JP4007949B2 - 配線・配管材支持具及び配線・配管材支持装置 - Google Patents
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Description
建築物では、例えば、二重天井内等に電線や電話線等の配線、電線配管や水道配管等の配管材等を先行配設する。この場合、配線や配管材等は、天井面や壁面等の取付面に固定した配線・配管材支持具により、吊下げ支持したり結束支持したりして支持する。かかる従来の配線・配管材支持具として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
請求項5に係る配線・配管材支持具は、請求項1乃至4のいずれかの構成において、前記支持部の各々の先端に鉤状の掛止部を一体形成すると共に、当該掛止部を略山形状または略V字状の板状とし、当該掛止部の先端面が配設時の配線・配管材の長さ方向に沿って傾斜する略V字状の面となるようにしたものである。
請求項5に係る配線・配管材支持装置は、請求項1乃至4のいずれかの効果に加え、配線・配管材を前記開口から支持部に嵌入するときに、配線・配管材を掛止部の先端面(V字状面)に沿って円滑に支持部の内部に挿入することができ、かつ、支持部への嵌入後は、掛止部全体により配線・配管材を掛止して、支持部からの離脱を効果的に防止することができる。
図1は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を各種使用状態と共に示す説明図である。図2は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す平面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す底面図である。図4は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。図5は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材支持具を示す側面図である。
実施の形態1は、天井や壁等の天井面や壁面等の取付面に直接固定され、電線や電話線等の配線や、電線配管や水道配管等の配管材を支持する配線・配管材支持具に具体化される。実施の形態1の配線・配管材支持具は、図1〜図5に示すように、配線・配管材支持体10を2つ備え、それらを一体成形してなるものである。各配線・配管材支持体10は、取付面Sに固定自在な固定部11と、固定部11に一体的に設けられて配線・配管材を支持自在な支持部12とより構成される。詳細には、前記固定部11は、長方形板状等の矩形平板状をなし、図3に示すように、裏面(底面)に多数の円形の小凹部11aを一体形成している。また、固定部11は、裏面の中央に刻印部11bを設けている。更に、固定部11の裏面全体は、前記取付面Sに接着剤を介して貼着して固定される貼着面11cとされている。なお、固定部11は、刻印部11bを設けず、裏面全体に前記小凹部11aを設けてもよい。或いは、固定部11の裏面は、円形をなす小凹部11b以外の形状の小凹部を設けたり、単なる平坦面として貼着面11cを構成したりすることができる。即ち、固定部11の裏面は、前記取付面Sへ貼着して固定される貼着面(接着面)となるため、取付面Sの表面形状、湾曲の有無、材質等に対応して、適宜その構成を変更することができる。一方、固定部11の表面は、図2に示すように単なる平坦面とされている。
まず、実施の形態1に係る配線・配管材支持具は、固定部11及び支持部12からなる一対の配線・配管材支持体10と、連結部15と、係止部17とを、ポリ塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂等からなる所定の成形材料を使用して、図1〜図5に示す形状へと一体成形することにより製造される。このように製造した実施の形態1に係る配線・配管材支持具は、そのままの連設状態で、天井面等の取付面Sの所定位置に固定され、配線・配管材を並列して支持するために使用することができる。このとき、左右一対の配線・配管材支持体10の支持部12が、開口13を互いに相反する方向に向けた状態で配置されるため、隣接する支持部12が相互に障害となって開口13からの配線・配管材の嵌入を妨げることがない。その結果、各開口13から配線・配管材を支持部12の内部に容易に嵌入することができ、配線・配管作業の作業性を向上することができる。
図6は本発明の実施の形態2に係る配線・配管材支持具を示す斜視図である。
図6に示すように、実施の形態2に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様、2つの配線・配管材支持体10をその幅方向に平行に連接したものである。一方、実施の形態2に係る配線・配管材支持具は、複数の配線・配管材を並列して配設すべく、2つの配線・配管材支持体10を、支持部12の開口13が同一方向を向くよう分離自在に連設している。即ち、実施の形態2に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1と同様、2つの配線・配管材支持体10の固定部11を、その長辺が平行に対向するよう、同一平面上に直線的に並設すると共に、固定部11の対向する長辺の中央部間に前記連結部25を一体成形している。これにより、2つの配線・配管材支持体10が、連結部25により互いに連結され、その幅方向に分離自在に連設されている。なお、連結部25は、実施の形態1の連結部15と同様のV字板状の構成とされて、その幅方向における中央(切断箇所)を手指により切断または折り取り自在である。また、連結部25は、実施の形態1の連結部15と同様、配線・配管材支持体10の固定部11の中央部間を連結している。よって、連結部25の両側(固定部11の両端部間)には、それぞれ、実施の形態1の凹部16と同様の略矩形状の凹部26が形成されている。なお、2つの配線・配管材支持体10の支持部12間には、実施の形態1のような係止部17は設けられていない。
