JP4007949B2 - 配線・配管材支持具及び配線・配管材支持装置 - Google Patents

配線・配管材支持具及び配線・配管材支持装置 Download PDF

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Description

本発明は、建築物の二重天井内等の天井面や壁面等の構築面に固着されて、その二重天井内等に配設される配線・配管材を吊下げや結束等により支持する配線・配管材支持具及び配線・配管材支持装置に関する。

建築物では、例えば、二重天井内等に電線や電話線等の配線、電線配管や水道配管等の配管材等を先行配設する。この場合、配線や配管材等は、天井面や壁面等の取付面に固定した配線・配管材支持具により、吊下げ支持したり結束支持したりして支持する。かかる従来の配線・配管材支持具として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
特開平11−22862号公報
特許文献1に係る配線・配管材支持具としての管・ケーブル類の支持具は、固定部としての樹脂製の接着板を天井壁等の被接着面(取付面)に対して接着して固定し、接着板の裏面(下面)に一体的に設けたフック等の支持部により、配線や配管材を支持するようになっている。
一方、複数の配線・配管材を支持可能な配線・配管材支持具として、特許文献2に記載の技術がある。
特開2000−46246号公報
特許文献2に係る配線・配管材の支持具は、固定部としての基部に、間隔を置いて並ぶよう複数の支持体を立設し、隣接する支持体間に形成される支持部に配線・配管材を嵌入して挟持することにより、複数の配線・配管材を支持するようになっている。
ここで、建築物の天井面や壁面等の取付面に沿って、複数の配線・配管材を並設して配設する場合がある。この場合、特許文献1に係る管・ケーブル類の支持具を使用して複数の配線・配管材を支持するには、対応する数の管・ケーブル類の支持具を用意し、それらの管・ケーブル類の支持具を取付面に並設して固定して、各管・ケーブル類の支持具により配線や配管材を支持することになる。即ち、特許文献1に記載の技術は、一つの固定部に対して一つの支持部のみを備えて構成されているため、複数の配線・配管材を並列に配設する際には、対応する複数の管・ケーブル類の支持具を取付面に並列に固定して配設する必要がある。よって、この場合、複数の管・ケーブル類の支持具を個別に取付面に位置決めして配置し、接着材等により固定する必要があり、その取付作業が煩雑となる等、作業性等の点で改善する余地がある。
更に、特許文献1に記載の管・ケーブル類の支持具は、接着剤により固定部の裏面(固定面)を壁面等の取付面に貼着して固定する。しかし、この固定面の大きさ(面積)は、重量のある配線・配管材を支持した場合でも、固定部が取付面から離脱することがないよう、かかる場合を基準に大きめに設定されている。よって、特許文献1に記載の管・ケーブル類の支持具では、固定部または固定面が、配設される配線・配管材によっては必要以上に大きくなり、接着剤を必要以上の量(塗布面積)に塗布することになり、無駄な接着剤を必要とする。また、固定部の面積が大きいため、上記のように、複数の配線・配管材を並列して配設する場合に、複数の管・ケーブル類の支持具を取付面に並列して固定すると、隣接する固定部の占める面積が大面積となり、設置面積が必要以上に大きくなって、配線・配管材の配設作業または他の部材の施工作業の支障となる可能性もある。
一方、特許文献2に記載の技術は、1つの固定部に対して複数の支持部を備えた構成となるため、1つの配線・配管材の支持具を取付面に固定するだけで、複数の配線・配管材を支持することができる。しかし、特許文献2に記載の技術では、配線・配管材を並列に配設しない場合、即ち、1つの配線・配管材しか配設しない場合に、1つの支持部しか使用しないことになり、他の支持部が非使用状態となり無駄になる。よって、従来、建築物の施工の際には、特許文献1に記載のような一つの固定部に対して単一の支持部のみ有する配線・配管材支持具と、特許文献2に記載のような一つの固定部に対して複数の支持部を有する配線・配管材支持具とをそれぞれ準備し、現場の仕様に応じて使い分ける必要がある。その結果、そのための準備作業や現場での選別作業等が煩雑となったりする等、作業性やコスト等の点で改善する余地がある。
そこで、本発明は、単一の構成で、配線・配管材を1段または1列のみ配設する場合及び複数段または複数列となるよう並列に配設する場合の両方の場合に容易に対応でき、取付作業等の作業性や作業コスト等のコストを改善することができ、更に、配線・配管材を複数段または複数列となるよう並列に配設する場合に、その取付作業等の作業性を改善することができると共に、その設置面積を最小限に抑えて配線・配管材の配設作業や他の部材の施工作業を円滑に行えるようにすることができる配線・配管材支持具及び配線・配管材支持装置の提供を課題とする。
請求項1に係る配線・配管材支持具は、天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持具であって、取付面に直接的または間接的に固定される固定部と、一端に開口を有するよう前記固定部に一体成形され、前記開口から配線・配管材を嵌入して支持自在な支持部とより構成される配線・配管材支持体を2つ備え、配線・配管材を並列して配設すべく、前記2つの配線・配管材支持体を、前記支持部の開口が相反する方向を向くよう連設すると共に、連設した前記配線・配管材支持体を互いに分離自在とし、前記2つの配線・配管材支持体の支持部において、前記開口と反対側の端部に係止部を掛け渡して一体成形し、前記支持部とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記係止部に係止自在とすると共に、前記係止部により前記2つの配線・配管材支持体の支持部の前記開口と反対側の端部間を連結して補強するものである。
請求項2に係る配線・配管材支持装置は、天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持装置であって、取付面に直接的または間接的に固定される固定部と、一端に開口を有するよう前記固定部に一体成形され、前記開口から配線・配管材を嵌入して支持自在な支持部とより構成される配線・配管材支持体を2つ備え、配線・配管材を並列して配設すべく、前記2つの配線・配管材支持体を、前記支持部の開口が相反する方向を向くよう連設すると共に、連設した前記配線・配管材支持体を互いに分離自在とし、前記2つの配線・配管材支持体の支持部において、前記開口と反対側の端部に係止部を掛け渡して一体成形し、前記支持部とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記係止部に係止自在とすると共に、前記係止部により前記2つの配線・配管材支持体の支持部の前記開口と反対側の端部間を連結して補強し、更に、前記係止部に紐状の吊下支持体を係止して配線・配管材を吊下支持自在としたものである。
請求項3に係る配線・配管材支持具は、請求項1または2の構成において、前記2つの配線・配管材支持体の固定部間を、切断または折り取り自在な連結部により連結することで、当該少なくとも2つの配線・配管材支持体を互いに分離自在に連設し、前記連結部は、前記2つの配線・配管材支持体の固定部の対向側縁の長さ方向略中央部分に一体成形した板状とされると共に、全体を断面略V字状の板状とされているものである。
なお、本発明に係る配線・配管材支持具は、請求項1乃至のいずれか1項記載の配線・配管材支持具を複数備え、前記複数の配線・配管材支持具を、前記2つの配線・配管材支持体の連設方向に沿って略直線状に配置して連設すると共に、隣接する前記配線・配管材支持具間を互いに分離自在として構成することも可能である。
