデータのロードタイムの2倍より短い時間長を有するサブフィールドに対して、このような措置を講ずれば、上述したような問題は回避できる。
【0064】
なお、第1〜第7の実施の形態においては、赤色、緑色、青色についての256階調を例として説明したが、これに限るものではなく、他の色、他の階調数についても、本発明の階調表示方法は適用できるものである。また、本発明の各サブフィールドは、1フレーム内の所定の色に対応する時間を階調数で割った時間を一単位とし、当該サブフィールドのみをオンとした場合に得られる前記所定の1つの色の輝度に対応する時間長を有しているとして説明したが、これに限るものではなく、別の重みづけによるものであっても、当該サブフィールドのみをオンとした場合に所望の輝度が得られるようなものであればよい。要するに、1フレーム/フィールド内での所定の1つの色に対応する時間帯を複数の時分割時間帯で構成し、前記各時分割時間帯に対応する時間的なセグメントを設定し、前記各セグメントを1つ以上のサブフィールドで構成し、前記所定の1つの色の階調を、前記所定の1つの色の前記各サブフィールドのオン/オフを適宜指定することによって、表示させるものであれば、オンの前記サブフィールドとオフの前記サブフィールドとが混在する前記セグメントの数を、0または1とし、残りの前記各セグメントを、オンの前記サブフィールドのみ、または、オフの前記サブフィールドのみとなるように構成し、連続した階調の表示切換を行う場合、同一の前記セグメント内での前記サブフィールドのオン/オフ切換によって行うことを優先し、1階調差の表示切換を行う場合、表示切換前にオンの前記サブフィールドとオフの前記サブフィールドとが混在する前記セグメントの数が0となっている場合を除き、複数の前記サブフィールドで構成される前記セグメントについては、オンの前記サブフィールドのみで構成された前記セグメントを、オフの前記サブフィールドのみで構成されるようにする切換、および、オフの前記サブフィールドのみで構成された前記セグメントを、オンの前記サブフィールドのみで構成されるようにする切換は行わないような構成とすることによって、本発明の階調表示方法は適用できるものである。また、本発明において、図33、図34、図35に示したカラーフィルターは一例であり、本発明はカラーフィルターの形状には依存しない。例えば、図35に示すように、RGBのフィルタの角度は均等である必要はなく、色の配置も各図の配置に限定するものではない。また、RGBの色セグメント数についても同様であり、本発明では、RGB各色6セグメントや各色4セグメント、各色8セグメントなどの場合を例に挙げたが、これに限定するものではない。各実施の形態で述べたように、例えば、 1 フィールド期間にセグメント数分回転させることで、他のセグメント数にも対応でき、 1 フィールドに5回転させれば、RGB各色5セグメントとなる。本発明で最も重要なのは、各実施の形態で述べたように、各色セグメントにおいて、1つのセグメント内で順番にサブフィールドが点灯し、各セグメント内にて完了し、セグメント単位にて順次、連続的に点灯するように組まれたシーケンスであることである。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、サブフィールド法を用いた場合の動画像の画質劣化を、コスト増を抑制しつつ、防止できる階調表示方法を提供することができる。
【0066】
すなわち、本発明の階調表示方法によれば、視線の移動による誤ったサブフィールドの加算による異常な画像の発生を防ぎ、動画像の画質を向上させることができる。
【0067】
さらにDMDを用いた表示においてはデータのロードタイムの制約が緩く、容易に実施できるサブフィールドの時間的配列が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法のサブフィールド構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法のセグメント選択表である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法の0〜42階調でのサブフィールド選択表である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法の43〜85階調でのサブフィールド選択表である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法の86〜127階調でのサブフィールド選択表である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法の128〜170階調でのサブフィールド選択表である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法の171〜212階調でのサブフィールド選択表である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法の213〜255階調でのサブフィールド選択表である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法でランプ波形を移動したときに見える画像のシミュレーション結果を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における階調表示方法のサブフィールド構成図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における階調表示方法のセグメント選択表である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における階調表示方法のセグメント1、3、5でのサブフィールド選択表である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における階調表示方法のセグメント2、4、6でのサブフィールド選択表である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における階調表示方法のサブフィールド構成図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における階調表示方法のセグメント選択表である。