図7は本発明の実施の形態3に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図7に示すように、実施の形態3に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を分離自在に連接して一体成形したものである。前記2つの配線・配管材支持具の各々は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具とほぼ同様の構成である。一方、実施の形態3に係る各配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持体10を連結する連結部35が、実施の形態1の連結部15と異なる。即ち、連結部35は、実施の形態1の連結15のような略V字板状ではなく、固定部11間の全長を連結する幅狭の平板状をなすと共に、その幅方向中央の表裏両面に、それぞれ略V字状の溝(V溝)を対向して形成したものである。そして、連結部35は、その表裏両面で長さ方向全体にわたって延びる前記V溝部分で、手指により切断または折り取り自在となっている。更に、実施の形態3に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を、前記配線・配管材支持体10の連設方向(配線・配管材支持体10の幅方向)に沿って略直線状に配置して連設すると共に、前記連結部35と同様の連結部36により、2つの配線・配管材支持具間を互いに分離自在としている。即ち、実施の形態3では、隣接する2つの配線・配管材支持具が、前記連結部36を介して、手指により切断または折り取り自在となっている。なお、連結部35,36は固定部11の長さ方向の全長(長辺の全長)にわたって一体成形されており、連結部35,36の両側(固定部11の両端部間)には、実施の形態1の凹部16のような凹部は形成されていない。
図8は本発明の実施の形態4に係る配線・配管材支持具を示す斜視図である。
図8に示すように、実施の形態4に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を分離自在に連接して一体成形したものである。前記2つの配線・配管材支持具の各々は、実施の形態2に係る配線・配管材支持具と同様の構成である。また、実施の形態4に係る各配線・配管材支持具は、2つの実施の形態2に係る配線・配管材支持具を、隣接する配線・配管材支持具において前記複数の支持部12の開口13が相反する方向を向くように配置した状態で、前記配線・配管材支持体10の連設方向(配線・配管材支持体10の幅方向)に沿って略直線状に配置して連設すると共に、前記連結部15と同様の構成(V字板状)の連結部45により互いに分離自在に連設している。即ち、実施の形態4では、隣接する2つの配線・配管材支持具が、前記連結部45を介して、手指により切断または折り取り自在となっている。なお、連結部45の幅方向両側には、それぞれ、実施の形態1の凹部16と同様の略矩形状の凹部46が形成されている。更に、実施の形態4に係る各配線・配管材支持具は、中央の2つの支持部12において、開口13と反対側の端部間に、実施の形態1の係止部17とほぼ同様の構成の係止部47を、実施の形態1の係止部17と同様の位置に同様の態様で略掛け渡した状態で一体成形している。なお、係止部47は、係止部17と異なり、その上面の長さ方向中央にV字状のV溝47aを形成し、V溝47a部分で係止部47をより容易に切断または折り取りできるようになっている。
図9は本発明の実施の形態5に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図9に示すように、実施の形態5に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具の各配線・配管材支持体10の支持部12に、支持部12と同様の構成の追加の支持部52を一体形成したような構成を有している。詳細には、実施の形態5に係る配線・配管材支持具は、配線・配管材支持体50を2つ備えている。また、各配線・配管材支持体50は、固定部11及び支持部12を有する実施の形態1の配線・配管材支持体10に対して、更に、前記支持部12のコーナー部外側面に、支持部52を一体成形している。そして、前記支持部52の先端に設けた(実施の形態1の掛止部12bと同様の)掛止部52bの先端の略V字状の面と固定部11の幅方向他端部の表面との間に、前記開口13を形成している。即ち、実施の形態5では、各配線・配管材支持体50の支持部12,52を、固定部10を取付面Sに固定したときに、取付面Sと略直交する方向に2段となるよう延設している。これにより、各配線・配管材支持体10では、支持部12,52の延設方向に沿って、2個の開口13,53が同一方向を向くよう配置される。また、実施の形態5では、2つの配線・配管材支持体50は、その支持部12,52の開口13,53が相反する方向を向くよう、実施の形態1の連結部15により互いに分離自在に連設された状態で一体成形されている。これにより、実施の形態5に係る配線・配管材支持具では、全体として、支持部12,52が2段2列の合計4個配置され、2段2列の合計4個の開口13,53から配線・配管材をそれぞれ嵌入して、配線・配管材を全体で2段2列となるよう支持部12,52により並列状態で支持するようになっている。更に、実施の形態5では、2つの支持部52において開口53と反対側の端部間には、実施の形態1の係止部17とほぼ同様の構成の係止部57が略掛け渡して一体成形されている。なお、係止部57は、係止部17と異なり、その上面の長さ方向中央にV字状のV溝57aを形成し、V溝57a部分で係止部57をより容易に切断または折り取りできるようになっている。