請求項に係る配線・配管材支持具は、天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持具であって、前記取付面に直接的または間接的に固定される固定部と、一端に開口を有するよう前記固定部に一体成形され、前記開口から配線・配管材を嵌入して支持自在な支持部とより構成される配線・配管材支持体を2つ備え、当該2つの配線・配管材支持体の各々の支持部を、前記固定部を前記取付面に固定したときに前記取付面と略直交する方向に延設すると共に、前記支持部の延設方向に沿って前記開口を同一方向を向くよう複数配置し、前記支持部の複数の開口から複数の配線・配管材をそれぞれ嵌入して、前記複数の配線・配管材を前記支持部により並列状態で支持するようにし、前記2つの配線・配管材支持体を、各々の複数の支持部の開口が相反する方向を向くよう連設すると共に、連設した前記2つの配線・配管材支持体を互いに分離自在とし、前記2つの配線・配管材支持体の各々の複数の支持部において、前記固定部から最も離間した位置の支持部における前記開口と反対側の端部に係止部を略掛け渡して一体成形し、前記支持部とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記係止部に係止自在とすると共に、前記係止部により前記2つの配線・配管材支持体の支持部の前記開口と反対側の端部間を連結して補強するものである。
なお、本発明に係る配線・配管材支持具は、請求項記載の配線・配管材支持具を複数備え、前記配線・配管材支持具を、前記複数の配線・配管材支持体の連設方向に沿って略直線状に配置して連設すると共に、隣接する前記配線・配管材支持具間を互いに分離自在として構成することも可能である。

請求項に係る配線・配管材支持具は、請求項1乃至のいずれかの構成において、前記支持部の各々の先端に鉤状の掛止部を一体形成すると共に、当該掛止部を略山形状または略V字状の板状とし、当該掛止部の先端面が配設時の配線・配管材の長さ方向に沿って傾斜する略V字状の面となるようにしたものである。
請求項1に係る配線・配管材支持具は、単一の構成で、配線・配管材を1段または1列のみ配設する場合及び2段または2列となるよう並列に配設する場合の両方の場合に容易に対応でき、取付作業等の作業性や作業コスト等のコストを改善することができ、更に、配線・配管材を2段または2列となるよう並列に配設する場合に、その取付作業等の作業性を改善することができると共に、その設置面積を最小限に抑えて配線・配管材の配設作業や他の部材の施工作業を円滑に行えるようにすることができる。加えて、請求項1に係る配線・配管材支持具は、係止部により吊下支持体の係止機能と、隣接する支持部間の連結による補強機能とを発揮させることができる。
請求項2に係る配線・配管材支持装置は、単一の構成で、配線・配管材を1段または1列のみ配設する場合及び2段または2列となるよう並列に配設する場合の両方の場合に容易に対応でき、取付作業等の作業性や作業コスト等のコストを改善することができ、更に、配線・配管材を2段または2列となるよう並列に配設する場合に、その取付作業等の作業性を改善することができると共に、その設置面積を最小限に抑えて配線・配管材の配設作業や他の部材の施工作業を円滑に行えるようにすることができる。加えて、請求項2に係る配線・配管材支持装置は、係止部により吊下支持体の係止機能と、隣接する支持部間の連結による補強機能とを発揮させることができる。更にまた、請求項2に係る配線・配管材支持装置は、吊下支持体による配線・配管材の吊下支持も可能となる。
請求項3に係る配線・配管材支持装置は、請求項1または2の効果に加え、連結部を固定部と別個の構成とすることができる。
請求項に係る配線・配管材支持具は、複数の構成を用意することなく、単一の構成で、配線・配管材を1段または1列のみ配設する場合及び複数段または複数列となるよう並列に配設する場合の両方の場合に容易に対応でき、取付作業等の作業性や作業コスト等のコストを改善することができ、更に、配線・配管材を複数段または複数列となるよう並列に配設する場合に、その取付作業等の作業性を改善することができると共に、その設置面積を最小限に抑えて配線・配管材の配設作業や他の部材の施工作業を円滑に行えるようにすることができる。更に、複数の配線・配管支持体の連設状態では、複数段複数列の配線・配管材を支持することができる。また、請求項5に係る配線・配管材支持具は、必要に応じて、各々が複数の支持部を有する複数の配線・配管支持体に分離して使用することができる。

請求項に係る配線・配管材支持装置は、請求項1乃至のいずれかの効果に加え、配線・配管材を前記開口から支持部に嵌入するときに、配線・配管材を掛止部の先端面(V字状面)に沿って円滑に支持部の内部に挿入することができ、かつ、支持部への嵌入後は、掛止部全体により配線・配管材を掛止して、支持部からの離脱を効果的に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を各種使用状態と共に示す説明図である。図2は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す平面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す底面図である。図4は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。図5は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す側面図である。
実施の形態1は、天井や壁等の天井面や壁面等の取付面に直接固定され、電線や電話線等の配線や、電線配管や水道配管等の配管材を支持する配線・配管材支持具に具体化される。実施の形態1の配線・配管材支持具は、図1〜図5に示すように、配線・配管材支持体10を2つ備え、それらを一体成形してなるものである。各配線・配管材支持体10は、取付面Sに固定自在な固定部11と、固定部11に一体的に設けられて配線・配管材を支持自在な支持部12とより構成される。詳細には、前記固定部11は、長方形板状等の矩形平板状をなし、図3に示すように、裏面(底面)に多数の円形の小凹部11aを一体形成している。また、固定部11は、裏面の中央に刻印部11bを設けている。更に、固定部11の裏面全体は、前記取付面Sに接着剤を介して貼着して固定される貼着面11cとされている。なお、固定部11は、刻印部11bを設けず、裏面全体に前記小凹部11aを設けてもよい。或いは、固定部11の裏面は、円形をなす小凹部11b以外の形状の小凹部を設けたり、単なる平坦面として貼着面11cを構成したりすることができる。即ち、固定部11の裏面は、前記取付面Sへ貼着して固定される貼着面(接着面)となるため、取付面Sの表面形状、湾曲の有無、材質等に対応して、適宜その構成を変更することができる。一方、固定部11の表面は、図2に示すように単なる平坦面とされている。
前記支持部12は、一端に開口13を有するよう前記固定部11に一体成形され、開口13から配線・配管材を支持部12の内部に嵌入して支持自在とされている。具体的には、支持部12は、断面略L字状または略アングル状の板状をなし、その基端(図4,5中上端)が固定部11の表面の幅方向一端中央に一体成形により固着されている。支持部12は、コーナー部が所定アールの湾曲部とされ、更に、コーナー部内面側に湾曲形状の凹部12aを設けている。凹部12aにより、支持部12をコーナー部でより円滑に撓ませて、開口13からの配線・配管材の嵌入をより容易に行えるようになっている。支持部12のコーナー部より基端側部分は、固定部11の表面と略直交し、先端側部分は、固定部11の表面と略平行となっている。また、支持部12の先端には、小さい鉤状(フック状)の掛止部12bが一体成形されている。掛止部12bは、図5に示すように、略山形状(略V字状)の板状をなしている。前記掛止部12bの先端の略V字状の面と固定部11の幅方向他端部の表面との間に、前記開口13が形成される。ここで、各配線・配管材支持体10に配線・配管材を嵌入する際に、掛止部12bの先端面が、固定部11の長さ方向(配設時の配線・配管材の長さ方向)に沿って傾斜する略V字状の面となる。
前記配線・配管材支持体10は、複数の配線・配管材を並列して配設すべく、特定方向に複数連設されると共に、互いに分離自在とされている。詳細には、実施の形態1に係る配線・配管材支持具は、複数の配線・配管材を(2列に)並列して配設すべく、合計2つの配線・配管材支持体10を、支持部12の開口13が相反する方向を向くよう直線状に連設している。具体的には、2つの配線・配管材支持体10は、それぞれ、手指により切断自在な連結部15により連結され、互いに分離自在に連設されている。即ち、実施の形態1に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持体10の固定部11を、その長辺が平行に対向するよう、同一平面上に直線的に並設すると共に、固定部11の対向する長辺の中央部間に前記連結片15を一体成形している。これにより、2つの配線・配管材支持体10が、連結部15により互いに連結され、その幅方向に連設されている。