【図16】本発明の第3の実施の形態における階調表示方法のセグメント1〜7でのサブフィールド選択表である。
【図17】本発明の第3の実施の形態における階調表示方法のセグメント8でのサブフィールド選択表である。
【図18】本発明の第4の実施の形態における階調表示方法のサブフィールド構成図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態における階調表示方法のセグメント選択表である。
【図20】本発明の第4の実施の形態における階調表示方法のセグメント1〜3でのサブフィールド選択表である。
【図21】本発明の第4の実施の形態における階調表示方法のセグメント4でのサブフィールド選択表である。
【図22】本発明の第5の実施の形態における階調表示方法のセグメント選択表である。
【図23】本発明の第6の実施の形態における階調表示方法のセグメント選択表である。
【図24】本発明の第7の実施の形態における階調表示方法のサブフィールド構成図である。
【図25】本発明の第7の実施の形態における階調表示方法のセグメント選択表である。
【図26】本発明の第7の実施の形態における階調表示方法のセグメント1、3、5でのサブフィールド選択表である。
【図27】本発明の第7の実施の形態における階調表示方法のセグメント2、4、6でのサブフィールド選択表である。
【図28】本発明の階調表示方法の第1の実施の形態におけるデータロード/リセットの操作を示す図である。
【図29】従来の階調表示方法におけるサブフィールド構成図である。
【図30】従来の階調表示方法におけるサブフィールド選択表である。
【図31】DMDを用いた投写表示装置の構成図である。
【図32】従来の階調表示方法でランプ波形を移動したときに見える画像のシミュレーション結果を示す図である。
【図33】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法に用いるカラーフィルターの概略図である。
【図34】本発明の第1の実施の形態における階調表示方法に用いるカラーフィルターの変形例の概略図である。
【図35】本発明の第2の実施の形態における階調表示方法に用いるカラーフィルターの概略図である。
【図36】従来の階調表示方法で階調を表示している画素間での視点の移動を示す図である。
【符号の説明】
11 DMD素子
12 カラーフィルタ
13 ランプ
14 投写レンズ
Claims (7)
- 1フレーム/フィールド内での所定の1つの色に対応する時間帯を複数の時分割時間帯で構成し、前記各時分割時間帯に対応する時間的なセグメントを設定し、前記各セグメントを1つ以上のサブフィールドで構成し、前記所定の1つの色の階調を、前記所定の1つの色の前記各サブフィールドのオン/オフを適宜指定することによって、表示させる階調表示方法において、
オンの前記サブフィールドとオフの前記サブフィールドとが混在する前記セグメントの数を、0または1とし、残りの前記各セグメントを、オンの前記サブフィールドのみ、または、オフの前記サブフィールドのみとなるように構成し、
連続した階調の表示切換を行う場合、同一の前記セグメント内での前記サブフィールドのオン/オフ切換によって行うことを優先し、
1階調差の表示切換を行う場合、表示切換前にオンの前記サブフィールドとオフの前記サブフィールドとが混在する前記セグメントの数が0となっている場合を除き、複数の前記サブフィールドで構成される前記セグメントについては、オンの前記サブフィールドのみで構成された前記セグメントを、オフの前記サブフィールドのみで構成されるようにする切換、および、オフの前記サブフィールドのみで構成された前記セグメントを、オンの前記サブフィールドのみで構成されるようにする切換は行わないことを特徴とする階調表示方法。 - 連続した階調の表示切換を行う場合、前記サブフィールドのオン/オフ切換の対象となる前記セグメントを、前記セグメントの時間的な配列にしたがって、選択することを特徴とする請求項1に記載の階調表示方法。
- 前記各サブフィールドは、前記1フレーム/フィールド内の前記所定の1つの色に対応する全ての前記サブフィールドをオンとしたときに得られる輝度を階調数で割ったものを一単位とし、当該サブフィールドのみをオンとした場合に得られる前記所定の1つの色の輝度に対応する重みを有しており、
前記セグメント毎の前記複数のサブフィールドの全部または一部は、n+1個(nは所定の自然数)の前記サブフィールドであって、それぞれ一つが、前記一単位の20 、21 、・・・、2n 倍の前記重みを有する2進法サブフィールドであり、
連続した階調の表示切換を行う場合、前記各2進法サブフィールドのオン/オフ切換を、20 、21 、・・・、2n に対応する順に、優先して行うことを特徴とする請求項1または2に記載の階調表示方法。 - 前記セグメント毎の前記複数のサブフィールドの一部は、前記2進法サブフィールドとは別の前記サブフィールドである調整サブフィールドであり、
連続した階調の表示切換を行う場合、前記2進法サブフィールド間でのオン/オフ切換を、前記調整サブフィールドのオン/オフ切換に優先して行うことを特徴とする請求項3に記載の階調表示方法。 - 前記各セグメントは、前記調整サブフィールドを1つのみ有しており、
前記1つのみの調整サブフィールドは、前記一単位の1倍の前記重みを有することを特徴とする請求項4に記載の階調表示方法。 - 前記重みは、前記1フレーム/フィールド内の前記所定の1つの色に対応する時間を階調数で割った時間を前記一単位とする時間長であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の階調表示方法。
- 前記各サブフィールドのデータのロードタイムより短い前記時間長を有する前記サブフィールドがある場合、
前記セグメント毎に、前記ロードタイムの2倍より短い前記時間長を有するサブフィールドを、時間的に先頭に、および/または、時間的に最後尾に配置することを特徴とする請求項6に記載の階調表示方法。
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