図10は本発明の実施の形態6に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図10に示すように、実施の形態6に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を分離自在に連接したものである。前記2つの配線・配管材支持具の各々は、実施の形態5に係る配線・配管材支持具と同様の構成である。詳細には、実施の形態6に係る各配線・配管材支持具は、2つの実施の形態5に係る配線・配管材支持具を、配線・配管材支持体50の連設方向に沿って略直線状に配置して連設すると共に、前記連結部15と同様の構成(V字板状)の連結部65により互いに分離自在に連設している。即ち、実施の形態6では、隣接する2つの配線・配管材支持具が、前記連結部65を介して、手指により切断または折り取り自在となっている。なお、連結部65の幅方向両側には、それぞれ、実施の形態1の凹部16と同様の略矩形状の凹部66が形成されている。
図11は本発明の実施の形態7に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図11に示すように、実施の形態7に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具を使用し、その係止部17に吊下支持体71を係止したものである。吊下支持体71は、係止部17に巻き回して係止することにより接続される紐状の部材であり、配線・配管材を結束して吊下げ支持自在である。吊下支持体71は、例えば、中央部を係止部17に巻き回して接続したり、端部を係止部17に結束等により固着等して接続したりすることができる。なお、吊下支持体71は、係止部17に係止して取付自在で、配線・配管材を支持できる限りにおいて、任意の紐状、長尺状素材または線状素材により構成することができる。また、係止部17は、吊下支持体71を係止自在である限りにおいて、棒状以外にも、板状等の他の形状とすることができる。
図12は本発明の実施の形態8に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図12に示すように、実施の形態8に係る配線・配管材支持具は、実施の形態1に係る配線・配管材支持具と同様、2つの配線・配管材支持体10をその幅方向に平行に連接している。一方、実施の形態8に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持体10を分離自在に連結する連結部85の構成において実施の形態1と異なる。具体的には、連結部85は、固定部11間の全長を連結する幅狭の平板状をなすと共に、その幅方向中央の表面に、略V字状の溝(V溝85a)を形成したものである。そして、連結部85は、その表裏両面で長さ方向全体にわたって延びる前記V溝85a部分で、手指により切断または折り取り自在となっている。更に、実施の形態8に係る配線・配管材支持具では、連結部85は、支持部12と反対側の裏面全体が、固定部11の貼着面11cと略面一となり、取付面Sに貼着して固定自在な補助貼着面85bとしている。
図13は本発明の実施の形態9に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。図14は本発明の実施の形態9に係る配線・配管材支持具を示す底面図である。図15は本発明の実施の形態9に係る配線・配管材支持具を示す側面図である。
図13〜図15に示すように、実施の形態9に係る配線・配管材支持具は、配線・配管材支持体90を3つ備え、それらを一体成形してなるものである。各配線・配管材支持体90は、取付面Sに固定自在な固定部91と、固定部91に一体的に設けられて配線・配管材を支持自在な支持部92とより構成される。詳細には、固定部91は、長方形板状等の矩形平板状をなし、図14に示すように、裏面(底面)に多数の円形の小凹部91aを一体形成している。更に、固定部91の裏面全体は、前記取付面Sに接着剤を介して貼着して固定される貼着面91cとされている。