連結部15は、配線・配管材支持体10の連結方向における所定箇所、即ち、その幅方向における中央を、手指により切断または折り取り自在な強度乃至構造の切断箇所15aとすると共に、前記切断箇所15a以外の部分を切断箇所15aより大きな強度乃至構造としたものである。また、連結部15は、配線・配管材支持体10の固定部11間を連結している。更に、連結部15の幅方向両端部(各固定部11との連結部分)は、固定部11と略同一肉厚とされると共に、中央部分は、中央の切断箇所15aに向かって徐々に薄肉となる略テーパ状とされている。即ち、連結部15は、全体を断面略V字状の板状とされている。なお、連結部15の切断箇所15aの肉厚は、材料の強度等を考慮して、通常の作業者の手指の力により容易に切断できる程度の肉厚(例えば1mm程度)とすればよい。また、連結部15の切断箇所15a周辺の裏面(図4中の上面)は、単なるV字状の断面とされているが、表面(図4中の下面)は、若干のアール(例えばR=1)が付与された湾曲状のV字状とされている。更に、連結部15は、固定部11の長さ方向略中央部の約3分の1程度の部分(支持部12よりも狭い範囲)に設けられている。これにより、連結部15の幅方向両側には、それぞれ、略矩形状の凹部16が形成されている。
上記のように、実施の形態1では、配線・配管材支持体10の支持部12は、開口13が相反する方向を向くよう連設されて対をなすが、それら一対の支持部12において、開口13と反対側の端部間には、係止部17が略掛け渡して一体成形されている。詳細には、係止部17は、直線棒状をなし、その両端が、一対の支持部12の対向側であるコーナー部の幅方向中央にそれぞれ一体成形により固着されている。係止部17は、その外側面(図4中下面)が支持部12の外側面(図4中下面)と略面一となるよう設けられている。なお、この係止部17は、後述する実施の形態7で説明するように、支持部12とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するためのひも状等の吊下支持体を係止して構成することもできる。また、係止部17は、配線・配管材支持具の2つの支持部12を、そのコーナー部の幅方向中央で連結し、補強的な機能も発揮するようになっている。更に、係止部17は、単なる(細い)直線棒状であるため、手指により任意の箇所(例えば中央)で切断または折り取り自在となっている。なお、係止部17は、その中央に略V字状の溝を設ける等して、その箇所で一層容易に切断または折り取りできるよう構成してもよい。しかし、上記のように、係止部17に別個の吊り下げ支持体を係止して使用する場合、吊り下げ支持体の支持強度を確保する点から、係止部17には略V字状の溝等を設けず、単なる棒状体として構成することが好ましい。
次に、上記のように構成した実施の形態1に係る配線・配管材支持具の製造方法、使用方法並びに作用及び効果について説明する。
まず、実施の形態1に係る配線・配管材支持具は、固定部11及び支持部12からなる一対の配線・配管材支持体10と、連結部15と、係止部17とを、ポリ塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂等からなる所定の成形材料を使用して、図1〜図5に示す形状へと一体成形することにより製造される。このように製造した実施の形態1に係る配線・配管材支持具は、そのままの連設状態で、天井面等の取付面Sの所定位置に固定され、配線・配管材を並列して支持するために使用することができる。このとき、左右一対の配線・配管材支持体10の支持部12が、開口13を互いに相反する方向に向けた状態で配置されるため、隣接する支持部12が相互に障害となって開口13からの配線・配管材の嵌入を妨げることがない。その結果、各開口13から配線・配管材を支持部12の内部に容易に嵌入することができ、配線・配管作業の作業性を向上することができる。
一方、実施の形態1に係る配線・配管材支持具は、支持部12の開口13の直近に障害物がある、或いは、支持部12を単独で(1個ずつ)使用したい等、必要な場合、前記連結部15を切断箇所15aで切断し、配線・配管材支持体10を2つに分離した分離状態で、それぞれの配線・配管材支持体10を取付面Sの所定位置に固定し、それぞれの配線・配管材支持体10により配線・配管材を並列して支持するために使用することができる。なお、実施の形態1に係る配線・配管材支持具を連設状態で使用する場合及び分離状態で使用する場合のいずれの場合も、配線・配管材支持具は、固定部11の裏面を、接着剤層を介して取付面Sに貼着して固定することができる。このとき、固定部11の裏面が貼着面(接着面)として機能する。
ここで、実施の形態1に係る配線・配管材支持具を分離状態で使用する場合について説明する。まず、例えば、図1の左上側に示すように、取付面Sとしての天井面において壁面の直近位置に配線・配管材を左右一対並列状態で配設する場合に、配線・配管材支持具を連設状態で天井面における壁面の直近位置に固定するとする。すると、このままでは、図1中矢印で示すように、配線・配管材支持具の左側の開口13からは支持部12の内部に配線・配管材を容易に嵌入することができるものの、壁面側(図1中右側)の支持部12の開口13と壁面との間の隙間が非常に小さく、右側の開口13からは支持部12内部に配線・配管材を嵌入することが困難になる。よって、この場合、図1中の右上側に示すように、配線・配管材支持具を、取付面Sとしての天井面に分離状態で固定する。即ち、まず、連設状態の配線・配管材支持具の連結部15を、切断箇所15aで手指により折り取って切断(分離)すると共に、係止部17も手指により折り取って切断し、配線・配管材支持体10を2つに分離する。これにより、2つの配線・配管材支持体10を個別に単独で使用することができる。そして、このように分離した配線・配管材支持体10を、それぞれ、天井面における壁面の直近位置に配置して固定する。具体的には、2つの配線・配管材支持体10を、各々の支持部12の開口13を同一方向(右側方)に向けた状態で、天井面に配置して固定する。これにより、図1中矢印で示すように、配線・配管材を各配線・配管材支持体10の開口13から支持部12の内部に容易に嵌入することができ、支持部12により並列状態(左右2列)で支持することができる。
また、図1の左下側に示すように、取付面Sとしての壁面に配線・配管材を上下一対並列状態で配設する場合、配線・配管材支持具を連設状態で壁面に固定するとする。すると、このままでは、上下一対の配線・配管材支持体10の支持部12が、開口13を互いに相反する方向(上側方及び下側方)に向けた状態で配置されることになる。よって、図1中矢印で示すように、配線・配管材支持具の上側の開口13から支持部12の内部に嵌入した配線・配管材は、支持部12の奥側に安定して確実に支持されるものの、下側の開口13から支持部12の内部に嵌入した配線・配管材は、下方を向く下側の開口13から脱落する可能性がある。よって、この場合、図1中の右下側に示すように、配線・配管材支持具を、取付面Sとしての壁面に分離状態で固定する。即ち、まず、連設状態の配線・配管材支持具の連結部15を、上記と同様にして、2つの配線・配管材支持体10へと分離する。そして、このように分離した配線・配管材支持体10を、それぞれ、壁面に配置して固定する。具体的には、2つの配線・配管材支持体10を、各々の支持部12の開口13を同一方向(上方)に向けた状態で、壁面に配置して固定する。これにより、図1中矢印で示すように、配線・配管材を各配線・配管材支持体10の上方を向く開口13から支持部12の内部に嵌入して、支持部12の奥側に並列状態(上下2列)で安定して確実に支持することができる。
なお、上記いずれの場合も、各配線・配管材支持体10に配線・配管材を嵌入する際に、支持部12の掛止部12bの先端面が、固定部11の長さ方向(配設時の配線・配管材の長さ方向)に沿って傾斜する略V字状の面となる。よって、配線・配管材を前記開口13から支持部12の嵌入するときに、配線・配管材を掛止部12bの先端面に沿って円滑に支持部12の内部に挿入することができ、かつ、支持部12内への嵌入後は、掛止部12b全体により配線・配管材を掛止して、支持部12からの離脱を効果的に防止することができる。また、配線・配管材支持具の一対の支持部12は、係止部17によりコーナー部で連結されているが、コーナー部に設けた前記凹部12aによりその可撓性(弾性)が向上し、係止部17の存在にもかかわらず円滑に湾曲することができる。よって、配線・配管材の嵌入時に、開口13を円滑に開放して、支持部12の内部に配線・配管材を円滑に嵌入することができる。
ところで、分離状態の2つの配線・配管材支持体10は、無論、それぞれ、個別に単独で1つ(1束乃至1列)の配線・配管材の支持に使用することができ、離間した任意の位置に任意の姿勢で固定して使用することができる。また、分離状態の配線・配管材支持体10は、切断した連結部15の先端(切断箇所15aの位置)を壁面に当接させることにより、天井面における位置決めを行うようにすることもできる。或いは、分離状態の配線・配管材支持体10は、略半分に切断した係止部17の先端を壁面に当接させることにより、天井面における位置決めを行うようにすることもできる。
ここで、実施の形態1に係る配線・配管材支持具は、配線・配管材支持体10を2つ備えるものに具体化しているが、通常は、配線・配管材支持体10を2つ備えれば各種の敗戦・配管作業に十分対応することができ、また、これにより、2つの配線・配管材支持体10を一体成形により容易に連接することができる。更に、実施の形態1では、支持部12の開口が相反する方向に向けて配置されるため、配線・配管材を開口13から支持部12に容易に嵌入することができ、その作業に支障をきたすことがない。
実施の形態2
図6は本発明の実施の形態2に係る配線・配管材支持具を示す斜視図である。
図6に示すように、実施の形態2に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様、2つの配線・配管材支持体10をその幅方向に平行に連接したものである。一方、実施の形態2に係る配線・配管材支持具は、複数の配線・配管材を並列して配設すべく、2つの配線・配管材支持体10を、支持部12の開口13が同一方向を向くよう分離自在に連設している。即ち、実施の形態2に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様、2つの配線・配管材支持体10の固定部11を、その長辺が平行に対向するよう、同一平面上に直線的に並設すると共に、固定部11の対向する長辺の中央部間に前記連結部25を一体成形している。これにより、2つの配線・配管材支持体10が、連結部25により互いに連結され、その幅方向に分離自在に連設されている。なお、連結部25は、実施の形態1の連結部15と同様のV字板状の構成とされて、その幅方向における中央(切断箇所)を手指により切断または折り取り自在である。また、連結部25は、実施の形態1の連結部15と同様、配線・配管材支持体10の固定部11の中央部間を連結している。よって、連結部25の両側(固定部11の両端部間)には、それぞれ、実施の形態1の凹部16と同様の略矩形状の凹部26が形成されている。なお、2つの配線・配管材支持体10の支持部12間には、実施の形態1のような係止部17は設けられていない。
このように構成した実施の形態2に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態2に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1のように係止部17を備える構成ではないため、その全体構造が簡単になり、製造コストを低減することができる。
実施の形態3
図7は本発明の実施の形態3に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図7に示すように、実施の形態3に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を分離自在に連接して一体成形したものである。前記2つの配線・配管材支持具の各々は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具とほぼ同様の構成である。一方、実施の形態3に係る各配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持体10を連結する連結部35が、実施の形態1の連結部15と異なる。即ち、連結部35は、実施の形態1の連結15のような略V字板状ではなく、固定部11間の全長を連結する幅狭の平板状をなすと共に、その幅方向中央の表裏両面に、それぞれ略V字状の溝(V溝)を対向して形成したものである。そして、連結部35は、その表裏両面で長さ方向全体にわたって延びる前記V溝部分で、手指により切断または折り取り自在となっている。更に、実施の形態3に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を、前記配線・配管材支持体10の連設方向(配線・配管材支持体10の幅方向)に沿って略直線状に配置して連設すると共に、前記連結部35と同様の連結部36により、2つの配線・配管材支持具間を互いに分離自在としている。即ち、実施の形態3では、隣接する2つの配線・配管材支持具が、前記連結部36を介して、手指により切断または折り取り自在となっている。なお、連結部35,36は固定部11の長さ方向の全長(長辺の全長)にわたって一体成形されており、連結部35,36の両側(固定部11の両端部間)には、実施の形態1の凹部16のような凹部は形成されていない。
このように構成した実施の形態3に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態3に係る配線・配管材支持具は、2つの実施の形態1と同様の配線・配管支持具を連設したその完全連設状態では、合計4列の配線・配管材を支持することができる。また、実施の形態3に係る配線・配管材支持具は、必要に応じて、連結部36を折り取ることにより、(各々2つの配線・配管材支持体10を有する)2つの配線・配管支持具に分離して使用したり、連結部36並びに2つの連結部35を全て折り取ることにより、4つの配線・配管支持体10に分離して使用したり、或いは、連結部36と一方の連結部35を折り取ることにより、(2つの配線・配管材支持体10を有する)1つの配線・配管材支持具と、2つの配線・配管支持体10とに分離して使用したりすることができる。
実施の形態4
図8は本発明の実施の形態4に係る配線・配管材支持具を示す斜視図である。
図8に示すように、実施の形態4に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を分離自在に連接して一体成形したものである。前記2つの配線・配管材支持具の各々は、実施の形態2に係る配線・配管材支持具と同様の構成である。また、実施の形態4に係る各配線・配管材支持具は、2つの実施の形態2に係る配線・配管材支持具を、隣接する配線・配管材支持具において前記複数の支持部12の開口13が相反する方向を向くように配置した状態で、前記配線・配管材支持体10の連設方向(配線・配管材支持体10の幅方向)に沿って略直線状に配置して連設すると共に、前記連結部15と同様の構成(V字板状)の連結部45により互いに分離自在に連設している。即ち、実施の形態4では、隣接する2つの配線・配管材支持具が、前記連結部45を介して、手指により切断または折り取り自在となっている。なお、連結部45の幅方向両側には、それぞれ、実施の形態1の凹部16と同様の略矩形状の凹部46が形成されている。更に、実施の形態4に係る各配線・配管材支持具は、中央の2つの支持部12において、開口13と反対側の端部間に、実施の形態1の係止部17とほぼ同様の構成の係止部47を、実施の形態1の係止部17と同様の位置に同様の態様で略掛け渡した状態で一体成形している。なお、係止部47は、係止部17と異なり、その上面の長さ方向中央にV字状のV溝47aを形成し、V溝47a部分で係止部47をより容易に切断または折り取りできるようになっている。
このように構成した実施の形態4に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態4に係る配線・配管材支持具は、2つの実施の形態2の配線・配管支持具を連設したその完全連設状態では、合計4列の配線・配管材を支持することができる。また、実施の形態4に係る配線・配管材支持具は、必要に応じて、連結部45を折り取ることにより、(各々2つの配線・配管材支持体10を有する)2つの配線・配管支持具に分離して使用したり、連結部45並びに2つの連結部25を全て折り取ることにより、4つの配線・配管支持体10に分離して使用したり、或いは、連結部45と一方の連結部25を折り取ることにより、(2つの配線・配管材支持体10を有する)1つの配線・配管材支持具と、2つの配線・配管支持体10とに分離して使用したりすることができる。