図16は本発明の実施の形態10に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図16に示すように、実施の形態10に係る配線・配管材支持具は、2つの配線・配管材支持具を分離自在に連接して一体成形したものである。前記2つの配線・配管材支持具の各々は、実施の形態9に係る配線・配管材支持具と同様の構成である。また、実施の形態10に係る各配線・配管材支持具は、2つの実施の形態9に係る配線・配管材支持具を、前記支持部92の開口93が相反する方向を向くように配置した状態で、前記配線・配管材支持体90の連設方向と直交する方向に平行に配置して連設すると共に、配線・配管材支持具の一端を、連結部105により互いに分離自在に連設している。連結部105は、配線・配管材支持具の一端側(図16中上端側)で対向する一対の配線・配管材支持体90の支持部92の上側の側部間を連結する。具体的には、連結部105は、支持部92の側部の幅または固定部91の長辺と略同一寸法または小さい寸法の略平板状をなし、一側面(図16中上側面)を支持部92の側部の外側面と面一としている。また、連結部105は、その幅方向(図16中左右方向)の両端(固定部91裏面との境界部分)における他側面に、それぞれ、略V溝状の切断箇所105aを形成している。即ち、実施の形態10では、隣接する2つの配線・配管材支持具が、前記連結部105の切断箇所105aで、手指により切断または折り取り自在となっている。なお、連結部105の長さ方向(図16中の紙面と直行する方向)両側には、それぞれ、実施の形態1の凹部16と同様の略矩形状の凹部106が形成されている。一方、実施の形態10に係る配線・配管材支持具では、一端側(連結部105側)の配線・配管材支持体90の支持部92の側部外側面が、取付面Sに貼着して固定自在な固定面乃至貼着面を構成する。よって、連結部105側の配線・配管材支持体90の支持部92の側部外側面には、実施の形態9のような凹部92cは設けられず、その貼着面積(固定面積)を増大している。なお、実施の形態10では、前記連結部105の一側面も取付面Sに貼着して固定自在な固定面乃至補助貼着面を構成する。
図17は本発明の実施の形態11に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図17に示すように、実施の形態11に係る配線・配管材支持具は、更に、実施の形態10に係る配線・配管材支持具において、互いに対向する複数対の前記支持部92間に、それぞれ、係止部117を一体成形している。そして、支持部92とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記複数の係止部117にそれぞれ係止自在としている。詳細には、係止部117は、各支持部92の他側の側部間の幅方向略中央を連結する直線棒状をなしている。また、係止部117は、その長さ方向両端(固定部91裏面との境界部分)における他側面に、それぞれ、V溝117aを形成し、V溝117a部分で一層容易に切断または折り取りできるようになっている。
図18は本発明の実施の形態12に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図18に示すように、実施の形態12に係る配線・配管材支持具は、実施の形態9に係る配線・配管材支持具とほぼ同様の構成である。一方、実施の形態12に係る配線・配管材支持具は、連結部125の構成において実施の形態9と異なる。具体的には、実施の形態9の連結部95が、その表裏両面にV溝を形成して折り取り自在とされるのに対し、実施の形態12の連結部125は、その表面側にのみV溝を形成し、裏面側は平坦面としている。そして、連結部125は、その表面側のみで長さ方向全体にわたって延びる前記V溝部分で、手指により切断または折り取り自在となっている。更に、実施の形態12に係る配線・配管材支持具では、連結部125は、裏面全体が、固定部91の貼着面と略面一となり、取付面Sに貼着して固定自在な補助貼着面を構成する。
図19は本発明の実施の形態13に係る配線・配管材支持具を示す斜視図である。図20は本発明の実施の形態13に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。図21は本発明の実施の形態13に係る配線・配管材支持具を示す断面図である。
図19〜図21に示すように、実施の形態13は、上記特許文献2(特開2000−46246号公報)に記載の配線・配管材の支持具を利用したものであり、天井や壁等の被取付体に吊りボルトPを介して固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持具に具体化される。詳細には、実施の形態13に係る配線・配管材支持具は、被取付体に吊りボルトPを介して間接的に取付けて固定自在とする取付部139と、取付部139の一側に延設して一体成形された基部131と、前記基部131の延設方向と略直交する方向に突出するよう基部131の一側に一体成形された複数の支持部132とを備える。各支持部132には、その突出方向に延びる支持空間が、基部131の延設方向に沿って並列に複数形成される。また、支持部132の各支持空間における基部131と反対側の一端は、開口133とされている。そして、支持部132の複数の支持空間の開口133から複数の配線・配管材をそれぞれ嵌入して、複数の配線・配管材を各支持部132により並列状態で支持するようになっている。更に、隣接する支持部132間は、互いに分離自在に連接されている。即ち、隣接する支持部132間には、支持部132の先端から基端を超えて、基部131の表面からその中央手前付近まで延びるよう、スリット状の間隙134が形成されている。また、基部131において前記間隙134に対向する位置には、基部131の裏面からその中央手前付近まで延びるスリット状の切断溝135aが形成されている。これにより、基部131において前記間隙134と切断溝135との間に、基部131乃至支持部132の幅方向全体に延びる連結部135が形成されている。そして、連結部135は、間隙134及び切断溝135により、その位置で手指により切断または折り取り自在となっている。