実施の形態5
図9は本発明の実施の形態5に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図9に示すように、実施の形態5に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具の各配線・配管材支持体10の支持部12に、支持部12と同様の構成の追加の支持部52を一体形成したような構成を有している。詳細には、実施の形態5に係る配線・配管材支持具は、配線・配管材支持体50を2つ備えている。また、各配線・配管材支持体50は、固定部11及び支持部12を有する実施の形態1の配線・配管材支持体10に対して、更に、前記支持部12のコーナー部外側面に、支持部52を一体成形している。そして、前記支持部52の先端に設けた(実施の形態1の掛止部12bと同様の)掛止部52bの先端の略V字状の面と固定部11の幅方向他端部の表面との間に、前記開口13を形成している。即ち、実施の形態5では、各配線・配管材支持体50の支持部12,52を、固定部10を取付面Sに固定したときに、取付面Sと略直交する方向に2段となるよう延設している。これにより、各配線・配管材支持体10では、支持部12,52の延設方向に沿って、2個の開口13,53が同一方向を向くよう配置される。また、実施の形態5では、2つの配線・配管材支持体50は、その支持部12,52の開口13,53が相反する方向を向くよう、実施の形態1の連結部15により互いに分離自在に連設された状態で一体成形されている。これにより、実施の形態5に係る配線・配管材支持具では、全体として、支持部12,52が2段2列の合計4個配置され、2段2列の合計4個の開口13,53から配線・配管材をそれぞれ嵌入して、配線・配管材を全体で2段2列となるよう支持部12,52により並列状態で支持するようになっている。更に、実施の形態5では、2つの支持部52において開口53と反対側の端部間には、実施の形態1の係止部17とほぼ同様の構成の係止部57が略掛け渡して一体成形されている。なお、係止部57は、係止部17と異なり、その上面の長さ方向中央にV字状のV溝57aを形成し、V溝57a部分で係止部57をより容易に切断または折り取りできるようになっている。
このように構成した実施の形態5に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態5に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管支持体50の連設状態では、2段2列の配線・配管材を支持することができる。また、実施の形態5に係る配線・配管材支持具は、必要に応じて、連結部15及び係止部57を折り取ることにより、各々2つの支持部12,52を有する2つの配線・配管支持体50に分離して使用することができる。
実施の形態6
図10は本発明の実施の形態6に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図10に示すように、実施の形態6に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を分離自在に連接したものである。前記2つの配線・配管材支持具の各々は、実施の形態5に係る配線・配管材支持具と同様の構成である。詳細には、実施の形態6に係る各配線・配管材支持具は、2つの実施の形態5に係る配線・配管材支持具を、配線・配管材支持体50の連設方向に沿って略直線状に配置して連設すると共に、前記連結部15と同様の構成(V字板状)の連結部65により互いに分離自在に連設している。即ち、実施の形態6では、隣接する2つの配線・配管材支持具が、前記連結部65を介して、手指により切断または折り取り自在となっている。なお、連結部65の幅方向両側には、それぞれ、実施の形態1の凹部16と同様の略矩形状の凹部66が形成されている。
このように構成した実施の形態6に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態4に係る配線・配管材支持具は、2つの実施の形態5の配線・配管支持具を連設したその完全連設状態では、合計2段4列の配線・配管材を支持することができる。また、実施の形態6に係る配線・配管材支持具は、必要に応じて、連結部65を折り取ることにより、(各々2つの配線・配管材支持体50を有する)2つの配線・配管支持具に分離して使用したり、連結部65並びに2つの連結部15を全て折り取ることにより、4つの配線・配管支持体50に分離して使用したり、或いは、連結部65と一方の連結部15を折り取ることにより、(2つの配線・配管材支持体50を有する)1つの配線・配管材支持具と、2つの配線・配管支持体50とに分離して使用したりすることができる。
実施の形態7
図11は本発明の実施の形態7に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図11に示すように、実施の形態7に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具を使用し、その係止部17に吊下支持体71を係止したものである。吊下支持体71は、係止部17に巻き回して係止することにより接続される紐状の部材であり、配線・配管材を結束して吊下げ支持自在である。吊下支持体71は、例えば、中央部を係止部17に巻き回して接続したり、端部を係止部17に結束等により固着等して接続したりすることができる。なお、吊下支持体71は、係止部17に係止して取付自在で、配線・配管材を支持できる限りにおいて、任意の紐状、長尺状素材または線状素材により構成することができる。また、係止部17は、吊下支持体71を係止自在である限りにおいて、棒状以外にも、板状等の他の形状とすることができる。
このように構成した実施の形態7に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態7に係る配線・配管材支持具は、2つの支持部12により配線・配管材を並列して支持できるのみならず、支持部12とは別個の吊下支持体71により、別の配線・配管材を支持することができる。このとき、係止部17は、支持部12において前記開口13と反対側の端部間に略掛け渡した状態で一体成形されているため、吊下支持体71からの荷重が一対の支持部12にバランスよく加わることになり、吊下支持体71により配線・配管材を一層安定して支持することができる。
実施の形態8
図12は本発明の実施の形態8に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図12に示すように、実施の形態8に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様、2つの配線・配管材支持体10をその幅方向に平行に連接している。一方、実施の形態8に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持体10を分離自在に連結する連結部85の構成において実施の形態1と異なる。具体的には、連結部85は、固定部11間の全長を連結する幅狭の平板状をなすと共に、その幅方向中央の表面に、略V字状の溝(V溝85a)を形成したものである。そして、連結部85は、その表裏両面で長さ方向全体にわたって延びる前記V溝85a部分で、手指により切断または折り取り自在となっている。更に、実施の形態8に係る配線・配管材支持具では、連結部85は、支持部12と反対側の裏面全体が、固定部11の貼着面11cと略面一となり、取付面Sに貼着して固定自在な補助貼着面85bとしている。
このように構成した実施の形態8に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態8に係る配線・配管材支持具は、固定部11の貼着面11cを利用して取付面Sに貼着して固定できるのみならず、連結部85の補助貼着面85bを利用して取付面Sに貼着して固定することができる。
実施の形態9
図13は本発明の実施の形態9に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。図14は本発明の実施の形態9に係る配線・配管材支持具を示す底面図である。図15は本発明の実施の形態9に係る配線・配管材支持具を示す側面図である。
図13〜図15に示すように、実施の形態9に係る配線・配管材支持具は、配線・配管材支持体90を3つ備え、それらを一体成形してなるものである。各配線・配管材支持体90は、取付面Sに固定自在な固定部91と、固定部91に一体的に設けられて配線・配管材を支持自在な支持部92とより構成される。詳細には、固定部91は、長方形板状等の矩形平板状をなし、図14に示すように、裏面(底面)に多数の円形の小凹部91aを一体形成している。更に、固定部91の裏面全体は、前記取付面Sに接着剤を介して貼着して固定される貼着面91cとされている。
前記支持部92は、一端に開口93を有するよう前記固定部91に一体成形され、開口93から配線・配管材を支持部92の内部に嵌入して支持自在とされている。具体的には、支持部92は、断面略U字状または略チャンネル状の板状をなし、その中央の湾曲部(図13中下端部分)が固定部91の表面に一体成形により固着されている。また、支持部92は、固定部91の幅と略同一幅とされ、前記湾曲部の内面側に湾曲形状の凹部92aを設けている。凹部92aにより、支持部92を湾曲部でより円滑に撓ませて、開口93からの配線・配管材の嵌入をより容易に行えるようになっている。更に、支持部92の両側部分は、固定部91の表面と略直交している。また、支持部92の両先端には、それぞれ、小さい鉤状(フック状)の掛止部92bが一体成形されている。そして、前記両掛止部92b間に、前記開口93が形成されている。このように、実施の形態9に係る配線・配管材支持具は、支持部92が、固定部91において前記取付面Sへの取付側である一側(裏面側)と反対側の他側(表面側)に、前記一側から他側へと向かう方向と略同一方向、即ち、固定部91の略厚さ方向に突出するよう一体成形されて先端に開口93を有する略U字状をなしている。そして、前記3つの配線・配管材支持体90を、各々の支持部92の開口93が同一方向(図13中上方)を向くよう配置した状態で、互いに分離自在に連設し、支持部92の複数の開口93から複数の配線・配管材をそれぞれ嵌入して、複数の配線・配管材を支持部93により並列状態で支持するようになっている。なお、かかる連設状態の配線・配管材支持具において、両側の配線・配管材支持体90の支持部92の下端部外側面には、前記凹部92aと同様の機能を発揮する凹部92cが形成されている。また、隣接する配線・配管材支持体90の支持部92の側部間には、側部と平行に延びる間隙94が形成される。支持部92に配線・配管材を嵌入して支持した場合において、配線・配管材の幅方向寸法が支持部92の両側部間の寸法より大きい場合でも、支持部92の両側部が間隙94側に移動して、配線・配管材を円滑に支持するようになっている。
実施の形態9に係る配線・配管材支持具は、複数の配線・配管材を(3列に)並列して配設すべく、合計3つの配線・配管材支持体90を、支持部92の開口93が固定部91の平面方向と直交する方向(同一方向)を向くよう直線状に連設している。具体的には、3つの配線・配管材支持体90は、それぞれ、手指により切断自在な連結部95により連結され、互いに分離自在に連設されている。即ち、実施の形態9に係る配線・配管材支持具は、3つの配線・配管材支持体90の固定部91を、その長辺が平行に対向するよう、同一平面上に直線的に並設すると共に、固定部91の対向する長辺の中央部間に前記連結片95を一体成形している。これにより、3つの配線・配管材支持体90が、連結部95により互いに連結され、その幅方向に連設されている。前記連結部95は、実施の形態3の連結部35と同様、固定部11間の全長を連結する幅狭の平板状をなすと共に、その幅方向中央の表裏両面に、それぞれ略V字状の溝(V溝)を対向して形成したものである。そして、連結部95は、その表裏両面で長さ方向全体にわたって延びる前記V溝部分で、手指により切断または折り取り自在となっている。
このように構成した実施の形態9に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。一方、実施の形態9に係る配線・配管材支持具は、支持部92の開口93が固定部91と直交する方向を向くため、壁面に固定して配線・配管材を支持する場合に多く使用される。
実施の形態10
図16は本発明の実施の形態10に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図16に示すように、実施の形態10に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を分離自在に連接して一体成形したものである。前記2つの配線・配管材支持具の各々は、実施の形態9に係る配線・配管材支持具と同様の構成である。また、実施の形態10に係る各配線・配管材支持具は、2つの実施の形態9に係る配線・配管材支持具を、前記支持部92の開口93が相反する方向を向くように配置した状態で、前記配線・配管材支持体90の連設方向と直交する方向に平行に配置して連設すると共に、配線・配管材支持具の一端を、連結部105により互いに分離自在に連設している。連結部105は、配線・配管材支持具の一端側(図16中上端側)で対向する一対の配線・配管材支持体90の支持部92の上側の側部間を連結する。具体的には、連結部105は、支持部92の側部の幅または固定部91の長辺と略同一寸法または小さい寸法の略平板状をなし、一側面(図16中上側面)を支持部92の側部の外側面と面一としている。また、連結部105は、その幅方向(図16中左右方向)の両端(固定部91裏面との境界部分)における他側面に、それぞれ、略V溝状の切断箇所105aを形成している。即ち、実施の形態10では、隣接する2つの配線・配管材支持具が、前記連結部105の切断箇所105aで、手指により切断または折り取り自在となっている。なお、連結部105の長さ方向(図16中の紙面と直行する方向)両側には、それぞれ、実施の形態1の凹部16と同様の略矩形状の凹部106が形成されている。一方、実施の形態10に係る配線・配管材支持具では、一端側(連結部105側)の配線・配管材支持体90の支持部92の側部外側面が、取付面Sに貼着して固定自在な固定面乃至貼着面を構成する。よって、連結部105側の配線・配管材支持体90の支持部92の側部外側面には、実施の形態9のような凹部92cは設けられず、その貼着面積(固定面積)を増大している。なお、実施の形態10では、前記連結部105の一側面も取付面Sに貼着して固定自在な固定面乃至補助貼着面を構成する。
このように構成した実施の形態10に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態10に係る配線・配管材支持具は、2つの実施の形態9の配線・配管支持具の完全連設状態では、3段2列の配線・配管材を支持することができる。また、実施の形態10に係る配線・配管材支持具は、必要に応じて、連結部105を折り取ることにより、各々3つの支持部92を有する2つの配線・配管支持具に分離して使用することができる。更に、このように分離した2つの配線・配管支持具は、更に連結部95を折り取ることにより、最大3つの配線・配管材支持体90に分離して使用することができる。
実施の形態11
図17は本発明の実施の形態11に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図17に示すように、実施の形態11に係る配線・配管材支持具は、更に、実施の形態10に係る配線・配管材支持具において、互いに対向する複数対の前記支持部92間に、それぞれ、係止部117を一体成形している。そして、支持部92とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記複数の係止部117にそれぞれ係止自在としている。詳細には、係止部117は、各支持部92の他側の側部間の幅方向略中央を連結する直線棒状をなしている。また、係止部117は、その長さ方向両端(固定部91裏面との境界部分)における他側面に、それぞれ、V溝117aを形成し、V溝117a部分で一層容易に切断または折り取りできるようになっている。