図22は本発明の実施の形態14に係る配線・配管材支持具を示す正面図である。
図22に示すように、実施の形態14に係る配線・配管材支持具は、実施の形態13にかかる配線・配管材支持具から取付部139を省略したものである。その他の構成は実施の形態13と同様である。詳細には、実施の形態14に係る配線・配管材支持具は、取付面Sに前記基部131の一側(裏面)を固定するようになっている。即ち、前記基部131が、取付面Sに貼着して固定自在な固定部を構成する。また、前記基部131の取付面Sへの取付側である前記一側と反対側の他側(表面)に、前記一側から他側へと向かう方向、即ち、基部131の厚さ方向と略同一方向に突出するよう、前記支持部132を一体成形している。
11,91 固定部
11c,91c 貼着面
12,52,92,93,132 支持部
13,53,133 開口
15,25,35,36,45,65,85,105,125,135 連結部
15a,105a 切断箇所
17,47,57,117 係止部
71 吊下支持体
85b 補助貼着面
131 基部
139 取付部
P 吊りボルト(被取付体)
S 取付面
Claims (5)
- 天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持具であって、
取付面に直接的または間接的に固定される固定部と、一端に開口を有するよう前記固定部に一体成形され、前記開口から配線・配管材を嵌入して支持自在な支持部とより構成される配線・配管材支持体を2つ備え、
配線・配管材を並列して配設すべく、前記2つの配線・配管材支持体を、前記支持部の開口が相反する方向を向くよう連設すると共に、連設した前記配線・配管材支持体を互いに分離自在とし、
前記2つの配線・配管材支持体の支持部において、前記開口と反対側の端部に係止部を掛け渡して一体成形し、前記支持部とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記係止部に係止自在とすると共に、前記係止部により前記2つの配線・配管材支持体の支持部の前記開口と反対側の端部間を連結して補強する
ことを特徴とする配線・配管材支持具。 - 天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持装置であって、
取付面に直接的または間接的に固定される固定部と、一端に開口を有するよう前記固定部に一体成形され、前記開口から配線・配管材を嵌入して支持自在な支持部とより構成される配線・配管材支持体を2つ備え、
配線・配管材を並列して配設すべく、前記2つの配線・配管材支持体を、前記支持部の開口が相反する方向を向くよう連設すると共に、連設した前記配線・配管材支持体を互いに分離自在とし、
前記2つの配線・配管材支持体の支持部において、前記開口と反対側の端部に係止部を掛け渡して一体成形し、前記支持部とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記係止部に係止自在とすると共に、前記係止部により前記2つの配線・配管材支持体の支持部の前記開口と反対側の端部間を連結して補強し、
更に、前記係止部に紐状の吊下支持体を係止して配線・配管材を吊下支持自在とした
ことを特徴とする配線・配管材支持装置。 - 前記2つの配線・配管材支持体の固定部間を、切断または折り取り自在な連結部により連結することで、当該少なくとも2つの配線・配管材支持体を互いに分離自在に連設し、
前記連結部は、前記2つの配線・配管材支持体の固定部の対向側縁の長さ方向略中央部分に一体成形した板状とされると共に、全体を断面略V字状の板状とされていることを特徴とする請求項1または2記載の配線・配管材支持具。 - 天井面や壁面等の取付面に直接的または間接的に固定され、配線・配管材を支持する配線・配管材支持具であって、
前記取付面に直接的または間接的に固定される固定部と、一端に開口を有するよう前記固定部に一体成形され、前記開口から配線・配管材を嵌入して支持自在な支持部とより構成される配線・配管材支持体を2つ備え、
当該2つの配線・配管材支持体の各々の支持部を、前記固定部を前記取付面に固定したときに前記取付面と略直交する方向に延設すると共に、前記支持部の延設方向に沿って前記開口を同一方向を向くよう複数配置し、前記支持部の複数の開口から複数の配線・配管材をそれぞれ嵌入して、前記複数の配線・配管材を前記支持部により並列状態で支持するようにし、
前記2つの配線・配管材支持体を、各々の複数の支持部の開口が相反する方向を向くよう連設すると共に、連設した前記2つの配線・配管材支持体を互いに分離自在とし、
前記2つの配線・配管材支持体の各々の複数の支持部において、前記固定部から最も離間した位置の支持部における前記開口と反対側の端部に係止部を略掛け渡して一体成形し、前記支持部とは別個に配線・配管材を吊り下げ支持するための吊下支持体を前記係止部に係止自在とすると共に、前記係止部により前記2つの配線・配管材支持体の支持部の前記開口と反対側の端部間を連結して補強する
ことを特徴とする配線・配管材支持具。 - 前記支持部の各々の先端に鉤状の掛止部を一体形成すると共に、当該掛止部を略山形状または略V字状の板状とし、当該掛止部の先端面が配設時の配線・配管材の長さ方向に沿って傾斜する略V字状の面となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の配線・配管材支持具。
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