このように構成した実施の形態11に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態10に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態11に係る配線・配管材支持具は、2列3段の支持部92により配線・配管材を並列して支持できるのみならず、支持部92とは別個の吊下支持体を係止部117に係止して、その吊下支持体により別の配線・配管材を支持することができる。また、連接した2つの配線・配管材支持具の左右で対をなす合計3対(3段)の支持部92を、先端側から順次、連結部95を介して分離したときに、次の段の支持部92間の係止部117が最も外側に存在するため、その段の係止部117に吊下支持体を係止して、配線・配管材の支持に供することができる。
実施の形態12
図18は本発明の実施の形態12に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図18に示すように、実施の形態12に係る配線・配管材支持具は、実施の形態9に係る配線・配管材支持具とほぼ同様の構成である。一方、実施の形態12に係る配線・配管材支持具は、連結部125の構成において実施の形態9と異なる。具体的には、実施の形態9の連結部95が、その表裏両面にV溝を形成して折り取り自在とされるのに対し、実施の形態12の連結部125は、その表面側にのみV溝を形成し、裏面側は平坦面としている。そして、連結部125は、その表面側のみで長さ方向全体にわたって延びる前記V溝部分で、手指により切断または折り取り自在となっている。更に、実施の形態12に係る配線・配管材支持具では、連結部125は、裏面全体が、固定部91の貼着面と略面一となり、取付面Sに貼着して固定自在な補助貼着面を構成する。
このように構成した実施の形態12に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態9に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態12に係る配線・配管材支持具は、固定部91の貼着面を利用して取付面Sに貼着して固定できるのみならず、連結部125の補助貼着面を利用して取付面Sに貼着して固定することができる。
実施の形態13
図19は本発明の実施の形態13に係る配線・配管材支持具を示す斜視図である。図20は本発明の実施の形態13に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。図21は本発明の実施の形態13に係る配線・配管材支持具を示す断面図である。
図19〜図21に示すように、実施の形態13は、上記特許文献2(特開2000−46246号公報)に記載の配線・配管材の支持具を利用したものであり、天井や壁等の被取付体に吊りボルトPを介して固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持具に具体化される。詳細には、実施の形態13に係る配線・配管材支持具は、被取付体に吊りボルトPを介して間接的に取付けて固定自在とする取付部139と、取付部139の一側に延設して一体成形された基部131と、前記基部131の延設方向と略直交する方向に突出するよう基部131の一側に一体成形された複数の支持部132とを備える。各支持部132には、その突出方向に延びる支持空間が、基部131の延設方向に沿って並列に複数形成される。また、支持部132の各支持空間における基部131と反対側の一端は、開口133とされている。そして、支持部132の複数の支持空間の開口133から複数の配線・配管材をそれぞれ嵌入して、複数の配線・配管材を各支持部132により並列状態で支持するようになっている。更に、隣接する支持部132間は、互いに分離自在に連接されている。即ち、隣接する支持部132間には、支持部132の先端から基端を超えて、基部131の表面からその中央手前付近まで延びるよう、スリット状の間隙134が形成されている。また、基部131において前記間隙134に対向する位置には、基部131の裏面からその中央手前付近まで延びるスリット状の切断溝135aが形成されている。これにより、基部131において前記間隙134と切断溝135との間に、基部131乃至支持部132の幅方向全体に延びる連結部135が形成されている。そして、連結部135は、間隙134及び切断溝135により、その位置で手指により切断または折り取り自在となっている。
このように構成した実施の形態13に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態13に係る配線・配管材支持具は、3つの配線・配管支持体130の連設状態では、3列、4列、3列の合計10列の配線・配管材を支持することができる。また、実施の形態13に係る配線・配管材支持具は、必要に応じて、連結部135を折り取ることにより、各々複数の支持空間及び開口133を有する3つの配線・配管支持体130に分離して使用することができる。このとき、取付部139に隣接する配線・配管材支持体130は、前記取付部139を吊りボルトPに取り付けられて被取付体に相対的に固定される。一方、その他の2つの配線・配管材支持体130は、前記基部131の裏面を、接着により取付面Sへ貼着して固定することができる。
実施の形態14
図22は本発明の実施の形態14に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図22に示すように、実施の形態14に係る配線・配管材支持具は、実施の形態13にかかる配線・配管材支持具から取付部139を省略したものである。その他の構成は実施の形態13と同様である。詳細には、実施の形態14に係る配線・配管材支持具は、取付面Sに前記基部131の一側(裏面)を固定するようになっている。即ち、前記基部131が、取付面Sに貼着して固定自在な固定部を構成する。また、前記基部131の取付面Sへの取付側である前記一側と反対側の他側(表面)に、前記一側から他側へと向かう方向、即ち、基部131の厚さ方向と略同一方向に突出するよう、前記支持部132を一体成形している。
このように構成した実施の形態14に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様にして製造及び使用することができ、実施の形態13に係る配線・配管材支持具と同様の作用及び効果を発揮する。更に、実施の形態14に係る配線・配管材支持具は、実施の形態13の取付部138を省略したため、全体の構成が簡単になり、製造コストを低減する等の諸効果を発揮することができる。
ところで、本発明に係る配線・配管材支持具は、天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定することができる。即ち、本発明に係る配線・配管材支持具は、天井面や壁面等の取付面に、例えば、実施の形態1〜12及び実施の形態14のように、固定部または基部を貼着等により直接固定してもよく、実施の形態13のように、吊りボルト等、別の部材である被取付体を取付面に固定し、その被取付体に固定部または基部を取付けることにより、取付面に対して間接的に固定してもよい。
本発明に係る配線・配管材支持具は、隣接する配線・配管材支持体を、複数の配線・配管材を並列して配設自在とする所定姿勢で特定方向(直線状等の一定方向)に連設するものであればよい。更に、配線・配管材支持体は、2つ以上の任意の数とすることができる。また、配線・配管材支持体が2つの場合、左右一対となる配線・配管材支持体の支持部は、開口が相反する方向を向くよう(左側の支持部の開口が左方、右側の支持部の開口が右方を向くよう)配置したり、全ての開口が同一方向を向くよう(左側の支持部の開口及び右側の支持部の開口が共に左方または右方のいずれか一方向を向くよう)配置したり、開口が相対する方向を向くよう(左側の支持部の開口が右方、右側の支持部の開口が左方を向くよう)配設したりすることができる。また、配線・配管材支持体が3つ以上の場合も、支持部は、全ての開口が同一方向を向くよう配置したり、一部(左側)の支持部の開口が第1の方向(例えば、左方)を向き、残り(右側半分)の開口が前記第1の方向と反対の第2の方向(例えば、右方)を向くよう配置したりすることができる。即ち、本発明では、配線・配管材支持体は、支持部の開口が、上記相反する方向、同一方向及び相対する方向のいずれか一以上の方向を向くよう任意の配置態様で配置することができる。
本発明に係る配線・配管材支持具は、隣接する配線・配管材支持体または隣接する配線・配管材支持具を分離自在に連設できる限りにおいて、前記連結部以外の任意の構成により、隣接する配線・配管材支持体または隣接する配線・配管材支持具を分離自在に連設することができる。また、実施の形態1〜13では、配線・配管材支持体を1つずつに分離できるよう、全ての隣接する配線・配管材支持体間に連結部を設けたが、特定の箇所の隣接する配線・配管材支持体間には連結部を設けることなく、それらを一体的かつ固定的に分離不能に連結して、その箇所では2つ以上の配線・配管材支持体を一体として分離できるよう構成することもできる。
図1は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を各種使用状態と共に示す説明図である。 図2は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す平面図である。 図3は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す底面図である。 図4は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図5は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す側面図である。 図6は本発明の実施の形態2に係る配線・配管材支持具を示す斜視図である。 図7は本発明の実施の形態3に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図8は本発明の実施の形態4に係る配線・配管材支持具を示す斜視図である。 図9は本発明の実施の形態5に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図10は本発明の実施の形態6に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図11は本発明の実施の形態7に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図12は本発明の実施の形態8に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図13は本発明の実施の形態9に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図14は本発明の実施の形態9に係る配線・配管材支持具を示す底面図である。 図15は本発明の実施の形態9に係る配線・配管材支持具を示す側面図である。 図16は本発明の実施の形態10に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図17は本発明の実施の形態11に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図18は本発明の実施の形態12に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図19は本発明の実施の形態13に係る配線・配管材支持具を示す斜視図である。 図20は本発明の実施の形態13に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。 図21は本発明の実施の形態13に係る配線・配管材支持具を示す断面図である。 図22は本発明の実施の形態14に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
符号の説明
10,50,90 配線・配管材支持体
11,91 固定部
11c,91c 貼着面
12,52,92,93,132 支持部
13,53,133 開口
15,25,35,36,45,65,85,105,125,135 連結部
15a,105a 切断箇所
17,47,57,117 係止部
71 吊下支持体
85b 補助貼着面
131 基部
139 取付部
P 吊りボルト(被取付体)
S 取付面

Claims (5)

  1. 天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持具であって、
    取付面に直接的または間接的に固定される固定部と、一端に開口を有するよう前記固定部に一体成形され、前記開口から配線・配管材を嵌入して支持自在な支持部とより構成される配線・配管材支持体を2つ備え、
    配線・配管材を並列して配設すべく、前記2つの配線・配管材支持体を、前記支持部の開口が相反する方向を向くよう連設すると共に、連設した前記配線・配管材支持体を互いに分離自在とし、
    前記2つの配線・配管材支持体の支持部において、前記開口と反対側の端部に係止部を掛け渡して一体成形し、前記支持部とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記係止部に係止自在とすると共に、前記係止部により前記2つの配線・配管材支持体の支持部の前記開口と反対側の端部間を連結して補強する
    ことを特徴とする配線・配管材支持具。
  2. 天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持装置であって、
    取付面に直接的または間接的に固定される固定部と、一端に開口を有するよう前記固定部に一体成形され、前記開口から配線・配管材を嵌入して支持自在な支持部とより構成される配線・配管材支持体を2つ備え、
    配線・配管材を並列して配設すべく、前記2つの配線・配管材支持体を、前記支持部の開口が相反する方向を向くよう連設すると共に、連設した前記配線・配管材支持体を互いに分離自在とし、
    前記2つの配線・配管材支持体の支持部において、前記開口と反対側の端部に係止部を掛け渡して一体成形し、前記支持部とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記係止部に係止自在とすると共に、前記係止部により前記2つの配線・配管材支持体の支持部の前記開口と反対側の端部間を連結して補強し、
    更に、前記係止部に紐状の吊下支持体を係止して配線・配管材を吊下支持自在とした
    ことを特徴とする配線・配管材支持装置。
  3. 前記2つの配線・配管材支持体の固定部間を、切断または折り取り自在な連結部により連結することで、当該少なくとも2つの配線・配管材支持体を互いに分離自在に連設し、
    前記連結部は、前記2つの配線・配管材支持体の固定部の対向側縁の長さ方向略中央部分に一体成形した板状とされると共に、全体を断面略V字状の板状とされていることを特徴とする請求項1または2記載の配線・配管材支持具。
  4. 天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持具であって、
    前記取付面に直接的または間接的に固定される固定部と、一端に開口を有するよう前記固定部に一体成形され、前記開口から配線・配管材を嵌入して支持自在な支持部とより構成される配線・配管材支持体を2つ備え、
    当該2つの配線・配管材支持体の各々の支持部を、前記固定部を前記取付面に固定したときに前記取付面と略直交する方向に延設すると共に、前記支持部の延設方向に沿って前記開口を同一方向を向くよう複数配置し、前記支持部の複数の開口から複数の配線・配管材をそれぞれ嵌入して、前記複数の配線・配管材を前記支持部により並列状態で支持するようにし、
    前記2つの配線・配管材支持体を、各々の複数の支持部の開口が相反する方向を向くよう連設すると共に、連設した前記2つの配線・配管材支持体を互いに分離自在とし、
    前記2つの配線・配管材支持体の各々の複数の支持部において、前記固定部から最も離間した位置の支持部における前記開口と反対側の端部に係止部を略掛け渡して一体成形し、前記支持部とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記係止部に係止自在とすると共に、前記係止部により前記2つの配線・配管材支持体の支持部の前記開口と反対側の端部間を連結して補強する
    ことを特徴とする配線・配管材支持具。
  5. 前記支持部の各々の先端に鉤状の掛止部を一体形成すると共に、当該掛止部を略山形状または略V字状の板状とし、当該掛止部の先端面が配設時の配線・配管材の長さ方向に沿って傾斜する略V字状の面となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載の配線・配管材支持具。
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